2021年2月7日日曜日

コロナ緊急事態:日本共産党神戸市議団と、こむら潤さんが飲食店訪問:経営続けられる補償を


日本共産党神戸市会議員団はこむら潤衆院比例・兵庫八区予定候補、きだ結県議とともに一月二十六日、神戸市中央区三宮の飲食店など百軒以上を神戸民商会員や地域の党支部の党員と組みになって訪問。協力金制度を知らせる市議団のビラを手渡しながら、コロナ緊急事態宣言のもとでの現状を聞き、「経営継続できる補償を実現しましょう」と呼びかけました。
*
それぞれの店では次のような声が聞けました。
〇仕入れ先を救うために店開いてる。
〇固定費(家賃など)を補償してほしい。
〇前年に払っている税金に応じた支援をしてほしい。
〇アルバイトの人にやめてもらった。
〇県の協力金の申請の仕方がわからない。いつも対応していた主人は入院中。
〇一日あたり六万円はいいけど過去の売上げの落ち込みを考えたら足りない。
〇店に来ていた人たちの会社が外で食べないように、と言っているのでランチも夜も人が来ない。
〇自分一人で営業しているが昨年に売り上げは三〇%にまでなっている。
〇震災後にオープンをして大変だった。コロナでまた大変。お客さんが来ないが仕入れ業者には決まった仕入れをしないといけない。それで冷蔵庫の中がいっぱいになっていて困っている。
〇夜中心だった店もランチ中心になってきている。
〇日に売り上げが千七百円くらいの日も。
〇たばこ屋も売り上げ十分の一。
〇店の家賃が五十万円で大変。
〇十九時以降は酒を出せないというと客が帰ってしまう。
〇バイトが三十人いて協力金では全然足りない。
〇協力金は実績に応じてにしてほしい。
〇開けていても厳しいが、ご飯食べに来る人がいるので無理して開けている。
*
こむらさんは、持続化給付金、家賃支援の再度の支給、消費税減税に力を尽くす決意を語り、店主らから期待と激励が寄せられました。

(兵庫民報2021年2月7日付)

志位委員長:近畿オンライン演説会:3月20日(土・祝)14時開会:総選挙勝利へ空前の視聴運動


近畿六府県の日本共産党と後援会が力をあわせ、志位和夫委員長の近畿オンライン演説会を三月二十日、十四時からとりくみます。
同演説会は、ユーチューブの「日本共産党」チャンネルで視聴できます。こむら潤さんをはじめ比例候補六人も訴えます。コロナ対策をおこないながら、近畿六府県の各地で少人数での視聴会を開くことにしています。
党と後援会は、総選挙で近畿ブロック比例百八十万票、二○%、四議席回復を必ずやりとげるため、「支部・後援会が主役」「比例を軸に」「近畿はひとつ」を合言葉に、これまで共産党とつながりのない人たちにも党をしってもらうチャンスとして、大宣伝と案内にとりくみます。

YouTube:日本共産党チャンネル
https://www.youtube.com/user/jcpmovie 

次のURLは直接、演説会に接続
https://youtu.be/sdCVZw_7ryU


(兵庫民報2021年2月7日付)

こむら潤さん尼崎市議を辞職:衆院選へ活動本格化


日本共産党の、こむら潤尼崎市議が1月29日、同市議会議長に辞職願を提出し、1月31日をもって尼崎市議会議員を辞職しました。今後は、党尼崎地区国政対策委員長、衆院比例・兵庫8区予定候補として総選挙に向けての活動を本格化していきます。
こむらさんは、「尼崎市の皆様にいただいた貴重な1議席を任期半ばでお返しすることになってしまいましたが、市議の経験を礎に、まちの政治のためにも国の政治を変えていくために一層がんばります」と決意を表明し、「さらなるご支援をよろしくお願いします」と訴えています。

(兵庫民報2021年2月7日付)

