2021年8月8日日曜日

総選挙で決着をつけよう:兵庫憲法共同センターと兵庫革新懇が全県交流会議

閉会挨拶をする樫村さん(左)と津川さん(右)

「コロナ後の、憲法が活かされる社会をめざし」総選挙で決着をつけよう〝県レベルや各地域ごとに〟強固な共同をめざす全県交流会議が七月三十一日、高教組会館で開催されました。主催は「憲法改悪ストップ!兵庫県共同センター」(兵庫県憲法共同センター)と「平和・民主・革新の日本をめざす兵庫の会」(兵庫革新懇)。はじめに『改憲策動を総選挙で決着つけるために』をテーマに上脇博之神戸学院大学教授がオンラインで講演しました。

行動提起

行動提起は津川知久憲法共同センター代表が行いました。知事選での県下各地の県民との対話、住民のリアルな声を紹介し、かつてない政治への怒りが充満している変化を指摘しました。
その上で秋のたたかいへ①憲法をいかす取り組み――コロナ禍から県民のいのちを守る政策への転換を求め、特に九月五日に予定されている社保協などが主催する「医療・介護・保健所の削減やめて!いのちをまもる緊急行動」を全県各地で共同する②改憲を許さない取り組み――自民党が憲法審査会を開いて国民分断を助長することを許さない。中央総がかり実委が呼びかけている九月九~十九日の改憲阻止全国いっせい行動を成功させる③市民と野党の共闘の発展を職場・地域から支える取り組みを強化する④三の日、九の日、十九日行動など、県下各地で定例行動の成功を―と提起しました。

地域・団体からの発言

明石市=夏の平和イベントも明石市・同教委の後援がずっと続いている。平和・憲法などの運動体は二つあるが近年共同が進んでいる。「改憲など国政問題を軸に、政党名は出さず、合議制」を貫き、共同ビラも各参加団体が事前にチェックして作成。当初、明石駅だけだったが参加者が多くなり、JR大久保駅頭にも広がっている。八月にもう一度諸団体が話し合い、秋のたたかいを強化する予定。
尼崎市=昨年幅広い十人ほどの呼びかけ人で出発した市民交流会は、上脇教授講演会など取り組み、〝こむら潤と政治を変えよう尼崎市民交流会〟と名称を変え総選挙の体制となっている。県知事選でも頑張って憲法県政候補の得票率は高くなった。いま投票率を上げるため「まず、おかしな政治を変えよう」のユニークなポスターを軸に宣伝を広げている。
灘区=衆議院一区の東灘・中央区とともに革新懇として野党共闘の演説会を成功させてきた。オール灘区の会に全ての団体が結集し、区内の諸課題を取り上げている。ゴンチャロフ事件は完全勝利。六甲病院問題や神鋼石炭火力の行動も支え、コロナ禍によるフードバンクは四月から取り組み一万枚のビラ配布、提供品協力で八十人以上が支援、神大の学生たちも実行委に参加するなどし、いま八月九日の第二回成功へ準備を進めている。
長田区・北区・兵庫区=兵庫二区の野党共同は猛暑の七月二十二日午後、三つの区の主要ポイントで共同演説会を成功させたので、これを契機にさらなる共同を強めたい。
長田区では戦争させない長田の会と革新懇が区内の野党共同の〝かけはし〟になってきたことが実践的にわかってきた。
北区は九条の会のネットの活動が続いているが、今回の野党共同宣伝の成功は「みんなよってたかってやった」ので元気が出たとの結果となった。
兵庫区も野党共同行動の宣伝成功へがんばったが、やはり団体結集の〝かけはし〟である兵庫区革新懇をつくることが大切と準備している。
新婦人県本部=知事選挙への参画も含めSDGsとジェンダーでアピールを前面にオレンジ色の服装やタペストリーも活用、選挙投票率アップの活動を広げている。憲法カフェ・選挙カフェで多くの支部に学習や行動が広がり次世代の方々の参加も増えている。SNS、ツィッターや動画を使う人も増え「保健所を増やしてほしい」など宣伝が広がっている。
神戸市中学校給食の会=十年間たたかってきて、公開の給食委員会まで広がってきたが秋の神戸市長選挙が最大のポイントなので、皆さんの力も借りて実現させたい。

