2022年1月30日日曜日

核兵器禁止条約発効1周年:日本政府はいますぐ参加を:原水協が各地で宣伝など行動


兵庫県原水協は一月二十二日、核兵器禁止条約発効一周年記念行動を元町商店街(神戸市中央区)で行いました。
兵庫県原水協の津川知久・筆頭代表理事、成山太志代表理事(兵庫労連議長)、庄本えつこ常任理事(共産党県議)らが、開会中の国会でも岸田首相が禁止条約に参加することを拒否していることをきびしく批判し、「禁止条約に参加し、三月の禁止条約締約国会議にオブザーバーででも出席して役割を果たせ」と訴えました。
高教組の松岡さんが手作りの大型プラカードで「日本政府は唯一の戦争被爆国として条約に参加せよ!」とスタンディングする姿は通行人から強い注目を受けました。展示されている原爆写真パネルに足を止めて解説文を読む人も目立ちました。
参加した兵庫労連の岡崎史典事務局次長、年金者組合の賀川純子副委員長、兵商連の田中邦夫事務局次長、日中友好協会の兵頭晴喜理事長、共産党の平松潤子県副委員長らが、「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」を呼びかけました。
姫路市の三人連れの女性は、「広島出身の岸田さん(首相)が禁止条約に参加しないなんて理解できない」「コロナ対策も十分にやってくれていないので不安が大きい」などと語りながら署名に応じていました。福岡県太宰府市から観光で訪れた女性は、「福岡でも訴えを聞いた。全国で取り組んでおられてすごいですね」と激励しながら署名しました。
兵庫県では一日早く行動した神戸市垂水区のほか、北区、西宮市、芦屋市、豊岡市などでも訴えが行われました。〔梶本修史=兵庫県原水協〕

(兵庫民報2022年1月30日付)16:30

憲法改悪を許さない全国署名:政党・市民団体が取り組み議論:西宮芦屋市民アクション

芦屋ラポルテ前での宣伝(19日)

「憲法改悪を許さない全国署名」の取り組みかたについて9条改憲NO!西宮芦屋市民アクションは一月十五日に話し合いをおこないました。立憲民主党から河崎はじめ議員、日本共産党からまつお正秀議員、無所属のよつや薫議員、社民党・新社会党の役員や西宮・芦屋の各地・各分野の「九条の会」やさまざまな市民団体などから二十四人が参加しました。
「自・公が草の根から改憲のための運動をすすめようとしているので、それを上回る運動が必要だ」「改憲勢力に負けない構えで取り組む必要がある」「目標を持って署名をすすめる必要がある」「署名を集める人を大規模に組織する必要がある」「多くの市民への可視化した取り組みと目標を持った取り組みを進めよう」「いっせい宣伝・署名行動を計画したら」「地域訪問を計画している」など、「改憲を許さない」決意がこもった活発な議論が行われました。
議論を通じて、①それぞれの団体・個人が過去最高を超える目標を持って、西宮芦屋地域で十万をめざそう、②この四年間毎月続けている十九日(芦屋)、二十九日(西宮)の宣伝・署名行動は、参加者を増やすなどして勢いを示す宣伝署名行動にしていこう、③吉江仁子弁護士を迎えての三月五日の憲法学習会(*)を成功させよう、④ニュース発行を続けよう――などを確認しました。
〔樫村庸一=同市民アクション共同代表〕
 
*「憲法と岸田改憲の危険性を学ぶ」(仮題)講演会
三月五日(土)十三時三十分、西宮市勤労会館ホール/参加・資料代五百円/問い合わせTel.090・5976・8665

(兵庫民報2022年1月30日付)16:00

憲法共同センター「19日宣伝」:寒風の中訴え:新憲法署名に応じる人も


一月十九日、寒風の中、憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは神戸大丸前で定例の宣伝署名行動を行いました。津川知久代表や各弁士は、「憲法違反の戦争法を国民の反対の声を無視して自民公明政権が強行採決してから、毎月十九日に当地と全国でも宣伝を続けている」「岸田政権が六兆円の大軍拡予算に続き〝敵基地攻撃能力〟保持まで言い出し、憲法九条改憲に前のめりになっている」「戦争する国づくりへの暴走を国民の声でストップさせよう」と訴え。訴えにこたえ「憲法改悪を許さない全国署名」も集まりました。
〔小林明男〕

(兵庫民報2022年1月30日付)15:30

兵庫県はCOP26合意ふまえた気候危機対策を:連載①グラスゴー気候合意――COP26の成果について


日本共産党兵庫県議団事務局長 門屋史明

「原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」第18回恒常学習会(2022年1月13日)で行った「COP26の成果と兵庫県の温暖化対策の課題」報告を再編、加筆、修正した内容を4回の連載で紹介します。
*
兵庫県は、国の地球温暖化対策推進法の改定、第6次エネルギー基本計画の策定をふまえ、県の地球温暖化防止対策推進計画について、今年度中に改定しようとしています。
しかし県の対策の大本にある日本政府は、昨年11月に行われた第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)で、2年連続"化石賞"を受賞するなど、世界の温暖化対策の水準に比して、極めて不十分と言わざるを得ません。兵庫県の対策の検討において、不十分な日本政府の対策に追従するのではなく、COP26での「グラスゴー気候合意」水準での温暖化対策をすすめるべきです。そこで、まず、グラスゴー気候合意の概要をみていきたいと思います。

1.5℃への決意

国連気候変動枠組み条約は、大気中の温室効果ガス濃度を安定させることを目的に、1992年に採択され、1994年3月に発効。1995年3月に第1回締約国会議(COP)が開催されました。以来、新型コロナウイルス感染症拡大で延期になった2020年を除き、年1回開催されています。
直近のCOPの大きな波として、2015年のCOP21のパリ協定があげられます。パリ協定では、「平均気温の上昇を工業化前から2℃を十分に下回り、1.5℃に抑えるよう努力する」という温度目標の達成を目的にしました。その後、2021年8月の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表した第6次評価報告書では、「人間の影響が温暖化させてきたことには、もはや疑う余地はない」とし、最悪のシナリオで今世紀末までに工業化以前から3.3~5.7℃上昇すると指摘。1.5℃に抑制する必要性を強く示唆していました。したがって、COP26では、1.5℃目標に合意できるか、さらに各国が現在の排出目標を引き上げる方向性が打ち出せるかが最大の課題となっていました。
こうした中、2021年10月31日から開催されたCOP26は11月13日、「グラスゴー気候合意」を採択して閉幕しました。
このグラスゴー気候合意の中に、「気候変動影響は2℃より1.5℃のほうがはるかに小さくなることを認識し、1.5℃への努力の追求を決意する(resolves)」として、「1.5℃目標」を明確に目指すべき目標においたことは、パリ協定以来の大きな変化となりました。また1.5℃目標達成のために、「世界全体の温暖化を1.5℃に制限するためには、世界全体の温室効果ガスを迅速、大幅かつ持続可能的に削減する必要があること(2010 年比で 2030 年までに世界全体の二酸化炭素排出量を45%削減し、今世紀半ば頃には実質ゼロにすること、及びその他の温室効果ガスを大幅に削減することを含む)を認める」と明記されたことも重要でした。COP26は、世界に最低限の水準を示し、対策を促すことになりました。
一方で、COP26では、提出されている2030年目標が完全に実施されるシナリオでも温室効果ガスは13.7%排出量が増え、2100年の温度上昇が+2.4℃となるとされ、今後10年間が「決定的」だとして各国に対し、2022年末までにそれぞれの削減目標を見直し、強化することを求めました。
日本政府や兵庫県の地球温暖化対策について、こうしたCOP26での合意をふまえた対策をおこなうことが求められます。

排出削減対策を講じていない石炭火力発電の段階的削減

また石炭火力発電については、「排出削減対策の講じられていない(Unabated)石炭火力発電の段階的削減」が明記されました。当初は「段階的廃止」の方向で議論されていましたが、インドなどが「廃止」に抵抗し、「段階的削減」に修正。議長は、「決裂」ではなく「合意」をかちとるために、涙ながらに修正に応じたとされていますが、石炭火力発電が、COP会議の合意事項に明記されたことは初めてのことであり、この合意をふまえた対策が各国に求められることになります。
なお、COP26会議の会場では、イギリスやドイツ、フランス、欧州連合など46カ国・地域が、温室効果ガス排出対策を取っていない石炭火力発電の廃止を盛り込んだ声明を発表したことは、石炭火力発電廃止の流れを大きく促進しました。しかし、日本政府は、この声明に参加せず、石炭火力発電の廃止に背を向けました。さらに、日本政府は、グラスゴー合意で触れられている「排出削減対策を講じた石炭火力発電」について独自の解釈を持ち込み、自国の石炭火力発電の永続化、アジアへの輸出などをすすめようとしています。
これら、日本政府の問題点については、次回で触れていきます。


(兵庫民報2022年1月30日付)15:00

「気候危機を打開する日本共産党の2030戦略」:日本共産党東播地区委員会が学習会:


「気候危機を打開する日本共産党の2030戦略」の学習会を日本共産党東播地区委員会の主催で一月二十二日、加古川市立勤労会館で開催しました。
講師には日本共産党原発・気候変動・エネルギー問題対策委員会の鈴木剛さんを招きました。遠くは多可町など東播各地から六十八人が参加しました。
鈴木さんは三十六枚(補足資料もあわせれば四十八枚)にわたるスライドで説明。「気候危機は待ったなし。ここ十年に人類の未来がかかっている」――参加者の大半は七十代でしたが、若い世代に思いをはせ「緊急に解決しなければいけない死活的な大問題」であることを改めて認識しました。
産業革命以前比で一・五度以下に抑えるためには先進国の役割が重要で、世界の第五位の排出量の日本の役割が問われます。しかし、岸田自公政権の「エネルギー基本計画」の削減目標は低すぎ、石炭火力や原発に固執、「新技術」頼みでは間に合いません。
日本共産党の提案は、二〇三〇年度までに消エネ、再エネでCO 2排出量を五〇~六〇%削減するもの。条件は十分あり、やればできる技術もある。電力会社や鉄鋼企業など産業界の協力を得ること。運輸や交通、都市・住宅づくり、自治体や農漁業政策など。さらに貧困と格差の是正と一体に行い民間投資や雇用を生み出すなど総合的で未来のある政策であることが、今回の学習会で理解できました。
アンケートでも多くの参加者から「わかりやすかった」と大好評でした。
〔新町美千代=東播地区委員会〕

