2021年10月17日日曜日

新しい政権へ初めての挑戦:総選挙目前、山下副委員長が神戸・阪神間で街頭演説:こむら潤比例・兵庫8区予定候補を国会へ


日本共産党副委員長の山下よしき参院議員(写真:右端)が十月九日、十日、神戸、阪神間で街頭演説を行いました。
尼崎では十日昼、JR尼崎駅北キューズモール前で、こむら潤衆院比例近畿ブロック・兵庫八区予定候補とともに訴えました。
政治を変えよう尼崎市民交流会世話人の中村大蔵さん(写真:左端)と医師の上山桂さん(写真:山下副委員長の後)が応援スピーチを行いました。
中村さんは、「こんどの総選挙は、憲法にうたわれている主権在民の政治を取り戻すか問われる選挙。野党と市民が一緒になってこの兵庫八区で小村さんを推薦する大変意義深い選挙」だと訴えました。
上山さんは、「新自由主義で医療を削減した結果、コロナ禍で救える命を救えない事態を二度と繰り返してはならない。まともな医療ができる政治を」と訴えました。
こむら潤さんは、「いのちと暮らしを守る政治に切り替える大きなチャンス。国会へぜひ押し上げてください」と訴えました
山下副委員長は、「岸田新首相はコロナ対応の無為無策相次ぐ強権政治腐敗政治で行き詰まった安倍菅政権のど真ん中で支えてきた人、表紙だけ変えても反省がなければ新しい政治はできません。今度の総選挙は日本共産党が党の歴史で初めて政権交代を実現、新しい政権をつくることに挑戦する選挙。その一番の推進力となるのは日本共産党の躍進です」と強調しました。

(兵庫民報2021年10月17日付)15:30


川崎重工工場前で『2030戦略』パンフ配布


日本共産党川崎重工委員会と日本共産党兵庫県労働者後援会は十月八日朝、川崎重工神戸工場前で『気候危機を打開する日本共産党の2030戦略』のカラーリーフレットを配布。プラスターも立て宣伝しました。
自ら手を出して受け取る人、受け取ったリーフを歩きながら開いて読み始める人、戻って受け取る人もいました。
成山太志県労働者後援会会長は、「数十年に一度という自然災害が毎年のように起こっている危機は深刻だ。ところが自公政権は世界の流れに逆行して神戸製鋼の大型石炭火力発電所増設や原発の再稼働に固執して世界から立ち遅れた削減目標しか持っていない。日本共産党は半年をかけて研究者や運動団体の方の声も聞いて、二〇三〇年までにCO 2を五〇~六〇%削減できる提案をつくった。日本共産党の躍進で野党連合政権を実現し、温暖化をストップさせよう」と訴えました。
この日は日本共産党近畿ブロックいっせい宣伝行動。県下各地でも『2030戦略』リーフの配布が行われました。山陽電車荒井駅前では大西由紀高砂市議らが、神戸製鋼・三菱重工に通勤する労働者に配布。各地では高校生など若者の受け取りが良いと報告が相次いでいます。
〔小林明男〕

(兵庫民報2021年10月17日付)15:00

神戸製鋼さん石炭火力発電所つくらないで――裁判日記(民事訴訟第13回)「温暖化研究がノーベル賞」

原告 廣岡 豊


神鋼の石炭火力発電所建設・稼働の中止を求めて裁判が開かれた十月五日、半世紀前からCO 2が増えれば地表の温度が上がると温暖化予測を研究されてきた眞鍋淑郎さんがノーベル賞を受賞しました。眞鍋さんの研究が各国の科学者集団で構成されている国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の最初の報告書に生かされたそうです。八月に出たIPCCの第六次の報告書では「人間の影響が温暖化させてきことは疑う余地はない」と断定しました。
法廷で原告代理人の浅岡弁護士は報告書を引用しながら今年も世界の各地で気候変動に伴う異常高温、山火事、熱中症、豪雨などの気象災害が起こっていることを紹介し、「このままでは取り返しのつかない事態になる。産業革命前より気温上昇を一・五度に抑えるためには二〇三〇年までにCO 2を半減する必要がある。世界各国では石炭火力は新規建設中止、稼動しているものは年次を切って中止している。日本に残されているカーボンバジェット(累積排出量の上限値)は少ない。これでは石炭火力発電所だけで使い果す」と具体的な数値で説明し、神戸製鋼所の新発電所の建設中止、既設発電所の段階的な停止を訴えました。
今回も被告の神鋼、関電からは文書は提出するが法廷では何の反論も指摘もありませんでした。

