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2022年6月19日日曜日

日本共産党Meet-up:広場で談笑する若者たちも耳を傾け:六月十二日午後、「さんきたアモーレ広場」で三回目の「日本共産党Meet-up」を行いました。


六月十二日午後、「さんきたアモーレ広場」で三回目の「日本共産党Meet-up」を行いました。
民青同盟兵庫県委員会がシールアンケートで対話して聞いた街の青年の声を中心にトーク。「男女の賃金格差はあっても仕方ないのではないかという声があったけど、どう考えたらいいか」「最低賃金が低いからあげてほしい」「ケア労働の低賃金についてたくさん反応が寄せられた」「高校生なのにバイトで九時間シフトに入らされた」「理不尽な校則についての見解は」「攻められたらどうするのかという不安から核も持った方がいいという声も出された。こうした不安にどう応えるか」など多彩な声が紹介されました。
これらの声に一問一答で参院選予定候補の、こむら潤さん(選挙区・写真左)と赤田かつのりさん(比例代表・写真中央)がそれぞれ答えました。
広場に座って談笑している若者たちがトークに真剣に聞き入る姿や、街を行き交う若者も足を止め、熱心に話を聞く姿も見られました。〔上園隆〕

Meet-upの録画はInstagramで「minsei_hyogo」を検索、または下のURLから;
https://www.instagram.com/tv/Ces1kQcKNK-/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D

(兵庫民報2022年6月19日付)17:30

日本共産党宝塚市委員会は六月十一日、投票日まで一カ月を切った参議院選挙で、比例五議席獲得、兵庫選挙区でこむら潤さんをなんとしても押し上げようと、宝塚ゆめ広場で、宮本たけし衆院議員を迎えて街頭演説を行いました。


日本共産党宝塚市委員会は六月十一日、投票日まで一カ月を切った参議院選挙で、比例五議席獲得、兵庫選挙区でこむら潤さんをなんとしても押し上げようと、宝塚ゆめ広場で、宮本たけし衆院議員を迎えて街頭演説を行いました。
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宮本議員は、『しんぶん赤旗』五・六月号外を手に日本共産党の政策を紹介しました。
平和の問題では、ロシアによるウクライナ侵略に乗じて九条改憲や大軍拡をあおる自民党や維新の会を痛烈に批判。また、東南アジア諸国が、ASEANという枠組みで、地域紛争を戦争にさせず外交で解決することに尽力していることを紹介、「これこそが憲法九条の精神ではないか」と語り、日本もそうした枠組みに加わり、平和外交に力を尽くすべきだと訴えました。
暮らしと経済の問題で宮本議員は、この二十年間自民党政権がすすめてきた大企業優遇の新自由主義路線で経済が弱体化してしまったことを告発し、これを切り替え、大企業の内部留保へ時限的に課税し、中小企業支援とセットでの賃金引き上げや年金支給額の引き上げ、社会保障負担や教育費負担の引き下げで、国民が安心してお金を使えるようになれば経済は強くなると訴え、日本共産党の躍進で「やさしく強い経済」を実現しようと呼びかけました。
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こむらさんは、宝塚出身の漫画家・手塚治虫さんに触発されて美術の仕事についたことを紹介。また手塚作品には「命とは何か、平和とは何か」との問いが貫かれているとし、「今回の参院選で、党をつくって百年間、戦争に反対し、自由と民主主義のために不屈に戦いつづけてきた〝ぶれない政党・日本共産党〟を伸ばしてください」と訴えました。
こむらさんはまた、自身が三人の子どもを育てた経験を語り、「やさしく強い経済」で、いのち・暮らしを守り、ジェンダー平等を実現し、気候危機を打開して、持続可能な社会を子や孫に引き継ごうと呼びかけました。
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通りすがりの人から、宮本議員やこむらさんに「頑張って」と声援が送られる場面もありました。
〔三富稔之〕

(兵庫民報2022年6月19日付)17:00

芦屋での「パブリック・ビューイング」は、三月の一回目から六月十日で三回目となりました。〝雇用のヨーコ〟が歌う「WE ARE 共産党!」で開会。五月十四日に行われた神戸大丸前での「志位委員長街頭演説会」の内容を中心にした約一時間の映像を、いつもは買い物客が行きかうJR芦屋駅北側のオープンスペース「いこいの広場」を借り切って開催しました。


