2021年6月27日日曜日

金田峰生さんが全力:兵庫県知事選挙7月1日告示・18日投票


いのちと暮らしを守る県政へ 

七月一日告示、十八日投票の県知事選挙が目前にせまりました。六月二十五日からは全国注視の東京都議選も始まっています。通常国会が閉幕し、秋の総選挙に向けた情勢の大激動が進んでいます。
新型コロナ禍のまっただなかでたたかわれる今回の知事選挙は、文字どおりコロナから県民の命と暮らしを守る県政を実現する選挙です。日本共産党兵庫県委員会は、「国民の苦難軽減と社会進歩のために歩んできた党の九十九年の歴史にかけて、今こそ全党・全支部が県知事選挙、総選挙勝利にむけてたちあがろう」と呼びかけています。

保健所・病床削減から転換

六月十三日に行われた「神戸新聞」など主催の知事選予定候補討論会では、四人の中で、コロナ禍で苦しむ県民の願いに応え、いのちと暮らしを守る県政を実現できるのは憲法県政の会の金田峰生さんであることが鮮明になりました。
新型コロナ感染対策では、ワクチンの迅速・安全な接種、PCR検査拡大、事業者への補償、医療機関へ補塡など「封じ込め」の戦略を示したのは金田峰生さんだけでした。
県のコロナ対策事務総長を務めていた金沢和夫・前副知事は、病床削減、保健所削減、保健師削減も「今回のコロナに影響する形でない」「PCR検査は大規模にやると信頼性が損なわれると指摘がある」と言い、今後の病床削減計画の見直しも拒否。同じく認識を問われた前大阪府財政課長の斎藤元彦さんは「私の在任中に保健所の統廃合を行った事実はない」と話をすり替え、四人のうち唯一、東京五輪開催に賛成しました。

開発優先・大企業優遇から転換

金田峰生さんは、阪神・淡路大震災後、神戸空港建設や新都心整備など巨大開発を優先して被災者を置き去りにしてきた兵庫県の「創造的復興」路線を厳しく批判しました。
一方、金沢さんは、自らの実績として「創造的復興」をあげ、「コロナからの創造的復興を成し遂げる」と唱えている斎藤さんも、金沢さんと同様「井戸県政を評価する」の問いに「〇」と表明しました。
「神戸新聞」の調査では今回の知事選挙で、投票で重視する点は「政策や公約」がトップの三一・二%。井戸県政を「引き継ぐ方が良い」一九・三%、「引き継がない方が良い」四七・六%です。県政の転換・刷新を求める県民の願いに応えることができるのは憲法県政の会・金田峰生さんだと浮き彫りになりました。

ジェンダー平等など四つの柱で

金田峰生さんは公約の柱に、①医療や福祉を削る兵庫県政の流れを変え、県民のいのちと暮らしを守る県政を実現する②ジェンダー平等をすすめ、すべての人の尊厳を等しく守る兵庫県政をつくる③産業を支え、地域を支え、雇用と環境を守る県政をつくる④生活の安心、平等な教育機会、豊かな文化を通じて、子どもたちの未来を開く―を掲げて活動しています。
憲法県政の会は、「百五十万対話で九十万票獲得をめざし金田勝利を」と呼びかけています。党県委員会は「菅政権の支持率が下がり、県知事選をめぐり自民党が大分裂し、〝県政転換か継承か〟対決構図が明瞭になるもと、金田峰生さんの政策を県内隅々に届け、県政転換を勝ち取ろう。党独自で百万対話に挑戦し勝利に貢献しよう」と告示までの音の宣伝と対話、告示後は電話も使った対話・支持拡大、全戸配布、スタンディング、オンライン演説などを大きく加速、飛躍させようと呼びかけています。

市民と野党の共闘の流れさらに

六月十六日の内閣不信任決議案の賛成討論で日本共産党の志位和夫委員長は、コロナ危機での無為無策、「政治と金」など、まともに対応できない菅政権に「国政を担う資格無し」と断じ、総選挙で、市民と野党の共闘の力で、菅政権を倒し、国民が希望を持って暮らせる新しい日本をつくるために全力をあげると表明しました。
各党が激戦を繰り広げている東京都議選に続いて開始される県知事選挙は、自民党など与党分裂という前代未聞の情勢の中でたたかわれます。知事選挙での勝利、自民党勢力への審判は県民のいのちと暮らしを守る大きな力になるとともに、兵庫県、近畿での力関係を大きく動かし、市民と野党の共闘を励ますものとなるでしょう。

(兵庫民報2021年6月27日付)

上郡町議選7月13日告示:産廃問題にとりくんできた米田ひろきさんで住民の声届く議会・町政に


日本共産党西播地区委員会は七月十三日告示・十八日投開票で行われる上郡町議選挙(定数十)に米田ひろきさん(59)=新=を擁立。空白克服を目指します。
上郡町は産廃問題を契機に、大きな転換点に立っています。産廃処分場建設計画に反対する住民らは、昨年秋から産廃建設の賛否を問うため住民投票の実施を求め署名活動を行い、有権者の五三%に当たる六千七百七十三筆の有効署名を集め住民投票条例制定を求めましたが上郡町議会は賛成四反対五で否決しました。
産廃反対運動で中心的役割を担ってきた米田さんが党公認で立候補表明すると「反対運動は共産党系が主導権を握っている」などのビラを産廃建設推進派が町内で一斉配布するなど、政党支持や立場の違いをことさらあおり、運動に分断を持ち込む宣伝も始まっています。
このままでは住民多数の声は無視され、多様性は否定され少数者は徹底的に排除される町になってしまうのではないでしょうか。
米田ひろきさんと党上郡支部は、こうした反共宣伝に対し、「世界の合言葉は『ジェンダー平等と、ダイバシティ&インクルージョン』―これは、すべての男女格差なくし、それぞれの違いや多様性が尊重される社会こそが真の力を発揮するという意味です。これが世界の大きな潮流です」と訴えるビラを作成し、町内全戸に配布中です。
米田ひろきさんは住民の声を無視する町議会を改革し、産廃STOP!の一致点を大切に、一人ひとりの個性や違い、多様性が尊重される風通しのよい町政・町議会を目指し、高齢者も若者も住み続けられるまちづくりを実現します!
〔入江次郎=県議〕

(兵庫民報2021年6月27日付)

淡路市議選7月11日告示:日本共産党2議席で市民要求実現の力さらに


淡路市議選(定数十八)は七月十一日告示・十八日投票でたたかわれます。日本共産党は、かまづか聡さん(43)=現=と、岡田のりおさん(60)=新=の二人を立て、必勝をめざします。
門市政のもとで、「全小中学校へのエアコン設置」や「あわ神・あわ姫バス」のダイヤ改正、コロナ禍のもとでの支援策など、市民団体とともに取り組んで前進面はありますが、高すぎる国保税や介護保険料引き下げの要望には耳をかさないなど、住民に冷たい市政が続けられました。議会も、かまづか議員以外の議員が今年度予算に賛成する「オール与党」になっています。市長は「淡路島一市」推進に意欲を燃やしています。また県の「産業立地促進条例」にもとづく税金投入を受けた「パソナ」進出は、地元の雇用拡大につながらず、転入者の影響や環境問題、いつ破綻するかわからないなど、住民不安が広がっています。
市議選は、現職十五名、元議員は二名、新人七名の二十四名が立候補を予定しており、六名オーバーの激戦が予想されます。
今回の市議選で、日本共産党が二つの常任委員会に委員をもち議案提案ができる二議席を奪還すれば、市政の監視役とともに、市民の要求実現の役割が二倍、三倍と広がります。
市議選公約では、新型コロナウイルス対策として、速やかにワクチン接種を実施することや、希望者に公費でPCR検査を受けられるようにすること、飲食業者等に独自の支援策を講じること、生理用品の無料配布など生活困窮者への支援を行うことなどを掲げてたたかいます。
また、市の財政調整基金の活用で、学校給食費の無料化を(財源は一億四千万円)、高校生の医療費無料化を(財源六千万円)、国保税一世帯一万円引き下げを(財源七千二百七十五万円)、高校生の通学費補助をすべての高校生に(財源は千七百万円)と訴えて選挙戦をたたかっています。

(兵庫民報2021年6月27日付)

がんばります! 日本共産党新人議員:日本共産党尼崎市議 山本直弘:地域内で循環する経済とくらし、社会保障充実を


私は六月六日投開票で行なわれた尼崎市議会選挙で、徳田稔さんのバトンを受け継ぎ、初当選することができました。本当に多くの方々に支えられ、励まされて押し上げていただいたと実感しています。ありがとうございます。
私は、二十四年間、尼崎民主商工会で中小業者運動に携わってきました。
その間、大店法改悪による大型店進出、牛肉BSE問題、商工ローン・サラ金問題など、様々な事を通じて、中小業者を苦しめる政治と闘ってきました。
しかし何といっても、相次ぐ消費税の増税が、営業とくらしに大打撃を与え、多くの中小業者が倒産・廃業に追い込まれる姿を見て、大企業優先の自公政治に怒りが沸き起こりました。
今、未曽有のコロナ危機と、それに便乗した国の中小企業・中小業者淘汰の政策がさらに追い討ちをかけています。
私は、地域内で循環する経済システムこそが、新しい社会のあり方、進むべき道であると思います。そして中小企業・業者こそがその担い手であり、地域経済を支える主役だと確信し、地方政治から変えていきたい、と市議の立候補を決意しました。
選挙中私は、有権者に三つのお約束を訴えました。
一つ目は、コロナから市民の命を守ることです(大規模PCR検査の実施、保健所拡大、保健師を増やす)。
二つ目は、地域経済と市民の暮らしを守ることです(中小業者、生活困窮者への支援、国保、介護保険料引き下げ)。
三つ目は、子育て支援充実の尼崎市に変えることです(中学校卒業までの医療費無料、保育所と児童ホームの待機児童をゼロに)。
今後四年間、三つの約束を最優先に取り組むと共に、二十四年間培った知識と経験を生かし、中小業者が主役の政策の実現、くらしと社会保障充実のため、全力でがんばっていきます。

(兵庫民報2021年6月27日付)

神戸市議会議案質疑:ベッド数増、PCR社会的検査十分な補償を:日本共産党 森本真議員が追及


神戸市議会本会議が六月十七日ひらかれ、日本共産党の森本真市会議員が議案質疑に立ち、新型コロナウイルス対策について質しました。
神戸市では、第三波、四波の感染拡大でコロナ病床が足りず、多数の感染者が自宅療養や高齢者施設に留め置かれ、入院調整中に亡くなった方や、介護福祉施設のクラスターで二けたの患者がなくなっています。
森本市議は、第五波に備え病床を増やすなど医療機関の体制強化を求めました。恩田馨副市長が「さらなるベッド確保は困難」との見方を示したのに対し、森本市議は、昨年のコロナ禍の最中、神戸労災病院が四十四床、三菱神戸病院が二十二床も、ベッドを削減したことを明らかにし、「コロナでベッドが足りないと言っていた時に、なぜ神戸市がベッドを減らすことを認めたのか」と迫り、ベッド数を増やすよう強く求めました。
久元喜造市長は「病床数全体については国で考えること」「拡大一辺倒でなく多角的に考える」などと答弁し、ベッド数増に応じませんでした。
森本市議は、感染封じ込めにPCR検査拡充を要求。無症状感染者を早期に発見し、保護・隔離する重要性を指摘し、高齢者施設や医療機関などへの頻回、社会的検査とともに、若い世代に感染が広がっており保育所、学校での検査など、社会的検査を抑制してきた神戸市の対応を転換するよう求めました。
恩田副市長は「施設のワクチン接種が進めばPCR検査は必要なくなる」などと答弁したのに対し、森本議員は、ワクチン接種が始まっても、社会全体での効果が確認されるまでには時間がかかることなどから「いまこそPCR社会的検査で、無症状者を保護隔離して、感染を抑え込むべき」と求めました。
森本議員は、コロナ禍で苦しむ中小業者への支援についても質問。この間の議員団の要求も受け、家賃補助支援制度について、今年一月~三月の間のいずれかの一月の売り上げが、前年(または前々年)とくらべ五〇%以上減少していることが要件だったものが、対象が一月~六月の間とされ、その期間の連続三カ月の売り上げが、前年(または前々年)と比べ三〇%減少した場合でも対象とするよう拡充されました。
森本議員は、十分な補償は、経済対策・生活防衛策であるとともに、感染拡大を抑止するうえででも必要不可欠として、さらに、神戸市独自の経済支援策をつくるべきと求めました。
〔前田明〕