六人の証人を申請

裁判も四年目に入り終盤を迎えています。進行協議で原告側から六人(原告二名、専門家二名、被告側二名)の証人申請を行いました。
専門家は、〇気象学者の江守正多国立環境研究所地球環境研究センター副センター長と〇新設発電所の需給期間均等発電単価の推計、内部収益率の推計と分析などを行っている大島堅一龍谷大学教授。被告側は、〇木本総一氏、石炭火力発電を稼働する神鋼の子会社コベルコパワー神戸第二の代表取締役と〇高西一光氏、関西電力からは執行役常務火力事業本部長。
証人の採用や陳述などは次回(一月十八日)以降の期日の中で決定されます。

(兵庫民報2021年10月17日付)14:30

兵庫県議会決算特別委員会:県民のいのちと暮らし守る視点で審査


日本共産党・いそみ恵子議員が奮闘

兵庫県議会では、九月三十日に、決算特別委員会が設置され、二〇二〇年度決算審査が十月六日から始まりました。日本共産党のいそみ恵子議員が連日、質疑を行っています。

消費税減税、大企業・富裕層から応分の負担を

六日の財政状況審査で、いそみ議員は、「歳入決算の県税収入がコロナの影響で、約千億円減収になると言われていたが、実際には五百五十六億円程度の落ち込みにとどまり、県税等収入が過去二番目に高い、八千十億円であった」ことをあげ、その要因について質問しました。
 

県当局が「消費税率引き上げ分が平年度化したこと」と答弁したのに対し、いそみ議員は「いまや地方消費税収が、県税収のなかでも一番の税収になっている。一方で、消費税増税、コロナ禍という二重苦で、家計消費が落ち込み、中小企業の休廃業・解散が全国では、過去最大となり、兵庫県でも多数の事業者が休廃業・解散に追い込まれている」と指摘。
「消費税の増税は、家計消費にも中小事業者にも深刻な影響を与えている。このまま地方消費税を税収の根幹にしておくわけにはいかない。海外では、六十二カ国でコロナ禍での消費税減税を行っている。コロナ危機でも、大企業は収益をあげ、内部留保も二〇二〇年度、七・一兆円も増やしている。税収のありかたを改め、大企業や富裕層に応分の負担をさせ、消費税は減税させるよう、国に求めるべきだ」と質しました。
当局は、「地方消費税収は、ほかの税と比べても偏在性が小さく安定した税収を得るために不可欠」と冷たく答弁。国とともに消費税収に頼る姿勢を鮮明にしました。
いそみ議員は、「コロナ禍にもかかわらず、来年度は病床削減のためにも消費税収を使おうとしている。社会保障に使うというのもまやかしだ。消費税の減税を強く要望する」と求めました。

医療機関や介護施設等への十分な補塡・補償に

いそみ議員は、歳出決算について、支出済額が、約二兆五千六百億円、翌年度繰越額が、約二千六百億円、不用額は三百七十五億円となっていることについて質しました。
 

不用額の主な費目について、当局は、「民生費が百二十四億円、衛生費が百三十七億円」と答弁したのに対し、いそみ議員は、「そのほとんどが新型コロナウイルス感染症対策である。介護事業者などへの慰労金、衛生資材など購入支援が約七十億円、入院病床確保のための空床補償が約四十一億円などだ」と指摘し、「クラスターが発生したある医療機関では、約三億円程度の空床補償がなされず、その後の経営も圧迫されていると聞いた。かつてないコロナ対応に奮闘している医療機関、福祉施設などには、不用額を出すのではなく、遡及してでも十分な補塡、補償を行うべきだ」と迫りました。当局は、「適切に運用している」と述べるに留まりました。

県庁等再整備事業は、白紙撤回し、一から検討を

いそみ議員は、投資的経費について質問。基本構想がまとめられている県庁舎再整備事業について、「二〇二〇年度は、予定されていた基本計画が策定されず、いまも止まっている。党県議団は、県庁舎再整備について、耐震補強は必要だが、補修で済むのか、建て替えが必要なのか十分な検討が必要だ、元町の再整備と連動させ、敷地の一部を民間に譲り、ラグジュアリーホテル等を誘致することなどに反対してきた。そもそもコロナ以前に計画された事業であり、計画を白紙に戻すべきだ」と主張しました。
当局は、「コロナ禍をふまえ、デジタル化の導入など見直しが必要との議論はなされている」と述べ、計画の白紙化には、背を向けています。

但馬空港事業は、閉鎖も含めた検討を

こうのとり但馬空港についていそみ議員は、二〇二〇年度、コロナもあり年間の利用者が前年度の約六割となり、決算では運営費などに約五億五千七百万円、運航に対する赤字補塡に、約一億八千七百万円、あわせて約七億四千三百万円程度、県民の税金をつぎ込んでいることを明らかにしたうえで、開港以来の累積歳出を質しました。
 

