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「兵庫民報」編集部は2012年11月から専任1人で続けてきましたが、その1人も2020年末で退職し、2021年1月からは嘱託となりました。編集業務の整理のため、「兵庫民報Web版」はしばらく休止いたします。それにともないTwitterへの転送も休止します。 紙版の通常号のご購読をお願いします。

2021年12月19日日曜日

ストップ!ヤマサクラ81大集会:海外で戦争する国づくり既成事実化:改憲の動き強まるなか米軍の作戦に自衛隊組み込む演習


日米共同方面隊指揮所演習「ヤマサクラ81」の中止を求める大集会を十二月十一日、伊丹市三軒寺前広場でひらき、約二百五十人が参加しました。
 
日米合同の指揮所演習は四十年前に始まり今回で八十一回目。「最大規模」と称しています。演習は、アメリカの戦略に自衛隊が組み込まれ、陸・海・空だけでなく宇宙やサイバー攻撃、敵地攻撃なども含む「マルチドメイン作戦」を想定。太平洋周辺の米軍やオーストラリア、韓国など同盟国の基地と全国の自衛隊基地をネットワークで結んで図上訓練(シミュレーション)を行います。この演習と併せて、全国の自衛隊や米軍基地でも様々な訓練が行われています。
 
集会では、連帯挨拶で日本共産党の大門みきし参議院議員が軍事対軍事の対応は絶対に間違いだと訴え、野党連合政権で政治を変えようと呼びかけました。


社会民主党の梶川みさお県連代表・宝塚市議、緑の党の酒井一元尼崎市議、安保破棄大阪実行委員会の森山禎治事務局長も挨拶をしました。日本共産党からは、ねりき恵子・庄本えつこ両県議はじめ、地元・周辺自治体の議員も参加し紹介されました。
 
石川康宏神戸女学院教授がメインスピーチをおこないました。

アメリカと中国の軍事的対立がエスカレートするなか、ヤマサクラ81が米軍の「マルチドメイン作戦」に自衛隊を組み込むための演習になっていること、日米両部隊が実際に動く実働演習と一体で行われていることなど、演習が非常に危険で実戦的なものになっていると指摘。改憲の動きが強められているなか行われるこの演習が、アメリカと共同して海外で戦争をする国づくりを既成事実化し、推進するものとなっていると批判しました。
これに対し、憲法を守ってきた市民のたたかいの歴史を振り返り、「一人ひとりは微力ではあるが無力ではない」と強調し、軍事演習反対の声を上げ続け、「戦争する国」づくりをストップさせようと取り組んでいる全国の市民と手をつないで、憲法を活かし、平和を広げる取り組みを進めようと訴えました。
最後にアピールを参加者全員で確認し、集会後に実行委員会が自衛隊に届けました。また、参加者は阪急伊丹駅とJR伊丹駅に分かれて宣伝をおこないました。
〔吉岡健次=川西市議〕


(兵庫民報2021年12月19日付)20:30

神戸市は個人情報を自衛隊にわたさないで:わたさない会が第2回総会


「私たちの個人情報をわたさない 神戸市民の会」(略称=個人情報をわたさない会)は第二回総会を十二月七日に開催し、あわせて井下顕弁護士(福岡県弁護士会)を講師に迎え学習会も行いました。
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神戸市が二〇二〇年二月に突然、自衛官募集に関して自衛隊と「覚書」を交わし、市内の十八歳と二十二歳の氏名、住所、生年月日、性別を電子データとして自衛隊に提供しました。これに対し、同年十一月に結成したのが「個人情報をわたさない会」です。
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学習会で井下弁護士は、自衛隊への名簿提供が全国的に広がっており、その原因として、二〇一九年一月に安倍首相が行った「都道府県の六割が非協力的」とする国会答弁や、中国包囲網の中で日本の役割、戦争するための自衛官の人材確保が強められていることなどをあげました。
また、政府が名簿提供の根拠としている自衛隊法九十七条一項について、井下弁護士は、同法の立法者意思から検討し、自治体に名簿提供の義務はないと結論づけました。(写真)
福岡市での名簿提供については、二〇二〇年一月に高島宗一郎福岡市長が提供を表明したのに対し、市民は二月に緊急集会を開催し、個人情報保護審議会に諮問させ、傍聴に二百名の市民が集まったことなど幅広い市民の間で運動が広がっていることが報告されました。
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第二回総会では、神戸市が自衛隊からの要請どおりに電子データとして個人情報の提供をしていることを中止させるために――▽個人情報保護審議会に諮問させることや、個人情報を提供していることを広く市民に知らせることなどを求め、引き続き署名に取り組むこと▽地域での学習会を行うこと▽加盟団体や個人を増やし運動を広げていくこと――が方針として確認されました。
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学習会の内容は兵庫労連チャンネルで視聴できます。各地での学習会などにご利用ください。
 