まとめ

閉会挨拶で樫村庸一兵庫革新懇事務局長は、この交流会議が、学習と提起と討論でスローガンの通りの内容になったと述べ、まとめとして、①各地域と団体で他党とともに要求関係も含め保守層ともつながって共同が進む状況がよくわかった②要求実現のためにも総選挙で勝つことが早道ということが確認され、この一点に向かっている③その勝利のために幅広い人が選挙に参加し投票率を上げることが重要で「人々の心に響くスローガン」を宣伝しよう、そのためSNSも旺盛に活用し、学習と行動を広げよう―とよびかけました。
〔速水二郎=憲法共同センター〕

(兵庫民報2021年8月8日付)
18:30

近畿はひとつ比例4議席必ず:日本共産党近畿業者後援会が決起集会

トークをする清水議員(中央)と大門議員(右)(左は司会の西田さえ子さん)

「総選挙で日本共産党の躍進と野党連合政権実現を」と七月二十七日夜、「近畿業者後援会オンライン決起集会」が開かれ、兵庫県内の業者後援会からは四十の視聴会場で約百人が視聴しました。
集会では、清水ただし衆院議員と大門みきし参院議員が、中小業者の実情を聞き取り、政府に各種支援策の拡充・改善を求めてきた様子を国会審議の動画も交えてた掛け合いトークで報告。衆院比例近畿ブロックで現有二議席から四議席以上へ躍進するために協力をと訴えました。
各県からの発言のなかで灘区業者後援会の堀会長が、知事選挙の対話の中でもどんどん寄せられた中小業者の怒りや願いの実現のため、「近畿比例で四議席以上を獲得し、こむら潤さんを国会に送り出したい」と決意を表明しました。
閉会挨拶は兵庫県業者後援会土谷代表世話人がおこないました。

閉会挨拶をする土谷さん

各後援会の視聴会場からは、「清水議員が飲食店を訪問して要望を聞き取る姿勢に励まされた。各業者後援会の切実・具体的な業者の声もよかった」(高砂)、「五人で視聴した。政治と商売についてしっかり話し込む活動を通じて、後援会を早く再開させようと話しあった」(三田)、「清水議員の話は心強く、大門議員の話はよくわかるものだった。知事選挙が契機になって、政治を変えていくことの大事さを構成員に話して、この間、『しんぶん赤旗』日曜版読者を十五人増やした」(垂水)―などの意見が寄せられました。
兵庫県県業者後援会は、集会での行動提起を受け、至急代表世話人会を開いて活動を具体化していきます。
〔田中邦夫=県業者後援会事務局長〕

決起集会の録画は:https://www.youtube.com/watch?v=VGArUz8Tx9w&t=110s



(兵庫民報2021年8月8日付)
18:00

一票の重み痛感して:淡路市議 岡田のりお:がんばります! 日本共産党の新人議員

かまづか聡市議(左)と岡田のりお市議

淡路市会議員の岡田のりおです。七月十八日投開票の市議選で次点との差がわずか一票差という劇的な勝利を勝ち取りました。「私の一票で当選したんですよ」とよく言われますが、何が欠けても当選に至りませんでした。前回市議選がわずか二カ月前の立候補となり、涙を飲みましたが、前回から六十票を増やして当選し、悲願の二議席を回復し、党議員団ができました。
投開票日の二日後、『神戸新聞』淡路版は「四年間、本会議や委員会を全て傍聴し、議員でなくてもやれることはやってきた。一票の重みを痛感する。喜んではおれず、しっかりと仕事を積み上げていく」と私の言葉を紹介してくれました。四年間悔しい思いをしましたが、小中学校のエアコン設置の取り組みをはじめ、「困った人をほっとけない」の立場で、生活相談などに取り組んできました。
私は大学生の時、民青同盟と党に出会い、一般企業に就職した後、神戸で民青同盟の専従となり、阪神・淡路大震災後、日本共産党淡路地区委員会の専従者として約二十六年頑張ってきました。ずっと「裏方」でいた私が、まさか議員になるとは思っていませんでしたので、今でも信じられないような思いです。
とはいっても、八月二日から全員協議会、五日から臨時議会が始まり、常任委員会の所属が決まります。現職議員の援助を受けながら、頑張る決意です。
九月になればいつでも総選挙がありえます。市議選で生まれた結びつきを大いに生かして、勝利へ私も全力で頑張ります。

