2021年11月28日日曜日

憲法改悪ストップ!――各地で「19日宣伝」:憲法共同センター:神戸大丸前で定例宣伝


憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは十一月十九日、神戸大丸前で戦争法強行採決以来継続している定例宣伝を行いました。各弁士は、「さきの総選挙で自民・公明が議席を減らしたが維新が増え、改憲派が多数になった。改憲派は国民投票の実施まで言い出し、来年度予算でも軍事費を急増させようとしている。九条改憲や戦争する国づくりでなく、長年の福祉医療削減で壊された医療体制の再建や、コロナで困っている国民への支援こそ急務だ」と訴えました。
〔小林明男〕

(兵庫民報2021年11月28日付)19:00

憲法改悪ストップ!――各地で「19日宣伝」:9条改憲NO!市民アクション赤穂実行委員会:毎月スタンディング90回目

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条改憲NO!市民アクション赤穂実行委員会は毎月署名とスタンディングを行ってきましたが、十一月十六日のセブンイレブン尾崎店前が九十回目となりました。
憲法第十二条の「国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」や伊藤千尋さんの言葉「私たちは負けない。勝つまでたたかうから」を胸にこれからも継続していきます。
〔北野輝彦=九条改憲NO!市民アクション赤穂実行委員会〕

(兵庫民報2021年11月28日付)18:30

憲法改悪ストップ!:――各地で「19日宣伝」:安保法制廃止総がかり行動・明石:世話人会で情勢・行動を議論


安保法制廃止総がかり行動・明石は、総選挙後初めての街頭宣伝を十一月十九日、明石駅と大久保駅の駅頭で行いました。参加者の声として「もっと改憲の内容を知らせていく必要がある」などの意見が寄せられています。
宣伝行動後、アスピア明石で世話人会を開催。宣伝行動の感想を含め、情勢や今後の行動日程などを議論しました。
「明石駅、大久保駅とも参加者がよく集まった」「思ったよりビラをよくとってくれた」「憲法九条が重大な危機に来ている」「改憲四項目の危険性をもっと知らせる必要がある」「台湾海峡問題を取り上げる必要がある」「九条と安保法制の関係は」「九条が明文化されると徴兵制が出てくるのでは」などの意見が出されました。
〔総がかり行動・明石メールニュースより〕

(兵庫民報2021年11月28日付)18:00

憲法改悪ストップ!――各地で「19日宣伝」:二市二町総がかり行動:愚直にあきらめず憲法輝く未来へ


愚直にあきらめない・忘れない安保法制廃止まで――二市二町総がかり行動は十一月十九日、加古川駅前で宣伝をおこないました。
政権が維新・国民民主を巻き込んで、参議院選挙の負けこみを危惧して一気に参院での発議・国民投票を狙っているとの危惧がリレートークで各氏から表明されました。
〔立花俊治加古川市議のフェイスブック投稿から〕

(兵庫民報2021年11月28日付)17:30

渡辺治講演会「総選挙の結果と、市民と野党の共同の到達点、今後の発展に向けて」


12月25日(土)13時30分、西区文化センターホール+ライブ配信(YouTube「兵庫革新懇」チャンネル)/資料代500円/兵庫革新懇と憲法共同センターとの共催/問い合わせ Tel.&Fax 078-351-2610(革新懇)、Tel. 078-366-6855、Fax 078-366-6865(憲法共同センター)

(兵庫民報2021年11月28日付)17:00

日本共産党尼崎地区委員会と後援会が選挙報告会:政治変えるには野党共闘しかない


二十日、日本共産党尼崎地区委員会と尼崎日本共産党後援会は総選挙報告会を開催し、会場いっぱいの九十八人が参加しました。
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近畿比例と兵庫八区の重複候補として奮闘した、こむら潤さんは「この二年間、みなさんに支えられて、近畿一円、兵庫県内を駆けまわってきました。尼崎でも四万五千人が、こむら潤と書いてくれました。公約実現のために引き続き頑張っていきたい」と挨拶しました。市民と野党の共闘についても触れ、「尼崎では市民と野党の共同候補として押し上げていただきました。全国でも共闘の積み重ねが行われています。ブレずに共闘を進めていきましょう。そのためにも強く大きな日本共産党をつくっていきましょう」と語りました。最後に「来年の参議院選挙に向けて元気に頑張っていきましょう」と挨拶すると、参加者から大きな拍手が送られました。
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宮本たけし衆議院議員(写真上の中央)は、市民と野党の共闘を前に進めるために自ら挑んだ補欠選挙を振り返りながら、「今の政治制度で政治を変えるためには野党共闘しかありません。そして、今の政治が続いて国民が幸せになるわけではない」と語り、「非合法のもとでも命懸けでたたかってきたのが日本共産党。へこたれることはありません。必ず捲土重来を期したい」と語り、比例を軸にしたたたかいの探究を呼びかけました。
今回の選挙でジェンダー平等、気候変動、学費などの政策に若い人たちから期待が寄せられたことを紹介し、自ら取り組んできた高校生との対話の経験にも触れながら、「世代的継承をしないといけない。高校生は私たちの問いかけに真剣に答えてくれる。高校生や中学生の声をよく聞いて、政治に反映させていきましょう」と語りました。
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報告会では流目茂・党地区委員長と脇本三郎・党後援会事務局次長が挨拶し、「政治を変えよう!尼崎市民交流会」からの活動報告もありました。フロアから各後援会の発言もあり、活気のある報告会になりました。
〔力重智之=尼崎地区委員会副委員長〕

(兵庫民報2021年11月28日付)16:30

こむら潤「過労死等シンポに参加して」


厚生労働省が主催する過労死等防止対策推進シンポジウムが十一月十九日、神戸市で開催され、参加しました。
過労死等とは死亡・生存を問わず長時間労働やパワハラなどにより、脳内出血や心筋梗塞、うつ病などを発症することです。七年前に対策推進法が制定されて以来、緩やかに減少の傾向にあるということです。
しかし過労死等の認定の数は氷山の一角であり、過労の実態やパワハラの事実を証明できず、認定に至らない場合や裁判で敗訴になる場合があるのが現実です。
「夫は倒れる直前まで仕事をしていた。趣味の時間もなくなり人間らしい生活を捨ててまで働くことがおかしいと、私たちは気づけなかった」というご遺族の言葉が胸に刺さりました。人の命はコスパや企業の利潤のために使い捨てにしてはならないのです。

(兵庫民報2021年11月28日付)16:00

第44回兵庫県自治体学校:コロナ後の新たな社会・地方自治を展望


兵庫県自治体問題研究所は二十日、神戸市内で第四十四回兵庫県自治体学校を開催。自治体労働者、地方議員、医師、市民など五十五名が参加しました。

西山裕康・兵庫県保険医協会理事長が、「医療・公衆衛生・地方自治とコロナ後の新たな社会」と題して、メイン講演を行いました(写真右)。
コロナ禍の下、医療供給体制の準備不足、病床削減、保健所統合で医療崩壊につながったと指摘。
公立・公的病院の再編・統合が企図されているが、不採算部門や過疎地の医療提供など公立・公的病院でなければ担えない機能があると強調しました。
住民要求の高まりの中で兵庫県内では、市町による子ども医療費助成が進んでいることを紹介。
憲法二十五条、十三条を引きながら、国民への医療提供は国の責任であり、国民にはそれを国に求める権利があるとしました。
近年の医療費・社会保障費の抑制・削減、効率化・不採算部門切り捨ての根本には「新自由主義」があると批判。大企業はその利益に応じた社会的責任を果たすこと、それによる雇用安定、社会保障拡充で経済にもよい循環が生まれると結びました。

楠本美紀・明石市議は、学費支援、個人商店への家賃支援、サポート利用券配布など十二に及ぶ明石市独自のコロナ対応支援策を紹介。そうした施策展開には、困っている市民に素早く手を差し伸べる、誰一人取り残さないとの価値判断があるとしました。
また、コロナ対応を一手に引き受け、その重要性が再認識された明石市民病院を守ってこそ、明石市で安心して暮らすことができると話しました。