当局は、「運営費・修繕・整備費等に、四十八億六千九百万円、赤字補塡に三十七億八千万円、建設にかかる事業費は、百七十九億円」と回答。
いそみ議員は、「総額で約二百六十五億五千万円となる。コロナを契機に、移動手段などもさらに見直される。赤字の穴埋めも含め、多額の県民の税金を使い、コロナで財政が厳しいという中、事業を続けていくのか。まして、東京や地方への新たな路線開拓などは、必要ではない。但馬空港は、閉鎖することも視野に入れた検討を行うことを求める」と述べました。

県民の福祉の向上が最大限重視される財政運営を

いそみ議員は、最後に「県の新型コロナウイルス感染症の対応にさいし、保健所や病床のひっ迫状況など、県行政のぜい弱さがうきぼりになった。県行政の本来の役割は、県民福祉の向上である。そのことが最大限重視される財政運営となることを求める」と質問をしめくくりました。
〔門屋史明〕

(兵庫民報2021年10月17日付)14:00

保健所増やそう:実践的に示された適切さ「おおむね10万人に1カ所」

国も県も、保健所・職員を大幅に減らしてきました。
その結果、新型コロナウイルス感染症の出現と拡大にあって、自治体は適宜適切な情報を得ることができず、保健所は感染経路を追えなくなりました。コロナ禍で、保健所がその機能を発揮できず、役割を果たせない状況であることが浮き彫りになりました。
保健所法が地域保健法に変わるまで、保健所はおおむね十万人に一カ所設置されていました。そして、今回のコロナ禍において、積極的なPCR検査、迅速なワクチン接種などで感染拡大の抑え込みに成果をあげている和歌山県の保健所数が、おおむね人口十万人に一カ所となっています。保健所の適切な設置基準は実践的に示されていると思います。
ところが、国の保健所設置指針は、二次医療圏又は介護保険法第一一八条第二項に規定する区域とおおむね一致した区域とすることを原則として定めることが必要とし、保健所を半減させました。
そこで、二〇二一年七月の県知事選挙で「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」は、保健所を十万人に一カ所、合計五十カ所設置することを公約に掲げました。「市民にあたたかい神戸市政をつくる会」もまず、九行政区すべてに保健所を復活させようと主張しています(神戸市人口百五十三万人)。
地域医療構想の抜本見直し、病床削減計画撤回、地域保健法と「指針」の改定が必要です。地方自治体は国待ちとせず、住民の命と健康を守る立場で「指針」の欠陥を正し克服する、独自の対応を図るべきです。
感染症対策、精神保健、子育て支援など、保健所の存在は、今後ますます重要になり、質量ともに拡充させる必要があります。命と健康と尊厳を守る政治を実現するためにも、政権交代は不可欠です。
〔金田峰生〕

(兵庫民報2021年10月17日付)13:30


くらしから見る、考える神戸市の政治(2021年版)②

日本共産党神戸市会議員団
 

子育て3:女性と子どもの命をまもる体制を

コロナ禍が長期化するもとで、女性にたいするDVや児童虐待が急増しています。DVの相談件数は昨年度約十九万件で過去最多となり、児童相談所への児童虐待の相談件数も年間二十万件と過去最多となっています。コロナ禍の自粛生活やストレスなどからくる暴力が、立場の弱い女性や子どもに向けられています。女性と子どもの命をまもる体制をつくることが切実に求められています。
神戸市こども家庭センター(児童相談所)の体制の弱さは深刻です。人員の確保が追いつかないもと、二十四時間以上に渡って看護師不在の時間が生じ、急病対応の判断などに困る事態となっています。夜勤時間の職員も少なく、乳児をはじめ子どもたちを見守ることさえ難しくなっています。二〇一九年には、夜間に助けを求めて訪れた小学生が追い返されるという事態が起こり大問題となりました。この背景には夜間の受付が安上がりの「有償ボランティア」任せであったことが明らかになりましたが、その反省はありません。
神戸市は、震災後、行財政改革の名のもと市民生活に関わる幅広い分野で大量の市職員が減らされ、外部委託や非正規化などが進み、安全面や専門性など様々な点で問題が起こっています。それなのに、久元市長は、二〇二五年までにさらに市職員全体で七百五十人を削減し、その後も削減を進めていこうとしています。
日本共産党神戸市会議員団は、コロナ禍で深刻な影響が市民生活に出る中、今こそ自治体の役割である市民のくらし、命をまもるために必要な施策の前進と人員の増員を行うことを求めてがんばります。