(兵庫民報2022年1月30日付)14:30

「気候危機を打開する日本共産党の2030戦略」:東垂水後援会後援会が学習会


東垂水日本共産党後援会は「気候危機問題を考える」学習会を一月二十二日、垂水区文化センターで行い、後援会員や支持者二十八名が集まりました。お話は神鋼石炭火力発電公害問題灘区連絡会事務局長の廣岡豊さん。
廣岡さんは資料を示しながら、過去二千年のはじめ百八十年間は世界の気温の変化がなかったが、末の二百年間に大きく上昇していることや、世界六十六カ国から二百三十人以上の専門家が集まるIPCCの第六次報告で「温暖化の主な原因は人間活動である……疑う余地がない」と断じたこと、今後も地球温暖化が進めば、大雨、高温の発生頻度が多発するとした資料を示し、CO2の削減に取り組むことが大事だと述べました。
また、神戸製鋼所が石炭火力発電所三・四号機を稼働する予定だが、そうなれば一社で合計千四百四十二万トンのCO2を発生することになり、神戸市民が発生している量を大きく超えることになるなどを報告しました。
参加者から「再生可能エネルギーを進めるには自治体の支援が必要」「神戸市は水素エネルギーを推進しているが、どうか」など活発な質問が寄せられました。
〔今井まさこ=神戸市議〕

(兵庫民報2022年1月30日付)14:00

「気候危機を打開する日本共産党の2030戦略」:日本共産党宍粟市委員会が学習会

(小林さん撮影のため講師が写っていません)

気候危機打開の学習会が一月二十二日、宍粟市で開かれました。
気候危機問題に関心が高まっており、この問題を広く語る力をつけようと日本共産党宍粟市委員会が開催したものです。
講師の小林明男党県常任委員が、日本共産党の「気候危機を打開する2030戦略」と党県議団が作成した資料をもとに解説しました。――先に開かれた地球環境危機打開への国際会議COP26で、日本は市民団体から「化石賞」を受賞するなど、世界の脱石炭に対し石炭火力発電にしがみついている異常な姿勢が明らかになった。この日本共産党の提案は多くの運動団体・専門家の意見も聞いてつくったもの。二〇三〇年までに産業革命以来の温度上昇を一・五度以内とする世界の目標達成には何が必要かを明らかにした。脱炭素、省エネ・再エネ推進で経済も雇用も発展することができる提案。CO 2排出量全国五位の兵庫県でこそ、実現できる世論をつくろう。リーフ・パンフを若い人にも普及・活用しよう――と語り、県内のとりくみも紹介しました。
参加者の「大規模な太陽光発電が環境問題になっている」「太陽光発電の廃棄後の汚染は」「オール電化にして電気代が高くて困っている、自由化でどうなるか」などの質問にも答えました。〔小林明男〕

(兵庫民報2022年1月30日付)13:30

神戸製鋼さん石炭火力発電所つくらないで――裁判日記(民事訴訟第14回):健康被害と地球規模での環境破壊もたらす石炭火力への固執は犯罪的:原告・近藤秀子


神戸製鋼石炭火力民事訴訟の第十四回期日が一月十八日、神戸地方裁判所でありました。
法廷では和田弁護士と浅岡弁護士からプレゼンテーションがありました。
和田弁護士は、建設アスベスト訴訟で民法七百十九条一項後段の類推適用により建材メーカーの共同不法行為を認めた最高裁判決に本件を当てはめ、神戸製鋼所の共同不法行為を認めるべきだと訴えました。
浅岡弁護士は、COP26で採択されたグラスゴー気候協約について、この十年の取り組みが決定的に重要で、先進国でのさらに大きな削減が必要だとわかりやすい主張でした。
報告集会では、岸田首相が昨年COP26で「アンモニア混焼で石炭火力を続ける」と表明し、批判を浴びましたが、この急に浮上した「アンモニア・水素混焼」の問題について学習会がありました。アンモニアは化石燃料を原料として作るので、実質的なCO 2の削減にはならず、コストもかかり、また新たな公害も懸念されるという問題点が浮き彫りにされました。
石炭火力に固執する神戸製鋼所と日本政府。健康被害と地球規模での環境破壊、その原因となる石炭火力発電を止めるどころか増設する――これは犯罪とも言える行為ではないでしょうか。
*
裁判はいよいよ大詰めです。次回は四月二十六日、午前に民事訴訟、午後に行政訴訟と同日に開かれ、弁護団も大忙しです。行政訴訟では判決が言い渡されます。私たちも気を引き締めて、判決に臨みたいと思います。みなさんのご協力をお願いいたします。
 
民事訴訟第15回期日
4月26日(火)10時30分開廷、神戸地裁101号法廷
 
行政訴訟控訴審判決期日
4月26日(火)14時30分開廷、大阪高裁202号法廷/報告会開催予定(オンライン配信あり)

(兵庫民報2022年1月30日付)13:00

芦屋健康福祉事務所統合は「いったん凍結」:新たな行革案「県政改革方針(仮称)」修正案:――入江議員が質疑で確認


日本共産党の入江次郎兵庫県議は十八日、行財政運営調査特別委員会で、新たな行革案「県政改革方針 (仮称)」(一次案)修正案について質疑を行いました。
入江議員は、阪神南県民センターと阪神北県民局の統合を「一旦凍結」とする修正案に関わり、「芦屋健康福祉事務所と宝塚健康福祉事務所を統合し、芦屋健康福祉事務所を廃止・分室化する方針が示されていた。しかし芦屋市議会での全会一致の意見書をはじめ、地元市民らから存続を求める声が多数寄せられている。県民局統合凍結を受け、芦屋健康福祉事務所の統合方針は、変更されたのか」とただしました。県当局は、「芦屋健康福祉事務所の統合については、県民局の統合の中で議論されていたことなので、いったん凍結となる。地元の意見を聞きながら、見直しの議論を進めていきたい」と答弁しました。
また、入江議員は、〝新たに民間投資を呼び込む将来の元町全体のグラウンドデザインを描き、その中で県庁舎等の再整備を検討する〟との方針について、「そもそもの発端は、県庁が耐震基準を満たしていないということだ。県庁舎は、耐震基準を満たし、職員の安全な職務環境を確保し、災害でも機能を発揮できることを重点にした、改修整備を行うべきだ」と述べました。担当者は、「耐震補強については、来年度中に方針を示し、着手していきたい」と答弁しました。
入江議員は、県民交流バス、百歳高齢祝福事業、障害者小規模作業所への支援事業、音楽療法定着事業、老人クラブ活動強化事業、バス対策補助など、一次案で廃止や補助削減などが示されている事業について「福祉事業については、当事者のお話も伺ったが『事業を引き続き継続してほしい』という声が多数寄せられた。にもかかわらず、修正案では説明の補充や経過措置の対応に留まっている。『だれ一人取り残さない』という知事の公約とも激しく矛盾する。県民や市町から継続要望の強い事業については、廃止・見直し等を撤回すべきだ」と迫りました。
担当者は、代替措置も検討するとはしましたが、廃止・見直しの撤回についてのコメントはありませんでした。
〔門屋史明〕

(兵庫民報2022年1月30日付)12:30

市民アクション川西実行委員会が岡野八代教授講演会:何のため、誰のための政治――ケア労働とジェンダー平等から考える:市民と超党派野党議員が参加


9条改憲NO!全国市民アクション川西実行委員会の主催で、同志社大学の岡野八代教授講演会を一月二十二日に開催しました。
講演テーマは「何のため、誰のための政治――ケア労働とジェンダー平等から考える」。司会は川西市議会の津田加代子市議、開会挨拶は北上哲仁県議。来賓として桜井周衆院議員が挨拶しました。
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講演する岡野教授

講演で岡野教授は――ジェンダーは個々人に強い力で強制される政治的性差で、権力による支配のために形成され、保育、介護、看護などのケア労働や家族内に女性の劣悪な労働、無償労働としてもちこまれている。コロナ禍を通じて、命を支える活動を軽視する日本の政治の本質が露わになった。世界最低の日本の教育への公的支出が、男女の学歴差と生涯年収の差の一つの原因にもなっている。大軍拡で戦争する国づくりをすすめている日本の支配者が、九条改憲とともに、憲法二十四条を敵視しているのは、戦争が個人の尊厳破壊を前提としているから――と述べました。
参加者の質問に岡野教授は、「野党共闘は歴史的意義があり、第二次安倍政権以降、立憲主義が広く共有されるなど本質的に前進している。政治を変える市民の役割が重要になっている」と答えました。
*
超党派で多くの市議会議員が参加しましたが、日本共産党からは、川西市の黒田みち・北野紀子・吉岡健次市議、伊丹市の上原秀樹・久村真知子市議の参加が紹介されました。閉会挨拶は黒田市議がおこないました。
〔今西清=同実行委員会〕

(兵庫民報2022年1月30日付)12:00

ひょうご教育のつどい:若い世代の参加も増加:軽度な知的障害の子どもたちの支援――宮口立命館大学教授が講演

講演する宮口教授

「ひょうご教育のつどい」は、教職員だけでなく、地域、父母・保護者へも開かれた集会として開催されてきています。しかしながら、今回は、新型コロナへの感染拡大防止の観点から、全体会はスタッフをのぞいて原則会場参加を認めず、分科会はすべて事前登録制でのオンライン開催と制限された集会となりました。
一月二十二日の全体会の文化行事は姫路市立広嶺中学校合唱部の「栄光の架け橋」。事前収録した映像での出演でした。関西合唱コンクールで金賞を受賞した歌声を生で聞けなかったことは大変残念でしたが、映像からでもすばらしい歌声が私たちに感動を与えてくれました。
宮口幸治さん(立命館大学教授、『ケーキの切れない非行少年たち』著者)の記念講演では、教室のなかで軽度の知的障害=「境界知能」の子どもたちが、その障害を親や教師からも誰からも気づかれずに過ごしていることが実証を通じて紹介され、その解決するための方法=「コグトレ」をこれも具体的に示されました。
集会後のアンケートには、「大変勉強になった」「『できないこと』が『できるようにすること』が教育」「(保護者ですが)書字の苦手な子がいるので少しずつコグトレします」「コグトレの学会に入って学びたい」「先生の温かいお人柄が知れてよかった」と好評価が寄せられていました。
*
二十三日は分科会。いくつかを統合し八分科会が開催されました。教育実践などの交流が主な内容でしたが、若い世代の参加が増えており、今後の教育研究活動に大きな期待が持てる集会となりました。
〔谷充弘=教育のつどい事務局長(兵庫県高等学校教職員組合中央執行副委員長)〕

(兵庫民報2022年1月30日付)11:30

日本共産党兵庫県文化後援会が総会:文化活動ならではの力発揮して参院選をたたかおう

挨拶する大門みきし参院議員

日本共産党兵庫県文化後援会は二〇二二年総会を一月二十三日、神戸市長田区文化センターで開催しました。
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第一部は「暮らしの中から環境問題を考える」をテーマに、元神戸市職員で環境省・環境カウンセラーをされている北尾進さんが講演しました。
北尾さんは一人が一日に出すごみの量など、身近な具体的ことから、ごみとは何か、エネルギー、食と水、農業、漁業と海、化学物質、それぞれの環境問題を語りました。そして「今、人類が直面している二つの危機は、〝地球温暖化〟と〝コロナ・人獣感染症〟。この環境問題を引き起こしたのは大量資源採取、大量生産、大量消費。自然にも生存権というものがあり、今までの〝経済優先〟のシステムを変えていく必要がある」と指摘しました。