(兵庫民報2021年8月8日付)
17:30

信頼=期待に応えて:上郡町議 米田浩樹:がんばります! 日本共産党の新人議員


七月十八日投票に対し五月下旬に立候補を決意したので、完全に「出遅れ」でした。全くの新人で、何をしたらよいのか分からず、しかも「本業」の農業の方が多忙な時期で、なかなか進みませんでした。
そこに「空白克服応援隊」を西播各地から送り込んでいただき、さらに自主的に駆けつけてくださる方、友人、近所の方……いつの間にか大量宣伝ができていました。選挙期間中も、連日多くの方が来てくださり、十四戸三十余人の我が村(釜島)は朝から晩まで活気に満ちていました。特に近所の方は「この村で初めての立候補や。それだけで嬉しいわ」と、ほぼ全員が何らかの活動をしてくださいました。そんな皆様のおかげで、五位当選させていただきました。
これだけ多くの方が動いてくださったのは、私の普段の行動に対する信頼、私たち上郡の党への信頼があったからだと思います。それは「産廃問題を解決してほしい」「空白克服して上郡町行政を正常化してほしい」という期待とも言えます。
上郡町の抱える問題は山積みです。産廃、少子化、公共交通……これらの課題はどれも待ったなしの状態です。多くの候補に共通する公約なので、早急に議会で取り上げて解決策を探っていきたいと思います。
町民のみなさまの信頼=期待に応えるため、これからが本番だと思います。私はその先頭に立つ覚悟ですが、まだまだ未熟者です。今後も引き続き米田ひろきと上郡の党への支援をお願いします。

(兵庫民報2021年8月8日付)
17:00

豊岡で食料支援:開校したばかりの芸術文化観光専門職大学


「一人ですべてやっているので、すごく助かります」。民青同盟兵庫県委員会が続けてきた食料支援は、コロナ禍で生活に困難をきたしている学生のよりどころとなっています。
今年四月に但馬初の四年生大学「芸術文化観光専門職大学」が開校し、八十人あまりの学生が豊岡市に来ました。五月末におこなった対話宣伝で「バイトがみつからない」「学校のジムが使えない」「音楽のサークルをしたいけど、飛沫がでるので躊躇している」「仕送りもなく、バイトも減り、預金を崩して生活している」などコロナ禍が学生にも影響していることがわかりました。
青年・学生を対象にした食料支援「ほっとまんぷくプロジェクトin豊岡」(主催は、民青同盟兵庫県委員会&但馬ボランティアの会)を七月十日に開催し、およそ二十人の学生が食料品など受け取りました。
はじめに来場した学生が、所狭しと並べられた食料品などの写真をSNSに送信し、みんなに呼びかけたことで、学生が続々と来場。市民から提供された、米、野菜、レトルト食品、日用品など次々に手に取り、「こんなにもらってもいいんですか」「助かります」と笑顔を見せました。また、会場では、「あ、見た顔」「わたしは○○の出身」など、学生の交流の場にもなりました。
四月の市長選で「演劇はいらない」と発言した候補(後に発言を修正)が当選したことに「ショックを受けた」というAさんは、「地域で受け入れられているのか心配」と不安を抱いています。
アンケートを使った対話では、「衛生用品が高くて困っている」「一日一食の日もある」「できるだけ食費は削りたい」「一人ですべてやっているので大変」など切実な実態が出されました。
〔長田弘行〕