(兵庫民報2021年6月27日付)

日本共産党兵庫県女性後援会が総会:総選挙・知事選勝利へ明るく元気に


日本共産党兵庫県女性後援会は六月二十日、総会をオンラインで開き、十二の女性後援会が参加しました。「総選挙で日本共産党を躍進させ野党連合政権実現を!」「こむら潤さんを必ず国会へ!」「知事選挙勝利のため力をつくそう!」と決起の場となりました。
総会に先だち、兵庫県知事選に立候補を表明している「憲法県政の会」・日本共産党推薦の金田峰生元県議がオンラインで挨拶し、「県民のいのちと暮らしを守る、新しい県政を実現させたい。コロナ禍で困難な状況に追い込まれている女性たちが自立できる社会を兵庫で構築したい。県知事選を最後まで頑張りぬく」と決意表明。衆院近畿比例・兵庫八区予定候補のこむら潤さんもビデオメッセージで「コロナを乗り越えるためにも、秋に迫った総選挙で国民のいのちと暮らしを最優先にする政治に変えなければなりません。子どもたちのために憲法を守り生かし、誰もが自分らしく輝けるジェンダー平等社会を実現したい。日本共産党の政策を語りひろげ必ず勝利したい。女性後援会の大きなご支援を」と訴えました。
各後援会から四人が発言。
宝塚市の川瀬二見さんは、「四月の市長選挙で、共産党が支援した候補者が維新や自民推薦の候補者に勝利。五月の県議補選で次世代の女性団体役員が立候補を決意したことが大きな希望となっている」、尼崎市の広瀬さなえさんは「五月の市議選挙の取り組みを通じ、ハンドマイク宣伝に入った地域への電話は反応が良かった。日常の対話で、日本共産党の政策や実績、維新の実像を語ることが大切だと痛感した」と語り、須磨区の関和枝さんは「集いの開催で日本共産党の候補者の魅力を実感、毎週の宣伝行動でがんばっている」、中央区東久美子さんは「この間の街頭宣伝は十四回八十一人の参加。激励の声も多く元気が出る。連続学習会は新自由主義や中国問題、原発問題など多彩な内容で開催。気軽なおしゃべり会では、綱領の話で盛り上がる」など明るく元気な女性後援会の活動を報告しました。
二〇二一年度活動方針では◇すべての単位後援会が日本共産党の得票目標「八百五十万票、一五%以上」兵庫県は「四十六万票、一七%以上」に見合った得票目標・支持拡大目標を決める◇街頭宣伝、つどいを取り組み、対話、支持拡大をひろげ、後援会員を増やす◇改定綱領や二十八回党大会決定、二中総の「新しい日本をつくる五つの提案」等を繰り返し学び、対話の力にする◇インターネットやSNSを活用する◇「しんぶん赤旗」「女性のひろば」「兵庫民報」の読者をふやす◇ジェンダー平等社会をめざす―などを決めました。
新役員を代表し、味口ヒサ子代表世話人が閉会挨拶しました。
〔冨士谷香恵子=同後援会事務局長〕

写真:こむら潤さん、大かわら鈴子神戸市議とともに宣伝する県女性後援会の会員ら(6月12日、神戸大丸前)

(兵庫民報2021年6月27日付)

兵庫革新懇主催で市民と野党代表が街頭演説:本気の「市民と野党の共闘」で政権交代


「市民と野党の本気の共闘で政権交代を」と兵庫革新懇が主催し、通常国会閉会直後の六月十九日、三宮センター街東口で市民と野党の合同街頭宣伝が行われ、県下の野党代表らが訴えました。
通常国会閉会直後のこの日、宣伝カーの前には、各地域からの参加者に加え、通りがかりの女性や若者などが代わるがわる足をとめ、各弁士の市民と野党が力を合わせ政治を変えよう、という訴えに熱心に聞き入る姿が目立ちました。

二人の市民が訴え

最初に訴えた神戸在住の佐野宏美さんは、オリンピックよりパンデミックを抑えるのが政治家の仕事、しかし、生きづらい社会が加速しており、市民と野党の共闘の力でまともな政治が行われる社会にするため、選挙に行きましょう。
弁護士の吉江仁子さんは、この一年間に少年事件五件を担当した経験から、いま、必要な行政・福祉サービスがいきわたっていないことを痛感。市民と野党の共闘で市民が政治に参加できる社会を実現したい、と訴えました。

四野党代表

立憲民主党兵庫県連合副代表 ふなかわ治郎さん

コロナ対策は遅れ、ワクチン確保も世界に大きく遅れた、これは、国政の失敗である。オリンピック開催有りきで「中止」ではなく観客を入れるかどうかに議論がすり替えられている。今のコロナ禍の怒りや苦しみを絶対に忘れないで是非、投票に行ってほしい。何としても野党がしっかり連携して、国政も地域も動かしていきましょう。

日本共産党兵庫8区国政対策責任者  こむら潤さん

私は、三人の子どもの母親。気持ちも、お金も、時間も余裕のない息苦しい社会になっている中、自助を押し付ける菅政権、自民党政治が続けばコロナすら乗り越えられません。みんなで力を合わせ私達の声を真っ直ぐ聞く政治、野党連合政権を作っていく以外にない。政治は無関心でいられても、無関係でいることはできません。みんなの代表を選ぶ選挙、是非、投票に行きましょう。

新社会党兵庫県本部委員長・神戸市会議員 あわはら富夫さん

オリンピック開催のため、「宣言」を解除し、国民の命と暮らしを守る対策を取らない菅政権は絶対に変えなければならない。中小企業や飲食業がやっていけない状態になっているのに、その法律や対策を議論する国会を閉めるのは暴挙だ。菅内閣の支持率が下がっているのに野党の支持率が高まっていないのは、野党が本当の共闘を行って、政策を明らかにして私達の政権の姿を示し切れていないからだ。野党は一つになって闘わないといけない。

緑の党兵庫県本部共同代表 松本なみほさん

先のG7でも菅首相は、火力発電所をやめようという決断に足を引っ張り、灘浜の神戸製鋼所の二基の火力発電所に五月七日火入れした。野党が力合わせ、菅自公政権を倒し、気候対策ができる政治を作りましょう、と訴えました。
*
各弁士の訴えをずっと聞いていた五十代女性は「各野党のそれぞれの主張がはっきり分かって非常に良かった」、七十代男性は「野党共闘は是非、実現してまともな政治に変えてほしい」とそれぞれ感想を述べていました。
〔宮田静則=兵庫革新懇事務局次長〕

(兵庫民報2021年6月27日付)

憲法めぐる情勢と運動の課題:「九条の会」西宮ネットが考える集い

上田 隆(同ネットワーク)
 
講演する高作さん

「九条の会」西宮ネットワークは六月十九日、西宮市立勤労会館で「憲法を考えるつどい」を開催。高作正博関西大学法学部教授が「憲法をめぐる情勢と私たちの課題――コロナ禍・世界の中の日本・自衛隊・安保法制五年――」をテーマに講演しました。緊急事態宣言中でしたが市内や阪神各地から約五十名が集いました。
*
高作さんは、国会(憲法審査会)での改憲論議の到達から改憲論議の加速化に懸念を表明しました。
繰り返されるコロナ緊急事態宣言については、憲法への緊急事態条項創設へのハードルを下げる効果があるとし、緊急事態条項は憲法の「権力分立」「基本的人権の尊重」を停止するものであると指摘しました。
世界情勢では、米バイデン政権の「民主主義対専制主義」という中国・ロシアを強く意識した表現はどちらかが勝つまで際限なく闘いが続くということとなり、米の同盟関係重視の世界戦略は西側諸国を巻き込み緊張関係を高めるのではないかと述べました。
日米首脳会談文書で「台湾」に言及したのは五十二年ぶりのことで今後の注視が必要であり、米中衝突が起こり二〇一五年安保法制の「重要影響事態」と日本政府が認定すれば、「後方支援活動」として民間・自治体などが協力しなければならないと指摘。辺野古新基地建設、南西諸島の防衛力増強、日本国内への米中距離ミサイル配備計画、日米共同訓練の強化、土地規制法制定、敵基地攻撃能力の保有検討などの形で、すでに「九条存在下にあっても」日米の軍事力増強は、進んでいると告発しました。
*
コロナ禍が一年以上にわたって続いている中で、運動はやや停滞し、おこないにくい現状があります。高作さんの講演は、安倍・菅政権の政策を世界情勢とつないで整理し、改憲への環境がむしろ着々と進んできていることを改めて確認させ、私たちに警鐘を鳴らすものとなりました。コロナ禍の中で可能な運動を創意工夫し、国民が自由闊達に憲法論議をできる環境を私たちがつくっていかねばなりません。「政治に興味をもってみたいと思います」という初めての参加者、「(悪い法律は)廃止できるのか?」と質問した若い参加者もあり、短時間でしたが密度の濃い学習会でした。
兵庫県知事選挙や秋の衆議院選挙はすべての国民・住民が主権者としての力を発揮できる絶好の機会であることは明らかです。

(兵庫民報2021年6月27日付)

瀬戸恵子「ひなたぽっころりん」〈685〉


(兵庫民報2021年6月27日付)