〔岡崎史典=同会〕

(兵庫民報2021年12月19日付)20:00

王子公園・動物園:市民不在の再整備方針撤回を:1月17日までパブリックコメント受け付け


神戸市が「王子公園 再整備基本方針(素案)」を発表しました。再整備コンセプトは、「グローバル貢献都市を先導する学術・文化・スポーツ拠点の形成」としていますが、駅前の一番便利な場所に大学を誘致するとし、市民に愛着のある動物園は、遊園地などの廃止で縮小され、さらに王子スポーツセンターのプールやテニスコート、サブグランドなども廃止するなど、市民サービスの大後退を強行するものです。
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久元喜造市長は、Twitterで「私の関心は動物ではなく、王子公園全体の再整備にありました」と本音を吐露。さらに、市会常任委員会では「動物園に限らず全体を含めては、もちろん民活という方法はある」(十一月三十日総務財政委員会、企画調整局担当局長)と、市の直営をやめ、民間任せにする考えを示しました。
須磨海浜水族園(スマスイ)は、民間移譲に伴い、入園料が、大人千三百円だったのが三千百円に値上がり、小中学生も千八百円になることが大問題になっています。現在、王子動物園は、大人六百円、小中学生・幼児および六十五歳以上は無料で入園できますが、これが民間任せになれば、スマスイの二の舞になるのではと懸念されます。
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神戸市は十二月七日に説明会をひらきましたが、参加した市民から、不安と懸念、「反対」の声があふれました。「説明会の周知が市民にされていない」と指摘する参加者もありました。これに対して、市側は、「広報で知らせる時間がなかった」「自治会など地域団体を通して伝えたが、不十分で申し訳ない」と弁明。説明会の案内チラシは数百枚しかおろされていないことも明らかになりました。王子公園や動物園は、市民が愛着をもっている施設です。市民不在での再整備強行は許されません。
中学生と小学生のお子さんを持つ女性が「子どもからの意見です」として「プールやテニスコートをなぜなくすのか? 早朝や夕方に使うサブグラウンドもなくさないで」「子どものころ遊んだ遊園地もなぜ廃止なんですか?」と問いました。
また、「大学誘致はポートアイランドに集中してもらえれば」「新設されるスタジアムが住宅地に近くなると、騒音も心配」との発言もあり、「子どもの意見を反映できる仕組みをつくってください」との意見も出されました。
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日本共産党神戸市会議員団は、十日から始まっている「基本方針(素案)」に対する神戸市意見募集(パブリックコメント)に、多くの市民が意見を寄せていただくよう呼び掛けています。
〔味口としゆき=神戸市議〕

王子公園再整備基本方針(素案)の意見募集


■意見募集期間
2021年12月10日(金)~2022年1月17日(月)
■意見の提出方法
①郵送による提出 ※2022年1月17日(月曜日)消印有効
〒650-8570(宛先住所記入不要)
神戸市企画調整局未来都市政策課 意見募集宛
②ファクシミリによる提出
078-322-6208 神戸市企画調整局未来都市政策課 意見募集宛
③電子メールによる提出
アドレス:ojikoenhoshin@office.city.kobe.lg.jp
④持参による提出
神戸市企画調整局未来都市政策課
市役所1号館12階
平日8時45分~12時、13時~17時30分の間
⑤神戸市ホームページ意見送信フォームから
https://www.city.kobe.lg.jp/a74227/202112ojipark_public-comment_kaitou.html 

王子公園・動物園を守れ:緊急市民集会

12月17日(金)18時30分~20時、神戸市勤労会館2階多目的ホール(100人)+YouTube(https://youtu.be/CajZ8Vy9b1k)/参加無料/主催:神戸・市民要求を実現する会、市民にあたたかい神戸をつくる会/問い合わせ Tel. 078-335-3770(兵庫労連)


(兵庫民報2021年12月19日付)19:30

兵庫県議会12月議会:県民の命、暮らし守り日本共産党県議団:コロナ対策補正予算案――庄本議員が質疑:早い段階からの無料検査、保健所の専門職の抜本増を


国の補正予算案に伴う兵庫県のコロナ対策を中心とする補正予算案に対する質疑が十二月十三日、兵庫県議会本会議でおこなわれ、日本共産党県議団からは庄本えつこ県議が質疑に立ちました。