小松康則・大阪府職労委員長は、大阪では保健所機能が低下(保健所と職員の削減)していたところにコロナ感染が起こり、保健所職員は心身ともに過大な業務負担で疲弊したことを紹介。六万筆を超える署名で府民世論の支持・期待を集め、定数増を実現したことを報告しました。命と暮らし最優先の自治体こそが求められており、「公務員だからこそ声をあげる」ことが重要と語りました。
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三つの講演・報告により、コロナ後の新たな社会・地方自治を考え、展望する自治体学校となりました。
〔岡田裕行=兵庫県自治体問題研究所事務局長〕

(兵庫民報2021年11月28日付)15:30

鳥インフルエンザ姫路で発生:兵庫県議会会派合同で知事へ緊急申し入れ


十一月十七日に姫路市内の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザが発生したことに対し、兵庫県議会各会派は合同で知事への緊急申し入れを行い、日本共産党議員団からは入江次郎議員が参加しました(写真左端)。
搬出制限区域の設定に伴う鶏卵・肉用鶏の価値減少への支援、高病原性鳥インフルエンザの発生により影響を受ける養鶏農場の資金繰り支援を講じること、各種広報により、鶏卵・鶏肉の安全性に関する情報発信を行い、風評被害の発生を防止することを強く要望し、それに対して斎藤知事は、「補正予算をつけ、養鶏農場の支援や風評被害の防止に努めていく」と述べました。
〔三富智恵子〕

(兵庫民報2021年11月28日付)15:00

ジェンダーわたしの視点「生きているうちにジェンダー平等社会を」石井栄子


今から五十二年前、夢と少しの不安を抱きながら、政府系金融機関に就職しました。
一九六九年当時、女性と男性の給与体系は別で、定年まで働いても男女差は埋まるどころか開く一方でした。一九八六年に「男女雇用機会均等法」が施行され、見かけは同じ給与体系になりましたが、運用にはあきらかな差別がありました。そんな折、銀行側は「コース別人事制度」を導入。私たちは選ぶコースによって不利益を被ることのないように、組合婦人部で学習会を持ちました。当時は支店をまたいで情報交換することもでき、「労働基準局婦人少年室」に訴え、運用上の差別是正を実現させることができました! 仲間の力があればこそと喜び合ったものでした。また、国会での日本共産党の追及が私たちの追い風にもなりました。
現在、女性をとりまく状況は想像を超える厳しいものと聞きます。コロナ禍の下で、多くの非正規労働者の首切り、特に女性の自殺者は増える一方です。
今回の衆議院選挙で、日本共産党としてはじめて掲げた「ジェンダー平等・いのち守る」政策は、長い間女性が受けてきたあらゆる差別をなくすという画期的なものだと思います。
一歩を踏み出した今、次の挑戦の場は来年の参議院選挙です。野党共闘の前進と日本共産党の躍進のため力を尽くしていきましょう。生きているうちに私たちの描く日本に出会うために!

(兵庫民報2021年11月28日付)14:30

『郵政産業ユニオンこうべ』5000号:郵政産業労働者ユニオン神戸中央支部:ヒョイと隣りにいる仲間の目線で


郵政産業労働者ユニオン神戸中央支部は、日頃から「組合活動の四つの原則」に則って運動をしてきました。①定期的な会議の開催②職場機関紙の発行③学習④要求活動―です。その職場機関紙『郵政産業ユニオンこうべ』が十一月五日付で五千号に達しました。他労組が情報を知らせないなか、職場では広く読まれ、職場に根ざした情報源として大きな役割を果たしてきました。ホームページにも全国からアクセスがあり、「楽しみにいつも見ています」の声も寄せられています。
コロナ感染拡大防止を考慮し発行日を毎週一回に変更しましたが、要求運動と連動させ、政治情勢、職場の福利厚生、やめた要員の後補充と増員、エレベーターやトイレの故障の改善、非正規労働者の時給引き上げなど休憩室やロッカールームで聞く不満や悩みも記事に取り上げています。組合員の家族旅行など写真を多く見やすく。それを見ての職場の意見もまた返す。これが大事です。

郵政ユニオンが常に運動の柱にしてきた「非正規労働者の格差是正」にも力を入れてきました。各労組には要請行動で「非正規社員の正社員化と均等待遇」署名でお世話になり、集まった署名は非正規社員自身が東京本社前行動で本社に手渡し、宣伝カーの上でマイクを握り、自分たちの思いを訴えてきました。
「労働契約法二十条裁判」では、最高裁で画期的な勝利判決! 判決を受けた次の日に局前宣伝をしてマイクで判決内容を知らせました。「勝利判決は十九時のNHKニュースのトップでしたね」「勝ってよかったね!」などの声も聞かれました。
非正規の格差をなくす私たちの運動は、郵政の十九万人のみならず、全国で働く二千万人の非正規労働者に光をあたえる力になると確信しています。支部はその先頭にたって奮闘する決意です。
〔木岡道雄=同支部支部長〕

(兵庫民報2021年11月28日付)14:00

消費税なくす兵庫の会総会:消費税5%実現・廃止へ活動を広げよう!


消費税をなくす兵庫の会は二十日、神戸市中央区で第三十二回総会を開催しました。
大嶋誠・消費税廃止兵庫各界連絡会事務局長・税理士から連帯の挨拶と「インボイス制度について」学習を行いました。
国税庁は「今年十月一日から登録申請できます」とキャンペーンを張っています。しかし、多くの中小企業団体や税理士団体等が延期・中止を要望しています。
導入されれば、新たに百六十一万の課税事業者になり、一社当たり十五万円の税額、総額二千四百十五億円の税収増になる。「免税制度崩壊の引き金に」となり、消費税を転嫁できなくなり、消費税分だけ所得が減少し滞納額が増える(二〇二〇年の滞納額八千二百八十六億円に)。さらなる税率引き上げ大増税への環境整備になる。など学びました。
報告・提案は、▽総選挙では、四野党の共通政策で「消費税減税」が明記され、自公を除いた六党が「減税・廃止を」掲げ、比例票は二百五十万票上回り「減税要求」は生きていること▽六党に「消費税減税法案」共同提出の要望を十五日にだしたこと▽第二次岸田内閣が発足し、一層の軍備拡大、憲法改悪、消費税増税が予測され、来年の参議院選挙でも市民と野党共闘を発展させることが重要であること――を強調しました。
方針では来春の県・神戸市議会に「インボイス制度中止」の議会請願、目標を持っての会報拡大、パンフレットの活用、他団体の力も借り休眠中の会の再建など決めました。
活動交流では、「コロナ禍の中で毎月行動している会の経験」「再開した会からはマイクを持ちたい人がたくさん、会話も弾んでいる」「総選挙で野党が議席を減らしたのは残念、消費税に対し怒りを持つことが大事」「年金では生活できない、消費税は廃止に」「業者の中では様々な要求相談で仲間も増えている」など八人から発言がありました。
常任世話人九人、世話人四十六人を選出しました。
〔藤原紀嘉=同会事務局長〕

(兵庫民報2021年11月28日付)13:30

関学・神戸女学院近くでフードバンク:学費値下げ・給付金への要求も


民青同盟は十一月十五日、関西学院大学と神戸女学院に近い西宮市あざみ公園で「フードバンク&学生相談会」をひらき二十二人の学生が利用しました。
「バイトにようやく入れるようになった」という人も増えてきている一方で、「バイトに学生が殺到しているため結果的に入れるシフトは少なくなっている」という声も多く寄せられました。
また、「仕送りは家賃でほとんど消える」という声もあり、バイトが少なければ生活が厳しいという実態も出されていました。
他には、留学生の方が、「留学生が利用できる奨学金が少ない」ということも出されていました。
要望としては、「学生への給付をしてほしい」「学費を値下げしてほしい」という声は変わらず出され続けています。政府で検討されている給付金は学生の多くは対象外なので、対象を広げるべきです。
〔上園隆=民青兵庫県委員長〕

(兵庫民報2021年11月28日付)13:00

瀬戸恵子「ひなたぽっころりん」〈695〉


(兵庫民報2021年11月28日付)12:30

原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会第17回恒常学習会:樋口元裁判長が講演:原発の耐震性とその危険性を解明