兵庫県原水協21年度第1回理事会:非核・平和の東アジア実現を


兵庫県原水協は六月二十日、二〇二一年度理事会(総会)をリモート併用で行い、十七地域十一団体、個人理事四十二人が出席し、二〇年度の運動経過と二一年度運動計画、二〇年度決算・監査報告、二一度予算・役員を承認しました。
冒頭、津川知久・筆頭代表理事が「核兵器禁止条約発効の歴史的成果をしっかり発展させ、核兵器国や日本など同調国の妨害を乗り越えて非核・平和の東アジア実現に貢献する兵庫県原水協活動を前進させよう」と挨拶しました。
記念講演は、川田忠明さん(日本原水協全国担当常任理事)が「核兵器禁止条約が発効したもとでの原水爆禁止世界大会」と題して行いました。核兵器禁止条約が大国主導の国際政治から、禁止条約推進の諸国政府と被爆者・市民の共同が、「すべての国が対等な世界」を築いていることを示し、核兵器国が実際に核戦争を起こしたり、偶発的な核爆発事故が起きる危険を告発し、禁止条約を力に危険を乗り越える展望を明らかにしました。核保有国と同盟国の政治、世論の変化を紹介し、それらの政治を変える条件が広がっていることを示しました。被爆国日本の禁止条約参加が実現できる根拠、条件を解明し、参加者から「日本政府を変えることが抽象的な課題でないことがよく分かった」「納得できるわかりやすい話だった」などの感想が寄せられました。
理事会では、「二〇二一年度運動計画」として、「世界大会(オンライン)は五百人以上の参加を目標に、地域原水協は一カ所以上の集団視聴会、加盟団体も基礎組織での視聴会を計画する」「八月六日の世界大会に続けて兵庫県集会を行い、各地の活動動画を交流する」「八・二~八・九に『平和の波』」行動」「日本政府署名は世界大会までに兵庫県十万人をめざす」「平和行進ペナント千本をめざす」などが確認されました。
討論では、和田進代表理事(神戸大学名誉教授)が、菅政権がすすめる改憲、日米軍事協力態勢の強化などの危険性を食い止める国民運動の重要性、緊急性を強調しました。各地域原水協、新婦人などから、意見書採択のたたかい、コロナ禍の中でも署名を広げる工夫、青年たちの創意に満ちた活動などが報告されました。〔梶本修史(写真上)=兵庫原水協〕

(兵庫民報2021年6月27日付)

清水ただし「市民と野党の共闘こそが政治を変える希望」国会レポート11


六月十六日に通常国会が閉会しました。日本共産党など野党は三カ月の会期延長を求めましたが、菅政権はこれを拒否。新型コロナによる緊急事態宣言が解除されない下で国会を閉じ、早々に国会議員が夏休みに入るなど極めて無責任です。
現在も多くの国民が東京五輪・パラリンピックの中止を求めています。政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長も開催すれば感染リスクが高まると述べています。国民の命や健康よりも東京五輪・パラを優先する事は許されません。公明党の山口代表は、「東京五輪・パラの中止を叫ぶ政党があるが、非現実的であり無責任な主張だ」と述べました。しかし東京五輪・パラは自然災害とは異なり、人間が行うイベントです。政治が決断すれば開催直前であれ、さらに言えば開催してからでも中止する事は可能です。感染拡大のリスクを承知しながら五輪・パラを強行することこそ現実を見ない姿勢です。きっぱり中止するべきです。
菅政権は、コロナ対策でやるべきことをやってきませんでした。成立が期待されたLGBT法案についても棚上げされました。一方、土地利用規制法案や高齢者医療費二倍化法案など、やってはいけない悪法を押し切ったことは言語道断というほかありません。
同時に言えることは、入管法改悪法を阻止したように、市民と野党の共闘こそが政治を変える希望であるということです。日本共産党の都議選での勝利、総選挙での躍進で、菅政権とその補完勢力に厳しい審判を下し、国民の命と暮らしに責任を持つ、新しい政治を実現させるときです。
(日本共産党衆院議員)

(兵庫民報2021年6月27日付)

ジェンダーわたしの視点「責めるのではなく一緒にのりこえる姿勢を」平松順子


『82年生まれキム・ジヨン』という韓国映画を鑑賞する機会がありました。同名の小説が話題になったこともあり、結構な方が観にきておられました。
内容は、当時の韓国の日常生活の中のジェンダー差別問題をとりあげたもの。主人公のキム・ジヨンという女性は出版社に勤めるリーダー長(女性)も認める優秀な社員でしたが、結婚・出産で次第に追い詰められ、精神を病んでいくという過程をめぐり、その背景にある構造的・社会的なジェンダー差別の実態が描かれていました。
*
ジヨンの母親も優秀な成績でありながら、男性の兄弟たちを大学にいかせるために、進学をあきらめ、ずっと働いて家計をささえてきたこと、その母親でさえ、夫がジヨンの弟を優先することに文句もいわずしたがってきたこと、親戚があつまると、男性を産むことが女性の役割という話題が横行する。
そんな状況の中でもジヨンが自分らしく生きてくれることを応援する母親。
ジヨンが働く会社の中でも女性のリーダー長を前に平気でセクハラ発言をする男性社員、それにやんわりと反発するリーダー長など、職場のリアルな実態が描かれていて興味深い。
ジヨンは結婚・子育ての中でもけなげに努力し、独立したリーダー長の会社に誘われて、いったんは復職を決意して希望に燃えるが、自分がたんに「出産うつ」ではなく、気づかずに別人格になる深刻な精神の病に侵されていることをつきつけられ、復職を諦め治療に入る。
夫は自分が彼女をおいつめたと反省し、彼女の治療に協力することを決意する。……
*
この映画ではまわりの協力が得られる方向で希望をみせて終わっています。
この映画が告発したかったジェンダー差別の実態は、今コロナ禍の中で女性の失業・自殺の増加という日本の現状に続いていると思いました。
しかも、構造的なジェンダー差別を解消していくためには、その構造の中で知らずしらず身に着けているジェンダー差別の感覚をあきらかにして、相手をせめるのでなく、一緒にのりこえていく姿勢が大事だとつくづく考えさせられました。
「選択的夫婦別姓」さえなかなか認められない日本のジェンダー差別の実態は、韓国と比べても大きく遅れていることを実感、日本の政治を変えることの切実さを今あらためて感じています。

(兵庫民報2021年6月27日付)

神戸映画サークル協議会7月例会『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』:リアリティあふれる社会派映画


封印された被害者の苦悩を浮き彫りにする、見ごたえのある社会派映画だ。
アレクサンドルは性的虐待でプレナ神父を告訴する。「被害者の会」が立ち上げられ、神父だけでなく、彼の罪を知りながら何の対処もしなかった教会の責任を問い、時効の延長を呼びかけるのだった。
語り手が交代していく構成により、被害者たちのさまざまな葛藤を見せる。淡々と事実を重ね、彼ら一人一人の苦悩を生々しく描くことにつながっている。彼らの苦悩を私たち観客が肌で感じることが大切なのだろう。
プレナ神父は約二十年間にわたり、八十人以上に性暴力を働いたとされるが、教会側が適正に対処していれば被害の拡散は防げたのだ。不正や犯罪を見て見ぬふりをすれば、それは同罪、もしくはさらに重い罪にもなるのではないか。この問いは、あらゆる権力はもちろんのこと、私たち一人ひとりにも突き付けられている。
フランスでは、事件の裁判と映画の公開が重なったため、神父が公開差し止めを要求し、話題を呼んだ。この作品がなかったら事件がどれほど大衆に理解されたかを考えると、オゾンの志には背筋が伸びる思いがする。果敢にこの題材に挑んだスタッフ、キャストの勇気に敬意を表したい。
〔桑田葉子=神戸映画サークル協議会〕

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』


(2019年/137分/フランス)
7月23日(金)①11時②14時③19時、24日(土)①11時②14時③18時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般1,300円 *要事前予約/☎078-371-8550、Email kcc1950@kobe-eisa.com/URL http://kobe-eisa.com/

(兵庫民報2021年6月27日付)

観感楽学


「欲しがりません勝つまでは」と「撃ちてし止まん」。いずれも十五年にわたるかつての侵略戦争の末期、国民の戦意高揚をねらって使われた標語である。前者は国民学校五年生の発案だということもあって有名になったが、戦後になって実は父親の代作だったことがあきらかになった。本人はそれをずうっと悩んでいたとのこと▼後者は古事記や日本書紀にある歌謡からとられたもので、誰が標語として採用したのかは不明。いずれも『標語誕生!大衆を動かす力』(筑紫磐井著=本名は國谷実)で知った▼さて現代の話。緊急事態宣言で国民には自粛を要請しながら補償はなおざりの菅政権。それは首相がたびたび公言する「自助・共助・公助」の基本姿勢からきている。しゃにむに五輪開催に突っ込もうとしていることが批判されても、裏付けなしに「安全安心」をなんどもくり返す▼先に紹介した二つの標語と菅さんのそれは国民に犠牲を強いること、愚策を維持強行することを目的にしている点で似通っている。が、決定的な違いがある。いま圧倒的な世論はそれを受け入れていない。そんな答弁も首相職もやめてほしいがみんなの願い。秋の総選挙のまえに兵庫県知事選挙がある。自公維政治を変えるのろしを東京と一緒に兵庫からも上げていきたい。(T)

(兵庫民報2021年6月27日付)

2021年6月20日日曜日

県知事選勝利へ:憲法県政の会オンライン集会 県内4百カ所以上で視聴


「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」は六月十一日、オンライン集会を開き、県内四百会場以上で視聴。知事選挙勝利に向けて、大きな決起の場となりました。
金田峰生さんは「自助・自己責任を押し付ける政治から公助の役割を果たし、生きることを励ます県政をつくる。共同の力で憲法を実践する県政をつくる。そのために全力でたたかい抜きます」と決意を表明しました。

石川康宏代表幹事の情勢報告

兵庫県で長く続いていた「オール与党」が崩れ、国政野党にも新しい動きが生まれている。形は色々あれど、兵庫でも「市民と野党の共同」のたたかいをめざそう。全国では共産党も含む共同で実現した首長は六十五自治体もある。金田さんも立候補の記者会見で「県民と野党の共同の候補としてがんばります」と決意を表明された。自民・維新相乗り候補はいや。保健所・医療減らしの県政を継承する候補もいやという声を、あまさず市民と野党の共同候補・金田峰生へと訴えよう。

津川知久代表幹事の行動提起

七月一日告示までの行動提起をします。①目に見え、耳に聞こえる宣伝を地域・職場で大きく展開しよう、②地域の会・加入団体は対話・得票目標を持ち、「金田さんのことを伝えたよ」という人を増やすことに力を注ごう、③宣伝用に初めて作った「連名のぼり」に続いて、大判の「連名ポスター」が間もなく地域に届く、大いに活用しよう。コロナ禍のもとでの県知事選挙です。感染に気をつけながら元気に明るく、選挙戦をたたかおう。
*
集会では、環境問題に取り組んでいる市民団体「Fridays For Future Kobe」からメッセージ動画が寄せられ、新日本婦人の会垂水支部のショートムービー「だから私は金田さん」が紹介されました。
「丹波の会」の西本嘉宏さん、新日本婦人の会の荻野潤子さん、民青同盟兵庫県委員会の上園隆さんがたたかう決意を表明しました。

各層・地域の決意表明

新婦人 荻野潤子さん


兵庫県は男女賃金格差、女性の就業率、保育所待機児童数も全国ワーストで、女性の支援制度が遅れている。コロナ禍、女性支援制度を知らせるチラシをまくと「DVやパワハラで苦しんできた。同じような女性たちに寄りそう活動をしたい」との声が寄せられる。
SDGsを本気でめざすのは金田さんだけ。「安心して病院に行きたい」など切実な声を力に、日本のジェンダー平等度を国際水準へ、兵庫から変えていこう。

