2022年5月29日日曜日

参議院選挙公示まで1カ月:尼崎で日本共産党と後援会が決起集会

日本共産党尼崎地区委員会と後援会は五月二十一日、決起集会を開きました。
地域・女性・労働者それぞれの後援会から、計九人の報告がありました。「日々の『しんぶん赤旗』を読むことが活動の力になっている」「宣伝で中・高生から反応があり恥かしいやらうれしいやら」「戦争への危険な道を断固ストップさせる」などこもごも活動や決意が報告され、笑いと感動の声に包まれました。
こむら潤予定候補からは、若者が未来への夢に向かって歩める社会、くらしを支えジェンダー平等の社会をつくるためがんばる決意などが語られました。こむらさんの活動が県下全域となり、このところなかなか身近でこむらさんの話を聞く機会がありませんでしたが、ますます訴えに磨きがかかり、十五分の話の中で何度も大きな拍手が沸き起こりました。
大門みきし参院議員は、まず、こむらさんや参院比例のベストチーム五人をユーモアたっぷりに紹介。「やさしく強い経済」については、「新自由主義は経済の成長を止めた。もう終わりにしよう。高齢者が社会のお荷物になると肩身の狭い思いをするのは間違っている。介護や医療など社会保障の分野は、経済活動の四分の一を占めている。ここにしっかりと光を充てる政治が雇用を生み、人々の幸せを生み出す。それが『やさしい』のゆえんです」と解説。会場全体が「うんうん」とうなずき、勇気と元気をもらいました。
参加者からは、「久しぶりに、会場全体がもりあがり、よしがんばるぞと思えた。いい集会だった」と、うれしい感想も聞かれました。
〔松沢ちづる=尼崎市議〕

(兵庫民報2022年5月29日付)15:00

参議院選挙公示まで1カ月:日本共産党兵庫県女性後援会が総会

(左から)女性後援会の大沢たつみさん・岸本友代さん、
予定候補の赤田かつのりさん、こむら潤さん、大門みきしさん

日本共産党兵庫県女性後援会は総会を五月二十一日、神戸市内の会場と県内五カ所をZoomで結んで開催しました。大沢たつみ代表世話人(元参議院議員)の開会挨拶のあと、こむら潤参議院兵庫選挙区予定候補が決意表明。公示まであと一カ月余りに迫った参議員選挙、戦争か平和かの日本の針路が問われる。三人の子どもの母親として若者の命奪う戦争は絶対許さない。若者も高齢者も安心して暮らせる社会保障と教育の充実を訴え、頑張る決意をのべました。
大門みきし参議院議員の記念講演は「やさしく強い経済を」のテーマで、とりわけジェンダー平等がすすむ国は経済も活性化される、社会保障の充実で経済が発展するなど、日本の政治には根本的な発想の転換が必要だと主張しました。
また大門さんは、女性後援会が頑張って当初の予想を覆し、一人区で勝利した宮城県多賀城市の選挙の例を紹介し、「女性後援会の奮起で、必ず比例五議席確保と、兵庫からこむら潤さんを国会へ送ってほしい」と訴えました。
赤田勝則比例代表予定候補もかけつけ、日本共産党勝利のために全力つくす決意をのべました。
総会では二〇二二年の運動方針として▽参議院選挙・中間選挙・統一地方選挙勝利のために各女性後援会が街頭宣伝・スタンディングなどで党の風を吹かすこと▽日本共産党の綱領を学習し対話の力に。『?リーフ』を使った対話を大いに広げる。(二面下に続く)
(一面・女性後援会総会記事の続き)▽党を語る「集い」「カフェ」を気軽に開く▽SNS活用で後援会の発展を▽「しんぶん赤旗」「女性のひろば」「兵庫民報」の読者を増やす▽あらゆる女性差別に声をあげ、『ジェンダーパンフ』の活用でジェンダー平等社会の実現を▽憲法改悪を許さない全国署名に取り組む▽県女性後援会の賛助会費―などが提案されました。
討論では▽「虹をわたろう――次世代交流会」の活動(新婦人内)。▽プチトマトニュース(後援会ニュース)の発行で小村さんを囲むつどいに十九人参加、うち六人が次世代。街頭宣伝でも『女性の広場』読者を増やした(垂水区)▽毎週金曜日に新婦人内後援会でスタンディング宣伝(淡路)▽新婦人内後援会で元会員・読者の名簿で三人組で訪問、対話を続けている(神戸市西区)▽ゼッケンをつけて登場するなど一歩踏み出す活動をそれぞれが工夫(尼崎)―などが紹介されました。〔平松順子〕

(兵庫民報2022年5月29日付)14:30

「自由と平和 花開く日本の前途切りひらきたい」赤田かつのり(日本共産党参院選比例代表予定候補(第2次発表)、日本共産党兵庫県くらし・教育対策委員長):このたびの参議院選挙にむけ、私は比例代表(第二次)予定候補者として活動することになりました。兵庫県全域の有権者に演説などで訴えて回ります。

訴える赤田かつのりさん(左は大野さとみ党中央区福祉子育て対策委員長)=21日・三宮

危機に乗じた支配勢力からの大逆流をはねかえし、勝機をつかむためには、早期の候補者擁立が切望されている。だから私は決意しました。私は過去五回の神戸市議選(垂水区)と昨年の総選挙をたたかってきました。憲法を改悪して戦争する国へと国の形を変えられてしまうのか、それとも日本共産党の勝利で国民とともに、自由と平和が花開く日本社会の前途を切りひらくのか――このたたかいは私にとって過去最高の責務であると受け止めています。
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日本共産党は七月十五日で創立百周年を迎えます。兵庫から党参議院議員を!比例代表で日本共産党を伸ばし、選挙区でこむら潤さんを押し上げ、必ず勝利するため、一日一日をフルに回転して兵庫から躍進の波を起こす決意です。
赤田かつのりさん(前神戸市議:3期)

(兵庫民報2022年5月29日付)14:00

亀井洋示「軍拡競争やめよ」


(兵庫民報2022年5月29日付)13:30

兵庫革新懇が講演会:維新政治の本質を考える

兵庫革新懇は、参院選を目前にした五月二十二日神戸市立婦人会館で、冨田宏冶関西学院大学法学部教授を迎えて「維新政治の本質を考える」講演会を開き、百人を超える方が参加しました。
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冨田教授は、最初に格差と貧困の恐るべき拡大の中、一方でポピュリストが跋扈し「分断」を持ち込むが、一方でそれに「反撃」する大きな流れが広がっている世界的・政治的激動の時代を明らかにしました。こうした中で、大阪維新は、「分断」の一方を組織化しているポピュリズムだと特徴を明らかにしました。
維新政治の大罪は、①熟議としての民主主義の破壊、②くらし・いのち・教育の破壊、③市民の分断とコミュニティーの破壊、④平和憲法・非核三原則の破壊にあると、大阪などの例や数字をあげながら解明しました。「維新」は熟議を軽視し、嘘を空気のように吐き国民を分断している。「身を切る改革」と称して、くらし・いのち・教育の破壊をすすめ、コロナの死者数は全国一で全国平均の三倍(大阪市)。人間の命・尊厳に価値をみないと告発。だから「核共有」まで言いだしている。
こうした「維新」とどう対峙するかと問いかけ、投票率を六〇%以上にすることが大事。そのために、路地裏対話と自公政治、維新政治にいじめられて生きずらさを抱える人々に寄り添い希望を共有することが大事だと具体的数字もあげて呼びかけました。
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閉会の挨拶に立った県革新懇代表世話人・兵庫労連議長の成山大志さんは、「参院選で、安心して住める社会にしよう」と訴えました。
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ウクライナ支援募金は、一万七千七百八円集まり、ユニセフに送りました
〔樫村庸一=同革新懇〕

(兵庫民報2022年5月29日付)13:00

伊丹革新懇第10回総会:憲法を生かし、いのち、暮らし、平和を守る

伊丹革新懇が第十回総会を五月二十一日、伊丹市立図書館ことば蔵地下多目的ホールで開きました。
第一部は記念講演。二宮厚美神戸大学名誉教授が「憲法を生かし、いのち、暮らし、平和を守る~自公政治と維新を切る~」をテーマに講演しました。
二宮さんはまず、憲法は「九条+二十五条」に尽きると述べました。――世界に九条と並んで誇るべき二十五条が、日本の憲法を飾っており、二つをたばねて前文となり、有名な平和的生存権を規定している。前文は「日本国民は」と始まり、全世界の諸国民が、恐怖と欠乏(貧困)から免れ、平和のもとで生存する権利があることを確認している――と解説しました。
維新や安倍元首相らが、敵基地攻撃能力を持たないとやられてしまうと主張していることについて二宮さんは、「敵基地攻撃能力とは、最初に打つのは俺たちなんだと世界に向かって脅すことであり、防衛の戦略でもなんでもない。詭弁だ」と批判しました。
こうした主張に対しては、憲法の力で反撃していかなければならないが、残念なことにウクライナ危機以降、憲法を変えるのは当然というかってない世論になったと二宮さんは憂慮を表明。維新支持派の六七%が改憲を支持し、自民より多く非常にあぶない傾向にあり、日本国民の最後の良識でとどまってくれるだろうと祈願するが、日本人の弱点は流れに弱いこと、過去、現在、未来から考えるという原理原則を貫くことができず、ちょっと変わるとドドドッと変わってしまう――と指摘しました。
「しかし希望がある」として――国民の関心は「年金」「医療」「介護」などで憲法については二%。そして改憲派の「今、九条を変えた方がいい」へ同意は三八%―などの状況をあげ、二宮さんは、「大きな右傾化の危機にあるが日本の良識は残っている。ここに依拠すること。昨年の総選挙では半年は野党共闘に世論は向いていた。そこに確信し、絶望してはいけない。革新のみなさんと力を合わせ明るく戦っていきましょう」と呼びかけ、大きな拍手に包まれました。
続いて、日本共産党参議院兵庫選挙区予定候補の、こむら潤さんが挨拶しました。
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二部の総会は、井上隆生代表世話人の挨拶に始まり、議長選出、中島隆夫事務局長が議案提案を行いました。質疑応答では、「若者をどう取り込むか」「故中村哲さんを偲ぶ会と憲法を学ぶ会を」などの発言があり、提案は、会計報告、役員提案とともに承認されました。映画『伊藤千代子の生涯』上映運動の訴えもありました。大勢の参加で元気がもらえた総会でした。また一年間、力を合わせましょう。
〔蓮山文子=同革新懇〕

