2021年9月12日日曜日

コロナ禍に政府がすすめる病床削減を当然視する市長でいいのか?:神戸市会本会議で日本共産党の森本団長が質疑


八月三十一日に神戸市会本会議がひらかれ、日本共産党神戸市会議員団の森本真団長が質疑に立ち、久元喜造市長の政治姿勢をただしました。

あらゆる手立てつくし、命を救うことこそ

神戸では、現在、第四波を超える過去最大のコロナ感染拡大となり、とくに若年層の感染拡大が猛烈に増えています。「あらゆる手立てをつくして命を救うこと」が求められています。
しかし、久元市長はじめ歴代の神戸市長は、中央市民病院の移転で大幅に病床を減らし、行革で保健所の統廃合や保健師を政令市最低まで削減してきました。
その結果、いま感染した多くの患者が入院や療養するための病院・病床が足りず、入院待機や施設・自宅療養で、病院での適切な看護治療をうけられない実態が続いています。長田区の老人施設ではそのまま亡くなった方もいます。
森本議員は、久元市長が、コロナ禍中でも公的病院である神戸労災病院と三菱神戸病院の六十八床の削減を認めたことを厳しく追及し、「今すべきことは、一般医療を守りつつコロナ病床の大幅な確保および回復病床の確保をするべきだ」と質しました。
久元市長は、「病床削減とコロナ患者受け入れの影響は関係ない」「神戸や、わが国の人口当たりの病床は(OECD比較で)決して少なくはない」などと、コロナ禍での病床削減を当然視する答弁に終始しました。
森本議員は、コロナ対応は災害時レベルであるという認識が欠落しているとして、病床を削減してきた久元市長を批判。症状に応じて適切な治療が受けられ、重症になった時に入院できる施設を神戸で保障するため、あらゆる手段を講じる市政への転換を求めました。

学校の安全対策も国任せ

九月一日から新学期が始まりましたが、学校園・保育所の保護者や子どもたちからは不安と懸念の声が多数寄せられており、小中合わせ千百三十人もの児童生徒が感染不安を理由に登校できずにいます。
森本議員は、政府が学校の先生に定期的なPCR検査ができるよう自治体との調整を表明していることをあげ、神戸市として、子どもたちが安心して学校生活を送れるよう、教職員の頻回のPCR検査と早期のワクチン接種をはじめ、徹底した感染対策をとることを求めました。
久元市長と教育長は「国から何も聞いていない」「現在のところ検査は予定していない」という国任せで、およそ市民の命を守る自治体の長としてまったく無責任な答弁をしました。
〔前田明=神戸市議団事務局長〕

(兵庫民報2021年9月12日付)17:30