2021年1月10日日曜日

日本共産党・こむら潤さんらが年明けから訴え:総選挙で政権交代を


日本共産党兵庫県委員会は一月四日、神戸大丸前で今年初めての宣伝を行いました。
この宣伝では、元日から地元尼崎などで精力的に訴えてきた、衆院比例近畿ブロック・兵庫八区予定候補のこむら潤さんとともに、松田隆彦県委員長、庄本えつこ県議、森本真神戸市議団長が参加。今年行われる衆議院選挙で、こむらさんを十一年ぶりに兵庫からの女性国会議員として送り出すとともに、近畿ブロックで日本共産党を現在の二議席から四議席へ倍増させてほしいと訴えました。
こむらさんは、新型コロナ禍を乗り越えて新しい社会をつくっていきたい、二〇二一年がそんな明るい年になるよう頑張りたいと訴えると、通りすがりの若い男性、女性が手を振って応えていました。市民と野党の共闘を大きくすすめ、野党連合政権をつくり、国民の命、暮らし、生業を守る政治をつくっていきたいと決意を訴えました。

(兵庫民報2021年1月10日付)

こむらさんの新ムービー


衆院比例近畿ブロック・兵庫八区予定候補の、こむら潤さんの新しいムービー(ビデオ)がインターネットで公開されています。
一本目は昨年十二月十二日に行われた日本共産党兵庫県女性後援会のつどいで入党の動機を語る五分間のムービーです。 

二本目は同月二十七日にオンラインで行われたJCPサポーターまつりで放映された二分間のメッセージ。バリ舞踊家でもあるこむらさんがその衣装と化粧で語りかけます。

さらにこのビデオ撮影のための化粧をしながらそのバリ舞踊について語るのが三本目です。 


いずれも、「日本共産党 こむら潤」サイトやYouTubeの「こむら潤【公式】」チャンネルで見られます。

(兵庫民報2021年1月10日付)

尼崎市議会が核兵器禁止条約の署名・批准を求める請願を採決、政府へ意見書提出:日本共産党の小村潤市議が賛成討論


尼崎市議会は十二月議会最終の十二月二十三日の本会議で、核兵器禁止条約の署名・批准を求める請願を採決し、政府への意見書を提出しました。
請願については日本共産党尼崎市議団の小村潤議員と緑のかけはしの山崎憲一議員が賛成討論、あまがさき志誠の会の丸岡鉄也議員が反対討論。採決の結果、賛成二十(共産党、緑のかけはし、市民グリーンクラブ、維新の会、無所属)、反対十九(公明党、あまがさき志誠の会)の僅差で採択されました。
政府への意見書提出については、公明党の真鍋修司議員が反対討論を行いましたが、賛成多数で可決しました。
日本共産党市議団を代表して請願の賛成討論にたった小村潤市議は、核兵器禁止条約の意義を強調するとともに、▽日本共産党が二〇一〇年の核不拡散条約(NPT)再検討会議や二〇一七年の核兵器禁止条約の国連会議に市民社会の一員として参加、禁止条約の国連会議には被爆国の政党として要請文を提出、志位委員長が演説を行ない、会議主催者、各国政府などと懇談・要請するなど、精力的に活動をしてきたこと▽二〇二〇年一月に一部改定した党綱領の中で、「核兵器を軍事戦略の柱にすえて独占体制を強化し続ける核兵器固執勢力の企みは根強いが、この逆流は『核兵器のない世界』をめざす諸政府、市民社会によって、追い詰められ、孤立しつつある」と世界情勢の大きな構図を明らかにしてきたこと―を紹介。
「今、我が国が核兵器禁止条約に署名、批准することこそが、唯一の戦争被爆国としての国際的責務と考える」として請願の採択を主張しました。
一方、丸岡議員(志誠)は請願について「アメリカの核の傘のもとで日本の安全が保障されている」と反対。意見書については真鍋議員(公明)が「この条約によって核保有国と非核国との溝が深まった、日本はその架け橋になるべきだ」と反対しました。

