2022年2月13日日曜日

提案力と実行力で洲本市政動かす2議席を:日本共産党淡路地区委員会が演説会


日本共産党淡路地区委員会は二月五日、新型コロナ感染拡大のもとオンライン演説会を開催。多くの方がYouTubeで視聴しました。


吉田よし子南あわじ市議の司会で始まり、九期三十四年務めた片岡ただし洲本市議が勇退の挨拶をしました。
*
近藤あきふみ洲本市議から、二期八年、年四回の市議会で質問し、市民要求を届け、「洲本民報」で議会報告を行ったことや、市政を市民の立場でチェックしたこと、市民の困りごとに親身に応え、中学校卒業までの医療費無料化を実現し、農業振興策に取り組んだことを紹介しました。ふるさと納税を財源に子育て支援に取り組むなど、市議選に向けての六つの重点公約について語り、市議選勝利へ頑張りたいと決意を述べました。
まもり和生洲本市議は、オミクロン株の急激な拡大の中で、エッセンシャルワーカーの支援を急ぐことや、高齢者の重症化を防ぐ対策を強化していく必要性を述べ、コロナ対策では県民局長へ五回要請を行い、市長へワクチンの前倒し接種や無料での検査実施を求めたことなどを語りました。市政アンケートに取り組み三百名近い回答が寄せられ、カラオケ店主がアルバイトをしなければやっていけない切実な実態を紹介し、安心して住み続けられる洲本市にむけ、市議選への支援を呼びかけました。
*
こむら潤参院兵庫選挙区予定候補は、最初に総選挙でのお礼を述べ、願い実現にむけ参議院選挙への支援を訴えました。自身が子育てと仕事を両立してきたことや、非正規雇用を体験し、格差が生まれる原因は努力が足りないからではなく、大企業や富裕層が大もうけをする新自由主義に問題があると述べました。また、ジェンダー平等社会や性犯罪を許さない社会実現に頑張りぬくとともに、三人の子どもを持つ親として、憲法九条を守りたいと述べ、政権交代の確かな道を切り開くために、参院選で頑張る決意を語りました。
大門みきし参院議員は、経済問題の第一人者として二十二年間働いてきたと自己紹介を行い、オミクロン株に対しどう国民の命とくらし、営業を守るかという点で、提案し、実現したこととして、ワクチンの三回目接種を急いで実施することや、検査キットを医療機関に早く届けること、地方創生臨時交付金をつくるべきだと一番始めに提案したことなどを紹介しました。中国とどう向き合うかについて、党が人権問題で一番厳しく批判したことや、敵基地攻撃能力は明確な憲法違反であること、平和外交こそ東アジアで必要であることを強調しました。竹中平蔵氏が中心になって派遣や非正規の労働者を増やして低賃金の固定化をしたこと、社会保障費を削ったことや、株価をつり上げ大企業や株主に利益をもたらしたこと、その結果成長ができず、賃金が上がらない社会をつくってきたと述べました。そうしたなかでも党が繰り返し提案した結果、株取引に税金を一〇%から二〇%へと引き上げさせたことを紹介。
参院選で勝利し、政権交代への足がかりをつくるために、奮闘する決意を述べ、洲本市議選への支援を呼びかけました。
〔岡田のりお=淡路市議〕

洲本市議選2月27日告示・3月6日投票

洲本市議選は二月二十七日告示・三月六日投票でおこなわれます。定数は十八。
日本共産党からはともに現職二期の近藤あきふみ(一九五二年生まれ)、まもり和生(五一年生まれ)の二氏が立候補を予定。「六つの重点公約」①保育料無料化・待機児童解消、教育費の負担軽減で子育て支援②介護保険・国保税の負担軽減でくらし応援③担い手を確保し、農業・漁業振興に思い切った支援④中小企業や自営業者の仕事を応援する制度の拡充⑤地域のくらしと守る防災・減災対策の実施⑥憲法を否定する「敵基地攻撃能力の保持」に反対。憲法を生かし平和とくらしを守ろう―を掲げ、「提案力と実行力で市政を動かす日本共産党の二議席を」と訴えています。