芦屋での「パブリック・ビューイング」は、三月の一回目から六月十日で三回目となりました。〝雇用のヨーコ〟が歌う「WE ARE 共産党!」で開会。五月十四日に行われた神戸大丸前での「志位委員長街頭演説会」の内容を中心にした約一時間の映像を、いつもは買い物客が行きかうJR芦屋駅北側のオープンスペース「いこいの広場」を借り切って開催しました。
「一体なにやっとん」と足を止める通りがかりの方に、「今度の参議院選挙の参考に是非、観ていってください」と声をかけ会場のベンチへ誘います。
会場には、志位委員長の熱弁映像に拍手をしてくださる方や、大門議員の国会質問をみて「ラジオで聞いたことあるけど、見たのははじめて」という高校生。
会場には入らなかったものの通りがけ、「戦争が近づいてきていると感じる。選挙に行ったことなかったけど、今度は行くで」「もう共産党に任さんとあかんな」と言っていく方もありました。
用意したパンフレットなどの百五十セットもほぼ撒ききることができました。
今度の参院選躍進に向けた「逆流の中の変化」を確信にするとともに、今後も「目と耳」に訴える芦屋での「パブリック・ビューイング」を定着させていこうと思います。
〔森田理(芦屋市)〕

(兵庫民報2022年6月19日付)16:30

日本共産党 こむら潤 第一声:6月22日(水)9時30分:JR元町駅東口


日本共産党 こむら潤 第一声
6月22日(水)9時30分
JR元町駅東口

(兵庫民報2022年6月19日付)16:00

加古川市議選で日本共産党:立花さん・橋本さん当選


加古川市議選(定数三十一・立候補三十五人)は六月十二日、投開票が行われ、日本共産党の立花俊治さん(73)=現=、橋本和彦さん(68)=新=の二氏とも当選し、複数議席となりました。
日本共産党の得票合計は四千三百二十七票(前回は三人立候補で七千九百四十九票)/得票率四・六〇%(同八・一二%)。投票率は四四・七六%(同四五・九三%)昨年の衆院選比例(五千三百八十四票/得票率四・九〇%)からは一千五十七票/〇・三ポイント減でした。

(兵庫民報2022年6月19日付)15:30

兵庫県議会6月議会終わる:ねりき恵子議員が一般質問:補聴器購入補助、病院統廃合、高校統廃合、平和と核兵器廃絶、子ども医療費助成、JR武田尾駅のバリアフリー化、武庫川水系河川整備計画


兵庫県議会で六月七日、ねりき恵子議員が一般質問に立ちました。

補聴器購入補助

都道府県レベルでは初となる高齢者補聴器購入補助事業について、ねりき議員は、「多くの方から喜ばれているが、募集枠や補助額が不十分。補助額や募集人員の引上げとともに、恒久的な制度とすること」を求めました。
県当局は、モデル事業としては、適正な人員や補助額であること、恒久制度にするには、全国的な課題であることなどから国に求めていくなどと答えました。

病院統廃合

ねりき議員は、総務省が三月二十九日に発表した「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」では、コロナ禍をふまえ公立病院の役割が改めて認識され、これまですすめてきた病院統合・再編ありきではなく、病院を残して支援する方向に軸足を移していると指摘。兵庫県が、これまで全国一位の病院統合・再編すすめてきていることを批判したねりき議員は、「病院の統廃合、病床削減ありきの姿勢を改め、病院を存続させ、連携強化、機能強化を抜本的に支援するべきです」と述べ、六月二日に発表された三田市民病院と済生会兵庫県病院の統合計画等を見直すことを求めました。
答弁にたった齋藤元彦知事は、ガイドラインが病院間の連携や機能強化を求めていることは認めつつ「現在、計画・検討が進められている病院の再編については、必要と合意されている」として、病院統廃合の撤回を求める姿勢は示しませんでした。

高校統廃合

ねりき議員は、県教委が「県立高等学校教育改革第三次実施計画」で公表している公立高校二十八校を十三校に統合する計画について、生徒数の減少で学級数が減少し、望ましい規模を満たしていないなどを統廃合の理由にあげていることを批判。「統廃合ありきの「計画」は撤回し、知事の公約に従って、教職員を増やし、少人数学級の実現を」と強く求めました。
答弁に立った県教委は、「統合は、望ましい規模を確保し多様な活力ある教育活動を安定的に維持するために行うもの」とし、「計画」の撤回には応じませんでした。少人数学級についても、「国に求める」に留まりました。

平和と核兵器廃絶

ロシアのウクライナ侵略に対してねりき議員は「「ロシアはウクライナから撤退せよ」「国連憲章を守れ」の一点で世界がロシアを包囲し、戦争を終わらせること」を議場から呼びかけました。さらに、県議会が二〇一七年に「世界の恒久平和と核兵器廃絶を希求する兵庫県宣言」を全会一致で決議したことを強調。「国連憲章の立場で憲法九条を生かすことを国へ強く求めること。日本政府は核兵器禁止条約に参加せよと述べるべきです」と齋藤元彦知事に迫りました。
知事は「県民の総意として宣言の趣旨を重く受け止め、平和で安心な兵庫県を受け継いでいくため努力を重ねたい」と答えました。
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ねりき議員は、子ども医療費助成について、所得制限をなくし、十八歳まで完全無償化を行うこと、地元課題としてJR武田尾駅のエレベーター設置などバリアフリー化とトイレ改修、武庫川水系河川整備計画のスピードアップと大堀川改修工事の一日も早い完了等を求めました。
〔門屋史明〕