日本学術会議の会員任命拒否撤回もとめ兵庫革新懇が宣伝


兵庫革新懇は「日本学術会議会員任命拒否撤回署名」宣伝行動を一月三十日、強風の三宮センター街東口で行い、代表世話人や地域の革新懇からの十一人が参加しました。
代表世話人の津川知久さん(憲法共同センター代表)、成山太志さん(兵庫労連議長)、松田隆彦さん(日本共産党兵庫県委員長)が、それぞれの立場から「菅政権のコロナ危機への無為無策・逆行と日本学術会議会員任命拒否の根は一つ」「違憲・違法の日本学術会議会員任命拒否は、学者だけの問題ではなしに、国民全体への攻撃です」「コロナ危機で国民の命・暮らしを守ろうとしない菅政権は、憲法で保障された生存権を無視しています」「市民と野党の共闘で、今度の総選挙で政権交代を実現しましょう」などと訴えました。
「菅首相はダメだ。ぜひ新しい政治を実現してください」と声をかけていく人もありました。
次回は二月二十七日(土)午後三時~四時・神戸大丸前で行います。
〔樫村庸一=兵庫革新懇〕

(兵庫民報2021年2月7日付)

シリーズ 憲法が輝く兵庫県政へ(17)「コロナ禍で明らかになったエッセンシャルワークとしての介護労働」全国福祉保育労働組合兵庫地方本部 東條 進

私たちの生活を脅かしているコロナ禍において、世間では医療・福祉従事者がエッセンシャルワーカー(生活必須職従事者)として注目されています。しかし、二〇〇〇年に始まった介護保険制度で、介護現場は慢性的な人手不足と低賃金により崩壊寸前といっても良い状況です。このようななかで迎えたコロナ禍で、介護従事者の苦悩は更に増すことになりました。
当初より新型コロナウイルスは、若者などの無症状の人が感染を広げ高齢者を含む予備力が低く健康リスクの高い人の重症化が問題とされています。そのため、現場では感染予防対策による業務の負担増と、自分が媒体となって利用者に感染させるのではないかという思いが強いストレスになっています。当労組が実施した『新型コロナアンケート』と『21春闘・福祉職場で働くみんなの要求アンケート』にも、それらの状況が反映されています。以下にその一部を紹介します。
「利用者の体調管理の厳格化」「ボランティアの自粛のため、業務が増えた」「利用者と密着する機会が多いので、なにをするにも気を遣う」「マスク着用により、レクリエーションのときに息が切れる」「自分が利用者に感染させてしまってはいけないと思い、ほとんど外出や遠出をしていない」「自らの感染を避けるために私生活にも神経を尖らせ、ストレス発散の機会もなくなっている。このままではうつ病か、バーン・アウトするのではないかと不安」「緊急事態宣言下でも休める仕事ではなく、強いストレスで心が疲弊した。友だちと会ったり出かけたりすることを控えていたために、リフレッシュが難しい」など、感染予防を目的とした業務の増加と、自分自身が感染源とならないためのストレスを訴える記述が目立ちます。
また、実際に感染を経験した入所施設では、感染職員の療養のためにさらなる人手不足となり、残された職員への負担と同時に利用者へのサービスの低下に繋がっています。一方、在宅・通所では活動停止や閉所による事業所収入の低下により、職員への給与が予定通り支払われないとか、倒産する事業所数が過去最高になるなどの深刻な事態も生じています。
安心して働くことができるように、全職員を対象とした定期的なPCR検査の実施と、療養が必要な職員と感染予防を目的とした閉所や事業縮小した事業所への賃金補償や、その間の人員確保が必要であると考えます。兵庫県政として、これらの施策の実施を国に求めるとともに、直ちに県独自の施策として実施することを求めます。

(兵庫民報2021年2月7日付)