『原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会』の第十七回恒常学習会と二〇二一総会が三宮勤労会館で十一月十八日に開催されました。
悲惨な東電福島第一原発事故災害後、再稼働を急ぐ政府や電力会社に対し、二〇一四年五月、大飯原発運転差し止めの判決を下した元福井地裁裁判長の樋口英明さん(写真)を招いて学習しました。コロナ禍でも四十五年も経つ老朽原発を動かすため、なぜ必死になるのか、その自公政権と電力会社の裏側にある狙いを樋口さんは極めてわかりやすく解説しました。テーマは「本当は誰にでもわかる原発裁判~私が原発を止めた理由~」とされ四十三枚の画像で「原発の技術を何も知らない人でもわかる理由」は鮮明でした。
*
ウランや石炭など化石燃料を燃やし、水蒸気で発電機を動かして電気をつくるのは全く同じです。石炭火力等では火を止めたら発電機が止まるだけ。原発は制御棒で止めてもよそから電気を送って「冷やし続ける」「放射能を閉じ込め」なければなりません。一~四号機の爆発事故は地震や津波のためだと言うが、実は〝停電〟で制御できなくなったのです。
樋口さんは、事故直後の吉田所長や菅直人首相の発言も引用し「東日本は壊滅。(令和もなしに)平成で日本は無くなっていた」と当時のもようも語り、二つの奇跡(①二号機では本来放射性物質を閉じ込めなければならない格納容器に脆弱な部分があり、ガスが漏れたことで圧力破壊による大爆発を免れた②四号機では使用済み核燃料貯蔵プールの冷却水循環が停電で止まったが、隣接する原子炉ウェルに点検作業のため水が張られており、しかも、ずれてはならないプールとの間の壁がずれウェルから水が流れ込んだことで、プールの干上がりを免れた)で助かった事実も示しました。
いま新築住宅は、三井ホームで五千百十五ガル、住友林業も三千四百六ガルの地震に耐える設計となっています。しかし、原発建設時の基準地震動は大飯三、四号で四百五ガル、福島第一~六号は二百七十ガルでつくられたことも説明しました。
一九九五年の阪神・淡路大震災以前の地震測定は神戸でも一カ所しかなく、そのためやっと二〇〇〇年以降から地震動の検討が行われようになりました。
それ以降頻繁に起きている日本の地震は、例えば震度六強で千ガル、震度七で千五百ガルなので日本の原発は全て危険事態であることは明白です。原子炉と格納容器は確かに頑丈につくっていますが、原発は原子炉や発電建屋をつなぐ無数の配管と配線のお化けなので、これが地震動に耐えられないのです。
以上の分かりやすい説明に対する原発容認派の弁解一つひとつについて、樋口さんはその非常識な見解を具体的に批判しました。その上で司法の責任、政治の責任、国民の責任を指摘。とくに国民の責任については「もっと事実を知っていくことだ」と強調し、原発をなくすまで一緒に頑張りましょうと結びました。
*
会場には三十人が参加、YouTubeも同時に約三十人が視聴しました。質問で①核兵器の関係のお話がなかったが……に対しては「原発は自国民に対する核兵器と思っている」と述べ、②裁判所への要請や抗議はどの程度届いているのか……に対しては「裁判官は世論が届き難い組織ではあるが、傍聴席や原告代理人からの確信に満ちた論理的説得は効果が大きい」と述べました。
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学習会に続き二〇二一年度総会が行われ岡崎史典事務局長から活動報告とこれから一年の方針が提案されました。特に気候危機下なのに「原発しがみつきや石炭火力固執」の逆流に対し、地域の力、わかもの達との連携で運動を広げ強化する方針を参加者で確認しあいました。
〔速水二郎=原発なくす会〕

関連企画:
老朽原発このまま廃炉!大集会 in おおさか
12月5日(日)13時、うつぼ公園(大阪市営地下鉄四ツ橋線・中央線本町駅下車)/デモ出発14時/主催:老朽原発うごかすな!実行委員会 https://blog.goo.ne.jp/takahamakarakanden

(兵庫民報2021年11月28日付)12:00

非核の政府を求める兵庫の会市民学習会:「分裂させない」を運動方針に原発建設を断念させた熊野住民のたたかい

非核の政府を求める兵庫の会は十一月二十一日、神戸女学院大学准教授の景山佳代子さんを講師に迎え、「なぜ紀伊半島には原発がないのか—「熊野」住民の連帯と知恵に学ぶ—」と題した市民学習会を開催しました。
冒頭、原発反対運動は「敗北」の歴史だったと言われることが多いが、本当にそうだったのかということで、二〇二一年時点で現存する原発は十七地点だが、日本各地で原発反対の住民運動が取り組まれたことによって原発建設を断念した地点は五十以上あることが示されました。
さらに、実際の住民運動に着目。特に三重県熊野市でくり広げられた原発反対運動は、「〝中心〟をつくらない、各集落の独自性を重視する、批判をしない、責めない」という方針のもとで行われた画期的なものであったことが紹介されました。原発反対運動では、電力会社や国の働きかけによる切り崩し、世代交代を要因とする分裂なども起こってきたが、「分裂させない」運動方針のもと、推進派に対しても「推進派」とレッテルを貼らなかったのだと、当時の運動の最初から最後までを知る唯一の方が語っています。
講義を通して、歴史に埋もれた住民運動の記憶を掘り起こし、残していくことの意義が共有され、BLMやコミュニティ・オーガナイジングに通じるような運動論でもあったことから、参加者からは、市民運動をいかに発展させられるかといった質問や感想が多く出されました。
〔佐藤結〕

(兵庫民報2021年11月28日付)11:30


観感楽学「あつまれば元気、かたりあえば勇気」


過日、ある退職者の会の総会がもたれた。コロナ禍のため半年も延ばしたが対面開催となった。例年なら講演会とセットなのだがそれはせず、語り合う時間をたくさんとろうということになったが出るわ出るわ。「産婦人科と小児科以外ほとんどの診療科の診察券を持ってる」と威張りながら「受診後に飲んだコーヒー代も付き添ってくれた息子に出してもらっている」と情けなそうに語る人▼夫がコロナに感染しながら自宅療養を強いられ、「それなら私がなんとかする」と精一杯の介護を続けついに回復させたという話。十七年間連れ添ってきた愛猫が最後はオムツをあてないと、という状況になりやがて昇天。でも「猫のヒタイほどの庭なので埋めてやることもできず」としゃれが飛び出る▼総選挙結果に「一週間は落ち込んだ」話も出たがいずれも大変な経験を語りながら愚痴では終わらない。維新の正体をつかむ学習会をする、現役と一緒になって参院選に向けた集まりを持つ、年金問題を真剣に取り組もう、もっとこの会の会員を増やそうなどなど▼なんのことはない。総会で提起された方針が各人の色合いをもって語られているのだ。「あつまれば元気、かたりあえば勇気」。現役時代にみんなでつくったスローガンの生きた姿がそこにはあった。(T)


