2021年7月4日日曜日

神鋼株主総会会場前で株主に訴え:子どもたちの未来のために石炭火力発電中止・脱炭素へ進みましょう


神戸製鋼所の株主総会が六月二十三日、神戸・ポートアイランドの神戸国際展示場で行われ、神戸の石炭火力発電所を考える会の会員らが石炭火力発電所の増設中止などを訴えました。その中で、本紙に石炭火力発電所裁判日誌を連載している原告・近藤秀子さん(写真中央)の訴えと感想を紹介します。
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株主の皆さまへ
地元住民の切なる声を届けてください。
①電力事業、とりわけ石炭火力発電所一~四号基の運転を見直すこと。
②パリ協定と整合する事業計画を策定すること。
世界は脱炭素の実現に向け大きく変わりつつあります。神戸でも神戸製鋼所が行う石炭火力発電所の建設・稼働差し止めを求める民事訴訟、建設を認めた国に対する行政訴訟、二つの裁判が進行中です。このような訴訟リスクが顕在化しているにもかかわらず、経営方針を変えようとしません。
今年五月五日子どもの日に、三号基の火入れを行なったことについて株主、投資家の皆さんはどう思われますか?
毎年毎年経験したことがないような巨大な台風が日本を襲い、甚大な被害をもたらしています。いのちの危機とも言える気候の危機を回避するためには「脱炭素」しかありません。
神戸製鋼所が増設計画している石炭火力発電所は中止すべきではありませんか。
石炭火力発電所で二基を増設する一方、二酸化炭素を出さない燃料への転換を掲げるなど大企業としての社会的責任を果たしているとは思えないのです。
子どもたちに、孫たちに青空を引き継ぐためには今、脱炭素に向け共に進むことが求められているのは間違いありません。
どうか私たちの願いに耳を傾けてください。
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今年はコロナ禍でもあり、直接会場に来られる株主の数は少ないようでしたが、駅から会場に向かう多くの方が事業リスク報告書を受け取ってくれました。
会場では石炭火力による電力事業について姿勢を問う質問が相次いだようです。

(兵庫民報2021年7月4日付)
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