ジェンダーわたしの視点「パートナーシップ制度早期実現をめざして」日本共産党姫路市議 谷川まゆみ


日本共産党は、第二十八回党大会で「ジェンダー平等社会の実現」を党綱領に初めて明記しました。この決定を受けて、私は二〇二〇年の二月議会での代表質問において、「ジェンダー平等社会の実現を」という項目の中で、姫路市においてもパートナーシップ制度の実現を求める質問を行いました。
当時は、全国で条例、規則、要綱等三十四自治体で実施しており、兵庫県内では宝塚市、三田市、尼崎市で実現していました。また、その時の答弁は、「まずは、市民、事業者等、社会全体が多様性を認め、これを理解し尊重していくための教育・啓発等が重要。今後は、先行事例等を調査・研究し、導入について検討していく」というものでした。
そして、一年後の現在、全国では七十自治体でパートナーシップ制度が実施されています。兵庫県内では、新たに芦屋市、伊丹市、川西市、明石市で実現し、二〇二一年度からは西宮市でも実施されようとしています。このように、一年間で倍以上の自治体でパートナーシップ制度が実現しています。これは、本当にすばらしいことであり、地方から「ジェンダー平等、多様性の尊重」の大きなうねりが加速しているということを実感しています。
そのような中で、去る一月七日、市長との二〇二一年度予算要望懇談会が開催されました。私たち議員団は、市民局の重点項目の一つとして、「パートナーシップ制度の実現」を強く求めました。当局の答弁は、「現在、課長級による検討チームがつくられ、他都市の先進事例を調査・研究している。二〇二二年度からの実施を目指している」とのことでした。
私たち議員団としましては、「パートナーシップ制度」の早期実現を目指すとともに、行政のあらゆる分野において「ジェンダー平等社会の実現」が推進されるよう取り組んでいきたいと思っています。

(兵庫民報2021年2月7日付)

コロナ禍:食料支援の取り組み:明石生活と健康を守る会が地域の人々を対象に:悩み相談会も


明石生活と健康を守る会は生活に困っている人や悩んでいる人たちに少しでもお役に立ちたいと、「フードバンク相談会」を市内の魚住町二見町住民を対象に一月二十四日、民主合同会館で開き、十八人が来訪しました。
案内チラシを市営住宅、県営住宅、小規模なマンション・ハイツなどを中心に八百枚配布。明石高専の学生にも配りました。
当日はあいにくの雨の中でしたが、開会前から「何かもらえると聞いて」とチラシをもって訪ねて来る人がありました。また「何かの役に立ててください」とカンパと差し入れを届けてくれる人、野菜や果物の差し入れを届けてくれる人もありました。
開始時間の十時には、手に手に案内チラシをもって一度に五人が来場。用意してあったセット詰めの袋を手に取りアンケート記入台へと向かいました。お米が喜ばれたようで十キロ・五キロの袋はあっという間になくなってしまいました。
「相談があってきました」と高齢の男性は食料のテーブルには向かわず相談テーブルへ。「アルバイトをしているがわずかな収入で年金が頼りの生活。その年金も生活ができない額。この先どうすればいいのか不安だ」と訴えていました。
子ども連れの三、四十代の女性は「子どもがたくさんいて生活が大変。こういうのはほんと助かる」と重いお米を持って帰りました。
ほかにも生活相談を受けた主催者の下田和男会長は「生活が苦しくなってきており、ほんらい生活保護を受けるべき人も増えてきていますが、受給申請にはまだまだ壁がある。〝生活保護は生きていく権利だ〟ともっともっと運動を広めていきたい」と語っています。
〔いとう和貴=同会〕

(兵庫民報2021年2月7日付)

コロナ禍:食料支援の取り組み:民青県委員会と西芦白御班が大手前大学周辺で:雨の中、30分かけて関学生も


西宮市の大手前大学周辺で一月二十二日、民青同盟西芦地域の「白御班」と同県委員会はフードバンクに取り組みました。
悪天候でしたが、十人が食材を受け取りに来ました。
留学生は「バイトのシフトが減って収入が激減。食材は本当に助かる」と話します。
また関西学院大学の一回生も電車で約三十分ほど離れている場所から受け取りに来ました。話を聞くと「愛媛からの進学で一人暮らし。授業もほとんどがオンラインだから、まだ大学の友達ができていない。バイト先も飲食店だからシフトが減って大変な中だったので食材は本当に助かります」と深刻な実態を話します。
フードバンクに取り組んだ民青同盟員は「悪天候の中わざわざ遠いところから食材を受け取りに来るなど本当に深刻さを実感した」「白御班としても引き続き取り組んでいきたい」と話します。
民青同盟兵庫県委員会と各地の民青班は二月九日に学園都市で、二月十九日に関西学院大学で、二月二十七日に武庫川女子大学を対象に取り組む予定です。
〔上園隆=民青同盟兵庫県委員長〕