(兵庫民報2021年11月28日付)11:00

2021年11月21日日曜日

日米共同方面隊指揮所演習ヤマサクラ81が伊丹で:緊張激化させる軍事演習やめよ、憲法に基づく平和外交こそ


日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ81)が十一月中旬から十二月にかけて行われることが明らかになりました。方面隊指揮所演習は、全国五カ所の陸上自衛隊総監部を中心に毎年米軍約五千名、自衛隊約千六百名規模の演習が行われており、伊丹駐屯地における同演習は五回目となります。
ヤマサクラ81は、今年六月から七月にかけて伊丹駐屯地を中心に行われた過去最大規模の「オリエント・シールド21―1」(米陸軍と陸自の共同実動演習)と一体のものとして行われることが予測されます。「史上最大の指揮所演習」と言われている今回の演習では、世界各地の米軍基地をネットワークで結び、同時に訓練ができるようにする「臨時の任務訓練複合施設」が設置される予定で、テントが張られるなど準備が進んでいます(写真上)。
アメリカが起こす戦争に自衛隊が参戦する道を開く、憲法違反の安保法制=戦争法のもと、日米共同演習がエスカレートし、日米軍事一体化が急速に進む中で、米国の戦争に自衛隊が参加・加担する危険が現実に高まっています。「米中対立」が激化する中、米国のバイデン政権は、「自由で開かれたインド太平洋」の名のもとに、軍事的対応と同盟国の役割分担の強化で対抗しようとしています。自公政権が、これに追随し、台湾海峡をめぐる問題に関して安保法制を発動する可能性に言及していることや敵基地攻撃能力の保有、軍事費倍増を掲げていることは大問題です。
このような中で、ヤマサクラ81のような日米軍事一体の危険な演習を繰り返すことは、軍事対軍事の緊張の激化と戦争の危険を高めるだけです。自衛隊基地周辺住民にとってもことが起れば戦争の中心になる可能性があるとともに、自衛官の命を危険にさらすことになります。
さっそく十一月八日に「戦争する国づくりストップ!伊丹連絡会」を開いて対応を協議、十二日には伊丹、川西、宝塚の平和を求める団体による会議で「ストップ!ヤマサクラ81実行委員会」(二十四団体で構成)結成を確認し、十一月十五日にはヤマサクラ81の中止を求める請願書を提出、演習の中止を求めるとともに、「米中対立」の激化のもとで政府がやるべきことは憲法に基づく平和外交こそが必要と求めました(写真下)。
また、二十三日(火)には学習会(下記参照)を、十二月十一日(土)午後には伊丹市内「三軒寺広場」で集会を予定しています。
〔上原秀樹=伊丹市議〕

ストップ!ヤマサクラ81学習会「急速にすすむ日米軍事一体化とヤマサクラ81」

11月23日(火)14時~16時、伊丹市立生涯学習センター・ラスタホール2階講座室/
講師:佐藤つよし(『しんぶん赤旗』国民運動部)/主催:ストップ!ヤマサクラ81実行委員会

(兵庫民報2021年11月21日付)17:30

神戸港を平和の砦に:港湾労働者の闘いの歴史に学ぶ――九条の会.ひがしなだ

「神戸港を平和の砦に~港湾労働者の闘いから、非核神戸方式へ」と題して、港湾労働者の闘いの歴史を学ぶ講演会を十一月十四日、東灘区文化センターで「九条の会.ひがしなだ」が開催しました。講師は、神戸港湾関係労働組合共闘会議議長の谷口利之さん。
谷口さんは、戦後まもない一九四五年頃には、米艦船が年中停泊中の神戸港ではトラブルが頻繁に起こり、暴力的支配がまかり通る神戸港で反合理化闘争と結合した港の民主化を求める闘いが始まっていったこと、米兵のいない静かなクリスマスイブを求める市民と屈辱的な支配の労働を強いられた港湾労働者の平和を求める「クリスマス闘争市民集会」が綿々と受け継がれ今年で六十一回を迎えること、一九七〇年代には六大都市での革新自治体首長の誕生と革新勢力の躍進で「六突(第六突堤)返還」や非核「神戸方式」という行政措置が具体化されたことなど闘いの歴史を古い写真も用いて説明しました。


会場には、当時若い頃に港湾共闘として闘った方々も参加しており、「全税関」の労働者であった松本公さん(年金者組合東灘支部長)も飛び入り参加で、当時の実体験に基づいた話を披露し、懐かしいといった声が聞かれました。
谷口さんは神戸港が誇れる「三つの宝」として①6・9行動②クリスマス闘争③非核「神戸方式」がありますとして、総選挙後の改憲勢力が前のめりの発言を繰り返すなかで、これらの闘いの経験を学び「神戸港に永遠の平和を」と強調されました。
〔西谷利文=九条の会.ひがしなだ〕

(兵庫民報2021年11月21日付)17:00

第61回神戸港平和のためのクリスマス闘争市民集会

12月24日(金)18時、波止場町緑地/集会後の元町商店街までデモ/実行委員会主催 Tel. 078-333-5478(神戸港湾関係労働組合共闘会議)

日本共産党神戸西地区委員会が選挙報告会:野党共闘の経験と前進


西区(兵庫四区)
日本共産党神戸西区委員会と西区後援会は「選挙報告会」を十一月十四日、西区文化センターでひらき、党員・後援会員ら四十人が参加しました。
はじめに、今回の衆議院選挙をたたかったこむら潤さんが、選挙期間中の若者との交流などを報告し、この間訴えた政策をこれからも語り、広げ、「元気を出して頑張ろう!」と挨拶しました。
森田稔地区委員長は、選挙期間中の地区の活動状況を報告。参加者から、「選挙結果には、がっかり感がある」「市民と野党の共闘の方針は正しかった」「党員も支持者も高齢化がすすみ、力量不足や課題も浮き彫りになった」など感想・意見が出されました。また「四区における立憲民主党候補との共闘の対応が遅かった」「若い世代への働きかけやSNSの活用などができていなかった」など課題も出されるなど、十五人が発言しました。
〔飯塚英明=神戸西地区委員会〕

垂水区(兵庫三区)
日本共産党神戸西地区委員会と垂水区後援会は「選挙報告会」を十一月十四日、区内でひらきました。

はじめに、小選挙区候補としてたたかった赤田かつのりさんが挨拶。選挙戦では「選挙で政治を変えよう」「四つのチェンジ」の十五分演説を徹底したことなどを報告し、前回と比べ野党共闘が前進したことを強調、ひきつづき党を大きくし野党共闘をのばすためがんばる決意を表明しました。
森田稔地区委員長は、常任幹部会声明にもとづき報告。「三区、四区でも野党共闘の前進を実感した。はじめの一歩であり全国的に前進例がある」と紹介。
近畿ブロック比例・兵庫八区重複候補としてたたかった、こむら潤さんも「全力で走りきりました」と挨拶。与党勢力、与党補完勢力、野党共闘勢力を比較すると共闘勢力が得票数・議席ともに前進したと指摘、「野党共闘はけっしてがっかりするような結果ではありません」と訴えました。
〔地区委員会提供のメモをもとに編集部が作文〕

(兵庫民報2021年11月21日付)16:30

亀井洋示「み:身を切るというなら」


(兵庫民報2021年11月21日付)16:00

日本共産党の新人議員:豊岡市議 須山泰一「市民が我慢強いられている問題の解決、3議席の力で」


十月二十四日投開票の豊岡市会議員選挙で、なんとかギリギリで当選させていただきました。但馬内で三つの中間選挙と総選挙が重なる中、地元の支部や支持者だけでなく、多くのご支援や激励をいただきました。元南光町長の山田兼三さんに何回も来ていただいたり、労働組合の活動家が宣伝カーの運転を引き受けてくれたり、それらが選挙を頑張りぬく力となりました。
出石と豊岡で四十八年にわたって公職を務められた奥村忠俊議員が今回で勇退されるということで、その後継として立候補を決意し、八月より候補者活動を始めました。できるだけ多くの対話をと心がけました。また、今まで苦手だからと避けてきた演説も、なかなか上手くなりませんが、できるだけ多くやろうとチャレンジしました。
一市五町が合併し、現在の豊岡市になって十六年経ちますが、市民が我慢を強いられている問題がいくつもあります。選挙の中では公共交通(バス)と公立病院の充実を中心に訴えました。また、兵庫県下で豊岡市が特に遅れている問題として、非核平和宣言と子ども医療費の中学卒業までの無料化があります。すぐに実施すべきであり、そのためには「どうしても共産党の三議席が必要」と訴えてたたかいました。
豊岡で三議席を確保できて良かったのですが、この間の但馬の中間選挙、総選挙の結果からは今後に大きな課題があることを痛感しています。議員活動と党勢拡大に頑張っていきたいと思います。

写真:市役所前で宣伝する須山市議(右から村岡峰男市議、上田伴子市議)

