2021年9月26日日曜日

憲法守る大きなネットワークを地方から:11・3兵庫憲法集会に大きな期待:プレ集会で学術会議任命拒否の当事者・芦名教授が指摘

「戦争させない、九条壊すな!2021・11・3兵庫憲法集会プレ集会」が九月十三日、神戸市内でひらかれました。
開会挨拶で九条の心ネットワークの羽柴修弁護士は――一年前、学術会議任命拒否の理由に菅首相は憲法十五条(公務員の選定罷免権)で説明したが理由にはならない。この事件は戦前の滝川事件のように今後日本がどういう道をいくかの転換点の議論になるべき問題だ。しかし時もたち、多くの国民は忘れている。戦争への道を進ませないためにも声をあげ続け、政府を監視していかねばならない。今日は当事者の芦名先生に語ってもらい大いに学ぼう――と呼びかけました。

記念講演「日本学術会議問題から平和憲法へ」

記念講演は、芦名定道関西大教授が「日本学術会議問題から平和憲法へ」と題しておこないました。

学術会議会員推薦名簿で芦名さんを含め六人の任命を菅義偉首相が拒否したことが「しんぶん赤旗」でスクープされ、各紙が追いかけたが、いまだに首相は任命拒否の理由を「総合的俯瞰点」とするのみで真相は明らかにされていません。芦名さんは「真相がわからないから必要以上に自粛する。国民に忖度を求める政治は正当なのか。この問題の真相究明を決してあいまいにしてはならない」と強調しました。
今回の六人だけではなく学術会議自体が標的だったのではないかと指摘し、二〇一六年に三人の定年退任による欠員補充の際、官邸が難色を示し欠員になっていたこと、共産党の追及で当時の根拠文書が出てきたが事務局長決済も経ておらず公的文書と言えないものだったことをあげました。
日本学術会議は一九四九年設立以来、戦前に科学者が戦争に協力させられた反省から「戦争を目的とする科学の研究は絶対にこれを行わない」(一九五〇年)を明確にしてきた組織であり、一九六七年各大学に米軍からの研究資金が入っていることが明らかになった時も「軍事目的のための科学研究を行わない声明」を出し、二〇一七年にも「軍事的安全保障研究に関する声明」を出してきました。
一方、政府は、防衛省、防衛装備庁を設立し、「安全保障技術研究推進制度」(二〇一五年)もつくり、学術研究への介入が増加。
政府にとって軍事研究に反対する学術会議がじゃまになっていると考えると辻褄があうと芦名さんは分析。冷戦終了からアメリカ覇権後退と中国台頭など世界情勢が混沌とするなかで、軍事・科学技術への一層の注目があり、軍事研究が焦点になっている――このなかで今回の学術会議問題をとらえる必要があると強調しました。
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改憲の動きについて芦名さんは、こうした政府の動きだけでなく、下からの動きとして日本会議が地方から一千万署名運動を展開し、地方議会から国に改憲を求める意見書を出させる動きがあることを紹介。
芦名さんは、これに対して平和勢力を下から構築することが必要だと述べて、対立を乗り越えて大きなネットワークが必要だと述べ、「11・3兵庫憲法集会」への期待も語りました。
最後に芦名さんは、地方自治の精神が大事だとし、ヨーロッパで新自由主義のもとでいったん民営化された水道などの公共サービスを再公営化する動きが起こり、平和、教育の分野でも地域で共同が始まっていること、その背景にある「ミュニシパリズム」という思想を紹介し、今後の方向もここにあると述べました。
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参加者からの質問に対し芦名さんは――▽人権意識は近代社会で勝ちとられたもの。個々人がばらばらにされた社会で、どうやって共同をつくりあげるか。入口は要求ではないか▽コロナ禍のなか、保健所統合が問題になり、「統合するな」などの取り組みが起こっている▽情報は国民には伝わりにくい。マスコミが伝えてないから。マスコミは政権の意思を伝えるものになっている▽京都でも立憲と共産の共闘への努力がある。市民が様々な運動で政党をつなぐ努力もしてきた。つなぐ役割としての市民の役割がある――などと答えました。

兵庫憲法集会は11月3日、メリケンパークで開催

実行委員会からの提起を、戦争させない千人委員会の森哲二さんがおこないました。「コロナ禍のもと、憲法の定める国民の権利を保障する政府の役割が問われている。アフガニスタンに当たり前に自衛隊機が飛ぶ時代になった。いまこそ憲法の意義を考える集会を開きたい」と述べ、延期した兵庫憲法集会を十一月三日にメリケンパークで開催――▽コロナ対策のため会場での参加は二千人規模とし、ライブ中継を併用▽パレードはしない▽メインゲストは「ご飯論法」で有名な上西充子法政大学教授▽近くチラシができる――などを報告しました。


〔小林明男〕

(兵庫民報2021年9月26日付)18:30

憲法改悪ストップ東灘憲法共同センター総会:憲法が活かされる社会へ総選挙で決着を


憲法改悪ストップ東灘憲法共同センターは九月十八日、魚崎西町会館で、第七回総会を行いました。コロナ対策のためにZoomでの参加も受け付けて行いました。
記念講演は岡野八代(同志社大学教授)さんがリモート出演。「コロナ禍でより鮮明になったジエンダー問題」「政治がケアを無視してきた。ケアを大切にすることは憲法を大切にすることにつながる」ことを話しました。
神戸市長選に立候補を決意した「市民にあたたかい神戸をつくる会」の岡崎ふみのりさんも挨拶。岡崎さんは「コロナ禍のもとでも『費用対効果』や『自己責任』を押し付ける久元市政は終わりにしよう。今の神戸市政を変えたいと願っているみなさんと力を合わせて市政を転換する」と決意を力強く語りました。
*
「憲法が活かされる社会をめざし、総選挙で決着をつけよう!」をスローガンに行われた総会では、九年間の安倍・菅自公政権が、立憲主義をこわし改憲への道に執着、コロナ禍のもとでも国民には自粛と自助を求める対策に終始しながら、憲法への『緊急事態条項』の追加を持ち出すなど、国民の命と暮らしを守ることに背を向けてきた結果として、国民の信を失い、菅首相は辞任に追い込まれたことを明らかにしました。
総会は、今度の総選挙では野党共闘実現で政権交代が現実的な目標になっていることを確認し、「憲法が全面的に暮らしに活かされる社会・政権交代実現の一翼を担うために頑張ることを決意」する議案を全員の総意で採択決定しました。
最後に、神戸健康共和会理事長の藤末衛代表が閉会の挨拶で岡野教授の話を引用して、「ケアを必要とする人がしっかりとケアを受けることができる社会・政治実現のために政権交代を!」と訴えました。
〔小谷正男=東灘憲法共同センター事務局長〕

(兵庫民報2021年9月26日付)18:00

憲法を守るはりま集会:コロナ禍の中でこそ憲法の理念の実現を


第四十三回憲法を守るはりま集会が「コロナ禍の中でこそ憲法の理念の実現を」を掲げ九月十八日、姫路市市民会館で開催されました。
実行委員長の松本滋兵庫県立大名誉教授が開会挨拶。松本氏は、「コロナ感染拡大で五月を九月に延期したが開催できた。いま自民党総裁選挙が行われているが、四候補とも政府は憲法を遵守しなければならないとの認識はなく、憲法を亡き者にしようとする方向でも一致している。憲法にもとづく政治をする気がないなら取り替えるしかない。アフガニスタンへの対応を見てもいまや憲法の出番。世界の人と憲法でお付き合いできる国に。今日はこの力をつける集会にしたい」と語りました。
憲法集会を機会に結成された「平和をうたう合唱団・希望」が「日本国憲法第九条」などを合唱しました。
集会のメイン企画は、松元ヒロさんの「爆笑ライブ」。松元さんは「要請、要請、ばかりで陰性になった」など、国民に犠牲ばかり強いる政府のコロナ対策を批判。コロナによる公演中止で収入が絶たれている実態、貧困と格差の拡大、その一方でアメリカの黒人差別から広がった世界の動き――などをコントで語りました。アンコールでは「憲法くん」を演じました。
吉田竜一弁護士が閉会挨拶。「コロナの中でも中断せずに四十三回開催できた、集会の財政逼迫もあったが支援があった」とお礼を述べ、「コロナに便乗した緊急事態条項など改憲論まである。感染しても適切な医療が受けられない、経済的に困っても支援がない事態は憲法に問題があるのではなく、憲法に忠実な政治が実現されていないことに問題がある。憲法の個人の尊厳、生存権、平和を実現する政治、憲法を活かす社会へ声をあげ続けていこう。来年五月五日に憲法集会もこの会場で開こう」と訴え、集会は終了しました。
〔小林明男〕

(兵庫民報2021年9月26日付)17:30

ジェンダー平等実現へ党女性後援会が宣伝:岡崎ふみのりさんも訴え

訴える岡崎ふみのりさん

日本共産党兵庫県女性後援会は九月十九日、神戸大丸前でリレートークをおこないました。
冨士谷香恵子事務局長の司会で始まり、大野さとみさん(中央区女性後援会)は「家事は女性がやるのが当たり前という考えが社会的につくられたきたが、それはおかしいという声がひろがって、ジェンダー平等社会の実現はいまや大きな世論になってきました」と訴え、神戸市議団の森本真団長が神戸市政の問題点――パートナーシップ制度や夫婦別姓がみとめられない――などに触れ、来る市長選挙で市長を代えようと呼びかけました。
市民にあたたかい神戸をつくる会共同代表の岡崎ふみのりさん(市長予定候補)も参加。神戸市政を変えるための「すぐやる提言」①病院病床と保健所を増やす②雇用と営業をしっかり補償③少人数学級をただちに実施―を詳しく述べ、神戸市政を転換しようと力強く訴えました。
新婦人県本部内後援会の垣本千里さんは、「コロナ禍の中、ぶれずに、命・くらしを守り、ジェンダー平等社会実現のためにがんばる日本共産党のこむら潤比例予定候補を国会へ押し上げましょう」と力をこめました。
庄本えつこ県議は、党県議団が知事へ申し入れたコロナ対策の内容を報告。また、自民党政権が続けてきた医療・福祉削減政策がコロナ禍での苦難につながったと批判し、「総選挙で政治を根本から変えるために、比例で日本共産党を躍進させてください」と強調しました。〔平松順子〕