(兵庫民報2021年8月8日付)
16:30

ジェンダーわたしの視点「『ジェンダー平等』の流れに追いつくようにしたい」日本共産党鈴蘭台西北後援会 柴田勝博


六月に、こむら潤さんを迎えて「ジェンダー平等、女性の賃金はなぜ低いのか」をテーマにつどいを開きました。コロナ禍であるので十一名の参加でしたが、活発な議論になりました。「生涯賃金では、男性と比べて四~六千万円も違うのか」「男は家でも偉そうにしている」「家父長制度が悪い」「男女平等にはクオータ制が必要」など。話し合いの中でこれからも深めていく問題が多く出ました。
いま、ジェンダー平等実現に向け、日本と世界の流れが大変早いと感じています。
私の両親はすでに亡くなっていますが、父は第二次世界大戦で中国に渡り通信兵として終戦を迎え帰国した人で、とにかく、すぐに手を上げる人でした。反抗すると殴られ、「男らしくせよ」「女らしくせよ」が口くせで、かまど(台所)に立っているだけで「男がそんな、かまどに立つものでない」と怒鳴られることがよくありました。
私は建築科のある高校を出ましたが、そこでも男ばかりなので、体育会などは軍隊式の応援。先輩の言うことは絶対で、声援が小さいと腹を殴られました。
仕事では忙しい事が多々あり、特に阪神・淡路大震災では、仮設住宅の建設、市営住宅の解体や改修、災害住宅の建設など休む間もなく働き、交通局の地下鉄の現場では深夜から始発までに終える仕事がありました。労働組合や活動でも「どれだけ腹をくくっているか」が重視され、深夜に及ぶ会議がよくありました。そのため、家庭での家事や育児を手伝うということは、ほどんど皆無でした。
今までの人生の中で「男は男らしく」というのが身についており、「ジェンダー平等」という言葉は理解できても、身につくところまでは至っていません。どう克服するか? 学習と議論、それと運動だと思います。
「ジェンダー平等」の範囲は広いです。今後もテーマを決めてつどいを開き、理解を深めたいと思います。

(兵庫民報2021年8月8日付)
16:00

兵庫労連が最低生計費調査学習会:具体的な提案で経営者団体とも一致点:京都総評の取り組みに学ぶ

兵庫労働局へ向けてのシュプレヒコール(7月28日)

全労連は、最低賃金が全国どこでも千五百円必要だとして、都道府県ごとに「ふつうの暮らし」ができる賃金がどの程度必要なのか、統計資料として「最低生計費試算調査」に取り組んでいます。
「最低生計費試算調査」は、最低限度の生活を営むための賃金を試算するものではなく、八割の人が所有する物財を調べて、「文化的な生活様式」を満たし得る最低限度の社会的再生産の水準を試算するものです。
 
梶川さん

兵庫労連は、七月二十八日に京都総評議長の梶川憲氏を講師に招き、京都総評の取り組みについて経験交流学習会を開きました。
京都総評では二〇一九年に調査結果の公表を行っています。その結果の中で、二十五歳の単身者が「ふつうの暮らし」を続けていくには月額二十四万五千円程度必要であるとされ、時給に直すと約千四百四十円が必要になると示されました。
また、三十代から五十代の世帯では五百八十万円~八百五十万円の年収入が必要だとの結果も出されマスコミなどが大きく取り上げました。
京都総評では、これらの結果をもとに、昨年(二〇二〇年)十月、十一月に経営者団体などを訪問し最低賃金引き上げについて懇談を重ねてきました。その中で経営者団体からの意見は「千五百円なんて無理」から「本当にこれだけ必要なのか」「どうすれば払えるか」に変わってきました。具体的な提案として、「中小企業などへの補助を思い切って増やす」ことや「今ある、使いやすい制度に改める」「最低賃金の引き上げは地域循環型経済への転換につながる」などと具体的な提案を行うことで、経営者団体とも最低賃金引き上げの一致点を見出すことができていることが紹介されました。
また、この調査結果を利用し、京都府議会に対して最低賃金引き上げを国に求める意見書が全会一致で可決されるなど大きな成果を上げています。
兵庫労連では、京都総評の経験に学び、秋ごろまでに調査票の回収を終え、集計、公表に向けていくことを計画しています。
〔岡崎史典=兵庫労連〕
講演する梶川憲さん