(兵庫民報2021年11月21日付)15:30

日本共産党の新人議員:多可町議 藤原清勝「『世のため人のため』――宗教者の心を持って」


皆さんこんにちは。
私は、十月三十一日に行われた多可町議会議員選挙で、皆さんのご支援をいただき初当選させていただいた、藤原清勝です。
私は、子どもの頃から「人々の苦しみを仏様の教えで救えないものか」との思いを持ち始めて、仏教系の大学に進学し、今日まで宗教者の道を歩んできました。そしてこれからも、宗教者の「世のため人のため」の心を持った、日本共産党議員として頑張ってまいります。
私は、豊かな自然に恵まれ、山紫水明の多可町が誰にとっても住みよい町になるように、とりわけ、若者が住み続けられる町にしたいと思っています。
しかしながら、多可町では、人口減少が止まりません。私は、この人口減少を少しでも食い止めるために、若い人たちの定住を図ります。そのためには、若い人たちが安心して子育てに取り組めるように、全年齢での保育料の無料化。小中学校の給食費の無償化、軽減を目指します。
また、一人ひとりを大切に、暮らしと福祉を守るために、ワンコインタクシー制度の実現、介護保険料の引き下げと利用料の軽減実現のために頑張ります。また、その財源には、町が積み立てている財政調整基金の約三十億円の一部を使うことで実現できます。
多可町議会になくてはならない日本共産党議員として、全力で頑張り抜きますので、皆さんの大きなご支援をお寄せくださいますよう、よろしくお願い致します。 (*任期は二十七日から)

写真:僧衣で街頭に立ち訴える藤原さん

(兵庫民報2021年11月21日付)15:00

日本共産党兵庫県議団が知事に申し入れ:県民の暮らし、福祉向上の予算編成に:保健所体制強化はじめコロナ対策、石炭火力発電所全廃、女性副知事登用、早期の35人学級実現、消費税5%減税・インボイス制度中止――など801項目


日本共産党兵庫県会議員団は十一日、二〇二二年度予算編成について齋藤元彦知事に対し、八百一項目の申し入れを行いました。
冒頭、ねりき恵子団長は「知事の初めての予算編成で、県民の暮らし、福祉向上の予算編成となるようお願いしたい」と述べました。
きだ結政務調査会長は、消費税の増税、未曽有のコロナ禍で国民の暮らしが一層厳しくなっているもとで、コロナから命と暮らしを守る県行政が求められると強調。
コロナ対策として、臨時医療施設の設置、PCR検査体制・保健所体制強化などを行うとともに、中小企業・暮らし支援の給付金などの施策を求めました。気候変動対策として二〇三〇年までに温室効果ガスを六〇%削減(二〇一〇年比)、石炭火力発電所全廃・新設中止をおこなうべきとし、ジェンダー平等をふまえ、女性幹部比率を五〇%にすること、知事が公約に掲げた女性副知事の登用を求めました。
また知事公約の三十人学級の実現を展望し、小中学校での早期の三十五人学級の実現など、教育施策の充実、経済対策として消費税五%減税・インボイス制度中止などを求め、憲法九条を生かした平和外交、核兵器禁止条約の署名・批准などを国に求めるべきだとしました。
各議員からは、「県の二酸化炭素削減目標は国よりも低い。引き上げを」「特別支援学校設置基準の公布を機に、特別支援学校の教室不足の早期解消を」「高校でのタブレット端末については、すべての学生に対し、県費で準備すべき」「二十年も前にできた産業立地条例は見直すべきだ」などと求めました。
*
齋藤知事は、コロナ対策について、「宿泊療養のためのホテルを増やすことなどはすすめていきたい」とする一方、事業者への支援については、「お金がかかる」とし、国の施策に期待するに留まりました。
女性副知事の登用については「女性がしっかり活躍していただけるようにしていきたい」と述べ、温室効果ガス削減については、「企業に対して負担と努力を課すことになる。おとしどころを考えたい」としました。
少人数学級の実現については、「財政や教室のキャパなどの問題もある。実態ふまえて、検討していきたい」と答えました。
産業立地条例について知事は、「若い世代に働いていただく場所を提供するという点で、企業誘致には意義があると考えている。条例については、時代にあわせて検討していく必要はある」と答えました。
*
最後に、ねりき団長は、「多岐にわたる申入れとなっているが、どれも大事な要望。ぜひ、取り入れていただく方向で検討してほしい」と重ねて要望しました。
〔門屋史明〕

(兵庫民報2021年11月21日付)14:30

三木市が国保税4割引き上げ:日本共産党市議団が学習会

三木市の国民健康保険税が四割引き上げされることについて日本共産党三木市議会議員団は十一月十二日に学習会を行いました。
三木市の国民健康保険会計が三年連続して「赤字」になったとして「赤字」解消のための「国民健康保険事業財政健全化計画」を医師や団体代表による「国民健康保険運営協議会」に諮問して計画策定し、十二月議会で条例改正して来年度の国民健康保険税から三年間引き上げしようとしています。
「財政完全化計画」では二〇二〇年度の会計が二億八千五百六十四万円の「赤字」になったのは三木市の国民健康保険税が低く抑えられており、支出額をまかなうことができないためだとしています。
二〇一八年から国民健康保険は市町で独自に運営していたのが、財政を兵庫県に移されました。
県は市町に対し、医療費に見合う「納付金」を決め、それに見合う「標準保険料」を示してきます。国民健康保険の保険税(料)はそれぞれの市町が条例で決めますが「納付金」保険税の滞納があっても義務として県に納付しなければなりません。
保険税を抑えるため一般会計からの繰り入れをすることは認められ、三木市でも約二億円を毎年繰り入れされてきました。国や県はこれを「法定外繰入金」=「赤字」としてなくすように求めてきています。県下で三木市を含む三市が「赤字」になっていると解消計画の策定が求められています。
参加者の中から、今でも「国保税が他の健康保険料と比べて高い」「年金を払わされているのに値上げでは生活が大変」という声が出されました。
日本共産党は国民健康保険税が高いのは他の保険にない、加入者一人一人にかかる「均等割」、世帯ごとにかかる「平等割」があるからだとしてこれをなくすように求めています。全国知事会も一兆円あればなくすことができると要望しています。こんな声に押されて来年度から就学前の子どもの均等割りが半額になります。
三木民商、新日本婦人の会、年金者組合は三木市長に対して▽国保税の引き上げをしないこと▽必要な一般会計からの繰り入れを行うこと▽議会提案までに広く国保加入者や市民の声を聞くこと―などを求めて要望書を提出してします。
〔大眉均=三木市議〕

(兵庫民報2021年11月21日付)14:00


デジタル改革?学習会:デジタル化で「国民を点数化」か、「政府・大企業規制」か


「何のため、誰のためのデジタル改革か?」をテーマに「デジタル改革?学習会」を十三日、神戸市勤労会館で開催しました。兵庫県保険医協会、兵庫県民主医療機関連合会、兵庫県労働組合総連合、働くもののいのちと健康を守る兵庫センターの共催で企画。自治体情報政策研究所の黒田充代表を講師に招きました。
政府はデジタル庁を九月草々に発足させ、岸田首相は「デジタル田園都市国家構想実現会議」の初会合を開催。竹中平蔵氏はじめ多くの経済界関係者が名を連ねています。マイナンバー制度など急ピッチで「デジタル改革」が進められる一方、国民への影響は明らかになっていません。
黒田氏は「特定の目的に集められた個人情報が他に使われることが問題。国民をプロファイリングしようとしている」と政府のデジタル改革の問題点を解説しました。
プロファイリングとは、個人情報からAIが人物像を作ってしまうことで、黒田氏は「犯罪者は黒人と白人のどちらが多いかデータ分析したとき、AIは(社会的背景を)理解しないで結果をだす」など例を挙げ、一見、中立・公正かのように思われるAIの判断が根拠になってしまう危険性を指摘しました。
中国では国民をデータで点数化し評価する制度があり政府の意向に沿わない行動を自分の不利益とする国民世論があること、一方、EU諸国ではプロファイリングされない権利が主張され、政府や大企業を規制する動きがある事も紹介されました。学習会を通して「日本はどちらに進むべきか考えなくては」と問題が投げかけられました。
日本では、個人情報との関係が議論されない状況で、既にJRで顔認証システムの実験がされている事を紹介。地方自治体の情報システムが統一化されつつあり、自治体独自の社会保障制度ができなくなる状況にあることが話されました。
共催団体を代表し兵庫労連の成山太志議長は「国民の人権、民主主義に関わる問題です。運動と政治的な働きかけをすすめていきたい」と話し学習会を締めくくりました。
〔堤匠=兵庫民医連〕