(兵庫民報2022年6月19日付)15:00

兵庫県議会6月議会終わる:きだ結議員が議案反対討論:住基ネット活用条例改定案→個人情報流出の怒れも広がる:東播磨北校区公示請負議案にも反対


六月議会最終日の九日、日本共産党のきだ議員は、十一議案中二議案に対して反対討論を行いました。
住民基本台帳ネットワークの活用について定められた条例の改定案に対して、きだ議員は「県営住宅の家賃の滞納徴収を行う際に住基ネットの活用を拡大、個人情報の流出などの恐れも広がる」などと述べ反対しました。
また、兵庫県の新たな高速道路ネットワークである八基幹連携軸に位置づけられる東播磨道北工区の工事請負契約議案にも反対しました。
採択の結果、物価高騰対策一時金などコロナ・物価高騰等の影響に対する経済対策補正議案等すべての議案が可決されました。
〔門屋史明〕

(兵庫民報2022年6月19日付)14:30

兵庫県議会6月議会終わる:日本共産党議員団提案の学校給食無償化、鉄道路線存続の意見書など採択


六月議会最終日の九日、日本共産党の庄本えつこ議員は、三本の請願に対し、採択を求めて討論を行いました。
但馬地域の特別支援学校生徒の保護者らから提出された「特別支援学校統合計画を見直し、教育の充実を求める件」について、庄本議員は、「県立豊岡聴覚特別支援学校と県立出石特別支援学校の統合については、いったん延期された。県は四月に「統合後の新しい学校像検討会議」を教育委員会に設置し、保護者代表も加えるとしているが、話し合いを十分に行ってほしい。保護者は、但馬、丹波地域の聴覚障害児の発達と自立支援に関わってきた豊岡聴覚特別支援学校の役割をさらに発展させることを願っている。通学区や寄宿舎の存続、高等部設置による早期から青年期まで一貫した専門性の高い聴覚障害教育の充実を求める」などとして請願の採択を求めました。
また庄本議員は、「日本政府に核兵器禁止条約への署名、批准を求める意見書提出」「後期高齢者医療費窓口負担二割の撤回を求める意見書提出の件」についても、それぞれ採択を求めました。
本会議での採択の結果、「特別支援学校統合計画を見直し、教育の充実を求める」は、全会一致で議決されましたが、他二本は、反対多数で不採択となりました。
また本会議では、日本共産党が提案した学校給食の無償化を求める意見書、鉄道路線の維持・存続及び利便性向上に向けた国の積極的関与を求める意見書など、八本の意見書が全会一致で採択されました。
〔門屋史明〕

(兵庫民報2022年6月19日付)14:00

「被爆の実相」に向き合っての二十年:ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記(番外編):六月十一日、「ノーモアヒバクシャ近畿訴訟支援のつどい」が大阪で開かれました。全国で「原爆症認定集団訴訟」が始まったのが二〇〇三年。以来あしかけ二十年の運動を集約し、これからにつなぐ集会です。

副島圀義

六月十一日、「ノーモアヒバクシャ近畿訴訟支援のつどい」が大阪で開かれました。全国で「原爆症認定集団訴訟」が始まったのが二〇〇三年。以来あしかけ二十年の運動を集約し、これからにつなぐ集会です。
DVDで「集団訴訟の記録~にんげんをかえせ~」を観た後、物故者を偲んで黙禱。

奈良大学の高橋博子さんは記念講演で、アメリカの核兵器開発史をたどりました。アメリカ政府・軍が「核兵器・放射能がいかに非人道的な結果を招くか」を十分に知りながら、外に向かっては徹底的に隠蔽・過小評価してきたことを、アメリカ公文書館の公的資料の裏付けで証言。そして日本政府も原爆投下直後の一回だけアメリカに抗議した以後は、一貫してアメリカに追随して核被害の過小評価で被爆者を苦しめてきたことを批判しました。
国側が内部被ばくや低線量被ばくの影響をあくまで認めようとしないのは、この米日両政府の核政策によるものだ、との指弾は、広島での集団訴訟で意見書も提出した高橋さんならではのものでしょう。