(兵庫民報2022年2月13日付)14:30

日本共産党兵庫県労働者後援会が総会:自公政治終わらせる確かな流れつくろう


日本共産党兵庫県労働者後援会は二月二日、神戸市内の会場とオンラインの併用で総会をひらきました。
議事に先立って清水ただし元衆議院議員が講演しました。
コロナ対策について清水さんは、「国民の命を守るために政治がいまこそ役割を果たす時」「第五波が収まりかけた時に検査・医療の体制拡充を求めたが、それをしなかった政権の責任は重い。米軍が無検査で入国させたことから感染が起こった責任も重い。安保条約がここでも問われている」と指摘しました。岸田政権の「新しい資本主義」については、「新自由主義の自由とは大企業が儲けのためなら何でも自由にできること。日本を冷たく、危機に弱い社会にした」と批判。貧困と格差をただす「やさしく強い経済つくる」提案を語り日本共産党の役割を強調しました。「維新をどうみるか」の参加者の質問に清水さんは、〝維新はアカン〟ではなく、事実を伝える情報提供型での対話の大事さを語りました。
こむら潤日本共産党兵庫県国政委員長も挨拶「今度の参院選は憲法のかかった選挙。何としても共産党の躍進と勝利のために頑張る」と訴えました。
〔小林明男〕
 
写真:成山太志労働者後援会長とともに「ガンバロー」を唱和する清水元衆院議員(左)、こむら潤さん(右)

(兵庫民報2022年2月13日付)14:00

伊丹市の日本共産党と後援会:参院選必勝「新春のつどい」:音楽に心を解放しこむら潤さんと決意新た

伊丹市日本共産党後援会と日本共産党伊丹市委員会は共催で、参院選必勝「新春のつどい」を一月三十日に東リいたみホールで開催しました。
*

一部は広瀬一葉さんのピアノ演奏とお話。
ショパンの「華麗なる円舞曲(イ短調作品34)」で始まると、一瞬にして会場は眩い春の光に包まれたような明るさになりました。スクリャービンの「左手のためのノクターン」は、戦争や病気で右手が使えなくなった人のために書かれた曲ですが、コロナ禍の今に合っているのではと選曲しましたとのことです。
続いて、おもちゃの楽器を使ったトイ・ミュージック。古関裕而メロディーや「青い空は」。参加者は口ずさみ、クイーンの「We Will Rock You」では「6(Rock)・9(You)行動を思い出してご一緒に」と手拍子、足拍子。
「早春賦」のシングアウトで一部は終了。音楽の力と広瀬さんの自然体のお話で心が解放されました。
*

第二部では、参院選兵庫選挙区予定候補のこむら潤さんが講演しました。
――こんどは「こむら潤」と名前を書いてもらう選挙です。三人の子育てをする中で、ジェンダーの問題と気付かずに生活してきたことなど、身近な問題を見つけ、政治の場に持っていける当事者としての政治家になっていきたい。そして、一人ひとりが声をあげていいんだということを伝えていけたらと。何より命優先の政治実現に先頭にたって頑張っていきたい。日本共産党の本気度を大いにひろげ、市民と野党の共闘を進めるには、日本共産党が大きくなることが必要です――と訴えました。
立憲民主党の桜井シュウ衆議院議員からのメッセージを秘書の方が代読されました。
〔蓮山文子=同後援会〕

(兵庫民報2022年2月13日付)13:30

04兵庫県はCOP26合意ふまえた気候危機対策を:連載③県内石炭火力発電全廃、2030年60%(2010年比)削減目標を

日本共産党兵庫県議団事務局長 門屋史明
神鋼火力発電所3号機(左)と1・2号機(右)の煙突(2月4日朝、筆者撮影)

県民・市民の反対を押し切り、新設石炭火力発電の営業稼働開始

2月1日、神戸製鋼は、神戸市灘区灘浜でコベルコパワー神戸第二神戸火力発電所3号機の営業稼働を開始しました。直前に開かれたCOP26で、「排出抑制措置(CCS)を講じていない石炭火力発電所の段階的削減」が合意され、各国が石炭火力発電の削減・廃止をすすめているさなかでの暴挙です。
しかも、この発電所を巡って、私も原告の1人でありますが、地元住民らによる建設・稼働の差し止めや国の確定通知の取り消しを求める2つの裁判の係争中であるにもかかわらず、稼働を強行したことは、断じてゆるせません。怒りをもって抗議の意を表明します。写真:営業稼働開始した2月1日の六甲道駅での抗議宣伝
営業稼働開始した2月1日の六甲道駅での抗議宣伝(右から2人目は筆者)