民青同盟 上園隆さん


コロナ禍もと、学生への食糧支援活動に取り組む中で、学生の置かれている実態は深刻だ。毎月の食費は二~三万円。中には六千円から一万円という学生も。二万円なら一日七百円、一万円なら三百円で過ごさなければならない。健康で文化的な生活が破壊されている。「今月はバイトがゼロに」「食料支援があるから何とか生活できている」「白いご飯に醤油をかけて何とかしのいでいる」など悲痛な叫びが寄せられている。「部活動のためのPCR検査を自費で払った」「帰省のためにPCR検査を受けた」―せめてPCR検査の費用は出して欲しい。
政治がすべきことは何か、兵庫県が何をしてきたが問われます。私たちが出した「学生支援」の請願は県議会で否決され、県当局の冷たい姿勢も忘れられません。知事選挙は、こうした県の姿勢を変える大きなチャンスです。金田さんには今までも私たちの要求を正面から受け止めていただいた。一人ひとりの声に寄りそう県政を金田さんで実現していきたい。

丹波の会 西本嘉宏さん
丹波の会には十二団体が加入し、先ほど総会を開き金田必勝へ決意を固めたところだ。
先日、ある自動車販売会社の社長と会って話をしたおり、「丹波市、丹波篠山市で、同じ自民党県議と違う知事予定候補との連名ポスターが張ってある。自分は自民党員だが、あれは何だ。もう自民はあかんと思う」と話され、「金田さんを」という声も広がっている。
「丹波の会」はいち早く二台の宣伝カーを運行し、連名のぼりを立て、リーフを全戸配布中だ。自公県政から命と暮らしを守る県政へと、地域要求を掲げて運動していきたい。

金田峰生さんの決意表明(大要):共同の力で憲法いかす県政を

県内全自治体を訪問し、五月には政策第一次案を発表しました。県政の流れをかえる選択肢を示してくれたという歓迎の声と、切実なご要望もご意見も頂いています。
政策発表は私たちが最初でしたが、他の予定候補も「コロナから命を守る」というスローガンは共通して掲げられました。これまでの対応ではコロナを抑え込むことができなかった。コロナから命を守れていない。ではどうするか。大規模・頻回のPCR検査実施に踏み切ろうではありませんか。同時に、これ以上保健所を減らすことはしない。具体的には芦屋保健所統廃合計画を撤回し、地域医療構想・計画は抜本的に見直すことを表明しようではありませんか。立候補を表明している私たちが一致すれば今からでも実現できるはずですから、そうしようじゃないかということを呼びかけたいと思います。
コロナ禍でとりわけ女性の離職率、失業率が増大しています。共働き、共稼ぎの世帯にとって大変不安な状況ですし、母子家庭にとっては文字通り死活問題です。女性が自立できる社会、性別によらず誰もが安心して幸せに暮らせる社会、ジェンダー平等社会を兵庫で構築していきたいと改めて決意しています。
一方で人権教育を言いながら、一方で子どもの権利をないがしろにする校則を押し付ける。校則の抜本的見直しを求める声も伺い、改める必要があると思います。
私は、命と尊厳を大切にする社会にしたい、優しい兵庫県にしたいという初心に立って、知事選挙をたたかいます。自助・自己責任を押し付ける政治から公助の役割を積極的に果たし、生きることを励ます県政をつくる。共同の力で憲法を実践する県政をつくる。そのために全力でたたかい抜きます。

集会の録画公開中

集会の録画はユーチューブで公開されています。
https://youtu.be/j288SWQwDng?t=54



〔田中邦夫=憲法県政の会〕

(兵庫民報2021年6月20日付)

『2021年版これでいいのか兵庫県政』――井戸県政全体を視野に入れ批判的に検討

兵庫県自治体問題研究所事務局長 岡田裕行
 

兵庫県自治体問題研究所はこの度、七月の兵庫県知事選挙を前に、県民のくらしと権利を守り、発展させる立場から、県政を批判的に検討した、『2021年版 これでいいのか兵庫県政』を発行しました。
今回は、井戸敏三現知事の退任が決まったことで、過去四年間の県政だけでなく、井戸県政全体を視野に入れ、検討を行いました。
兵庫県の大きな人口減少は、井戸知事が掲げてきた「県民本位」「生活重視」「現場主義」が余りに不十分で、多くの県民の生活が困難になり、その結果、必然的に生み出された現象であることを明らかにしています。新型コロナウイルス感染症対策や、この間の公立病院の病床削減も同様です。
また、「創造的復興」などこの二十年間の財政状況を視野に入れて、兵庫県財政の特徴と問題点を検討しています。
その他、①県民のくらし②産業・労働・農業③震災復興④災害・防災、環境・エネルギー⑤公共事業・開発行政⑥教育と子ども⑦平和・人権・県職員⑧地域の実情と課題――の八つの柱で構成しています。
新たに、病院の統合再編、ジェンダー、公共交通なども県政の課題として検討しています。
但馬、丹波、淡路の三つの地域について、それぞれの地域が抱える実情と課題を考察しています。
県知事選挙に当たり、本書が広く県民に普及され、県政を巡る議論の材料になることを期待します。
 
頒価1,000円+送料
問い合わせ・注文:同研究所
Tel. 078-331-8911
Fax 078-599-5531
E-mail hyogojitiken@sunny.ocn.ne.jp

(兵庫民報2021年6月20日付)

兵庫県議会6月議会:コロナ対策、「行革」、温暖化対策、産廃問題:日本共産党 入江次郎議員が一般質問

日本共産党の入江次郎県議は六月七日、兵庫県議会本会議で日本共産党議員団を代表して一般質問にたちました。

コロナ対策

入江議員は、新型コロナウイルス対策における病床の確保について質問。第四波で、必要な入院ができない入院調整者がピーク時で千八百三十一人(五月五日)となり、病床が逼迫していることを指摘。また、神戸市長田区の介護施設では、入所者で死亡した三十一人のうち、二十八人は、病院などに搬送もされなかったとして、ひとたびパンデミックが発生するとたちまち立ち行かなくなる状況にあると述べました。しかし、一方で、県は、もっとも必要な急性期病床を削減する地域医療構想を推進し、コロナパンデミックの最中の二〇二〇年度にも、百二十床の急性期病床を削減していると告発。入江議員は、「大規模感染症パンデミックが医療需要予測に全く含まれていない地域医療構想は白紙にし、いま必要な病床を確保することこそ必要」だとして、答弁を求めました。
また入江議員は、高齢者施設等での三月の集中検査実施率が兵庫で二二%であり、当時のまん延防止措置が出された十都府県で最低、四月も実施率九・七%に留まっていると指摘。県内で行われているモニタリング検査も一日平均五十七件程度の検査キット配布数で、隣の大阪府の四百二十九件や人口規模が同規模の福岡県の三百二十六件程度と比べても、兵庫県は余りにも少なすぎると言及。入江議員は、「今度こそ、検査を抜本的に拡大し、感染のリバウンドを抑え込む具体的な取り組を行うべき」だと訴えました。
答弁にたった井戸敏三兵庫県知事は、「新興感染症の感染拡大時にも対応可能な医療提供体制の構築に向け検討を深め、住民が安心して必要な医療が受けられるよう地域医療体制の強化を図る」としながらも、病床削減を進める地域医療構想については、計画どおり進める立場を鮮明にしました。高齢者施設等の社会的検査について井戸知事は、検査対象の高齢者施設等八百四施設のうち約半数の四百三十一施設が受検、モニタリング調査については、今後事業者や学校等も対象になるなどの状況についての説明しかなされず、感染者が減少しているいま、検査を抜本的に強化する姿勢は示されませんでした。

県「行革」

入江議員は、県「行革」について質問。「中核市へ移行した明石市分を除いても二〇〇七年時点の百五十二名から百十六名へと保健師を三十六名も削減し、県所管の保健所も二十五カ所から十二カ所へと統廃合」「総合土木職職員を二〇〇七年度時点の千七十三名から八百十四名へと大幅に削減」してきたことを指摘。
こども医療費助成、重度障害者医療費助成、ひとり親家庭医療費助成など、医療費助成制度も削減が繰り返され、制度設計時には無料化だった老人医療費助成制度は二〇一七年に廃止されたことにも言及しました。
入江議員は、「南海トラフ等の大規模災害、発生頻度が高まっている新型ウイルス感染症パンデミックに備え、これまでの県行革を見直し、今度こそ適切な人員配置と体制整備を行うべきだ」と述べ、答弁を求めました。
答弁に立った企画県民部長は、県行革で削減した人員の復活には触れず、今後も適切な配置を行うに留まりました。削減した福祉医療制度については、「持続的、安定的な制度にした」と開き直りに終始しました。

学生支援など

入江議員は、事業者支援、学生支援、少人数学級の早期実施などについても質問。
学生支援について当局は、「県としては、高校生の就学支援金より要件が厳しい国の修学支援新制度の要件緩和、さらには支援対象経費の拡充等を国に要望してきたが、国への緊急提言において、改めて国の支援強化を求めた」と述べました。

温暖化対策

入江議員は、地球温暖化防止対策について、二〇三〇年までの温室効果ガス削減目標について、日本が四六%、兵庫県が最大三八%(いずれも二〇一三年比)を掲げたことに対し、「『パリ協定』で求められる水準から大きく立ち遅れている」として、「二〇三〇年削減目標を六二%(二〇一三年比)に引き上げるとともに、大規模排出事業者等への上限規制や炭素税・排出量取引制度等のカーボンプライシング導入などを実効性あるものにすること、石炭火力発電所の全廃計画を策定・実行し、神戸製鋼の石炭火力発電新設については、中止を求めよ」と迫りました。
答弁に立った県環境部長は、「今後COP26に向け示される国の施策などもふまえ、県計画の二〇三〇年度削減目標を見直す」と明言しました。

上郡町・赤穂市での産廃処分場計画

最後に、入江議員がとりあげた上郡町・赤穂市での産業廃棄物最終処分場建設計画について、答弁に立った県当局は、「県は事業者に対して、住民や市町からの意見を踏まえ、水質への影響を含め、設置計画の内容や生活環境への影響等を適切に調査・検討し、関係者へ丁寧な説明を行うよう指導していく」とこたえました。

(兵庫民報2021年6月20日付)

尼崎市議選:日本共産党5議席に

尼崎市議選(定数四十二、立候補五十五人)は六月六日、投開票が行われ、日本共産党の現職、川崎としみ(67)、まさき一子(63)、松沢ちづる(66)、広瀬わかな(41)と新人の山本なおひろ(51)の五候補が当選しました。新人のシバタ稔候補(56)は及びませんでした。
日本共産党の得票合計は一万五千六百一票、得票率一〇・三〇%。前回比で得票は四千二百二十二票、得票率は二・一九ポイント、それぞれ減らしました。二〇一九年参院比例票比では得票は一八〇八票減ですが、得票率は〇・三一ポイント増やしました。
前回獲得した六議席の回復はなりませんでした。

(兵庫民報2021年6月20日付)


兵庫革新懇が初のオンライン講演会:連合政権実現へ本気の力発揮を――渡辺治一橋大学教授が強調

兵庫革新懇は六月十二日、長田区文化センターで、渡辺治一橋大学名誉教授・政治学者を講師に「連合政権実現へ本気で力の発揮を!」を題して、初めて「オンライン講演会」を開催し、会場に七十六人、Zoomで三十一人が参加しました。