愛須勝也弁護士が集団訴訟、ノーモアヒバクシャ訴訟の歩みと課題を話しました。個別裁判で原爆症認定の司法判断が確定してもそれを無視する審査方針(基準)を改めようとしない国に向かうには「全国で多くの被爆者がいっせいに申請し、それが却下されたら一斉に提訴するしかない」……。
こうして取り組まれた集団申請・集団訴訟も、そのスタートにあたっては弁護団や支援団体のたいへんな苦労がありました。愛須さんのお話とともに、弁護団幹事長の尾藤廣喜さん、支援ネットの梶本修史さんのお話では、筆者が初めて聴くこともありました。今は亡き肥田舜太郎先生が「国を相手に裁判するとはたいへんなことだ。最後までたたかいぬく決意があるのか」と言われたことに「最後までたたかいぬきます」と約束し、まさにここまでたたかいぬいてきた弁護団、支援ネットのみなさんに、あらためて感謝したいと思います。

福島原発事故から十一年。そして今はロシアによる核兵器使用の危機。「核兵器・放射能がいかなる非人道的な結果を招くか」をぜったいにあいまいにさせないことは、被爆者だけの課題ではない。核あるかぎり、ヒバクシャはなくならない。このたたかいは、人類すべてのためのたたかいだ。「戦争放棄」の原点に立たねばならない。
藤原精吾弁護団長が、このように集会を締めくくりました。

(兵庫民報2022年6月19日付)13:30


兵庫県平和委員会定期総会:憲法「生かせ」をどう訴えていくか:兵庫県平和委員会は六月十一日、二〇二二年度定期総会を開催し、参院選勝利をはじめ今後一年間の活動方針を決めました。


兵庫県平和委員会は六月十一日、二〇二二年度定期総会を開催し、参院選勝利をはじめ今後一年間の活動方針を決めました。
第一部の記念講演「岐路に立つ内外情勢と平和委員会の役割」では、日本平和委員会代表理事の石川康宏神戸女学院大学名誉教授が、ロシア・プーチン政権によるウクライナ侵略に対して〝国連憲章守れ〟の国際世論で包囲することを強調。岸田政権の危険性を指摘するとともに、世論調査では「憲法九条は変えない方が良い」が五九%(五月三日朝日新聞)を占めて、憲法擁護の国民意識は昨年と比べても高い割合を維持しており、ここに依拠した平和委員会の活動の大切さを強調しました。憲法を「守れ」だけでは若い人たちには「今の問題だらけの社会を守れ」と聞こえる、憲法を「生かせ」をどのように訴えていくかが大事だと指摘しました。
第二部では、西澤愼代表理事の挨拶、田中信一事務局長の報告・提案を受けて、今年一月に正式発足した須磨平和委員会をはじめ県内七つの地域平和委員会から積極的な発言が続きました。
議案を承認し、西澤愼、梶本修史両代表理事、田中信一事務局長(いずれも再任)ら新役員を選出。特別決議「参議院選挙で改憲・軍拡路線を進む岸田政権とその補完勢力に厳しい審判を下し、平和憲法を生かした日本社会の実現に全力を尽くそう!」を採択し、新役員を代表して桐藤直人常任理事(新)が挨拶に立ち閉会しました。〔平野貞雄=兵庫県平和委員会常任理事・事務局次長〕

(兵庫民報2022年6月19日付)13:00

東灘・灘・中央地区委員会と後援会:やりきって党創立百周年を参院選勝利とともに祝おう:日本共産党東灘・灘・中央地区委員会と後援会は六月十二日、灘区王子動物園ホールで合同決起集会を開催しました。


日本共産党東灘・灘・中央地区委員会と後援会は六月十二日、灘区王子動物園ホールで合同決起集会を開催しました。
こむら潤参議院兵庫選挙区予定候補、赤田かつのり参議院比例代表予定候補が決意表明。
台の後ろに立つと頭しか見えないと、台の前に立ち生き生き、伸び伸びと一人一人に語りかけました。
こむら予定候補は「私も八百屋の娘なんです」と十一日の水道筋商店街の練り歩きでの経験を交えながら、やさしく強い経済へ政治を変えようと訴え、ジェンダー平等の社会、八時間働けば普通に暮らせる社会の実現に頑張る決意を表明しました。
赤田参議院比例代表予定候補は、日本共産党の躍進と大門みきし比例代表予定候補をはじめ五人のベストチームの勝利、兵庫からこむら潤予定候補を国会に送るために全力で頑張る決意を表明。声を上げれば政治は変えられると呼びかけました。
大門みしき比例代表予定候補のプロモーションビデオの紹介後、単位後援会からの発言では、宣伝、対話にがんばっているが特に学生向けの宣伝活動に力を入れていることや、一月から参議院選挙をにらんで地域の訪問を開始した経験、王子公園再整備の問題を支部として取り組み、味口としゆき市議、動物公園を守る会のみなさんと一緒に全戸訪問に取り組んでいる経験などが報告されました。
参議院選挙で日本共産党の躍進とこむら潤予定候補の勝利にがんばる決意がそれぞれ語られました。味口市議は、十一日にこむら潤予定候補と水道筋商店街を練り歩き、党への風をふかし始めた、と貴重な経験を語り、勝利への一歩を踏み出していると報告。
竹田雅洋地区委員長から行動提起があり、今日の決起集会を跳躍台にやるべきことをやり切って党創立百周年を参院選勝利と共に祝おうと呼びかけました。
会場からは「こむらさんは素晴らしい候補者ですね。必ず国会へ送るために私もがんばりたい」と感想が寄せられました。
〔近藤秀子〕