(兵庫民報2021年2月7日付)

民主主義の日本めざして――「川崎・三菱大争議」100年:第五回 一九二一年夏:川崎・三菱大争議――戦前空前の四十五日間


田中隆夫(治安維持法国賠同盟兵庫県副会長)

「大正一〇年の夏、神戸に起った争議は川崎・三菱両造船所その他三万人の労働者たちが、賃上げと労働組合の公認などを要求して、四五日間の長期にわたって、全神戸を血と脂でそめた空前の大争議であった。争議の波は川崎・三菱の全工場はもとより、神戸製鋼所・台湾精糖・ダンロップゴムなど神戸市所在の主要工場のほとんどすべてをはじめ、多くの中小工場までも巻きこみ、一時は神戸全市がゼネスト前夜の様相となり、争議団の『工場管理宣言』をめぐって、軍隊まで出動するという切迫した事態にまで発展した」(兵庫県刊『兵庫県労働運動史』戦前編)
(以下「造船所」を省き「三菱」「川崎」と略す)

(一)市民・家族の支援、大阪・京都からの応援のなか三万の大デモンストレーション

六月 操業短縮・残業廃止・手当廃止で熟練工で賃金は前年比、川崎で三割、神戸三菱で四割五分減少。神戸全体の職場は、より低下した。
六月二十五日 三菱では、創立記念祝賀金への不満から神戸発動機工組合を結成し、友愛会に加盟。組合承認・団交権確認・待遇改善の要求書を提出するが、会社は受け取りを拒否。
六月二十八日 三菱で工場怠業・示威運動に入る。
七月二日 川崎造船電気工作部組合「電正会」が組合承認・工場委員会制採用などの要求書を提出。受け取り拒否のため、会下山遊園地に集合、運動会名目で示威運動を開始する。
七月四日 千名余の友愛会神戸連合会は、「神戸労働組合連合団」名で、「労働組合承認要求労働者大会」を開催。労働運動の中心として幅広く労働者を結集可能にし、全神戸工場を巻き込む大争議への指導権を握る。
なかでも指導権を持った電正会は長期の構えで、松方幸次郎社長の帰国まで「工場管理権」を組合の手に握る方針を決定。これは一種の職制麻痺の職場闘争で、電正会の存在を事実でもって承認させようとするものであった。この態勢が固まらないうちに指導者青柿善一郎らは馘首され、続いて、暴力団体が組合員を襲撃、負傷者がでる。これが全労働者の参加する争議へ発展する契機となる。
七月八日 川崎・三菱ストライキ突入。川崎会社側は「休業する」と就業中の二千名に告知。この労働者と三菱も加わり市中のデモ行進へ参加。三万人のデモのうち、大倉山に一万六千人が集合し「川崎・三菱労働争議団」結成、賀川豊彦ら友愛会幹部を全権委員に選出する。
七月十日 大示威行進を決行。会下山に争議団が集合し、応援の神戸市内労組、尼崎の久保田鉄工所や大阪からの組合も三千名参加。川崎本社を合流点に二手に分かれ約三万人の大デモが行われる。
市民も激励声援を送り、神戸全市が応援する空前の状態となる。労働者の自主的統制で整然と行われ、賀川豊彦の唱える非暴力・正攻法戦術への自信を与える。

(二)会社からの切り崩し、軍隊・官憲からの弾圧

七月十二日 三菱は十日間一斉休業を決定。
七月十三日 川崎争議団は「部署連合」の要求書を提出。会社は拒絶し、職工の手で工場管理を宣言する。
七月十四日 川崎も十日間の休業発表し、工場を閉鎖。
川崎争議団は連日、野球、相撲、水泳、登山、運動会などで示威運動を展開。夜は演説会を開催。解雇者救済の行商隊も編成される。
会社側は、休業中の給与支払い割増賃金と引き換えに〝罷業をやめよ。罷業者は断固解雇する〟と、職制からの切り崩しを開始。友愛会会員、幹部を大量解雇し、七月二十五日からの操業再開を発表する。
(この項続く)