神戸製鋼の新設石炭火力の稼働・建設の中止を

神戸製鋼の石炭火力発電所新設計画については、党県議団として「新たに692万トンもの二酸化炭素を排出し、世界の温暖化対策に逆行する」として繰り返し建設中止を求めてきました。昨年10月の決算特別委員会では、いそみ恵子議員の質疑に対し、県当局は、「神戸製鋼は、2030年までに石炭火力発電でのバイオマスやアンモニア混焼の検討を始め、2050年に向けてアンモニア専焼の取組を進めていく予定」と答弁。連載②で見たように、アンモニア20%混焼では、わずか4%の二酸化炭素排出削減にしかなりません。それを10年後に導入できるかどうかもわからないという事業者の対応を容認。排出抑制策にもならないアンモニア混焼等で石炭火力発電を使い続け、「この10年の対策がカギ」というCOP26の提起ともかけ離れた稼働強行に対し、県の姿勢が厳しく問われます。

グラスゴー気候合意に基づく温暖化対策推進計画の策定を

同じ2月1日、兵庫県は環境審議会を開催し、新たな兵庫県地球温暖化対策推進計画案(以下、計画案)を審議しました。これは、国が2050年のカーボンゼロを掲げ、2030年度までの温室効果ガス削減目標を引き上げたこと等をうけ、兵庫県の目標や温暖化対策を更新するものですが、COP26の直後であるだけに、グラスゴー気候合意をふまえた計画の策定が求められます。
県は、計画案2030年度までの温室効果ガスの新たな削減目標を現行の2013年比35~38%から48%に引き上げる案を提示しています。これは、国の目標の46%を上回るものではありますが、世界が基準とする2010年比に換算すると約41.7%にしかなりません。温度上昇を1.5℃に抑えるためにCOP26で改めて確認された2010年比45%に及ばない不十分な目標と言わざるを得ません。
温度上昇1.5℃以内に抑えるための日本のカーボンバジェットは65億トンとされていますが、人口比で換算すると兵庫県は2.8億トン、県の2019年の排出量は、6322万トンなので、このペースですとわずか4、5年分しか残りません。県は、この状況を切迫性をもって受け止めるべきです。
グラスゴー合意が示した2010年比45%削減は、兵庫県の2013年度比でいえば51%、先進国に求められる60%なら64.3%の削減目標が必要です。少なくともこうした目標を掲げて、具体的な手立てを尽くすべきです。 

県内石炭火力発電所全廃計画の策定を

兵庫県には先述した神戸製鋼の新設石炭火力発電2基のほかに既設6基の石炭火力発電があります。

計画案には石炭火力発電について「必要に応じて、廃止・燃料転換等も含めた積極的削減策に取り組む」と、新たに「燃料」も加えた記述をしています。しかし、いつまでに廃止するのかなどの具体的な方策は示されていません。それどころか、「燃料」という文字を加えて、アンモニアや水素などの混焼も含めた石炭火力発電を永続させるかのような記述を見過ごすわけにはいきません。県は、「排出削減対策を講じていない石炭火力発電の段階的削減」を受け止め、県内の石炭火力発電の全廃計画を事業者と合意し、具体的に進めていくことが必要です。

巨大排出源に対する実効ある抑制策を

さらに、温室効果ガスの巨大な排出源に対する抑制策が必要となっています。
県の環境の保全と創造に関する条例の2018年度対象の1,066事業所全体の排出量は3,195万4,000トンで、県全体の50.5%を占めています。そのうち神戸製鋼や日本製鉄、関西電力、電源開発、川崎重工、住友大阪セメントなど、わずか20の事業所で条例対象事業所排出分の実に78%、県内排出量全体の約40%となっています。