(兵庫民報2021年1月10日付)

「原発ゼロ」訴え元日も:NO_NUKES_Kobe_444th_2021-01-01


「原発ゼロ」をめざし2012年7月6日から毎週金曜日、1日も休まず続けてきた関西電力神戸支社前での抗議行動「カンキン」。ことし2021年は元日に第444回が取り組まれました。十数人が集まり、コロナ対策のため間隔をあけ、リレースピーチや替え歌などで訴えました。

(兵庫民報2021年1月10日付)

民青同盟がコロナ禍で困窮する学生への食料支援:「いっしょに社会を変えよう」と呼びかけも


民青同盟兵庫県委員会は昨年夏ごろから、コロナ禍で困窮する学生に向けて食料支援活動を行っています。
神戸や西宮、明石、三木市などで、その地域で活動する学生同盟員を中心に取り組まれ、のべ二十二回開催、二百人の学生が利用しています。「お米が一番助かります」「これで一週間やっていけます!」と喜ばれています。

アンケートで実態を

利用した学生には民青コロナ生活実態調査アンケートに協力してもらっていますが、「アルバイト先の店が潰れて収入がなくなり貯金を切り崩している」「十八円のうどんともやしでやってます」「後期授業もオンラインになり友人ができない。今日は久しぶりに人と話せて楽しい(一回生)」「インターンが減り就活がしづらい、就職できるか不安」など、本当に大変な実態が出されます。

学費の大幅値下げを

日本の学費は数十年にわたって上がり続け、今では年間百万円にもなる負担が学生にのしかかっています。北欧諸国のように日本も学費が無償であれば、退学を選択せざるを得なかった学生や、「ごはんと調味料だけで何とかしのいでいます」という状況は防げたはずです。
日本の教育予算(対GDP比)はOECD加盟国の中でワースト一位ととても不名誉な状況が続いていますが、学生が自分の興味のある勉学に思い切って取り組めるよう、集中して学びを蓄えた学生が社会人となって活躍できるよう、学費の大幅値下げを求めていかなければなりません。
学生からは「教育にかける予算を増やしてほしい」「学費を下げてほしい」という声も寄せられています。

自分もやってみたい

民青は食糧支援活動をただ助けるだけの取り組みではなく、利用する学生を社会を変える主体と捉え、「一緒に変えよう」と声を掛ける取り組みとして位置付けています。その中で「自分もやってみたい」とボランティア登録も生まれています。
食糧支援活動は、コロナ禍での学生生活を支えるとともに、おおもとにある社会の問題を学生自身が手を取り合って解決に立ち上がる運動になっています。

日本共産党も応援

この取り組みを日本共産党の地区委員会や支部も応援しています。案内ビラを学生アパートに千枚配布し、当日も学生に温かく声をかけ、活動を支えています。
民青同盟は引き続き取り組み、県内各地で取り組もうとしています。

(兵庫民報2021年1月10日付)

シリーズ 憲法が輝く兵庫県政へ(13):県民の命を守る施策への転換を:兵庫県民主医療機関連合会事務局長 東郷泰三

新型コロナウイルスの感染「第三波」の到来により、感染拡大地域では医療供給体制が逼迫し、「医療崩壊」が現実化しています。
兵庫県も病床逼迫が何度も新聞記事になる状態ですが、クラスターが発生した病院では、患者が重症化しても、コロナ患者に対応する重点医療機関や協力医療機関自体も逼迫していることから転院できず、クラスター発生病院で対応し続けなければならない事態に陥っています。院長自らがコロナ対応病院や大学病院など、何度も何度も何件電話しても転院先が見つからないという実態です。
また、クラスターが発生した所では、職員の感染と共に濃厚接触者扱いによる自宅待機者が多数生まれ、外来や救急、新規入院等の受け入れ停止をしても職員の勤務体制が確保できない状況となっています。
兵庫県のホームページ(兵庫県/新型コロナウイルス検査・陽性者の状況について)では、確保ベッド数に対する入院患者数、宿泊者数が掲載され、差引欄の数字を見るとまだ余裕があるように見えますが、前述の様に、重症になっても転院先が無く、病院などで「留め置き状態」となっている患者や現場の実態が反映されたものになっているか疑問です。