(兵庫民報2021年9月26日付)17:00

日本共産党丹波地区委員会が演説会:宮本たけし前衆院議員が訴え:野党連合政権で悪政からの転換を:フェイスブックやチラシで参加する人も


日本共産党丹波地区委員会は九月十九日、丹波市氷上町ポップアップホールで演説会をひらきました。
司会は前田えり子丹波篠山市議会議員が務め、最初に西本嘉宏丹波地区委員長が、総選挙が間近であり、比例で日本共産党を伸ばしてほしい旨、訴えました。細谷圭助丹波市日本共産党後援会長は、市民と野党共闘の軸となっている日本共産党を伸ばして頂きたいと訴えました。
こむら潤比例候補からのメッセージが紹介されたのに続いて、宮本たけし前衆議院議員が登壇しました。
宮本さんは、自民党の総裁選では四候補全てが九年間の強権政治・金権腐敗・公文書偽造など安倍・菅政権の悪政を支えてきた人びとで、誰が総裁になろうと悪政の転換はされない、野党連合政権でしか悪政の転換はなされないと強調。また、日本共産党が、コロナの第五波を防ぎ、国民の命を守るためにオリ・パラの中止を訴えてきたことを紹介しました。森友問題については、宮本さんが国会で最初に取り上げたこと、佐川理財局長が改ざんを指示し、赤木さんなど職員は泣く泣く公文書改ざんをしていたこと、赤木さんが自殺し奥さんが「赤木ファイル」の公開要求をしたことなど生々しく報告しました。
最後に日本共産党を比例で伸ばしていただきたいと訴えました。
私のフェイスブックを見て京都府から来られた方、チラシを見て来られた若者もおり、選挙への関心が高まりつつあることを感じました。
〔西脇秀隆=丹波市議〕

(兵庫民報2021年9月26日付)16:30

日本共産党兵庫県議団、重要政策提言を新知事に:女性幹部の登用、温室効果ガス62%削減など


日本共産党兵庫県議団は九月十五日、斎藤元彦新兵庫県知事に対し、二〇二二年度予算編成にあたっての重要政策提言を行いました。
ねりき恵子団長は、冒頭、重要政策提言とともに、「気候危機打開する日本共産党の2030戦略」を手渡し、「知事が公約した、新型コロナの重症病床の確保、三十人学級実現、副知事の女性登用などを早期に実現してほしい」と発言しました。
きだ結政調会長は、十の柱、三百六十七項目にわたる提言の中心点を説明。県庁再整備中止・再検討、女性幹部の登用、二〇三〇年までに温室効果ガス六二%削減など気候危機対策、高校統廃合を行わないことなどともに、コロナ対策のための臨時医療施設確保、大規模PCR検査の実施、保健所体制の強化など、あらためて要望しました。
各議員からは「コロナ以前の行革方針を見直し、医療・保健体制強化を」「名神湾岸連絡線など、不要不急の高速道路は中止」「経済的理由で学ぶことをあきらめないよう学生支援を」「核兵器禁止条約の署名・批准を」「災害援護資金の返済免除を」等、それぞれが強調したい点を発言しました。
斎藤知事は、女性副知事について、「今すぐというわけにはいかなかった」としつつ、「女性の方々に活躍してもらえるようにしたい」と回答。三十人学級について「公約で掲げたが、加配の問題などがあり、引き続き検討していきたい」としました。コロナ対策について「自宅療養者を減らすのは大事な視点だと思う」としながら、臨時医療施設については、「スタッフ等の面からハードルが高い」と消極的でした。文化芸術におけるコロナ対応について「補正予算で、鑑賞の機会がもてるような施策を具体化したい」としました。
「2030戦略」については、知事自身が手にしながら「勉強させていただきます」と応じました。
〔門屋史明〕

(兵庫民報2021年9月26日付)16:00

芦屋市議会が補聴器購入への公的助成求める意見書:年金者組合芦屋支部の請願実る

芦屋市議会に提出されていた「加齢性難聴者の補聴器購入への公的助成を求める請願書」が九月二十一日の本会議で採択され、それに伴い国への意見書が全会一致で可決されました。
請願は、欧米に比べて日本の補聴器普及率が低い原因に、障害認定がされなければ公的助成の対象にならない問題があることから、全日本年金者組合芦屋支部が公的助成制度を国が創設するよう芦屋市議会に国への意見書提出を求めて出したもの。日本共産党の平野貞雄、川島あゆみ両議員、「あしやしみんのこえ」の中村亮介議員(立憲民主党)が紹介議員となりました。
九月十三日の民生文教常任委員会(日本共産党からひろせ久美子議員が参加)で、田中恵美子支部長が冒頭に口頭意見陳述を行い、審査の結果全員一致で「採択すべきもの」と決していました。〔平野貞雄〕

(兵庫民報2021年9月26日付)15:30


国は石炭火力の新設を止めて!――裁判日記(行政訴訟控訴審第1回):地球は燃えている もう待てない

原告・近藤秀子

九月十三日 神戸製鋼石炭火力行政訴訟の控訴審第一回期日が大阪高裁で行われました。三月十五日、神戸地裁で住民の訴えが退けられてから半年、五月五日の三号機の火入れも強行され、私たちにとっては国の責任を問う重大な裁判です。
この裁判にはロースクールのみなさんが数十名参加、裁判を傍聴されました。
控訴理由について、
①原告適格
・温暖化に係る原告適格が否定された
・温暖化に係る主張を制限した
②裁量の逸脱濫用
・大気汚染の関係で裁量の逸脱濫用はない
これらについて控訴審で争います。原告適格は裁判の入り口、否定されれば私たちに裁判を争う資格が無いと言う事になります。世界中が気候変動による被害を「人権侵害」ととらえ、日本も「脱炭素社会」を目指し進んでいく中で、気候変動による被害について、「争うことすら認めない」と言う判断は「裁判を受ける権利」の否定と言わざるを得ずあり得ないことです。
気候変動により地球規模で重大な被害が生じるのに、その範囲が広範であるが故に、かえって誰一人原告適格を有しない事になってしまうと言う全く不合理な結論です。
池田弁護士は「技術は進んでいるが、制度が遅れている、特に司法の制度が遅れている」と報告会で話されていましたが、若いロースクールのみなさんに向けたメッセージだと思いました。「私たちは共に行動し、声を上げ、社会を変えていく、この裁判が社会を変えるきっかけになればいい」と言う池田弁護士。私たちも同じ思いでこの裁判を闘います。
「地球は燃えている。もう時間がない。もう待てない」

(兵庫民報2021年9月26日付)15:00

「第9回平和のわ」市民活動センター企画にあわせて――芦屋平和委員会


「第九回あつまれ、ひろがれ、平和のわ――折り鶴ピースカフェ」が九月十一日、芦屋市内で開催され、のべ約五十人が参加しました。主催は芦屋平和委員会(濱本美津子会長)で、新日本婦人の会芦屋支部が協賛しました。
芦屋平和委員会では、「あつまれ、ひろがれ、平和のわ」を市民参加の企画として二〇一三年から毎年開催しています。今年は、昨年に続くコロナ禍のため、いっときに人が集まる企画ではなく随時参加できるように、市立市民活動センターの企画「ふれあいカフェ」に合わせて開催。平和を願って普及が続くちひろカレンダーを使ったバッグづくりや折り鶴イヤリングのペーパークラフトをメインに、絵本展示と朗読、沖縄戦の写真パネル展示などを企画しました。
当日は、センターの案内を見た親子連れなど、平和委員会の企画初参加の市民も多数来場し、ペーパークラフトなどの企画を楽しみました。参加者からは「ちひろさんのカレンダーはきれいで捨てられず溜めているが、これで活用できます」「バッグづくりはとても楽しくできました」「ちひろカレンダーに込められた思いが分かりました」などの感想が寄せられました。当日は、材料となったちひろカレンダーの新年度版の注文も相次ぎ、平和委員会への入会申し込みもありました。
〔平野貞雄=芦屋平和委員会事務局〕

(兵庫民報2021年9月26日付)14:30

2021年消費税廃止兵庫県各界連総会:消費税を5%に、なくせインボイス制度:大門参院議員が講演・岡崎ふみのりさんが決意表明

神戸市長選への決意を語る消費税廃止兵庫県各界連事務局次長の岡崎ふみのりさん

消費税廃止兵庫県各会連絡会は九月十七日、神戸市内で二〇二一年総会を開催しました。
日本共産党・大門みきし参院議員が「消費税五%減税の展望について」=「本気の野党共闘で政権交代――国民本位の新しい政治へ」と題して記念講演を行いました。
――安倍・菅政治(四つの危険)の継続を許すな。①コロナ対応が無為無策、人命犠牲は「人災」②「戦争する国」づくりに執念、③「自己責任押し付け」(新自由主義)政治を推進、④強権と腐敗体質、のことにふれ、これらを進めてきたのは自公政治全体の責任であり、いま求められているのは政権交代であること。
――「消費税減税」は、総選挙で政権交代をすれば必ず実現することができる。市民連合と野党四党との共通政策は、現場の運動と世論の力もあり政治主導で出てきたこと。
――改めて確認しておきたいことは、消費税導入の際、「消費税は社会保障のため、財政再建のため」と国民を騙し続けてきたが、一九八六年財界の要求で「直間比率の見直し」、直接税の法人税減税と所得税減税の代替財源であったこと。
――「求められる経済政策」とは、①営業とくらしをつぶさないこと、②格差の是正であり、富裕層・大企業課税は世界の流れ、③消費税の減税は、世界の流れ、インボイスは中止、総選挙で政権交代、決着をつけよう――と結びました。
大門議員

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大嶋誠事務局長(税理士)の活動報告で強調されたことは、「インボイス制度」について、▽十月より登録が開始されるが、免税業者(売上げ千万円以下)が課税業者になるケースが発生し、免税制度が実質的に崩壊すること▽全国に七十万人の会員を抱えるシルバー人材センター(全国の総事業費は約三千億円)などの事業者や、様々な小規模事業者、農業、建設業の一人親方、ヤクルト販売員、個人タクシー、生保・損保の外交員やフリーランス等が該当します。消費者には理解しにくい制度ですが、大きな社会問題になることは間違いなく、これからがたたかいの正念場であること、が報告されました。
活動交流では、各界連事務局次長であり、「市民にあたたかい神戸をつくる会」共同代表の岡崎ふみのりさんが、神戸市の経済立て直しのために市政を変えたいと決意を表明しました。兵商連からは、インボイス制度の中止・延期のため運動を強化したい、消費税をなくす垂水の会は、毎月の宣伝・署名活動について、それぞれ発言がありました。
開会挨拶を松尾俊郎・代表幹事(税理士)、閉会挨拶を澤村新・代表幹事(兵庫県保険医協会)が行いました。〔藤原紀嘉=同会事務局次長〕

(兵庫民報2021年9月26日付)14:00

民青同盟兵庫県学生特別講座:ぶれずに共闘をつよめる奮闘は統一戦線の立場を綱領にもつ日本共産党だから


民青同盟兵庫県委員会は九月十三日、学生を対象に科学的社会主義と日本共産党綱領の革命論を学ぶオンライン学習会を開催しました。講師は日本共産党中央委員会青年学生委員会・社会科学研究所幹事の坂本茂男さん。

革命をどうみるか

講義はまずマルクスの立場に立って「革命をどう見るのか」についての解説から始まりました。
『資本論』が明らかにした「資本主義社会の肯定的理解と必然的没落」について、資本主義的搾取の特徴は剰余価値のできるだけ大きな生産であり、その搾取欲には際限がないこと、そしてそれに対して抵抗する労働者階級のたたかいも発展するものであり、イギリスで工場法を勝ち取るなど資本に対する社会による強制=社会的バリケードをたたかいによって勝ち取ることの重要性について解説しました。
そうした変革をすすめるためにもマルクスは議会を重視したことについて解説。最初マルクスはフランス革命のようなイメージを長く持ち、恐慌が起こると革命が起こると考えていましたが、『資本論』執筆過程で恐慌が周期的に起こる仕組みを解明するとそうした革命観を捨て、多数者革命の立場でその成果を『資本論』にも書き加えました。エンゲルスも『フランスにおける階級闘争』への序文の中で、議会で多数を得ての革命について言及していたことも紹介しました。