しかし推進計画改定案に盛り込まれている温室効果ガス排出抑制計画報告制度は、目標設定や削減実施の手だてなどを企業の自主性に委ねており、実効力に大変乏しいものとなっています。
計画の見直しに際し、少なくとも県内の巨大排出源である、上位の事業所に対して、温室効果ガス削減目標と計画、実施状況の公表などを義務化する協定を結んで、未達成の場合には課徴金を課すなどの実効力ある対応をすべきです。

(兵庫民報2022年2月13日付)13:00

王子公園再整備:獣医師さんに聞く:日本共産党神戸市議団

大学誘致とスポーツ施設廃止を前提とした王子公園再整備計画案に市民の大きな反対が寄せられる中、神戸市は来年度から王子公園の動物ゾーン(王子動物園)再整備の検討を始めようとしています。
日本共産党神戸市議団は一月二十五日、獣医師さんからお話をお聞きする学習会を開き、きだ結県議、松本のり子、西ただす、今井まさこ市議が参加しました。
獣医師さんは、王子動物園を再整備するにあたっては「動物の福祉(五つのフリーダム)の観点」が大切と強調。五つのフリーダムとは、①食べ物、飲み物などが十分で健康維持できているか②痛み、病気から動物を守る③恐怖、抑制からの自由の保障④湿気や汚れなどの不快な状況を避ける⑤動物が本来持っている習性(単独では飼わない。群れを好むのは群れで)の保障―です。
次に動物の展示方法については、①分類学的展示(種別ごとに飼う)②地理的展示(生息地ごとに飼う)③生態的展示④行動展示(一九世紀後半の動物園が取り入れている)―に分けられ、さらに、動物園の役割としてレクレーション、環境教育、研究(命の再生)、希少動物の保存などがあると指摘。
加えて、王子動物園には園内には動物病院があるので、希少動物のDNAや卵子、精子を残し次世代へ命をつないでいく、国内種の保全に力を入れる大きな役割があるとしました。
さらに、王子動物園には、全国に稀な動物資料館もあり、園内で亡くなった動物について展示されているはく製だけでなく、倉庫には骨格、頭蓋骨、標本が大量に保管されおり、専門家を入れて学校教育も含めた全国に発信をする条件がありこの点も重視すべき点とのお話がありました。
獣医師さんは、これからの、動物園の在り方は動物の行動(どんな動きをするのか、どんな時にするのか)を専門的に議論しながらも、飼育環境が狭くて無理がある飼育を避け、教育観点からみてどうか、動物福祉の観点を取り入れるべきと強調。整備のあり方については、学者任せでなく飼育職員、獣医師、そして市民でしっかり議論する必要があるとしました。
日本共産党東灘区委員会は、引き続き県議団・神戸市議団や「みんなの王子公園&動物園の会」と署名にとりくむなど、住民・利用者本位の動物園再整備となるよう全力を挙げています。
〔松本のり子=神戸市議〕

(兵庫民報2022年2月13日付)12:30


大幅賃上げ・底上げで誰もが希望もてる公正な社会を:兵庫労連第41回評議員会


日本の実質賃金は二〇〇〇年と比べて約一割下がり、OECD加盟三十五カ国の中で二十二位、OECD平均以下になっています。最低賃金の大幅な引き上げを実施している韓国は十九位と日本を追い抜きました。
働くものの賃金が下がり続ける状況を転換させるために「大幅賃上げ・底上げで 誰もが希望を持てる公正な社会を」をスローガンに兵庫労連は一月二十九日、第四十一回評議員会を神戸市勤労会館で開催しました。長引くコロナ禍の下で感染防止のためオンラインとの併用での開催となりました。
22春闘の統一要求額は①賃上げ要求=月額二万五千円以上、時間額百五十円以上②産業別・企業内最低賃金要求=時間額千五百円以上③全国一律最低賃金要求=時給千五百円―としています。
評議委員会での各組織からの発言では、経営者団体の春闘に対しての報告文書や岸田政権の政策を例に出し、「賃金引き上げのムードは感じられるが、労働組合が賃金の引き上げをけん引していける春闘にしていくことが必要だ」。学校現場からは「三十五人学級の早期実現」「技能職員への処遇引き下げ阻止」「コロナ禍の中での教員不足解消」など学校現場の働く環境の改善に向けた取り組みやオンラインを活用して若い人たちのつながりをつくる企画を計画しコロナ禍の中で工夫を凝らしての仲間づくりの報告。労働委員会を活用し団体交渉を行い、未払い残業代の支給、有給休暇の取得など要求が実現できていることの報告。
女性部からは「郵政二十条裁判で画期的な判決を獲得したが、病気での休職について三十一日以上でないと認めない、これによって女性が働くために大切な生理休暇が無給にされようとしている。ジェンダー平等の観点からも大きな問題があり、私たちも運動をつくっていく」との発言がありました。
その他にも、公務労働の現場の実態や、減らない年金制度を実現するため、現役労働者や若者との連帯を進める署名運動を強めていくことも語られました。
兵庫労連では、二月六日にローカル・ビックアクション宣伝を行ったのにつづき、二月十七日には春闘決起集会を行い、宣伝カーを運行し春闘を盛り上げていくことにしています。
〔岡崎史典=兵庫労連〕