保健・医療機関の集約化と新型コロナウイルス感染拡大

兵庫県では、一九八九年に四十一カ所あった保健所が二〇二〇年には十七カ所に、保健師数も二〇〇〇年の百八十四人が二〇二〇年には百十六人に減少しました。これは、国が一九九四年に「保健所法」を「地域保健法」に変え、人口十万人に一カ所の保健所設置基準を三十万人以上に一カ所と改悪し保健所の集約化をすすめてきたことが背景にあります。
また、兵庫県では、「県行革」(一九九九年策定)と合わせ、「病院構造改革実施計画(二〇〇八年)」、「病院構造改革推進方策(二〇〇九年)」、「兵庫県地域医療構想(二〇一六年)」、「新県立病院改革プラン(二〇一七年)」、二〇一九年度以降の「第四次病院構造改革推進方策」など県立病院や公的病院・民間病院との統合再編を更に進め、国の政策を先取りする「効率化」をすすめてきました。
県民の命と暮らしを守るためには過度な「効率化」をやめることが必要です。コロナ禍での医療供給体制の実態や弱点を検証し教訓を明らかにすることが必要であり、「兵庫県地域医療構想」も一旦立ち止まって再検討すること、そして医療や福祉の脆弱さを改善し拡充する施策への転換が求められます。

医療や介護への「真水」の支援を

国は、総額三兆円の医療機関対策を行っていると言っていましたが、十一月迄で三千二百五十四億円しか執行されていないことが明らかになりました(十一月六日の参議院予算委員会)。医療現場の実態とかけ離れ、遅すぎる対策では医療・介護崩壊は食い止められません。災害時に実施しているような診療報酬の概算払い(前年度の診療報酬支払額に基づく減収分差額補填)など、医療・介護への真水の支援を行うことが「崩壊」を防ぐために必要となっています。

(兵庫民報2021年1月10日付)


高齢者施設職員PCR検査を市の責任で:日本共産党姫路市議団が緊急申し入れ


日本共産党姫路市議団は十二月二十一日、姫路市長に対して、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、高齢者施設で働く職員へのPCR検査を市の責任で行うよう、緊急申し入れを行いました。
姫路市では、十二月二十日現在、七百七十人が感染し、二十三人が死亡しています。直近には、病院と二ヵ所の高齢者施設でクラスターが発生しています。
このような状況のもと、医療機関や高齢者施設等、ケア労働に携わる人々の社会的検査を行うこと、特に、高齢者施設においては、早急に社会的検査を市の責任で行うよう申し入れを行いました。
申し入れ書は、医監と健康福祉局長に手渡し、懇談を行いました。姫路市は、既に十一月二十日から、高齢者施設と障害者施設の新規入所者には、PCR検査を行っていましたが、この度新規職員についても、検査を行うとのことでした。また、年末年始の体制についても、医師会等協力していくとのことでした。社会的検査については、回数や財政的な課題もあるとのことですが、引き続き、求めています。
〔十二月二十一日入稿〕

(兵庫民報2021年1月10日付)