(兵庫民報2022年6月19日付)12:30

次世代ミントの会(日本共産党新婦人内後援会)主催で、オンラインつどい「こむら☆トーク~私たちの願いを国会へ!」を六月十一日に開催しました。夜八時開会で、仕事終わりに、家族と一緒に、海外から――など三~四十代中心に三十三人が参加しました。


次世代ミントの会(日本共産党新婦人内後援会)主催で、オンラインつどい「こむら☆トーク~私たちの願いを国会へ!」を六月十一日に開催しました。夜八時開会で、仕事終わりに、家族と一緒に、海外から――など三~四十代中心に三十三人が参加しました。
こむら潤参議院兵庫選挙区予定候補の「憲法をなんとしても守り、核兵器禁止条約にサインする政府にしよう!」「男女賃金格差解消、学費無償に、お金の心配なく暮らせる世の中に」「芸術・文化を守ろう!」との力強い決意表明にみんなが拍手。
質問タイムでは「保育士は給料安いし大変。若い人が続けられる環境づくりを」「天皇制をどう思いますか?」「朝鮮学校補助金カットは、民族差別が根底にあるのでは」「海外にいて日本との違い実感。ジェンダー平等、多様性が尊重される社会に」など様々な質問に、こむらさんが自身のエピソードを交えながら、共産党の政策やめざす社会について応答。参加者全員で充実した時間となりました。
最後に主催者から「改憲をなんとしても止め、暮らしを守っていきたい。共産党の議席が増えてこそ、自公政治、維新の横暴を止め、根本から変えていく力になる。選挙紙芝居、街頭宣伝、SNSで広げよう。私たち自身が一歩前へ、前進していくことが今の世の中を変えていくことにつながります!」と呼びかけ、同世代のこむらさんを何としても国会に送ろう!とみんなで決意し合いました。
参加者からは「実態に基づき、説得力あるお話で聞き入った。つどいに友だちを誘います!」「ホントに女性議員が少ないので、是非国会に行って、私たちの身近な声を届けて欲しい!」「軍事費倍増ダメ!選挙頑張らないと‼」と熱い感想がよせられました。
〔荻野潤子=日本共産党新婦人内後援会〕

(兵庫民報2022年6月19日付)12:00

「日本共産党の躍進に期待する兵庫県弁護士の会」はこのほど、目前に迫った参議院選挙において「日本共産党の躍進を訴えます」との県内弁護士あてのアピールを二十二名の賛同者を得て発表しました。

赤田さん、こむらさんとともに訴える「弁護士の会」のみなさん(13日、JR元町駅東口)


国民の命と生活を守り、憲法改悪を許さない!
政治の転換を! 日本共産党の躍進を訴えます

二〇二二年六月 日本共産党の躍進に期待する兵庫県弁護士の会

迫る参院選(六月二十二日公示予定)は、岸田自公政権に厳しい審判を下すだけでなく、日本維新の会などによる翼賛体制づくりを許さず、市民と野党の共闘の灯を消さず、政権交代につながる道筋をつくるたたかいです。
岸田政権は、ウクライナ危機に乗じて「敵基地攻撃能力」の保有を目指し、これが安保法制とセットになれば、日本が直接武力攻撃を受けていなくとも、同盟国への「攻撃の着手」をもって敵基地だけでなく相手国の中枢を攻撃することが可能となり、これは憲法九条だけでなく国際法にも違反する先制攻撃そのものです。
また、歴代政権の新自由主義の政治は、「もろい経済」の土台で、格差と貧困を広げ、賃金が上がらない、成長できない国にしました。「やさしく強い経済」こそ持続的成長と強い経済をつくるものであり、消費税減税、最低賃金の大幅引き上げが必要です。物価高騰のもとでの年金引き下げや高齢者医療費引き上げなどは断固阻止しなければなりません。
先の総選挙では一本化した五十九小選挙区で勝利しました。今回の参院選に向けては、日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の泉健太代表が党首会談で一人区での候補者調整の協議開始で合意(三月十八日)し、市民連合の安保法制廃止を含む政策要望書を受け取り、実現に力を尽くすと約束(五月九日)しました。
市民と野党の共闘の始まりは二〇一五年の安保法制反対のたたかいでした。参院選で市民と野党の共闘をさらに前に進め、そのためにも日本共産党の躍進に力をお貸しいただきたく、強く訴えるものです。
*
アピール賛同者弁護士/相原健吾、今西雄介、大田悠記、小牧英夫、佐伯雄三、坂本知可、園田洋輔、高橋敬、田崎俊彦、西田雅年、白子雅人、羽柴修、藤原精吾、松山秀樹、吉井正明、吉田竜一、吉田維一。外匿名五名。合計二十二名。