(兵庫民報2022年2月13日付)12:00

西宮芦屋地域労連・春闘共闘が学習会:「普通の生活」できる最低賃金に


西宮芦屋地域労連・春闘共闘は、二月四日、静岡県立大学短期大学部准教授の中澤秀一さんを講師に、「私たちの生活・賃金と最低賃金制度」のテーマで春闘学習会を開催しました。
オミクロン株感染が急拡大し旗開きが三年連続中止となるなど労働組合活動に様々な制約がある中、今回はオンラインで開催しました。講演では、最低賃金制度の意義やしくみがわかり、これを上げさせていく闘いが、最低賃金近傍の低賃金で働いている労働者だけにあるのではなく、すべての労働者・国民の「普通の生活」を取り戻していくための闘いであることが明らかとなりました。
日本はこの二十年間労働者の実質賃金がまったく上がっていません。またもともと社会保障制度など「普通」の生活を実現させる最低限のルールがどれも極めて脆弱で(「すべり台社会」といわれる)、それをコロナが直撃し、「普通」の生活をいっそう遠のかせています。二〇〇七年と二〇二〇年の「一時間当たり所定内給与額階級別労働者数分布」の比較で、二〇二〇年の方が圧倒的多くの労働者が最低賃金近傍であることが示されました。もとより最低賃金額自体が低いことは、全労連が実施してきている最低生計費試算調査が、全国どこでも時給千六百円~千七百円でないと「普通の生活」ができないことから明らかです。希望を持てる・安心できる社会に変えるために、最低賃金を上げることを社会的要求としていくことが、労働組合の果たす大きな役割になります。兵庫労連が提起する「兵庫県の最低賃金を直ちに千円以上に、千五百円に引き上げ、中小企業支援の拡充、地域間格差の解消、全国一律最低賃金制度を求める要請書」署名(最終集約六月末)などに取り組み、市民の方々とともに行政の姿勢を変えていくことがとても重要です。
なお、この講演のビデオは次のURLから視聴できます。https://youtu.be/gT6SGRPz5nQ
〔上田隆=西宮芦屋地域労働組合総連合・国民春闘西宮芦屋地域共闘委員会事務局長〕
 


(兵庫民報2022年2月13日付)11:30

非核の政府を求める兵庫の会が総会:アフガニスタンとテロとの戦い――日本政府の責任を問う:西谷文和さんが記念講演

非核の政府を求める兵庫の会は二月五日、ジャーナリストの西谷文和さんを講師に迎え、「アフガニスタンとテロとの戦い二十年〜日本政府の責任を問う〜」と題した記念講演会を開催しました。記念講演会に先駆けて総会が開かれ、次年度の活動方針や予算案を承認しました。
西谷さんからは冒頭、米軍撤退後の混乱するアフガニスタンの状況が写真や動画で示されました。二〇一一年から続く「テロとのたたかい」は失敗に終わった。このままでは冬を越せない人が多く出てしまうと、現地のアシスタントを通じて支援物資を送っているそうです。
ペシャワール会の中村哲さんとの思い出も語られ、「憲法九条に基づく」平和的貢献による成果は明らかであること、アフガニスタンは山に囲まれた国であり、春先に山から流れてくる雪解け水が農業に使われていたが、地球温暖化の影響で水不足になっているということも語られました。
コロナで明らかになった脆弱な社会を転換するためには何が必要か。先の衆院選での市民と四野党で合意した政策に基づき、行き過ぎた資本主義からコモンの再生へ、投票率が上がれば野党は勝てるという展望も示されました。
参加者からは、世界情勢を見たときに、いずれかの陣営に属す必要があるのではないかという意見や、アフガニスタンにおける新型コロナの感染状況についてなど質問がありました。
〔佐藤結〕