教育1:少人数学級を高校生まで広げよう

日本共産党の議会論戦と国民の運動により、文部科学省は教員定数を四十年ぶりに改善し、小学校全学年で三十五人学級の実施を決めました。コロナ禍のもとで「三密」を回避できない小中学校の改善、一人一人の子どもたちへのケアと学力の向上のために、ただちに少人数学級の実現が求められています。
しかし、市教育委員会は、国の方針どおり小学校の三十五人学級は、五年かけて段階的に実施すると、一歩たりとも市独自で前進させる姿勢がありません。
昨年(二〇二〇年)に行われた分散登校では、二十人以下の学級編成となり、教員からは「子どもたち一人一人の顔がみえ、寄り添って授業ができた」との声があがり、子どもたちからは「ソーシャルディスタンスができて、安心だった」と喜ばれました。
二十一億円あれば全小中学校で三十五人学級が、七十一億円あれば三十人学級が実現できます。
神戸市が「教育日本一」を掲げるなら、子どもの未来のために予算を最優先にふりわけ、高校もふくめ少人数学級の前倒し実施に予算をつけるべきです。

独自予算で実施している少人数学級の状況

神戸市・兵庫県
  • 小3と小4
  • 複数担任や少人数学習、教科担任制との選択制
  • 35人学級
大阪市・大阪府
  • 独自予算で実施せず
京都市
  • 小3から小6まですべて30人程度学級
  • 中1・2は35人学級
  • 中3は30人学級
岡山市
  • 小3から中3まですべて35人学級
広島市
  • 小3から中1まで35人学級

教育2:自校方式で温かくておいしい中学校給食を

「育ちざかりの中学生に温かくて、おいしい給食を」というお母さんお父さんの願いがこもった九万筆の署名運動と、日本共産党神戸市会議員団の議会論戦により、神戸市は〝愛情弁当論〟から転換し、二〇一七年から中学校給食の全校実施がはじまりました。
しかし、神戸市は、「小学校のような温かく美味しい中学校給食を」という願いに背を向け、安上がりの民間任せのランチボックス・デリバリー方式に固執。このもとで「異物混入問題」で開始が遅れ、おかずが冷たい給食は、担当者も「失敗」と言わざるを得ないほどで、利用率も低迷していました。
二〇二一年三月には、市民が力を合わせ、温かい中学校給食への改善を求め、一万筆を超える署名が提出されました。また、中学生へのアンケートでも小学校から配送した給食(親子方式)に九割がおいしいと回答するなど、転換は待ったなしとなるなかで、教育委員会は全員喫食制の温かい給食への変更を表明しました。しかし、あくまで「自校調理方式」に背を向け続ける姿勢を続け、「民間任せの方式」を強行しようとしています。
神戸市議団は、市民のみなさんと力を合わせ、安心・安全の「自校調理方式」への転換を求めています。

①自校調理方式
  • 初期投資費 約62億円
  • 修繕更新費 約300億円
  • 維持運営費 約650億円
  • 計 約1,112億円
②親子方式
  • 初期投資費 約76億円
  • 修繕更新費 約129億円
  • 維持運営費 約750億円
  • 計 約955億円
③センター方式
  • 初期投資費 約144億円
  • 修繕更新費 約255億円
  • 維持運営費 約539億円
  • 計 約938億円
④民間デリバリ(食缶)
  • 初期投資費 約23億円
  • 修繕更新費 約40億円
  • 維持運営費 約682億円
  • 計 約745億円

教育3:学校の過密化を解消させよう

神戸市では仮設・プレハブ校舎での授業を余儀なくされている学校は二〇一四年に三十校だったものが、いまでは三十五校になっています。強引な学校統廃合も影響しています。プレハブ校舎によって、運動場は狭くなり「運動場では、走ってはいけないし、ボール遊びも制限されている」「隣の公園を使わなければ体育もできない」など、教育環境は悪化しています。
神戸市は小学校の適正規模を十二~十八学級としています。百六十三校ある小学校のうち、適正規模を上回る(十八学級以上)小学校は四十五校もあります。
また、多くの学校で老朽化対策が手つかずで、整備が後回しにされており、壁が崩れ天井が落下するなど事故が後を絶ちません。市長は、自らのオフィスである市役所本庁舎の建て替えに何百億円もかけるのではなく、少人数学級実施にふさわしい、学校の建設と整備こそ最優先に行うべきです。