芦屋平和委員会:自衛隊への名簿提供問題をシール投票で高校生に問う


芦屋平和委員会(濱本美津子会長)はこの間、市に中止を申し入れるなど取り組んできた芦屋市による自衛隊への適格者名簿提供問題について高校生対象にシール投票にとりくみました。
投票パネルをはじめチラシやプラスター、対話のQ&Aもオリジナルに作成して呼びかけています。
阪神芦屋駅前で十一月末に行ったアンケートでは、名簿が提供されていることを知っている高校生は一人もおらず、「やめてほしい」「それはいやよね~」「自衛隊は悪用されなければいいと思うけど、海外に出て行くのはイヤ」との声が聞かれました。
「いいと思いますよ」との返事の高校生とも「(安保法制で)海外に送られるかもしれないよ」との説明には「え~」と驚きの反応が返り、災害出動からは見えてこない自衛隊の実像を知らせることの大切さも感じた取り組みでした。
芦屋市内には公立二校、私立一校の高校があり、市外からの通学生が多いことから、各駅頭でのシール投票を行うことにしています。
〔平野貞雄=芦屋平和委員会事務局、十二月十日入稿〕

(兵庫民報2021年1月10日付)

国会議員団兵庫事務所だより〈12月〉:日本共産党の魅力と政策語り、学術会議、コロナ、石炭火力……様々な問題にとりくみ

読者の皆様、いかがお過ごしでしょうか。久しぶりの「事務所だより」です。
演説会や政府へ申し入れ(十一月二十六日)などは、その都度、本紙でも報道しましたので、それ以外の活動について、いくつか報告します。
九月から取り組んできた「兵庫比例キャラバン」(県内を宣伝カーでまわり、日本共産党の魅力と政策を語る取り組み)は、どこでも暖かい激励、日本共産党への期待の声を頂いています。ありがとうございます。
十二月八日には、党県委員会として、神戸駅前で「反戦宣伝」を行いました。学者への弾圧がモノ言えぬ社会にした史実を想起し、菅政権の日本学術会議人事介入の危険性を話しました。ここでも、 わざわざビラを取りに来て下さる方や「がんばってよ」と声を掛けて下さる方が少なくありませんでした。
新型コロナ問題対策では、医療現場が逼迫する中、コロナ対応でない病院で陽性患者を受け入れざるを得ない場合でも、財政支援の対象にならないという問題がみつかりました。
医療関係者からの相談を受け、政府・行政に対応改善を求めるべく、党議員団と連携し、対応を進めていたところ、厚労省から、財政支援の対象にするとの通知が発出されました。引き続き医療機関への支援、保健所機能回復、社会的PCR検査拡充を求めがんばります。
十二月十六日には、神鋼石炭火力発電所問題で、地元の住民団体と党国会議員団との懇談を行いました。 発電事業における環境影響評価の〝特別扱い〟について、問題意識は一致していることが確認できました。 二〇五〇年に二酸化炭素排出を実質ゼロにしようという国際社会の流れの中で、日本の政治が問われます。

(兵庫民報2021年1月10日付)


ジェンダーわたしの視点:差別なくし尊厳を保障する労組の大きな役割:日本共産党兵庫県女性後援会事務局次長 松吉由美子


一九六三年、労働者として出発したのが、当時先輩が労働条件をよくするためにたたかってこられた損害保険の職場でした。
当時は高度経済成長の時代でしたが、他の産業に比べて賃金も高く、一時金も年間四回あり、労働時間も九時から十六時までと働きやすい職場でした。
しかし男女の賃金格差は大きく、実感として、男性に対して女性の賃金は六割くらいかなと思っていました。職種の違いもあり、男性は早くから職制に登用され、手当てなどを含めれば格差はより一層広がりました。入社して直ぐに労働組合の呼びかけがあり、全損保の地区協議会で組合活動に参加するようになりました。
入社から九年目の頃、職業病「頚肩腕障害」になりました。職業病として認め・治療に専念できるよう労働組合に申し入れ、全国で広がっている罹病者とともにたたかい、治療時間を保障・休業補償・時間短縮・人員増等々、また、この件で待遇など差別させないこと―を勝ち取ってきました。
治療しながら就業していたとき、給与ランクが他の入社歴の同じ女性労働者より低いことが分かりました。労働組合を通じて二年間ランクを上げるようたたかい、他の女性と同等になり、その後給与等級の上昇につながりました。
労働時間どおり勤務できるまで約十一年間かかりましたが、やはり全損保の労働組合ならではと考えています。治癒後は労働組合の役員を引き受け、働きやすい職場・自由にモノが言える職場を考えて積極的に発言してきました。差別をなくし、尊厳を保障する、そういう点でも労働組合の役割は大きく、民主的な労働組合の組織づくりは重要だと考えます。
当時の私は、ジェンダー平等としてのとらえ方はなく、婚姻の際もあまり考えることなく改姓をしました。離婚した時も職場での仕事上、改姓した姓の方が働きやすいからと、そのままの姓で今日までいます。嫌だなと思うのは、〇〇さんとのかかわりで見られることです。夫婦別姓の社会であればこのような嫌な思いはなくなるのにと強く思います。
日本は、世界の中でもジェンダー平等後進国として言われています。女性が経済的にも社会的にも差別されず働き、子どもを産み育て働き続けられる社会めざしていきたいと考えます。

