2021年10月3日日曜日

清水ただし「野党共闘は反共の刃では壊せない」国会レポート13


連日マスメディアは総裁選挙の報道一色です。今日の新型コロナの感染爆発と医療崩壊を招き、国民生活と日本経済を苦境に晒した菅政権の責任は棚上げしたまま、新たな表紙の付け替えで支持率の上昇を図り総選挙を乗り切ろうとする姿勢は極めて無責任です。
総裁選候補の誰もが改憲を標榜し、脱原発や辺野古新基地建設の中止を唱えません。自民党のコップの中の争いからは決して新しい政治を生み出すことなどできないのです。今すぐ国会を開き、国民のいのちと暮らしを守るための議論を行うことが必要です。
私たちの希望は野党連合政権です。二〇一五年九月十九日に憲法違反の戦争法が強行されたその日のうちに、日本共産党は違憲立法を廃止する一点で、野党連合政権の実現を呼びかけました。あれから六年――三度の国政選挙、補欠選挙、東京都議選などで野党共闘を発展させ、成果を積み上げてきました。今月八日には市民連合を介して総選挙に向けた政策合意を野党四党が交わすに至りました。
この間、権力側がメディアを使って反共攻撃にやっきになっているのは、野党共闘を分断するためです。その手法は使い古され説得力のかけらもない反共デマですが、共闘野党の議員、文化人や一般市民からの抗議の声が沸き起こり、デマを流した当事者は謝罪・撤回に追い込まれました。反共の刃で共闘を壊すことはできませんでした。むしろ日本共産党が平和主義の政党であることを証明することになったのです。
総選挙は日本共産党が日本の憲政史上はじめて政権に参加することをめざすたたかいになります。比例代表選挙での躍進をめざし、私も全力でがんばる決意です。
(日本共産党衆院議員)

(兵庫民報2021年10月3日付)12:00