憲法が輝く兵庫県政をつくる会(憲法県政の会)は七月一日告示・十八日投票の兵庫県知事選挙に日本共産党国会議員団兵庫事務所長の金田峰生さん(55)=写真=を無所属候補として擁立してたたかうことを四月十五日に発表しました。
同日、兵商連会館で行った記者会見での金田さんの決意表明を紹介します。
県知事選挙立候補表明にあたって
二〇二一年四月十五日 金田峰生このたび、憲法が輝く兵庫県政をつくる会から県知事選挙に立候補することになりました、金田峰生です。よろしくお願いします。
本県は本当に多様で豊かな力をもった県です。けれども、その力や可能性が、そこで暮らす人々のために引き出せていないと思います。これを県民のみなさんのために引き出すことが必要だと思っています。
県はこの間、保健所を半分に減らし、公立・公的病院の統合再編も進めてきました。それで地域医療が脆弱になっています。新型コロナ感染症で六百八人(会見時)もの方が亡くなり、コロナ患者以外の方も、医療逼迫で受け入れ病院がなかなかみつからず、迅速な治療が受けられなかったという事態も起こりました。
人口減少も止まっていません。失業者数は増えています。
政治の転換が求められています。いま名乗りを上げている方々の掲げておられる政策、立場では、今日の事態を招いたこれまでの県政がそのまま続けられ、もっとひどい形で県民におしつけられてしまうと危惧します。
私はこの間、国政を変える立場で日本共産党員として活動してきました。国政を正すために市民と野党の共同・野党共闘の勝利をめざして仕事をしていましたが、先ほど述べた県政への思いというのも当然あって、このたび会の代表から要請があり、決意しました。私はこれから、会の候補者としてはもちろんですが、県民と野党の共同候補として、広く県民のみなさん、立憲野党のみなさんとも共同できる候補として、がんばります。
福祉を大切に、県民の命、健康、くらし最優先という地方自治体の役割を果たす、県民に優しい、温かい兵庫県政に転換するのか、政府と二人三脚で地方破壊・住民に負担を強いる冷たい兵庫県政を続けるのか、今回の知事選挙もそこが本当の争点です。
私は、優しく温かい県政をつくる先頭に立って知恵と力を尽くします。
また、子どもの医療費窓口負担無料制度を抜本拡充し、高齢者医療費無料制度を復活させます。
私は、経済というのは人々の生活を支え、より豊かにするためのものであるはずだと考えています。しかし今の政治は、経済のために人々の生活を犠牲にしています。コロナ禍にあって政府は「中小企業が多すぎる。半分くらいで良い」などと露骨なことを言いだしました。兵庫でいえば、二十一万事業所を十万事業所潰す、そこで雇用されている二百二万人はどうなりますか。地域はどうなるでしょうか。今の逆立ちした経済政策を転換します。
具体的には、中小事業所ならではの仕事づくり、雇用支援制度の創設を進めます。リフォーム助成事業はぜひ制度化したいと思っています。それから農林漁業応援に力を入れたいですし、ソーシャルワーカーへの正当な評価、賃下げなしの労働時間短縮など、ルールある経済社会に転換します。
本県は本当に多様で豊かな力をもった県です。けれども、その力や可能性が、そこで暮らす人々のために引き出せていないと思います。これを県民のみなさんのために引き出すことが必要だと思っています。
県はこの間、保健所を半分に減らし、公立・公的病院の統合再編も進めてきました。それで地域医療が脆弱になっています。新型コロナ感染症で六百八人(会見時)もの方が亡くなり、コロナ患者以外の方も、医療逼迫で受け入れ病院がなかなかみつからず、迅速な治療が受けられなかったという事態も起こりました。
人口減少も止まっていません。失業者数は増えています。
政治の転換が求められています。いま名乗りを上げている方々の掲げておられる政策、立場では、今日の事態を招いたこれまでの県政がそのまま続けられ、もっとひどい形で県民におしつけられてしまうと危惧します。
私はこの間、国政を変える立場で日本共産党員として活動してきました。国政を正すために市民と野党の共同・野党共闘の勝利をめざして仕事をしていましたが、先ほど述べた県政への思いというのも当然あって、このたび会の代表から要請があり、決意しました。私はこれから、会の候補者としてはもちろんですが、県民と野党の共同候補として、広く県民のみなさん、立憲野党のみなさんとも共同できる候補として、がんばります。
福祉を大切に、県民の命、健康、くらし最優先という地方自治体の役割を果たす、県民に優しい、温かい兵庫県政に転換するのか、政府と二人三脚で地方破壊・住民に負担を強いる冷たい兵庫県政を続けるのか、今回の知事選挙もそこが本当の争点です。
私は、優しく温かい県政をつくる先頭に立って知恵と力を尽くします。
重視したいと考えていること
公約・政策はさらにみなさんの声を聞いて、みなさんと一緒に早急に練り上げ、提案する予定ですが、現時点で重視したいと考えていることを、いくつか申し上げます。コロナ対策
まずコロナ対策ですが、PCR検査を思い切って増やす、医療機関への十分な補償、中小事業者・労働者への補償に、思い切った予算措置を行います。これら、早くコロナを収束させるために必要な措置をしっかりとやってコロナ禍を乗り越えながら、新しい兵庫県政の姿をつくります。地域医療・医療費助成
病院ベッドの削減ではなく、いつでも、どこでも、誰でも、必要な医療を受ける事ができる地域医療体制を構築します。また、子どもの医療費窓口負担無料制度を抜本拡充し、高齢者医療費無料制度を復活させます。
経済・産業・雇用
経済・産業対策では、もっと中小事業者と地場産業を応援したいと考えています。私は、経済というのは人々の生活を支え、より豊かにするためのものであるはずだと考えています。しかし今の政治は、経済のために人々の生活を犠牲にしています。コロナ禍にあって政府は「中小企業が多すぎる。半分くらいで良い」などと露骨なことを言いだしました。兵庫でいえば、二十一万事業所を十万事業所潰す、そこで雇用されている二百二万人はどうなりますか。地域はどうなるでしょうか。今の逆立ちした経済政策を転換します。
具体的には、中小事業所ならではの仕事づくり、雇用支援制度の創設を進めます。リフォーム助成事業はぜひ制度化したいと思っています。それから農林漁業応援に力を入れたいですし、ソーシャルワーカーへの正当な評価、賃下げなしの労働時間短縮など、ルールある経済社会に転換します。