無料検査

国が方針を示している感染拡大傾向時における無料検査の実施について庄本議員は、県当局からの聞き取りでは「一日百十人の感染者が約二週間続くか、一日の感染が四百四十人を超えた場合を想定している」とされていることをあげ、「これでは、遅すぎる。もっと早い段階からすぐに無料実施を行うべきだ」と指摘しました。
また、廃止された「モニタリング検査」、いったん中止している高齢者施設等への社会的検査について庄本議員は「復活させるべきだ」と主張しました。
答弁で齋藤元彦兵庫県知事は、「国の判断基準に準拠しながら、協議により総合的に判断していく」と述べ、早期の無料検査実施については言及しませんでした。高齢者施設の社会的検査については、再開を検討したいとしました。

保健所の体制

庄本議員は、県が保健所への民間派遣を継続し、感染拡大時に機動的に増員できるよう本庁職員に疫学的調査などの研修をおこない応援可能職員を育成することもって「保健所体制の強化」としていることを批判。専門職・保健師職員の抜本的増を求めるとともに、芦屋保健所の存続を主張しました。
県当局は、芦屋保健所を宝塚保健所の分室にするという従来の答弁を繰り返すのみでした。〔門屋史明〕

(兵庫民報2021年12月19日付)19:00

兵庫県議会12月議会:県民の命、暮らし守り日本共産党県議団:ねりき議員が議案討論:県民サービス低下、嘱託職員の無期転換逃れなどに反対


兵庫県議会に上程された議案のうち、三件について十二月十三日、日本共産党のねりき恵子議員が反対討論に立ちました。
▽兵庫県立神戸生活創造センターの指定管理者を現在の大阪ガスビジネスクリエイト(株)に、三年間引き続き、同社を指定しようとする議案について、ねりき議員は、その中で人員が二名減員されることで、県民にとってサービスの低下につながるとし、反対しました。
▽兵庫県営住宅東播磨地区について神鋼不動産ジークレフサービス株式会社が指定管理者として指定を受ける議案については、議案審査の過程で申請書や事業計画書などの資料が黒塗りで判断ができないと指摘。ねりき議員は、「県民や入居者からは、様々な相談が寄せられており、県営住宅の管理は県や公社が直接責任を負うべきで認められない」と反対しました。
▽三木山森林公園の指定管理者についての議案では、労働契約法の改正で、通算五年を超えた場合、労働者の希望により、期間を定めない無期転換ルールが制定されているが、指定管理者であるひょうご農林機構が「更新期間は五年を超えないものとする」とし、五年目の更新を迎える嘱託職員五人を契約更新しない方針としており、「雇用の安定、賃金引き上げが求められている中、公の施設で無期転換逃れがあってはならない」として反対しました。
〔三富智恵子〕

(兵庫民報2021年12月19日付)18:30

兵庫県議会12月議会:県民の命、暮らし守り日本共産党県議団:いそみ議員が請願採択求め討論:選択的夫婦別姓、75歳以上医療費2割負担中止、気候非常事態宣言


十二月十三日の兵庫県議会本会議で日本共産党のいそみ恵子議員は請願採択を求める討論をおこないました。
▽「選択的夫婦別姓の導入へ、一日も早い民法改正を求める意見書提出の件」について、いそみ議員は、「多様性を尊重する社会実現に向けて、『夫婦別性の選択肢』がないことは、人権問題であり、憲法にも反する」「選択的夫婦別性導入を求める意見書は、全国三百以上の議会で採択されている」とし、請願の採択を求め、意見書を国に提出するよう主張しました。
▽「来年七十五歳以上医療費窓口負担二割導入の中止を求める意見書提出の件」については、「負担増による受診控えが起こる可能性がある」「二割負担の対象者は、単身世帯で年収二百万円以上、夫婦世帯では合計年収三百二十万円以上で、高額所得者とは言えない」「現役世代の負担軽減することはできない」と述べ、意見書の採択を求めました。
▽「兵庫県が『気候非常事態宣言』することを求める」請願について、いそみ議員は、「平均気温が一・五度上昇した場合、深刻な影響を受ける、さらに、二度上昇すると、飢餓と水不足が深刻化し、生物の絶滅、異常気象の常態化など、温暖化の連鎖はもはや、人間の力では止められない。気候危機の抜本的な対策は、一刻の猶予もない」と訴え、請願の採択を求めました。
〔三富智恵子〕

