2021年6月13日日曜日

兵庫労連 知事選挙決起集会:県政を県民の手に取り戻し、働くものの要求実現のチャンス


兵庫労連は、七月十八日投票で行われる兵庫県知事選に向けて決起集会を四日、勤労会館多目的ホールとウェブとの併用で開催しました。
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最初に、兵庫県知事選に立候補を予定している金田峰生さんが訴え。県議会議員時代に県労働委員会の委員任命について改善を迫ったことや、突然起こった多国籍企業の工場撤退で八百名もの労働者が職を失う事態への対応でネスレ争議の経験が生かされたことを紹介。現県政は「労働行政は国の施策だ」と逃げ腰だが国の悪政から県民を守る立場で考えれば、県知事としてさまざまな方法で雇用や労働環境の改善に取り組める――と決意が語られると、会場の組合員から大きな拍手が送られました。
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参加した労組の代表からは、「今回の選挙は、県政を県民の手に取り戻せるかどうかの選挙だ」と語られ、三十五人学級に留まらずさらなる少人数学級の実現、リフォーム助成を積極的に活用できる制度の実施、非正規労働者の賃金引き上げに直結する最低賃金の引上げなど、県政の転換と働くものが求める要求が金田峰生さんに託されました。
兵庫労連の土井直樹事務局長が行動提起を行い、「雇用の安定、休業補償や最低賃金千五百円など県に対して働くものの要求実現のチャンス」とし「元副知事は井戸県政の『継続』、元総務省官僚で大阪府職員は『加速』でしかない」「市民と野党の共同候補は金田峰生さんしかいない」と指摘しました。
また、具体的な取り組みとして、学習や集会への講師の派遣、動画の視聴を進めること、ショート動画の作成で働く者の声を伝え対話を広げること、兵庫労連としての宣伝行動などが提起されました。
集会の中で、兵庫労連と金田峰生さんとの間で最低賃金の引き上げ、正規雇用の促進、ハラスメント対策、ジェンダー平等の推進など十項目の政策協定が結ばれました。
会場とウェブでの参加は四十名を超えました。新しくつくられた金田峰生さんの応援歌(四面に楽譜)が流される中、無事終了しました。
〔岡崎史典=兵庫労連〕

(兵庫民報2021年6月13日付)

金田峰生さんへの応援歌「手をつなぎいのち輝く街へ」




憲法が輝く兵庫県政をつくる会から七月の県知事選への立候補を表明している金田峰生さんへの応援歌ができました。
「手をつなぎ いのち輝く街へ――いのちと暮らしを守る県政に」。作詞・作曲は神戸青年合唱団の増田二郎さん。
「かけがえのない人生を生きて/あなたも願う街ににするために/手をつなぎ いのちと暮らし輝く街をつくっていこう」と歌い、呼びかけます。
神戸青年合唱団制作の音源に当編集部が静止画像をつけた暫定版をYouTubeで公開しましたのでお聴きください。
県知事選でも、うたはたたかいとともに――
楽譜・音源(mp3)やCDが必要な方は増田さんまでご連絡を。Tel. 090-2101-7662
https://youtu.be/tPOphFe6dhc

(兵庫民報2021年6月13日付)