写真:デモの先頭にたつ賀川豊彦(右)、青柿善一郎(その左)ら(『労働争議示威行動 写真絵葉書』川崎三菱大争議五十周年記念実行委員会、一九七一年復刻/「久留總指揮官」とあるのは誤記)

(兵庫民報2021年2月7日付)

増川宏一「青柿さんの想い出」

「川崎・三菱大争議100年」を興味深く拝読しています。
私は争議の指導者青柿善一郎さんに会った一人です。
昭和二十四年(一九四九)に神戸市灘区のご自宅を訪れました。「これがあの争議の指導者の方か」とは思えない柔和な〝好々爺〟でした。
しかし争議の話になると、「目立つように陣羽織を着て、馬に乗って指揮した」と話されました。馬の背は高く遠くまで見渡すことができたから、と語られました。
傍におられた「青柿のばあさん」は、「若いときから『あゝ革命は近づけり』(当時、愛唱されていた〝革命讃歌〟の冒頭部分)と歌っていたのに、一向に近づけませんな」と皮肉っぽく笑いながらおっしゃっていました。
記事を見て若い頃を想い出した次第です。
(遊戯史研究家)

(兵庫民報2021年2月7日付)


ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記:納得できる訴訟指揮

副島圀義

一月二十六日、YさんとOさんの控訴審二回目の弁論がありました。
先週、高橋さんの控訴審について私は「こんな裁判あり?」と書きました(一月三十一日付)。が、今回は納得できる感じでした(もちろん素人の感想ですが)。
昨年十月の第一回弁論で原告弁護団が画像も使っての懇切丁寧な解説・主張をされたことは、十一月八日付本欄でレポートしました。
今回、医師(真鍋穣先生)の証言をめぐって、国側は反対したのですが、裁判所は原告一人につき、主尋問・反対尋問それぞれ四十分、合計百六十分の証人尋問を決めました。
最近、画像を使っての弁論や専門家の証言を認めないケースが多くなっているなかでは、よかったと思いました。
とくに印象的だったのは、裁判長が「医師に何についての証言を求めるのか?」と弁護団に問いかけ「放射線起因性」や「他のリスクとの関係」を中心に聞きたい、などとまで言っていたことです。

一審判決はYさんが爆心地近くを往復した事実を否認し、また喫煙歴を発病の原因としました。
今回、弁護団は爆心地近くを通ったことや、「喫煙歴」のじっさい、危険因子としての寄与度、などについて新証拠ももって、確信のある構えで臨んでいます。
放射線被ばくと発がんの関係についての最近の研究の到達点も踏まえての医師証言が期待されます。
報告集会でOさんご自身も「医師証言が聞けることを力強く受けとめられました」と語っておられました。

このレポートを読んでいただいた方々には、六月二十四日(木)午後一時半、大阪裁判所の202号(大法廷)で、真鍋先生の証言をぜひとも聞いていただきたいと思った次第です。

(兵庫民報2021年2月7日付)


亀井洋示「コロナでは逝きたくないよ 卒寿なり」


(兵庫民報2021年2月7日付)

山下よしき「歯軋りする思い」連載エッセイ31


一月二十八日午後九時すぎ、参院本会議で第三次補正予算案が自民、公明、維新の賛成多数で可決成立しました。緊急事態宣言の前、コロナ収束を前提につくられ、総額十九兆円のうちコロナ対策はわずか四・四兆円。GoTo事業延長など不要不急の経費が大半です。
日本共産党は立憲民主党と共同で、不要不急部分を大きく削って、医療機関への減収補填や中小事業者への持続化給付金などコロナ対策を拡充する組み替え動議を提出しましたが、数の力で原案が強行されました。こんなときにこんな予算をそのまま通していいのか⁉  ひな壇で頭を下げる菅首相ら閣僚の姿に、歯軋(ぎし)りする思いでした。
三次補正の参院審議では、菅首相から「最終的には生活保護がある」との答弁が飛び出しました。最後のセーフティーネットである生活保護の前に、十分な支援策が用意されるべきですが、首相がそう言うのであれば、生活保護の申請さえさせず窓口で追い返す「水際作戦」や、「家族には知られたくない」という人にとって最大の障害となっている「扶養照会」はやめるべきです。生活保護の捕捉率(受給資格がある人のうち実際に活用している人の割合)は二割しかないのですから。
その点を小池書記局長にただされ、田村厚労相が「扶養照会は義務ではない」と答弁したことは重要です。
三十一日、菅政権発足後初めての政令市議選となった北九州市議選で、自民党は現職六人が落選。国民のなかで激変が起こっています。
(日本共産党参院議員・党副委員長)

