日本共産党淡路地区委員会は二月五日、新型コロナ感染拡大のもとオンライン演説会を開催。多くの方がYouTubeで視聴しました。
吉田よし子南あわじ市議の司会で始まり、九期三十四年務めた片岡ただし洲本市議が勇退の挨拶をしました。
*
近藤あきふみ洲本市議から、二期八年、年四回の市議会で質問し、市民要求を届け、「洲本民報」で議会報告を行ったことや、市政を市民の立場でチェックしたこと、市民の困りごとに親身に応え、中学校卒業までの医療費無料化を実現し、農業振興策に取り組んだことを紹介しました。ふるさと納税を財源に子育て支援に取り組むなど、市議選に向けての六つの重点公約について語り、市議選勝利へ頑張りたいと決意を述べました。
まもり和生洲本市議は、オミクロン株の急激な拡大の中で、エッセンシャルワーカーの支援を急ぐことや、高齢者の重症化を防ぐ対策を強化していく必要性を述べ、コロナ対策では県民局長へ五回要請を行い、市長へワクチンの前倒し接種や無料での検査実施を求めたことなどを語りました。市政アンケートに取り組み三百名近い回答が寄せられ、カラオケ店主がアルバイトをしなければやっていけない切実な実態を紹介し、安心して住み続けられる洲本市にむけ、市議選への支援を呼びかけました。
*
こむら潤参院兵庫選挙区予定候補は、最初に総選挙でのお礼を述べ、願い実現にむけ参議院選挙への支援を訴えました。自身が子育てと仕事を両立してきたことや、非正規雇用を体験し、格差が生まれる原因は努力が足りないからではなく、大企業や富裕層が大もうけをする新自由主義に問題があると述べました。また、ジェンダー平等社会や性犯罪を許さない社会実現に頑張りぬくとともに、三人の子どもを持つ親として、憲法九条を守りたいと述べ、政権交代の確かな道を切り開くために、参院選で頑張る決意を語りました。
大門みきし参院議員は、経済問題の第一人者として二十二年間働いてきたと自己紹介を行い、オミクロン株に対しどう国民の命とくらし、営業を守るかという点で、提案し、実現したこととして、ワクチンの三回目接種を急いで実施することや、検査キットを医療機関に早く届けること、地方創生臨時交付金をつくるべきだと一番始めに提案したことなどを紹介しました。中国とどう向き合うかについて、党が人権問題で一番厳しく批判したことや、敵基地攻撃能力は明確な憲法違反であること、平和外交こそ東アジアで必要であることを強調しました。竹中平蔵氏が中心になって派遣や非正規の労働者を増やして低賃金の固定化をしたこと、社会保障費を削ったことや、株価をつり上げ大企業や株主に利益をもたらしたこと、その結果成長ができず、賃金が上がらない社会をつくってきたと述べました。そうしたなかでも党が繰り返し提案した結果、株取引に税金を一〇%から二〇%へと引き上げさせたことを紹介。
参院選で勝利し、政権交代への足がかりをつくるために、奮闘する決意を述べ、洲本市議選への支援を呼びかけました。
〔岡田のりお=淡路市議〕
洲本市議選2月27日告示・3月6日投票
洲本市議選は二月二十七日告示・三月六日投票でおこなわれます。定数は十八。日本共産党からはともに現職二期の近藤あきふみ(一九五二年生まれ)、まもり和生(五一年生まれ)の二氏が立候補を予定。「六つの重点公約」①保育料無料化・待機児童解消、教育費の負担軽減で子育て支援②介護保険・国保税の負担軽減でくらし応援③担い手を確保し、農業・漁業振興に思い切った支援④中小企業や自営業者の仕事を応援する制度の拡充⑤地域のくらしと守る防災・減災対策の実施⑥憲法を否定する「敵基地攻撃能力の保持」に反対。憲法を生かし平和とくらしを守ろう―を掲げ、「提案力と実行力で市政を動かす日本共産党の二議席を」と訴えています。
(兵庫民報2022年2月13日付)14:30