仮設校舎のある学校

東灘区
 魚崎小
 向洋小
 本山第一小
 本山第二小
 本山第三小
灘区
 成徳小
 高羽小
 西郷小
 西灘小
 美野丘小
中央区
 なぎさ小
 宮本小
中央区
 こうべ小
 山の手小
兵庫区
 明親小
北区
 藤原台小
 小部小
 長尾小
 北神戸中
 八多小
 大沢中
 八多中
長田区
 蓮池小
須磨区
 だいち小
垂水区
 千鳥が丘小
 霞ケ丘小
 東舞子小
 小束山小
 舞多聞小
 本多聞中
西区
 東町小
 高津橋小
 出合小
 長坂中
 井吹台中

高齢者・福祉1:国民健康保険料・介護保険料の引き下げを


国民健康保険

「国保料が高すぎて支払えない」市民の皆さんから切実な声が上がっています。 国民健康保険は非正規雇用や年金生活の方などが多く加入しており、国庫からの支援が必要なのに、その比率は引き下げられてきました。さらに、二〇一八年度からは財政運営の主体が市から県・市とされ、市の独自の控除がほとんど打ち切られてしまいました。日本共産党神戸市会議員団は、国に対して抜本的な負担の増額を求め、市の一般会計からも繰り入れを増やすことを求めています。またコロナ禍のもと経済的に厳しくなった世帯への保険料の免除を求めています。

介護保険

介護保険は年々保険料が上がり、現在では神戸市の基準額は月額六千四百円と制度開始時の二倍。二〇二五年には七千円以上に引き上げられる試算まで出ています。また、利用料の負担が重くサービスの利用をあきらめるなど〝制度あって介護なし〟の状況が深刻化しています。神戸市議団は、一般会計からの繰り入れなど保険料や利用料を引き下げることを求めています。

(兵庫民報2021年10月17日付)13:00

亀井洋示「あんまりにも悪やのう」


(兵庫民報2021年10月17日付)12:30

民青同盟が街頭、SNS……さまざまに展開:日本共産党と一緒に政治を変えよう

シールアンケート対話宣伝

日本民主青年同盟は九月二十六日に開かれた第三回中央委員会で、総選挙をたたかう方針を決定。全ての班で「日本共産党と一緒に政治を変えよう決議」をあげて総選挙に立ち上がることや、「日本共産党になぜ伸びてほしいか」を自分の言葉で訴えるスピーチ原稿「マイ訴え」を全ての同盟員が作成すること、街頭でのシールアンケート対話に踏み出すことなど現在、奮闘しています。
*
兵庫県内のある地域班では三中委決議を読んで――
「友達に学生が多いけど、学生が置かれている実態は本当に深刻。バイトが減らされて生活が苦しくなっているし、補償も全くない」「自分が働いている保育園でも消毒や保護者対応などコロナ禍によって業務が増えて大変」など実態を交流しました。そして「菅政権が倒れたのは、菅さんが無能だったからとよく言われているけど、そうじゃなくて結局二つの異常を特質とする自民党政治をそのまま続けたからだと思う」「今度の選挙で日本共産党が伸びてこそ二つの異常をかえる力になる」
――と交流し、「変えよう決議」に賛同。班で「マイ訴え」を作成して街頭宣伝に取り組むことを決め、また友人にも「比例は共産党」を広げることを相談しています。
*
この間、日本共産党兵庫県青年学生後援会として街頭でのシールアンケート対話宣伝に六回取り組み、百人と対話しました。「気になっている社会問題は何ですか」という項目で気になるテーマについてシールを貼ってもらい、対話をすすめます。
「コロナ対策」にシールを貼った青年は「繰り返しの緊急事態宣言で、宣言の意味がなくなってきていると思う」と話します。そこで「緊急事態宣言も自粛のお願いばかりですものね。コロナを抑え込むために、PCR検査を拡充したり、自粛に対しては徹底した補償がなければならないと思います」とコロナをどう抑え込むかの展望を伝え、「比例は日本共産党をお願いします」と伝えています。
「環境問題」にシールを貼った青年は「気候変動が気になっている」と話します。そこで「気候危機を打開する日本共産党の2030戦略」の内容を伝えると「ぜひそうしたことを実現してほしい」と対話が弾みました。
*
十月十日に行った街頭宣伝ではシールアンケート対話と合わせて青年の「マイ訴え」をリレートークしました。
「大学の学費まで自己責任になっている今の日本社会を変えたい。今度の選挙は本当に歴史的な選挙、ぜひみんなに投票に行ってほしいし、比例は日本共産党を伸ばしてほしい」「文化・芸術に支援を全くしない今の政治を変えたい」「働いている人に優しい社会に変えたい」など一人ひとりの思いがこもった「マイ訴え」に街ゆく人も注目していました。
*
SNS対策も力を入れています。民青同盟兵庫県委員会はインスタグラムでのライブ配信を行っています。この間のシールアンケート対話宣伝での特徴について伝えるものや、こむら潤候補をゲストに呼んで日本共産党の政策について語り合う「ちょっと聞いてよ!こむらさん」というシリーズなど取り組んでいます。
 