(兵庫民報2022年2月13日付)11:00



ジェンダーわたしの視点「ジェンダー・ギャップの根深さを再認識――『存在しない女たち』を読んで」兵庫県平和美術協会事務局長 宇山英樹


中学生の時に聞いた、社会の先生の「あらゆる差別は許してはならない」という言葉が、常に心の片隅にあった。産声をあげて世に出た瞬間に、肌の色、民族、地域で差別を受ける。理不尽だと思っていた。社会に出て、差別は男女間にも広く存在することに気づく。
日本共産党に入って、党内にも存在することを知る。有能な女性党員が存在するのに、地区や県の役員は圧倒的に男性だ。夜遅くまでの活動スタイルが問題の一つではあるが、本質は、家事や育児、親の世話などが女性の役割という「常識」が足かせなのだと考える。
「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は常に最低順位となっている。これは、封建制時代の名残を強く持つ日本の特質だと思っていたが、『存在しない女たち』を読んで驚かされた。
著者は、それは全世界的な問題で、古代から現代に至るまで男性優位の社会が構築されていることを徹底したデータによって解明し、厳しく告発している。世界的に著名な科学者、政治家、画家、音楽家などは、圧倒的に男性が占めている。女性が男性より能力が劣っているのではなく、女性の社会進出が閉ざされた仕組みや、「女なんだから」の悪しき慣習が作り出した現実なのだ、と。
また、都市計画や労働行政、教育、交通政策などあらゆる分野で、女性の骨格や出産に伴うリスクなどを考慮しない施策が実施されている、と。
著者は是正する方向も示している。些細なことから命に関わることまで、差別の存在を告発し、闘う。政治や経済などあらゆる分野の「決定」する場所に多数女性が進出することだと。そして、近年の闘いによる成果も数多く紹介している。
感動を覚えたのが、ここ数年ジェンダー・ギャップ指数で十二年連続一位の国・アイスランドの紹介だ。その背景には、一九七五年の「女性の休日」と呼ばれる大規模ストライキがあるという。アイスランドの九割を超える女性が、労働はもとより、料理も、掃除も、子どもの世話も放棄し、街に出て集会を開催した。その一年後に、職場や学校での性差別を禁止するジェンダー平等法が制定され、五年後には世界初の女性国家元首を誕生させた。女性の闘いが国の在り方を大きく変えたと綴っている。
先日、パワハラで休職を余儀なくされた女性と話す機会があり『存在しない女たち』の話をすると、瞳をキラリと輝かせ「私もがんばる」と言ってくれた。
*
『存在しない女たち――男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く』キャロライン・クリアド゠ペレス著、神崎朗子訳、河出書房新社、二〇二〇年

