2021年5月2日日曜日

食料支援、各地で多様に:外国籍生活困難者に――NPO法人日越交流センター兵庫と日本ベトナム友好協会兵庫県連が共同で


「目に見える形で支援食材を手渡そう!」。その思いで日本ベトナム友好協会兵庫県連の入居する神戸市長田区内の事務所前で、四月十八日に「コロナ禍による留学生・技能実習生の生活困難者への食材提供と相談会」を行いました。
開始早々やってきたのはミャンマー学生。学校から聞いて来たと言って受け付け名簿に記入した後、食材を手にしてニコニコ顔で帰っていきました。この日手渡したのは、東京のともいき支援会からいただいたカップフォーとカップ麺、それにコープこうべからいただいたお米です。お米は一人二・五キロ、カップ麵とフォーは各自一ケース(フォーは十二個入り、麺は六個入り)を箱ごと渡しました。近くから自転車でやってきた人や、「友達も誘うので何時までやってますか?」と聞いてくる留学生などいい雰囲気です。
この機会を利用して、困りごと相談も受け付けようと労働問題専門家や弁護士・行政書士・ケースワーカー・コロナ貸付相談員などの協力も得て、生活相談会も同時に行いました。
実習生たち三人の勤務する職場では、持参した資料から月平均残業時間が二百時間に及ぶ過労死の恐れのある大変な勤務時間で働いていたことが判明。実習生たちに是正を要求する気持ちは強く、団体交渉をしてもらえるならと組合への加入意思も示されました。
ベトナムへの帰国待ちをしている数万人の人たちは出入国在留管理庁のコロナ特例の制度によって、帰国待機中であっても資格外活動が許可されアルバイトができる状態にありますが、多くの人はコロナ禍により仕事に就けず生活が困難で引き続き支援が必要です。また、支援を通じて在留外国人が様々な困難に直面しており援助を求めていることもよくわかりました。
次回はもっと人目につくように、日本語学校の門前で支援食材提供の会を開催することに関係者の了解を得ました。
〔鳥本敏明=日越交流センター兵庫〕

(兵庫民報2021年5月2日付)