(兵庫民報2022年5月29日付)12:30

三田市で3回目の「胃ぶくろおたすけ隊」:コロナ禍で生活を左右され続ける学生たち:求められる継続的な食料支援

五月十五日、三田市で第三回目となる民青同盟三田学生準備班主催の食料支援「胃ぶくろおたすけ隊」が実施されました。
当日はどんよりと雲が広がり雨天も心配されましたが、十三時三十分の開始からすぐに大勢の学生が支援を受け取りに来ました。
開始三十分ほどで前回の四十名を上回る学生の来場となり、当初予定していた支援物資が一時間も経たずに尽きるといったハプニングもありましたが、途中で追加物資を買いに行くなどして最終的には過去最高となる約六十人の学生に支援物資を届けることができました。
また買い出しの途中では、出会った三田民商の会員さんから「何か必要なものがあるか」と追加の支援物資が提供されました。
終始、笑顔と明るい話声が響き、前回に引き続き楽しく食糧支援が実施できました。
今回は第二回目より、事前に配布するチラシの範囲を拡大したことや、受け取りに来る学生の間でも支援活動が口コミで広まってきていることなどが、参加人数の拡大へとつながったものと思われます。また学生が選ぶ物資も麦茶などの飲み物が好まれるなど気候によって支援物資の種類も変えていく必要があることも明らかに。市内の店舗に支援物資の協力を頂けたことも取り組みの大きな成果であったと考えています。
物資を受け取ったあとにお願いをしているアンケートでは、「コロナウイルスによる情勢でバイトが休業になったため、食費を削って生活している」という声や、「オンラインから対面の授業に切り替わったため、バイトに入る機会が減ってしまった」といった実態を聞くことができました。
コロナ禍で学業やバイトへの制限と緩和といった学生たちにとって意図しない状況の急激な変化に生活が左右されている実態が引き続きあることから、やはり継続した支援が必要であることを参加者全員で感じています。
〔長尾明憲=三田市儀〕

(兵庫民報2022年5月29日付)12:00

「世界の動きと日本の安全保障」テーマに兵庫県AALA連帯委員会が初のゼミナール

兵庫県AALA連帯委員会は、五月二十二日、神戸市内で第四十一回定期総会とともに、兵庫県AALAとしては初めてのゼミナールを開催しました。
「世界の動きと日本の安全保障~アジアの中で日本の果たす役割」と題したゼミナールでは、関西大学の木下智史教授と四人の学生が、憲法や日本の安全保障などについて討論を行いました。
冒頭、木下教授が「日本国憲法の原点と現点」について問題提起。「日本の侵略戦争を反省し、「戦力は保持しない」「国の交戦権を認めない」と誓った憲法を策定」「しかし憲法を制定した当時から、ある程度の武力衝突があるかもしれない、だけどそれを戦争にしないことが重要だとし、一定の自衛力を持つことは想定されていた」「憲法九条と政府の綱引きのなかで、自衛隊が誕生。その自衛隊の活動において、専守防衛に徹すること、やってはならないルールをつくったのが、憲法九条だと考えている。九条は、プーチンにならないよう抑止のためのルールでもあると考えている」などと述べました。
こうした提起をうけ、学生が憲法や安全保障論に関し、「プーチンにならないための抑止を行うことは必要だと思う。しかし、もし攻められてきたときに、それと同等の兵力を持つことは必要ではないか」「さまざまなことが予想された憲法なんだと初めて知った。いまの武力では不安だという思いもあったが、しかし軍事力を強化しても、相手もさらに強化していけば、キリがなくなる。正直どうすればいいのかわからない」などの意見を述べました。
木下教授は、「周りがみんな敵だとすると、守られるのか不安になるのは当然。しかし、周りを敵にしないという努力も必要ではないか。憲法九条によって、アジアの中で、日本は信頼関係を築いている」と応じました。
また学生からの「日本だけ武力を持たなくて、いざやられるというふうになってはいけない。自衛力など明確に明記する必要があるのではないか」という疑問について、木下教授は「いまの自民党の憲法改定案は、単に自衛隊を明記するというだけではない。いま検討しているのは、必要最低限という規定もなくし、必要な武力の装備ということで、先制攻撃も辞さない装備にしようとしている。日本の国のあり方としても大きな転換。それにより、他国との信頼関係が崩れかねない」とこたえました。
パネリストになった学生は、「私の考えを話せたし、いろんな疑問に答えてもらい勉強になった。またこういう機会をもちたい」と感想を語りました。
定期総会では、井村弘子事務局長が、ロシアのウクライナ侵略に対し、強く非難するとともに、百四十一カ国で採択された国連の非難決議などの国際情勢や、AALAが取り組んでいる『どの国も戦争するな!国際署名』の提起など、総会議案について報告しました。また、井村氏は、規約の改正案、予決算、新役員体制などについても提案しました。
討論では、ロシアによるウクライナ侵略をめぐり、核兵器使用の危険性やNATOの軍事同盟の拡大などに関わって、あらためて非同盟運動の重要性などが強調されました。AALAの運動促進について、海外映画と学習会を交えた企画を行っている、若い人たちと海外との交流の機会等が大事ではないか等の意見が交わされました。
提案されたすべての議案が採択され、新会長に大塚秀之氏、副会長に祝教允氏が就任、事務局長に井村弘子氏を再任、十二人の理事と四人の常任理事を選出しました。
〔門屋史明=兵庫県AALA連帯委員会常任理事〕

(兵庫民報2022年5月29日付)11:30

「高校統廃合を考えよう!」三木市内で集会:兵庫県高等学校教職員組合副委員長 稲次 寛

「高校統廃合を考えよう!」という集会を五月十五日、三木市青山公民館で開催しました。主催は「北播磨地区の高校を守る会」で、主に現職・退職教職員が中心に運動をすすめる会です。チラシを作成して、三木市内の「神戸新聞」に折り込みました。予想される人数をはるかに超えて約五十名が参加され、関心の高さが感じられました。地元三木市青山の自治会長さんをはじめ地域の方々、保護者の方も参加されました。
私が「県教委の高校教育改革第三次実施計画」について説明をしました。北播地域では、二〇二五年から三校を一校に統廃合を行う計画です。学校名は今年の夏休みまでに公表されます。北播地域の普通科高校の実態から三木市内の高校が統廃合の対象になる危険性があることを説明しました。県教委の説明では、統廃合の対象校は、生徒急増期につくられた高校――つまり地域内で最も新しい普通科高校、分校から発足した普通科高校、定員が満たない普通科高校。該当する高校が三木市内には二校も存在します。現在の中学校一年生が高校に入学する年から統廃合が始まります。
会場からは質問や多くの意見が出されました。地域の方からは「初めて聞きました。驚いています。クラス数が減っていることは知っていましたが、保護者にはいつ説明があるのですか?」「緑ヶ丘に来たのは○○年前です。この地域は、幼稚園から大学まである文教地区だと思っていました」「三木北高校は、環境に力を入れており社会に貢献しています。いい高校だと思っていました」などと地域の高校への熱い思いが語られました。
「この高校統廃合は阻止できる可能性がありますか? 私たちはどうすればいいのでしょうか?」「高校がなくなるということは、地域づくりやまちづくりから考える問題です。高校だけの問題ではありません」などこれからどうすればいいのかという意見も相次ぎました。
会からこれからの運動として、まず地域の声をあげることや三木市長や三木市選出の県会議員への懇談申し入れ、三木市議会への請願活動が提起されました。請願項目は①三木市内にある高校を統廃合せず地域の声を聴くこと、②高校でも少人数をすすめて一人一人にゆきとどいた教育を行うこと―の二点です。
地域の方々の質問や声を聞けていい会になりました。ある人の「子どもは地域の宝です」という声が印象的でした。これからも地域の高校を守る運動を一緒に進めることを確認されました。
高校通学区拡大反対連絡協議会代表の阿江善治先生(神戸女子大学講師・教育を心理学や医療の面からも研究)も最後に発言し、過度の競争が子どもの健康をおかしていると、統廃合へ懸念を述べられました。
高校の統廃合計画を県民に知らせていく活動が大切です。さらに「高校を守る」という一致点で運動が進むことを願っています。まだ始まったばかりです。あきらめず地域の声を県教委に届けましょう。

(兵庫民報2022年5月29日付)11:00

神戸映画サークル6月例会:『サムジンカンパニー1995』:勇気を持って、力を合わせて

『サムジンカンパニー1995』の原題は「サムジングループTOEICクラス」。一九九五年に入社して八年目の高卒女性社員が、ステップアップを望んで社内の英語クラスを受講しながら、会社の不正を暴いていく物語。
ジャヨン、ユナ、ボラムは、大企業サムジン電子に勤務する女子社員。しかし、彼女たち高卒の女性たちの仕事は、実務能力はあったとしても、お茶くみや書類整理ばかり。
グローバル化を掲げる会社は、新しい社長を迎え、社内に英語の教室を作り英語検定試験TOEICで六百点を超えたら「代理」という肩書を与えるという。ちなみに代理とは、大卒男子には入社後すぐに与えられる肩書である。
ジャヨンはある日、地方の自社工場に行った際に汚染水が川に流れ出しているのを目撃。彼女は事態を報告する事ができたが、後に調査結果の数値を捏造した人物がいるのではないかと疑いを持つ。
ジャヨンは解雇の危険も顧みずユナとボラムの力も借りて真相究明に奔走。彼女たちの行動力は、やがて多くの人を巻き込んでいく。
実際に起こった水質汚染事件というシリアスな題材をベースに、グローバル化を掲げる韓国社会の片隅で懸命に生きる若い女性たちの姿をリアルに、そしてコミカルに描いて観る人に勇気を与える。
〔宮下暢子=神戸映画サークル協議会〕

『サムジンカンパニー1995』(2020年/韓国/110分)