日本共産党綱領では

次に、科学的社会主義の理論と、現代の日本社会を分析している日本共産党綱領との関係性について解説しました。

綱領が解明している「財界・大企業中心」と「アメリカいいなり」という二つの異常が現在どのような形で表れているか改めて具体的に触れた上で、その変革の方法である統一戦線論について「諸外国では政党の組み合わせから出発するが、日本では要求での一致を出発点に統一戦線を探究してきた」として、民主主義擁護同盟や安保闘争、革新自治体、市民と野党の共闘など日本社会の統一戦線の歴史を振り返りました。

未来社会論の理論史

最後に資本主義そのものの矛盾を乗り越える未来社会論とマルクス以後の理論史について解説。マルクスの理論の大部分は長く埋もれてきたことと、『新版資本論』の刊行によって、マルクスそのものから理解する努力をしてきたこと、改定綱領にもそうした理論的な成果が結実していることなどが紹介されました。

共闘へ奮闘するのは

そして現在、市民連合と四野党との間で六章二十項目にわたる共通政策として合意したことについて重要な発展と強調した上で「日本共産党がぶれずに共闘を強めるために奮闘するのは、統一戦線の立場を綱領として持っているから。そして資本主義を乗り越える展望をもち、二つの異常を正す戦略を持っているからこそ、根本的に変えるために頑張ることができる」として講義を締め括りました。
*
講義の感想交流では「長く民青で活動してきたが、統一戦線の歴史も含めた話は初めて聞いた。野党共闘について懐疑的なところがあったが、危機的な状況にあるという前提にたって協力し始めていると認識を新たにした」など活発に交流されました。〔上園隆=民青兵庫県委員長〕

(兵庫民報2021年9月26日付)13:30

こくた恵二「満を持して政権交代に挑む」連載エッセイ11


「平和のために、真実のために、生きて何らかの役に立とうと希望するがゆえに、学問を志したのである。この学徒が戦争のために自らの生命を奪われた。これほど大きな矛盾があるだろうか。その矛盾に発する怒りと悩みと悲しみを象徴するのがわだつみ像である」「再びあのような愚かな戦争のために貴い未来と生命を奪われることなかれ」
これは、一九五三年、わだつみ像建立の「不戦のつどい」での故末川博立命大総長の訴えだ。
私は、立命館大学入学後、学生平和委員会で活動し、十二月八日のわだつみ像を前にした「不戦の集い」に取り組んできた。以来、「わだつみの悲劇を繰り返すまい」を自らの政治信条として歩んできた。
一九九三年総選挙に初挑戦した際、故蜷川虎三京都府知事の「ポケット憲法」に倣い「憲法手帳」を作成し、末川総長のこの言葉を掲載した。「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることがないように」とした憲法前文と一対をなしている。
そして、いま「生命を守れ」をキーワードに総選挙を挑む。「市民と野党の共闘」の出発点は、「安保法制(戦争法)の廃止、立憲主義の回復」である。総選挙にむけ市民連合と四野党が調印した共通政策には、「憲法に基づく政治の回復」「安保法制、特定機密保護法、などの違憲部分を廃止」と明記された。
これを「実行する政権の実現」を合意したことで、いよいよ政権交代への道筋が見えた。満を持して闘う。「比例は日本共産党」「京都一区はこくた」と。
(日本共産党国会対策委員長・衆院議員)

(兵庫民報2021年9月26日付)13:00

こむらさん、クラリネット奏者・竹内久力さんと懇談:竹内さん――「悩みにストレートに向き合い頼もしい党」/「文化芸術守る政治を力合わせ実現したい」――こむらさん


コロナ禍で苦境に立っている芸術家の思いを知りたい……バリ舞踊やデザイン画などアーティストの横顔をもつ、こむら潤衆院比例近畿・兵庫八区予定候補が、プロのクラリネット奏者・竹内久力さんと対談しました。
竹内さんは特定の楽団に所属しないフリーランス演奏家で、オーケストラのエキストラやレッスンなどで生計を立てています。
コロナ感染拡大で、コンサートの中止・延期、レッスン指導の仕事が激減するなどで、収入は半分以下に落ち込みました。何よりも、演奏できない、演奏を聴いてもらうことができないことが、ショックが大きいといいます。
それでもなんとか演奏活動を続け、かつて自分がそうだったように、クラシック音楽に親しみ、楽しんでもらいたいと、オンライン演奏会やオンラインレッスンに積極的に取り組んでいます。
こむらさんは「コロナ禍が長引けば、聴衆も表現者も、それだけダメージは深刻ですね」「芸術はお金では計れない価値があります。個人への支援、芸術家の育成の観点で国の文化芸術予算を相応しく拡充したい」「人生を豊かにする文化芸術を守る政治を、みなさんと力を合わせて実現したいです」と決意を語りました。
竹内さんは日本共産党について、「私たちの悩みに、ごまかさずストレートに向き合ってくれ、直接動いてくれる頼もしい政党」と評価。「こむらさんを応援します。住所は違うけれど比例代表で応援できますね」と期待を表明し、支持を約束しました。
〔金田峰生〕

(兵庫民報2021年9月26日付)12:30

神戸映画サークル協議会10月例会『その手に触れるまで』:助け呼ぶ声に差し出される手の温もりが彼を救えることを……


『少年と自転車』などのダルデンヌ兄弟が、過激な宗教思想にのめりこむ少年の姿を描いた人間ドラマ。原題は「Le jeune Ahmed(若いアメッド)」。少年の心の揺らぎを感じさせる優れた作品だ。
映画が始まった段階で、すでにアメッドは過激なイマーム(導師)を信奉し感化されている。なぜそうなったかは詳しくは描かれない。主人公に感情移入できないが、その不器用さはわかる。思春期は大人への階段を上り始める不安定な時期だ。不安なだけにより絶対的な何かを信じてしまうこともあるだろう。
アメッドには酒を飲む不信心な母の言葉は説得力を持たない。彼が熱心に耳を傾けるのは、礼拝所で説法を行うイマームの教えだ。
「イネス先生のことを背教者だと言っていた」という兄ラシッドの証言でイマームが逮捕されたという話は、彼を悲しませる。自分が利用されていても信奉し続ける姿には言葉がない。
洗脳されたアメッドが生まれ変わるのは容易ではない。過激な思想も自分という人間だ。自分の一部を否定することは、周囲の助けなくては達成できない。
そしてラストシーン。助けを呼ぶアメッドに差し出された手の温もりが、彼を生まれ変わらせますようにと願わずにはいられない。
〔桑田葉子=神戸映画サークル協議会〕

『その手に触れるまで』(2019年/120分/ベルギー・フランス)

10月15日(金)①11時30分②14時30分③19時、16日(土)①11時30分②14時30分③18時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般1,300円 前日までに予約を/☎078-371-8550、https://kobe-eisa.com/?page_id=4882

(兵庫民報2021年9月26日付)12:00

瀬戸恵子「ひなたぽっころりん」〈691〉


(兵庫民報2021年9月26日付)11:30

観感楽学「通奏低音」


通奏低音という言葉がある。伴奏楽器が間断なく演奏し続けるという意味のイタリア語の訳語。バロック音楽で用いられ、用意された伴奏用の楽譜に即興的に和音を補い演奏していく手法のことをいうそうだ▼それが「主旋律に対し低い音でずーっと伴奏をつけていくこと」と曲解され、さらに「常に底流としてある考えや主張のこと」の比喩表現として音楽以外の場面で使われている。筆者もそのように理解していたがそれは誤用だとのこと▼二〇一五年九月一九日払暁、安保関連法制の強行採決の報に国会を取りまいていた多くの市民の中から湧き起こった「野党は共闘」のコール。それから六年後の九月八日、市民連合と四野党の間で「総選挙における野党共通政策」の合意・調印が成立した。市民と政党が共闘してその政策を実行する新しい連合政権をめざすというのは憲政史上はじめてのことである▼長く続いた安倍・菅悪政に対しいろんな人々の様々な主張が重なりあい、「野党は共闘」のコールは、ときとして不協和音も伴いつつ豊かな和音に包摂されひろがり続け今回の合意を生み出した。ならばこの「野党共通政策」は本来的意味でも「通奏低音の結晶」と比喩できそうだ。それを伴奏ではなく主旋律に転換する総選挙はもう始まっている。(T)

(兵庫民報2021年9月26日付)11:00

2021年9月19日日曜日

命とくらしを守る市政への転換めざし神戸市長選に岡崎ふみのりさん:市民にあたたかい神戸市政をつくる会が擁立


市民にあたたかい神戸市政をつくる会(あったか神戸)は十月十日告示・二十四日投票で行われる神戸市長選挙に、兵庫労連事務局次長の岡崎ふみのりさん(52)を無所属候補として擁立することを九月九日、記者会見を開いて発表しました。同会に参加する日本共産党兵庫県委員会も十日に岡崎さんと政策協定を結び、党として推薦することを決定しました。

岡崎ふみのり(おかざき史典)さん略歴
大阪府岸和田市生まれ。会社員を経て全日本放送受信料労働組合兵庫県協議会議長など歴任。市民にあたたかい神戸をつくる会共同代表、神戸・市民要求を実現する会事務局長、兵庫労連事務局次長。

岡崎さんの立候補にあたっての決意を紹介します(見出しは編集部)。

現在の久元市政を続けていては、市民の命、くらし、雇用・営業守れない

「市民にあたたかい神戸をつくる会」から神戸市長候補となることを決意いたしました岡崎ふみのりです。
私は、現在、兵庫労連事務局次長として働くみなさんの権利を守るために奮闘するとともに、市民要求を実現する会では神戸市をよりよい街にしようと頑張る市民団体のみなさんと力を合わせて市民要求実現のために力を尽くしてきました。
私が今回、市長候補への決意に至ったのは、何よりも、長引くコロナ禍のもとで、現在の久元市政を続けていては、市民の命、くらし、雇用・営業を守ることができないと感じたからです。
国でも、神戸でも、感染拡大が深刻化しているのは、安倍・菅首相はじめ歴代の自民・公明政権と、その国の姿勢に追随している久元市長がやるべきことをしてこなかった結果です。今の市政運営には、公的責任を果たさず、安上がり・民間・非正規まかせで、市民に自己責任をおしつけるという致命的な弱点があります。この市政を変え、市民にあたたかい神戸市政に転換するために、コロナ禍で苦しみ、政治の転換を願う広範な市民のみなさんと力を合わせて、勝利するため奮闘する決意です。