第二部の総会にはこの夏参院選をたたかう大門みきし参議院議員(比例代表)と、こむら潤予定候補(兵庫選挙区)が駆けつけました。こむらさんは「何としても現憲法を守り抜くことが活動の原点」と訴え、大門議員は「新自由主義の欺瞞をあばき〝やさしく強い経済〟を実現するために日本共産党の議席が必要だ」と強調しました。

挨拶するこむら潤兵庫選挙区予定候補

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総会議事のはじめに党県委員会の小林明男常任委員が挨拶し、「昨年の総選挙では共産党が参加する野党共闘が支配勢力に大きな脅威を与え、必死の反撃に出てきた。共産党の存在意義に確信を持ち、文化活動ならではの力を発揮して参院選をたたかってほしい」と訴えました。
総会の議題については、濱本鶴男事務局長が活動報告と今年度の活動計画について報告・提案を行い、参院選勝利を目指して文化分野で奮闘することを呼びかけました。
討論では、「「作品展」の成果などを確認しつつ、季刊誌『風を起す』を手立てに支持者を増やし、文化後援会の組織化をすすめよう」「綱領を語り、私たちの将来を革新のものにしていきたい」などの意見が出されました。
〔蓮山文子=文化後援会運営委員〕

(兵庫民報2022年1月30日付)11:00

「しんぶん赤旗」兵庫関係記事 2022-01-17~23

17日付12面 「全員再建」の支援を/きょう27年 阪神・淡路大震災で:阪神・淡路大震災救援・復興県民会議がメモリアル集会を開催(16日)
18日付13面 被災者公的支援さらに/阪神・淡路大震災27年 こむら候補ら宣伝
18日付14面 生活再建の復興こそ/阪神・淡路大震災 新長田の再開発検証:ひと・街・くらし 1・17長田メモリアル集会(17日)
18日付14面 焼け跡残る北新地ビル/大阪放火1カ月 「命大事」手あわせる人:花束を供えた西宮市の男性は……
19日付13面 保健所分室化を凍結/芦屋 存続願う世論が動かす:県議会行財政運営調査特別委員会での入江議員の質疑への答弁(18日)
19日付13面 王子公園の良さ残し/再整備方針反対 ネット署名広がる
21日付12面 聞いて聞いて/交流あり いいなあ(西宮市 上田幸子)
22日付 8面 地域の宝 王子公園を守ろう/神戸・灘 味口市議ら宣伝
22日付13面 ジェンダー平等実現へ/「兵庫の共産党です!」第1回配信
22日付14面 NHK字幕問題抗議/視聴者団体「ねつ造」と指摘:NHKとメディアを考える会(兵庫)が「抗議と要望」を提出
23日付 6面 聞いて聞いて/賀状読みパワーを(トラジロウの母)
23日付10面 ラグビーリーグワン/神戸が初勝利
23日付13面 違法残業月342時間も/人気洋菓子店 容疑で書類送検:「パティシエ エス コヤマ」(三田市)

(兵庫民報2022年1月30日付)10:00



亀井洋示「大穴」


(兵庫民報2022年1月30日付)9:30

観感楽学:本の表紙・背表紙に「文のような書名」が印刷されて


新聞などの書評を見てこれはというものがあれば手帳に書きとめておくのだが、この頃やたら長い書名の本が多くなっていて閉口している。「書名・著者名・出版社名・値段」が手帳の一行におさまらない。最近読んだ例でいえば山極寿一著『京大というジャングルでゴリラ学者が考えたこと』。なんと二十二文字ありタイトルというより文である▼日本語学研究者の今野真二さんが岩波ジュニア新書をしらべ、「文のような書名」を持つ新刊が五年のあいだで三分の一から三分の二に増えた、と近著『うつりゆく日本語』で指摘している。内容を極限まで圧縮したものでなく、いまは話しことばのようにながく説明した書名が「わかりやすい」と思われているのだろうと彼はいう▼ところで本のタイトル、たいていは出版社が主導してひねり出されていると思われる。先にふれた『京大という……』という書名でも山極さんが最終決定したのなら、尊敬の意をもつ「ゴリラ学者」は使わず「ゴリラ研究者」としたはず▼どうすれば減少する読者を呼び戻せるか、たとえ時間つぶしでも書店を訪れた人に本を開いてもらうには。出版社の苦悩と工夫がながいタイトルににじみ出ている。通行人の足が止まる街頭宣伝をどう作るかの悩みに通じる。学ばなくては。(T)

(兵庫民報2022年1月30日付)9:00

2022年1月23日日曜日

すべての災害被災者に暮らし再建できる公的支援を:阪神・淡路大震災27年メモリアル集会


六千四百三十四人が亡くなった阪神・淡路大震災から十七日で二十七年を迎えました。
阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議は十六日、「すべての災害被災者に、暮らし再建できる公的支援を」をテーマに神戸市勤労会館で大震災二十七年メモリアル集会を開き、百二十人が参加しました。
代表委員の畦布和隆さんが主催者挨拶。だれしも自然災害の被災者になる可能性があると指摘。支援金の五百万円引き上げや一部損壊への支給適用など被災者支援法の改善、公的支援の拡充を訴えました。
*
全国災対連から川村好伸・全労連副議長が連帯挨拶。日本共産党のこくた恵二衆院議員が来賓挨拶。「安全は政治のカナメ。憲法十三条、二十五条をいかし、公的責任をはたす政治を実現しよう」などと訴えました。
*
神戸大学名誉教授の塩崎賢明さんが「大震災と復興災害――住宅・生活再建と復興予算」と題してオンラインで記念講演しました。塩崎さんは、震災直後の避難生活の実態にもふれながら自力仮設住宅への支援の必要性にも言及。被災者不在の復興都市計画決定や新長田駅南の巨大再開発の失敗を告発しました。「創造的復興」の名で神戸空港など開発やインフラ中心の事業がすすめられ、被災者救済が軽視され「復興災害」がもたらされたと指摘。借り上げ復興住宅からの強制退去はその最たるものと指摘しました。東日本大震災の復興の問題点も指摘し、「日本では膨大なお金を使いながら、震災をチャンスとして違う事業に使い、被災者の救済に結びついていない」と述べました。
*
「東日本大震災復旧・復興みやぎ県民センター」事務局長の小川静治さんが「『創造的復興』は惨事に便乗した過剰復興」と題してオンラインで報告。大震災から十一年を迎える宮城県の現状について、「創造的復興」の名で「水道民営化」まですすめようとする復興施策のゆがみ、インフラ偏重の無駄づかいのリアルな実態を告発しました。
*
「ひょうご震災復興借り上げ住宅協議会」運営委員の段野太一さんが「『借り上げ住宅』問題の総括的検証」と題して報告しました。県や市による借り上げ復興住宅からの追い出しにたいし、入居者自ら立ち上がった十年間の運動の意義、日本共産党県・市議団などの奮闘、入居者に権利意識をめざめさせた弁護団の役割などを語りました。URから神戸市が買い取り継続入居が実現した事例や、兵庫県が提訴しなかったなどの成果を語り、「最後まで被災者に寄り添って支えていく」と述べました。
*
集会では「自己責任論と棄民政策を転換させよう」「暮らしの再建を求めるたたかいを」と呼びかけた集会アピールを採択しました。
*
集会には、日本共産党のこむら潤さんも参加しました。〔森勇治〕

(兵庫民報2022年1月23日付)14:00

1・17に心をよせて:バリ舞踊とクラリネット演奏:尼崎でつどい

バリ舞踊「ガボール」を踊るこむら潤さん

「1・17に心よせて バリ舞踊とクラリネットを楽しむつどい」を一月十六日、尼崎のピッコロシアターでひらきました。
例年、阪神・淡路大震災を追悼する「あの日を忘れない 1・17メモリアルコンサート(同実行委員会主催)」を行っているのですが、コロナ禍のもと、昨年、今年と中止をしました。そうした中、昨年の総選挙で候補者として奮闘したこむら潤さん(今年は参院兵庫選挙区予定候補)を応援した「政治を変えよう!尼崎市民交流会」のみなさんから、バリ舞踊のインストラクターでもあるこむらさんの舞踊を「ぜひ見たい」とリクエストがあり、クラリネット奏者の竹内久力さんの協力を得て、今年は「つどい」を開くことにしました。
こむらさんが披露したバリ舞踊はウエルカムダンス「ガボール」。バリ島で信仰されているバリ・ヒンドゥー教の神々へ奉納する舞として発祥し、現在では、お客様に感謝と祝福の気持ちを込めて祈り、花びらを撒く歓迎の舞にもなっているそうです。明るくあでやかな中にも、厳かな雰囲気が伝わる踊りです。
竹内さんは、東京芸大卒業。数々の賞を受賞し、今は、関西を中心に活躍している若手奏者です。ピアノ伴奏は、国内外で活躍する音楽家と多数共演、管・弦・声楽の伴奏や室内楽などの演奏を続けている天野圭子さん。
 
バスクラリネットを奏でる竹内久力さん、ピアノは天野圭子さん

讃美歌の祈りを込めた曲をバスクラリネットで。スタンダードクラリネットで「心の瞳」「花は咲く」を。そして圧巻は、ウェーバーの「クラリネット協奏曲第一番」。おふたりの息の合った演奏に、思わずアンコールをお願いしました。今度は「花は咲く」をバスクラリネットで演奏して下さいました。
参加者から「バリ舞踊って気品があって素晴らしいね」「こむらさんをますます応援したくなった」「クラリネットの演奏者が輝いていた」「クラリネットの和らかい体にしみこむような音色を堪能した」「来年もぜひやってほしい」などの感想が寄せられました。
バリ舞踊とクラリネットとともに、「1・17」に心をよせた「つどい」になりました。
〔庄本えつこ=兵庫県議〕