県政学習会 「兵庫県における地域医療構想と福祉医療」:医療・福祉守る県政に変えよう

兵庫県社会保障推進協議会と兵庫の地域医療を守る会の共催で県政学習会を六月七日、県保険医協会会議室で開催しました。
学習会では、県保険医協会の平田雄大事務局次長が兵庫県における地域医療構想と福祉医療について講演し、次のように報告しました。
――自公政権が二〇一四年に医療介護確保法を制定し、地域医療構想策定ガイドラインを出しましたが、兵庫県政は、政府に無批判で従い、医療圏ごとに詳細な機能別の病床削減計画となる地域医療構想を策定し、二〇一七年に兵庫県保健医療計画をつくりました。それに基づき、県内各地で公立病院の再編統合と病床削減を進めていますが、医療圏ごとの調整会議は議事録も公開せず、密室協議となっています。
――二〇一九年九月には自治体での医療計画に基づく急性期病床削減が不十分だとして、安倍政府が四百二十四病院を名指しして再編統合の検討を要請し、兵庫県では十五病院が対象となりました。但馬の公立病院の場合は数人の医師で地域医療を支えている実態を無視し、診療実績が少ないとして再編統合の対象にするなど不当なものです。県政はこうした政府による病院つぶしから、地域医療をまもる防波堤になるのではなく、公立病院の再編統合を推進しています。
――現県政は福祉医療の面でも、県民の福祉を守るのではなく、「行革」の名でこども医療費助成、高齢期移行期医療費助成、母子家庭等医療費助成、重度障害者医療費助成など次々と改悪・後退を繰り返しています。福祉医療に対する県費助成総額は貝原前知事の最後の年二〇〇一年度予算で約百八十三億円あったのが、井戸県政の二〇二〇年度予算では約九十七億円とほぼ半減しています。
平田さんは、県民の暮らしと医療、福祉を守るために、今度行われる知事選挙が県政を変えるチャンスだと指摘。県保険医協会はコロナ対策、福祉充実の県政を実現するために、金田峰生さんを推薦したことを紹介しました。
参加者からは、「コロナ禍のなかで市民病院の値打ちが改めて明らかになった」「公立病院の再編統合に当たって医師不足が口実にされるが、なぜ日本の医師数は少ないのか」「政府は医師偏在論の立場にたっているが、医師の絶対数を増やす必要がある」などの意見が出て、兵庫県自治体問題研究所発行のブックレット『これでいいのか兵庫県政』の学習を広げようと確認しました。
学習会の司会は、県社保協の堤匠事務局長が行いました。
〔今西清=兵庫の地域医療を守る会〕

(兵庫民報2021年6月13日付)


淡路市議選(7月11日告示・18日投票)勝利へ:日本共産党2議席で市民要求実現の力さらに大きく


七月十一日告示・十八日投票でたたかわれる淡路市議選と、総選挙、知事選挙に向け、日本共産党が六月六日、感染症対策をとった上で、決起集会を開催しました。
集会は松原幸作元淡路市議の司会で大山善民党淡路地区委員長が主催者を代表して挨拶、その後――
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岡田のりお淡路市議予定候補は、自らも署名運動に取り組み、淡路市議会で核兵器禁止条約批准への請願が採択されたこと(記事はこちら)や、コロナ対策で市長と市教育長へ申し入れたこと、議員と連携して排水路を設置するなどの実績をあげたこと、びわ農園を訪ねた経験を語り、農漁業と中小業者の振興に全力をあげることを強調し、悔しい思いを二度と繰り返すわけにはいかないと、市議選への決意を表明しました。
かまづか聡淡路市議(予定候補)は、前回選挙で党の議席が一議席となり、この四年間は党会派が組めなかったため、議会運営委員会に入れないなど悔しい思いをしたことや、そうした状況でも旧優生保護法、種苗法を含め三つの請願が採択でき、二議席になればさらに大きな役割が発揮されること、コロナ対策では地方と国が連携して取り組むことが重要だと述べ、二議席実現へ支援を訴えました。
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福原ゆかり衆院兵庫九区予定候補(写真右)は、「ワクチンの予約がとれましたか?」と参加者に語りかけ、予約制度の矛盾点とともに、コロナ感染を抑えるために党はPCR検査を強調してきたことを紹介し、党躍進を訴えました。福原さんは、子どもの運動会は中止するがオリンピックの開催には固執する政治を変えるには、政権を変えるしかないと述べ、淡路の農漁業を大事にして、命とくらし、地域経済を守るために、比例での党躍進と「九区が変われば国政が変わる。福原ゆかりに思いを託してほしい」と訴えました。
宮本たけし前衆院議員・衆院比例(大阪五区重複)予定候補(写真左端)は森友問題では最初に追及したことを紹介。二年前の衆院補欠選挙をバッチを外して無所属でたたかったことによって参院一人区での野党の話し合いが進み、改憲勢力を三分の二割れに追い込んだことにつながった、と野党共闘に道を開いた経験を語りました。
宮本さんはワクチン接種について、高齢者にインターネットで「いつがいいですか」と聞くのではなく、「この日で都合が悪ければ言ってくれ」となぜ言わないのかと予約のやり方について批判し、PCR検査の遅れなど、政治のゆがみが命を奪っていると指摘。専門家の批判にもかかわらずオリンピックを強行しようとしている政治を切り替えるために党の躍進をと訴えました。
宮本さんは「森友問題は何一つ解決していない」と述べ、ゆがんだ政治を一掃し、赤木さんの無念を晴らすために「次の選挙で国会へ送ってほしい」と語り、比例での全員当選と九区での福原勝利、淡路市議選で党会派ができる二議席を獲得するため、参加者へ支援を訴えました。
金田峰生県知事予定候補、こむら潤衆院比例(兵庫八区重複)予定候補のメッセージが紹介され、雨松康之、細山清平淡路革新懇世話人から、かまづか、岡田両予定候補への応援の訴えが続きました。
最後に松原元市議から市議選勝利にむけた行動提起が行われました。
〔岡田のりお〕
 