(兵庫民報2021年11月21日付)13:30

ジェンダーわたしの視点「少しでも多くの人が考え、理解する機会を」神戸大学名誉教授 朴木佳緒留:日本共産党兵庫県委員会ジェンダー平等委員会(責任者・こむら潤)の企画「ジェンダー私の視点」が連載一年。神戸大学名誉教授の朴木さんにご寄稿いただきました。


二〇一五年に神戸大学を定年退職し、六年が経ちました。研究者となったのは四十数年前でしたが、当時、中学、高校の家庭科は女子必修でした。教育基本法は男女の教育機会均等を規定しているにもかかわらず、公教育の場で堂々と男女で異なる教育が行われていたことに合点がいかず、家庭科の成立史研究を志したのが研究生活の始まりです。
当時、日本を代表すると言われていた法学者が家庭科女子必修について、憲法違反ではないという説を述べていたためか、家庭科女子必修反対/男女共学家庭科の主張は「異端」扱いでした。その事情が変化したのは一九八五年の女性差別撤廃条約批准、さらに一九九五年の世界女性会議の公式文書に「ジェンダー」の語が掲載された頃からです。
ところが、二〇〇〇年代の初めには酷いバックラッシュが起こり、自民党に「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクトチーム」(座長、安倍晋三氏)が設置され、「ジェンダーフリー」の語は「禁句」にされてしまいました。詳細を書く余裕はありませんが、男女の役割や生き方、さらには立ち居振る舞いに至るまで、何ゆえに規制しようとするのか、今も「不可思議な状況」が続いています(それこそがジェンダー問題なのですが)。
実際には、政治や労働、教育などの公の場だけではなく、日常生活のあれこれがジェンダーに規定されて成り立っているため、「世間の大勢」と異なることはバッシングされます。その結果、声を潜めてきた又は違和感があっても「スルー」してきたという人は少なからずいると思われます。
今日では、嫌なことについて「嫌」と言う人も増え、以前よりはずっと良くなったと思います。しかし、今なお、不安定雇用等による経済的、精神的な困難を抱えている人、見えにくい(性)暴力の被害を受けている人、無神経な言動に心を煩わされている人は多くいます。ジェンダーが原因や背景になっていることが多いですが、残念ながら、被害・加害の当事者も「ジェンダーがらみ」であると理解していない場合も多いです。
少しでも多くの人がジェンダー問題を考えたり、理解できる機会が必要と思います。日本共産党が重要政策の一つに「ジェンダー平等」を掲げたことは幸いでした。率直に言って、私には「ようやく、ここまで来た」という思いはありますが、「今まで考えたこともなかった」という方からの質問も増え、少人数の会での語り合いの大切さを噛みしめています。

(兵庫民報2021年11月21日付)13:00
 
写真:尼崎の日本共産党と民青同盟が共同でひらいた「JCPサロン」でジェンダーについて若者たちと語り合う朴木さん(左から2人目)=2019年11月23日




兵庫県労働委員会:労働者委員の公正な選任を:実現する連絡会が総会


「労働者委員の公正な選任を実現する兵庫県連絡会」(以下「連絡会」)総会を十一月十三日、神戸市勤労会館で開催しました。
労働委員会は、労使間の紛争について簡易迅速かつ的確に解決するため、あっせん、調停及び仲裁や不当労働行為事件の審査などを行なっています。
兵庫県の労働委員会では労働者委員が「連合」委員で独占されているため、 連絡会は、「非連合」の労働者委員選出を求めて取り組みを進めています。今年の二月二十六日に兵庫県労働委員会、八月二十六日に齋藤兵庫県知事に労働者委員の公正な選任などを求めて懇談と申し入れを行っています。
総会では、共産党の入江次郎県議が県議会でジェンダー平等と多様性の視点から質問し、使用者、労働者側委員に女性が一人も選ばれていないこと、組合員比率(連合七割、非連合三割)や労働委員会でこれまで取り扱ったあっせん内容などを示し「連合」以外の「非連合」組織からの任命が必要だとの議会論戦を紹介。
労働委員会を活用している「建交労兵庫合同支部」や「兵庫私教連」から事例報告があり、労働者委員の中で組合の主張を否定的に捉え、使用者側の考えで終始話を進める委員がいることや審査開始までに時間がかかることなどで労働組合が不利益を被ることがあるなど労働委員会の改善点を求める事例が紹介されました。
連絡会としては、今後も「非連合」の労働者委員の任命を求めていくことや労働委員会をこれからも積極的に活用することが提起されました。
〔岡崎史典=兵庫労連〕

(兵庫民報2021年11月21日付)12:30

三田で学生への食料支援 いぶくろおたすけ隊 ――継続の必要性


三田市の民青同盟学生準備班は十月三十一日、市内の公園で食料支援「学生いぶくろおたすけ隊」を初めて開催、約四十人の学生が利用しました。開催にあたり食品メーカーや地域から米やりんご、みかん、インスタント食品、お菓子などたくさんの食料と三万六千円の寄付が寄せられました。

当日は、学生や二十代の青年のボランティア参加もあり、遠慮がちに食料を選ぶ学生に「これいる?」「持って帰っとき~」と温かな声が飛び交い、「ありがとうございます!」と学生が袋いっぱいに詰め込んでいました。用意した食料のほとんどを配りきりました。

同時にとりくんだ実態アンケートには「大学施設が使えないから、サークル活動ができない」「食費は月六千円に節約している」「オンライン授業の時はほんとうに孤独だった」などコロナ禍の下での学生生活の苦労が語られました。

スタッフからも「たくさん利用されてびっくりした」「継続して開催する必要があると思った」「明るくて楽しい場になった」などの感想がだされ、今後も継続していこうとの意志を共有しました。


兵庫山河の会 〈十一月〉

コロナ死の日々止まらずこれまさに令和の戦死と諾ひてをり
 石井敏子

ふと見れば庭の石蕗咲き出でぬ冬の到来逸早く知る
 鵜尾和代

救急車来るまでじっと見も知らぬ人の手握る神の掌思う
 古谷さだよ

唯一の戦争被爆した国がこの条約に背を向け続け(核兵器禁止条約)
 西澤 愼

休日に図書館に通う人多し読書の秋は人も実らす
 大中 肇

一万歩超えてビラ撒き歩く日は湿布を貼りて膝を労る
 塩谷凉子

夕焼けの団地をめぐりビラ配り政権選択見出し新鮮
 山下 勇

哀しみの我の数式解けぬまま小数点はいつまでも続く
 古賀悦子

守るべき未来のための一票と筆圧強く党の名かかん
 山下洋美

声上げし市民と野党素晴らしき共闘壊すな政権変えたし
 岸本 守

(兵庫民報2021年11月21日付)11:30


観感楽学「ぶれない」


「ぶれない」―総選挙を終えて、異常なほどの野党共闘攻撃が続く。支配勢力が脅威に感じている証でもあるだろう。選挙は終わったが、今こそぶれずに進むことが大切なのでは▼原水爆禁止運動でも一九六〇年代にソ連、中国からの干渉、分裂の攻撃にさらされ、「××系」との偏見に満ちた印象操作もひどかった。核兵器廃絶なんて「夢物語」「空想論」などの根深い不信も。「世論と運動」が勝負と精力的に署名が取り組まれた▼国民過半数を目標にした「ヒロシマ・ナガサキからのアピール」署名は、八〇年代十だけだった非核宣言自治体を全自治体の八割に及ぶ二千四百以上に拡大させ非核の世論を築いた▼二〇〇〇年十月、六千万に達した「アピール」署名を国連に提出。〇五年NPT再検討会議へ署名五百三万八千百八筆、一〇年五月には六百九十万千三十七筆、一五年五月には六百三十三万六千二百五筆、二〇年に千三百七十万二千三百四十五筆と届け続けた▼平和首長会議加盟自治体は全国で九九・六%の千七百十一。関西六府県でも九九・五%。世論調査で七割の国民が賛成する核兵器禁止条約に日本政府が参加すれば国ぐるみの非核の国になる▼ぶれずに「世論と運動」を築く努力が世界を変え、禁止条約を実らせた。腹をくくってその道を進むことが勝利の道だ。(K)