6月17日(金)①11時30分②14時30分③19時、18日(土)①11時30分②14時30分③18時/神戸アートビレッジセンター KAVCホール/一般(事前予約)1,300円 参加日時を6月16日までにご予約を。Tel 078-371-8550、Email kcc1950@kobe-eisa.com/URL http://kobe-eisa.com/

(兵庫民報2022年5月29日付)10:30

JRローカル線守る取り組みすすめよう:日本共産党県委員会が政策学習会

日本共産党兵庫県委員会は五月二十二日、「JRローカル線問題政策学習会」を開催しました。
この政策学習会は、JR西日本が四月十一日付で、初めて線区毎の収支状況を発表し、一日の平均利用者数が二千人未満の線区について存続を含めて検討を行うとしたことを受け、高橋千鶴子衆議院議員政策秘書の永野保司氏を講師に開催したものです。
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永野氏は、「鉄道は移動の自由を保障するものであり、住民の足であると共に、地域再生・活性化の基盤でもある」「移動権を確保する公共交通は赤字が当たり前。それをどう支えるかが行政の仕事であり責任。この考え方は西欧では常識」だと指摘しました。
また、気候危機に対応し、地方鉄道の活用へ交通政策を全面転換する必要があること、高齢化社会対応という点からも鉄道は重要だと提起、自治体もまきこんだ路線維持の取り組みを呼びかけました。
続いて、国鉄労働組合の代表から、JR西日本はこれまで年間数百億円の黒字で、直近二年間はコロナの影響で「赤字」になったものの、ローカル線を切り捨てなければならない程のものではないこと、経費節減で駅無人化、みどりの窓口閉鎖などサービスを低下させているが、それで一層利用者が減少しているなどの実態が報告されました。
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JRの責任だけでなく、地域路線を維持しようとしない国の姿勢こそ正す必要があります。日本共産党は地域住民の声を聞き、路線を守る取り組みを進めます。
小林明男党県国民運動事務局長が主催者挨拶、赤田かつのり比例候補も決意表明しました。〔金田峰生〕

(兵庫民報2022年5月29日付)10:00

こむら潤「ケアに手厚い社会を」:こんにちは♡こむら潤です!21 (参院兵庫選挙区予定候補)

娘の年金支払いの用紙がきたので、近くのコンビニに持っていきました。私と同世代の、顔見知りの店員さんが、支払い用紙を見るなり「この紙、見るの嫌ですよね、年金高すぎて。私たち、年金もらえるかどうかもわかりませんしね」と年金の話で盛り上がりました。
「本当にね。減らない年金でちゃんともらえるように、(参院選で)がんばりますから」というと、「がんばってください!」と激励をいただきました。
年金や介護制度、高齢者の医療費負担など、現役世代にとって関係ないと思われがちですが、そんなことはありません。老後は誰もが通る道です。高齢者を家族として、またケア労働者として支えているのは現役世代。高齢者にとって安心できる社会は、現役世代が安心して働きに出られる社会であり、自分たちの将来にも展望が持てる社会のはずです。
じつは我が家でも、五月から義母と同居することになり、介護ライフがスタートしました。義母は要介護1。見守りや、ちょっとした生活介助が必要ですが、家族が日中留守になる日もあります。週一回のデイサービスにも行ってみたものの、「ずっと椅子に座りっぱなしで、すぐご飯になり、食べたらすぐ車に乗って帰ってきた。面白くないからもう行かない」と。
老後も地域コミュニティの中の一員として尊厳を守られて暮らせる、ケアに手厚い社会にしたいと、心から思います。

(兵庫民報2022年5月29日付)9:30

観感楽学「メディアが追究すべきは」

最近、マスメディアの報道で腹が立ち胸が痛んだのは家族キャンプ中に行方不明になった小学生の消息に係わる件である。二年半経過したこの四月下旬から関係ありそうなものが発見され始め、ついに県警が「本人死亡」と断定するに至る一カ月近くの連日報道。筆者はもうやめてくれとテレビに叫んでいた▼今日はどこの骨が見つかった、シャツや靴も発見された、DNA鑑定はこうだったなどなど。家族にとっては我が身を刻まれるような情報で、それが不特定多数の人間に提供されることで重なるつらさ。その上にメディアによる家族へのコメント取り「攻撃」▼誰もが知りたいことは、おさない子が突然姿を消したとき、そのいのちを守るため社会的にどんな態勢がとれているか、それが不十分ならどう改善するかに関する情報である。さしあたって事件発生時になぜ県警は二週間で「大規模捜索」を打ち切ったのか、今回最初の発見をしたボランティアはどのように組織されていたのか、その追究こそ大事なのではないのか▼似たようなことを知床海難事件でも思う。なぜこんな事故が起こったのか、とりわけ国の責任をあきらかにする点でメディアの腰は重い。念のため申し上げるがこの二件だけでない。「社会の木鐸」を死語にしてはならない。(T)

(兵庫民報2022年5月29日付)9:00

2022年5月22日日曜日

参院選投票日まで2カ月切るなか志位委員長が神戸で街頭演説:「自由と平和。まっすぐ、つらぬく。」日本共産党の躍進を

参院選投票日まで二カ月を切った五月十四日、日本共産党の第二次全国遊説のスタートとして志位和夫委員長が兵庫県、愛知県で街頭演説をおこないました。
神戸元町・大丸前では、志位委員長とともに大門みきし参議院議員(比例予定候補)、こむら潤党兵庫県国政委員長(兵庫選挙区予定候補)が訴え、神鋼石炭火力発電訴訟原告の近藤秀子さん、兵庫県労働者後援会の上岡美奈さんが日本共産党への期待を語り、思想家・神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんから寄せられた応援メッセージ(二面に掲載)を大野さとみ中央区福祉子育て対策委員長が代読しました。司会はねりき恵子県議が務めました。
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こむら潤さんは、ロシアのウクライナ侵略は国際法・国連憲章違反だと指摘、「どんな理由でも命と暮らしを奪う戦争は許せない。三人の子どもの母親として強く戦争に反対」と表明。ジェンダー、文化・芸術、社会保障などについても語り、「命と平和の願い実現に全力でがんばります」と訴えました。
大門みきし参院議員は国会議員として二十一年にわたる新自由主義とのたたかいを振り返り、新著『やさしく強い経済学』も紹介しながら、経済を改革する仕事をさせてほしいと訴えました。
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演説のなか、志位委員長はまず平和の問題をとりあげ、「憲法九条を生かして平和をつくる四つのよびかけ」をおこないました。
第一は「国連憲章にもとづく世界の団結で一刻も早く戦争を終わらせよう」、第二に「核兵器使用を絶対に許さず「核兵器のない世界」をつくろう」、第三に「危機に乗じた「戦争する国」づくりを力を合わせて止めよう」、そして第四「九条を生かした外交で東アジアを平和な地域にしていこう」と呼びかけました。
暮らしの問題では、深刻な物価高騰の原因は「新型コロナ」と「ウクライナ侵略」だけでなく「異次元の金融緩和」による異常円安が大きな原因であり、「アベノミクスが招いた大失政」だと批判しました。
その「根本的な治療法は新自由主義を終わらせ「やさしく強い経済」に大転換させることにある」として、①消費税五%への緊急減税②政治の責任で「賃金が上がる国」にする③社会保障と教育予算を経済力にふさわしく充実させる④気候危機打開に本格的にとりくむ⑤ジェンダー平等の視点を貫く―という日本共産党の「五つの提案」を示し、「本気でとりくもうとすれば財界中心の政治のゆがみに正面からメスを入れる改革が必要であり、企業献金を一切受け取らない日本共産党を伸ばして実行を」と強調しました。
新しいポスターを掲げ、「自由と平和。まっすぐ、つらぬく。党をつくって百年 日本共産党」というスローガンを訴え抜いて必ず躍進を果たしたい――と比例代表での大門みきしさんら五人の議席確保、兵庫でのこむら潤さんの勝利のために力を貸してくださいと力を込めて訴えました。
*
近藤さんは、PM2・5など有害物質とCO 2を大量に排出する神戸製鋼所の石炭火力発電所の増設差し止めを求めたたかっている裁判のうち、行政訴訟ではCO 2について住民に訴える資格がないとした大阪高裁判決を批判。子どもたちの未来のために残された時間はないとして、日本共産党の『2030戦略』への期待を語りました。
上岡さんは、コロナ禍の下でのケア労働者の実態を紹介し、ケア労働者の待遇改善のためにも参院選で日本共産党が躍進してほしいと訴えました。
*
街頭では二千五百人が足を止め聞き入りました。YouTubeでのリアルタイム視聴は県内三百十箇所でおこなわれ、あわせてのべ三千人を超す参加となりました。録画はYouTubeで現在も引き続き視聴できます(開会は十三分二十秒ごろ)。十六日現在で再生回数は二千五百六十七回にのぼっています。

(兵庫民報2022年5月22日付)14:00

「日本の軌道、正しい方向に」神戸女学院大学名誉教授 内田 樹:5月14日の日本共産党街頭演説へのメッセージ

日本共産党の活躍を心から願っております。
いまの日本のシステムは政治も行政も経済も学術や文化もすべての領域ですさまじい劣化のプロセスを転げ落ちております。
どんな国でも国力が向上する時期があり、低下する時期があります。それはさまざまな歴史的条件の複合的効果ですから、仕方がないことです。私たちにできるのは、その否定的現実をありのままに受け入れて、適切な対策を講じることだけです。
しかし、いまの日本では急激な国力低下局面を迎えながら、政府は「まったく問題ない」と平然と噓をついています。
自民党は、自分たちは一貫して正しい政策を実行しているせいで、日本の政治も経済も教育も医療も、すべてたいへんうまく行っており、この「すばらしい」状態を続けるためにも、さらに多くの議席を自分たちに与え、さらに強大な権限を委ねるように有権者に求めています。
これまで長く日本の政治を観察してきましたが、これほどあからさまな噓をつく政治家たちを私は過去に知りません。
私たちにはもうあまり時間が残されていません。一刻も早く政権交代を実現して、安倍政権以来のたまりにたまった「膿」を出し切って、日本の軌道を正しい方向に切り替えないと、これから生まれてくる未来の世代に合わせる顔がありません。
日本を正しい道に戻すためにも、日本共産党の躍進に期待しております。