(兵庫民報2021年1月10日付)

新連載:民主主義の日本めざして:「川崎・三菱大争議」100年

ことし2021年は「川崎・三菱大争議」から百年。治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部の協力でその意義について考える連載を始めます。


第一回 プロローグ(1)一九二〇年代

治安維持法犠牲者の闘いと抵抗の歴史の源流は神戸に――一九二一年「川崎・三菱大争議」の歴史的意義

岡 正信(治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部会長)

今から百年前、第一次世界大戦後の恐慌の中、一九二一年に神戸で戦前の日本労働運動史上最大の闘争が起こった。「川崎・三菱大争議」である。
一九一八年の米騒動後、労働運動が急速に発展し、一九二〇年には日本最初のメーデーが東京で開催され、翌二一年には神戸でも開催された。大戦後の恐慌により、造船業をはじめ各産業とも大量解雇や操業短縮、なし崩しの賃下げ攻撃が労働者に加えられた。
神戸では、労働組合の承認、団交権、八時間労働制、賃上げなどの要求を掲げ、川崎造船所、三菱造船所を中心に全市的闘争に広がり、七月十日には三万六千人あまりの大デモ行進が行われるまでに発展。川崎争議団が労働者の「工場管理権」を要求に掲げると、姫路第十師団をはじめ軍隊、憲兵隊などが弾圧にのりだし、この闘争は鎮圧された。
『兵庫県労働運動史』(兵庫県労働運動史編さん委員会編、一九六一年、兵庫県商工労働部労政課刊)では、「日本労働運動のメッカ」「現代日本の労働運動への貴重なみちびきの光」(兵庫知事・阪本勝)、「戦前、神戸は日本労働運動の発祥地」「川崎・三菱大争議での総意的闘争」(同編さん専門委員会委員長・森脇甚一)として高く評価した。そして「(この闘争で)職場を奪われた多数の活動家による全国各地での労働農民運動の『一粒の麦』としての活動」の「当時の運動全体に与えた計り知れない影響」を指摘している。
事実、県下各地で労働争議、小作争議が多発し、一九二二年四月九日に「日本農民組合」が神戸で結成され、兵庫では淡路、東播、西播を中心に六千人を組織。同年五月十一日には女性解放をめざす最初の婦人団体「新婦人協会」神戸支部が全国初の女性政談演説会を開催。同年三月に京都で全国水平社が創立大会を開き、十一月に兵庫区専称(勝)寺でその兵庫県連合会が創立大会を開催し、六千人を組織。一九二五年には史上初の階級的労働組合である日本労働組合評議会が神戸で創設された。国民の闘いの高揚の中、一九二二年七月十五日に日本共産党が創立。兵庫では二六年に神戸細胞(支部)が結成された。これに対し、戦前の絶対主義的天皇制という軍国主義的独裁政治のもっとも凶暴な武器「治安維持法」が施行されたのは一九二五年。一九四五年の敗戦によって廃止されるまでの二十年間に国内で検挙・投獄・獄死した者は治安維持法国賠同盟の調査によると数十万人に達した。
「治安維持法体制」のもと、国民を無謀で壊滅的な侵略戦争に引き込み、暗黒政治へと突き進んでいった。
(続く) 