(兵庫民報2021年8月8日付)
15:30

ゴンチャロフ前田颯人さん長時間パワハラ過労自死事件解決報告集会


ゴンチャロフ前田颯人さん長時間パワハラ過労自死事件解決報告集会・「解決を求める会」解散総会が七月三十一日、神戸市内で開かれました。
この事件は、二〇一六年六月、神戸のお菓子の老舗ゴンチャロフに入社二年目二十歳の前田颯人さんが、長時間労働とパワハラで自死。母親の前田和美さんの原因説明の求めに会社は調査後、自死の原因はないと回答。和美さんは弁護士の協力も得て調査し、過労・パワハラの実態を明らかにし、労災が認められました。ところが会社側は、過労・パワハラを認めず謝罪もしませんでした。労組、諸団体、個人で「ゴンチャロフ前田颯人さん長時間パワハラ過労自死事件の解決を求める会」を三年前に結成、宣伝・対話、署名、要請行動も行ってきました。
遺族・代理人弁護士と会社側の粘り強い交渉で、会社側は六月十一日、パワハラ・過労を認め謝罪し示談が成立したものです。
報告集会で代理人の八木和也弁護士は、交渉の経過を説明。会社側は当初、前田さんのミスが原因の𠮟責でパワハラに当たらないと説明していましたが、第三者弁護士も入った調査も行われ、前田さんが優秀な技能労働者であったこと、いじめのようなパワハラの実態と、会社がパワハラをする管理職を擁護していたことも明らかになってきて、会社側も非を認め示談・解決にいたったことを報告しました。
前田和美さんは、「初めは労災申請もうまくいくか不安だった。つらくてくじけそうになったが、知ってもらえばわかってもらえると訴えにまわった。みんなに支えてもらった」と感謝を述べ、今後二十年間、本当に会社が変わるか見ていきたいと語り、「解決する会」から花束が贈呈されました。
参加者からも「職場で(颯人さんと)一緒だった人は事件後、泣いていた」「当事者があきらめずがんばることの大切さを教えてもらった」との発言がありました。同じような自死事件で損害賠償求めている親も参加し、「過労死、過労自死、パワハラが社会的に許されない問題になってきたが、まだ被害は続いている。二度と若者が命をなくすことない社会を」との決意が語られました。
集会は、「ゴンチャロフは光葉社長表明を真摯に実行し生まれ変わってください」とのアピールを確認しました。
報告集会に続いて、解決を求める会の総会が開かれ、事件が示談解決したため会を解散すること、報告集を発行することを決めました。
〔小林明男〕

(兵庫民報2021年8月8日付)
15:00

宮本たけし「もはや菅政権に命とくらしを託しておけない」連載「東奔西走」16


五輪中止を求める国民の声に背を向けて、とうとう「東京五輪」を開幕した結果、感染爆発が止まらない深刻な事態となっています。政府は再び東京に加え首都圏三県に緊急事態宣言を発出。大阪に緊急事態宣言が、京都や兵庫には、まん延防止措置が出されました。
今日の事態を生んだ一番の責任は、楽観論を繰り返し、危機感を欠如させてきた菅内閣にあります。今の感染拡大が続けば「普通であれば助かる命も助からなくなる」というのが厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の指摘です。
さらに内閣官房参与で、五輪組織委員会の専門家会議座長を務める岡部信彦・川崎市健康安全研究所所長が、「一般医療に大きな影響が出るような状況になればオリンピックの中止も検討する」と述べました。それでも菅首相はいまだに五輪は感染拡大の要因ではないと言い張り、「人流が減っていることは事実」などと開き直る始末です。
専門家からは「危機感を行政と市民が共有できていないことが最大の問題」との指摘が出ていますが、一番危機感を共有できていないのは、政府と菅首相自身です。もはやこのような政権に国民の命とくらしを託しておくわけにはいきません。
「五輪よりも命を大切にする政治を」、ワクチン接種、大規模な検査、補償と一体の休業要請、医療機関への財政支援、そして五輪中止にすべての手立てをとるべきです。
来る総選挙で自民、公明、維新に審判を下し、菅政権を打倒して野党の連合政権をひらくために。希望をひらく政権へ、今日も近畿を走ります。
(日本共産党前衆院議員)