日本共産党青年学生後援会のLINE公式アカウントも作成し、街頭で対話になった青年に気軽に加入してもらい、共にたたかう選挙にしようとしています。
*
残された期日はわずかですが、こうした立ち上がりを広げながら日本共産党の躍進による野党連合政権の実現のために頑張ります。
〔上園隆=民青県委員長〕

(兵庫民報2021年10月17日付)12:00

兵庫山河の会 〈十月〉

アベスガの九年間の悪政治ヒロの暴きも笑いで納得(松本ヒロ)
 岸本 守

諸々の機能付帯はこなし得ずシンプルなもの選ぶ加齢は
 石井敏子

ともかくも出来ることはしましょうと「気候危機」のパンフを配る
 大中 肇

ただ過ぎに過ぐるもののひとつにて香り先だつもくせいの秋
 山下洋美

アフガンを逃れし人を押し返す大きなる波入国阻む
 塩谷凉子

秋風が体のだるさ解きほぐす午後の昼寝が最強おやつ
 古谷さだよ

ヨシキリが庭のどこかで鳴いている探せばついと鳴きやみにけり
 鵜尾和代

四党の党首集まり確認の堅い誓いぞいざ闘わん
 西澤 愼

地つづきの国シャングリラ夢に見て今日も届ける公約のビラ
 山下 勇

(兵庫民報2021年10月17日付)11:30


観感楽学


水際対策――コロナ感染症対策の重要な柱の不備が指摘されてきた。集団感染が発生した中国・武漢からの観光客を運んだバス運転手などが感染したのは昨年一月のことだ。今年の五輪開催でも水際対策のお粗末さはコロナ感染を爆発させた一因となった▼緊急事態宣言のもとでも一日あたり平均二千人以上もの外国人を入国させ、入国後の誓約不履行者は一日三百人とザル状態だった▼韓国、中国などの入国者が日本到着時のPCR検査を免除された時期があったり、海外入国者の公共交通機関の利用制限などもチェック機能が働かなかったり▼昨年二月、韓国の平和団体が非核「神戸方式」視察で来県した。彼らが帰国後、二週間隔離されたことを後で知らされた。日本ではまだコロナ感染が深刻に受け止められていなかった時期だったが韓国の水際対策は徹底していた▼二〇〇一年、9・11同時多発テロの直後に国連要請行動に参加した。コロナでなくテロ対策だが、米国の国内移動でもすべての空港で上着はもとより靴まで脱がされたチェック体制の徹底ぶりは半端でなかった▼宣言の解除で、変異ウイルスへの水際対策は、入国者に求める待機期間を大幅に短縮した。厳格な入国基準と入国後の管理体制まで緩和状態にならないかが心配される。(K)

(兵庫民報2021年10月17日付)11:00

2021年10月10日日曜日

みんなの力で国会へ:日本共産党こむら潤事務所びらき


日本共産党のこむら潤さん(衆院兵庫八区・比例重複予定候補)の事務所びらきが十月三日、尼崎市西難波町三丁目29-8(国道2号線昭和通9丁目交差点北西角、尼崎西難波郵便局の東並び)の事務所前で行われ、政権交代を願う仲間が熱い激励をおくりました。


市民も参加している「政治を変えよう!尼崎市民交流会」代表世話人の今西正行さんは、


「日本は被爆国なのに広島出身の岸田新総裁も核兵器禁止条約について口にしない。そのような自民党に何でもかんでもついていく尼崎にしてはいけない。こむらさんをみんなの力で国会に押し上げていただきたい」と訴えました。
 
弁護士で立憲民主党尼崎総支部代表代行の弘川欣絵さんは、


日本共産党と立憲民主党の政権合意について、「今回が初めて。本当に今まさに政権交代の機運が高まっている」と語り、こむらさんについて、「三人の子育てをし、先輩のお母さんとしても尊敬しています。保育士の待遇改善をしないと子どもたちを充分に見ることができません。立憲民主党としても個人としても応援します」と力強い訴えがありました。
 
医師で日本共産党尼崎後援会長の上山桂さんは、日本の政治を変えるために大臣ポストにこだわらない日本共産党の姿勢は「本当に太っ腹でクール、ほれぼれする」と語り、「コロナが原因で特に二十代の女性の自殺が多い。今、政治からもっとも取り残されている人に私たちの魂を届けましょう」と呼びかけました。
 
