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2021年4月28日水曜日

「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」(6月6日)成功を:実行委員会が申し入れ


老朽原発うごかすな!実行委員会が、六月六日に大阪・うつぼ公園で開く予定の「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」成功をめざし、各地・各団体を訪問して協力の申し入れを行っています。四月二十六日には日本共産党兵庫県委員会を訪問。松田隆彦県委員長と小林明男党県国民県民運動員会事務局長が応対しました。


実行委員会共同代表の木原壮林さん、中嶌哲演さんらは「福井県が近日中に再稼働同意を表明しようとしているが、東京電力福島原発事故から十年停止していた四十年超の老朽原発の再稼働は危険」「テロ対策工事が完了してないため、六月九日には再度停止させなければならないず、実質半月の老朽原発再稼働の実績づくりだ」「昨年九月の集会には千六百人が集まった。今回も成功させたい」と語りました。

松田県委員長は、「菅政権の老朽原発再稼働と福島での汚染水海洋放出は許されない」と激励し、協力を表明しました。

(中嶌さんは、老朽原発再稼働の拙速な同意は避けるべきだと断食抗議行動を四月二十一日から取り組む中での訪問でした。)

〔小林明男〕

老朽原発うごかすな!大集会inおおさか

6月6日(日)、うつぼ公園(大阪市営地下鉄四ツ橋線・中央線、本町駅下車)/13時:集会開会、14時30分:デモ出発/主催:老朽原発うごかすな!実行委員会 Blog: https://blog.goo.ne.jp/takahamakarakanden

(2021年5月2日付:Web版のみ)

こむら潤さんと「みんなのつどい」――輪になってトーク


こむら潤さんと「みんなのつどい」――輪になってトークを兵庫県日本共産党女性後援会が四月二十五日に開きました。緊急事態宣言で予定していた会館が閉鎖になり、急遽会場を変更しての開催でしたが会場で十三人、オンラインで二十人が参加しました。

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つどいは池尻直美さん(新婦人垂水支部内後援会)、荻野潤子さん(新婦人県本部内後援会)の司会ですすめられました。

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こむら潤近畿ブロック比例・小選挙区八区予定候補は;

  • 生まれも育ちも尼崎で、両親が八百屋をしながら、人形劇団を立ち上げ、休日には家族ぐるみで保育園や幼稚園などで公演してまわっていたこと、
  • 小さい時から絵が好きで、絵本作家になりたいと、明石高校・京都美大を卒業、非常勤講師として美術を教えていたこと、
  • 趣味でバリ舞踊をはじめたが、はまってしまい、インストラクターとして近畿各地の教室で教えていたこと、
  • 子育て中にはPTAの役員を熱心にとりくんだこと、
  • 安倍政権のときに憲法改悪の動きに危機感をもち、ママの会やSEALsの方たちの安保法制反対運動がひろがるのを感じて、私も何かやらなければと思い、入党したこと、
  • 子どもたちの教育環境を良くしたいと思い、市会議員に立候補し当選したこと、
  • 野党共闘で政治を変えられるという状況がひろがる中で、衆議院総選挙で比例代表の候補者になったこと、

――など経緯を語り、

私たち「真ん中世代」は「ロストジェネレーション」ともいわれ、バブル崩壊、震災などあまりいいことがなかった世代。そんな世代がくじけないような社会をつくろうと、人生の先輩たちにささえられながらがんばっている。女性議員を増やして、ジェンダー平等の社会、だれもが人として認め合える多様な社会実現にしっかり頑張りたい。そのためにも共産党を大きくしてほしい。

――と訴えました。

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途中、こむらさんの指導でバリ舞踊の基本所作を参加者みんなでやって気分転換。一息いれたあと、会場・オンラインからの質問に、こむらさんが答え、交流しました。

〔平松順子〕

(2021年5月2日付:Web版のみ)


尼崎革新懇第二十六回総会:明るい政権の展望示そう:上脇神戸学院大教授がリモート講演


今年の総会は、コロナ禍の中で会場変更せざるを得なくなり、二十名定員の半分までと制限された中八名の参加で開きました。

冒頭、田中祥晃代表世話人から、Zoomの向こうの上脇博之先生に、昨年末に市民と野党の共闘を進めるための講演に来ていただいたお礼と、その後の進み具合を簡単に報告してお礼に代えました。

「市民と野党の共闘で自民党を倒す方程式」と題しての講演は、その翌日(二十五日)に投開票された全国で三つの選挙の行方を言い当てられたような内容でした。

上脇先生はまず、▽アベ・スガ政権の憲法破壊と国政私物化が、四割の得票で八割の議席を獲得するという小選挙区制のもとで、二〇〇六年の教育基本法改悪、二〇一三年特定秘密保護法制定、二〇一四年集団的自衛権行使「合憲」の解釈改憲と二〇一五年の安保関連法(戦争法)へと戦争できる国家づくりが進められてきたことを振り返りました。

その後、▽「森友学園」事件での国有地売却がアベ官邸と維新の共犯によって作り上げられたこと▽長期政権が総理・総裁らの「立候補者公認権」と「政治資金配分権」が強大になり、党内のチェック機能が効かなくなっていること▽同時に進められた「官僚国家から官邸主導政権」への移行による内閣法制局長官交代や内閣人事局設置、黒川検事長定年延期の閣議決定するなど人事を握って一強支配政策の推進を諮ってきたこと――などを説明しました。

このような中で安倍政権下の「森友」「加計」学園問題や「桜を見る会」など各事件の真相解明は未完のものばかりだったことにも言及し、政権を変えるために、具体的な得票数や得票率、議席獲得数などの年を追って検証をして、これからは野党が共闘して、有権者に明るい政権の展望を示すことで投票率が上がり、棄権が少なくなると指摘。最後には「候補者が決まってもより良い政策を実現させるための運動をする必要がある」として、先を見据えた言葉で講演を締めくくりました。

最後に藥師寺勝郎・代表世話人から「明日から緊急事態宣言で市内の公共施設が閉鎖になる直前に開いた総会ですが、結成四十周年を迎える本会が、尼崎での市民と野党の共闘の軸として菅政権打倒のためにその役割を果たしていきたい」と挨拶をして閉会しました。

〔松岡宗治=同革新懇事務局長〕

(2021年5月2日付:Web版のみ)