(兵庫民報2021年12月19日付)18:00

三田市――幼稚園・学校統廃合の強行を狙う:住民との十分な話し合い保障を:地域の幼稚園・学校をまもる会代表 長谷川美樹

三田市は二〇一七年三月に市公共施設等総合管理計画を策定しました。そのなかで市が保有する公共施設のうち延床面積で学校教育系施設が四八・九%、幼稚園などを含む子育て支援施設が三%で、全体の五割を占めていることが記されています。二〇一八年三月の市立学校園のあり方審議会の答申を受け、市は同年七月に市立学校のあり方に関する基本方針を策定。二〇二〇年八月に市立幼稚園再編計画(案)を発表しました。
この間の一連の方針・計画で三田市は積極的に教育関係施設の縮小を進めようとしています。少子化を理由として農村地域の中学校を皮切りに幼稚園、次に小学校の統廃合へむけて「一応の市民参加」による議論を行ってきています。
市は、中学校は九~十八学級(一学年当たり三~六クラス)、小学校は、十二~十八学級(一学年当たり二~三クラス)を適正規模だとし、クラス替えや切磋琢磨ができる環境、中学では部活ができる環境が必要だとしています。幼稚園について市は、子どもの人数が減っているなか一定規模の人数確保が必要で、保護者の多様なニーズに応えるためにと「認定こども園化」を打ち出しました。
中学校については農村地域と市街地の二つを一つにすることを内定し、統合へ向けて次の段階に入っています。
幼稚園については、昨年九月議会で市長が初めて統廃合を提案し、当該地域ではそれぞれ一回の説明とパブコメで翌三月には決定しようとしました。この極端な提案に反対意見が続出し、改めて市は「意見交換会」をおこないましたが、廃合反対が過半数を超えました。市は計画を一部修正の上、パブコメをおこない二〇二二年三月には決定、四月に実施・着手することを再提案。幼稚園と小学校は一体として、小学校の統廃合も進めようとしています。しかし、地域では、「幼稚園や学校がなくなったら更に人口が減る」など声が多数出されています。
地域の幼稚園・学校をまもる会は、これまで学習会や小集会、ニュースを五回発行し、地域の方々や日本共産党市議と連携、議会質問や市への質問状・要望書提出などを繰り返し、住民との十分な話し合いを保障すべきだと運動を進めています。

(兵庫民報2021年12月19日付)17:30


ジェンダーわたしの視点「個人個人を人間として認め尊重する地域社会へ」日本共産党丹波地区委員会ジェンダー・ハラスメント対策委員会副責任者 藤井真理


私は五十三歳まで大阪府で小学校教員として勤務してきました。組合活動の盛んな時代だったので何でも話し合いの場を設け取り組んできました。退職後、夫の転職に伴い、高知県に移住して五年間を過ごしました。その後、今度は義母の介護のために兵庫県丹波市に移住して今日に至っています。
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先日、丹波地区委員会ジェンダー・ハラスメント対策委員会副責任者としてジェンダー平等の全県担当者会議(オンライン)に参加しました。他地区の方々のお考えやご意見をお聞きすることははじめてのことでした。ジェンダー平等について話し合うことは、各地区とも戸惑いがあるものの、共産党ならではの取り組みでとても心強く思いました。
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早速、支部会議で党内アンケートをもとに意見交換をしました。
私が丹波市に移住して思ったことは、「地域の集会は男性の出席がほとんどで、女性の場合、夫がいないなど事情を抱えた人が数人いるだけ。男性中心に物事が進んで、女性があまりものを言わない傾向があるなあ」ということでした。
しかしその支部会議では、男性側から「地域社会で女性の役割が少なく、男性が日役、常会、役員とか現状では引き受けざるを得なくされていて、男性がしんどい目をしている。〝男性が楽をしている〟という考えは全く間違っている」との意見を聞きました。いっぽう、夫婦共働きをされてきた方からは、「夫が洗濯物を干すのを見て、近所の人から奇異な目で見られたりしたが、夫の協力なしにはできなかった」などの声が上がり、大いに盛り上がりました。
また、地方の職場では賃金格差も大きな問題です。「女性の管理職は、男性より数時間多く仕事をしなければならない」と聞いて驚きました。
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身近な問題としてジェンダーを語り合い、個人個人を人間として認め尊重する地域社会へ、少しずつでも変えていきたいと望みます。