(兵庫民報2021年2月7日付)

国は石炭火力の新設を止めて! 裁判日記(行政訴訟第10回・結審):未来のために公正な判断を:原告・近藤秀子さんの陳述


神戸製鋼所が建設中の新たな石炭火力発電所(出力百三十万キロワット)についての行政訴訟が一月二十日、大阪地裁で結審しました。判決言い渡しは三月十五日の予定です。
今回はこの訴訟の「裁判日記」を連載してきた原告の近藤秀子さん(写真左から三人目)が二十日、原告団を代表して行った陳述を紹介します。
なお、発電所の建設と稼働をやめるよう求めている民事訴訟は神戸地裁での審理が続いています(次回期日は二月十六日)。
私は新設発電所の建設予定地のすぐ目の前に位置する神戸市灘区新在家南町の市営住宅に長男と住んでいます。北に国道43号線、南に湾岸線が走っており、神戸製鉄所の敷地は自宅から南に道路と用水路を挟んで百メートルほどしか離れていません。自宅からは既設の石炭火力発電所の煙突がモクモクと煙を出す様が目の前に広がっています。新在家南町に住み始めて二十年以上になりますが、空気のよどみをいつも感じています。
私は既に石炭火力発電所が二つもあるにもかかわらず、新たに大規模な石炭火力発電所が建設されることを知り、裁判に原告として参加することを決めました。裁判が進むにつれこれまで知り得なかった様々な事実が明らかになっています。

気候危機が迫るなかなぜ石炭火力発電

一つは地球温暖化により気候の危機が迫っていることです。
二〇一八年九月四日、神戸は巨大台風に襲われました。初めて経験する暴風雨でした。神戸製鋼所が排水している用水路があふれ、近くのコンビニが浸水被害にあい、怖くて逃げたという話を聞きました。近い将来、気候変動により大規模な台風が頻発し、台風による洪水で自宅のある市営住宅が浸水しないかという危機感が現実味を帯びています。近くには都賀川が流れていますが、大雨の際には水かさが増すのが早く大雨が降ったら怖くて近づけません。夏の暑さも異常です。
このような気候変動の原因が温室効果ガスだとわかっているのに、なぜ今、大規模石炭火力発電所をつくるのか未来のことを全く考えていないと言わざるをえません。

住民の生命・健康を守らないアセスメント

二つは環境アセスメントが、住民の生命・健康をまもるものではないということです。特に石炭火力発電所から排出されるPM2・5について、予測・評価や天然ガスなどの代替措置の検討がなされていないということです。
データの書き換えや改竄を行っていた神戸製鋼所が自分で環境影響を調査・予測・評価をしているからこそ、経済産業省は環境影響評価が適切になされているか否かを厳格に審査しなければならないと思います。特に本件では新設火力発電所の建設によって周辺住民の生命、健康が害される危険があるためより厳格に審査すべきです。環境影響評価手続きが「アワスメント」と揶揄されているように、まさに本件の環境影響評価は新設火力発電所の建設が認められることを前提に、形式的に環境影響評価が行われたにすぎず、周辺住民への健康影響は何ら考慮されていないという問題です。
私はコンコンという乾いた咳が良く出るようになり、寝ていても咳で目が覚めたりしています。このコロナ禍で経済活動が滞り、空気が良くなり、私の咳も止まっていました。目の前にある煙突からモクモク出る黒い煙が体に影響がないわけはありません。新設発電所が稼働することで死ななくていい人が早く死んでしまうかもしれない、その中に自分が入っていると思う危機感や恐怖に国は一切向き合ってくれません。