(兵庫民報2022年6月19日付)11:30

兵庫県憲法共同センターは六月八日、参議院選挙に対する声明を発表しました。

戦争する態勢づくりの先に平和は待っていない
「 子どもたちに安心して手渡すことのできる政治とは?」を大いに語り合おう

二〇二二年六月八日 兵庫県憲法共同センター

(一) 二〇二二年参議院選挙の公示まで二週間、投開票日まで一カ月となりました。今回の選挙は、ロシアによるウクライナ侵略に世界中が心を痛める中で行われます。戦争と平和をめぐって世界と日本にどのような進路が求められるのか、わたしたちの生命・安全・生活を守るにはどうすればいいのかが問われる選挙になっています。

(二)戦争放棄・戦力放棄の憲法九条をもつ日本なのに、あろうことか自公政権とそれに同調する政治勢力(維新・国民民主)からはロシアの蛮行を助長するような主張が声高に叫ばれています。敵基地攻撃能力を持て、そのため軍事予算は倍加せよ、さらには米軍と核兵器を共有せよ、そのために憲法九条を改定せよなど、つまりは日本を海外で戦争できる国にせよというものです。しかし、軍事力に頼ることは相手国民にも自らの国民にも取り返しの付かない犠牲を生むことはいまのロシア軍事侵攻を見ても明らかです。

(三)大事なことは軍事力・核兵器での脅し合いに日本が参加することではなく、戦争を未然に防止するためあらゆる外交努力をすることです。そのため私たちは参院選で以下のことを求めます。

•「国連憲章まもれ」の国際世論でロシア・プーチン政権を包囲する、その先頭に立って日本外交を展開せよ。

•唯一の戦争被爆国として核兵器禁止条約に日本が参加し、世界の核兵器廃絶の流れを太く確かなものとせよ。

•大軍拡は、戦争への道であり福祉・医療・教育削減そして大増税の道。政府の新型コロナへの無為無策で痛めつけられた健康・生活・営業・福祉・教育に手厚い保障を。

(四)自民党は参院選で九条改憲(自衛隊明記)を争点にし、選挙後の三年間で改憲の国民投票に持ち込むことを公言しています。しかし二〇一五年の安保法制によって自衛隊は、日本への武力攻撃がなくても米軍とともに世界で戦争できる、先制攻撃できる組織となっています。それを憲法九条に書き込むことは「国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄」したはずの「武力による威嚇又は武力の行使(しかも先制行使)」を認めることを意味します。九条は死文化し、日本国憲法は平和憲法でなくなってしまいます。私たちはそんな未来を子どもたちに渡したくはありません。

(五)「日本はもっと軍事力を増やさないと」と思っていた青年が、あるつどいの中で学び語り合う中で「なるほどそんな考えもあるのか」との感想をもったと聞きました。参院選挙において「戦争と平和そして日本国憲法」を大いに語り対話し「なるほど」の声をいっぱい積み重ねていきましょう。 