新自由主義を神戸市政へ押しつけ、こども医療費無料化公約も覆す久元市長

コロナ禍の下で、市民の命、くらし、雇用・営業が脅かされ続けた一年半でした。「自助」「共助」では、市民の命も、くらしも、雇用・営業も守れないことがはっきりとしました。菅首相を信奉し、新自由主義路線を極端な形で神戸市政に押し付ける久元市政の継続ではなく、なにより、市民の命、くらし、雇用・営業を守る神戸市への転換を求めて奮闘する決意です。
久元市長は、コロナ禍の市民の苦しみ寄り添わず、病床削減を当然視し、PCR検査の拡充など、科学的なコロナ封じ込めの対策まで「費用対効果」を優先させ、行いませんでした。
また、地域経済を支えている中小企業、商店などに対する自治体として独自の支援も新たに打ち出さず、一方で三宮再開発に象徴される不要不急の大型開発を推進し、市民生活は置き去りの状況です。
子どもへの感染がひろがるなかで、千二百五十二名もの児童・生徒が感染の不安から登校できないなど、深刻な状況がひろがっています。今行われている議会で、「学校での感染防止対策を強めるべき」との質問に、「国からは何も言われていません」と答弁したことも、久元市長の心底をのぞかせているものです。
さらに、コロナ禍のもとでも、民間・非正規任せの「行財政改革方針」を断行することで、児童相談所の一時保護所では保護されている子どもや幼児の命が脅かされ、交通振興株式会社を解散させ四百人もの官製失業者を生み出そうとしています。
私が、久元市長の政治姿勢でとくに問題だと感じているのは、「中学卒業までの医療費無料化」についてです、久元市長は一期目の公約で、無料化すると市民に約束しながら、二期目には「無料化する考えはない」「無料化してほしいと言っている方は、明石市でも三木市でも引っ越されたらよい」と平然と言ってのけたことです。保護者の「自己責任」に転嫁し、市民との約束である公約を投げ捨てる市長に、市政運営を任せるわけには参りません。
私は、命とお金を天秤にかけることをやめ、「市民の命とくらしを守る」神戸市への転換を求めたいと思います。

切り捨て施策を押しとどめ、押し返し、前進させてきた市民の運動とともに

私は、「神戸・市民要求を実現する会」でこの六年間、六百近くの要望を神戸市に提出し懇談を重ねてきました。
中学校給食実現の運動、敬老・福祉パス改悪反対の署名運動、都市空間向上計の撤回など多くの声を集めて、神戸市に要求を突き付けて、市民生活を切り捨てる施策を押しとどめ、あるいは押し返し、前進させてきました。
高すぎる国保料の問題、待機児童・学校過密問題、公契約条例や中小企業を支える制度、正規雇用を増やし、雇用をまもる要望など市民の声と願いを集め、思いを届けてきました。
同時に、私は、安上がり・民間・ 非正規まかせで、市民に自己責任をおしつけるという現市政の致命的な弱点を転換しない限り、つまり市長を変えない限り、苦しんでいる多くの市民の願いは叶わないと痛感しました。
コロナ禍のもと、非正規労働者が切り捨てられ、とくに女性にしわよせがいっています。ジェンダー平等の立場から性別の差なく働ける環境にすることが求められています。「八時間働けば普通のくらしができる社会」「最低賃金を引き上げ千五百円に」と、このことを神戸市から発信していきたいと思います。
同時に、須磨海浜水族園の存続を求める運動、少人数学級を求める保護者や教育関係者、また神鋼石炭火力発電所増設をやめ気候危機をとめようと運動されている市民や大学生や若い世代のみなさんなどと話し合いを重ねてきました。また、私は、原発をなくす市民運動も行っています。いまある原発はすぐに廃炉にすべきだとはっきりとした立場にたっています。
多くの市民の皆さんがやむにやまれぬ思いで立ち上がり、声をあげ、行動を起こしておられることに、大変勇気を与えて頂きました。市民のみなさんとの新しい共同の力も生かし切りたいと思います。
市民の切実な願いを、市長になり実現できるよう頑張りぬきたいと思います。

「三つの基本姿勢」と「五つの転換」で市民にあたたかい市政へ

こうした思いから、この市政を変え、市民にあたたかい神戸市政に転換するために、三つの基本姿勢でのぞみます。
第一に、コロナから命、くらし、雇用、営業を守りぬく。
第二に、自己責任押し付けやめ、公的責任を果たす。
第三に、市民の意見を良く聞き、公約を守る。
――この三点です。
また、「あったか神戸」として、一人ひとり市民が希望を持て誇りに思える神戸へ「五つの転換」を示して、市長選挙に挑みます。
第一は、市民の命と健康を守る「ケア」に手厚い神戸への転換です。
第二は、地域に根ざした雇用と営業を応援、基盤が強い神戸経済への転換です。
第三は、教育・子育て支援の予算を抜本的に増やすことへの転換です。
第四は、九つの行政区・地域特性を伸ばし、どこでもくらせる神戸への転換です。
第五は、だれもが等しく自分らしさが輝く、真の国際都市への転換です。
今の神戸市政を憂い、政治を変えたいと願っている広範な市民のみなさんと力を合わせて、何としても勝利する決意です。どうかよろしくお願いいたします。

(兵庫民報2021年9月19日付)17:00

第61回兵庫労連定期大会:総選挙と神戸市長選で新しい政治実現めざす


兵庫県労働組合総連合(兵庫労連)は九月十一日、神戸勤労会館大ホールとオンラインを併用して、第六十一回定期大会を開催しました。
議長挨拶で、私は、「市民連合」が発表した「野党共通政策」に四野党が署名したことに触れながら、当面の秋のたたかいとして、総選挙と神戸市長選挙で新しい政治の実現めざし全力を挙げようと呼びかけました。
土井直樹事務局長からは、先の知事選挙の取り組みの総括など一年間の活動報告、それから今後一年間の活動として、「あったか神戸」の要請により兵庫労連事務局次長である岡崎ふみのりさんが予定候補となった神戸市長選挙での勝利をめざすこと、最賃引き上げをはじめ賃金底上げ運動の強化、組織拡大などの方針が提案されました。
討論では、東播建設、西播労連、年金者組合、郵政ユニオン、全受労、JMITU、兵庫教組、高教組、地域労組こうべ、国公労連、私教連と十一人が発言し、知事選挙の取り組みやコロナ禍の中での職場と労働者の実態、労働組合の存在意義、組織拡大の経験などが交流されました。
*
各議案が全員一致で採択された後、特別発言として、神戸市長選挙予定候補の岡崎さんが決意表明(写真)。岡崎さんは、コロナ対策よりも三宮再開発を優先する久元市政の実態を告発、そして最も許せないのは、こどもの医療費無料化の公約を投げ捨てて、「親が子どものために四百円が出せないのか」と言い放ったことだと強調。自己責任の新自由主義市政から市民にあたたかい市政に転換しようと訴えました。
続いて、雇用の安定と最賃引き上げ、格差是正の実現をめざすとする「確認書」に岡崎さんと私が署名を交わし、兵庫労連一丸となっての選挙勝利への意思を確認しました。
次期役員については、定数内立候補のため信任投票となりましたが、オンライン参加の代議員の郵便投票到着後、開票作業が行われます。
〔成山太志=兵庫労連議長〕

(兵庫民報2021年9月19日付)16:30

こむら潤さん兵庫労働局と懇談:コロナから労働者を守る対策を


こむら潤日本共産党衆院比例近畿ブロック・兵庫八区予定候補は九月八日、兵庫労働局と懇談しました。懇談ではまず、八月十九日に当局へ出した「新型コロナウイルス感染症の影響から労働者を守る対策についての要請書」への回答を受け、意見交換を行いました。
要請内容は、正規・非正規に関わらず、①職場で自己負担なし、繰り返しのPCR検査を行えるよう事業所に要請し、援助すること②感染者が安心して療養できるよう賃金と職場復帰の保障と有給の特別休暇とするよう事業所へ要請すること③職域ワクチン接種と副反応への有給特別休暇を事業所へ要請すること―の三項目です。
当局からは、「正規・非正規でコロナ対応に差別があってはならないし、感染者に対する差別や不利益扱いもあってはならない」「職場でのPCR検査に補助なり助成なりを行うことは有効だと思うので、本省に提案する」「職場で不当・不利益な扱いがあれば、特別相談窓口にご相談いただきたい」などの回答がありました。
こむら氏は、「ワクチンの副反応で休暇が取れなかったり、そもそもワクチン接種やPCR検査を受けるなという経営者がいたりで、希望者が接種や検査を受けられないという事が起こっています。ぜひ事業所に是正を要請して欲しい」と求めました。
また、労働者が報復を恐れて相談できない状況にあることを指摘し、匿名でも対応して欲しいと要望。当局は、「相談内容によっては匿名でも対応している。対応するよう局内の周知も担当部署に要請する」と応じました。
懇談ではこの他、職域ワクチン接種で非正規労働者に費用を求めた例や、解雇されてはないがシフトがまったく入らず、事実上失業状態にある労働者への支援なども要望しました。
懇談には金田峰生国会議員団事務所長、小林明男党県労働部長が同席しました。

(兵庫民報2021年9月19日付)16:00

9・11おかしな政治を変えてこ集会:幅広い市民や野党の力でこむらさんを応援しよう:政治を変えよう!尼崎市民交流会


政治を変えよう!尼崎市民交流会は九月十一日、緊急企画「9・11おかしな政治を変えてこ集会」を市立中央北生涯学習プラザ小ホールで開き、七十五人が参加しました。その様子を同会事務局長の松岡宗治さんのレポートで紹介します。
開始時刻前より次々と受付に来られ、チラシを持って「これですよね」と来られた方など、集会への期待を感じました。

開会挨拶

今西正行代表世話人が開会挨拶を行い、昨年十二月からの「政治を変えよう!尼崎市民交流会」の歴史を振り返りながら、「今が政治を変えるチャンスだ」「尼崎出身で女性であるこむらさんを野党共闘の総意で押し上げよう」と呼びかけました。

各界からのスピーチ

元教員の丸山裕子さんは「コロナで一人一台タブレットを配布する教育GIGA構想が前倒しで始まりました。臨時休校、濃厚接触・感染不安による欠席者への対応と待ったなしのオンライン授業も始まっています。どの子も取り残さない、そして教職員の荷重負担も招かない取り組みが必要です。デジタル化、学力テスト……公教育が教育産業の大きな市場になっていることにも目を向けていきたいです」と訴えました。
綿瀬和人市議(立憲民主党尼崎支部)は、「菅政権はコロナ禍で自助ばかりで国民をないがしろにしている。こむらさんは市議時代から知っていてすごくいい人で、いろんな事を教えてもらった。尼崎の代表として当選してほしい」と語りました。
都築徳昭市議(新社会党)は、「こむらさんは市議時代に、武庫之荘駅前の放置自転車をなくすために作ったチラシに娘さんのマンガを提供してくださり好評だった。感染症は、①早期発見(PCR検査)、②早期確認(医療機関)だが、菅政権のもとで一年半経っても進まない。ぜひ野党共闘でこむらさんを送り出したい」と述べました。
力重智之・日本共産党尼崎地区委員会副委員長は、「菅政権を終わらせようとこの集会で改めて決意しました。この九年間に起こったことは、自己責任をどの分野にも持ち込んだことがコロナ禍(尼崎で一時期千人超の自宅待機者や保育士などのケア労働の脆弱さなど)ではっきりと現れたこと、大企業の内部留保や株主への配当・役員報酬の高さに比べ、労働者の賃金減らしによる格差が拡大したこと。今、政治の矛盾を変えるチャンス。投票率を上げることで政治を変えられる」と、ともにがんばる決意を表明しました。
塚原久雄氏(労働組合武庫川ユニオン書記長)は、「尼崎地区労人権平和センターと武庫川ユニオンの幹事会で、こむらさんを応援することを決定しました。コロナ禍のもとパート労働者など脆弱な条件におかれている人が取り残されている状況をなくさなければならない。こむらさんを押し上げるために一緒にがんばっていきたい」と語りました。