(兵庫民報2022年1月23日付)13:30

神戸市は自衛隊への個人情報提供は、やめて!:「神戸市民の会」が街頭宣伝


「私たちの個人情報をわたさない 神戸市民の会」は元町大丸前で、神戸市が電子データにして神戸市内の十八歳、二十二歳の個人情報(氏名、住所、生年月日、性別)を自衛隊に提供していることを市民に知らせるとともに、提供の中止を求めて宣伝を行いました。
一月十七日は、阪神・淡路大震災から二十七年目の日。阪神・淡路被災地に自衛隊が災害派遣されました。その後も各地で自然災害などの災害救助として派遣される自衛隊の姿を見て自衛隊へ入隊した若者もいたと思います。
しかし今の自衛隊はその姿とは大きく変わりました。二〇一五年の戦争法など安倍政権下で推し進められた〝戦争する国づくり〟により、若者が描く自衛隊とは異なる組織となっています。そのため、毎年一万人の退官者が発生し、その補充のため、毎年四万人の応募者を集めなければならないのが実情です。
神戸市は、個人情報を自衛隊から求められるままに、電子データとして提供していますが、そのことを具体的に定めた法律はありません。
今ある自衛隊法を利用し提供していることは、憲法十三条に由来するプライバシー権の侵害です。
大丸前での宣伝では、自由法曹団兵庫県支部の松山秀樹弁護士が、本人の了承なく個人情報を提供している神戸市の態度を批判し、自治体として憲法を守り、住民のプライバシーや安寧に暮らせる権利を守る立場に立つべきだと訴えました。
兵庫県平和委員会の梶本修史代表理事は、自衛隊への個人情報提供は安倍元首相の国会での答弁が契機となり自治体が自衛隊に情報を提供するようになったと経過を説明し、自衛隊だけに個人情報を提供している神戸市の姿勢を批判しました。
最後に、兵庫労連の成山太志議長が、アメリカ軍とともに地球の裏側まで行って武力行使できる自衛隊に神戸市が協力していることに疑問を投げかけ個人情報の提供を中止するよう訴えました。
宣伝には十三人が参加し、気温が低い中でも市民に知らせなければとチラシを配っていました。会では次回の宣伝を、神戸市が自衛隊と個人情報の提供について「覚書」を交わした二月十日におこなうことを計画しています。
〔岡崎史典=同会〕

(兵庫民報2022年1月23日付)13:00

市民にあたたかい神戸をつくる灘区の会が緊急交流集会:みんなの王子公園・動物園を守ろう

報告するあじぐち市議

市民にあたたかい神戸をつくる灘区の会は、王子公園・動物園問題の緊急交流集会を一月十日、灘区内で開催しました。集会には、動物園の専門家、「みんなの王子公園・動物園の会」のメンバー、地元の自治会長など多彩な方が集まり、活発な交流会となりました。
味口としゆき市議が「王子公園 再整備基本方針(素案)」の概要と問題点を報告するとともに、この間の運動で市民意見募集には多数の批判の声が寄せられ、「テニスコートをまもって」という自主的なオンライン署名など大きな変化が生まれていることを紹介。「運動をさらにひろげれば、神戸市方針は変えられる」ことが強調されました。
「みんなの王子公園・動物園の会」を立ち上げた女性からは、「パンダを見に来ているのではなくタンタンを見に来ている、象を見に来ているのではなくマックを見に来ている。そんな動物大好きな人によって王子動物園は成り立っている」「住民の意見も聞かずに、大学誘致を優先させるのは机上の空論です」「教育施設である動物園は神戸市が守るべきです」と王子動物園への熱い思いが話されました。地元の自治会長は「私の家は、フラミンゴやアシカの声が聞こえます」「動物園が近所にあるから孫も遊びにきてくれる」「遊園地が老朽化しているのなら、駐車場にするのではなく、リニューアルすればいい」と話されました。
灘区の会は、王子動物園前の宣伝を強めるとともに、「みんなの王子公園・動物園の会」が呼びかける署名を集め、市民不在の神戸市の整備計画の撤回を求めてがんばろうと語りあいました。
〔岡民雄〕

(兵庫民報2022年1月23日付)12:30

金田峰生「素人イカナゴ(玉筋魚)考」(下)


三、海砂採取問題

イカナゴは概ね生まれたところで大きくなり、一生を終える魚で、海底が砂質かきれいな砂泥質の海域に生息し、一年で成魚となり十二月~一月に深水十㍍~三十㍍の砂底で産卵します。卵の表面が粘着質で覆われているため、産卵・受精し海底に沈むと、砂礫にくっつき、一カ月弱でふ化し、瀬戸内海では、春には六㌢㍍程になります。
夜は砂に潜り、海水温が十九℃になる六月頃から、砂に潜り、夏眠をします。だからイカナゴは海底が砂地、もしくは砂泥の海域にしかいません。そして瀬戸内海では、かつて、その海砂を大量に採取していました。その量は六億立方㍍以上(東京ドーム四百八十四個分)だそうです。
兵庫県は一九七六年に瀬戸内海海砂採取を禁止していますが、最後の愛媛県は二〇〇六年四月でした。
瀬戸内海は閉鎖性海域であり、元々陸地でした。大量に採取された海砂は、元々陸地だったところが海底になり、潮の流れによって長きにわたり削られ、粉砕されてできた、「海からのきた砂」と呼ばれるもので、これはいったん取ってしまうと、ほとんど供給されないそうです。一方、「山から来た砂」は河口付近から岸に向かって運ばれ、私達が目にする砂浜を形成しますが、沖合の海底を砂地にすることはほぼないことが、これも調査でわかっています。
備讃瀬戸と呼ばれる海域では、一九七〇年以前はイカナゴのふ化が年平均十一兆尾だったのが、八〇年代には二兆尾に激減していました。その頃、明石海峡のふ化数が増えたので、備讃瀬戸のイカナゴが引っ越してきたのだろうと言われましたが、それでも備讃瀬戸で減った数を補う数字では全くなかったそうです。

四、乱獲ではない

兵庫の漁獲量をみると、二〇一七年から極端に減り、それが五年間続いています(三面のグラフ)。
瀬戸内海では大概、イカナゴは船曳網あるいは船曳と言われる漁法で捕ります。
昔は兵庫も込網漁だったようですが、船曳に変えたとのことです。船曳の方が効率よく、たくさん獲れるそうです。
一方で一九九三年頃から大阪府と兵庫県の漁業者、専門家、行政が協議して、イカナゴ漁の解禁日を決めるようになりました。その頃は、毎年新鮮なイカナゴ・シンコをより多くの消費者に提供することが目的でした。二〇一七年からは、漁獲量減少を受けて、取り過ぎないように、水産資源を大切にして持続可能な漁業を行う努力として解禁日だけでなく、漁を終える日を例年より早めに設定し始めました。
少し前の論文ですが、明石海峡で生まれるイカナゴは年平均約一兆尾と推計されています。そのうちの約六〇%を人間が三カ月程で獲り、約三〇%が他の魚に食べられる事も含めて自然死亡し、生存率は一〇%だと言われています。
十兆尾ふ化していた頃は、その一〇%の一兆尾が生き残り、産卵していました。それが今はふ化するのが一兆尾で、生き残るのは一千万尾とすれば、到底、昔の様にはいかないでしょう。

五、気候変動とイカナゴ

先日テレビで、カニが不漁だという報道がされ、漁師は海の水温が高くてカニがいつもの漁場にいないのではないかと話していました。
今年、北海道で赤潮が発生し、サケやウニがかなりやられ、損害が八十億円程に上ったという報道もありました。(三面に続く)
閉鎖性ではない、しかも日本海や北海道で昨今、赤潮が発生しているというのは、やはり気候変動の影響ではないかと思わざるを得ません。
イカナゴが夏眠から覚めるのは、海水温が十三℃を下回る頃だと言われています。夏眠から覚めたイカナゴは、今はさほど痩せてはいないそうですが、海水温が上昇し、夏眠の期間が長くなれば、痩せて産卵の体力が無くなります。環境省のデータによると、瀬戸内海の海水温は緩やかであっても上昇傾向にあります。
初摘み海苔の入札を遅らせたというニュースもありました。
報道では、植物性プランクトンが異常増殖し、海水の栄養塩濃度が低くなったことが原因と思われるとありました。
植物性プランクトン異常発生の原因は記事に書かれていませんでしたが、今までなかったことが起き始めているのは、気候変動による海洋環境の変化が目に見えだしたということではないかと感じています。やはり海底の状況、人工物と潮流の関係、陸との関係など、総合的な調査・研究による対策、そして気候変動への本気の対応が必要だと思います。
漁業関係者は、市民と一緒に瀬戸内海の環境をより良くして、美味しい海産物を食べて欲しいと願っています。
私たちも、本当に瀬戸内海と瀬戸内の漁業を大切にする取り組みを進めていきたいと思います。
上は一月十六日付
(日本共産党国会議員団兵庫事務所長)


(兵庫民報2022年1月23日付)12:00

青年の生の声聞き取り連帯つくり、新自由主義乗り越えへ決定的な一年に:日本民主青年同盟兵庫県委員長 上園 隆

アンケートで対話し、声を聞く

日本民主青年同盟第四十五回全国大会(昨年十二月十一、十二日)の大きな成功とそこで決定された大会方針を受け、民青同盟兵庫県委員会は一月九日、第六十二回県代表者会議を開きました。

第45回全国大会決定の特徴について:「今の暮らしと政治について。新自由主義を乗り越えるための青年の生の声」運動を提起

第四十五回全国大会決議の大きな特徴は、この一年を新自由主義からの転換への決定的な一年にするため、「今の暮らしと政治について。新自由主義を乗り越えるための青年の生の声」運動に取り組むことや、学費の値下げなど様々な要求実現活動に取り組むことなどです。
また組織づくりでは「班が主人公」の活動を軸に、毎週の班会開催にこだわり、仲間を増やす独自追求を班で広げること、同盟費の納入数を二〇一七年比一・七五倍に前進させることを目標としています。
大会決議全文(PDF)
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この大会決議に基づいて、昨年一年間の活動を振り返り、第六十二期兵庫県同盟の年間活動方針を決めました。 