(兵庫民報2022年6月19日付)11:40



日本共産党兵庫県文化後援会は六月十二日、参議院選挙に向け、小雨降る中、JR芦屋駅前でスタンディング宣伝を行いました。


日本共産党兵庫県文化後援会は六月十二日、参議院選挙に向け、小雨降る中、JR芦屋駅前でスタンディング宣伝を行いました。
民主文学会阪神支部の槇村哲郎さんと多喜二・百合子の会の下田大助さんがマイクを持ち、次のように訴えました――
私たちは日頃から、絵を描いたり、写真を撮ったり、合唱をしたり文学に親しんだり、詩や川柳、俳句などを作ったりするもので、日本共産党を応援しています。それは、日本共産党がどの政党よりも豊かな文化政策を持っているからです。
今度の選挙は比例代表で政党名を、選挙区では候補者名を書いていただく選挙です。兵庫選挙区で私たちは、絵を描き、バリ舞踊家として芸術家でもある「こむら潤」日本共産党兵庫県国政委員長を全力で応援しています。今度の選挙は、日本の平和がこのまま保てるかが問われる選挙です。
戦後、日本は「非核三原則」を国是として平和を守ってきました。また、神戸港は非核「神戸方式」を徹底して取り組んできた港です。今、ロシアのウクライナ侵略に乗じて、これらをとっぱらえという人たちがいますが、こういう人たちを国会議員として増やしてはなりません。「一刻も早く戦争を終わらせよう」と呼びかけ、国会で力を合わせ、しっかり九条を守る国会議員を増やしましょう。
岸田首相は予算をどうするか全く言わず、米バイデン大統領と約束し、軍事費を二倍にする法案を提出しました。暮らしを応援する予算や文化予算はすぐ減らされます。戦争は文化を滅ぼします。豊かな文化政策を持ち、一貫して戦争反対を訴え続けてきた日本共産党をどうか大きくしてください――
平和美術協会西澤愼会長揮毫の横断幕「憲法を護り 平和で豊かな文化と生活を!」に多くの目が集まりました。ひまわりの花や飾りも小雨の中、明るい雰囲気を作ってくれました。
〔蓮山文子=同後援会〕

(兵庫民報2022年6月19日付)11:00

芦屋「九条の会」17周年のつどい:〝戦争の反省に立ち返り崇高な理想を語ることが現実的〟――藤原辰史さんが講演


木野下章(芦屋市)

芦屋「九条の会」十七周年記念のつどいが六月十一日に開かれ参加しました。
「ウクライナ侵攻と日本の立場――日本国憲法前文の使用法――」と題した藤原辰史さん(京都大学人文科学研究所准教授)の講演への期待で会場からあふれんばかりの参加者。ウクライナはなぜこんなことにという思いが会場の熱気を生んだようです。
藤原さんは冒頭、ナチズムの研究をしている、征服される側の人間に興味がある、歴史的事実に寄り添いながら探究を進めていきたいと切り出しました。また、芦屋「九条の会」結成記念集会で講演され、先ごろ亡くなられた早乙女勝元さんとは何度も話をしたことがあり、東京大空襲を体験された早乙女さんの遺志を胸に秘めて、その思いに何とかたどり着きたいと考えている人間であると自己紹介されました。私は藤原さんの平和への思いの強さを感じました。
講演で藤原さんは、ウクライナがヒットラーとスターリンに二重に蹂躙されてきた地域であり、ソ連の食糧徴発が引き起こした大飢饉「ホモドモール」にみまわれるなど、穀倉地帯であるがゆえにその土地欲しさに大国に翻弄されてきた地域であると歴史を話されました。またウクライナは低賃金状態で性奴隷マーケットの供給源にもなっていると指摘されており、貧しい人たちが今回の戦争でさらに貧困や暴力、差別にさらされていく、その一方で軍需産業もさかんであるなど複雑な国の社会状況があると語られました。
最後に藤原さんは日本国憲法前文に言及。戦争は金輪際やめてくれという思いを込めた「崇高な理想」であり、どちらにも与しない中立的な立場のASEAN諸国も例にとりながら、日本がやるべきはあの戦争の反省に立ち戻ることだと述べ、理想を語ることがすごく現実的だと締めくくられました。

(兵庫民報2022年6月19日付)10:30

第66回兵庫県母親大会:〝ケアの論理から政治を考え直す〟――岡野八代さんが講演

中村治子(兵庫県母親大会連絡会)