コロナ後の社会へ――石川教授講演

講演は、神戸女学院大学の石川康宏教授が「野党連合政権でコロナ後の社会へ」と題して行いました。
コロナ禍、温暖化・気候危機、戦争など世界的な問題点と、幸福度、ジェンダーギャップなど日本の現状について解説。その中で、日本国憲法が人権を「侵すことのできない永久の権利」としているにもかかわらず、「自助」を強調してその保障を怠っていることは憲法違反だ、との声をあげなければならないと指摘しました。
市民と野党の共同については――二〇一五年の市民連合は「個人の尊厳を擁護する政治の実現に向けてたたかう」ことを表明。二〇一九年の十三項目の合意では「自分が主権者だと気づけるもの」となり、二〇二〇年の政策要望書では「政権交代を求めていきたい」となっていた。そして今月九月八日に交わされた「政策合意」では、「政策を共有し、その実現に全力を尽くします」にまで到達した――と強調。「尼崎の毎週の宣伝は時にかなった取り組みです」と述べ、市民交流会の活動を激励しました。集会後にも石川教授から「みなさんの取り組みの成功をお祈りしています」とのメールが寄せられています。

こむら潤予定候補が力こめ決意表明

こむら潤衆院兵庫八区・比例近畿ブロック予定候補は、「毎週火曜日の宣伝に注目が集まっています。科学知見を無視した自公政権は許せない。私は安保法制=戦争法が強行されたことで危機感や不安、また責任感から市議になり、今回、国政に挑戦します。市民交流会から勇気をもらっています。これからも一緒にがんばっていきます」と力をこめ決意を表明しました。

閉会挨拶

閉会挨拶で世話人の中村大蔵さんが「こむらさんは初々しい人で付き合いやすい人です。毎週楽しい宣伝に参加。久方ぶりの『今変えていくんだ』という選挙です。ご一緒にがんばりましょう」と呼びかけました。

(兵庫民報2021年9月19日付)15:30

市民と野党の長田共同アクション:「ここまで来ている日本の戦争準備」:半田滋さんを迎えて講演会


市民と野党の長田共同アクションは九月十二日、「ここまで来ている日本の戦争準備」と題し、防衛ジャーナリストの半田滋さんを迎えての講演会を開催しました。百十人が参加。「共同アクション」として、二〇一八年五月以降、五回目の行事です。(写真)
半田さんは、アフガン問題・中国問題に触れながら、日本の対米従属ぶりを指摘しました。
いま米軍がアフガンから撤退してるのは中国対策だと解明。中国は第一列島線内(東シナ海・台湾・南シナ海の領域)に米軍を入れないために中距離弾道ミサイルの配備をすすめ、アメリカも沖縄、南西諸島でミサイル網配備を推進。日本に対し、基地の整備強化、かつてない軍事訓練、軍備の増強を迫っていること、日米共同声明では「台湾海峡の平和と安定の重要性」を強調、有事の際は自衛隊が米軍と積極的に連携することを確認しており、「まさに日本にとって破滅的な戦争の道にふみ込む危険性がある」と警鐘をならしました。
最後に半田さんは、自民党が総裁選を通じて自民党勝利の方程式をつくり、「安倍コントロール政権」を確立しようとしていると指摘。「なんとしても市民と野党の共闘で選挙に勝利し、『戦争する国』づくりをストップさせよう」と訴えました。
〔池田守夫=長田共同アクション事務局〕

(兵庫民報2021年9月19日付)15:00

相手は西村大臣福原ゆかりさんを国会へ:明石で共同宣伝


日本共産党の福原ゆかりさん(衆院兵庫九区予定候補)は社民党、新社会党も推薦を決めています。
九月十二日に明石駅前で行われた市民と野党の共同宣伝では、福原さんとともに新社会党の永井俊作さん、立憲民主党の中西レオさん、明石民商の田中耕太郎さん、新日本婦人の会の岩崎八千子さんらが訴えました。兵庫九区の現職は西村康稔経済再生担当大臣。コロナ対策、国民の命と暮らしがかかった選挙になります。何としても福原さんを国会へと熱のこもった宣伝となりました。

(兵庫民報2021年9月19日付)14:30

青年が動くとき、すでに勝利の光あり:民青同盟と日本共産党が総選挙キックオフ集会


九月十一日夜、日本民主青年同盟と日本共産党の共催で、総選挙に向けた「キックオフ集会」がオンラインで開催され、志位和夫委員長の講演と青年・学生によるリレートークが行われました。民青兵庫県委員会は終了後に感想交流会も行い、全体で十九人の青年が集会に参加しました。
*
志位委員長の講演では、総選挙の意義が若者に引き付けて語られ、コロナ対策や気候危機打開、ジェンダー平等の実現など、党の総選挙政策が分かりやすくコンパクトに示されました。
講演の最後に志位委員長は「未来は青年のもの」「青年動くとき、すでに勝利の光あり」と若者へエールを送り、「一緒にたたかおう」と呼びかけました。
青年・学生のリレートークでは、さまざまな分野からの発言がありました。
「先輩から『八月の東京は地獄、救えるはずの命を選別しなければならない大災害だった』と聞いた」(研修医)
「学生への食料支援に継続して取り組み、集めた声を大学と県に届け要請も行った。すると県独自の学生食料支援が始まった」(徳島民青県委員長)
「二〇一五年の安保法制がきっかけで政治に関心を持った。共産党が国民連合政府を打ち出したことに希望をもち、自分で勉強して民青に加盟した」(学生)
「地区で話し合い、四週連続の対話宣伝をスタートさせた」(労働者)
――など、コロナ危機の下で青年の実態をつかみ変えるために行動を続けてきたこと、社会を変えるために共産党を躍進させようという熱い訴えがありました。
*
兵庫県の感想交流会では「准看護士として働いていて、研修医の方の話に共感できた。命の取捨選択はあってはならない」(労働者)
「食料支援を利用する学生にとっては、政治と学生との接点を見つけるのが難しいと思う。私たちが身近な不条理や政治を変えられることを伝えたい。志位さんの講演は社会の問題点が分かりやすくまとまっているので活用できたら」(学生)
「発言者みんなの思いが溢れていて圧倒された。それぞれの体験をもとに自分の言葉で論理的に〝共産党なんだ〟と言っていたのが印象的」(労働者)
「学生や医療、労働者の話を聞き、改めて深刻な事態と思った。政権交代必要」
――など、社会を変えたい思い、選挙を頑張りたい思いが交流されました。
集会はYouTubeで視聴できるようになるため、民青兵庫県委員会では今回見ることのできなかった同盟員にもぜひ見てもらい、仲間を広げながら選挙をたたかおうとしています。
〔伊木さち〕
 
YouTube録画配信
https://youtu.be/CZHRuhQa0hM


(兵庫民報2021年9月19日付)14:00

ジェンダーわたしの視点「家庭で、職場で……お互いを尊重し合える社会へ」新日本婦人の会西宮支部事務局長 松尾玲子


子どもの頃、OLになりたくない!と思っていた。何故、女性が「お茶くみ」をしなければならないのか? お茶を飲みたい人が飲めば良いではないか。私のジェンダー視点はこれが出発点なのかも知れない。
大人になり、母性保護の必要性を知った時「男性と女性は同権ではあるが同質ではない」事が重要だと感じた。女性はどうあがいても、筋力で男性に敵わない。
様々な仕事を女性が「自由に選んで」できるようになるのが果たして「男女平等」なのか? 財界が、より安い賃金で雇える女性労働者に置き換えていったのではないか? 女性の健康は守られているのか? 労働者全体も賃金は引き下げられたのではないか?
現在、多くの夫婦が共働きしても生活が苦しい状況に追い込まれている。男性は相変わらずの長時間過密労働、女性も生活のために働き、家事、育児、介護、地域との関係作りをもこなさなければならない。
男も女も、生きるために、そして、社会に役に立とうと働く。しかし、コロナ感染症が広がり、非正規労働者が多い女性は、休職や雇い止めにあい、収入が減り、窮地に陥っている。
今年に入り「#わきまえない女」というハッシュタグがツイッターでトレンド入りした。森喜朗氏の女性差別発言に端を発したものだ。
女性を力でねじ伏せ、言う事をきかせ、三歩後ろを歩く事を求めてきたような日本社会の風潮がある。その延長線上に森氏のような差別発言や、痴漢など性犯罪、DV問題等がある。#MeToo運動やフラワーデモなどで性暴力被害が語られるようになり、共感が広がっているが、何故、このような問題が起こるのか? 性暴力の加害者の多くは男性だ。これからは男性の問題としても捉え、考えることが必要ではないか?
いよいよ総選挙がやってくる。どの人も、八時間働けば笑って暮らせるような社会へ。みんなが、家庭で、職場で、お互いを尊重し合える、そんな社会になればいいなと思う。

(兵庫民報2021年9月19日付)13:30

第46回垂水母親大会:初めてのオンライン開催――2視聴会場と各家庭結び


昨年はコロナのため余儀なく大会を中止したので、今年こそはと、初めてのオンラインによる母親大会を開催。配信する方も参加する方も大変苦労しましたが、視聴会場二カ所と各家庭を結び、みんなの力で無事終えることができました。
記念講演は、「忖度政治の内実――あったことはなかったことにはできない――子どもたちの未来のために私たちに今できること――」と題して、元文部科学事務次官の前川喜平さんにお話を聞きました。画面上すぐ目の前に居て話しかけて下さるような前川さんの講演は、内容の詰まったわかりやすいお話しでした。
森友・加計問題も時系列に沿って話され、「あったことをなかったことにする」忖度政治の実態がよくわかりました。とくに安倍・菅と九年続いた政権は、お金を使い、人の弱みを握り、人事権を駆使し、官僚をも巻き込み忖度政治を生み、政治を私物化していったこと。目指すのは、憲法改悪・戦前復帰。
それに対し、ぎりぎりのところで、市民の声が民主主義を守っていること。
時宜を得た内容だけに、「政治の流れを正さなければ」「私たちに今できることは声をあげ、つながり、政治を変えることしかない」との思いを強くしました。
母親大会コーラスの「青い空は」のバックミュージックにのせて、四十五年の歩みを振り返るエンディングのスライドショーも圧巻でした。
〔木村澄子=同大会実行委員会事務局〕