渡辺さんは、菅政権の三つの悪政を明らかにしながら――国民は菅政治に絶望しても、どうしたら良いのかわからないのが現状。それは、菅自公政治に代わる「選択肢」が見えないからだ。新しい政治の構想とそれを担う担い手を明らかにすることが大事だ。その力が「市民と野党の共闘」という形で創り出されつつある――と強調しました。
市民と野党の共闘はなぜできたのかという点について、六〇年の安保共闘からの歴史と今日の到達点を明らかにしました。
更に共闘を、政権をめざす共闘へ発展させるために、何が必要かを解明しました。
さらに、「草の根の共闘」の重要性とともに、運動の課題として、①市民の運動の強化②「野党共闘で政権交代を」という声を広げる③全選挙区で市民連合を―などを強調し、革新懇への期待として地域の「草の根の共闘」の担い手の役割を果たしてほしいと訴えました。
参加者からは、「明快で分りやすい話でした」「今の政治状況の全体像が分かった。また今やるべきことの概要を知ることができた。あとは行動のみ」など多くの積極的な感想が寄せられました。
*
講演に先立って、兵庫革新懇代表世話人の段野太一さんから「何としても、市民と野党が一緒になって政治を変えるために、私たちは何をすべきなのかをしっかり学び、革新懇としても全力をあげます」と主催者挨拶をしました。
〔樫村庸一=兵庫革新懇〕

(兵庫民報2021年6月20日付)

石炭火力発電所火入れに抗議:神戸製鋼所本社前でスタンディング:気候危機回避・脱石炭に逆行


神戸製鋼は巨大な二基の石炭火力発電所を増設し、二〇二二年には一基目の営業運転を強行しようとしています。子どもの日の五月五日にはこっそり火入れ(試運転)を行いました。
この試運転に対する抗議スタンディングを六月十日、神戸市中央区の神戸製鋼本社前で行いました。

気候変動問題が議題となる主要七カ国首脳会議を前にした全国行動の呼びかけに応え、「G7直前 神鋼石炭火発 火入れ抗議スタンディング実行委員会」主催で行ったものです。
急な取り組みにもかかわらず、真夏のような暑さの中、緑の服やカバン、ハンカチ、ネッカチーフを身に着けるなどした三十一人の市民が横断幕やのぼり、手書きのステッカーを掲げ、石炭からの転換を求めて訴えました。
――気候危機の最中、国会で「気候危機」が宣言され、危機を回避するためには脱石炭が求められています。国連も石炭火力については期限を切って撤退することを要請しています。先進国は二〇三〇年までに段階的に石炭火力発電の全廃を求めているのに新たな石炭火力発電所の稼働は世界の流れに逆行します――と神戸製鋼を厳しく批判し、三号機の試運転を直ちに停止するとともに、四号機の建設工事の中止を求めました。
〔廣岡豊=神鋼石炭火力発電公害問題灘区連絡会〕

(兵庫民報2021年6月20日付)

老朽原発の再稼働許すな、再生可能エネルギーに転換を:原発なくす兵庫の会がイレブンアクション


原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会(略称原発なくす兵庫の会)は6月11日夕方、神戸大丸前で「原発ゼロ・イレブンアクション宣伝」を行いました。
「関電と政府は、運転開始から40年を越える老朽原発の再稼働をすすめている。危険極まりないし、事故が起こると兵庫県も汚染される。この間の猛暑では、原発がなくても電気は足りた。自然エネルギーに転換を」と訴えました。
この日は金曜日。原発ゼロへの行動が、神戸の関西電力兵庫支社前など、各地で行われました。
原発なくす兵庫の会は、7月8日(木)18時から、笠井亮日本共産党衆議院議員を講師に政府の原発や石炭火力を前提にした「第6次エネルギー計画」の学習会も予定しています。神戸市勤労会館308号室、ネット中継も予定しています。入場無料。問い合わせTel. 078-335-3770(兵庫労連) 〔小林明男〕

(兵庫民報2021年6月20日付)

兵庫労連が夏季闘争討論会:150万全労連実現へ運動の前進を

兵庫労連は「夏季闘争討論会」を六月十二日に開催しました。感染防止のため会場参加の人数を絞るとともに、多くの組合員が参加できるようにオンラインとの併用で行いました。
三度目の緊急事態宣言が延長される中で、兵庫労連は組合員のいのちと健康を守ることを最優先とし評議員会を書面での確認としました。しかし公務員賃金、最低賃金の引き上げなど夏季の運動は春闘に続き働くものの賃金引き上げに重要なため「夏季闘争討論会」を開催し、方針議論の場を設けたものです。
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最初に、成山太志兵庫労連議長は百五十万全労連の実現に向けて兵庫労連が取り組んでいる二万人対話の行動を発展させて「対話を通じて組合員拡大につなげよう」と訴え、七月の県知事選についても職場での仲間づくりと並行して広げていくことが必要だと挨拶しました。


続いて、七月の兵庫県知事選挙に立候補を表明している金田峰生さんが挨拶し――地域を回る中で、四十代、非正規の男性の方の声を紹介し、「これまでまじめに働いてきた、賃金があがるのは最低賃金が引き上げられるのと同じ。若いころは良かったが年齢を重ねるとさすがに不安になっている。最低賃金を千五百円へと引き上げてほしい」と訴えられた。この声に応え、最低賃金の引き上げとともに非正規労働者の待遇改善、同一労働・同一賃金、男女間格差の解消など労働者の処遇改善、ジェンダー平等を実現したい。これまでの分断と格差拡大の社会ではなく、共同と団結できる社会への転換が求められている。兵庫労連のみなさんと取り交わした政策協定を実行するために県知事選を最後まで頑張り抜く決意だ――と語りました。
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討論会では、土井直樹兵庫労連事務局長が、春闘回答の集計、昨年に続きオンライン開催となったメーデーなどコロナ禍での21春闘の取り組みを報告し、夏季闘争については対話を中心に拡大に取り組むことのほか、最低賃金・公務員賃金の引き上げなどの実現への提起を行いました。
また、憲法や社会保障を改悪させない行動への結集、七月に行われる県知事選挙、十月の神戸市長選挙、秋までには実施される総選挙の勝利で要求を実現するため、投票に行こうと呼びかけました。
各労組からは、春闘でストライキを背景に闘い、賃金引き上げを勝ち取った報告、コロナ禍の中で明らかになった社会保障削減、公務員削減の転換が必要だとの意見が出されました。
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最後に、会場とオンライン参加者五十名以上が「団結ガンバロー」と締めくくり秋に向けての運動の前進を誓いあいました。
〔岡崎史典=兵庫労連〕

(兵庫民報2021年6月20日付)

憲法共同センターが緊急宣伝:国民投票法改正案の強行採択に抗議

憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは六月十一日昼、国民投票法改正案の強行採決に抗議する緊急宣伝を元町神戸大丸前で行いました(写真上)。
「審議の中で、国民投票法は最低投票率の規定がない、CM規制がないなどの問題が指摘され熟議すべきとの参考人の意見もあった。採決すべきではない」「政府の無策でコロナ感染爆発、国民のいのちとくらしが大変な時に、改憲論議をすすめることは許せない」との弁士の訴えに、「憲法の国民の権利は大切だ」と改憲反対署名に応じる人もありました。〔小林明男〕

(兵庫民報2021年6月20日付)

ジェンダーわたしの視点「個人の尊厳を 大切にする社会へ」日本共産党宝塚市ジェンダー平等委員会責任者 三富智恵子


小学生の頃、母は私にスカートをはかせて学校に通わせようとしました。私はとても活発な子どもで、休み時間は男の子に交じって校庭でサッカーをしたり、野球をしたりしていたので、動きにくいスカートをはくのが嫌で、ズボンをはいて学校に通っていました。
少年野球にも入りたかったが、女の子だからという理由で入ることができませんでした。
私が、「女の子」「女らしく」という言葉に違和感を持ち始めたのは、この頃だと振り返って思います。
学生時代は、髪を短くすると、母や学校の先生からも「切りすぎ」と言われることがありました。外見が男の子に間違われることから、自分のことを「僕」や「俺」と言っていた時もありました。
社会に出ると、人との付き合いでお酒を飲む場面も多くなり、飲みニケーションも必要と思っていました。お酒を飲んで家に帰ると、母から「女の子がお酒を飲めるなんて恥ずかしい!」と言われました。
私は、「女らしく」という言葉が大嫌いです。
私は以前に大手民間企業で、非正規として仕事をしていました。今までとは違う男女間の差別が、色濃く出始めました。
管理職に女性がいない、課内でも女性は十二人。その中でも、備品の管理・テプラ貼り・上司のお土産配りなどが女性の仕事になっていました。私は、十二年非正規として働いてきましたが、正規社員になることができませんでした。しかし、一方で入って二、三年で社員になる男性を目にしてきました。残業ができる、出張に行けるが理由でした。どうすれば社員になれるのかと考え、仕事ぶりから女性を意識されないようにしようと思い、髪を短く切って、作業服も男性の物を着たりしましたが、結局は社員にはなれませんでした。
夫と出会って、「声を上げていいんだ」「自分は自分でいいんだ」という気持ちが強くなり、固定観念が弱くなりました。
ジェンダーギャップ指数では日本はまだまだ低いですが、当然と思って過ごしてきた日常で「あれ? おかしい」「なんで?」と気づき、声を上げていくことが大事だと思います。

(兵庫民報2021年6月20日付)

大門みきし「コロナ対策は野党連合政権に任せて」連載エッセイ63


六月十五日、野党四党は菅内閣不信任決議案を提出しました。決議案には「もうこれ以上、菅政権にコロナ感染症対策を任せるわけにはいかない」という野党の強い意思が込められていました。
安倍、菅政権のコロナ対策は全てが後手後手、右往左往の連続でした。なにしろ最初に配布したのがあの小さな「アベノマスク」です。私は間違って眼帯を送ってきたのかと思いましたが、清水ただし衆議院議員によれば、「一枚では口が隠せないので二枚送ってきたのではないか」とのこと。さすが清水さんだと思いました。いずれにせよ一事が万事。政府のコロナ対策は最初から支離滅裂でした。
わが党は批判だけでなく、具体的な提案を行い実現してきました。例えば、PCR検査では、検査の拡充・徹底と感染者の「封じ込め(隔離してきちんと治して頂くこと)」が大事だと求めてきましたが、政府もやっと今年に入って検査の拡充を打ち出しました。
中小事業者支援では、わが党はいち早くドイツの例をもとに具体的な提案を行い、現場の運動と合わせて持続化給付金を実現しました。また国民一人十万円の特別定額給付金は野党が力を合わせて実現したものです。しかし菅内閣はオリンピックの開催に固執し、持続化給付金など事業者支援策の継続を拒否しています。
もはやコロナ対策は、菅政権より野党連合政権に任せてもらった方が早いし的確です。総選挙での政権交代をめざし、全力で頑張ってまいりましょう。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2021年6月20日付)

こむら潤「日常的な場で対話と信頼を広げて」こんにちは♡こむら潤です!16


尼崎市議選で日本共産党は五議席を獲得し、新人一議席は惜しくも当選に届きませんでした。大激戦の中奮闘された皆さん、応援してくださった皆さんの思いを政治に届けるために、私も総選挙に向けて気持ちを引き締め、がんばります。
今回の市議選の結果で特徴的なのは、維新の会が大量に公認候補者を擁立し勢力を伸ばしたこと、そして女性候補者が一人を除き十四人当選したことです。(前回比四人増。)トップ当選は維新の女性です。
対話の中でも、マスコミの報道効果で吉村洋文大阪府知事による維新の会のイメージが良く、市民が肯定的にとらえていることがわかりました。また選挙戦では、応援者から「直接名指しで他党批判するのは感じが悪い」という声もいただきました。
つまり、選挙本番ではなく日常的な場でいかに対話をひろげ、維新の会の実情や日本共産党の政策について語るかが、選挙の結果につながると感じています。井戸端会議、立ち話も立派な対話になります。コロナ禍だからこそ、顔の見えない中で信頼をどうつくるのかを工夫したいものです。
女性議員の数が増えることは喜ばしいことですが、逆に「今後、男性候補者はどうやって魅力を発信するのか」が大きな課題です。私は、カギはやはりジェンダー視点だと思います。
さまざまに反省の思いが巡ると同時に、教訓を総選挙に活かしたい!とやる気に燃えています。皆さん、ともに頑張りましょう。
(衆院近畿比例・兵庫8区予定候補)