(兵庫民報2021年12月19日付)17:00

「真ん中世代」学習交流会:こむら潤さん講師にジェンダー政策学ぶ:日本共産党兵庫・長田・北地区委員会


日本共産党兵庫・長田・北地区委員会は十二月十一日、こむら潤参院兵庫選挙区予定候補を迎え「真ん中世代」学習交流会を開催し、十数人が参加しました。
こむらさん(写真左から二人目)は、自身の働き方や子育ての経験なども重ねながら日本共産党のジェンダー政策を紹介。男女賃金格差是正や性教育など、参加者の質問にも答えながら「一つひとつ、国会議員として実現したい」と語りました。
参加者からは「今までいろんなことに我慢してきた。かつて働いていた飲食の職場では『男社会』を痛感。女性が『嫌やな』と思うことが一つひとつなくなっていけば」「ケア労働の賃上げ・処遇改善は、女性労働者だけでなく男性労働者を守ることになる」「包括的性教育は本当に大切」「ジェンダー問題の大切さをつきつめると人権を守ることに通じるという話に納得。人権を守ることが多様性をいかすことであるし、憲法を守る大切さもよくわかった」「一人ひとりの尊厳を大事にする問題だから親から子へと伝えていけるような社会になると、あたたかい社会になるのでは」など、様々な声が出されました。

(兵庫民報2021年12月19日付)16:30

兵庫県業者後援会が総会:野党共闘に確信持ち参議院選挙へ活動強化


日本共産党兵庫県業者後援会は十二月八日、総会を開き、総選挙の結果を踏まえ来年の参議院選挙に向けた活動強化を確認しました。
総会には会場とオンラインで県内十八業者後援会が参加。日本共産党の選挙総括の視点を踏まえ、業者後援会の対話・支持拡大の到達・活動参加の状況が二〇一七年選挙に比べ後退していたことがリアルに報告されるとともに、選挙結果について、自民党幹部の「立憲と共産党の統一候補というのは大変な脅威でした」「薄氷の勝利だった」などの声も紹介され、野党共闘のたたかいに確信を持つことが強調されました。
その上で、来年四月の決起集会までに全県の業者後援会が体制を確立し具体的な活動に足を踏み出すこと、日本共産党を丸ごと知ってもらうために『しんぶん赤旗』読者拡大への協力を提案し確認されました。
総会では、神戸女学院大学の石川康宏教授が「総選挙の結果を今後の展望」をテーマに講演。野党前進の流れと揺り戻しの要因を詳しく解明し、「仕切り直して直ちに準備を」と強調。参議院選挙での共闘強化に向け、運動団体も働きかけを強めていくことが重要と指摘しました。
〔田中邦夫=県業者後援会事務局長〕

(兵庫民報2021年12月19日付)16:00

対英米開戦から80年:再び「戦争する国」にしてはならない:こむら潤さんらが宣伝


中国大陸で侵略戦争を続けていた日本が一九四一年十二月八日、当時イギリス領だったマレー半島コタバルとアメリカのハワイ真珠湾を奇襲し、対米英戦争に突入して八十年。
日本共産党兵庫県委員会は松田隆彦県委員長と、こむら潤国政委員長を先頭に神戸大丸前で宣伝をおこないました。岸田文雄政権が前のめりになっている改憲策動は歴史への逆行であり、日本を再び「戦争する国」にしてはならないと訴えました。

(兵庫民報2021年12月19日付)15:30

新調ハンドマイクで、新しい憲法署名:9条改憲NO!市民アクション赤穂実行委員会


九条改憲NO!市民アクション赤穂実行委員会は十二月八日夕方、JR赤穂駅頭で新しい「憲法改悪を許さない全国署名」の訴えをおこないました。新調のハンドマイクの響きもよく、高校生なども署名に応じてくれました。
〔北野輝彦=九条改憲NO!市民アクション赤穂実行委員会・九条の会・赤穂事務局〕