一年間の兵庫県同盟の活動の振り返り:学生の深いところでの変化にこたえ/日本共産党と一緒に政治変えようと総選挙にたちあがり

昨年一年間の活動では二十七人の仲間を迎え、三つの学園班を再建しました。二十七人という到達は二〇一五年以降最も高い到達で、学生の拡大数に絞ると二〇〇〇年代以降最高の到達となっています。
こうした高い到達を築いた背景には、主に学生の中の深いところでの変化があります。コロナ禍が三年目に入りましたが、オンライン授業で通常とは全く違う授業のあり方になっています。キャンパス内での人と人との出会いや、休み時間に友人と交わす何気ない会話など、人間関係を涵養する場が失われました。さらにコロナ禍でアルバイトができなくなり、世界一高い学費と貧弱な奨学金制度によって元々厳しかった学生生活は、さらに追い打ちをかけられました。こうした状況に置かれ、「政治に無関心ではいられない」客観的な条件が生まれています。
もちろん、だからと言って自動的に政治的関心が高まるわけではありません。私たちが取り組んできた学生への食料支援活動では、実態アンケートを書いてもらいながら対話することで、学生生活が苦しい背景には政治の責任があり、これは決して自己責任ではないことを伝えてきました。
「そういう話は難しい」「政治とか正直あまり興味ない」という反応も少なくありませんが、そうした対話の中で丁寧に展望を伝えると変化する学生も多く「政治に興味なかったけど、ここでの話を聞いて興味を持って初めて選挙に行きました」という声も寄せられました。代表者会議の討論である学生は「生活に余裕がなくて政治的関心を持つことができない人にこそ対話が大事。こうした活動は地味だけど、地道な積み重ねが大事だと思う」と発言しました。このような対話の中で「個人の責任ではなくて社会の責任というところに共感しました」「社会保障を北欧のように充実させてほしい」といった反応も寄せられ、その場で民青に加盟する経験も県内各地で生まれました。
また、学生への食料支援活動でつかんできた切実な実態は、二月に兵庫県議会請願に、四月には県内の主要国政政党への要請行動に取り組み、政治に届けてきました。
総選挙のたたかいでは、総選挙アピールを討議して、班で「日本共産党と一緒に政治を変えよう決議」をあげることにこだわって取り組み、千百四十四人の青年と対話し、展望を伝えてきました。野党共闘の中での日本共産党の議席の役割や、日本共産党躍進によって政権交代を実現する意義をつかむために、山添拓参議院議員をゲストに迎えた「オンラインつどい」や、中央委員会主催の「キックオフ集会」などに取り組んできました。
こうした取り組みが力になり、少なくない同盟員が今回初めて総選挙のたたかいに立ち上がり「友達に日本共産党の政策について伝えたけど、まだ半信半疑で選挙にいかなさそうだったので、投票日当日に遊びにいく約束をとって投票所に一緒に行った」「高校時代の友達に呼びかけたら支持してくれた」など周りの青年に支持を呼びかける経験が生まれました。また、シールアンケートを使って街頭で対話に踏み出す経験も各地で生まれ、ジェンダー平等や気候危機についての鋭い反応も寄せられました。同時に「政治とかあまり興味ない」「選挙行かないと思う」という声にも丁寧に展望を伝える対話も取り組まれました。
兵庫県委員会としてSNSを活用し、Instagramでのインスタライブにも今回初挑戦しました。インスタライブでは、同盟員が自分のアカウントからゲストで配信に参加し「学生生活と政治」「働き方と政治」をテーマに語り合う企画も実施しました。ゲストで配信に参加した同盟員の友人からも「配信見たよ」「選挙行ったよ」と反応がありました。
こむら潤さんを迎えインスタライブ

これから一年間の活動方針:「生の声」運動推進/「仲間を増やす独自追求」を「班が主人公」で

こうした活動の到達の上に、これから一年間の活動として、運動ではまず「今の暮らしと政治について。新自由主義を乗り越えるための青年の生の声」運動を推進していきます。学生同盟員から「最近ひろゆき氏がもてはやされるのは、新自由主義的な影響や自己責任論と無縁じゃないと思う」「政治や社会の話が友達とできないのは、中途半端な知識で話して相手にツッコまれたり論破されたりするのが怖くて話せないというのもある」などの声が出されています。こうした状況があるだけに、この「生の声運動」で青年のありのままの声を聞き取り、そのことを通じて連帯を作っていくことは、新自由主義を乗り越えるためにも、また参院選に向けて青年の要求をつかんでいく上でも重要な取り組みです。ぜひ県内でこの運動を広げていきたいです。
他にも、気候危機やジェンダー平等については学習を中心に運動を広げ、これまで取り組んできた学生への食料支援活動は引き続き重視して取り組みます。また、今年完成する映画『伊藤千代子の生涯』の上映会も計画中です。
組織づくりでは、仲間を増やす目標は年間四十人以上として、この数年来努力してきた、「班が主人公」の組織づくりを発展させます。特に、第四十五回大会決議でも強調されているのが「仲間を増やす独自追求」を班でもできるようにすることです。仲間を増やす活動は、まだまだ一部の役員が頑張る活動にとどまっています。これを「班が主人公」で取り組めるようにすれば、加速度的に民青の組織は大きくなります。そのためにも「毎週班会」の開催が重要です。代表者会議の討論では「毎週班会に挑戦し始めてから、ある班員が自分のことをいきいきと話してくれるように変化した」と班が変化し活力が生まれていることを発言しました。
そして、これらの努力の上に、同盟費納入を二〇一七年十二月比で一・七五倍の組織へと発展させます。二〇二一年十二月の同盟費納入は二〇一七年十二月比一・二九倍の目標で取り組み、この数年できなかった目標を突破して達成しました。兵庫県同盟内に生まれている活力に依拠し、青年の中に生まれている変化に働きかけ、年間四十人以上の仲間を迎え、同盟費納入二〇一七年比一・七五倍の組織へと発展させるという目標を達成させるために全力を尽くす決意です。

(兵庫民報2022年1月23日付)11:30

若者たちの活動と発言に学ぶ:原発をなくす会恒常的講座


原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会が恒常的に行っている講座の第十八回目は、原発問題・地球温暖化防止でがんばる若者たちの活動と発言を学び合いました。

関電前行動五百夜の成功へ向けて

はじめに「ゼロこねっと」の橋本銀河さんがリモート講演。関電神戸支社前で、二〇一二年七月六日から毎週金曜日、一度もかかさず「原発反対の一致点」で多彩な人々で続け一月二十八日に五百回目となる原発反対行動を報告しました。
その中で、二〇一七年県知事選以来、神戸市長選、国政選挙、計六回、候補者に「①原発の安全をどう思いますか②未来に向けて核のゴミや原発をどのようにすべきと思いますか」と公開質問。回答をありのまま多くの有権者に伝えようと記者クラブなどに届けてきたことも紹介しました。
橋本さんはハーバード大学の研究者の言葉を引用し「二十世紀は社会変革のため行われた非暴力キャンペーンの五三%が成功した。現在は人口の少なくとも三・五%が積極的に参加するキャンペーンは成功する」実態となっていると述べ、「政府・規制委・電力会社・自治体」へ向けて、「個人・団体・多数の人々」の働きかけをどう強めるかが課題だと結びました。

腰の引けた兵庫県の温暖化対策

門屋史明日本共産党兵庫県議団事務局長は会場で「兵庫県の温暖化対策の弱点や克服すべき方向」を詳しく解説しました。
兵庫県は日本国内で温室効果ガス排出量は全国第五位。世界が一九九〇年を基準に排出目標を掲げているのに、県は二〇一三年の七千五百十八万㌧という最大排出量から削減目標をつくっていること、県内排出量の六割強を占める神鋼・住友セメント・日本製鉄・関電に「すべて自主性におまかせ」という腰が引けた対策となっていると批判。
門屋さんは、「兵庫県地球温暖対策推進計画の見直し」について二月上旬からの意見募集には大きく取り組んでほしい訴えました。

若者として自治体の温暖化対策強化を求める

三人目は、以前FFF神戸で活躍し、現在も神鋼石炭火力発電所行政訴訟の原告として取り組んでいる今井絵里奈さんが東京からスピーチ。その中で、地域から脱炭素社会へ向けたロードマップをつくるには、自治体の役割が重要であり、地域住民の力が必要だと指摘。若者たちとともに具体策求めていきたいと語りました。
〔速水二郎=原発なくす兵庫の会〕

(兵庫民報2022年1月23日付)11:00

淡路農林水産祭会場前でこむらさん、地元市議らと宣伝

左から近藤・まもり洲本市議、かまづか・岡田淡路市議、こむらさん、吉田南淡路市議

淡路農林水産祭が一月十五日、いざなぎ神宮で行われ、日本共産党淡路地区委員会と党地区議員団は恒例の宣伝行動を行いました。
こむら潤参院兵庫選挙区候補は、昨年の総選挙での支援に感謝を述べた後、有権者の皆さんから、コロナ禍の中で「命と暮らしを守ってほしい」との声や、岸田政権が憲法を改悪しようとしている中「憲法を守って、平和を守って」という思いを受け止め、参院選へ頑張る決意と、支援を訴えました。
こむら候補は、コロナ感染と気候危機の中で、農家や漁師の方が大きな打撃を受けており、ルールなき資本主義が原因であること、それを押し進めてきたのが自公政権であり、持続可能な経済社会への転換を呼びかけました。
こむら候補は、岸田政権が進める敵基地攻撃能力に危険を感じると語り、人権侵害である戦争を起こさせないためにも「世界に誇る九条を守っていきたい」と述べました。さらに電鉄会社に要請して、痴漢防止の車内放送を約束させるなどの実績を語り、ジェンダー平等社会実現に向けて、党とこむら候補への支援を訴えました。
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この宣伝には、岡田のりお・かまづか聡淡路市議、まもり和生・近藤あきふみ洲本市議、吉田よし子南あわじ市議がそれぞれお祝いの挨拶を行いました。
〔岡田のりお=淡路市議〕

(兵庫民報2022年1月23日付)10:30

日本共産党兵庫県文化後援会『風を起す』第百十八号


日本共産党兵庫県文化後援会が会誌『風を起す』第百十八号(二〇二二年一月)を発行しました。
今回のテーマは「憲法改悪許すな! 参院選で新たな前進を」。兵庫選挙区に立候補を表明している、こむら潤さんの決意表明「私の原点は、憲法を守りたい」をはじめ、会員のエッセイ、詩歌、評論などが収録されています。
また、昨年秋の第十三回作品展での丸川楠美さんの漫画「マルクス&エンゲルス」原画など出展作品もカラーページで紹介されています。
『風を起す』は年四回発行。問い合わせは党県委員会まで。

(兵庫民報2022年1月23日付)10:00

藤田佳代舞踊研究所公演創作実験劇場:不思議な文字と7つのダンス

昨年の創作実験劇場から(撮影:中野良彦さん)

藤田佳代舞踊研究所モダンダンス公演、ことしの創作実験劇場のテーマは「不思議な文字と七つのダンス」。三月十二日夕、神戸ファッション美術館オルビスホールでおこなわれます。
書家・和田彩さんの書を作舞者がそれぞれ一字ずつ選び、それをテーマに作品をつくりました。
選んだ字は「雨」「鳥」「観」「贈」「遊」「海」「空」。篆書、草書、行書、楷書と書体もさまざま。物珍しい字、読めない字、知っている字……それぞれどんな踊りになるのでしょうか。

公演に先立って二月二十七日には同じ会場での和田さんによる講演会も計画されています。

藤田佳代舞踊研究所モダンダンス公演創作実験劇場

3月12日(土)17時開場・17時30分開演、神戸ファッション美術館オルビスホール/入場料2,500円(当日3,000円)

書家和田彩さん講演会

2月27日(日)16時~17時、同ホール/参加無料/要予約(30人限定)