写真:声援にこたえる(右から)福原、かまづか、岡田、宮本の四氏

(兵庫民報2021年6月13日付)

淡路市議会が請願採択:政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める


六月一日に開かれた淡路市議会本会議で、「日本政府に核兵器禁止条約へ参加し署名・批准を求める」請願が賛成八、反対八の同数となり、議長が賛成して採択されました。多くの市民と団体が傍聴に駆け付け、採択を喜び合いました。
日本共産党のかまづか聡議員(写真中央:横断幕「器」のところ)が賛成討論の中で「いかなる国であっても平和を脅かすことはあってはならないし、核兵器は人道的にも、国際法上も存在してはいけない兵器として国際世論を広げるべきです」「四月十四日時点で、条約への参加を求めている意見書提出や趣旨採択が五百六十の議会になっています。淡路市議会からもぜひこの請願を採択し、意見書を上げていきましょう」と主張しました。
〔岡田のりお:横断幕「核」のところ〕

(兵庫民報2021年6月13日付)

生理用品の無償配布を――新日本婦人の会支部、党三田市議員団の取り組み

生理用品の無償配布を求め、新日本婦人の会や日本共産党議員団など各地でさまざまな取り組みが行われています。

宝塚―新日本婦人の会支部が市長に要望

新日本婦人の会宝塚支部は六月七日、甲斐明美支部長(写真左から4人目)らが山﨑晴恵市長(右から3人目)を訪ね、要望書を手渡しました。
 

要望項目は、①小中学校や公共施設の女性トイレに設置するなど生理用品の無償配布をすること②高校女子トイレの個室への設置を県に要望すること―の二点。
宝塚市は十八歳から二十二歳の経済的困窮者へ直接生理用品を届けることにしています。新婦人の会は、生徒・児童へ対象を広げるとともに学校・公共施設での配布などさらに支援の充実を求めました。
〔みとみ智恵子=党宝塚市ジェンダー平等委員会責任者:写真右から2人目〕

三田―日本共産党議員団が要望書提出

コロナ禍で顕在化した「#生理の貧困」。三田市は、生理用品の無償配布を五月二十一日までとしていましたが、緊急事態宣言の延長を受けて六月三十日までに延長しました。しかし、残っている分がなくなり次第終了としているため、一過性ではない継続しての支援を求め、日本共産党議員団として要望書を提出することにしました。
「#生理の貧困」は経済的な貧困だけではなく、以前からあったけど見えなかった(隠されていた)問題。コロナ禍で表に出て来たことで、みんなで語れるようになりました。三田市議団は、男性二人女性一人の三人。「なるほど、そういう事だったんだ。知らなかった」「女子が三人の家庭なんて毎月たいへんだよ」など話す機会が持てました。トイレットペーパーと同じように、学校や公共施設にいつでも置いてあれば、当たり前のことになっていき、女性がしんどい思いや恥ずかしい思いをすることがなくなるのではないでしょうか。
〔水元サユミ=三田市議〕