(兵庫民報2021年8月8日付)
14:30

コロナ対応「85歳以上は搬送しない×いのちの選別」改善を:兵庫民医連が介護現場の実態から県交渉


兵庫民医連は七月二十六日、「新型コロナウイルス感染症対応等に対する介護現場からの要望書」を兵庫県知事に提出し交渉しました。尼崎医療生協・老健ひだまりの里、社会福祉法人・虹の会、社会福祉法人・駒どり、クリエイト兵庫などから参加し十四名が改善を訴えました。県健康福祉部の健康局・医務課長はじめ、感染症等対策室・感染症対策課、少子高齢局・高齢政策課の課長ら三名が対応しています。
交渉では尼崎の特別養護老人ホームと老人保健施設で発生したクラスターの状況を説明。陽性者が出ないとPCR検査ができず、無症状の職員から感染が広がってしまった経過や「八十五歳以上の高齢者は搬送しない」「サーチ(動脈血酸素飽和度)80で死亡診断書を書くための搬送であれば可能」など、入院依頼に対する行政の対応でいのちが選別された実態を報告し、入院体制の確立を求めました。
県はコロナ受け入れ病床を確保したとしながらも、介護事業所の老健に感染者を留め置く方針を明記しています。老健に医療体制は無く、「医師の配置支援金」があっても感染拡大時に支援に来られる医師体制など現実にない実態を明らかにし、方針変更を求めました。
介護事業所の空床補償やPCRスクリーニング検査についての行政認識の不備や保健所対応との矛盾。医療従事者と介護従事者で感染リスクへの補償に格差がある問題などを指摘し、改善を求めました。
「県民が予防することが一番感染を減らす」と主張する県担当者に、PCR検査の拡大をしていない理由を聞くと、担当課長は「無症状で感染しているかはアカデミックに証明されていない」ためPCR検査は増やさない、との認識を示しました。
日本共産党のきだ結、庄本えつこ、ねりき恵子、いそみ恵子、入江次郎の各県議が同席しました。
〔堤匠=兵庫民医連〕

(兵庫民報2021年8月8日付)
14:00

カンキン姫路450回


2011年3月11日(金)の福島第一原発事故後、脱原発を願う市民が各地で電力会社への訴えを続けていますが、2012年7月13日からはじめた関西電力姫路支店前金曜行動(略称:カンキン)が7月30日に450回目となりました。支店前では20人が社員に向け「今なお4万人もが避難生活。原発よりも再生可能エネルギーの開発を。社員一人ひとりが考えてほしい」と呼びかけ。JR姫路駅前では25人がスピーチや歌などで訴えました(写真)。参加者は「450回は不幸な記録。脱原発を実現して500回目はやりたくない」と語っていました。

(兵庫民報2021年8月8日付)
13:30

神戸映画サークル協議会8月例会『ひろしま』:撮影に協力した被爆者も含めた9万人近い市民の思い受け継いで


七月二十六日、テレビから「黒い雨」訴訟の人々に被爆者健康手帳が交付されるというニュースが流れました。
一九四五年八月六日、広島に原爆が落ちてから七十六年が経ち、戦争を知らない世代が国民の八四・五%、一億六百五十五万人を占める時代となりました。私たちは教科書で原爆を知ったり広島原爆資料館を訪れた事はあっても、同じ日本人でありながらどこか遠い昔のでき事と考える人が今の日本では多いのでないかと感じています。
知人の映画監督がこの映画『ひろしま』は、凄まじい、今の時代なら絶対に作れないだろうと話していました。
映画が作られたのは戦争の記憶がまだ人々の中に色濃く残る昭和二十七年。サンフランシスコ平和条約が公布され日本の戦後の生き方が決められた時期です。
映画は原爆投下当日の描写やその後の被爆者の有り様、何がこの広島で起きたのかを『原爆の子〜広島の少年少女のうったえ』という本を基に克明に描いています。
戦争から七十六年、戦争が原爆がなければ当たり前の夢を語り人生を歩んだ人たちがどれだけいたことか……。
映画作りに関わった映画関係者や撮影に協力した九万人近い、被爆者も含めた広島市民の思いを私たちも受け継いでいく。核兵器のない世界をつくっていく。作品を見て強く思います。
〔松本正憲=神戸映画サークル協議会〕
 

『ひろしま』(1953年/104分/監督=関川秀雄)

8月27日(金)①11時30分②14時30分③19時、28日(土)①11時30分②14時30分③18時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般1,300円 *要事前予約/☎078-371-8550、Email kcc1950@kobe-eisa.com/URL http://kobe-eisa.com/


