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翌朝、元町駅前で結果を報告する金田さん |
兵庫県知事選挙は七月十八日投開票で行われました。
憲法が輝く兵庫県政をつくる会の金田峰生候補=新、日本共産党推薦=は十八万四千八百十一票、得票率一〇・〇九%を獲得しましたが及びませんでした。
開票結果表:
https://drive.google.com/file/d/1jdEBNG5CSe2p75rJX2_rQnIgHt1Ej9uG/view?usp=sharing
当選したのは自民党と維新の会が推した前大阪府財政課長の斎藤元彦氏。井戸敏三知事が後継とし、自民党県議団などが推した前副知事の金沢和夫氏も及びませんでした。
知事選大勢判明後の記者会見での金田峰生さんの挨拶から
県民のいのちと暮らしを守る県政への転換と、県民と野党の共同を訴え、感じた確かな民意私を知事に押し上げるべくご尽力いただいたことに深く感謝を申し上げます。
立候補表明の場で述べたように、自民党が担ぐお二人の候補のどちらを選ぶのかというのは、県民不在の争いでしかありませんでした。しかし県民の多くは県政の転換を求めていました。
私たちは、県民の切実な願いを受けて、県民のいのち、暮らしを守るという地方自治体の役割を果たす県政に転換する選択肢を示しました。そしてこの抜本的転換を実現する力は県民と野党の共同の力にあることを呼びかけました。
選挙戦を通して、私たちの提案に広く共感が寄せられたと思います。私に寄せていただいた票数はもちろん、それ以上に、政策への共感、支持がありました。
そして、県民と野党の共同という点では、残念ながら政党として共同したのは日本共産党だけでしたが、県民の共同の輪は広がりました。「自民党支持だったが金田に入れた」「無党派で今度は誰が良いか吟味したところ金田にした」との声もお聞きしました。若い方々からも注目がありました。中学生から「私に選挙権があったら一〇〇%金田さんに入れる」というメールもいただき感激したのですが、新たに支持して下さった方が決して少なくありませんでした。
従って、ここに確かな民意が存在している。新しい知事はこれを無視してはならないということを申し上げておきたいと思います。とりわけ、コロナ対策は人のいのちがかかっています。これまでの反省と、中央政府ではなく、他の自治体の優れた教訓に真摯に学び、県民のいのちと健康を守られるよう、切に求めます。
今回私に一票を投じて下さった方々は、本当に真っ直ぐにご自分の意思を、切実な願いをお示しになられた方々です。そういう一票をいただきながら、当選に至らなかったのは、やはり私の努力不足、精進が足りなかったということであって、大変申し訳なく思っています。
いただいた一票は無駄にはしません。必ずご期待に応えると約束しました。形は異なりますが、皆さんの要求、公約実現に、これからも努力を続けます。
(兵庫民報2021年7月25日付)
14:00