写真:『労働争議示威行動写真絵葉書』(川崎三菱大争議五十周年記念実行委員会、一九七一年復刻) から

(兵庫民報2021年1月10日付)

亀井洋示「コロナ・菅自公政権退治の年にしよう」


(兵庫民報2021年1月10日付)

宮本たけし「野党連合政権つくれば、少人数学級はすぐに実現」:連載「東奔西走」9


いよいよ今月、菅義偉政権として初の通常国会が召集され、予算審議が始まります。予算案全体は、極めて国民に冷たいものですが、小学校の「三十五人学級」の段階的実施など「一歩前進」と言える内容もあります。
私は、昨年七月十五日、「ポストコロナに子どもと学生に希望を届ける宮本プラン」と題する政策提言を発表し、小中高に二十人程度の少人数学級を導入することを求めました。
その後、教育研究者がよびかけた署名運動、教職員組合や全国の父母の運動と日本共産党の国会論戦が政治を動かし、文部科学省も公立小中学校での三十人以下の少人数学級実現を、概算要求に盛り込みました。しかし今回決定された予算案は、これから五年計画で小学校のみ三十五人学級にするという極めて不十分なものです。
二〇〇九年に私が衆議院議員に初当選した総選挙で誕生した民主党政権は、今では「幻の教職員定数改善計画」と呼ばれる計画を発表しました。それは二〇一一年から二〇一八年までの八年間で公立小中学校のすべてを三十五人以下学級にした上で小学校一・二年生は三十人以下学級にするというものでした。あのまま実現していれば、すでに今回の政府案よりはるかに進んだ状況になっていたはずです。それを当時野党だった自民党や公明党が妨害したのです。
私たちは今「新しい日本をつくる五つの提案」の一項目に「少人数学級の速やかな実現」を掲げています。
この経緯は市民と野党の共闘で野党連合政権をつくれば、少人数学級はすぐにでも実現できることを示しています。希望をひらく政権へ、今年こそ勝利しましょう。
(日本共産党前衆院議員)

(兵庫民報2021年1月10日付)

なんだろうと掘り出した須恵器:五十年が過ぎ、古墳が発見された

昨年、宍粟市山崎町金谷地区で新たに二基の古墳が発見されました。そのひとつ金谷4号墳の場所で五十年前に須恵器を発見した山下英男(宍粟市山崎町在住)のお手紙を紹介します。

私が住んでいる宍粟市山崎町金谷地区には数多くの古墳が点在しています。
今回、古墳だとわかったのは、こんもりと山のようになっているなあと、私が子どもの時から思っていたところでした。しばしば遊びに行ったからよく覚えています。
私が高校一年生、一九七一年――十月ころだったと思います――たまたま散歩がてらに、今回のその場所に行きました。道を広くするために側面が削られていました。
その削られたところに土器のようなものが少しだけ見えていました。何だろうと思って掘り出してみると、後で分かったのですが、須恵器だったのです。
地区には「金谷古墳を守る会」があり、その会の代表者でもあり、考古学に詳しい方にその土器を預けました。
それからなんと五十年が過ぎました。
ため池工事の作業道路設置のためにその場所の掘削が計画されました。五十年前に須恵器が見つかっている場所でもあることから「金谷古墳を守る会」が調査を要望。宍粟市教育委員会、県の方々の協力もあって、石室が発掘されました。市教委によると七世紀ごろの円墳であるということでした。
金谷地域は山崎町南部の水田地帯にあり、『播磨風土記』には「比治里(ひじのさと)」と記されています。この地域を治めた山部氏一族の墓とみられる古墳が点在しています。
今回、地元住民対象の説明会がありましたが、まさか、五十年前に私が須恵器を発見したことが、今回の古墳発見につながるとは思いませんでした。
古墳は石組みが崩れないように埋め戻されています。