自身も近畿ブロック比例予定候補の宮本たけし前衆議院議員は、「国民の苦難軽減のために頑張るのが日本共産党。私も二年前にバッジをはずし野党共闘の現場に立ちました。こむらさんも決意して尼崎市議を辞しました。立憲民主党との政権合意も大臣のポストが欲しくてやったわけではない」と語り、「赤木ファイル」のコピーを高く掲げ、「ゆがんだ政治で公務員が命を落とす、国民が命を落とすそんな政治は我慢できません。市民連合と野党との間で交わされた共通政策にはモリカケ・サクラの徹底解明もしっかり盛り込まれました。これをやれば政治は変わります。『なによりいのち。ぶれずにつらぬく』日本共産党を伸ばしてください」と熱く訴えました。
 
激励をうけたこむら潤さんは、核兵器禁止条約、文化芸術への支援、保育環境について語り、「家庭の中で女性が担ってきた保育や介護などケア労働の賃金が低すぎます。女性の地位向上や性の多様性も認めていけるような寛容な社会をつくっていきたい」と決意を語り「日本共産党の輪を広げに広げてください」と訴えました。
 
松田隆彦党県委員長、松沢千鶴尼崎市議団長、鳴神志保子どんぐり保育園園長、大澤芳清尼崎医療生協病院院長(メッセージ)、からも熱いスピーチがあり、オンライン視聴合わせて二百四十人の参加がありました。
 
市内からバスでやってきたと言う若い女性は、「病弱のため生活保護を受けています。生活保護費が低く食費を節約しています。生活が苦しいので共産党に何とかしてほしいという思いです」と共産党への願いを語ってくれました。
〔佐藤貴志=尼崎地区委員会〕
 

(兵庫民報2021年10月10日付)17:00

国民救援会兵庫県本部大会:「選挙に行こう」キャンペーンなど新方針

日本国民救援会兵庫県本部は十月二日、神戸市勤労会館で第五十八回大会を開催。リモート十会場をつなぎ八十三名が参加しました。
大会には日本共産党兵庫県委員会の浜本信義副委員長と兵庫労連、自由法曹団から来賓挨拶。せまる神戸市長選や総選挙で住民本位、憲法を活かす政治への転換がよびかけられました。
特別報告に立った岸田郁中央本部事務局長は、国民の政治的関心が高まっているいま、国民救援会が全国展開している「選挙に行こう」キャンペーンのポスターを団体、個人に要請して有権者の目に見えるように外張りしようと訴えました。
大会では、「集合ポストへの全戸配布や駅の自由通路での宣伝の権利を守る判決が新たに出されている。市民社会に普及しよう」との報告、「ビラ配布を断られた集合住宅があるが、国民救援会のビラ配りへの理解を求める申し入れ書で対話すると、政治活動のビラならいいですと快く応じてもらった」という宝塚の経験など、言論の自由にかかわる発言が相次ぎました。
また、冤罪救済のため、再審手続きの法改正を国に求める地方議会の意見書採択運動を各支部がとりくんでいるなか、昨年の神戸市に続き、加古川市、高砂市の議会でも採択したとの報告。再審法改正についての総選挙候補者への質問状の準備状況など報告されました。
事件支援では、ゴンチャロフ・パワハラで自死した前田颯人さんのお母さんが和解解決を報告。十二月に判決を迎える生存権裁判、冤罪・花田郵便局強盗事件、冤罪・日野町事件、倉敷民商事件の各原告、再審請求人、被告本人から支援の訴え。事件の当事者、遺族に心を寄せる支援の発言が続きました。
最後に脇田吉隆神戸学院大学准教授を新会長に選出し、改憲、安保法制を許さず、すべての事件勝利と二千三百名会員をめざす方針案が採択されました。
〔濵嶋隆昌=同会事務局長〕
 
(兵庫民報2021年10月10日付)16:30



戦争させない、9条壊すな! 11・3 兵庫憲法集会


11月3日(水・祝)14時開会(13時30分ミニコンサート)、神戸・メリケンパークとWeb配信(https://youtu.be/Q0wbQqOwHzU)/メインゲスト:上西充子(法政大学教授、専門は労働問題。国会パブリックビューイングを2018年から始める。「ご飯論法」命名者)/主催:総がかり行動兵庫 Tel. 078-341-3332, Fax 078-361-9990(中神戸法律事務所)