(兵庫民報2022年5月22日付)13:30

「住まいは人権」のたたかいさらに――発足10年・開催100回記念集会/機関紙『「たんぽぽ」縮刷版』を出版:ひょうご震災復興借り上げ住宅協議会

ひょうご震災復興借り上げ住宅協議会は十二日、機関紙「たんぽぽ」の縮刷版出版記念を兼ねた「発足十年・協議会開催百回記念集会」を神戸市勤労会館で開き、入居者や支援者ら五十人が参加しました。
代表の安田秋成さんは、十年にわたる支援へ感謝をのべ「真実一路の道を進むことができました。これからも被災者運動を広げていきましょう」と挨拶しました。
運営委員の段野太一さんは、「「住まいは人権」をかちとることは命がけのたたかいで、つらい思いもしました」と振り返りながら、運動の到達点と意義を紹介しました。
借上復興住宅弁護団の佐伯雄三団長が裁判闘争支援のお礼をのべ「今後も入居者の権利が侵害されないよう監視し続けていきましょう」と訴えました。
東灘区、灘区、長田区の借り上げ住宅の入居者・元入居者らも参加。「久しぶりに皆さんとお会いできてよかった」「多くの人に支えられてやってこれました」とお礼をのべました。
日本共産党のきだ結県議、森本真神戸市議、まつお正秀西宮市議が「被災者が住宅と生活を再建でき、生業が再建できる政治をめざして、こらからもがんばります」などと訴えました。いそみ恵子県議、味口としゆき、今井まさこ、朝倉えつ子神戸市議も参加しました。
集会では、音楽家の廣瀬一葉さんがピアノやアコーディオンを演奏し、参加者を激励しました。
出版された『「たんぽぽ」縮刷版』は、臨時号を含む四十三号までの機関紙「たんぽぽ」のほか、付属資料として兵庫県や神戸市などへの公開質問状や申し入れ書、議会での陳述などを掲載しています。入居者と支援者ら十一人が、手記(「私の想い」)を寄せています。
〔森勇治〕

(兵庫民報2022年5月22日付)13:00

物価高騰から暮らしと営業守れ:緊急対策求め日本共産党神戸市議団が市長に申し入れ

日本共産党神戸市会議員団は五月十六日、物価高騰の影響が市民生活の全体に及び、とくに中小事業者や困窮世帯の生活を直撃している問題で、久元喜造市長に対し、市民の暮らしと営業を守る緊急対策を行うよう申し入れを行いました。
申し入れでは、コロナ危機とロシアによるウクライナ侵略による影響に加え、「アベノミクス」のもとでの「異次元の金融緩和」による異常円安が、原材料や燃料などの価格を引き上げ、食料品など物価高騰によって市民の暮らしと営業におい打ちをかけていると指摘。
その上で、神戸市として、①原材料・事業用燃油等の価格引き下げのための助成②中小事業者向けの家賃補助など直接支援③市民税や公共料金、社会保険料の減額や猶予④給食費などの学校納付金や市立大学学費の減額と免除や、学生の生活援助⑤低所得世帯への支援――を補正予算編成をふくめ緊急に実施するよう要望。また、市から国に対して、消費税の減税やインボイス制度の中止、中小企業支援と一体の最低賃金の引き上げ、年金減額の中止、医療費など社会保険料負担軽減等を要望するよう求めました。
申し入れには党市議団から森本真団長、西ただす政調会長、味口としゆき総務会長、林まさひと市議が出席。森本団長は「長期にわたるコロナの影響に加えた物価高騰により、市民のくらし、業者の営業は大変深刻です。神戸市と独自の緊急対策をぜひ実施してください」と求めました。神戸市経済観光局の大畑公平局長が対応し、「物価高により買い控えがおこり、悪循環に陥らないように消費・需要喚起に取り組みたい」「申し入れられた内容も踏まえ、六月補正で対処したい」と答えました。
〔前田明〕

(兵庫民報2022年5月22日付)12:30

9条改憲NO!全国市民アクション川西実行委員会

市民と野党のスピーチ、平和をまもる集い:生きづらさのなか無関心になっている人々に届く言葉を
9条改憲NO!全国市民アクション川西実行委員会は五月十四日、キセラ川西プラザで「市民と野党のスピーチと平和をまもる集い」を開催。冨田浩治関西学院大学教授が「自民党の改憲動向と新しい政治構造」について講演しました。
集いでは、立憲民主党、社会民主党、日本共産党が野党スピーチしました。
▽立憲民主党の北野聡子兵庫県連副代表は、夏の選挙は憲法が大きな争点になる、野党がつながることと市民との共同でがんばると表明しました。▽社会民主党の大椿ゆうこ副党首は、選択肢は多い方が民主主義は豊か、憲法が崖っぷちに立たされている。市民と野党の共闘で憲法と平和を守ろうと訴えました。▽日本共産党のこむら潤兵庫県国政委員長は、市民と野党の共同の力を発揮し、夏の参議院選挙で改憲勢力を少数派にし、ジェンダー平等など憲法通りの政治実現に向けて頑張るとのメッセージを寄せました。
原水爆禁止世界大会起草委員長で関西学院大学教授の冨田宏治さんは、世界の真の対抗軸はどこにあるのかを見極める必要があるとして、「核兵器禁止条約を作り出した世界の民主主義の力、大国の横暴を許さない国際世論が大国の力の象徴である核兵器禁止条約をうみだした。ロシアのウクライナ侵略は国際法違反であり、国際世論は法の支配を求めており、抑止力を明確に否定し国際紛争の平和的解決を求めている」「火事場泥棒のように九条変えようという勢力は、自らをプーチンのようになりたいと思っている。核共有、敵基地攻撃、防衛費の倍化で、日本を核兵器で他国を脅迫する国にしようとしている。この本質を見抜いて、市民と野党の共闘の力で政権交代を始めよう」「投票率を上げることが政治を変えることになる。そのために、貧困、非正規雇用など、生きづらい現実に圧倒され政治的無関心にされている人々に届く言葉で希望を届ける必要があり、寄り添う姿勢こそ大事。市民と野党の共闘が政治を変える最大の力です」と講演しました。
市民スピーチは、新日本婦人の会川西支部、全日本年金者組合川西支部、地域に生きる川西市民の会から行われました。
最後に、北上哲仁県議会議員が、改憲勢力は前のめりになっているが、市民は健全だ。力を合わせて平和と憲法を守ろうと呼びかけ、閉会挨拶を行いました。
司会は、日本共産党の吉岡健次市議会議員が行いました。〔今西清=同実行委員会事務局〕

(兵庫民報2022年5月22日付)12:00

〝闘うことは生きること〟――市民アクション東灘が菱山南帆子さんを迎え学習会

市民アクション東灘は五月十四日、「許すな!憲法改悪・市民連絡会」事務局長の菱山南帆子さんを講師に迎えて学習会を開催しました。
菱山さんは冒頭、ロシアのウクライナ侵攻を糾弾し、戦争をさせないため九条を守りぬくことの重要性を強調しました。
自民党は「憲法審査会の開催に応じないのは立法府の議員の任務放棄だ」と強く開催を強行していますが審議中、スマホから目を離さない議員、爆睡を続けている議員、野党の質問や意見に対して口汚い野次を飛ばす議員―など、傍聴の都度「こうした人たちに憲法を絶対に改悪させてはならない」と強く感じると菱山さんは述べました。維新の会議員の改憲に向けた扇動的な発言も厳しく批判しました。
その上で、夏の参院選について「絶対負けられない闘いだ」と力説。野党共闘批判に動揺することなく「私たちにしかできない訴えを前面に押し出し、全力で振り切る」必要があると指摘し、「私たちにしかできないこと」としてジェンダー平等、命と暮らしを守ることをあげ、「セクハラ・パワハラ問題を続出し、大企業のための政策しかできない自公政権には絶対できない」と述べました。
そのためにも市民運動を更に大きく強く広め、野党を支える力量を持つこと、運動は楽しく明るくなければ続かないことなどをジョークを交えて語りました。
最後に、少女期に障碍者を侮辱するような教師に反発し三カ月授業をボイコットしたことや今日では連日、護憲の闘いを繰り広げていることを紹介。「これも憲法のおかげ。私は三十二歳になり、仮に百歳まで生きるとしたら残り約七十年。現行憲法がなくなったら生きていけない」。それだけに「闘うことは生きること」と締めくくりました。
〔藤丸徹=市民アクション東灘〕