→公演チケット購入、講演会参加予約は藤田佳代舞踊研究所 Tel.&Fax: 078-822-2066、HP: http://www2s.biglobe.ne.jp/~fkmds/

(兵庫民報2022年1月23日付)9:30

観感楽学


米軍基地由来とみられるオミクロン株が沖縄県はじめ全国各地で急拡大している。米軍が海外から基地に直接入る場合、日米地位協定で検疫法などの日本の国内法が適用されず基地経由で自由に出入国している。全米軍関係者が出国前のPCR検査を免除されていたなどのずさんさも発覚した▼国は、沖縄県などが求める米軍関係者の入国停止、外出禁止などを一切米側に伝えず、具体的なやりとりもしていない。「日米同盟の抑止力の観点からも入国禁止という話とは違う」とまで言い、国民のいのちよりも米軍優先のひどい姿勢だ▼ビキニ水爆実験が続いた一九五六年五月、神戸港の労働組合は、在神戸の米総領事に水爆実験計画の中止を要求するとともに、神戸市に対し米軍基地でもあった神戸港に入港する全船舶・積荷の放射能被害の有無の検査、被曝船舶の入港・荷役拒否などを要求し、国には安全証明を出す措置を要求した。後の非核証明書方式に結実した▼かつて宮崎辰雄神戸市長は、非核証明書を出さずに米艦船が入港したらと問われ、「当然拒否する。それでも入って来るというなら…こちらも抗議する」と明快な態度を表明していた。アメリカにであれ国にであれ、国民のいのちを守るために厳正な態度をとるように迫ることは当然だ。(K)


(兵庫民報2022年1月23日付)9:00

2022年1月16日日曜日

憲法改悪を許さない! 全国署名ひろげよう


「9条改憲NO!全国市民アクション」がよびかけた「憲法改悪を許さない 全国署名」を訴え、一月七日、日本共産党が全国でいっせい行動にとりくみ、兵庫県委員会は参院兵庫選挙区に挑むこむら潤さん(写真左)を先頭に、十人で寒風のなかJR神戸駅前で宣伝をおこないました。
「岸田首相は、敵基地攻撃能力などと憲法・国際法を無視しアメリカとともに戦争できる国へ暴走しようとしています。改憲勢力に参院選で審判を」と、こむらさんと松田隆彦県委員長が訴えました。
県内あわせて二十九カ所で二百十七人が参加し、署名百七十人分を集めました。
署名に応じた人の中にはミャンマー出身の人も(県委員会)、女性がよく協力してくれた(東灘・灘・中央地区委員会)、「政府は何を考えている。共産党がんばれ」(兵庫・長田・北地区委員会)、成人式会場前で宣伝(淡路地区委員会)などの報告がありました。

(兵庫民報2022年1月16日付)16:30

こむらさんと県議団が県庁前宣伝:医療・公衆衛生充実させる強い経済に


一月六日、日本共産党兵庫県会議員団とこむら潤参院兵庫選挙区予定候補が、県庁前で新年の宣伝を行いました。
こむらさんは、改憲に前のめりの岸田首相を批判し、「侵略戦争を反省し、二度と戦争を起こさないと誓った憲法九条は、子どもたちに平和な未来を引き継ぐためにも、なんとしても守らなければならない」と訴え。新自由主義を転換し、医療や公衆衛生を充実させるやさしく強い経済にしたいと強調。男女賃金格差の是正、選択的夫婦別姓の制定などジェンダー平等社会の実現のために奮闘する決意を述べました。
また、神戸で石炭火力発電所を新設しようとしていることを指摘し、「石炭火力発電に固執している岸田首相は世界から批判されています。日本共産党は気候危機打開『2030戦略』で、石炭火力発電を全廃、二〇三〇年度までに六〇%(二〇一〇年比)の二酸化炭素排出を削減する政策を示しています」と紹介し、気候危機打開を訴えました。
各県議からは、「コロナ感染拡大がすすんでいる。コロナ対策の強化を」「県民の命と暮らしが守られる県政に、力をあわせましょう」など訴えました。
〔門屋史明〕

(兵庫民報2022年1月16日付)16:00

憲法守り平和な港に:神戸港平和のためのクリスマス闘争市民集会


第六十一回神戸港平和のためのクリスマス闘争市民集会が十二月二十四日、神戸市中央区の波止場町広場でひらかれました。
神戸港は、戦後すぐに米軍(連合軍)の占領のもとにおかれました。以来、一九七四年に神戸市へ全面返還されるまで、米軍の補給・休養基地として重要な役割を果たしました。クリスマスイブぐらい平和な街にとはじまった集会です。その後、通信基地のあった六甲山山頂も返還、非核「神戸方式」も実現しました。
今回の集会は、改憲・戦争する国づくりへ暴走する自公政権のもとでの開催。こむら潤共産党県国政委員長(写真手前)、あわはら富夫新社会党県本部委員長も挨拶しました。真っ暗ななか目立つように松田隆彦党県委員長は自作のLEDプラカードで参加しました。
集会後、参加者は元町商店街をパレードして「憲法守れ!」「非核『神戸方式』を守れ!」と市民に訴えました。〔小林明男〕

(兵庫民報2022年1月16日付)15:30

県行財政運営調査特別委員会:住民サービスのための事業を安易に削減するべきではない:日本共産党入江県議が質疑


兵庫県行財政運営調査特別委員会が十二月二十三日に行われ、見直し案として提出されている「県政改革方針 (仮称)」「県政改革方針実施計画(仮称)」などについて、日本共産党の入江次郎議員が、質疑を行いました。
入江議員は、税収の伸びが鈍化したことにより、二〇二八年度までに四百四十億円の税収不足が発生するという見込みについて、「税収は、ここ二十年延びておらず、GDPも横ばい。兵庫県では、産業立地条例や基幹道路八連携軸のような施策を行ってきたが、大企業を支援すれば、経済が潤うというトリクルダウン経済政策が失敗してきたことによるものだ」と指摘。そのうえで、高速道路をさらに延長する基幹道路八連携軸について、「二〇二八年までの県費支出がいくらになるのか」と問いました。
県当局は、「二〇二八年までの総事業費、千六百億円で、その約四割が県費支出になる」と答弁。入江議員は「約六百四十億円の県費を支出することになる」と明らかにし、「財政厳しいおりに、高速道路の延伸のみ追求するのではなく、八連携基幹軸などの事業を見直し、不足額を補い、今回、予算が削られようとしている防災・減災対策や、事務事業等県民サービスに資する削減をやめるべきだ」と述べました。
また、県が所有する公共施設について、見直し案で指定管理の原則公募化やPFIの推進等を検討するとしていることに対し、入江議員は「民間活力を導入し、コストとともにサービス向上を進めるとしているが、現に指定管理者制度を活用している六十九施設のうち、四十一施設では利用者が減っている。サービス向上も図られていない。そのうえ、五年で雇い止めが起こるなど、労働条件も悪化している施設もある。県所有の公共施設は、利益追求ではなく公共福祉につとめるべきもので、すべてを民間に移譲していいわけではない」と強調しました。
また入江議員は、阪神北県民局、阪神南県民センターの統合に伴う伊丹新庁舎建設の凍結に関わって、「県民局の新庁舎建設を行う前提で、芦屋健康福祉事務所の宝塚健康福祉事務所への分室化計画があった。新庁舎建設を凍結というのなら、なおさら、芦屋健康福祉事務所の分室化も中止し、存続させるべきだ」と訴えました。県当局は、「芦屋健康福祉事務所については、コロナの状況をふまえ、分室化の時期については、検討したい」と答弁しました。
入江議員は、県民交流バス、障害者小規模通所援護事業、百歳高齢者祝福事業、老人クラブ活動強化推進事業、音楽療法定着促進事業など今回廃止・見直しが検討されている事務事業について、「齋藤知事は、『誰も取り残さない』をキャッチフレーズにしている。その立場に立てば、こうした住民サービスのための事務事業を安易に削減するべきではない。ぜひ、県民一人ひとりに心の通った施策充実を求める」と述べました。〔門屋史明〕

(兵庫民報2022年1月16日付)14:30

済生会兵庫県病院、三田市民病院を残して!:浜本宏(済生会病院の存続と充実を求める会)


三田市民病院と済生会兵庫県病院の統合・再編に関する第四回「検討委員会」(北神・三田地域の急性期医療の確保に関する検討委員会)が一月七日、神戸市で開かれました。
今回、座長が「再編統合が望ましい」とのまとめを強引に行い、市民無視の態度をあからさまにしました。
「資料」(神戸市と三田市が指示してコンサルが作成したもの)では三田市民病院と済生会兵庫県病院の両病院を残すという案にはデメリットが列挙されていました。
統合再編では、加古川市と三木市・小野市の事例を紹介しながらメリットを強調しました。しかし、その事例の実態はどうでしょうか?
加古川西市民病院と神鋼加古川病院を二〇一六年に統合した加古川中央市民病院は、独立行政法人化され、もうけ優先の病院経営がなされています。点数単価の低い患者は排除されています。
北播磨総合医療センター(三木市民病院・小野市民病院 二〇一三年統合)では統合して医師数が増えていると「資料」には書かれています。、しかし、三木市民病院や小野市民病院はもともと医師が少なく、統合後は増えるのはあたりまえの話です。統合したすべての病院にはてまるのではありません。
*
「検討委員会」では統合再編で突き進み、強行突破を図ってきていますが、三田市や神戸市北区での「今の場所でそれぞれの病院を存続・充実してほしい」という住民要求運動が当局を追い詰めていることも間違いありません。

(兵庫民報2022年1月16日付)14:00

旧優生保護法被害者支援へ明石市が独自の条例制定

旧優生保護法で障害などを理由に不妊や中絶の手術を強いられた市民とその配偶者にそれぞれ三百万円を支給する明石市旧優生保護法被害者等の尊厳回復及び支援に関する条例(略称=旧優生保護法被害者等支援条例)案について、明石市議会は十二月議会で可決しました。自治体が独自に被害者を救済する条例は、全国初となります。
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昨年六月、スマイル会の議員が「旧優生保護法被害者への市としてできる支援はないのか」と質問。これに対し、市長は「被害者支援という観点からは、被害者に寄り添う明石市として、私としては、犯罪被害者等支援条例に加え、アスベスト被害者支援条例と優生保護法の被害者支援条例を三つの明石市の被害者支援条例という形で位置づけられないかと考えており、これから条例の制定に向けて検討していきたいと考えている」と答え、九月議会で提出に至りました。
日本共産党市議員団は、九月議会、十二月議会それぞれ質問と賛成討論を行いました。また条例制定に向けて優生保護被害者兵庫弁護団、優生保護法による被害者とともにあゆむ兵庫の会発行の「国から子どもを作っては行けないと言われた人たち」を他会派の議員五名に購読してもらい理解を求めました。障害者支援団体へも賛同してもらえるよう働きかけを行いました。
九月議会では、「国家賠償請求訴訟が続いている中、市民の税金を充てるべきか」などの意見が出て、採決では公明会派が退席、自民会派が反対して否決となりました。
市長は再度十二月議会に条例案を提出しました。十二月議会に向けて賛同議員が集まり、パブリックコメントへ意見を提出してもらえるよう、それぞれ関係する団体、個人に働きかけることを確認しました。結果は全体で二百八十通(市内百八十四通)、賛成二百六十七、反対七、その他六でした。
十二月議会では公明会派が賛成に回り、可決となりました。
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この条例制定の目的は、明石市がこれまで「誰一人取り残さないやさしいまち」を掲げて推進してきたインクルーシブなまちづくりを踏まえて、旧優生保護法の被害者である市民に寄り添い、差別を許さないまちづくりをさらに推進するためのものです。
条例では、支援金は一人三百万円とし、国の一時金支給法の対象外の中絶手術を受けた人や、手術を受けた人の配偶者も対象に含め、申請の期限もないなど幅広く支援する内容となっています。
*
条例は制定されましたが、これで終わりではありません。他の市町村にも広げていくとともに、国の極めて不十分な支援法を被害者の方たちに寄り添った内容に改正していかなければなりません。
〔楠本美紀=明石市議〕

(兵庫民報2022年1月16日付)13:30


市民アクション東灘:気候危機を兵庫から学ぶ:石炭火力発電、地球温暖化にSTOP!