(兵庫民報2021年9月19日付)13:00

大門みきし「戦争は教科書から始まる」連載エッセイ65


菅内閣は今年四月、日本維新の会の質問主意書に対し、「従軍慰安婦」の「従軍」という言葉は不適切との政府答弁書を閣議決定しました。日本軍の関与を否定するためです。それにもとづき教科書会社五社は「従軍」の削除を行いました。安倍政権以来、教育へのあからさまな政治介入が続いています。
平井美津子さんの新著『教科書と「慰安婦」問題』(群青社*)を読みました。平井さんは長年、吹田市の中学校教員として、歴史の授業を通して「慰安婦」問題の事実を子どもたちに教えてきました。二〇一八年十月、その授業が共同通信の配信で各地方紙に掲載されます(「憲法マイストーリー」)。平井さんの授業に賛同する人が多かった一方、SNSでは「反日教育をするな」「慰安婦なんてただの売春婦」など罵詈雑言が発せられ、大阪府議会では自民党や大阪維新の会の議員が平井さんへの個人攻撃を行いました。学校の管理職からも「もう慰安婦の授業はしないで」と度々、圧力をかけられますが、平井さんは「教育への政治介入に屈するべきではない」と毅然と対応しました。それがどれだけ大変なことか。家永三郎さんの教科書裁判の経過をふくめ、一人ひとりの良心と勇気なしに歴史の逆行はくい止められないことを本書は教えてくれます。いま多くの人に読んでほしい一冊です。
教科書をつうじ再び戦争する国をめざす自公政権と維新。今度の総選挙で政権交代を実現し、かれらの野望を打ち砕きましょう。
(日本共産党参院議員)
 
(*編注:十月初旬発売予定 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784434294693

(兵庫民報2021年9月19日付)12:30

こむら潤「昔取った杵柄で」こんにちは♡こむら潤です!19


絵画講師やバリ舞踊インストラクターという私の経歴はすでにご存じの方も多いかと思いますが、実は子どもの頃から、家族五人で「人形劇団くまごろう」という、尼崎を拠点にアマチュア人形劇団の活動をしていました。両親が活動していたところに、私と弟たちが加わり、続けてきたものです。四十年以上活動しているので、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
平日は学校で勉学に励み、夜に稽古を重ね、休日は公演に出かけていました。人前であがらずに活舌よく話すことができるのは、「昔取った杵柄」でしょう。人生何がどこで役に立つかわからないものです。人形劇と共に和太鼓演奏も取り入れ、なかなか奇特な芸能一家でした。今も両親だけで人形劇は細々と続けていますし、コロナ前は毎夏、盆踊りの太鼓をたたかせてもらっていました。「文化芸術は不要不急でなく、生きるチカラの源」です。
「昔取った杵柄」といえば、中学生の時に趣味で手話を習い、学生時代にはバリ島への強い興味でインドネシア語を習得。聴覚障がいをもつ友人とバリ島に旅行し、世界がぐっと広がりました。外国では、筆記で意思を伝える友人と私の間には、壁はなくなるのです。様々な立場の人が対話し交流する中で、同じ言葉、概念、慣習の中では気づかなかったことに気づき、より大きな共感、寛容な理解が生まれます。
今の政治には寛容さ、優しさが欠けています。人間らしい文化や心を大切にする政治に変えましょう。
(衆院近畿比例・兵庫8区予定候補)

(兵庫民報2021年9月19日付)12:00

兵庫山河の会 〈九月〉

七度の干支のめぐりよ卒業の課目ふやしてゆたにすごさむ
 石井敏子

コロナ禍に医療崩壊打つ手なく人も五輪もカオスのるつぼ
 山下 勇

幸運を呼ぶという虹初めてのダブルレインボー スマホにキャッチ
 塩谷凉子

五十年共に祝いし友の逝く彼女の描きしパステル画忘れず
 鵜尾和代

俎板の一尾の鰯さばくごと一世の汚れ捨ててゆきたし
 山下洋美

しみじみと大きな空を仰ぎたり夏の雲居の明るきことよ
 古谷さだよ

長雨で歩く足取り重くなり久し振りねでこころ満開
 加藤やゑ子

ヒロシマで何も語らず何を見た6と9にも黙祷もなく(バッハ会長)
 西澤 愼

飲み過ぎは体にだめだと念を押し娘より届く梅酒一瓶
 大中肇

一回目の接種ままならぬ国民をもてあそぶごと三回目の言あり
 古賀悦子

偏見と差別に耐えし島ぐらし故郷あるも故郷はなし
 岸本 守

(兵庫民報2021年9月19日付)11:30



観感楽学


今年の原水爆禁止世界大会に参加した韓国代表は、「核兵器使用の正当化を打破し、核兵器廃絶に貢献」するために「アメリカの原爆投下の責任を問う市民法廷」を行うと報告した。戦後七十年以上たっても、原爆被害の実態は韓国でも日本でも解明されつくしていない▼国は戦争被害に対して「受忍(我慢)すべき」との態度を取り続けた。被爆者が自らの体験を語り、裁判に訴え被爆の実相を明らかにすることで援護策を実現してきた▼七七年には兵庫県でもNGO「被爆問題シンポ」、八一年から「原爆を裁く国民法廷」運動(二十四都道府県で八十三回も開催)が行われた。国を被告、被爆者を原告に被爆者自身が証言台に立つ模擬裁判の形式で被爆の実相、被爆者の苦しみが明らかにされ、国の核兵器容認政策を告発し、国家補償拒否・原爆被害を含む戦争被害「受忍」論を擁護する国の責任が追及された▼韓国での「市民法廷」は、「原爆を投下した米国と戦争を起こした日本に責任を問う」とともに、韓国の被爆者の実相を明らかにし「韓国人被爆者支援のための特別法」の実現をめざす▼「日本と韓国はこの地球上で、最も多くの被爆者を出した国」として核兵器禁止条約に参加させ、「朝鮮半島非核化と平和体制構築」をの呼びかけに連帯したい。(K)

(兵庫民報2021年9月19日付)11:00

2021年9月12日日曜日

「医療・介護・保健所の削減やめて!いのちまもる緊急行動」全国一斉行動――県内3カ所でコロナ対策、医療、介護、年金、生保、社会保障改善訴え


全国一斉行動として呼びかけられた「医療・介護・保健所の削減やめて!いのちまもる緊急行動」に応えて兵庫県社会保障推進協議会が兵庫共同行動を呼びかけました。賛同する団体、個人が共同し九月四日には阪神尼崎駅南口、JR西宮駅前で、五日には神戸元町・大丸前で街頭宣伝をしました。
神戸元町・大丸前の行動には約七十人が集まり、スタンディングを中心に感染対策を取りながら六種類の署名用紙をテーブルに用意して呼びかけました。
参加した賛同団体がリレートークでコロナ対策、医療、介護、年金、生活保護など、社会保障や生活に関わる改善を訴えました。
日本共産党のこむら潤衆院近畿比例予定候補もかけつけ、コロナ禍での政府対応を指摘し「これまでの政治を変えないと国民のいのちは守れない」と衆院総選挙での政権交代を訴えました。
この「緊急行動」は全国三十六都道府県百十九カ所で取り組まれ、ツイッターなどでも配信されています。
〔堤匠=県社保協〕

(兵庫民報2021年9月12日付)18:30

あったか神戸・岡崎史典さんが訴え:市民の命とくらし守る市政へ変えよう:あったか神戸灘区の会活動交流会

「あったか神戸灘区の会」は九月三日、灘区文化センターで活動交流会を開催。十月十日告示・二十四日投開票の神戸市長選に向けて決意を固め合いました。
 

「市民にあたたかい神戸をつくる会」から岡崎史典さん(写真右)が挨拶し、「新自由主義では市民の命は守れない、今度の市長選で市民の命とくらし守る市政に変えよう」と訴えました。
味口としゆき市議からコロナ禍の神戸市の状況が報告されました。▽神戸市の病床使用率は九三%、このもとでさらに病床削減を推進し、医療崩壊とも言える事態になっている▽高齢者ワクチン接種を巡る混乱は民間丸投げのシステムがもたらした―と指摘。自己責任を押しつける久元市政からの転換をと訴えました。
運動団体からの報告では神鋼石炭火力発電増設中止、神戸文化ホールの移転問題、飲食店への支援や国民健康保険料引き下げなど多岐にわたる要望と市長選への決意が語られました。
ビラを見て会場に足を運んだ飲食店経営の男性は、「初めてあったか神戸灘区の会を知った。こんないいことしてるのに灘区民に知られていない。もっと広めないと」と語ります。
あったか神戸灘区の会は住民要求実現に向け、市民に寄り添う新市長誕生に全力で頑張ります。
〔近藤秀子=あったか神戸灘区の会事務局〕

(兵庫民報2021年9月12日付)18:00

コロナ禍に政府がすすめる病床削減を当然視する市長でいいのか?:神戸市会本会議で日本共産党の森本団長が質疑


八月三十一日に神戸市会本会議がひらかれ、日本共産党神戸市会議員団の森本真団長が質疑に立ち、久元喜造市長の政治姿勢をただしました。

あらゆる手立てつくし、命を救うことこそ

神戸では、現在、第四波を超える過去最大のコロナ感染拡大となり、とくに若年層の感染拡大が猛烈に増えています。「あらゆる手立てをつくして命を救うこと」が求められています。
しかし、久元市長はじめ歴代の神戸市長は、中央市民病院の移転で大幅に病床を減らし、行革で保健所の統廃合や保健師を政令市最低まで削減してきました。
その結果、いま感染した多くの患者が入院や療養するための病院・病床が足りず、入院待機や施設・自宅療養で、病院での適切な看護治療をうけられない実態が続いています。長田区の老人施設ではそのまま亡くなった方もいます。
森本議員は、久元市長が、コロナ禍中でも公的病院である神戸労災病院と三菱神戸病院の六十八床の削減を認めたことを厳しく追及し、「今すべきことは、一般医療を守りつつコロナ病床の大幅な確保および回復病床の確保をするべきだ」と質しました。
久元市長は、「病床削減とコロナ患者受け入れの影響は関係ない」「神戸や、わが国の人口当たりの病床は(OECD比較で)決して少なくはない」などと、コロナ禍での病床削減を当然視する答弁に終始しました。
森本議員は、コロナ対応は災害時レベルであるという認識が欠落しているとして、病床を削減してきた久元市長を批判。症状に応じて適切な治療が受けられ、重症になった時に入院できる施設を神戸で保障するため、あらゆる手段を講じる市政への転換を求めました。

学校の安全対策も国任せ

九月一日から新学期が始まりましたが、学校園・保育所の保護者や子どもたちからは不安と懸念の声が多数寄せられており、小中合わせ千百三十人もの児童生徒が感染不安を理由に登校できずにいます。
森本議員は、政府が学校の先生に定期的なPCR検査ができるよう自治体との調整を表明していることをあげ、神戸市として、子どもたちが安心して学校生活を送れるよう、教職員の頻回のPCR検査と早期のワクチン接種をはじめ、徹底した感染対策をとることを求めました。
久元市長と教育長は「国から何も聞いていない」「現在のところ検査は予定していない」という国任せで、およそ市民の命を守る自治体の長としてまったく無責任な答弁をしました。
〔前田明=神戸市議団事務局長〕