(兵庫民報2022年5月22日付)11:30

兵庫県原水協2022年度理事会:軍事力容認議論の強まりに警鐘、平和の取り組み強化を

兵庫県原水協は五月十五日、二〇二二年度理事会を開催し、十九地域十三団体、個人理事四十五人が出席し、「二〇二一年度の運動経過と二〇二二年度運動計画」「二〇二一年度決算ならびに同監査報告、二〇二二年度予算」「二〇二二年度役員」を承認しました。
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冒頭、和田進代表理事(神戸大学名誉教授)が、ロシアのウクライナ侵略で国内外で軍事力を容認する議論が強まっていることに警鐘をならし、平和の取り組みを強めることを訴える開会の挨拶を行ました。
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つづいて、土田弥生さん(日本原水協事務局次長)が、「ロシアのウクライナ侵攻、核抑止・核共有論の危険性と原水爆禁止運動」と題する記念講演を行いました。
土田さんは、「世界が、ロシアのウクライナ侵略をめぐって、戦争か平和か、破滅か核の廃絶かの岐路に立っており、日本でも改憲と戦争への道か、九条を生かす平和への道かの岐路にある」と指摘し、「私たちは人類生存の大義、歴史の本流の側に立つ運動であることに確信を持つべき」と強調しました。「核大国の覇権主義が横行する中で、世界を守るのは、力の支配でなく「法の支配」で、世界諸国民のコンセンサスを創る」「戦争をやめさせる上で、国際社会が国連憲章の平和のルールを守って団結することは重要」などと述べました。
「核兵器使用の危険を軽視するのは危険」として、「核兵器の使用を許さない原水協の三つの提起」(①広島・長崎の被爆の実相、核兵器の非人道性を伝える活動を内外で太く貫く②六月の核兵器禁止条約締約国会議、八月のNPT再検討会議に向けて、核兵器禁止条約への日本の署名、批准を求める署名で世論と共同を大胆に発展させる③七月参議院選を焦点に、核兵器禁止条約への日本の参加を求め、原水爆禁止運動、市民と野党の共同を発展させる)の実行を訴えました。
そして、参議院選挙を政治戦としてだけでなく、戦争か平和か、核破局か核兵器の廃絶か、日本国民の命とくらしと平和にとっても決定的に重要な闘いだとし、「私たちがしっかりと問題をとらえ、対話を進め、協力を広げれば、転換は可能」とまとめました。
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理事会では、「二〇二二年度運動計画」として、「全ロシア軍のウクライナ撤退、国連憲章に基づく平和の秩序の確立」「世界大会は代表派遣とオンラインで五百人以上の参加」「日本政府署名は世界大会までに兵庫県十万をめざす」「平和行進ペナント千本めざす」などが確認されました。
討論では、「連合自治会長が署名に賛同。自治会を回って訴える」(高砂市)、「市の平和展で署名用紙を置いてくれるようになった」(芦屋市)、「『憲法リーフ』の活用で対話を広げ、憲法署名と核兵器署名の二本をしっかり結合して成果」(新婦人)、「〝ピースボード〟写真のリレーで平和への関心を高めている」(高教組)、「被爆者の会と協力して日本政府への意見書を採択させた」(明石市)など、コロナ禍の中でも署名を広げる工夫、青年の中での変化などが討議されました。
津川知久・筆頭代表理事は、「この間、コロナ・パンデミック、ロシアのウクライナ侵略で核兵器使用の危険という二つの〝大逆流〟が起こったが、今日の理事会の記念講演、方針提起、活動発言の三つが一体になり実行していく意気高い理事会となった。芦屋市のように攻勢的に挑戦、青年たちが企画から参加を求める運動参加、ロシア批判の運動の全県の広がりなどに確信を得て、第二の被爆国を作らない決意を固めよう」と閉会の挨拶を述べました。
〔梶本修史=兵庫原水協〕

(兵庫民報2022年5月22日付)11:00

いまこそ日本国憲法を生かした社会、その実現の理想を語ろう:文化後援会が学習決起集会

参議院選挙が目前に迫った五月十五日、日本共産党兵庫県文化後援会が学習決起集会を神戸市長田区文化センターで開催しました。沖縄返還五十周年を迎えた記念の日に、党兵庫県常任委員の小林明男さんは、「いまこそ日本国憲法を生かした社会の実現の理想を語ろう」と呼びかけました。
小林さんは最初に、今回の参院選が逆流との激しいせめぎあいの中でたたかわれていることについて述べました。昨年の衆院選後に「改憲」策動が一気に「活発」化し、国会の「憲法審査会」が毎週開かれ、その内容は弁護士や法学者も呆れる乱暴さで行われていることを紹介。しかし、憲法や平和への国民の思いや願いはコロナ禍を通して深化している。その国民の模索への共感を大切にして、「多数」で何でもできるわけではない、最後は世論が決めるということを選挙結果ではっきり示そうと語りました。
なぜこうした政治状況になっているのかについて、「昨年の総選挙で市民と野党の共闘が発展し、野党連合政権が現実の可能性になったもとで、「共産党が入った政権でいいのか」の支配層の巻き返しが行われている。これに対して日本共産党は、リーフ『あなたの「?」におこたえします』で国民に日本共産党の綱領を語る活動を重視している」と述べました。
ロシアのウクライナ侵略戦争をどうしたら終わらせることができるのかについては、「この戦争を民主主義か専制主義かの「価値観」で分断するのは誤り。日本共産党だけが国連憲章にもとづく平和の合意の重要性を鮮明に打ち出している。二つの世界大戦を通じて戦争の違法化が進み、それをさらに深めた日本国憲法九条と日本共産党綱領が解明した世界論がいま生き生きと実証されつつある」と紹介しました。
ウクライナの戦争で勢いづく改憲勢力が、「九条で日本が守れるか」「核兵器共有」とまで主張し、日本共産党の自衛隊活用論まで攻撃しているもとで、憲法九条と自衛隊の関係をどうとらえ、その矛盾をどのように解決していくかについて小林さんは日本共産党第二十二回党大会決議を示しながら、「国民の生活と生存、基本的人権、国の主権と独立など、憲法が立脚している原理を守るために、可能なあらゆる手段を用いることは、政治の当然の責務である」と述べました。
最後に小林さんは、今度の参院選は日本共産党の綱領路線が問われる選挙であり、国民の関心にこたえ、希望を語り、日本国憲法にもとづく「日本改革」の方向を縦横に語りながら、比例は日本共産党の大波を起して七月十五日の党創立百周年を迎えようと呼びかけました。
〔濱本鶴男=同後援会〕

(兵庫民報2022年5月22日付)10:30

兵庫山河の会 〈五月〉

鰯食む毎みすずの神髄を命にかへて全うすべし
 石井敏子

白鷺の城の灯りでイマジンを歌い上げたるウクライナの娘
 山下正弘

うつむくな目を据えて視よ故もなく奪われてゆくあまたの命
 山下洋美

ウクライナに父さん鯉はいるだろか五月の空は悲しみたたえ
 塩谷凉子

葉桜の香りゆたかな山の街ビラの候補者笑顔こぼれて
 山下 勇

桜散る私は河馬になりたくて老後はゆるり暇をむさぼる
 古谷さだよ

夏近しガラスの小鉢二つ買い冷しトマトか奴の豆腐
 山下直子

病む人も病まぬ人らも今生は見渡すかぎり世は事もあり
 大中 肇

この戦どこからみてもプーチンよ世界中から許されはせぬ
 西澤 愼


(兵庫民報2022年5月22日付)10:00

亀井洋示「昭和20年(1945年)3月 我家の半地下防空壕」


(兵庫民報2022年5月22日付)9:30

観感楽学


韓国の平和団体「平和と統一を開く人々」(SPARK)などが、在韓米軍が弾道ミサイルのサード(高高度ミサイル)配備計画に反対する闘いを繰り広げている。尹錫悦韓国大統領は北朝鮮のミサイル開発に対し「先制打撃しか防ぐ方法はない」と発言。サード配備に中国も強く反対し、緊張を増大させている▼サード配備は米側の強い要求によるもので中国、ロシアを取り巻くミサイル防衛網の一角だ。朴槿恵政権時代に南部の慶尚北道星州ソソンリに六基が強行配備された。危険な動きに地元住民・平和団体は基地入口で座り込みを続ける。機動隊が排除した後を工事車両・機材輸送車が侵入していくという沖縄で見られる光景がここでも繰り広げられる。五月十五日、沖縄返還五十年の日に二千百三十三日目の座り込みのニュースが届いた▼二〇〇三年、米軍のミサイル防衛計画への参加を決めた日本は、迎撃高度二百㌔㍍のサードでなく六百㌔㍍のイージスアショアを選択。合わせて、サードの核をなすレーダー基地を日本の青森県車力と京都府経ヶ岬に置くことを容認した。地上配備を断念して海上配備に切り替えて三兆三千億円もかかると言われるイージスアショアもサードミサイルも危険で役にたたない計画は、日韓共同した闘いで中止させていこう。(K)

(兵庫民報2022年5月22日付)9:00

2022年5月16日月曜日

兵庫県中央メーデー3年ぶり現地集会:労働者の団結で平和な社会の実現を


新型コロナウイルス感染拡大により、二〇二〇年のメーデーは中止され、三宮周辺で宣伝行動のみの取り組みとなり、昨年の二〇二一年は、東遊園地からオンライン配信のみでの開催でした。三年ぶりに現地参加でのメーデーが、みなとのもり公園に千名を集め行われました。
早朝から時おり激しい雨が降るなか、文化行事が始まりましたが、十時の開会時には、降り続いていた雨もあがり、次々と組合旗が掲げられ、メーデーが再び開催できた喜びを感じさせる光景でした。

主催者挨拶に立った成山太志兵庫労連議長は、はじめにロシアによるウクライナ侵略について抗議し、ウクライナからのロシア軍即時撤退を求めました。また自民党などがウクライナ侵略を理由に改憲議論をすすめ、「核共有」まで持ち出していることを批判。「新自由主義政策」により格差が拡大していることを指摘し、労働者が団結することで、戦争を阻止し、紛争の解決に武力を用いない平和な社会の実現をし、働くものの賃金を引き上げることで、新自由主義政策を転換させ、八時間働けばふつうの暮らしができる社会に変えようと挨拶しました。
来賓として、日本共産党のこむら潤兵庫県国政委員長が挨拶し、「七月の参議院選挙は、「戦争か平和か」が問われる選挙になります。憲法九条を守り、改憲を許さない正念場の選挙です」と訴えました。新社会党からは、あわはら富夫県本部委員長が挨拶しました。立憲民主党からはメッセージが寄せられました。
各労組からは、▽医療や保育の現場でコロナ禍の中、いのちをまもるため、感染拡大をさせないため、毎日必死に努力しているが賃金に反映されていないこと▽県立高校の校内作業などで働く人たちが県から賃金引き下げを迫られていること▽郵便の現場で正規と非正規の不合理な格差改善を求めてたたかっていることや最低賃金引き上げの必要性――などが訴えられました。
参加者は集会後、元町大丸前までデモ行進を行い、ゴールデンウィークで買い物や観光に訪れている市民に、五月一日が労働者の祭典であるメーデーで、働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそうとアピールをしました。
〔岡崎典史=兵庫労連〕