参考記事
この古墳発見については昨年十一月六日付「神戸新聞」に記事があります。 

みんぽう川柳〈十二月〉「開く」

選 者 島村美津子

特 選

玉手箱開けてびっくり砂だらけ
 明石市 小西正剛

【評】五十二億キロあまりの旅をして惑星のりゅうぐうから貴重な砂を持ち帰って来てくれた「はやぶさ2」心細さのあまり蓋を開けてしまった浦島太郎にならないようにゆっくりと開けられるカプセル。地球に生命が誕生した謎を解き明かしてくれるかもしれません。
世界中がコロナにおびやかされている現在、ユーモアに満ちた揚句にほっとさせられました。

入 選

開けゴマ市民野党が手を組んだ
 神戸市 長尾粛正

答弁に詰まる国会開かれず
 神戸市 梶山洋枝

必要な換気国会こそ開け
 神戸市 長沼幸正

コロナ禍に開かぬ校門落葉積む
 尼崎市 中内眞佐子

新年もコロナ退治で幕が開き
 尼崎市 富田明美

鏡開きコロナに勝って世直しだ
 神戸市 小林尚子

瓜二つ鏡開けば亡母の顔
 神戸市 熊谷敏子

花開く時は過ぎたか古希となる
 明石市 長井真理子

九十三歳開運成るか 頑張る
 神戸市 松尾美恵子

レジ袋開けぬ指に老を知る
 明石市 植木多佳子

開発で捨てた田舎が街となる
 明石市 片山厚子

高齢者尿を数えて夜が開ける
 神戸市 川上俊智

マスク取り大口開けて歌いたい
 明石市 松永雪子

開店閉店コロコロコロナ政府策
 神戸市 山本尚代

みんぽう川柳募集

▽一月の題は「初」、締切は一月二十二日▽二月の題は「難問」、締切は二月二十六日▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記▽毎月第四金曜日必着。締切が迫っている場合はメール、ファクスでもけっこうです。ファクスの場合は、葉書大の枠を書き、その中に必要事項を記入してください。

(兵庫民報2021年1月10日付)


「ほんとにいい対談」と感想が:新年号「あかたちかこさん・こむら潤さん対談」


新年号「あかたちかこさん・こむら潤さん対談」についてツイッターで感想が次々寄せられました。









(兵庫民報2021年1月10日付)

観感楽学


ラジオの年末特番で「蓄音機」を使って古いSPレコードを聞かせる番組があった。その中で、百年前のスペイン風邪流行時のことが話題になり、松井須磨子や与謝野晶子がスペイン風邪に感染していたということを初めて知った▼新型コロナウイルスによって、志村けんさんや岡江久美子さんが命を奪われ日本中に衝撃が広がったが、百年前も「カチューシャの歌」で名高い松井須磨子が感染。看病にあたった島村抱月も感染して亡くなり、悲しみにくれた須磨子がその二カ月後に後を追うという悲劇を生んでいる▼このスペイン風邪対策に適切に対処しない時の政府を歌人・与謝野晶子が痛烈に批判している。「政府は、なぜいち早くこの危険を防止するために、大工場など多くの人間の密集する場所に一時的休業を命じなかったのか?」と▼百年後の現在、新型コロナ感染症は依然衰える気配はなく、不安は広がるばかりである。百年前に経験した悲劇の教訓は生かされているだろうか? 「密を避けよ」「四人以上での外食は控えて」などと国民に要請しながら総理大臣や政府幹部などが、毎日のように密を作り外食を重ねる。国民に指摘されると、その時だけ「反省」する▼与謝野晶子はさらに「統一と徹底を欠いたために多くの国民は避けられるべき禍を避けられていない」と。晶子のこの指摘は現代に通じる手厳しい指摘である。(D)

(兵庫民報2021年1月10日付)