(兵庫民報2021年11月21日付)11:00

2021年11月14日日曜日

地に足をつけた行動で憲法12条「国民の不断の努力」広げよう:総がかり行動兵庫が11.3兵庫憲法集会


日本国憲法公布七十五周年の十一月三日、戦争させない、九条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会が「兵庫憲法集会」を神戸メリケンパークで開催。約千五百人が参加し、約千人(八日現在)がライブ中継と録画で視聴しました。
戦争をさせない千人委員会の大野義政さん(自治労県本部特別執行委員・前執行委員長)が主催者挨拶をし、総選挙結果を踏まえ、「戦争をさせない、九条を壊させない、一人ひとりの人権が尊重され、すべての人の安定した生活が保障される社会を目指して、これからも力を合わせていこう」と呼びかけました。


メインゲストに招かれた法政大学の上西充子教授(写真)は総選挙での野党共闘の成果に触れつつ、特に憲法十二条の「国民の不断の努力」の大切さを強調しました。
その努力を広げるためにと取り組んできた国会パブリックビューイングを紹介。政治にかかわってこなかった通りすがりの人が立ち止まって聞き、自分で考えてもらえるよう「声をかけない洋服屋さん」のような工夫を重ねてきたことを紹介。発信する側の発想ではなく、相手の気持ちを想像して行動する必要性を指摘しました。
さらに、憲法が日々の暮らしとどう関わっているか、憲法をいかすことが生きやすい社会の実現にどうつながっているか、手応えを一人ひとりが持てるよう、私たち自身も地に足をつけた思考と行動の力を強くしていこうと力を込めました。
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立川重則県原爆被害者団体協議会理事長が核兵器禁止条約への署名・批准を日本政府に求める運動を呼びかけ、弁護士の石田真美さんが入管法とミャンマー問題を報告しました。
憲法アピールを憲法共同センターの荻野潤子さん(新婦人県本部)が提案。明日の自由を守る若手弁護士の会の八木和也弁護士が閉会挨拶をし、「団結ガンバロー」を参加者とともに唱和し、憲法を守る意志を固め合いました。
ラジオパーソナリティの小山乃里子さんが司会を務め、開会を前後して三線デュオの淡路ぬニセター(「淡路の若者たち」の意味)が沖縄民謡などで盛り上げました。
*
「戦争させない、九条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会」は、安保関連法(戦争法)反対のたたかいを通じ、自治労や兵教組などでつくる「戦争をさせない千人委員会・ひょうご」と「九条のこころネットワーク」、兵庫県憲法共同センターが、ナショナルセンターや政党支持の違いを越えて結成し、二〇一六年から憲法記念日に開催してきた集会。今年は新型コロナ緊急事態宣言のため、延期して開催されました。

(兵庫民報2021年11月14日付)16:00

「神戸市長選挙の結果について」:市民にあたたかい神戸をつくる会神戸市長選挙闘争本部


十月三十一日に投開票された神戸市長選挙で、現職市長が約四十三万九千票を獲得し再選しました。市民にあたたかい神戸をつくる会の岡崎ふみのり候補は、五万九千七百二十二票を獲得しましたが当選には至りませんでした。
ご支持いただいた市民のみなさん、心から感謝を申し上げます。今回の選挙は、コロナ禍の中、市民のいのちとくらしを守る市政に転換するのか、国いいなりに新自由主義路線をすすめる市政を続けさせるのか、その是非を問う選挙となりました。
選挙戦は告示第一声から、現職市長が「都心・三宮や郊外の駅前も大きく変わる。再整備を前にすすめるのか、それとも白紙に戻すかを選ぶ選挙だ」と、大型開発優先で「街づくりをすすめる」と強弁。「いのちとくらし、雇用と営業を守る」岡崎候補と真っ向から対決しました。マスメディアも、三宮巨大開発をめぐり「事業費是非、現新候補が火花」と伝えるなど、選挙戦の対決軸が鮮明になりました。
岡崎候補が訴える「病床と保健所を増やす」「雇用と営業を補償」「少人数学級を実施」の三つの「すぐやる提言」は、市民の願いとかみ合い、岡崎候補のあたたかい魅力とあいまって支持が広がりました。
また、SNSを重視した新たな取り組みに挑戦し、新しい層にも支持を広げることができました
私たちの訴えが届いたところでは、熱いご支援をいただきましたが、勝利をつかみ取るまでには至らず、力が足りませんでした。
岡崎候補は、今回の選挙で、「市民にあたたかい神戸をつくる会」を構成する十九団体の取り組みにとどまらず、新社会党の支持、医師・弁護士・市民団体の皆さんなどからも、一回り大きなご支援をいただきました。これは、市民と野党の共同の市長選をたたかえた結果であり、さらに市政転換を展望する大きな原動力として今後生きた力を発揮されるものと考えます。
神戸市長選挙全体の教訓と総括は、ひきつづき会の内外のみなさんのご意見に真摯に耳を傾け、次期総会で行う予定です。
市民にあたたかい神戸をつくる会は、この間私たちが掲げた公約とあわせて、選挙の中で寄せられた皆さんの願いの実現に引き続き全力で取り組む決意です。今後とも大きなご支援をよろしくお願いいたします。
二〇二一年十一月五日

(兵庫民報2021年11月14日付)15:30


この間の市議選・町議選結果

この間の市議選・町議選の結果をほぼひと月分になりますがまとめて記載します。

◎十月二十四日投開票

豊岡市議選

(定数二十四、立候補二十六人)。日本共産党は現職の村岡峰男さん(73)、上田とも子さん(71)と新人の須山ひろかずさん(52)の全員当選で現有三議席を確保しました。得票合計は二千七百二十五票、得票率六・四八%(前回五千百六十一票、一二・〇八%)。

朝来市議選

(定数十八、立候補二十二人)。日本共産党は現職の鈴木いつろうさん(64)、岡田かずゆきさん(66)が議席を失いました。得票合計は九百二十六票、得票率五・五九%(前回一千三百九十六票、七・八一%)。


◎十月三十一日投開票

南あわじ市議選

(定数十八、立候補十九人)。日本共産党は現職のえびす智彦さん(64)と吉田よし子さん(71)が当選し、現有議席を確保しました。得票合計は二千百九十六票、得票率八・五一%(前回二千四百七十八票、九・一六%)。

西脇市議選

(定数十六、立候補十七人)。日本共産党の現職・寺北建樹さん(72)が当選し現有議席を確保しました。得票は一千四十五票、得票率五・三二%(前回一千百二十票、五・七八%)。

多可町議選

(定数十四、立候補十五人)。日本共産党の新人・藤原清勝さん(67)が当選し、前回町議選で獲得した党議席を回復しました。得票は四百五十七票、得票率四・一四%(前回は無投票。前々回は八百九票、得票率六・六二%)。

新温泉町議選

(定数十六、立候補二十人)。日本共産党は現職の中井じろうさん(71)が当選、新人の今崎かずえさん(63)は及ばず、現有議席確保はなりませんでした。得票合計は八百五十二票、得票率八・九四%(前回一千八十八票、一〇・七六%)。

(兵庫民報2021年11月14日付)15:00


第50回西宮母親大会:沈黙をやぶる「おんな」たち


第五十回西宮母親大会を十月二十四日、西宮市勤労会館ホールで開催し、百三十五人が参加しました。
さくらんぼ合唱団太鼓集団「なかま」による和太鼓演奏で幕を開け、大会行事へと移りました。和太鼓演奏は力強く迫力があり、勇気と元気をもらいました。
実行委員長挨拶、兵庫県母連会長の来賓挨拶の後、運動交流を行いました。「コロナ禍の教育現場から」「医療・介護の現場はいま」「コロナ禍の中での新婦人の要求活動」「安心できる年金制度と対市交渉」の内容で四つの団体から現状と課題を報告していただきました。どの内容も切実なものでした。
記念講演は、「沈黙をやぶる「おんな」たち~生きづらさを変えていくために~」という演題で、神戸女学院大学准教授の景山佳代子さんにお話をしていただきました。
第一回日本母親大会からフラワーデモまで脈々と続く、「一人ぼっちのお母さんをなくしましょう」という深いところでの思い、「沈黙」とは、「沈黙をせざるを得なかったとき」とは――など参加者に問いかけ、一人ひとりが考える機会となりました。声を上げることのできる世の中に、沈黙をやぶれる世の中になるようにと心に刻んだ大会となりました。
「共苦による沈黙の先に、必ず声が上がる、思わず上がる声を聴き合い、声を合わせたい。心を通わせて、社会を動かしたい!――と思わせてくださいました」などの感想も寄せられました。
〔加藤良江=西宮母連〕