(兵庫民報2021年6月20日付)

亀井洋示「孫のこづかいを減らすか」


(兵庫民報2021年6月20日付)

みんぽう川柳〈五月〉「洗濯」

選 者 島村美津子

特 選

政権を丸ごと洗う総選挙
 神戸市 川上俊智

【評】どうしてもオリンピックをやるという、ニューヨークタイムズで言って いましたね、理由は三つ「お金、お金、お金」と。
ワクチンにしたって、この大幅な遅れはどうでしょう。救える命も救えな かった現実を私たちは今目の当たりにしています。
一方では、自民党の金権腐敗ぶりは目に余ります。揚句の「丸ごと洗う」 に私たちの思いが込められています。

入 選

共闘で悪臭政治洗濯だ
 神戸市 長尾粛正

巣ごもりで命の洗濯鯉のぼり
 明石市 川路政行

自粛にもよく働いた洗濯機
 明石市 小西正剛

二十才過ぎた洗濯機さん駄々をこね
 神戸市 伊藤マツ子

グワッグワッと働き者の洗濯機
 明石市 山澤美智子

全自動スイッチ押してこれも家事
 明石市 豊田智恵子

洗濯機内で家族が廻ってる
 神戸市 小林尚子

婿殿が洗濯してる娘ん家
 明石市 片山厚子

洗い干し取込み畳みタンスにイン
 神戸市 北河豊治

やっと晴れ心洗濯まだ先か
 神戸市 長沼幸正

つれあいは心の洗濯もしてくれる
 尼崎市 富田 断

黄砂来て洗濯日和に水を差す
 神戸市 中内眞佐子

陽の光耳にさえずり物干し場
 神戸市 塩谷凉子

取り入れる洗濯物の陽の匂い
 神戸市 兵頭和子

みんぽう川柳募集

▽六月の題は「買い物」、締切は六月二十五日▽七月の題は「波」、締切は七月二十三日▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記▽毎月第四金曜日必着。締切が迫っている場合に限りメール、ファクスでもけっこうです。ファクスの場合は、葉書大の枠を書き、その中に必要事項をすべて記入してください。切り揃えますので枠の外には何も書かないでください。

(兵庫民報2021年6月20日付)

観感楽学


「無為無策」―菅政権のコロナ対応を批判してよく使われる。相次ぐ不正腐敗、国民生活を直撃する悪政、党首討論のぶざまさ、支持率の低落。しかし、「何もしていない」との語感とは逆に、「戦争する国」づくりが着実に進められていることを見逃さないでいたい▼滋賀県あいば野などで日米合同演習が六月十八日~七月一日に行われる。陸上自衛隊中部方面隊などの参加で、これまで十数回実施されてきたが、今回はあいば野だけでなく伊丹駐屯地、奄美、北海道・矢臼別など全国規模で過去最大の演習となる▼直前の五月二十三日~七月四日、中部方面隊は、「戦闘射撃に係る戦術技量の向上」を目的に米豪軍との実動訓練を豪州で実施している。続けて中部方面隊が中心になって日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ81)と実動演習が「空軍、海兵隊、宇宙軍、特殊作戦軍の大規模参加」の過去最大規模で計画されている。自衛隊参加の演習の質も規模も格段に強化、発展されていることに注目したい▼「戦争が廊下の奥に立ってゐた」―一九三九年の渡辺白泉の作。前年には国家総動員法が、翌年には大政翼賛会が誕生。日本が戦争にのめり込む気配を日常生活の中で感じ取った作品として有名だ。目につきにくい戦争の動きを鋭敏に感じ取りたい。(K)

(兵庫民報2021年6月20日付)

2021年6月13日日曜日

兵庫労連 知事選挙決起集会:県政を県民の手に取り戻し、働くものの要求実現のチャンス


兵庫労連は、七月十八日投票で行われる兵庫県知事選に向けて決起集会を四日、勤労会館多目的ホールとウェブとの併用で開催しました。
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最初に、兵庫県知事選に立候補を予定している金田峰生さんが訴え。県議会議員時代に県労働委員会の委員任命について改善を迫ったことや、突然起こった多国籍企業の工場撤退で八百名もの労働者が職を失う事態への対応でネスレ争議の経験が生かされたことを紹介。現県政は「労働行政は国の施策だ」と逃げ腰だが国の悪政から県民を守る立場で考えれば、県知事としてさまざまな方法で雇用や労働環境の改善に取り組める――と決意が語られると、会場の組合員から大きな拍手が送られました。
*
参加した労組の代表からは、「今回の選挙は、県政を県民の手に取り戻せるかどうかの選挙だ」と語られ、三十五人学級に留まらずさらなる少人数学級の実現、リフォーム助成を積極的に活用できる制度の実施、非正規労働者の賃金引き上げに直結する最低賃金の引上げなど、県政の転換と働くものが求める要求が金田峰生さんに託されました。
兵庫労連の土井直樹事務局長が行動提起を行い、「雇用の安定、休業補償や最低賃金千五百円など県に対して働くものの要求実現のチャンス」とし「元副知事は井戸県政の『継続』、元総務省官僚で大阪府職員は『加速』でしかない」「市民と野党の共同候補は金田峰生さんしかいない」と指摘しました。
また、具体的な取り組みとして、学習や集会への講師の派遣、動画の視聴を進めること、ショート動画の作成で働く者の声を伝え対話を広げること、兵庫労連としての宣伝行動などが提起されました。
集会の中で、兵庫労連と金田峰生さんとの間で最低賃金の引き上げ、正規雇用の促進、ハラスメント対策、ジェンダー平等の推進など十項目の政策協定が結ばれました。
会場とウェブでの参加は四十名を超えました。新しくつくられた金田峰生さんの応援歌(四面に楽譜)が流される中、無事終了しました。
〔岡崎史典=兵庫労連〕

(兵庫民報2021年6月13日付)

金田峰生さんへの応援歌「手をつなぎいのち輝く街へ」




憲法が輝く兵庫県政をつくる会から七月の県知事選への立候補を表明している金田峰生さんへの応援歌ができました。
「手をつなぎ いのち輝く街へ――いのちと暮らしを守る県政に」。作詞・作曲は神戸青年合唱団の増田二郎さん。
「かけがえのない人生を生きて/あなたも願う街ににするために/手をつなぎ いのちと暮らし輝く街をつくっていこう」と歌い、呼びかけます。
神戸青年合唱団制作の音源に当編集部が静止画像をつけた暫定版をYouTubeで公開しましたのでお聴きください。
県知事選でも、うたはたたかいとともに――
楽譜・音源(mp3)やCDが必要な方は増田さんまでご連絡を。Tel. 090-2101-7662
https://youtu.be/tPOphFe6dhc

(兵庫民報2021年6月13日付)

県政学習会 「兵庫県における地域医療構想と福祉医療」:医療・福祉守る県政に変えよう

兵庫県社会保障推進協議会と兵庫の地域医療を守る会の共催で県政学習会を六月七日、県保険医協会会議室で開催しました。
学習会では、県保険医協会の平田雄大事務局次長が兵庫県における地域医療構想と福祉医療について講演し、次のように報告しました。
――自公政権が二〇一四年に医療介護確保法を制定し、地域医療構想策定ガイドラインを出しましたが、兵庫県政は、政府に無批判で従い、医療圏ごとに詳細な機能別の病床削減計画となる地域医療構想を策定し、二〇一七年に兵庫県保健医療計画をつくりました。それに基づき、県内各地で公立病院の再編統合と病床削減を進めていますが、医療圏ごとの調整会議は議事録も公開せず、密室協議となっています。
――二〇一九年九月には自治体での医療計画に基づく急性期病床削減が不十分だとして、安倍政府が四百二十四病院を名指しして再編統合の検討を要請し、兵庫県では十五病院が対象となりました。但馬の公立病院の場合は数人の医師で地域医療を支えている実態を無視し、診療実績が少ないとして再編統合の対象にするなど不当なものです。県政はこうした政府による病院つぶしから、地域医療をまもる防波堤になるのではなく、公立病院の再編統合を推進しています。
――現県政は福祉医療の面でも、県民の福祉を守るのではなく、「行革」の名でこども医療費助成、高齢期移行期医療費助成、母子家庭等医療費助成、重度障害者医療費助成など次々と改悪・後退を繰り返しています。福祉医療に対する県費助成総額は貝原前知事の最後の年二〇〇一年度予算で約百八十三億円あったのが、井戸県政の二〇二〇年度予算では約九十七億円とほぼ半減しています。
平田さんは、県民の暮らしと医療、福祉を守るために、今度行われる知事選挙が県政を変えるチャンスだと指摘。県保険医協会はコロナ対策、福祉充実の県政を実現するために、金田峰生さんを推薦したことを紹介しました。
参加者からは、「コロナ禍のなかで市民病院の値打ちが改めて明らかになった」「公立病院の再編統合に当たって医師不足が口実にされるが、なぜ日本の医師数は少ないのか」「政府は医師偏在論の立場にたっているが、医師の絶対数を増やす必要がある」などの意見が出て、兵庫県自治体問題研究所発行のブックレット『これでいいのか兵庫県政』の学習を広げようと確認しました。
学習会の司会は、県社保協の堤匠事務局長が行いました。
〔今西清=兵庫の地域医療を守る会〕

(兵庫民報2021年6月13日付)