(兵庫民報2021年12月19日付)15:00

亀井洋示「失業救済交付金」


(兵庫民報2021年12月19日付)14:30

兵庫山河の会 〈十二月〉

颯爽とアガパンサスの花茎たちぬ生きねばならぬコロナを超えて
 石井敏子

グレタさんこの地球をば護らんと立ち上がりたるジャンヌ・ダルク
 西澤 愼

来るとしにのぞみ託してビラくばる参院選のかなためざして
 山下 勇

胸を張り空見あげれば綿雲が静かに動く明日は天気だ
 大中 肇

AIに命令するごとく人間にもバージョンアップ強いる日来るや
 古賀悦子

弁当に並ぶ行列デパートのスイーツ売り場に長蛇の列が
 塩谷凉子

ペン一途愛と革命身をもって生きた人なり寂聴さんは
 古谷さだよ

恋人で兄で保護者でときどきは息子のような相棒といる
 山下洋美


(兵庫民報2021年12月19日付)14:00


編集部の技術メモ:Word/Excel/Powerpoint文書から写真を取り出す方法

記事につける写真は写真ファイル自体をメールに添付してご出稿いただきたいのですが、最近、写真ファイルの取り扱いが難しいという方が増えてきました。

そういう方もワープロ(ワードやエクセル、パワポ)などに写真を「貼り付ける」ことは普段からしていらっしゃるのではないでしょうか。

それならば、写真をワードやエクセルに書いた原稿に貼り付けて、そのワードやエクセルのファイルをお送りいただいてもけっこうです。そこから写真を取り出す方法はあるのです。

  1. エクスプローラーの「ホーム」タブの「コピー」「貼り付け」ボタンで原稿ワード文書のコピーをつくる。
    • 例「原稿.docx」をコピー・貼り付けして「原稿- コピー.docx」とする。
    • 「コピー」「貼り付け」ボタンを順に押すと「- コピー」という文字列を挿入した新しいファイルが自動的にできます。
  2. エクスプローラーの「表示」タブにある「ファイル名拡張子」にチェックを入れる。

  3. エクスプローラーの「ホーム」タブの「名前を変更」ボタンで原稿文書のコピーの拡張子の後ろに「.zip」をつける。
    • 例「原稿- コピー.docx」を「原稿- コピー.docx.zip」とする。
    • この時、「拡張子を変更すると使えなくなることがあります。変更しますか?」と尋ねてくるので「はい」と答える。
  4. エクスプローラーの「展開」タブにある「すべてを展開」ボタンを押す。
    • この時、「展開先の確認とファイルの展開」パネルが出てくるので、「完了時に展開したファイルを表示する」にチェックを入れる。 
  5. エクスプローラーのウインドウがもう一つ開く。

  6. その中の「word」フォルダ、さらにその中の「media」フォルダの中に、張り付けられていた写真が入っているので、適当なフォルダ(たとえばデスクトップ)にコピーする。

  7. 以下、後片付け;
    • 展開したフォルダ、原稿文書のコピーをゴミ箱に捨てる。
    • エクスプローラーの「表示タブ」の「ファイル名拡張子」のチェックを外す。
◎もっと簡単な方法
unixシェルの心得があるならunzipコマンドだけでできます。
unzip -j 原稿.docx  word/media/*  
Word文書はzipアーカイブなのです。Excel文書、Powerpoint文書も同様です。 
unixだと拡張子でファイルの種類を判断しないので、拡張子を書き換えなくても、直接展開できるし、必要な部分だけを展開することもできるのです。兵庫民報編集部ではこちらの方法で写真を取り出しています。

(兵庫民報2021年12月19日付)13:30


観感楽学


NPT(核不拡散条約)再検討会議が来年一月四日に開会する。日本原水協は、開会日に核兵器の全面廃絶の実現、核兵器禁止条約への自国政府の署名・批准を求める国際共同行動の実施を呼びかけ、日本では最終日の一月二十八日までを「行動月間」として取り組む▼五年ごとの再検討会議開会日の共同行動は通常四月で、被爆七十五年の再検討会議は原水爆禁止世界大会inニューヨークとともに実施する計画がコロナ感染症のために延期され、今回は年頭の開会になった▼日本政府は、米国の「核の傘」に依拠していることを理由に禁止条約参加を拒んでいる。しかし、米国の核兵器が配備され、日本と同様に「核の傘」政策を取ってるドイツは、政権交代した新政権が禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を決定した▼ドイツと同様に米国との軍事同盟NATOに加わっているノルウェー、ベルギー、スペインでも政権交代した新政権が禁止条約に向かう動きを見せている。核兵器大国の米国でも全米市長会議が禁止条約参加を求めるなど核保有国や核依存国の政治を変える動きが顕著だ▼原水協は例年一月六日の6・9行動から行動を始めるが、今度はより早い一月四日からの行動で、世界と共同して日本でも政治を変える行動に打って出る。(K)

(兵庫民報2021年12月19日付)13:00