(兵庫民報2021年11月14日付)14:30

「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」成功を:実行委員会が党兵庫県委員会へ要請


十二月五日に大阪市西区うつぼ公園で開催される「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」(四面行事案内参照)成功へ、老朽原発動かすな!実行委員会の福井県・明通寺住職の中嶌哲演さんら五人が日本共産党兵庫県委員会に要請に来られました。
中嶌師らは、「総選挙で野党共闘勝利はならなかったのが残念だが、ご奮闘、ご苦労さま」と労いながら、市民レベルでは東電福島原発事故以来「原発ゼロ」は多数派であり、福井での対話では「もう共産党に入れるしかない」と語られた経験も報告され、次のたたかいへむけて決意の交流となりました。
松田隆彦県委員長は、「原発は廃炉しかない。集会成功を党としても成功させるために協力する」と激励しました。小林明男県常任委員も参加しました。

12・5「老朽原発このまま廃炉!大集会inおおさか」
12月5日(日)13時、うつぼ公園(大阪市営地下鉄四ツ橋線・中央線本町駅下車)/デモ出発14時/主催:老朽原発うごかすな!実行委員会 https://blog.goo.ne.jp/takahamakarakanden

(兵庫民報2021年11月14日付)14:00)

関連企画:

原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会:第17回恒常学習会&amp総会
11月18日(木)18時~20時、神戸市勤労会館講習室308、YouTube兵庫労連Webチャンネルhttps://youtu.be/285xs-eO8fY/講師:樋口英明(元福井地裁裁判長)/参加無料/問い合わせTel. 078-335-3770(兵庫労連)


神戸映画サークル11月例会『わたしの叔父さん』:夢をかなえられる制度が整っているからこその決断


ごく普通の暮らしを送っている私たちもそれぞれの人生の節目と思われる場面がきた時には自らが決断して前に進む。誰もが経験するであろう事をデンマークで酪農を営む女性クリスを主人公に共に暮らす叔父さんや周囲の人々を交えながら描いた作品が「わたしの叔父さん」です。
酪農王国というイメージですが輸出に占める農業の割合は二割弱。世界一暮らしやすい国と言われる背景にあるのは高い税金が市民の暮らしをサポートするために使われているという現実です。
映画の中でクリスは叔父のことを思い、獣医師への道を一旦は断ちますが、彼女が望めばいつでも大学で勉強でき、獣医師をめざせる。デンマークには彼女の夢をかなえられる制度が整っているからこその彼女の決断がそこにはあります。
我が国でも私たちが収めた税金が本当に私たちのために使われるならば…とこの作品を見て感じました。
〔松本正憲=神戸映画サークル協議会〕
 

『わたしの叔父さん』


(2019/110分/デンマーク、監督:フラレ・ピーダゼン)
11月19日(金)①11時30分②14時30分③19時、20日(土)①11時30分②14時30分③18時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般1,300円/☎078-371-8550、Email kcc1950@kobe-eisa.com

(兵庫民報2021年11月14日付)13:30

觜本格「兵庫の地学散歩……大地を科学する」第五回 播磨平野の海岸段丘と河岸段丘

平野にそそり立つ雌岡山と雄岡山

写真1:雌岡山から播磨平野をみる(遠方は淡路島)

明石市を起点として舞鶴市まで、ほぼ南北に走る国道175号線。全く坂のない平らな道でまっすぐに続く。明石川の流れる神戸市西区平野町を越えるとゆるやかなカーブを描いた坂道となる。標高差にして三十㍍を駆け上がると再びまっ平らな土地である。西区神出町の広大な田園地帯が広がる。
右手の小高い山は「神出富士」ともいわれる雌岡山(二百四十七㍍)である。近年三木市に抜けるバイパスができたが、旧道を走り田井交差点を越えて、老ノ口の三叉路を右に折れ、神出中学校をこえたところから雌岡山に登る。山頂には神出神社がある。
東二㌔㍍にある雄岡山(二百四十一㍍)と合わせて、平野の中に二つの山が忽然とそそり立っているので信仰の対象になっている。「神出」とは素戔嗚尊と奇稲田姫命が大国主尊命を生んだという神話に由来しているという。明石、加古川、神戸市西区、垂水区、須磨区、播磨灘からもこの二つの山が見える。
逆に、この山頂からその地域が展望できる。神社の境内の展望台からは六甲山地、丹上山地、神戸層群のある丘陵、大阪層群の広がる播磨平野の景観を見渡せる。この二つの山は中生代と古生代の堆積岩である丹波層群からできている。

扇状に広がるいなみの台地

全国で最もたくさんのため池があるのは兵庫県で、三万七千六百九十六個もある。全国の一九・六%をしめている。明石川と、加古川の支流である美囊川に挟まれた神戸市西区神出町・岩岡町、稲美町にかけての地域は「いなみの台地」とも「明美丘陵」とも呼ばれる。この平らな台地にはひときわ大きく、多くのため池がある。その密度は日本一だろう。なぜ、こんなに多いのか。その理由は台地の形成過程に深くかかわっている。
台地は、東は雄岡山を要として、西は加古川市に広がる扇の形をしている。要の標高は百三十㍍で、扇の先端は三十㍍で西ほど低い。そこには大きな川は流れていない。
いなみの台地の平らな面は海岸段丘面である。海岸段丘面は温暖な気候で海水面が上昇した時に川が運んだ土砂が海底や海岸に堆積して形成される面である。一方、気候が寒冷化し海水面が低下すると、河川の勾配が大きくなり、堆積物は侵食されることになる。侵食された断面が段丘崖になる。
何段も段丘面が認められるとき、高い段丘面ほど古い。段丘は低位段丘、中位段丘、高位段丘と区分される。いなみの台地の段丘面は高位段丘面で「明美面」と呼ばれる。
三十万年~二十万年前、播磨平野を覆う海が広がった。その海にたまった泥や砂の地層の堆積面である。その後、海は退き、土地は隆起して、持ち上げられ傾いた。その結果、明石川も加古川も、いなみの台地より低いところを流れることになった。
そこに田畑をつくるためには山地からの水を導く水路(山田疎水・淡河疎水)を設け、ため池をたくさん築く必要があった。
 

加古川の左岸に発達した段丘地形

写真2:加古川右岸の高位段丘面(加東市から)
写真3:加古川左岸の河岸段丘(小野市)

国道百175号線をさらに北上すると加古川の流れる小野市や加東市である。ここにはみごとな河岸段丘がみられる。
国道から東に折れ、社町中心街から兵庫教育大学に向かう「学園道路」を進むと階段状の段丘地形が実感できる。短い坂を上がると平らな面に出るが、また次の坂を上がる。それを四回繰り返すと最高位の段丘面に到達する。加古川の左岸(東側)には、五段の段丘面があることがわかる。この五段の段丘面は左岸では明瞭だが、右岸では最高位の面しかない。どうしてこのような非対称の段丘ができたのだろうか。
河岸段丘も海水面の変動によってできる。段丘面は海水面が上昇したときに砂れきが堆積してできる。段丘崖は海水面が低下したときに侵食によってできる。河岸段丘は隆起傾向にある土地にできるが、この地域の地盤は東の方の隆起速度が大きかったため、加古川は河床の西側を流れ、前の段丘堆積物を削りとり、東側の堆積面は残される。これを繰り返して、非対称の段丘地形がつくられた。この土地も六甲山地の隆起に伴った地殻変動の影響を受けていた。
(かがく教育研究所/元神戸市立中学校理科教員・元神戸親和女子大学教授)


(兵庫民報2021年11月14日付)13:00

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(兵庫民報2021年11月14日付)12:30