(兵庫民報2021年6月13日付)

コロナ禍の支援策――県内自治体(続報)

コロナ感染拡大が営業、雇用を圧迫するもとで、県内の自治体が設けている支援策を、自治体ホームページから見てみました。
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稲美町は、全町民約三万一千人を対象に、町内の店舗などで使える一人あたり五千円分の「地域振興商品券」を配ります。昨年度に続き二回目の実施です。
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相生市は、市内商業の活性化を図るため、相生市商業応援プレミアム付商品券(『あいおい絆で応援商品券』)事業を実施します。商品券は、五百円券十二枚つづり(利用金額六千円分)。販売価格五千。販売・購入された店でのみ利用が可能な、各店ごとの専用商品券です。使用期間は、コロナウイルス感染拡大防止のため、商品券の販売・使用開始は、緊急事態宣言、まん延防止措置等の終了後から。
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南あわじ市は、市内の商店街が連合体となって、市内で広く利用できる期間限定のプレミアム付商品券事業を行います(同事業は、去年に引き続き、県・南あわじ市が実施する事業)。
実施期間は、八月一日~九月三十日(予定)。南あわじ市内の全戸を対象。六千円分が五千円で購入できます。一世帯十セットまで申し込みできます。
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豊岡市は、五・六月分の「雇用調整助成金」を支給申請する事業主を対象に、国による助成率引き下げに伴う企業負担にたいし、相当分を市が給付します。上限単価は一日千五百円、上限額百万円。申請期間は十一月三十日まで。
〔森勇治〕

(兵庫民報2021年6月13日付)


上郡町議選7月13日告示・18日投票:日本共産党空白議会克服へ新人・米田ひろきさん


日本共産党西播地区委員会は七月十三日告示・十八日投票で行われる上郡町議選(定数十)に新人の米田ひろきさんを擁立し、党議席空白の克服をめざします。

米田さん略歴

米田ひろき〔浩樹〕(59)=新=上郡高校、京都教育大学卒。京都教育大学学友会委員長、赤穂市・たつの市で中学教員二十七年。現在、薬草とニンニク栽培、地域の獣害指導員。西はりまの自然をまもる会で産廃反対の活動に参加。

(兵庫民報2021年6月13日付)

「日本に『民主主義』はあるのか?」「沖縄県民投票」の元代表・元山仁士郎さんが革新芦屋の会定期総会で講演


芦屋革新懇 副島圀義

「沖縄県民の五二%が表明した意思」を「尊重すべきだ」とする本土の知事がたった二人だけ。日本に「民主主義」はあるのか? どんな価値を大事にしていくのか? 問いかけたい。辺野古新基地建設に「賛成」か「反対」かそれとも「どちらでもない」か。
――二〇一九年の沖縄県民投票の代表を務めた元山仁士郎さんがこう語りかけました。
六月五日に開かれた「革新芦屋の会(平和・民主・革新の日本をめざす芦屋の会)」第十回定期総会での記念講演です。
「選挙は大事だ」というのに、選挙で示された結果がないがしろにされる。三権分立というのに、司法も独立した判断をしない。
「どうしたらいいのか?」切羽つまった「県民投票」だった。
「沖縄に連帯」と言われて久しいが、「復帰」後に沖縄基地が増えているとは、どういうことか?
(米軍基地を)「許容できるのは沖縄だけ」「九州では、秋田では、山口では、反対が強くてできない」「本土の理解が得られない」って、どういうことか?
元山さんは、沖縄差別の長い歴史にも触れつつ、きびしく問題提起します。
そのうえでの「県民投票」。
沖縄全市町村での署名活動、五市長の投票実施拒否を打ち破るハンガーストライキ、市民・若者主導の運動等々、生々しい体験を語ったあと、元山さんは「あなたの住むまちで、県民投票結果の尊重や普天間基地移設先についての議論を広げてほしい」「基地問題に関心をもち、取り組む議員や首長を全国で生み出そう」と訴えました。
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記念講演に先立つ定期総会議事では、小栗秋利事務局長が報告・提案。県知事選挙、総選挙での市民と野党の前進・勝利と「会」活動の発展を提起し、参加者が拍手で確認しました。

