日本共産党兵庫県委員会が発行する週刊紙『兵庫民報』の記事テキストです。見出しと本文、写真キャプションなどの配置は崩れています。何日付に掲載されていたかを検索するためにお使いください。
Web版の発行はしばらく休止します
「兵庫民報」編集部は2012年11月から専任1人で続けてきましたが、その1人も2020年末で退職し、2021年1月からは嘱託となりました。編集業務の整理のため、「兵庫民報Web版」はしばらく休止いたします。それにともないTwitterへの転送も休止します。
紙版の通常号のご購読をお願いします。
2022年9月18日日曜日
第47回垂水母親大会:身近に感じた憲法は希望そのもの
「希望は憲法!~吉江仁子弁護士といっしょに考えよう~」――子どもたちの未来のために私たちに今できること――と題して第四十七回垂水母親大会を九月四日、レバンテ垂水多目的ホールで開催し、会場五十人、オンライン三十人の合計八十人が参加しました。
吉江弁護士は――
国家のために私たちがいるのではなく、私たちが幸福を追求するために国家がある。法律が人権を侵害していると感じた時に、憲法が力になって、私たちの人権を守ってくれる。憲法を意識しない時は幸せであり、不幸せだと思う時は、憲法を力に闘って、自らの幸せを追求する。
したい・やりたいと思ったことの中から一部選んで生きていく。丁寧に自分に目を向けていくことの中に、充実や幸せがある。生きていたい社会・人生のために、何が必要か考えて主権者として生きてほしい。答えは自分自身の中にある。幸せの追求に枠をはめようとするものには、十三条に従って抗っていい。
――などについて語りました。
「そもそも憲法って?」「基本的人権って?」というところから、平和主義の柱である九条、平和的生存権まで、憲法は私たちが幸せになるためにあり、日本国憲法が古いのではなく、まだ現実が憲法に追いついてないのだ、ということなど、たくさん考えさせられました。
「他国に攻められたらどうする?」という問い自体がおかしく、「攻められたらもう終わり。攻められるということは外交政策の失敗。攻められないよう努力を続けよう」、そのためにどうしたらいいのか、真実を知り、もっと皆で語り合いたいと思いました。
吉江仁子弁護士のお話は、とてもわかりやすく、憲法を身近に感じられ、まさしく「希望は憲法」そのもののお話でした。
〔木村澄子=実行委員会事務局〕
(兵庫民報2022年9月18日付)12:30