市民アクション東灘は十二月二十五日、東灘文化センターで学習会「気候危機を兵庫から学ぶ」を開催しました。お話は、NPO法人気候ネットワーク主任研究員の山本元さん。
山本さんは、気候変動の直接的原因は「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」こと、産業革命前に比して地球の平均気温が一度上昇、その結果「五十年に一度の暑い日」が今日では四・八倍に増加していること――を分かりやすく説明しました。
十月三十一日から十一月十二日まで、英スコットランド・グラスゴーで開催されたCOP26についても紹介されました。COP26とは、「国連気候変動枠組条約第二十六回締約国会議」で、国連の「気候変動枠組条約」に参加している国が集まる会議で、今回で二十六回目。
山本さんは、COP26では、温室効果ガスの排出そのものを減らしつつ、すでに排出した分を森林などに吸収させたり除去したりすることで、実質的な排出量をゼロにする、いわゆる「ネットゼロ」を二〇五〇年までに実現すること、二〇三〇年までには半減することが決められと報告。日本政府の対策については、「石炭を延命させている」として二年連続して不名誉な「化石賞」がNGOから授与されるなど、欧米諸国に比して著しく立ち遅れていると批判しました。
さらに、温室効果ガスの削減対策として挙げられている水素・アンモニアなどの「脱炭素」燃料の問題や限界も指摘。省エネへの努力と再生可能エネルギーの導入の必要性を述べるとともに「関西電力から電気を買わないこと」を山本さんは力説しました。
「神戸の石炭火力発電を考える会」事務局を務め、神鋼火力発電増設に反対する運動にも取り組む山本さんは、「来春には三号機、四号機の稼働が始まる。民事・行政訴訟の控訴審も判決が出る。諦めることなくたたかい続けることで、途中で稼働停止に追い込む必要がある」と締めくくり、大きな拍手で話を終えましたた。〔藤丸徹=市民アクション東灘〕

(兵庫民報2022年1月16日付)13:00

「老朽原発動かすな」実行委員会が日本共産党兵庫県委員会に要請:できることからいっしょに


昨年大阪で集会を開催した「老朽原発うごかすな」実行委員会の中嶌哲演福井県明通寺住職(写真右端)をはじめ実行委員会の方々が一月六日、日本共産党兵庫県委員会を要請で訪問、小林明男党県常任委員(写真左)が応対しました。
木原壮林さん(写真右から2人目)が要請の趣旨を説明――昨年、コロナ禍のなかで集会を開催し多くの参加で成功させた。老朽原発完全廃炉へ今年が大事な年。参議院選挙の争点にも押し上げたい。五月末にも集会を計画するが、従来の集会の延長線上でなく、廃炉へ世論を盛り上げたい。そのために今、実行委員会への参加を広く呼びかけ、たくさんの知恵を集めたいと語りました。
実行委員会の方々からも――総選挙で野党が勝利できなかったことは残念。せっかく市民と野党が協力して提案した原発ゼロ法案が審議もなく廃案になったのも残念。今度は法案をつくる時から、市民の共同や政党の共同、多数派をつくるとりくみにしたい、兵庫の震災以降のたたかいもそうだったですね――との発言がありました。関電兵庫支社前反原発行動が一月二十八日に五百回迎えることも話題になり、できることからいっしょにとの話し合いになりました。
中嶌師は六十センチの積雪のなか来県、実行委員会は、県内諸団体、県議会へも要請を行いました。
〔小林明男〕

(兵庫民報2022年1月16日付)12:30

年越し助け合い村:明石の民商、新婦人、生健会、医療生協など


「年越し助け合い村」を十二月二十六日午前十一時から午後一時まで、明石市西新町一丁目公園で開催しました。
主催は、明石民主商工会、新婦人の会明石支部、明石年金者組合、明石生活と健康を守る会、神戸医療生協明石ブロックなどの実行委員会です。
参加者は四十六名、ボランティアが約三十名で、「ビラをみて」「新聞(神戸新聞)をみて」という方が多かったです。お米や野菜、インスタントラーメン、カレー、トイレットペーパー、マスクなど、おにぎりと豚汁、ひきたてコーヒーも用意しました。百人分用意した物品は一時間ほどでほとんどなくなりました。
同時に行ったアンケートでは、「仕事がない(みつからない)」「食費を削っている」「消費税の減税してほしい」「こういった企画を今後も続けてほしい」という声が多く寄せられました。子ども連れのお母さんも来られて、貧困の広がりを実感させられました。生活相談コーナーでは、生活と健康を守る会や楠本美紀市会議員が対応しました。
厳寒の日、西新町一丁目公園は人々の笑顔と優しさで、暖かな空気に包まれました。また春にとりくむ予定です。
〔北後直子=明石市衣川後援会〕

(兵庫民報2022年1月16日付)12:00

亀井洋示「米軍はフリーパスだぞ、オーマイゴッド」


(兵庫民報2022年1月16日付)11:00

ジェンダーわたしの視点「日々の暮らしの中で気付き、乗り越えていく積み重ねを」日本共産党阪神北地区委員会 三富稔之


日本共産党は第二十八回党大会で「ジェンダー平等」を綱領に明記し、先の総選挙で「ジェンダー平等社会の実現」を公約に掲げたたかいました。この間「ジェンダー」の問題について考えたり学んだりする機会が増え、私も少しずつ理解を深めているところですが、これまでの自分の半生を振り返ってみると、「これってジェンダーの問題なんだな」と感じることがたくさんあります。
私は子ども時代、両親から「男がベラベラ喋るのはみっともない」「男はすぐに泣いたらあかん」といったことを繰り返し言われました。これも「男性らしさ=強く逞しくあれ」という価値観の押し付けだったのだと今は思います。
*
中学生時代、今でも記憶に残る印象的なでき事がありました。英語の時間、授業をしていた女性教諭がある女子生徒を指名して、英文を和訳するよう求めました。当てられた女子生徒は教科書に記された英文を日本語に訳して読み上げるのですが、husbandという単語を「旦那さん」と訳しました。すると先生はすかさず「いやいや違うよ。husbandは夫やで」と訂正しました。生徒は止められた直前のところからまた読み始めたのですが、husbandをまたまた「旦那さん」と訳し、またまた「旦那さんちゃうで。夫やで」と訂正されたのです。
私が中学生の頃ですから時は昭和後期、バブル時代の始まりの頃でした。生徒の意識の中に「旦那さん」という言葉が持つ男尊女卑的な家父長制のイメージがどれほど意識されていたか分かりませんが、戦後四十年を経たバブルの始まりの頃のその生徒は、「結婚している男性」を「旦那さん」と呼ぶことが当たり前だと恐らく思っていたのでしょう。それから三十五年ほど経った現在、ネットなどを見ると「旦那」や「主人」といった言い方に主従関係を想起して違和感を持つ人も一定数いるようですが、未だに「旦那」と呼ぶのがメジャーなようです。
*
原稿を書くにあたり色々と思いを巡らせ、日本社会にはまだまだ、「男らしさ」「女らしさ」といった性別役割分担意識や、男尊女卑的で家父長制的な価値観が底深く根付いていることを改めて認識しました。「ジェンダー平等」という言葉が今年の新語流行語大賞のトップ10に選出されるぐらいですから、「ジェンダー平等社会」実現に向けた取り組みは緒についたところだと言わなければなりません。「ジェンダー平等」という言葉だけをひとり歩きさせることなく、日々の暮らしの中にある「ジェンダーの問題」に気付き、乗り越えていくことの積み重ねが大事なのだと思います。

(兵庫民報2022年1月16日付)11:30

みんぽう川柳〈一月〉「早め」

選 者 島村美津子

特 選

早い目に解いたクイズは出し忘れ
 明石市 小西正剛

【評】一見なんでもないようなこの句に立ちどまってしまいました。人生ってこんなことあるあると妙に納得。そして一生懸命生きていながら失敗ばかり重ねる自分を重ねてしまいました。
今回の兼題「早め」ですが、「早い」「早く」とかとは微妙に違ってきますね。留の句の凉子さんが「早め」と少しずれてしまったように思いますと投句ハガキに書かれていましたが、そう思われる句がたくさんありました。
はじめての方の投句が増えて楽しみです。指を折ってでも五・七・五のリズムを身になじませて下さい。
あとになりましたが、新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

入 選

早めにと思へばこける青い空
 明石市 上河規江

何事も早めにできぬ歳悲し
 明石市 植木多佳子

早めでもやっておこうよガン検診
 神戸市 長尾粛正

コロナ禍で早め縮めた生命あり
 神戸市 梶山洋枝

鬼笑おうと準備着々参院選
 明石市 上野景子

参院選傘寿の坂をかけ登る
 明石市 川路政行

早早の改憲発議許さない
 尼崎市 大野幸雄

大企業成長早め事故多発
 芦屋市 梶原嘉代子

弁証法早めと遅め矛盾なく
 神戸市 北河豊治

密を避け早めガマンの年暮れる
 神戸市 兵頭和子

早めにと思うばかりの本の終活
 尼崎市 富田明美

早いめに片付けかけて手が止まる
 尼崎市 富田 断

這い這いの孫の来る日は早めの掃除
 神戸市 山本尚代

早く花咲けよと春を首長く
 神戸市 塩谷凉子

みんぽう川柳募集

▽一月の題は「考える」、締切は一月二十五日(火)▽二月の題は「書く」、締切は二月二十二日(火)▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記。締切が迫っている場合に限りメール、ファクス可です。ファクスの場合は葉書大の枠の中に必要事項を記入してください▽余裕をもって、できるだけ葉書でご応募ください。