淡路市議選(7月11日告示・18日投票)勝利へ:日本共産党2議席で市民要求実現の力さらに大きく


七月十一日告示・十八日投票でたたかわれる淡路市議選と、総選挙、知事選挙に向け、日本共産党が六月六日、感染症対策をとった上で、決起集会を開催しました。
集会は松原幸作元淡路市議の司会で大山善民党淡路地区委員長が主催者を代表して挨拶、その後――
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岡田のりお淡路市議予定候補は、自らも署名運動に取り組み、淡路市議会で核兵器禁止条約批准への請願が採択されたこと(記事はこちら)や、コロナ対策で市長と市教育長へ申し入れたこと、議員と連携して排水路を設置するなどの実績をあげたこと、びわ農園を訪ねた経験を語り、農漁業と中小業者の振興に全力をあげることを強調し、悔しい思いを二度と繰り返すわけにはいかないと、市議選への決意を表明しました。
かまづか聡淡路市議(予定候補)は、前回選挙で党の議席が一議席となり、この四年間は党会派が組めなかったため、議会運営委員会に入れないなど悔しい思いをしたことや、そうした状況でも旧優生保護法、種苗法を含め三つの請願が採択でき、二議席になればさらに大きな役割が発揮されること、コロナ対策では地方と国が連携して取り組むことが重要だと述べ、二議席実現へ支援を訴えました。
*
福原ゆかり衆院兵庫九区予定候補(写真右)は、「ワクチンの予約がとれましたか?」と参加者に語りかけ、予約制度の矛盾点とともに、コロナ感染を抑えるために党はPCR検査を強調してきたことを紹介し、党躍進を訴えました。福原さんは、子どもの運動会は中止するがオリンピックの開催には固執する政治を変えるには、政権を変えるしかないと述べ、淡路の農漁業を大事にして、命とくらし、地域経済を守るために、比例での党躍進と「九区が変われば国政が変わる。福原ゆかりに思いを託してほしい」と訴えました。
宮本たけし前衆院議員・衆院比例(大阪五区重複)予定候補(写真左端)は森友問題では最初に追及したことを紹介。二年前の衆院補欠選挙をバッチを外して無所属でたたかったことによって参院一人区での野党の話し合いが進み、改憲勢力を三分の二割れに追い込んだことにつながった、と野党共闘に道を開いた経験を語りました。
宮本さんはワクチン接種について、高齢者にインターネットで「いつがいいですか」と聞くのではなく、「この日で都合が悪ければ言ってくれ」となぜ言わないのかと予約のやり方について批判し、PCR検査の遅れなど、政治のゆがみが命を奪っていると指摘。専門家の批判にもかかわらずオリンピックを強行しようとしている政治を切り替えるために党の躍進をと訴えました。
宮本さんは「森友問題は何一つ解決していない」と述べ、ゆがんだ政治を一掃し、赤木さんの無念を晴らすために「次の選挙で国会へ送ってほしい」と語り、比例での全員当選と九区での福原勝利、淡路市議選で党会派ができる二議席を獲得するため、参加者へ支援を訴えました。
金田峰生県知事予定候補、こむら潤衆院比例(兵庫八区重複)予定候補のメッセージが紹介され、雨松康之、細山清平淡路革新懇世話人から、かまづか、岡田両予定候補への応援の訴えが続きました。
最後に松原元市議から市議選勝利にむけた行動提起が行われました。
〔岡田のりお〕
 
写真:声援にこたえる(右から)福原、かまづか、岡田、宮本の四氏

(兵庫民報2021年6月13日付)

淡路市議会が請願採択:政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める


六月一日に開かれた淡路市議会本会議で、「日本政府に核兵器禁止条約へ参加し署名・批准を求める」請願が賛成八、反対八の同数となり、議長が賛成して採択されました。多くの市民と団体が傍聴に駆け付け、採択を喜び合いました。
日本共産党のかまづか聡議員(写真中央:横断幕「器」のところ)が賛成討論の中で「いかなる国であっても平和を脅かすことはあってはならないし、核兵器は人道的にも、国際法上も存在してはいけない兵器として国際世論を広げるべきです」「四月十四日時点で、条約への参加を求めている意見書提出や趣旨採択が五百六十の議会になっています。淡路市議会からもぜひこの請願を採択し、意見書を上げていきましょう」と主張しました。
〔岡田のりお:横断幕「核」のところ〕

(兵庫民報2021年6月13日付)

生理用品の無償配布を――新日本婦人の会支部、党三田市議員団の取り組み

生理用品の無償配布を求め、新日本婦人の会や日本共産党議員団など各地でさまざまな取り組みが行われています。

宝塚―新日本婦人の会支部が市長に要望

新日本婦人の会宝塚支部は六月七日、甲斐明美支部長(写真左から4人目)らが山﨑晴恵市長(右から3人目)を訪ね、要望書を手渡しました。
 

要望項目は、①小中学校や公共施設の女性トイレに設置するなど生理用品の無償配布をすること②高校女子トイレの個室への設置を県に要望すること―の二点。
宝塚市は十八歳から二十二歳の経済的困窮者へ直接生理用品を届けることにしています。新婦人の会は、生徒・児童へ対象を広げるとともに学校・公共施設での配布などさらに支援の充実を求めました。
〔みとみ智恵子=党宝塚市ジェンダー平等委員会責任者:写真右から2人目〕

三田―日本共産党議員団が要望書提出

コロナ禍で顕在化した「#生理の貧困」。三田市は、生理用品の無償配布を五月二十一日までとしていましたが、緊急事態宣言の延長を受けて六月三十日までに延長しました。しかし、残っている分がなくなり次第終了としているため、一過性ではない継続しての支援を求め、日本共産党議員団として要望書を提出することにしました。
「#生理の貧困」は経済的な貧困だけではなく、以前からあったけど見えなかった(隠されていた)問題。コロナ禍で表に出て来たことで、みんなで語れるようになりました。三田市議団は、男性二人女性一人の三人。「なるほど、そういう事だったんだ。知らなかった」「女子が三人の家庭なんて毎月たいへんだよ」など話す機会が持てました。トイレットペーパーと同じように、学校や公共施設にいつでも置いてあれば、当たり前のことになっていき、女性がしんどい思いや恥ずかしい思いをすることがなくなるのではないでしょうか。
〔水元サユミ=三田市議〕

(兵庫民報2021年6月13日付)

コロナ禍の支援策――県内自治体(続報)

コロナ感染拡大が営業、雇用を圧迫するもとで、県内の自治体が設けている支援策を、自治体ホームページから見てみました。
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稲美町は、全町民約三万一千人を対象に、町内の店舗などで使える一人あたり五千円分の「地域振興商品券」を配ります。昨年度に続き二回目の実施です。
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相生市は、市内商業の活性化を図るため、相生市商業応援プレミアム付商品券(『あいおい絆で応援商品券』)事業を実施します。商品券は、五百円券十二枚つづり(利用金額六千円分)。販売価格五千。販売・購入された店でのみ利用が可能な、各店ごとの専用商品券です。使用期間は、コロナウイルス感染拡大防止のため、商品券の販売・使用開始は、緊急事態宣言、まん延防止措置等の終了後から。
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南あわじ市は、市内の商店街が連合体となって、市内で広く利用できる期間限定のプレミアム付商品券事業を行います(同事業は、去年に引き続き、県・南あわじ市が実施する事業)。
実施期間は、八月一日~九月三十日(予定)。南あわじ市内の全戸を対象。六千円分が五千円で購入できます。一世帯十セットまで申し込みできます。
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豊岡市は、五・六月分の「雇用調整助成金」を支給申請する事業主を対象に、国による助成率引き下げに伴う企業負担にたいし、相当分を市が給付します。上限単価は一日千五百円、上限額百万円。申請期間は十一月三十日まで。
〔森勇治〕

(兵庫民報2021年6月13日付)


上郡町議選7月13日告示・18日投票:日本共産党空白議会克服へ新人・米田ひろきさん


日本共産党西播地区委員会は七月十三日告示・十八日投票で行われる上郡町議選(定数十)に新人の米田ひろきさんを擁立し、党議席空白の克服をめざします。

米田さん略歴

米田ひろき〔浩樹〕(59)=新=上郡高校、京都教育大学卒。京都教育大学学友会委員長、赤穂市・たつの市で中学教員二十七年。現在、薬草とニンニク栽培、地域の獣害指導員。西はりまの自然をまもる会で産廃反対の活動に参加。

(兵庫民報2021年6月13日付)

「日本に『民主主義』はあるのか?」「沖縄県民投票」の元代表・元山仁士郎さんが革新芦屋の会定期総会で講演


芦屋革新懇 副島圀義

「沖縄県民の五二%が表明した意思」を「尊重すべきだ」とする本土の知事がたった二人だけ。日本に「民主主義」はあるのか? どんな価値を大事にしていくのか? 問いかけたい。辺野古新基地建設に「賛成」か「反対」かそれとも「どちらでもない」か。
――二〇一九年の沖縄県民投票の代表を務めた元山仁士郎さんがこう語りかけました。
六月五日に開かれた「革新芦屋の会(平和・民主・革新の日本をめざす芦屋の会)」第十回定期総会での記念講演です。
「選挙は大事だ」というのに、選挙で示された結果がないがしろにされる。三権分立というのに、司法も独立した判断をしない。
「どうしたらいいのか?」切羽つまった「県民投票」だった。
「沖縄に連帯」と言われて久しいが、「復帰」後に沖縄基地が増えているとは、どういうことか?
(米軍基地を)「許容できるのは沖縄だけ」「九州では、秋田では、山口では、反対が強くてできない」「本土の理解が得られない」って、どういうことか?
元山さんは、沖縄差別の長い歴史にも触れつつ、きびしく問題提起します。
そのうえでの「県民投票」。
沖縄全市町村での署名活動、五市長の投票実施拒否を打ち破るハンガーストライキ、市民・若者主導の運動等々、生々しい体験を語ったあと、元山さんは「あなたの住むまちで、県民投票結果の尊重や普天間基地移設先についての議論を広げてほしい」「基地問題に関心をもち、取り組む議員や首長を全国で生み出そう」と訴えました。
*
記念講演に先立つ定期総会議事では、小栗秋利事務局長が報告・提案。県知事選挙、総選挙での市民と野党の前進・勝利と「会」活動の発展を提起し、参加者が拍手で確認しました。

元山さんを囲む若者のつどい

記念講演のあとの「元山さんを囲む若者のつどい」では、元山さんの活動から学ぼうと青年たちがいろいろと質問し、より詳しい話をしっかり聴いていました。
参加者からは「『みんなで考えて、みんなで決めようよ』の機会にしたことが、住民を信頼した取り組みでスゴイと思った」「考え、行動するキッカケとなった」など、単に「勉強になった」「よいお話でした」ということではなく、「自分はどうすべきなのか」と受け止めた感想が寄せられていました。

(兵庫民報2021年6月13日付)

中国の夢――経済、人権、民主主義――中国の今とこれから:日中友好協会東神戸支部が学習講演会


日中友好協会被害神戸支部 兵頭晴喜

六月五日午後、表題の学習講演会を開き二十六名が参加しました。講師は長崎大学・立命館大学両名誉教授の井手啓二先生。
井手先生はコロナ禍を克服した中国は、経済回復も早く第一四半期のGDPの伸びは一四・六%となっており、順調に推移している。コロナ感染症については、感染が発生した時は徹底した検査と都市封鎖も含めた強い処置でゼロコロナを推進している。スマホの普及を情報管理と提供に積極的に活用している。中国は、二〇二〇年を「小康社会の全面的実現」を目標としていたがそれをほぼ達成している。今年三月の全人代では、次の中・長期目標を掲げ、先進国のへの展望を示しているが、解決しなければならない問題も抱えているので注目している。特に労働人口の減少、出生人口の急激な減少や香港、ウイグル問題、人権、民主主義に関することは大きな課題であるなどと語りました。
質疑では、中国はレーニン主義を取り入れているか? 習近平が主席の任期を無期限としたがどうか? コロナで失業や営業損失に対する補填はどうなっているか? 環境問題への対応は? 香港の民主派弾圧は?―などの質問がだされ、先生は分かる範囲でと一つひとつに応えました。感想アンケートでは、「話しが多方面にわたって理解しづらいところがあった」との意見や「またの機会に期待する」との声もありました。

(兵庫民報2021年6月13日付)