(兵庫民報2022年5月22日付)19:30

戦争させない、9条壊すな!5・3兵庫憲法集会:それぞれが小さくても団結の力は強い、憲法守る団結を――金平茂紀さんがスピーチ


「憲法記念日」の五月三日、「戦争させない、9条壊すな!5・3兵庫憲法集会」を「戦争させない、9条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会」が神戸・みなとのもり公園で開催。コロナ下で久しぶりの会場集会に三千人が集い、デモも行いました。同時ウェブ配信もされました。
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ゴスペルシンガーの新井深絵さんのミニコンサートのあと、羽柴修弁護士が開会挨拶。羽柴さんは、「ロシアのウクライナへの侵攻後、改憲勢力が「九条は無力だ」とし「敵基地攻撃能力」「核共有」まで言い出した。戦争する国づくりにまっしぐらだ。戦争を起こさないためには国と国との信頼関係をつくる外交こそ必要。武力で戦争は止めらないことがウクライナで示されている。「九条守れ」の声をいまこそ広げよう」と訴えました。
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メインゲストスピーカーはジャーナリストの金平茂紀さん。金平さんは「ウクライナに入って取材、悲惨な事態をみたからこそ、「戦争は絶対してはならない。殺すな」と言いたい」と語りました。
また、「日本国憲法は数千万の犠牲のうえで手に入れた。武力によらず平和をつくる世界で最もすすんだ法律だ。しかし、ウクライナ問題から九条改憲や敵基地攻撃能力、核兵器共有まで政治家や政党が言うようになってきた。新聞各紙のアンケートでも改憲と護憲が拮抗している」と差し迫る情勢を語り、「ウクライナは他人事ではない。平和憲法を守るために大同団結しよう。それぞれが小さな力でも集まりの力は強い、隣にいる人と語り合おう」と力を込め、訴えました。
*

こむら潤日本共産党兵庫県国政委員長が連帯挨拶をし、「ロシアのウクライナ侵略は国連憲章違反。「国連憲章守れ」の国際世論で戦争を終わらせましょう。ウクライナの事態を利用した憲法九条改憲や戦争する国づくりをストップさせましょう。そのために全力で頑張ります」と決意を表明しました。井坂信彦立憲民主党衆院議員も連帯挨拶をしました。
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集会後、参加者は三宮から元町まで、デモ行進でアピール。先頭にはこむらさんも立ちました。
〔小林明男〕

(兵庫民報2022年5月22日付)19:00

憲法を守るはりま集会:戦争廃絶の「文明」が軍事に頼る「野蛮」を凌駕してきた到達点が憲法9条――池内了さん力説


こどもの日の五日、第四十四回憲法を守るはりま集会が姫路市市民会館で開かれ三百人が参加しました。
集会は十三年前、作曲家の池辺晋一郎さんを招いての三十一回集会で結成された「憲法を歌う市民合唱団・希望」の歌声でオープニング。実行委員長の松本滋兵庫県立大名誉教授が挨拶で、「「憲法は古い」などという理由で改憲しようとの動きが強まっている。古くなったというが世界最古の木造建築の法隆寺や姫路城はだめなのか」と「理念」を守る意義を指摘。「日本国憲法のすばらしさを語っていこう」と呼びかけました。
*
「科学の目で憲法を考える」と題した講演は、姫路市出身宇宙物理学者・池内了名古屋大学名誉教授。
池内さんは「アメリカの独立宣言、フランス革命を通じてゆっくり浸透してきた国民主権(民主主義)、基本的人権とともに、最も時間のかかった平和主義。日本国憲法は、国連憲章・条文を一歩進め、古いどころか今でも世界の最先端の憲法」「武力で平和をつくることはできない。戦争の放棄というのが歴史の流れになっている。世界史の王道を歩いてきたのが憲法九条だ」と強調しました。
「「憲法で国を守れない」という主張が急速に拡大しているが、武力によって守る国とは何か。軍は国を守るが国民を守らない。生命・生活・人権を守ることを最優先に安全・安心を確保するのは軍事的抑止力ではない。非武装、非暴力、不服従路線を徹底して追及することが真の抑止力だ」と語りました。
「人類の歴史を科学の目で振り返ってみれば、戦争を廃絶する「文明」が軍事力に頼る「野蛮」を凌駕してきた歴史といえる。その到達点として日本国憲法九条がある。このことに自信を持ち強まっている改憲策動を許さないためにも、夏の参議院選挙が天王山だ」と奮起を呼びかけました。
*
集会は「ロシアのウクライナ侵攻に断固抗議する」の集会アピールを採択し。閉会の挨拶で園田弁護士は、平和は座して待つだけでは実現しない、不断の努力で憲法を保持するためにも、九条を守りたいとの思いを拡げよう。改憲を許さないためにも参議院選挙での勝利をと呼びかけて、締めくくりました。
〔谷口善弘=参加者〕

(兵庫民報2022年5月22日付)18:30

但馬憲法集会:教育により憲法の理念を実現させなければならない――前川喜平さんが講演


但馬憲法集会・前川喜平講演会を五月五日、但馬憲法カフェ主催で開催しました。平和を愛する人は、この連休は忙しい。毎年の事だが、一日はメーデー、三日は憲法記念日街頭宣伝、そしての五日。家族サービスや田畑の農繁期。チケット販売状況が緩慢で心配していましたが、百八十名の参加、しかも期待以上の内容で、成功しました。
*

前川さんはウクライナ侵略について「ロシアの侵略戦争」と明言し、「起こってはならないことが起こった。民主主義はこのような独裁者を出現させることもある。ヒットラーも選挙で政権をとった。戦争が違法とされて高々百年、力の支配から法の支配へ再構築しなければならない。日本の政権・自民党の主張はプーチンと同じ水準まで成り下がること。力の対抗は際限ない軍拡競争となる」と批判しました。
改憲の問題では、「緊急事態条項は、内閣が国会に代わり、政令が法律となる。独裁者への道だ。作らせてはならない」と指摘。
「教育が憲法を実現し、憲法が教育を保障する。教育者も国民も望んでいなかったのに、政治主導で安倍晋三さんが教育基本法を変え、すばらしい理念は焼け跡の柱のようになった。しかし教育により憲法の理念を実現させなければならない」と力説しました。
夜間中学問題や「子ども家庭庁」問題、参院選の大切さなどにも触れて、二時間近くの長時間講演となった。
*
閉会挨拶では、「参院選で改憲派を追い込もう」との訴えがありました。


若者もちらほら、意外な人の顔も見えました。広く、じっくり、しかも決めつけない訴えで、憲法九条を輝かせたいと再度意欲を高めた憲法集会でした。
〔曽我一作=憲法カフェ〕

(兵庫民報2022年5月22日付)18:00

5・3集会「朝日新聞阪神支局襲撃事件」を忘れない:情報を深く冷静に読むこと、いま憲法9条をいかすこと――西谷文和さんが講演

「5・3集会「朝日新聞阪神支局襲撃事件」を忘れない」を日本国憲法施行七十五年、快晴の五月三日、西宮市立勤労会館で平和と民主主義を進める西宮・芦屋の会が開催しました。コロナ感染のために一昨年は中止、昨年はオンラインのみでの開催を余儀なくされましたが、今回はハイブリッド形式で開催することができ、約百五十人が集いました。
安宅正博会長の開会挨拶の後、故小尻知博記者への黙禱を行いました。
講演は西谷文和さんが「メディアは「真実」を伝えているのか――アフガン・ウクライナの今、大阪の維新政治から」をテーマに八年前にウクライナで、今年二月にはアフガニスタンで取材した映像を駆使して語りました。
ロシアのウクライナ侵略を機に日本で一部政治家が憲法改悪や核共有を声高に叫ぶという異常な状況が生まれています。これにどう立ち向かっていくのか、西谷さんはそれを考えるヒントを示しました。
一つ目は権力者と情報操作の問題です。私たちはある社会事象をみるときに、広く深く冷静に見なければなりません。例えば、今ロシアがウクライナに対して行っていることとアメリカがアフガニスタンに対して行ってきたことを伝えるメディアの扱い方に違いはないのか、ウクライナ難民とアフガニスタン難民の報道の扱い方に違いがあるがどうしてなのか、いっそう身近な例として、大阪の維新政治と在阪メディアの様々な関係に問題点を見ることができると西谷さんは指摘しました。
二つ目は日本国憲法九条との関係です。今、「九条は無力」との言説が一部で流されています。しかし、アフガニスタンで活躍した中村哲さんが行った人道支援が現地の人々の幸せをもたらしていることは、西谷さんが取材した映像と人々の声が証明しています。まさに憲法九条を体現した姿です。
集会の録画はYouTubeで視聴できます。https://youtu.be/l0vvxnEvK2k(l0は小文字のエルと数字のゼロ) 〔上田隆=同会〕

(兵庫民報2022年5月22日付)17:30


九条の会.ひがしなだ:憲法9条の意味を今考える――和田進神戸大学名誉教授が講演


ロシアのウクライナ侵略が始まって二カ月余りとなった四月三十日、九条の会.ひがしなだは、「憲法九条の意味を今考える~国連憲章とのかかわりから~」と題し、和田進神戸大学名誉教授を講師に迎えた講演会を神戸市東灘区文化センターで開きました。
はじめに和田教授は、ロシアのウクライナ侵略について①国連憲章違反②国際人道法・国際人権法違反だと指摘しました。
そして、人類の歴史のなかで、正戦論の時代~無差別戦争観の時代~第一次世界大戦~第二次世界大戦に至る経過のなかから国際の平和及び安全の維持、人権及び基本的人権の尊重を求めて現在の「国連憲章体制」が構築されたこと、例外としての武力行使の容認は①集団安全保障(七章)②自衛権(第五十一条)であることを詳しく説明しました。
そして和田教授は、日本国憲法平和主義原則の二つの側面として「戦争責任の自覚と再び抑圧者・侵略者とならないというアジア諸国民に対する誓約」「一九二八年のパリ不戦条約と一九四五年の国連憲章を踏まえて、世界の人民の平和的生存権の確立」を誓ったものであったと述べました。
最後に和田教授は、ロシアのウクライナ侵略で今問われているのは、国際的な反戦の世論と行動で無法な侵略を押さえ込むこと、軍事同盟と軍事対決の世界に歯止めをかけること、そこにこそ、憲法九条の意味が存在すると強調しました。
講演後の質疑応答では、現状を踏まえた多くの質問に丁寧に答えいただき、講演の内容を深めました。
〔西谷利文=九条の会.ひがしなだ〕