締切は第四火曜日

郵便サービスが縮小され、配達にかかる日数が長くなっています。そのため来年一月から締切日を毎月第四火曜日に早めています。編集部必着です。

(兵庫民報2022年1月16日付)10:30


金田峰生「素人イカナゴ(玉筋魚)考」(上)

イカナゴ(photo ACより)

一、はじめに

垂水革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす垂水区の会)世話人会から「イカナゴがこの数年不漁で心配している。イカナゴについて話が聞きたい」という相談があり、ちょうど海苔漁が始まっていて、漁業関係者に来て頂くのは難しいだろうということで、二〇二一年十二月十六日に、まず私から話題提供として話しました。本稿は、その話を整理したものです。
全くの「門前の小僧」で、見聞きした事から私なりに感じた事ですので、間違っている点もあると思いますがご容赦下さい。

二、海の力が落ちている

イカナゴが激減している原因として、今一番言われているのは、「海がきれいになりすぎた」というものです。
私は十年程前に、海苔の色落ちという話を聞いて、辻本達也明石市議会議員と共に現地を訪問し、聞き取りを始めました。その時、漁師から「海の力が落ちている」と言われました。
海がきれいになりすぎて、リンや窒素などの栄養塩がなくなり、海苔が黒くならない「色落ち」といわれる現象が起こるという話です。
イカナゴの餌は動物性プランクトンですが、その餌は植物性プランクトンですから、海に栄養塩が少ないと、イカナゴも成長できない。イカナゴは中型魚、大型魚の餌でもありますから、食物連鎖のバランスが崩れます。海が栄養を失って、生物を育てる力がなくなってきているとのことです。
瀬戸内海は一九六〇年代から七〇年代にかけて赤潮被害が深刻になりました。
水質汚濁防止法と瀬戸内海環境保全特別措置法によって、排水に含まれるリン、窒素、有機物の基準値が定められるなどの結果、赤潮被害は概ね収まりましたが、リンや窒素は栄養塩でもあるので、今度は栄養が不足しているのは規制が過ぎるからではないかという論が出て来て、今年六月に瀬戸環法が改定され、基準上限値は変えないが、それまでの総量規制方式を、適切なリン・窒素の濃度を設定してコントロールしようという事になりました。
実は、栄養塩が少なくなっているようだから、瀬戸内海の栄養塩がどうなっているのか、それはなぜかということを調査・研究し、対策を講じるべきだという事と、瀬戸内海といっても、それぞれ海域の状態は違いますから、海域を分け、メッシュで海の状態を捉えて、海域毎に対策を考えるべきだという事を、私達も遅くとも十年前に提起していました。今回の法改正はそうした私達の提案が一定反映されていると評価し、賛成しました。
ただ、今回の法改正だけでは、根本的な解決にならず、本当にかつての豊かな瀬戸内海の姿を取り戻し、持続可能な環境にすることにはならないと思います。
そもそもなぜ、赤潮が発生し漁業被害を及ぼしたのか。沿岸部をはじめ、陸地にどんどん工場を建て、人間が集中して住み、事業排水・生活排水を海に流したからです。
栄養塩が足りなくなったのには、山を削り、河川をコンクリートで三面張りに固め、砂浜や干潟、藻場を埋め立てたことが関係しているのではないでしょうか。
陸からの栄養塩は、地に降った雨が地面にしみこみ、川に合流し海へ達する間に溶け込むのが主でした。ところが、草木の伐採や山自体を削ることで雨水が十分に栄養を溶け込ませるに至らなくなりました。川をコンクリート三面張りにしたことで雨水が海に到達する時間が早くなったことの影響も排除できません。
その一方で、工業廃水や生活排水などでかなり大量のリン、窒素が流れ込むようになりました。
干潟は、そこに生息する貝類が有機物を吸収し、海の富栄養化を防止する機能を持っていました。藻場も有機物を吸収し、海水を浄化すると共に、逆に栄養塩を吸収した藻、海草が沖へ流れて行って、あるいは動物性プランクトンが表層にある栄養塩を食べて、河口から遠く離れた比較的栄養塩の少ない沖合に栄養を届けます。
また、植物は海水中に酸素を供給する、産卵場や稚仔魚を守るなどの役割も果たしていましたが、それがほとんど潰されています。
青潮(低酸素もしくは無酸素の海水の塊)も発生頻度が増えているようです。
富栄養化で海水面付近に植物性プランクトンや海藻類が多く繁殖することで、海底まで日光が届かず、そこに生息する植物が光合成を行えなくなる等で海底の酸素供給が途絶えてしまい、青潮が出現し、そこにいる魚等は窒息死してしまいます。
つまり、リンや窒素などの栄養塩は、多すぎても少なすぎてもイカナゴには直接的に影響する訳です。従って、山を崩し、川をコンクリートで固め、海を埋め立てたことの影響を科学的に調査・分析し、反省するべきを反省した上で、元に戻すことは非常に難しいけれど、でき得る限りの手立てをまじめに講じるべきではないかと思います。
(次号に続く)
 
漁港で海苔の様子を調査する筆者

〔日本共産党国会議員団兵庫事務所長〕

(兵庫民報2022年1月16日付)9:30

観感楽学


一月になると二十七年前に体験した阪神・淡路大震災を思い出します。あの日は地震の揺れで目を覚ますことになりました。地響きのような大きな音で始まり、すぐ後に縦に激しく揺れたように記憶しています▼一分ぐらいは揺れ続けたように思っていましたが、実際にはそれほどは長く揺れてはいないそうです。揺れが収まるとすぐに家を出ました▼幸い私の近所では、家が崩れるようなことはなかったので、少し近所の方と話をして家に入りました。しかし、家の中はと言うと食器類は割れ、タンスなどの家具は倒れ、物が散乱した状態でした。それでも家族や友人知人に怪我がなく家も崩れることもなかったので、大きな被害にあった方々に比べれば最小限で済んだと思っています▼仕事は一週間ほど休みましたが、忙しい時だったので使える交通手段と歩きで通勤し、製品を完成させ神戸を離れ、県外の客先へ納品に行きました。阪神地域の大混乱に比べ県外の平常さに驚いたのを思い出します▼いま東京では一極集中で人が集まり、再開発が進められていますが、南海トラフ地震や関東方面での大地震の発生時の対策はどうなのでしょうか。阪神地域と限られた地域であの長い混乱が続いたことを思うと本当に大丈夫なのだろうかと思ってしまいます。(ふ)

(兵庫民報2022年1月16日付)9:00

2022年1月1日土曜日

憲法を守り、子どもたちに平和な日本を引き継ぎたい:兵庫県国政委員長(選挙区予定候補)こむら潤


昨年の総選挙では、近畿比例代表と兵庫八区の重複候補としてたたかいました。結果は議席に届かず残念でしたが、多くの皆さんに支えられ、「野党共闘で政権交代」のはじめの一歩となる選挙をたたかい抜くことができました。
選挙中に訴えた「四つのチェンジ」は、どれも待ったなしの課題です。命と平和を守り、誰もがその人らしく生きられる社会の実現と、美しい快適な地球環境を未来につなげていくために引き続き力を尽くします。
私の政治活動の原点は、「憲法を守り、子どもたちに平和な日本を引き継ぎたい」という思いです。私は子を産み育てる一人の母親として、戦争や暴力のない、一人ひとりが大切にされる国を実現したいと、今夏の参院選へ挑戦することを決意しました。市民と野党の共同で勝利し、政権交代への足がかりをつくるため全力で頑張ります。

(兵庫民報2022年1月2日付)14:00

今度こそ新自由主義を終わらせたい:参議院議員(比例予定候補)大門みきし


いよいよ参院選の年。市民と野党の共同で勝利し、憲法改悪をくい止め、くらしを守る政治に変えましょう。兵庫ではこむら潤さんを皆で押し上げ、兵庫の日本共産党の議席を奪還しましょう。
岸田政権は弱肉強食、何でも自己責任の冷たい新自由主義を継承しようとしています。このままでは低賃金と不安定雇用がつづき、社会保障も改悪の一途をたどってしまいます。
私は小泉・竹中「構造改革」以来、新自由主義勢力と正面から対決してきました。竹中平蔵さんとは五十回以上、お互い顔も見たくないほど論戦し、安倍元首相のアベノミクスも追及の急先鋒を果たしました。一方、コロナ禍の中小企業支援策などを現場の運動と力を合わせて実現しました。
参院選に何としても勝利し、今度こそ新自由主義を終わらせたいと決意しています。

(兵庫民報2022年1月2日付)13:30

日本共産党創立百周年の年 ひとまわり成長し勝利へ:副委員長・参議院議員 山下よしき


昨年の総選挙では、市民と野党の間で、共通政策、政権協力、選挙協力の合意が初めて実現し、支配勢力の心胆を寒からしめました。彼らの必死の反撃に、後退を喫したことは残念ですが、大局的に見るなら、私たちが攻め込む過程で起こったことです。
党創立百周年の年、兵庫のみなさんとともに一回り成長し、必ず勝利者に。

(兵庫民報2022年1月2日付)13:00

日本共産党創立百周年の年 ひとまわり成長し勝利へ:衆議院議員 穀田恵二


 国民主権、反戦平和
 胸に刻みて立候補
 羅針盤を持つ人生
 JCPサポーターと
 夢と希望を語りあう
 んだ! 団結スクラム

 今年は党創立百年
 苦難軽減が立党精神
 闘いの旗印は
 憲法九条を守れ
 今こそ実現 気候正義
 ジェンダー平等社会
*
参院選兵庫選挙区は、こむら潤さん、比例代表五議席実現で、兵庫から政治を変える狼煙を!

(兵庫民報2022年1月2日付)12:30

日本共産党創立百周年の年 ひとまわり成長し勝利へ:兵庫県後援会長 森原健一


日本共産党創立百周年の新年をともに喜び合いたいと思います。
昨年の総選挙は、本格的な野党共闘の態勢でたたかいましたが、不当な反共攻撃と主体的力量の不足によって、いくつかの課題を残しました。
日本共産党のたたかいは権力の弾圧に屈せず、弾圧をのりこえて強くなる歴史を繰り返してきました。
今年の参院選は、野党共闘のいっそうの前進と日本共産党の躍進を実現させなければならない選挙です。綱領と党史に確信をもち、中央と県の後援会ニュースを武器に、後援会員を訪問し、積極的支持者をふやす活動で展望を切り開いていきましょう。

(兵庫民報2022年1月2日付)12:00