(兵庫民報2022年2月13日付)10:30

大門みきし「ともだち」:連載エッセイ66


私の孫のねおくんは小学二年生の男の子です。重度の難聴で、ろう学校に通っています。明るく元気でボウリングが大好きです。手話が早くてなかなか付いていけないのですが、今のところスキンシップで通じ合っています。
先日、久々に休みをもらい、ろう学校までねおくんを迎えに行きました。すると通学路をねおくんと同じくらいの男の子が、重そうなランドセルを背負い、しくしく泣きながら一人で歩いてきます。先生に叱られたのか、友だちとけんかしたのか。それとも他の小学校の子にいじめられたのか。近づいて手話で「どうしたの?(立てた人差し指を左右に振る)」と聞くと、小走りに逃げて行きました。怪しいおじさんと思われたらしい。
谷川俊太郎さんの絵本『ともだち』を思い出しました。「ともだちって、かぜがうつっても、へいきだって、いってくれるひと。いっしょに、かえりたくなるひと。みんなが、いっちゃったあとも、まっててくれるひと」
以前、ろう学校の女の先生が、安倍政権の新自由主義教育改革によって、特別支援教育にも自助、競争の流れが強くなったとおっしゃっていました。それが学校生活に余裕を失わせ、障害のある子どもたちにまで分断をうんでいなければいいが。どの子も大事に育ててほしい。
そんなことを考えていると、「G、Gー!」と、ねおくんが私を見つけて走ってきました。やはりランドセルが重たそう。この子に幸あれと願いながら、しっかり抱きとめました。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2022年2月13日付)10:00

みんぽう川柳〈一月〉「考える」選 者 島村美津子

特 選

考える葦よ 地球を傷めるな
 神戸市 塩谷凉子

【評】「人間は考える葦である」の名言を残したのは十七世紀のフランスの哲学者パスカル、それから何世紀も経た現代ほんとうにそうだろうかと思ってしまう。
核兵器開発に余念がなかったり放射能の汚染水を垂れ流したり、氷山の崩れ落ちる様を目の当たりにしながら。
揚句は考える葦である本来の人間にもどろうと促している。

入 選

じいちゃんしっかり考えノートしいや
 神戸市 坂口和義

平和とか考え話す仲間いる
 尼崎市 富田明美

温暖化まず考えて五大国
 芦屋市 梶原嘉代子

基地感染 地位協定の再考を
 神戸市 眞鍋靖子

九条に「敵基地攻撃」それはない
 尼崎市 大野幸雄

年初め考えるのは悪政変革
 神戸市 高馬士郎

考えている素振りだけです核廃絶
 神戸市 兵頭和子

考える地球の平和星あかり
 尼崎市 中内眞佐子

考えた末にしくじる老いの思慮
 神戸市 長尾粛正

考える考えもなく年初め
 芦屋市 松田良介

かえらない今日もあの友考える
 神戸市 長沼幸正

考えた末のやっぱり家族葬
 神戸市 松尾美恵子

プラゴミを孫と一緒に考える
 神戸市 小林尚子

考えて見れば一緒に五〇年
 明石市 小西正剛

【評】一句目は特選句とは対照的な話し言葉で書かれたユニークな楽しい一句、じいちゃんとよびかけられているのは自身のこと。

みんぽう川柳募集

▽締切は毎月第四火曜日。必着です▽二月の題は「書く」、二月二十二日(火)締切▽三月の題は「税」、三月二十二日(火)締切▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記。締切が迫っている場合に限りメール、ファクス可です。ファクスの場合は葉書大の枠の中に必要事項を記入してください▽余裕をもって、できるだけ葉書でご応募ください。

(兵庫民報2022年2月13日付)9:30



観感楽学


今日はパソコン内のデータ整理について書きたいと思います。少し先ではありますが四月には、春の組織変更やそれに伴っての転勤などがある会社も多いのではないでしょうか。異動となると資料などの整理も大変です。今は会社から与えられた自分用のパソコンでの作業がほとんどなのでパソコン内のデータの整理も必要になるでしょう▼会社のルールに従って大切な資料はサーバーやクラウドなどにアップされているとは思いますが、自分のパソコン内のハードディスク(HDD)に大事な資料などが残っている場合もあるでしょう。組織変更で今まで使用していたパソコンを処分したり、他の人が使用することになった場合を考え、きちんと対応しておかねばなりません。特に個人情報や社外秘などの情報が漏洩すると大変なことになります▼パソコンを廃棄する場合、内蔵HDDの取り扱いには注意が必要です。通常の操作でファイルを削除してもファイルはHDD内に残るからです。HDDを物理的に破壊するか専用ソフトなどでHDD内のデータを完全に消去することが必要です▼四月はすぐ目の前です。整理には意外と時間がかかります、今から整理をしておくことをお勧めします。作業は落ち着いて。焦ると必要なデータを消去したりしますからね。(ふ)

(兵庫民報2022年2月13日付)9:00