「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」は六月十一日、オンライン集会を開き、県内四百会場以上で視聴。知事選挙勝利に向けて、大きな決起の場となりました。
金田峰生さんは「自助・自己責任を押し付ける政治から公助の役割を果たし、生きることを励ます県政をつくる。共同の力で憲法を実践する県政をつくる。そのために全力でたたかい抜きます」と決意を表明しました。
石川康宏代表幹事の情勢報告
兵庫県で長く続いていた「オール与党」が崩れ、国政野党にも新しい動きが生まれている。形は色々あれど、兵庫でも「市民と野党の共同」のたたかいをめざそう。全国では共産党も含む共同で実現した首長は六十五自治体もある。金田さんも立候補の記者会見で「県民と野党の共同の候補としてがんばります」と決意を表明された。自民・維新相乗り候補はいや。保健所・医療減らしの県政を継承する候補もいやという声を、あまさず市民と野党の共同候補・金田峰生へと訴えよう。津川知久代表幹事の行動提起
七月一日告示までの行動提起をします。①目に見え、耳に聞こえる宣伝を地域・職場で大きく展開しよう、②地域の会・加入団体は対話・得票目標を持ち、「金田さんのことを伝えたよ」という人を増やすことに力を注ごう、③宣伝用に初めて作った「連名のぼり」に続いて、大判の「連名ポスター」が間もなく地域に届く、大いに活用しよう。コロナ禍のもとでの県知事選挙です。感染に気をつけながら元気に明るく、選挙戦をたたかおう。*
集会では、環境問題に取り組んでいる市民団体「Fridays For Future Kobe」からメッセージ動画が寄せられ、新日本婦人の会垂水支部のショートムービー「だから私は金田さん」が紹介されました。
「丹波の会」の西本嘉宏さん、新日本婦人の会の荻野潤子さん、民青同盟兵庫県委員会の上園隆さんがたたかう決意を表明しました。
各層・地域の決意表明
新婦人 荻野潤子さん兵庫県は男女賃金格差、女性の就業率、保育所待機児童数も全国ワーストで、女性の支援制度が遅れている。コロナ禍、女性支援制度を知らせるチラシをまくと「DVやパワハラで苦しんできた。同じような女性たちに寄りそう活動をしたい」との声が寄せられる。
SDGsを本気でめざすのは金田さんだけ。「安心して病院に行きたい」など切実な声を力に、日本のジェンダー平等度を国際水準へ、兵庫から変えていこう。
民青同盟 上園隆さん
コロナ禍もと、学生への食糧支援活動に取り組む中で、学生の置かれている実態は深刻だ。毎月の食費は二~三万円。中には六千円から一万円という学生も。二万円なら一日七百円、一万円なら三百円で過ごさなければならない。健康で文化的な生活が破壊されている。「今月はバイトがゼロに」「食料支援があるから何とか生活できている」「白いご飯に醤油をかけて何とかしのいでいる」など悲痛な叫びが寄せられている。「部活動のためのPCR検査を自費で払った」「帰省のためにPCR検査を受けた」―せめてPCR検査の費用は出して欲しい。
政治がすべきことは何か、兵庫県が何をしてきたが問われます。私たちが出した「学生支援」の請願は県議会で否決され、県当局の冷たい姿勢も忘れられません。知事選挙は、こうした県の姿勢を変える大きなチャンスです。金田さんには今までも私たちの要求を正面から受け止めていただいた。一人ひとりの声に寄りそう県政を金田さんで実現していきたい。
丹波の会 西本嘉宏さん
丹波の会には十二団体が加入し、先ほど総会を開き金田必勝へ決意を固めたところだ。
先日、ある自動車販売会社の社長と会って話をしたおり、「丹波市、丹波篠山市で、同じ自民党県議と違う知事予定候補との連名ポスターが張ってある。自分は自民党員だが、あれは何だ。もう自民はあかんと思う」と話され、「金田さんを」という声も広がっている。
「丹波の会」はいち早く二台の宣伝カーを運行し、連名のぼりを立て、リーフを全戸配布中だ。自公県政から命と暮らしを守る県政へと、地域要求を掲げて運動していきたい。
金田峰生さんの決意表明(大要):共同の力で憲法いかす県政を
県内全自治体を訪問し、五月には政策第一次案を発表しました。県政の流れをかえる選択肢を示してくれたという歓迎の声と、切実なご要望もご意見も頂いています。政策発表は私たちが最初でしたが、他の予定候補も「コロナから命を守る」というスローガンは共通して掲げられました。これまでの対応ではコロナを抑え込むことができなかった。コロナから命を守れていない。ではどうするか。大規模・頻回のPCR検査実施に踏み切ろうではありませんか。同時に、これ以上保健所を減らすことはしない。具体的には芦屋保健所統廃合計画を撤回し、地域医療構想・計画は抜本的に見直すことを表明しようではありませんか。立候補を表明している私たちが一致すれば今からでも実現できるはずですから、そうしようじゃないかということを呼びかけたいと思います。
コロナ禍でとりわけ女性の離職率、失業率が増大しています。共働き、共稼ぎの世帯にとって大変不安な状況ですし、母子家庭にとっては文字通り死活問題です。女性が自立できる社会、性別によらず誰もが安心して幸せに暮らせる社会、ジェンダー平等社会を兵庫で構築していきたいと改めて決意しています。
一方で人権教育を言いながら、一方で子どもの権利をないがしろにする校則を押し付ける。校則の抜本的見直しを求める声も伺い、改める必要があると思います。
私は、命と尊厳を大切にする社会にしたい、優しい兵庫県にしたいという初心に立って、知事選挙をたたかいます。自助・自己責任を押し付ける政治から公助の役割を積極的に果たし、生きることを励ます県政をつくる。共同の力で憲法を実践する県政をつくる。そのために全力でたたかい抜きます。
集会の録画公開中
集会の録画はユーチューブで公開されています。https://youtu.be/j288SWQwDng?t=54
(兵庫民報2021年6月20日付)