(兵庫民報2022年5月22日付)17:00

子どもの日宣伝

五月五日、日本共産党兵庫県女性後援会が三年ぶりの「子どもの日宣伝」を行いました。
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王子動物園前では、子ども連れの家族が入園に列をなしている前で、こむら潤兵庫県国政委員長(参議院兵庫選挙区予定候補)が訴えました。
こむらさんは「一九八九年に国連で採択された子どもの権利条約では、すべての子どもが健康に生き、学び、自由に活動し、大人や国から守られ援助されながら成長する権利があるとされています。ウクライナの子どもたちは命の危険にさらされ、日本の子どもたちは高い学費や競争教育に苦しめられています。すべての子どもたちが、将来にわたって安心して自分らしく生きられる社会を実現するため、まず平和な世界を実現しましょう。日本共産党は国連憲章に基づく平和の秩序を回復するために全世界が一致してロシアにせまること、日本では九条に基づく外交努力で戦争をしない東アジアをつくることこそ必要です。参議院選挙は戦争か平和かが問われる選挙。日本共産党の躍進とこむら潤を国会に送っていただき、憲法九条を守る力を伸ばしてください」と呼びかけました。
味口としゆき神戸市議は「王子公園に大学を誘致するという神戸市の計画に反対の署名が三万筆を超えた」ことを紹介し、「久本喜造市長は市民の声を聞くべきだ」と訴えました。大野さとみ中央区福祉子育て対策委員長も訴えました。
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元町大丸前では、こむら潤さん、森本真神戸市議団長、大野さとみさんが訴えました。森本市議は「ウクライナへのロシアの侵略に乗じた岸田政権や維新の会・国民民主党が軍事費を二倍に増額し、軍備拡大、核共有などを議論し、憲法に自衛隊を書きこもうとする改憲は絶対許せない。戦前から反戦平和を貫いて百年の歴史を持つ日本共産党を大きく伸ばしていただき日本と世界の平和を守りましょう」と力説しました。
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松方ホール前では、松本のり子神戸市議と前田千代さん(枝吉保育園園長)、平松順子(県委員会・筆者)がアンパンマンミュージアムに向かう親子連れに訴えました。松本市議はアンパンマンの著者であるやなせたかしさんの兄が「特攻隊」で戦死されたことをあげて、「戦争のない世界をつくるために、憲法九条を守りましょう」と強調しました。
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最後の新長田の鉄人28号前では森本市議と長田区女性後援会の木下清子さん、新婦人垂水支部内後援会の西松夏美さん・尻池直美さんがそれぞれ訴えました。
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それぞれの街頭宣伝箇所にはそれぞれの地域の女性後援会員が十五人から二十五人が参加し、チラシをまき、『しんぶん赤旗』宣伝紙や『?リーフ』で対話。司会の由利美香さん(新婦人県本部内後援会)は「五月十四日午後一時から元町大丸前で志位和夫委員長の街頭演説会を行います」と紹介しました。青年男性がビラを受け取ったり、中学生だという二人連れが熱心に耳を傾けていたりなど、若い世代の反応がめだちました。〔平松順子〕

(兵庫民報2022年5月22日付)16:30

こむら潤さんら街角で若い世代と双方向で:「Meet‒up」第2回


日本共産党兵庫県委員会は八日、民青兵庫県委員会と共催で、若い世代と双方向でとりくむ「Meet-up」宣伝の第二回目を行いました。場所はさんきたアモーレ広場です。こむら潤兵庫県国政委員長ときだ結県議が参加しました。
民青同盟のみなさんは「虹色の魚作戦」と題して、大きな魚の絵を描いた横断幕と、魚の鱗型のカラフルなメッセージカードを用意し、青年と対話して鱗のカードに「願いや要求」を記してもらいました。こむらさん、喜田さんはメッセージカードを読み上げ、共感の思いや社会を変える展望を語りました。
こむらさんは、「給料を上げてほしい」というメッセージカードを受けて、「非正規雇用が増え、不安定な働き方が広がっている。日本共産党は、非正規雇用から正規雇用への転換や、最低賃金千五百円の実現を目指します」と語りました。「平和を願う」という願いに対しては、「ロシアのウクライナ侵略は国連憲章違反。人道支援を尽くすこと。武力ではなく対話での解決が重要」と訴えました。
きだ県議は、「友達がDV(ドメスティックバイオレンス)被害に遭っている」という声を受け、「DVは当事者が被害に遭っていることに気づきにくい。DVとは何か周知が必要であるし、当事者には自分を責めないでと伝えることが必要。また根本的には男女の賃金格差をなくし、女性が自立できる社会にしていくことが必要」と語りました。
他にも「神鉄の運賃を下げてほしい」「全世代が住みやすい世の中に」など多彩な願いが寄せられました。
通りすがりの若者が足を止めて聞いたり、待ち合わせで座っている学生がじっと見つめるなど、若い人からの反応が寄せられた宣伝でした。〔伊木さち〕

(兵庫民報2022年5月22日付)16:00

〝自分の願いを大切にするために〟――日本共産党と民青同盟が「若者×選挙」青年・学生のつどい


民青兵庫県委員会と日本共産党兵庫党県委員会は共催で四月三十日、神戸市内で、大門みきし参院議員とこむら潤兵庫県国政委員長を講師に青年・学生のつどい「若者×選挙~自分の願いを大切にするために~」を開催しました。ヒバクシャ署名運動で出会った青年や、「友人から聞いて来た」という学生を含め、十二人の青年・学生が参加しました。
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始めに、保育士として働く同盟員から、「青年の生の声運動」で聞き取った、子育て中の女性やヤングケアラーである学生の実態告発、保育士の待遇改善を求めた訴えがされました。それを受けて、こむらさんと大門さんが改善を求めて参院選をたたかう決意をのべるとともに、党の「やさしく強い経済」政策について紹介しました。
後半は、参加者からの一問一答の時間がたっぷりととられ、「法人税を上げてタックスヘイブンに逃げられたらどうするか?」「改憲についてピンときていない人が多いが、知らせていくにはどんな方法が?」「原発の経済的なメリットは一概にはねつけられない。経済的に本当にいいのか?」「ヤングケアラーへの支援については?」「生活保護を拡充してほしい」「野党間の連携が弱いのでは?」など、それぞれの気になる疑問が出され、大門さん・こむらさんの名コンビで様々な角度から語られました。
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感想文では、「改憲勢力に三分の二を取らせてはならないと思う」「青年は怒りによって政治に参加するという言葉にとても共感」「選挙を頑張りたい。背中を押してもらえた気がする」など寄せられました。
〔伊木さち〕

(兵庫民報2022年5月22日付)15:30

日本共産党国会議員団兵庫事務所だより:ローカル線を守り、安全な踏切めざし

JR西日本が四月十一日付で、一日二千人未満の路線について、上下分離方式など経営形態の変更を視野に入れた協議を、当該自治体と行う方針を明らかにしました。これは国およびJR西日本がその公的責任を投げ捨てる一方で、地方自治体に過重な負担を押し付けようとするものであり、看過できません。
今回JR西日本が挙げた県内路線は、姫新線の播磨新宮~上月、播但線の寺前~和田山、加古川線の西脇~谷川、山陰本線の城崎温泉~浜坂です。
日本共産党国会議員団兵庫事務所は、具体的影響などについて調査を行い、ローカル線を守る取り組みを始めています。また、五月二十二日に勉強会をひらく予定です。
この他、鉄道関連では四月十六日、「車椅子で渡るのが怖い」との声を聞いて踏切改善を求めている地域の日本共産党支部から要請を受け、こむら潤党県国政委員長の代わりに現場である阪神武庫川駅東側の踏切を視察してきました。
支部は議員を通じて県と尼崎市に要請しました。阪神電鉄本社にも申し入れを行おうとしましたが、同社は「今以上の改善は無理」と面談を拒否しています。
全国でも線路と踏切道の溝にタイヤがはまり立ち往生し、列車にはねられ死亡したなど、車椅子関連の踏切事故は後を絶たず、国土交通省も対策に乗り出していますが、なかなか進んでいません。
当事務所としては、地元と連携し、国・市・事業者へ積極的に働きかけたいと思っています。
〔金田峰生〕

(兵庫民報2022年5月22日付)15:00


市議選・参院選めざし日本共産党:加古川市で演説会


宮本たけし衆議院議員、こむら潤党県国政委員長を迎え日本共産党東播地区委員会は五月七日、加古川市民会館中ホールで演説会を開き、三百二十人が参加しました。
もっと住みよい加古川市の実現のため、市議選(六月五日告示・十二日投票)で市民要求を届ける日本共産党二議席確保をと、立花俊治市議と橋本和彦さん(市議予定候補)が訴えました。両氏はこの間の日本共産党の実績を紹介し、引き続き国保料の引き下げ、学校給食の無料化、かこバスの拡充、煤塵規制、CO 2削減などの公約の実現にがんばる決意を表明しました。
こむら潤さんは、ジェンダー平等、教育問題など訴えました。
宮本さんは、ロシアのウクライナ侵略は国連憲章違反、国際人道主義に反する行為であり、直ちに撤退をと強調。「国連憲章にもとづく世界の平和秩序の回復」という方向で全世界が団結できるかどうかに戦争をできるだけ道理に沿った方向で終わらせられるかどうか最大のカギがあると指摘。危機に乗じた九条改憲を許さず九条を生かした平和外交戦略をと訴えました。
美濃部研究会の宮先一勝さんからは「加古川市には市政をただすために必要な日本共産党の二議席確保にがんばろう」と激励を受けました。
参加した高校生からは、「宮本さんの話で、フランスでは大学の学費無料で奨学金は自由に使えて本を買ったり旅行に行ったりもできるという日本との違いにびっくりした」と感想が寄せられました。
〔櫻本美都恵=東播地区委員会〕