(兵庫民報2021年9月12日付)17:30

日本共産党姫路市議団と太田さん、入江県議が市に要請:コロナ「原則自宅療養」方針撤回を国に求めることなど


姫路市議会の日本共産党議員団は九月三日、太田清幸衆院兵庫十一区予定候補、入江次郎県議とともに、姫路市長に対して新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要請を行いました。
現在、兵庫県にも四回目の緊急事態宣言が発出されており、姫路市でも感染症者が三桁になる日があるなど、感染拡大が止まりません。自宅療養者や入院待機者が増加するとともに、「濃厚接触者になったが、症状がないためPCR検査も受けられない」との悲痛な声が寄せられています。
そこで党市議団は、市民の命を守るため以下のことを緊急に要請しました。
1、国に対して、「原則自宅療養」の方針を公式に撤回し、症状に応じて必要な医療を提供することを大原則とするよう求めること。
2、入院対象者を重症、中等症に絞らず、症状に応じて必要な医療をすべての患者に提供するため、県と協力しながら医療機能を強化した宿泊療養施設を確保すること。
3、濃厚接触者については、症状の有無にかかわらず、すべてPCR検査を行うこと。
4、感染の連鎖を断つため、感染拡大が顕著になっている事業者・学校・保育園等に対する大規模検査を行うこと。
当局からは、健康福祉局長、保健所長が応対しました。保健所長は、「今、姫路市でも感染者が増え続け、対応に追われているが、入院が必要な人は、何とか入院できている。保健所でもレントゲン撮影を行い、薬も出している」と述べました。PCR検査については、「民間の力も借りながら、必要に応じて補正予算もお願いしたい」とし、保健所、医師会、調剤薬局等連携して対応していきたいと答えました。
太田清幸予定候補は、この緊急要請に基づき市民の命を守ることを最優先に取り組みを強めるよう求めました。
〔谷川まゆみ=姫路市議〕
 
写真:要請書を手渡す太田清幸さんと(左から)村原もりやす、苦瓜かずしげ、森ゆきこ、谷川まゆみの各市議と入江次郎県議

(兵庫民報2021年9月12日付)17:00

『民主主義の日本めざして――「川崎・三菱大争議」100年』を読んで:兵庫県労働組合総連合議長 成山太志


今から四十年ぐらい前、私が労働組合に関わるようになった頃、先輩たちから「戦前に川崎・三菱大争議があった。神戸は労働運動の発祥の地だ」と聞かされた記憶があります。しかし、その後、詳しく知ろうとはしませんでした。
今回、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部から『兵庫民報』に連載された文章をまとめたパンフレット『民主主義の日本めざして――「川崎・三菱大争議」100年』(頒価百円)が出されました。私は、このパンフレットを読んで、初めて大争議の全体像を、大まかにつかむことができたように思います。労働組合をはじめ、様々な運動に携わる方々には、ぜひ読んでいただきたい内容です。
一九二一年七月十日に行われた三万人の大デモが暴力を排して平和的に整然と行われたこと、市民の支持を得て多くの市民の支援のもとに行われた争議であったこと、権力の介入でデモなどの行動が禁止されても「水泳大会」「山登り」「神社参拝」などの名目で実質上の集会・デモを行う工夫がなされたこと、争議は敗北に終わり千三百名が解雇となるが多くの活動家が屈することなく全国の様々な運動の担い手となっていったことなど、学ぶべき内容が豊富にあると感じました。
また、当時の大原社会問題研究所の依頼で撮影された大争議の実写フィルムを私も視聴させていただきました。このフィルムは、戦争中は弾圧を避けるため井戸の中に極秘に保存され、戦後探し出されたという奇跡的で貴重なものです。パンフレットを読むこととあわせて当時の映像を見ることもお勧めします。

(兵庫民報2021年9月12日付)16:30

B5判、表紙含め28ページ、カラー/頒価100円/問い合わせ先:治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部 Tel. 078-351-0677、Fax 078-371-7376(日本国民救援会兵庫県本部内)/日本共産党兵庫県委員会でも扱っています。

『民主主義の日本めざして――「川崎・三菱大争議」100年』を読んで:日本民主青年同盟兵庫県委員長 上園隆


明治維新から終戦までの歴史といえば、絶対主義的天皇制のもとでの暗黒時代という印象が強いですが、言論の自由が抑圧されていたもとでも活き活きと運動を展開していたという事実にまず驚きます。
そしてさらに驚いたのはその大きな舞台が、この神戸にあったことです。日本全国に広がった米騒動からの流れも汲みながら、労働組合が結成され、フェミニズムが始まり、農民運動や部落解放運動も広がり、日本共産党の結党とその神戸細胞の誕生へと、現代のたたかいにもつながるような運動が兵庫県内にも広がっていきます。とりわけ川崎・三菱争議は三万人を超える人々のデモ行進があり、民本主義を唱えた吉野作造が応援にかけつけたというエピソードや、友愛会神戸支部が立ち上がるも官憲の弾圧によって執行部が不在となる中で、友愛会の鈴木文治会長が直接神戸にきて争議の運営にあたったエピソードなどまるで映画のような迫力です。
それだけに、戦前のこうしたたたかいが、「勝ち取った権利=社会的バリケード」として日本社会に根付く前に、徹底した弾圧によってこれを破壊してしまった天皇制政府の犯罪性について思いを致さざるをえません。
そう考えると、この時代に成しえなかった「成果」は現代に生きて活動している私たちに課せられた宿題のようです。そしてその宿題は野党連合政権の実現と、市民と野党の共闘を発展させ続けることによって果たせるものだと思いました。
戦前の日本社会と現代の日本社会は全く違う社会として切断して捉えがちですが、本書からは、その中にも現代につながる連続性があることを発見し、そのことを通じて今目指している野党連合政権の実現の歴史的意義を深くつかむことができます。

(兵庫民報2021年9月12日付)16:00

B5判、表紙含め28ページ、カラー/頒価100円/問い合わせ先:治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟兵庫県本部 Tel. 078-351-0677、Fax 078-371-7376(日本国民救援会兵庫県本部内)/日本共産党兵庫県委員会でも扱っています。

こむら潤さん、五輪中止求めた女性障害者らと意見交換:障害者、子ども、高齢者を真ん中に多様な社会のデザインこそ


日本共産党兵庫県委員会ジェンダー平等委員会は九月二日、三カ所の障害自立サポートセンター役員と、こむら潤衆院近畿比例予定候補とのオンライン懇談を行いました。
懇談相手は、自立生活センター神戸「Beすけっと」の藤原久美子事務局長、同じく神戸にある自立生活センター「リングリング」の中尾悦子代表、自立生活センター札幌の安積遊歩理事。宮野つるお兵庫二区予定候補、きだ結県議、朝倉えつ子神戸市議、党県ジェンダー平等委員会メンバーも参加しました。
この懇談は、『しんぶん赤旗』二〇二一年七月十一日付記事「各地の女性障害者ら、五輪中止を求め声明」をきっかけに党県ジェンダー平等委員会から申し入れたものです。
*
懇談ではまず、藤原さんから「声明」の趣旨と経緯について説明を受けました。「七月の一回目の声明につながりの中だけで千三百四十七人の賛同があり、菅首相に提出。八月六日に二回目の声明を提出した」「コロナ感染拡大の中で優生思想的なトリアージが行われたら、一番に危機感を感じるのが障害者。パラリンピックでも私たちが声をあげることが必要だと思った」と聞き、コロナ禍での障害者の実態や政治に望むことについて、意見交換を行いました。
*
中尾さんは、「自分は二十四時間介助が必要、二十数年の中で最大の危機を感じている。もしコロナに感染したら介助は受けられなくなるのではないかと命の危険を感じていて、いまは外出せず家にこもっている」「地域の中で他人の介助を受けながら、自立して生きる権利があると思って声を上げてきた」「国家事業としてオリ・パラを盛り上げてしまって、コロナを広げたことは政治の責任」「私が濃厚接触者になったら、介助者は防護服を着用しなくてはならなくなる。防護服を着用した状態で、いままでと同じ介助ができるのか? 介助を極力減らさないといけなくなると思う」と深刻な実態が話されました。
安積さんは、「小五~中一まで施設にいた。戦争になると私たちは殺されると思っていた」「コロナ禍になって、私たちがいない方がいいんだと思われているような、そういう意味で戦時下と同じだと思う」と語りました。
*
また、「介助」が仕事として成立していない問題、その背後にジェンダー差別があること。障害者を分離して、健常者に近づけようとする支援学校の教育の在り方の問題にも話はおよび、政治を変えて、障害者や子ども、高齢者を真ん中にした多様な社会をつくることが必要だということが共通意識になりました。
こむらさんは、「お金の使い方は政治の問題。自民党の綱領は、『自助自立する個人を尊重』することを第一にあげ、公助を後回しにしています政権を変えて、社会的に弱い立場の人を中心において、みんなが幸せになる社会をつくっていきましょう」と発言しました。
〔平松順子=同委員会責任者代理〕
 
藤原さん、安積さんのお話はYouTubeのフラワーデモチャンネルで配信されている動画「私たちが止めるしかない 東京オリパラ 〜女性たちの抗議リレー」(12〜14回で詳しく聞くことができます)
https://www.youtube.com/c/FLOWERDEMO/videos

写真:(上段左から)朝倉さん、こむらさん、中尾さん、(下段左から)藤原さん、きださん、安積さん

(兵庫民報2021年9月12日付)15:30

こむら予定候補が兵庫労連女性部と懇談:働く問題解決はジェンダー平等社会につながる


こむら潤衆院近畿比例・兵庫八区予定候補は、ジェンダー平等社会実現に向けて兵庫労連女性部と懇談しました。
懇談のメインテーマは「職場のジェンダー問題について~政治がやるべきこと、できること~」。
職場のこと、家庭のことを縦横無尽に話し合う中で、「これまで女性が勝ち取ってきた権利が、非正規化によって一気に崩されている」実態や、「福祉職場は女性が多い。保育も介護も勉強して資格を取ってプロとして仕事をしているのに、家庭で女性がやってきたことだと低く見られている」「だから男性の保育士や介護士も賃金が低く、福祉現場では男性の〝寿退社〟が多い」といった実情が出され、職場でのジェンダー平等が男性の処遇改善にも不可欠であることがリアルに示されました。
また「夫婦どちらかが仕事を辞めたら暮らしていけない。政治に関わる時間がない」「夫は長時間労働で子育てに関われない」といった話から、「やはり最低賃金千五百円と同一労働・同一賃金、八時間働けば普通に暮らせる社会はジェンダー平等社会と不可分」「ジェンダー平等社会実現は、自由な時間の確保が大切」と話が進み、「それって日本共産党綱領の第五章『社会主義・共産主義社会をめざして』に書いてある〝労働時間の抜本的な短縮を可能にし、社会のすべての構成員の人間的発達を保障する土台をつくりだす〟っていうのと同じですね」「政権交代は当然だけど、そこで共産党の議席をふやさないと」という話になりました。
〔金田峰生=国会議員団兵庫事務所長〕

