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2021年11月4日木曜日

日本共産党兵庫県常任委員会「総選挙結果について:二〇二一年十一月二日」総選挙にあたり、ご支援いただいた支持者、後援会員、党員の皆さんに、心から感謝申し上げます。


総選挙にあたり、ご支援いただいた支持者、後援会員、党員の皆さんに、心から感謝申し上げます。
今回の選挙では、四野党が合意した、六つの柱二十項目の共通政策で新しい政権を作ろうという野党共闘が、自民党を追い詰め、激戦を制した六十二選挙区での野党の勝利で有力幹部を相次いで落選させるなど一定の効果をあげました。兵庫県では、候補者を一本化した十選挙区のうち、立憲民主党の二氏が小選挙区と比例復活で当選しました。
同時に、共通政策、政権協力の合意という野党共闘の大義と新しい政治の魅力を広く県民の中に伝える点では、十分と言えず、自公政権の補完勢力である維新の会が議席を伸ばすことの一因にもなりました。日本共産党は、今回の野党共闘から教訓を引き出し、共闘の道を揺るがず発展させる決意です。
比例代表選挙は兵庫県で十五万一千九十票(得票率六・二%、前回は十七万九千七百二十五票・八・一%)を獲得し、近畿では、こくた恵二さん、宮本たけしさんの二議席を確保しました。当初の目標の四議席回復に至らず、清水ただし候補、こむら潤候補の勝利に届かなかったことは、私たちの力不足であり、大変残念な結果となりました。
神戸市長選挙では、わが党が推薦した岡崎ふみのり候補が、いのち、暮らし優先の市政への転換を訴え奮闘し、五万九千七百二十二票(得票率九・二%)を獲得しました。地方議員選挙では四市二町で八議席を獲得しましたが、前回から三議席後退しました。
日本共産党は総選挙中、コロナから国民のいのちと暮らしをまもる提案とともに、自公政治からの「四つのチェンジ」①新自由主義を終わりにして、命と暮らし最優先の政治、②地球規模の環境破壊を止め、自然と共生する経済社会をつくる、③ジェンダー平等の日本をつくる、④憲法九条を生かした平和外交―を有権者のみなさんに訴え、声の届いたところでは、共感を広げました。これらの公約の実現のために、引き続き力をつくす決意です。
日本共産党は来年、創立百周年を迎えます。また七月には参議院選挙をたたかいます。
創立以来、反戦平和、自由と民主主義、国民のみなさんのくらしの向上をめざして頑張ってきた志を、これからもしっかりとつらぬいて、奮闘する決意です。
今後とも、皆さんのご支援を心からお願いいたします。

(兵庫民報2021年11月7日付)12:00

神戸市長選:岡崎さん及ばず


神戸市長選挙は十月三十一日投開票の結果、市民にあたたかい神戸をつくる会の岡崎ふみのりさん(52)=日本共産党推薦・新社会党支持=は五万九千七百二十二票(得票率九・二〇%)を得ましたが、及びませんでした。
岡崎さんは、「三宮開発よりコロナ対策」―①病院病床と保健所を増やす②雇用と営業をしっかり補償③少人数学級をただちに実施―の「すぐやる提言」を掲げ、市政転換を訴えました。
当選は現職の久元喜造氏(67)=自民党・立憲民主党・公明党・国民民主党推薦=。

(兵庫民報2021年11月7日付)11:30

第49回衆議院選挙:比例代表選挙 政党・開票区別得票

11月7日付掲載の「第49回衆議院選挙:比例代表選挙 政党・開票区別得票」は次のリンクからダウンロードできます。



第49回衆議院選挙:小選挙区選挙 政党・開票区別得票

11月7日付掲載の「第49回衆議院選挙:小選挙区選挙 政党・開票区別得票」は次のリンクからダウンロードできます。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1hAMbaytExAZV4goIaD2pbHI1GDhbfBgA/edit?usp=sharing&ouid=116165602500969380015&rtpof=true&sd=true





観感楽学


総選挙の投票が終わった直後、マスコミは東京や大阪の繁華街に集う若者たちにマイクを向け、「今日は何の日だったかしってる?」とインタビューをしていた。彼らは「ハローウィン」と声をそろえ手を振った。「選挙の投票日だったんだけど知ってる?」と問われ「知らなーい」と顔を見合わせて笑った。もちろん、「投票に行ったよ」という若者もいたが▼若者の政治意識に関して興味深いデータがある。二〇一九年の日本財団十八歳意識調査で、十八歳の若者を対象にした政治意識に関する国際比較で二つの設問をしている。①自分で国や社会を変えられると思う→日本一八・三%、インド八三・三%、米六五・七%、中国六五・六%②自国に解決したい問題がある→日本四六・四%、インド八九・一%、米七九・六%、中国七三・四%など、主要九カ国の中でいずれも最も低い▼もう一つ若者に関してデータは二〇一四年と少し古いが、①署名活動への参加→日本五・〇%、イギリス四八%②デモへの参加→日本〇・七%、米一二・四%③政治集会参加→日本〇・七%、韓国一二・九%▼紙面の都合上すべてを紹介できないが全項目で日本は最低ランクにある。いかにして若者の政治意識を高められるか、今後に課せられた重い課題である。(D)

(兵庫民報2021年11月7日付)11:00