(兵庫民報2022年5月22日付)14:30

日本共産党県議員団:補聴器活用調査事業のさらなる充実求め申し入れ


日本共産党兵庫県会議員団は四月二十七日、齋藤元彦兵庫県知事に、県が実施する補聴器活用調査事業のさらなる充実を求める申し入れを行いました。
補聴器活用調査事業は、党県議団が繰り返し求めてきた高齢者補聴器購入補助制度を国に要請するためのモデル事業として実施されます。申し入れでは、この事業の補助額上限が二万円、対象者を四百人までとしていることなどをうけ、▽補助額の増額▽対象者数の拡大▽制度の恒久制度化―などを求めました。
各議員からは、「兵庫県の高齢化率は全国平均より高い。いまやるべき支援の一つ」「対象者があまりにも少ない。活用調査にしてももっとふやすべきだ」「事業評価に、〝聞こえ〟の評価を採用してほしい」「一回限りのモデル事業ではなく恒久制度化してほしい」など要望を伝えました。
県担当者は、「利用されたい方、市町からも問い合わせがある。介護予防の効果が示せれば国の導入のきっかけになるのではないかと考えている」など答えました。〔門屋史明〕

「高齢者の補聴器活用調査」参加者募集

募集期間:4月21日(木)から6月10日(金)まで
補助額・募集人数:
補助額上限2万円
募集人数400人(応募者多数の場合は抽選)
補助対象:
①県内に住所を有すること
②2022年4月1日現在満65歳以上であること
③聴覚障害による身体障害者手帳の交付を受けていないこと
④耳鼻科医師の診断を受け、補聴器が必要との意見を受けていること
⑤アンケートなど県の調査に協力すること
対象となる補聴器:①~③を満たすもの
①医療機器として認定された補聴器本体と付属品(集音器は対象外)
②認定補聴器技能者により本人に合わせて調整された補聴器
③2022年4月1日以降に購入された補聴器
申し込み用紙の配布場所:
①市町、②地域包括支援センター、③県民局、④健康福祉事務所など
問い合わせ先:
兵庫県福祉部高齢政策課地域包括ケア推進班
Tel 078-362-3195(内)2946

(兵庫民報2022年5月22日付)14:00

国は石炭火力の新設を止めて!――裁判日記(行政訴訟控訴判決):子どもたちの未来のために声あげ続ける


原告・近藤秀子

「主文 本件各控訴をいずれも棄却する」――
大阪高裁は、①PM2・5については、それによる健康・生活環境に係る被害のおそれを理由として原告ら全員の原告適格を認めながら、②神鋼石炭火力発電所から大量に排出されるCO 2については、環境影響は「自己に関係のない利益(公益)」だとして一審同様、原告適格を認めない――という判決を四月二十五日に言い渡しました。
被害を受けない利益は公益だとしていますが、神鋼が排出する大量のCO 2が熱波、大雨などの異常気象を招き、私たち原告に被害をもたらしている事は明らかです。気候危機を加速させるCO 2の大量排出という重大な人権侵害行為を行政訴訟で争えないのは、憲法で保障されている「裁判を受ける権利」を侵害するものです。オランダの最高裁はCO 2の削減措置を認めたというのに、日本は裁判で争う資格すら無いというのです。
昨年十一月のCOP26では地球の平均気温の上昇を一・五度以内に抑えるために努力する事を確認し、この十年が正念場であり、石炭火力発電所の段階的削減を加速するよう求めています。日本の目標はどうでしょう。
日本政府が地球の平均気温の上昇を一・五度に抑えるために掲げた目標は、二〇三〇年までに二〇一〇年度比で四二%の削減にとどまり、国連が示した二〇一〇年比四五%減よりも低いものです。
世界の流れに後ろ向き、「脱炭素」と言いながら石炭火力発電所を増設する、この政治にものが言えない裁判所。
私たちに残された時間はもうわずか、限界が目の前に迫っているなか、四月二十八日、神戸製鋼所は四号機の火入れを行いました。本当に残念です。政府が本気で取り組む覚悟があるなら、石炭火力発電所の増設は中止にするしかありません。
判決後、弁護団及び原告団声明で上告する事を明記し、決してあきらめない決意を表明しました。私たちは子どもたちの未来のために声を上げ続けます。そして裁判所には「公正な判決を」と願うばかりです。

次回民事裁判期日
七月十九日(火)十三時三十分開廷、神戸地裁。原告の高田寿子さんが口頭陳述をします。

(兵庫民報2022年5月22日付)13:30

『2021年度空気の汚れ調査結果報告書』:県内の空気の汚れ状況を見やすく分かりやすく


空気の汚れ調査兵庫県実行委員会(公害なくせ!県民集会実行委員会・ひょうごECOクラブ)は、毎年6月の環境週間にあわせて簡易カプセルを使った空気の汚れ調査を行っています。昨年は、新型コロナ第4波の感染拡大で「まん延等防止措置」の最中でしたが、団体・個人へ参加呼びかけを行った所、26団体11個人から1,398個の申し込みがあり、1,270個が回収されました。
この度、回収されたカプセルを分析した結果と考察、県内の公害に反対し、環境を守るためにたたかっている団体や個人からの寄稿を掲載した『報告書』が完成しました。グラフやマップなどカラー印刷で見やすくわかりやすいように工夫しました。ぜひ多くの皆さんに見ていただき、県内の空気の汚れ状況や環境を守る運動の現状を知っていただきたいと思います。『報告書』冊子は1冊1,000円、『報告書』CD(PDFとExcel)は1枚500円です(送料込み)。ご希望の方は下記へご連絡下さい。
申し込み先:Tel/Fax 078-219-8632Email hyogoeco@ybb.ne.jp
問い合わせ先:携帯090-4294-1600(丸山寛)

▼ 21年度空気の汚れ調査結果概要
2021年6月の測定実施時期は、新型コロナ感染防止対策の人流抑制や緊急事態宣言、経済活動の停滞などの影響で、2019年の測定結果よりかなり低くなっています。2012年から歩道橋・陸橋上の測定を行っており、2019年までの平均値は40.3~56.3ppbでした。しかし、今年は平均値37.7ppbと激減しています(2020年は新型コロナで10月に規模を縮小して実施したため比較対象から除外)。
編集後記には、「これは、人間活動が空気の汚れを招いていることの証明であり、IPCC第6次報告書が「人間活動が温暖化させてきた事はもはや疑う余地はない」と断定したことと同様だと思います。2050年カーボンゼロ目標達成にむけて、石炭火力発電を早急に廃止させる運動を強めましょう。特に兵庫県は、石炭火力発電や天然ガス火力発電等の化石燃料を利用した発電設備が集中立地しており、大気だけでなく海の環境破壊も深刻です。県として必要な対策をとるよう要求していきたいと思っています」と記しています。

ひょうごECOクラブ事務局長 丸山 寛

(兵庫民報2022年5月22日付)13:00

みんぽう川柳〈四月〉「遊ぶ」

選 者 島村美津子

特 選

一人ではどこへも行けぬ身が悔し
 神戸市 松尾美恵子

【評】働きづめに働いてきて、やっと余裕ができた頃には自分では何も出来なくなっている。身体がついてきてくれない。
コロナ禍の今はなおさらのこと、いっぱい遊びたかったのに、買い物にもゆきたい映画もみたいなど。老いて病む老人の姿が浮かび上がってくる。
一句目、動物たちの人間の子どもたちのそして大人たちの大切な遊び場を奪う「王子公園縮小計画」なんてとんでもない。九十六歳のマツ子さんは先頭に立って、元気よく声をはりあげ、ふっとばせー。

入 選

遊び場を奪う計画ふっ飛ばそう
 神戸市 伊藤マツ子

ままごとの椀に浮かんだいぬふぐり
 神戸市 塩谷凉子

姉妹仲良く糸とりおじゃみ遊んだ日
 芦屋市 梶原嘉代子

家家の花と遊ぶかウオーキング
 明石市 野村邦子

コロナ鎮め諸国漫遊してみたい
 神戸市 眞鍋靖子

ガキ大将今は私の尻の下
 明石市 植木多佳子

毎日が日曜なのに遊べない
 尼崎市 富田 断

遊んではいないけれども遊んでる
 明石市 片山厚子

小遣いがちょっぴりポケット電車乗る
 芦屋市 松田良介

ブランコ二つ戦禍の街にゆれている
 明石市 松永雪子

校庭で遊ぶ子たちはいまいずこ
 明石市 上河規江

ほほゆるむ孫の手加減遊ぶなか
 宝塚市 白井正登

いつの間に遊ぶつもりが遊ばれて
 神戸市 紙本辰雄

遊び方知らぬ親父はそっと逝き
 明石市 小西正剛

みんぽう川柳募集

▽締切は毎月第四火曜日、必着です▽五月の題は「葉書」、五月二十四日締切▽六月の題は「決める」、締切は六月二十八日。★六月募集分ついては、掲載が参議院選挙期間中となる見込みですので、候補者名をはじめ参院選挙に直接かかわる表現を含む句は採用できません。少々難しい制約ですが、奮ってご応募ください▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記してください。葉書のみ受け付けます。お体の具合などで投函に出られない方はいままでどおりメール・ファクスでけっこうです。

(兵庫民報2022年5月22日付)12:30


観感楽学


先日、「マスクを着けたままで顔認証が可能か」という記事を読みました。顔認証とは、パソコンやスマートフォンを使う時に本人かどうかを本体に搭載されたカメラで捉えた顔から本人を認証しロックを解除するものです。パスワードの入力や指紋ではない認証方法です▼具体的な仕組みは簡単に言うと各システムで持っている顔情報と、カメラで捉えた顔と思われる物体を照合し、眉、目、鼻、口といったパーツと輪郭の位置関係からその物体が顔なのか、登録されている特定の個人の顔なのかどうかを判断しているそうです▼今はコロナ禍で日常的にマスクを着用した生活です。これによってスマホなどの顔認証ができなくなったと不便さを嘆く人が多くいるそうです。マスクなどで顔のパーツが隠れると顔の輪郭がわからなくなり認識ができなくなることが多くなるそうです▼記事は、しかしあるメーカーがマスクをしたままでも九九%以上の精度で顔認証ができる技術を開発したというものでした。どんな時でも新しい技術開発で、より良い生活ができることは非常に嬉しいことです。しかし、顔認証システムにはプライバシー問題が関わってきます。個々人の尊厳を守るため、法律やルール作りも同時に進めることを忘れてはいけないと思います。(ふ)

(兵庫民報2022年5月22日付)12:00