「戦争させない、九条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会」は三月二十六日、「5・3兵庫憲法集会」と「一万人意見広告運動」成功をめざし兵庫憲法集会プレ集会を開きました。
弁護士九条の会の羽柴修弁護士が開会挨拶で学術会議任命拒否問題を批判。今年の憲法集会には任命拒否された芦名定道関西学院大教授(四月から)をメインスピーカーとして招くことを紹介。木下智史関西大学教授が菅政権と改憲の動きをテーマに講演しました(写真)。
木下さんは、安倍政権以来の改憲の動きを振り返り、現菅政権がアメリカと一体に世界規模の同盟へ広げる危険性があると報告。一方で、国会で三分の二を改憲勢力が占めても改憲を許さない世論をつくったことに確信を持つべきだと指摘。メディアや政権が「改憲が新しい改革/護憲が古い保守」のように描くなか、世論調査で改憲容認の数字が高いこともあげ、改憲を許さない運動の重要性を強調しました。
実行委員会事務局から、一〇〇〇人委員会の森哲二さんが行動提起を行いました。
今年の「兵庫憲法集会」について、▽メインスローガンは「憲法はあなたの命と未来のサポーター」、サブスローガンは「コロナ時代だからこそ 分断でも差別でもなく 核兵器でも基地でもなく そういうものが必要のない 誰もが平和で自由に生きることのできる社会を!」▽五月三日(月・祝)十四時~十五時三十分、東遊園地での集会とウェブ配信で開催▽メインスピーカーとして芦名定道関西学院大学教授が学術会議任命拒否の本質を当事者から訴える▽音楽ゲストは淡路ぬニセター―と概要を発表しました。
さらに、コロナ禍のもとで大きな世論を起こすために、集会当日の神戸新聞にメインスローガンを柱とする意見広告を掲載する「憲法を活かす一万人意見広告」運動に取り組むことを発表。案内ビラ作成が遅れ、期日はせまっているが四月十七日締め切りで今度こそ一万人の賛同者を達成したいと協力を呼びかけました。
意見広告は一口千円で名前が掲載されます。前回意見広告に賛同された方には案内ビラが郵送されています。
憲法共同センターの津川知久さんが閉会挨拶を行い、「団結がんばろー」で閉会しました。〔小林明男〕