宮本たけし「校長の勇気ある提言――地教行法にてらしても処分は許されない」連載「東奔西走」14


大阪市長会見での「オンライン授業」発言が学校現場を大混乱させ、淀川区にある小学校の校長が勇気をもって松井市長に「提言」を提出したのに対し、市長は「ルール違反。辞めてもらわな」などと処分の可能性をほのめかした上で、「覆そうと言うのなら、自ら公約掲げて市長にならないと変えれませんよ」とまで語りました。
この市長発言こそ法律違反です。地方教育行政法(以下「地教行法」と略)は「自ら公約掲げて」当選した市長に、教育行政を覆す権限など与えておりません。
第二次安倍政権は二〇一四年の通常国会に「地教行法」改悪案を提出。衆議院では私がその論戦に当たりました。
安倍前首相や下村文科大臣らは、大阪の橋下徹氏や松井氏らと示し合わせて、あわよくば教育委員会を廃止して首長に権限を奪い、首長による教育行政への政治介入に道を開こうとしたのです。その背景には、侵略戦争の歴史を偽る教科書を教育現場に押し付けたり、いっそうの競争教育を持ち込む狙いがありました。
しかし、そのような改悪は許さず教育委員会は残りました。教育委員長は廃止され「新教育長」に一本化されましたが、下村大臣も私の追及に、教育行政の最終決定者は「新教育長」ではなく「合議制の教育委員会だ」と認めました。また、「新教育長」に対して首長が職務命令を出せるかとの私の問いに、当時の前川喜平初等中等教育局長は「出せない」と明確に答弁しました。この地教行法にてらしても、校長の処分など断じて許されません。
(日本共産党前衆院議員)

(兵庫民報2021年6月13日付)

ジェンダーわたしの視点「「おかしい」と感じた人から声をあげよう」日本共産党東灘・灘・中央地区委員会 長岡麻也子


「女性がたくさんいる会議は時間がかかる」などと時代錯誤の発言をして、国内外から強い批判を浴びた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞任に追い込まれたのは記憶に新しい。私は当初、謝罪らしきことをしてそのまま居座ると思っていた。しかし世論は違った! 若い女性たちが呼びかけ人となったネット署名が瞬く間に十五万筆を超え集まるなど世論はこの発言を許さず森氏は辞任に追い込まれた。私はこの時、自分が遅れている!と感じた。世の中のジェンダー平等に向けた動きは明らかに進んでいる! そう思えて嬉しかった。
私が初めて女性差別の壁にぶつかったのは就職活動の時。当時、私は下宿住まいだったが、なぜかほとんどの求人票には「女子は自宅通勤に限る」の文字が。「ナニコレ?」と呆然とし、これでは試験も受けられないと途方にくれた。
そして最近、カチンときたのは一律十万円給付の際、「世帯主」(男性が一〇〇%近く)を受け取り人にしたこと。いまだに、こういうことをやるのかと腹が立った。DV被害の女性は言うまでもないが、ごく一般的な家庭でも少なくなってきたとはいえ、夫と妻との間に上下関係が残っているのではないか。「世帯」ではなく「個人」の考え方をすべき、そう感じているときに党創立九十八周年記念講演で志位委員長が「『世帯主』規定を廃止することを強く求める」と述べたことに思わず「そうそう」と頷いた。でも「世帯主」に違和感をもった人はどれだけいただろうか。「おかしい」と感じた人から声をあげることが大切だと思う。
先日朝のテレビ番組を見ていてびっくりした。ある国語辞典の一九六〇年初版には「女」の説明が「人のうちでやさしくて子供を生み育てる人」と記載されていたというのだ。ちなみに「男」は「人のうちで力が強く主として外で働く人」だったという。六十年前はこんな認識だったと考えると、ジェンダーをめぐるたたかい、意識の変化は著しい。性暴力根絶と被害者の視点に立った刑法改正をめざすフラワーデモが各地に広がり、職場でのパンプスの強制に対してもKuToo運動が起きるなど女性たちは黙っていない、わきまえていない。四月には札幌地裁で同性婚を認めないのは「違憲」との画期的な判断がなされた。声をあげれば社会が変わる、そう実感できる日々である。
しかし、日本のジェンダー平等度は百五十六カ国中百二十位。特に政治と経済分野での遅れが際立っている。自民党議員による女性差別、LGBT差別の発言も後を絶たない。戦前の家父長制をよしとする自民党政権ではジェンダー平等社会の実現はありえない。この視点からも政権交代しかないと強く思う。

(兵庫民報2021年6月13日付)

兵庫山河の会 〈六月〉

ゆくりなく球場の花火揚がりたりコロナ終息願いて揚げしや
 鵜尾和代

ギガワークコロナと共に増え続く「自己責任」の切り売り労働
 新井 幸

パン届く好物知りたり我が息子笑みあふれたり今日は母の日
 加藤やゑ子

朝の道次々通る児童らは背中に重き未来背負いて
 塩谷凉子

ま白なる薄紙の端きったよな蝶が入りゆく街路の茂み
 山下洋美

ハイビスカスの濃き紅は幼き日従姉と対のオーバーの色
 石井敏子

失政で医療崩壊日本の待機患者に薬と医師を
 山下 勇

枝広げジャカランダの葉青々と花はまだかと公園覗く
 古谷さだよ

兄戦死の島と似たりし雲を見て慰霊行きたし思ひあふるる
 岸本 守

延長戦野球の試合じゃあるまいに緊急事態は日本の政治
 大中 肇

県またぎ住む子に会えず一年余コロナはついに四波となりぬ
 古賀悦子

主婦たちは残業代ももらわずにもともと報酬そのものもなし(働き方改革)
 西澤 愼

(兵庫民報2021年6月13日付)


瀬戸恵子「ひなたぽっころろん」〈684〉


(兵庫民報2021年6月13日付)

神戸演劇鑑賞会6月例会:関西芸術座『ブンヤ、走れ!~阪神・淡路大震災 地域ジャーナリズムの戦い~』なまの舞台をごいっしょに


この舞台は「神戸新聞の百日」(神戸新聞社刊)を脚色し、関西芸術座の皆さんが総力を挙げて取り組む舞台です。震災前日の記者たちの活き活きした様子。その二十五年後、二人の中学生が、職業体験授業の一つとして新聞記者の体験談を聞きに来た所から舞台が始まる。
その体験談とは、もちろんあの一九九五年一月十七日午前五時四十六分、神戸を襲った大震災のことで、〝どうしても〟新聞を発行する、との記者たちの熱い決意と、発刊に走る姿が、昨日のように舞台を駈ける。
今から二十六年前の一月十七日(火曜日)午前五時四十六分、淡路島北部を震源としてマグニチュード七・三の地震が発生した。阪神・淡路大震災である。
神戸新聞の新人女性記者、原知加は激震の中で飛び起き、恐怖と闘いながら、兎に角、神戸新聞本社に向かった。そこで、彼女が見た光景は、本社は壊滅状態、新聞発行は不可能な状態になっていた。それでも記者たちは一人、またひとり、続々と本社に駆けつけた。
一方、神戸新聞東灘販売所が全壊となり、所長の小川恵子が生き埋めになっていた。が、息子の元気は販売所が続けられることを胸に秘めて母親の救助を必死に試みた。そして、神戸新聞の記者たちは、この絶望を乗り越え、新聞発行へと動いた。
どんな困難な状況であろうと、人間の持っている智恵と、エネルギー。仲間の力があれば乗り越えられる。勿論、他の新聞社の応援もあるが。舞台を駈ける新聞記者たちの姿はまぶしい。〔小谷博子=神戸演劇鑑賞会〕
 

関西芸術座『ブンヤ、走れ! ~阪神・淡路大震災 地域ジャーナリズムの戦い~』

原作=神戸新聞社『神戸新聞の100日』 脚本=駒来愼 演出=門田裕 出演=菊地彩香、森本竜一、梅田千絵 ほか/①6月25日(金)18時30分②6月26日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金1,000円と月会費2カ月前納)、月会費3,500円(大学生2,000円、中高生500円)/神戸演劇鑑賞会http://kobeenkan.my.coocan.jp/ Tel. 078-222-8651、Fax 078-222-8653

(兵庫民報2021年6月13日付)

観感楽学


高齢者などを対象にしたワクチン接種も進められ、国内で新型コロナワクチンを少なくとも一回接種した人が一千万人を超えたとの記事を読みました▼しかし、まだまだ不要不急の外出自粛やテレワークと言ったことが暫くは続くのではないでしょうか。自宅での仕事としてパソコンは必需品。これまで以上に使用頻度も上がっていると思います▼その大事なパソコンを日頃のちょっとした作業で少しでも快適に使う方法と言う記事を読みましたので紹介します▼まずはデータのバックアップです。パソコンで作成した資料など、その日の成果物のバックアップです。仕事の場合なら会社のルールに従ってバックアップしますが、個人の場合でもサーバーやUSBメモリにバックアップしておくということです▼次に不要なファイルやプログラムは日頃から削除しておく、Windowsなら標準的に備わっている機能でディスククリーンアップ、チェックディスク、ディスクデフラグの実行。キーボードや冷却ファンの通風口の掃除などが挙げられていました。私もソフト開発の仕事に従事していましたが、パソコンの突然の故障や操作ミスでデータが無くなるという経験を幾度かしました。そんな経験からも日頃のバックアップは大切だと思います。(ふ)

(兵庫民報2021年6月13日付)

2021年6月6日日曜日

「金田峰生で新しい兵庫県政を」「#本気のSDGsを兵庫から」の風を巻き起こそう:兵庫県知事選告示まで1カ月:憲法県政の会が大量宣伝・大量対話を呼びかけ:


兵庫県知事選挙告示(七月一日)まで一カ月。憲法が輝く兵庫県政をつくる会(憲法県政の会)の選挙本部は、コロナ緊急事態宣言下、「こんな工夫ができるのでは」と議論したものを加入団体・地域組織、地域の会に向け、発表しました。その概要を紹介します。
*

1、何よりもまず「今回の知事選挙で問われているのは何か」の学習を

金田さんの立候補表明記者会見で石川康宏代表幹事が行った挨拶にこの問題がまとめられています。録画はYouTubeで公開されています。加筆されたものを『兵庫民報』五月十六日付に掲載しました。

2、推薦決議をあげ、九十万得票目標に見合う「対話目標」を決めよう
3、たたかう気構えをかためる「わたしの知事選政策作り」を

「個人の願い」「地域の願い」「団体の願い」が政策です。憲法県政の会は「知事選政策第一次案」を五月二十日に発表(三十日付に掲載)しましたが、各地域・団体・個人から寄せられたものを整理して「第二次案」として六月中にまとめ、発表する予定です。

4.街頭の宣伝行動へ

①アナログ編 金田さんの顔写真が入った連名のぼりをスタンディングやミニパレードで使って街の雰囲気を変えます。政策ビラも押しつけがましくならないよう配布。知事選訴えテープを作成しました。電話で訴え作戦も大事です。
 
②デジタル編 憲法県政の会ホームページをリニューアルしました。ツイッター(憲法県政の会金田さん)で発信・拡散を。各団体・個人の「だから私は金田さん」ショート動画がツイッターで発信されています。YouTube「金田峰生 兵庫・憲法県政の会」チャンネルにも金田さんの街頭宣伝などの録画が保存されています。政策・争点押し出しのオンライン用チラシ(バナー)一斉拡散作戦なども予定。組織活動のためにメールマガジンやLINE公式などへの登録を。

5、地域での「市民と野党の共同」をひろげながら

地域で野党組織へ共同のはたらきかけを。「個人」の立場での参加呼びかけも。地域のさまざまな「市民グループ」に連絡を。



 

(兵庫民報2021年6月6日付)