2021年9月12日日曜日

こむら潤さん、五輪中止求めた女性障害者らと意見交換:障害者、子ども、高齢者を真ん中に多様な社会のデザインこそ


日本共産党兵庫県委員会ジェンダー平等委員会は九月二日、三カ所の障害自立サポートセンター役員と、こむら潤衆院近畿比例予定候補とのオンライン懇談を行いました。
懇談相手は、自立生活センター神戸「Beすけっと」の藤原久美子事務局長、同じく神戸にある自立生活センター「リングリング」の中尾悦子代表、自立生活センター札幌の安積遊歩理事。宮野つるお兵庫二区予定候補、きだ結県議、朝倉えつ子神戸市議、党県ジェンダー平等委員会メンバーも参加しました。
この懇談は、『しんぶん赤旗』二〇二一年七月十一日付記事「各地の女性障害者ら、五輪中止を求め声明」をきっかけに党県ジェンダー平等委員会から申し入れたものです。
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懇談ではまず、藤原さんから「声明」の趣旨と経緯について説明を受けました。「七月の一回目の声明につながりの中だけで千三百四十七人の賛同があり、菅首相に提出。八月六日に二回目の声明を提出した」「コロナ感染拡大の中で優生思想的なトリアージが行われたら、一番に危機感を感じるのが障害者。パラリンピックでも私たちが声をあげることが必要だと思った」と聞き、コロナ禍での障害者の実態や政治に望むことについて、意見交換を行いました。
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中尾さんは、「自分は二十四時間介助が必要、二十数年の中で最大の危機を感じている。もしコロナに感染したら介助は受けられなくなるのではないかと命の危険を感じていて、いまは外出せず家にこもっている」「地域の中で他人の介助を受けながら、自立して生きる権利があると思って声を上げてきた」「国家事業としてオリ・パラを盛り上げてしまって、コロナを広げたことは政治の責任」「私が濃厚接触者になったら、介助者は防護服を着用しなくてはならなくなる。防護服を着用した状態で、いままでと同じ介助ができるのか? 介助を極力減らさないといけなくなると思う」と深刻な実態が話されました。
安積さんは、「小五~中一まで施設にいた。戦争になると私たちは殺されると思っていた」「コロナ禍になって、私たちがいない方がいいんだと思われているような、そういう意味で戦時下と同じだと思う」と語りました。
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また、「介助」が仕事として成立していない問題、その背後にジェンダー差別があること。障害者を分離して、健常者に近づけようとする支援学校の教育の在り方の問題にも話はおよび、政治を変えて、障害者や子ども、高齢者を真ん中にした多様な社会をつくることが必要だということが共通意識になりました。
こむらさんは、「お金の使い方は政治の問題。自民党の綱領は、『自助自立する個人を尊重』することを第一にあげ、公助を後回しにしています政権を変えて、社会的に弱い立場の人を中心において、みんなが幸せになる社会をつくっていきましょう」と発言しました。
〔平松順子=同委員会責任者代理〕
 
藤原さん、安積さんのお話はYouTubeのフラワーデモチャンネルで配信されている動画「私たちが止めるしかない 東京オリパラ 〜女性たちの抗議リレー」(12〜14回で詳しく聞くことができます)
https://www.youtube.com/c/FLOWERDEMO/videos

写真:(上段左から)朝倉さん、こむらさん、中尾さん、(下段左から)藤原さん、きださん、安積さん

(兵庫民報2021年9月12日付)15:30