県「行革」の流れを、一九九五年の阪神・淡路大震災後まで遡って振り返りました。貝原俊民知事から井戸敏三知事へ変わり、「三位一体改革」「地方財政健全化法」など行財政改革が進んだかのように見えたが、その中身は、職員給与のカット、投資事業費三割削減などであり、結果的に震災借金やその後の新たな投資の借金が膨らんでいます。
その後、「県政の刷新」を声高らかに訴え当選した齋藤元彦知事ですが、選挙公約に女性副知事を掲げていたにもかかわらず、県職員OBの片山安孝さん、県土整備部長の服部洋平さんと男性を相次いで副知事に任命。両氏も井戸県政を支えてきた幹部職員。こうした人事にみられるように、齋藤知事は、井戸県政を継承しているといえます。
また、県立がんセンターの建て替え整備については、建て替え予定地の旧明石西公園は、地盤が悪く、病院を建てるのに適さないし、整備するのにコストもかかるなどの問題点が指摘されました。
学習会には明石市議の辻本達也さんと楠本美紀さん、加古川市議の立花俊治さんも参加しました。
〔北後直子=明石後援会〕