(兵庫民報2021年8月8日付)
13:00

今年も歩き通しました北播磨平和行進


今年も平和行進で歩き通しました。
二〇二一年七月十日土曜日加東市滝野文化会館前広場に八時三十分集合、九時前から行進を開始しました。夏の暑い盛りで沿道には人の出は少なかったです。平和行進経路は滝野社インターを通過後、社商店街を抜けて加東市役所・「非核宣言都市」の標柱(写真)までの五・五キロメートル。二時間かけて歩きます。今年は参加者が八名と少なかったですが、皆さん元気に歩き通しました。
〔岸本高志=原水爆禁止国民平和行進北播磨実行委員会〕

(兵庫民報2021年8月8日付)
12:30

みんぽう川柳〈七月〉「波」

選 者 島村美津子

特 選

すずさんの画く波先ウサギ飛んでゆく
 神戸市 兵頭和子

【評】アニメーション「この世界の片隅で」の冒頭に出てくる、主人公すずさんの生まれ育った穏やかな平和な世界。
穏やかな海にしか見られないという、まるで白いウサギが群れをなして跳びはねているような、画帳をいつも離さなかったすずさんが画いた「波うさぎ」。そこからはあの原爆の悲劇をだれが想像できたでしょうか。
揚げ句は世界に発言し続けなければならない世界の平和と反核を詠んで秀逸。

入 選

オリンピックコロナはしゃいで五波六波
 神戸市 山本尚代

第五波を迎えに動き出す五輪
 明石市 上野景子

ゴリ押しの五輪強行五波を呼ぶ
 尼崎市 大野幸雄

五波六波拝察無忖度コロナ五輪
 神戸市 北河豊治

オリパラでコロナ大波押し寄せる
 神戸市 川上俊智

オリパラやめ感染の波くいとめよ
 神戸市 小林尚子

人流の波間に寄せる変異株
 神戸市 塩谷凉子

さざ波に捨てるべからず汚染水
 尼崎市 富田 断

核禁の批准急げと怒涛の署名
 神戸市 眞鍋靖子

大小の波をうねらせ核禁批准
 尼崎市 富田明美

真剣に向き合え政府山津波
 神戸市 長尾粛正

泳げぬ身波音だけておぼれそう
 神戸市 松尾美恵子

歩道橋マスクの波と夏の空
 明石市 松永雪子

只ひとつ防御マスクの人の波
 明石市 小西正剛

みんぽう川柳募集

▽八月の題は「近づく」、締切は八月二十七日▽九月の題は「準備」、締切は九月二十四日▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記▽毎月第四金曜日必着。締切が迫っている場合に限りメール、ファクスでもけっこうです。ファクスの場合は、葉書大の枠を書き、その中に必要事項をすべて記入してください。葉書大に切り揃えますので、枠の外には何も書かないでください。

(兵庫民報2021年8月8日付)
12:00


ひなたぽっころりん〈688〉


(兵庫民報2021年8月8日付)
11:30

観感楽学


私が担当のときのこのコラムには、以前、IT企業に勤めていたということでパソコン関連の事柄にからめて書きたいと思っています▼北海道というと真夏でも涼しいというイメージがありますが、先日のニュースで北海道でも三十℃以上の真夏日が続き、熱中症による救急搬送者数が昨年の同時期の約十倍と報じられていました▼人間も炎天下のなか水分の補給もなく長時間いると体調を崩します。最悪、死亡することもあります。パソコンも熱に大変弱いです。そもそも電化製品は動作する際に発熱します。しかし、熱くなりすぎて許容範囲を超えるとパソコンの動作に不具合が生じ、最悪、人間と同様に動作しなくなります▼昔、ある作業場でシステム開発をしていたときの話です。その作業場は定時を過ぎるとクーラーが止まってしまいます。パソコンや精密機械が多数並び動作している部屋のクーラーが止まると、みるみる室温が上昇します。すると本当にパソコンが熱で正しく動作しなくなります。作業を止めることはできないため、パソコンをうちわで扇ぎ冷ましながら作業した経験があります▼炎天下でパソコンを使うことはないと思いますが、熱がこもるような使用は故障の原因になるので避け、安全に使うようにして下さい。(ふ)

(兵庫民報2021年8月8日付)
11:00