2022年4月20日水曜日

兵庫労連が「最賃デモ」:コロナ禍だからこそ最低賃金大幅引き上げを

日本は、この二十年以上賃金が上がっていません。非正規雇用が拡大し、最低賃金の全国平均九百三十円近傍で働く人の割合は十年前に比べて二倍になり、一四・二%(二〇二〇年)に上っています。このような雇用構造に、コロナ禍が追い打ちを掛けています。
兵庫労連は、「全国一律最低賃金アクションプラン2024」に基づき最低賃金法を改正し全国一律制の実現、最低賃金を千五百円に引き上げることを要求し、コロナ禍だからこそ最低賃金の大幅な引き上げが必要だと「4・15最賃デモ」を行いました。
出発前に行った花時計前でのミニ集会では、三名の組合員が発言しました。郵便局で働く人からは、三月十八日に実施したストライキで会社側に賃金引き上げを迫りましたが、会社側は病気休暇制度の改悪や、黒字経営なのに賃上げ回答を示さなかったことを報告し、時給で働くものは最低賃金の引き上げでしか賃金が上がらない、最低賃金の大幅引き上げ実現に頑張りたいと決意を語りました。
保育の現場で働く女性からは、コロナ禍の中で、子どもや利用者に感染させないように気を付けながら仕事をしている。いわゆるエッセンシャルワーカーとして社会を支えている人たちの多くは最低賃金で働いている。保育や介護の現場で働くものも、多くが最低賃金付近の時給しか払われていない。自分たちの生活もコロナ禍のなかで苦しくなっている。子どもや高齢者、利用者のいのちと健康を預かる大切な仕事なのに十分な賃金が得られない環境を変えていくことが必要ですと訴えました。
最後に、建交労県本部の小島委員長からは、春闘で時給千五百円を要求し、実現できたことが報告され、最賃千五百円の要求を掲げることが大切だと話されました。
デモ行進は、「全国一律最賃制度実現」「最低賃金を千五百円に引き上げよう」とコールしながら市民にアピールし、三宮センター街では、コロナ感染防止に配慮しコールではなくハンドマイクで最低賃金引き上げの必要性を訴えました。
通行している人から、「時給千五百円を実現して!」との声が上がるなど、大幅な最低賃金の引き上げが望まれていることが実感できました。
兵庫労連では、兵庫県の最低賃金「九百二十八円」の大幅な引き上げを求めて「最賃署名」に取り組んでいますので、多くの方に署名へのご協力をお願いします。〔岡崎史典=兵庫労連事務局次長〕

(兵庫民報2022年4月24日付)10:30