元山さんを囲む若者のつどい

記念講演のあとの「元山さんを囲む若者のつどい」では、元山さんの活動から学ぼうと青年たちがいろいろと質問し、より詳しい話をしっかり聴いていました。
参加者からは「『みんなで考えて、みんなで決めようよ』の機会にしたことが、住民を信頼した取り組みでスゴイと思った」「考え、行動するキッカケとなった」など、単に「勉強になった」「よいお話でした」ということではなく、「自分はどうすべきなのか」と受け止めた感想が寄せられていました。

(兵庫民報2021年6月13日付)

中国の夢――経済、人権、民主主義――中国の今とこれから:日中友好協会東神戸支部が学習講演会


日中友好協会被害神戸支部 兵頭晴喜

六月五日午後、表題の学習講演会を開き二十六名が参加しました。講師は長崎大学・立命館大学両名誉教授の井手啓二先生。
井手先生はコロナ禍を克服した中国は、経済回復も早く第一四半期のGDPの伸びは一四・六%となっており、順調に推移している。コロナ感染症については、感染が発生した時は徹底した検査と都市封鎖も含めた強い処置でゼロコロナを推進している。スマホの普及を情報管理と提供に積極的に活用している。中国は、二〇二〇年を「小康社会の全面的実現」を目標としていたがそれをほぼ達成している。今年三月の全人代では、次の中・長期目標を掲げ、先進国のへの展望を示しているが、解決しなければならない問題も抱えているので注目している。特に労働人口の減少、出生人口の急激な減少や香港、ウイグル問題、人権、民主主義に関することは大きな課題であるなどと語りました。
質疑では、中国はレーニン主義を取り入れているか? 習近平が主席の任期を無期限としたがどうか? コロナで失業や営業損失に対する補填はどうなっているか? 環境問題への対応は? 香港の民主派弾圧は?―などの質問がだされ、先生は分かる範囲でと一つひとつに応えました。感想アンケートでは、「話しが多方面にわたって理解しづらいところがあった」との意見や「またの機会に期待する」との声もありました。

(兵庫民報2021年6月13日付)

宮本たけし「校長の勇気ある提言――地教行法にてらしても処分は許されない」連載「東奔西走」14


大阪市長会見での「オンライン授業」発言が学校現場を大混乱させ、淀川区にある小学校の校長が勇気をもって松井市長に「提言」を提出したのに対し、市長は「ルール違反。辞めてもらわな」などと処分の可能性をほのめかした上で、「覆そうと言うのなら、自ら公約掲げて市長にならないと変えれませんよ」とまで語りました。
この市長発言こそ法律違反です。地方教育行政法(以下「地教行法」と略)は「自ら公約掲げて」当選した市長に、教育行政を覆す権限など与えておりません。
第二次安倍政権は二〇一四年の通常国会に「地教行法」改悪案を提出。衆議院では私がその論戦に当たりました。
安倍前首相や下村文科大臣らは、大阪の橋下徹氏や松井氏らと示し合わせて、あわよくば教育委員会を廃止して首長に権限を奪い、首長による教育行政への政治介入に道を開こうとしたのです。その背景には、侵略戦争の歴史を偽る教科書を教育現場に押し付けたり、いっそうの競争教育を持ち込む狙いがありました。
しかし、そのような改悪は許さず教育委員会は残りました。教育委員長は廃止され「新教育長」に一本化されましたが、下村大臣も私の追及に、教育行政の最終決定者は「新教育長」ではなく「合議制の教育委員会だ」と認めました。また、「新教育長」に対して首長が職務命令を出せるかとの私の問いに、当時の前川喜平初等中等教育局長は「出せない」と明確に答弁しました。この地教行法にてらしても、校長の処分など断じて許されません。
(日本共産党前衆院議員)

