2021年7月4日日曜日

観感楽学


私事だが、六月二十五日に二回目のワクチン接種を終えた。体調の変化もなくほっとしている。全国的にワクチン接種は進んでいるようだが、政府が鳴り物入りで開設した大規模接種会場は不評で、職域接種もワクチン不足で中断など、なかなか思惑通りに進まず、首相はご機嫌斜めのようである▼六月二十一日で「緊急事態宣言」を解除(沖縄を除き)した直後から、東京はじめ首都圏の感染者は減少から増加へと向かいはじめた▼ところで先日、早々と来日したウガンダの選手団のうち一名が空港で陽性と判定され隔離、専用バスで大阪に到着した中の一人が陽性、結局、他の選手たちも全員が濃厚接触者に。さらに、彼らを搬送したバス運転手や出迎えた職員も濃厚接触者になるなど深刻な事態になっている▼オリンピック開催まであと一カ月を切り、これから続々と成田に、羽田に、関空にと世界中から数万人の選手や役員が到着してくる。そして五輪貴族と呼ばれる人たちが「楽しみに」やってくる。彼ら全員がワクチン接種を終えていると仮定しても、ファイザーの有効率は九五%、つまり十万人が来日すれば、五千人が「陽性」であっても不思議ではない。マスクをして大声を出さない。これで安心・安全? 想像するだけでぞっとする。(D)

(兵庫民報2021年7月4日付)
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