裁判所は住民の声をしっかり受け止めて

私がこの訴訟で訴えていることはなぜ人体に有害であることがわかっているPM2・5の排出の審査をしない環境アセスメントが通ってしまうのか、これだけ各地で気候変動による災害が頻発しているのに温室効果ガスを大量に出す石炭火力発電所の新設が認められてしまうのか、この異常な事態を止めなければならないということです。
この訴訟の中で環境アセスメント手続きに経産省が横やりを入れていたことが判明しました。天然ガスや再エネがある中で石炭と言う選択は、石炭ありき、結論ありきの計画で、もうけ主義としか言えません。誰のための、何のための環境アセスメントなのか国は改めて考えてほしいです。
この裁判中にも建設はどんどん進んでいます。石炭火力発電所は未来世代、今生まれた子どもが生きる世界はどうなるのか、そういうことを考えればあり得ない選択肢です。裁判所には住民の声をしっかりと受け止め、未来のために公正な判断を求めます。

(兵庫民報2021年2月7日付)

みんぽう川柳〈一月〉「初」

選 者 島村美津子

特 選
コロナ禍に神も仏も初詣
 神戸市 川上俊智

【評】苦しい時の神頼みと昔からよく言われていますが、新型コロナと言う人類未曾有の危機に直面している現在あらゆるものに祈らずにはいられない、人間の弱さを平明に詠まれて共感を呼ぶ。
「みんぽう川柳」今年もよろしくお願い申し上げます、十五句という制限の中で佳句をボツにしなければならない私自身の無念さも残りますが、めげずに今年も沢山の投句をお待ちしております。

入 選
とりどりのマスクが並ぶ初詣で
 神戸市 長尾粛正

初詣コロナ収束願うのみ
 尼崎市 大野幸雄

初の字に喜びを呼ぶ力あり
 神戸市 長沼幸正

マスクでも初コーラスはひびきあう
 尼崎市 富田明美

震災の記憶を語る初メール
 神戸市 塩谷凉子

スガ総理人事介入初仕事
 神戸市 梶山洋枝

初国会罪則厳し手当薄
 芦屋市 梶原嘉代子

初行動二割負担にNO署名
 明石市 川路政行

初めから嘘と知りつつ庇い合い
 明石市 長井真理子

帰省せぬ子らの近況初電話
 明石市 生田律子

初登山湧き水で一服点てて飲み
 神戸市 北河豊治

初めての自粛フリーの幸を知る
 神戸市 玉山歳子

ためらうも初繰り返し成長す
 神戸市 宇山英樹

巣ごもりも新酒に酔って初笑顔
 神戸市 松尾美恵子

みんぽう川柳募集

▽二月の題は「難問」、締切は二月二十六日▽三月の題は「電話」、締切は三月二十六日▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記▽毎月第四金曜日必着。締切が迫っている場合はメール、ファクスでもけっこうです。ファクスの場合は、葉書大の枠を書き、その中に必要事項をすべて記入してください。

(兵庫民報2021年2月7日付)


観感楽学「当たり前の日常を支えているのは」


燃えるゴミは朝八時半ごろまでに集積場に持っていけばきれいに処理されている。電車は時刻通りやってくる。子どもを保育園(所)に預けて仕事に行く。体調が悪くなると病院で診てもらう。私たちはこんな日常を、これまで何の思いも致さず暮らしてきた▼しかし、これらすべてがエッセンシャルワーカーあってこその日常。コロナ禍の今、その存在とありがたさが世界中でクローズアップされている▼「受け持ち患者さんが、がん末期で呼吸困難、深夜にぜーぜーいって苦しんでいた。私の顔を見ると、〝ああ、来てくれたの。また入院しちゃった。しんどくてしんどくて死にそう。私、がんなの?〟と、つらそうな顔で聞いてきた。私はただ患者さんの背中をさすることしかできなかった。患者さんはそのうち眠り始めた。私は涙が出て止まらず〝ここで泣いてはいけない〟と思ったけど背中をさすりながら涙がほほを伝わってきた。眠っているのかと思っていた患者さんが〝ありがとう〟といって私の手を握りしめた。そのとき私は、つらいことも多いけどナースをやっていてよかったなあと思った」(『市民病院退職看護婦158名の証言――看護婦からのナースコール』)▼こんな思いをして仕事をしている労働者が低賃金であっていいはずがない。(D)

(兵庫民報2021年2月7日付)