(兵庫民報2021年6月13日付)

ジェンダーわたしの視点「「おかしい」と感じた人から声をあげよう」日本共産党東灘・灘・中央地区委員会 長岡麻也子


「女性がたくさんいる会議は時間がかかる」などと時代錯誤の発言をして、国内外から強い批判を浴びた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞任に追い込まれたのは記憶に新しい。私は当初、謝罪らしきことをしてそのまま居座ると思っていた。しかし世論は違った! 若い女性たちが呼びかけ人となったネット署名が瞬く間に十五万筆を超え集まるなど世論はこの発言を許さず森氏は辞任に追い込まれた。私はこの時、自分が遅れている!と感じた。世の中のジェンダー平等に向けた動きは明らかに進んでいる! そう思えて嬉しかった。
私が初めて女性差別の壁にぶつかったのは就職活動の時。当時、私は下宿住まいだったが、なぜかほとんどの求人票には「女子は自宅通勤に限る」の文字が。「ナニコレ?」と呆然とし、これでは試験も受けられないと途方にくれた。
そして最近、カチンときたのは一律十万円給付の際、「世帯主」(男性が一〇〇%近く)を受け取り人にしたこと。いまだに、こういうことをやるのかと腹が立った。DV被害の女性は言うまでもないが、ごく一般的な家庭でも少なくなってきたとはいえ、夫と妻との間に上下関係が残っているのではないか。「世帯」ではなく「個人」の考え方をすべき、そう感じているときに党創立九十八周年記念講演で志位委員長が「『世帯主』規定を廃止することを強く求める」と述べたことに思わず「そうそう」と頷いた。でも「世帯主」に違和感をもった人はどれだけいただろうか。「おかしい」と感じた人から声をあげることが大切だと思う。
先日朝のテレビ番組を見ていてびっくりした。ある国語辞典の一九六〇年初版には「女」の説明が「人のうちでやさしくて子供を生み育てる人」と記載されていたというのだ。ちなみに「男」は「人のうちで力が強く主として外で働く人」だったという。六十年前はこんな認識だったと考えると、ジェンダーをめぐるたたかい、意識の変化は著しい。性暴力根絶と被害者の視点に立った刑法改正をめざすフラワーデモが各地に広がり、職場でのパンプスの強制に対してもKuToo運動が起きるなど女性たちは黙っていない、わきまえていない。四月には札幌地裁で同性婚を認めないのは「違憲」との画期的な判断がなされた。声をあげれば社会が変わる、そう実感できる日々である。
しかし、日本のジェンダー平等度は百五十六カ国中百二十位。特に政治と経済分野での遅れが際立っている。自民党議員による女性差別、LGBT差別の発言も後を絶たない。戦前の家父長制をよしとする自民党政権ではジェンダー平等社会の実現はありえない。この視点からも政権交代しかないと強く思う。

(兵庫民報2021年6月13日付)

兵庫山河の会 〈六月〉

ゆくりなく球場の花火揚がりたりコロナ終息願いて揚げしや
 鵜尾和代

ギガワークコロナと共に増え続く「自己責任」の切り売り労働
 新井 幸

パン届く好物知りたり我が息子笑みあふれたり今日は母の日
 加藤やゑ子

朝の道次々通る児童らは背中に重き未来背負いて
 塩谷凉子

ま白なる薄紙の端きったよな蝶が入りゆく街路の茂み
 山下洋美

ハイビスカスの濃き紅は幼き日従姉と対のオーバーの色
 石井敏子

失政で医療崩壊日本の待機患者に薬と医師を
 山下 勇

枝広げジャカランダの葉青々と花はまだかと公園覗く
 古谷さだよ

兄戦死の島と似たりし雲を見て慰霊行きたし思ひあふるる
 岸本 守

延長戦野球の試合じゃあるまいに緊急事態は日本の政治
 大中 肇

県またぎ住む子に会えず一年余コロナはついに四波となりぬ
 古賀悦子

主婦たちは残業代ももらわずにもともと報酬そのものもなし(働き方改革)
 西澤 愼

(兵庫民報2021年6月13日付)