(兵庫民報2021年9月12日付)15:00

第40回はたらく女性の兵庫県集会:SDGsの鍵は1m以内に


第四十回はたらく女性の兵庫県集会を九月五日、神戸市内で開催しました。
記念講演は、大阪産業大学准教授の花嶋温子先生に「ゴミから考えるジェンダー――SDGsの鍵は一メートル以内にある――」と題してお話ししていただきました。
――最近、SDGsという言葉は随分知られてきましたが、学校で学ぶ十代は七〇%以上知っているものの、まだ五五%の人にしか知られていません。
――各自治体では、環境基本計画など、SDGsに関連付けた計画が策定されていますが、SDGsの五番目の目標「ジェンダー平等の達成」について盛り込んでいる自治体は、まだほとんどありません。
――二〇二一年のジェンダーギャップ指数で日本は百五十六カ国中百二十位。G7各国中ではもちろん最下位です。
――十七あるSDGsの目標の中でも、「目標5」は一番関心の低い目標となっています。
自らゴミ屋と言われる花嶋先生が、ゴミ回収を体験された時、市民からギョっと驚かれたそうです。私たちの方にも「ゴミ回収は男性の仕事」という気持ちがあるのかと気づかされました。地域で取り組まれているゴミを活用した発電や堆肥作りの事業も、女性が主体となっているところでは継続されていることも紹介されました。
「SDGsを進めていくには、全ての場面で『目標5』を考えるべきです。気がついたら声を上げましょう」の言葉に参加者一同納得し前を向く思いでした。
〔川村淑子=はたらく女性の兵庫県集会実行委員会〕

(兵庫民報2021年9月12日付)14:30

ジェンダーわたしの視点「自己主張せず堪えるばかりと見えた母が」日本共産党尼崎市議 松沢ちづる


一九二八年生まれの九十三歳の母は、岐阜県の山深い白川町で弟夫婦と一緒に暮らしています。
隣村の長男である父と結婚、祖父母とともに夫婦で田畑を開墾しながら、私を含め五人の子どもを育ててきました。口数が多くないほうで、PTA会長や農協役員などを務める父の陰で、自己主張せず堪えるばかりの人生だと、子どもながらに母をそう見ていました。
私は、母よりもっと広い世界で自分のやりたいことをやり、言いたいことが言える人生を歩みたいと思い、看護師、保健師の学校に進み、十八歳で田舎を出ました。そのため、祖父母や父を介護し看取った母の苦労や思いをそばで見つめることはできませんでしたが、認知症になった祖母の介護を振り返って、自分の子どももわからなくなった祖母が、自分のことだけは最期までわかっていてくれたと話す母はうれしそうに見えました。
母の米寿を子・孫・ひ孫でお祝いをするのに、鳥羽のホテルで一堂に会しました。費用は子どもで持ち合うことにしていましたが、母がどうしても自分で払うと言って聞きません。「お父さんも米寿の祝いを自分のお金でやらせた。私だってそうする!」そう言って、ポンと札束を出しました。かっこいい! 自己主張せず堪えるだけの人生ではなかった母を見た瞬間でした。

(兵庫民報2021年9月12日付)14:00


日本共産党兵庫県業者後援会が決起集会:「声をあげれば政治は変えられる――確信持って総選挙をたたかおう」


感染症と政権のコロナ禍対応によって、中小業者・国民の苦難が増大する中、日本共産党兵庫県業者後援会は九月三日夜、県内三十六カ所を結びオンラインによる決起集会を開催しました。
当日の菅首相、自民党総裁選不出馬・首相辞任表明を受け、発言者からは「無為無策の感染症対策」「利権獲得と政権支持率浮揚のためのオリンピック開催」への厳しい批判とともに、国民世論によって退陣に追い込んだとの発言が相次ぎました。
開会挨拶に立った加口良秋代表世話人は「支持率急落により菅政権は退陣となった。就任当初から自助を国民に押し付け続けてきたやり方は政治ではない。声をあげれば政治は変えられることへの確信を持って総選挙をたたかおう」と強調。土谷洋男代表世話人は閉会挨拶で「比例は共産党、小選挙区は野党統一候補を勝利させ、兵庫からこむら潤さんを国会に送り出すため、怒りの声を広げ勝利を」と呼びかけました。
各業者後援会からは「総選挙では世界六十二カ国以上が実施し、国会議員の四〇%以上が賛同している消費税減税、インボイス制度の廃止、感染症支援策の拡充など、中小業者の要求を掲げたたかう」(長田区)、「人口二十三万人、中小業者三千人がいる北区の中で業者後援会の果たすべき役割は大きい。早急に体制をつくり、構成員一人ひとりが周りの人に声をかけていくたたかいにしていきたい」(北区)、「感染症支援策の相談の中で、『政治を変えなければ』と協力を呼びかけ、『しんぶん赤旗』読者は六月以降、四十二人増やすことができた。これまでの成果を確信にみなさんと喜びを共有するために奮闘したい」(垂水区)などの決意が表明されました。
集会では、こむら潤予定候補が決意を表明し、全国業者後援会のユーチューブ「共産党国会議員団の国会質疑」を上映。「構成員に大いに依拠して後援会活動の担い手づくりを」「対話・支持拡大目標を決め、全構成員、地域の全業者に総当たりする」「中小業者の要求と日本共産党の実績、役割を話し合う多彩な小集会を」などの行動提起を確認しました。〔田中邦夫=兵庫県業者後援会事務局長〕

(兵庫民報2021年9月12日付)13:30

強制連行・強制労働による中国人犠牲者を慰霊する集い:神戸港で17人、相生で28人が犠牲に


新型コロナウイルス感染症が拡大し緊急事態宣言が発出される中、日中友好協会兵庫県連は九月五日午後、神戸市兵庫区の宝地院で「中国人犠牲者を慰霊する集い」を開催し、県連役員中心に十二人が参加しました。
戦後一九五〇年代初め、各地に実行委員会がつくられ、犠牲者の実態調査とその後遺骨返還運動が全国的に行われました。兵庫県内でも日中友好協会神戸支部(当時)が中心となり県内の状況調査を実施。県内へ約千五百人の中国人が強制連行され、神戸港で十七人、相生の播磨造船所で二十八人が犠牲となったことを明らかにしました。一九五七年十月には全県的規模の「殉難中国人慰霊祭」を神戸市中央区の関帝廟で開催しました。
その後、一九九五年の阪神・淡路大震災で宝地院本堂が全壊した際、慰霊祭で使われ、同寺に保管されていた「慰霊牌」が出てきたことで、本堂再建を機に一九九八年から慰霊の集いを開始。今年で二十三回目を迎えました。
本堂での追悼行事で中川正興住職は、最近のアフガニスタン状況やコロナ禍での市中の様子などを語り、「紛争は武力では解決できない、安全で安心して暮らせる社会は仏教界の徳目です」と話し、読経しました。参加者全員が焼香し手を合わせて犠牲者を追悼しました。
追悼行事のあと地階集会室で一九三八年日本軍の武漢作戦に同行し撮影された亀井文夫監督のドキュメンタリー映画『戦ふ兵隊』を上映しました。
〔上田雅美=日中友好協会県連〕

(兵庫民報2021年9月12日付)13:00

宮本たけし「希望をひらく政権」へ全力で走ります:連載「東奔西走」17


菅義偉首相が政権を投げ出しました。国民の世論と運動に追い詰められた結果です。まさに九年間にわたる安倍・菅自公政治の大破綻の証明です。
菅政権のコロナ対応の致命的欠陥は、東京五輪・パラリンピックを強行したことに象徴的に示されました。感染抑止に逆行する五輪開催は、国民への誤ったメッセージとなり、「第五波」の感染爆発に拍車をかけています。そして、ついに「救急車を呼んでも医療にたどり着けず命を落とす」などという医療崩壊に直面しています。まさに安倍・菅政治や維新政治が国民の命を奪い始めているのです。
日本共産党は、来る総選挙を「なによりいのち、ぶれずにつらぬく」を掲げたたかい抜きます。党をつくって九十九年、日本共産党は侵略戦争の時代から、命を奪う戦争に命がけで反対してきました。だからこそ、今「何より命」をブレずに貫けるのです。
菅政権は倒れたものの、表紙を変えても政治は変わりません。いま総裁候補に名乗りを上げている人たちと私は、直接国会で論戦してきました。すべて安倍菅政権の閣僚として悪政を進めた「お仲間」です。
今こそ、市民と野党の本気の共闘の出番です。森友問題での野党合同ヒアリングや、大阪十二区補欠選挙での自らの議席をなげうってのたたかいなど、私は、まさに、その先頭に立ってきました。四月の三つの国政選挙でも、東京都議選でも、八月の横浜市長選でも市民と野党が本気で共闘すれば勝利できることが証明されました。
今まさに、野党の本気度が問われています。国民が信頼できる「希望をひらく政権」へ、私も全力で走ります。
〔日本共産党前衆院議員〕

(兵庫民報2021年9月12日付)12:30

みんぽう川柳〈八月〉「近づく」

選 者 島村美津子

特 選

敗戦日ゆっくり風呂に入った日
 明石市 上野景子

【評】神戸大空襲で生まれ育った家を焼かれ、いたしかたなく女性陣だけで疎開した母の故郷。
雑音ばかりの玉音放送というのを聞いた昼、しばらくして沈黙を破って誰かがぽつりと言った「日本は負けたんや」。とにかく命助かったという喜びが全身を貫きました。その夜、母や姉と井戸水を汲み入れ山で拾ってきた枯れ枝を焚いて五右衛門風呂に浸かった深い安堵感は何ものにも代えがたかった。七十六年前の少女の日を鮮明に思いだす。

入 選

近づく日亡き人想う祈りの日
 神戸市 兵頭和子

空にらむ近づくあの日きのこ雲
 神戸市 山本尚代

近づく終戦日未だ遺骨捜す人
 芦屋市 梶原嘉代子

八月十五日近づきムクゲの花ひらく
 尼崎市 富田明美

耳遠くそっと近づき会話する
 尼崎市 富田 断

唇に指あて孫とないしょ事
 明石市 小西正剛

蝉の声そっと近づく散歩道
 明石市 山澤美智子

せまりくる私の近所コロナ菌
 姫路市 冨士初美

近づくと恐い台風無防備日本
 芦屋市 松田良介

距離感におびえうかつに近づけぬ
 神戸市 塩谷凉子

コロナ禍で近づく二学期のびのびと
 神戸市 眞鍋靖子

近づいた桜見る会の真実が
 神戸市 梶山洋枝

ガースーの息の根止める秋近し
 尼崎市 大野幸雄

近づけばメダルに噛みつく市長あり
 神戸市 北河豊治

みんぽう川柳募集

▽九月の題は「準備」、締切は九月二十四日▽十月の題は「本番」、締め切りは十月二十二日(日付にご注意ください)▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記▽毎月第四金曜日必着。締切が迫っている場合に限りメール、ファクスでもけっこうです。ファクスの場合は、葉書大の枠を書き、その中に必要事項をすべて記入してください。葉書大に切り揃えますので、枠の外には何も書かないでください。

(兵庫民報2021年9月12日付)12:00


瀬戸恵子「ひなたぽっころりん」〈690〉


(兵庫民報2021年9月12日付)11:30