第六十六回兵庫県母親大会を六月四日、伊丹市で開催しました。
今年は準備も大変でしたが、久しぶりの分科会開催に、みな、張り切っていました。
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分科会は、東リいたみホールだけでなく、アイホニックホール、ことば蔵に分かれて開きました。
若い人に参加してほしい、はじめての参加者に来てほしいとの思いもあり、今まで取り上げていない、「気候危機を知ろう」「安全で安心な食料は日本の台地から」「くらしの中のデジタル化を考える」という分科会を持ちました。
「暮らしの中から憲法を考える」「スマホ、ネットと子どもの成長・発達」の分科会とともに、今すぐ運動として取り組んでいかなければならないこと、行政の取り組みが変わらないと危機が現実のものとなること、今起きていることの背景を知るほど恐ろしくなることなどが共通していました。「知って満足」ではなく、一人一人がどう運動とかかわっていくかを考えさせられた分科会でした。
見学分科会は四つ。荒牧バラ園、有岡城址と伊丹郷、昆陽池と昆虫館、二つの自衛隊基地のそれぞれを講師の説明を聞きながら散策しました。
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午後からは全体会。オープニングは、伊丹在住の稲岡大介さんのハンマーダルシマー演奏。初めて聞いた方が多く、ピアノの原型と言われる珍しい楽器でした。澄んだ響きは多くの人に安らぎを覚えさせました。
運動交流は、伊丹と尼崎から「子どもの医療費無料化」の取り組み、神戸から「王子公園を守って!」の運動が報告されました。
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記念講演は、同志社大学大学院教授の岡野八代さんです。「ジェンダー平等社会をめざして――ケアから未来の民主主義を展望する――」のテーマで、「コロナ禍のなか世界では……」から講演は始まりました。
コロナ禍での休園、休校が「経済を機能させるためには、ケアは重要である」という新しい視点を与えました。ジェンダーとは「個々人に強い力で強制される政治的性差である」と述べる岡野さんは現在の女性の抱える問題がコロナ禍で明らかになったことを受け、「女で(男で)あればこうあるべき」という制約を政治が決定しているが、あたかも「自然/当然」のように見せるのがジェンダー規範だと訴えます。――ケアを中心とする民主主義への転換に最も必要なものは市民の時間です。総労働時間が限界まで長くなっている現在で、無償労働女性に偏るという傾向が極端に強い日本です。ケアの対極にあるのは安全保障です。「不安を除くために、暴力の恐怖によって暴力の可能性を根こそぎにする」という不可能を国民に押し付けているのです――と語りました。
参加者からは、「選挙が本当に大切ですね」「ケアの論理から政治を考え直すという主張は、とても新鮮に感じました」「誰がケアする?という視点で社会を見たことがなかったので、ハッとさせられました」などの感想が出されました。
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大会アピールと「ロシアのウクライナ侵攻と日本の軍拡に反対する」特別決議を採択して終わりました。参加者は五百三十五名。
終了後、阪急伊丹駅前で、八十名ほどの参加で、プラカードや横断幕、のぼり旗を手に手にスタンディングをし、県母親大会をしたことや平和への願いをリレートークして、第六十六回兵庫県母親大会を締めくくりました。

(兵庫民報2022年6月19日付)10:00

兵庫山河の会 〈六月〉

九条を活かして平和を作り出す日本の憲法世界の財産
 岸本 守

手術台に気を取り直し深く掛けあとは野となれ山にもなれと
 山下直子

紫陽花の緑濃き葉が青空に映えてぐんぐん繁りゆきたり
 鵜尾和代

戦いはいつも前線立たされる若者たちの未来奪うドラキュラ
 西澤 愼

吾を守りて八十五年父母のおもひのこもる羽子板飾り
 石井敏子

にわか雨傘のない子が走り出す傘のある子が追いかけてゆく
 山下正弘

ウクライナ国旗のバッチふたつつけつゆ空の街にビラ配布せり
 山下 勇

六月の恋人なりきジャカランダそよぐ葉の先紫の花
 古谷さだよ

季節の供花たえることなき地蔵さま団地の子らを守りてながし
 古賀悦子

押し入れに母の遺した夏帽子空豆摘みに畑に急ぐ
 塩谷凉子

粗ではなし野は計りかね卑なきこと君が泉と傍にありき
 山下洋美

希望とは遠くに見えるともしびか海は荒れても行く手を照らす
 大中 肇

(兵庫民報2022年6月19日付)9:30


観感楽学


いよいよ始まる――六月二十一日~二十三日、オーストリア・ウイーンで核兵器禁止条約締約国会議だ。前日にはオーストリア政府主催で「核兵器の非人道性に関する国際会議」も行われる▼禁止条約に至るまでに「核兵器の非人道性」を問う共同声明が十六カ国で発表された。「人道的アプローチ」と呼ばれ、当然、被爆国日本も最初の呼びかけに誘われたが拒否▼その後、三十四カ国、八十カ国、百二十五カ国と広がる四回目の声明で日本政府はようやく賛同した。「声明」運動に並行して二〇一三年三月にノルウェー政府に始まりメキシコ政府、オーストリア政府が主催して国際会議が重ねられ禁止条約の誕生を後押しした▼今回の国際会議に岸田首相は出席の意向だ。しかし翌日からの締約国会議には出席しない。ドイツなど未調印国約二十カ国がオブザーバー参加するというのに▼他方、直後にドイツで行われる主要七カ国(G7)サミット、スペイン・マドリードでのNATO(北大西洋条約機構)首脳会議には出席するようだ▼核戦争も危惧される時に、禁止条約に背を向けてロシアと戦争中の軍事ブロック・大国主導の集まりに肩入れするのは、NATOの戦いに日本も参戦することになるのでないか。これで、日本の安全を守ると言えるのだろうか。(K)

(兵庫民報2022年6月19日付)9:00