瀬戸恵子「ひなたぽっころろん」〈684〉


(兵庫民報2021年6月13日付)

神戸演劇鑑賞会6月例会:関西芸術座『ブンヤ、走れ!~阪神・淡路大震災 地域ジャーナリズムの戦い~』なまの舞台をごいっしょに


この舞台は「神戸新聞の百日」(神戸新聞社刊)を脚色し、関西芸術座の皆さんが総力を挙げて取り組む舞台です。震災前日の記者たちの活き活きした様子。その二十五年後、二人の中学生が、職業体験授業の一つとして新聞記者の体験談を聞きに来た所から舞台が始まる。
その体験談とは、もちろんあの一九九五年一月十七日午前五時四十六分、神戸を襲った大震災のことで、〝どうしても〟新聞を発行する、との記者たちの熱い決意と、発刊に走る姿が、昨日のように舞台を駈ける。
今から二十六年前の一月十七日(火曜日)午前五時四十六分、淡路島北部を震源としてマグニチュード七・三の地震が発生した。阪神・淡路大震災である。
神戸新聞の新人女性記者、原知加は激震の中で飛び起き、恐怖と闘いながら、兎に角、神戸新聞本社に向かった。そこで、彼女が見た光景は、本社は壊滅状態、新聞発行は不可能な状態になっていた。それでも記者たちは一人、またひとり、続々と本社に駆けつけた。
一方、神戸新聞東灘販売所が全壊となり、所長の小川恵子が生き埋めになっていた。が、息子の元気は販売所が続けられることを胸に秘めて母親の救助を必死に試みた。そして、神戸新聞の記者たちは、この絶望を乗り越え、新聞発行へと動いた。
どんな困難な状況であろうと、人間の持っている智恵と、エネルギー。仲間の力があれば乗り越えられる。勿論、他の新聞社の応援もあるが。舞台を駈ける新聞記者たちの姿はまぶしい。〔小谷博子=神戸演劇鑑賞会〕
 

関西芸術座『ブンヤ、走れ! ~阪神・淡路大震災 地域ジャーナリズムの戦い~』

原作=神戸新聞社『神戸新聞の100日』 脚本=駒来愼 演出=門田裕 出演=菊地彩香、森本竜一、梅田千絵 ほか/①6月25日(金)18時30分②6月26日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金1,000円と月会費2カ月前納)、月会費3,500円(大学生2,000円、中高生500円)/神戸演劇鑑賞会http://kobeenkan.my.coocan.jp/ Tel. 078-222-8651、Fax 078-222-8653

(兵庫民報2021年6月13日付)

観感楽学


高齢者などを対象にしたワクチン接種も進められ、国内で新型コロナワクチンを少なくとも一回接種した人が一千万人を超えたとの記事を読みました▼しかし、まだまだ不要不急の外出自粛やテレワークと言ったことが暫くは続くのではないでしょうか。自宅での仕事としてパソコンは必需品。これまで以上に使用頻度も上がっていると思います▼その大事なパソコンを日頃のちょっとした作業で少しでも快適に使う方法と言う記事を読みましたので紹介します▼まずはデータのバックアップです。パソコンで作成した資料など、その日の成果物のバックアップです。仕事の場合なら会社のルールに従ってバックアップしますが、個人の場合でもサーバーやUSBメモリにバックアップしておくということです▼次に不要なファイルやプログラムは日頃から削除しておく、Windowsなら標準的に備わっている機能でディスククリーンアップ、チェックディスク、ディスクデフラグの実行。キーボードや冷却ファンの通風口の掃除などが挙げられていました。私もソフト開発の仕事に従事していましたが、パソコンの突然の故障や操作ミスでデータが無くなるという経験を幾度かしました。そんな経験からも日頃のバックアップは大切だと思います。(ふ)

(兵庫民報2021年6月13日付)