(兵庫民報2021年10月10日付)16:00

『くらしから見る、考える神戸市の政治(2021年版)』①


日本共産党神戸市会議員団が九月に発行したパンフレット『くらしから見る、考える神戸の政治』の主な内容を転載して紹介します。(3回連載の予定)

全体:新自由主義に偏重した神戸市政

コロナ禍を通しあきらかになったこと

新型コロナウイルスが日本において確認されてから二年近くが経とうとしています。コロナ禍は新自由主義に偏重した久元市政では市民の命とくらしを守ることができないことを明らかにしました。
緊急事態宣言のなかで医療体制が逼迫し、「医療崩壊」と言われる深刻な事態を引き起こしました。本来入院すべきなのにできない患者が二千人を超える状況も起こっています。神戸市は「何人亡くなられてもおかしくない状況だ。毎日命の選択を行っている」(四月二十一日、花田健康局長)などと言いながら、この一年の間に国や県と一体となり神戸労災病院で四十四床、三菱神戸病院で二十四床もの病床削減を進めました。さらに七月一日からは六甲病院の民間譲渡の強行、済生会病院と三田市民病院との統合を視野に協議が開始されています。国・県とともに神戸市がコロナ禍での医療崩壊を促進させています。
感染者の多くが「自宅待機」を強いられ、自宅で亡くなる方が生まれました。長田区の介護老人保健施設では、入所者百一人が感染し、三十一人もの方が亡くなる事態まで起こっています。こうした事態をもたらした責任は、コロナへの対応への誤りとともに根底には長年にわたる医療・公衆衛生切り捨ての新自由主義の政治があります。
また、高齢者ワクチン接種をめぐり繰り返し混乱が生じましたが、これは行政の仕事を民間に丸投げしたことに大きな原因があります。コールセンターとネット予約システムはNTT関連会社任せ、職員が足りず各地の配置は「学生お助け隊」(学生ボランティア)任せ、ワクチン配送も民間業者任せ。公としての責任を放棄する姿勢が様々な問題を引き起こしています。

新自由主義路線による、民間任せでは市民の命とくらしは守れない

こうした事態が進んできた背景には小泉政権から続く新自由主義的な路線を信奉する久元市長の姿勢があります。
久元氏は当時、地方自治を民間に丸投げするシステムである指定管理者制度や独立行政法人化制度などを中央官僚として制度設計した張本人です。行財政改革の下、かつて区ごとに九つあった保健所は一つにされたままです。また九年の新型インフルエンザの経験から配置された感染症対策専任保健師まで減員され、政令市最下位となっていました。コロナに最前線で対応している保健所長は議会で「非正規職員での対応は力量と応用力に難点があった」と答弁。極端な市職員削減でワクチン接種も他部局から職員を総動員しないと対応できない事態となっています。
それなのに、久元市長は国の「自治体戦略2040構想」に追随し、「行財政改革2025」を強行し、七百五十人の職員も削減するとしています。このもとで、今年度も水道局職員を百人以上削減するなど、職員削減と民営化路線を強化しています。
その一方で、三宮再開発などは聖域化し巨額の予算を投入しています。非常事態宣言下で外部委員をよんでの会議を自粛していた間にも三宮再開発に関わる会議だけは実施していたこともあきらかとなっています。

日本共産党神戸市会議員団は市民のみなさんと市政転換に力を尽くします

コロナ禍のもと、医療や教育・保育の現場、事業者のみなさんをはじめ様々なところから市民生活に背を向ける久元市政に対し、怒りの声が広がっています。
「自助・共助」を市民に押し付け、「公助」をないがしろにする新自由主義路線では、市民の命とくらしは守れないということが誰の目にも明らかとなってきました。
久元市長の国と一体となった「神戸こわし」を今こそやめさせるため私たちは市民のみなさんと力をあわせてがんばります。

子育て1:子どもの医療費無料化を高校卒業まで

神戸市の子どもの医療費の通院・入院の無料は二歳まで。三歳から中学卒業までの通院は二回目までは有料となっています。
市長は八年前医療費無料化を公約し当選しましたが、数年後には根拠もなく「(無料にすると)コンビニ受診を誘発する」と公約を放棄する姿勢をとるようになりました。兵庫県下で八割を超える自治体が中学校卒業までの医療費無料化となり、さらに高校卒業まで進む自治体が広がっています。
日本共産党神戸市会議員団は、医療費無料化を前進させるため市民のみなさんと議会内外で活動しています。そのもとで、高校生の入院無料など部分的ですが、前進をしています。今年の予算議会では他会派にも協力を呼びかけ通院・入院両方の完全無料化を高校卒業まで実現する条例修正案を提案しました。

子育て2:認可保育所の増設で待機児童問題の解消を

神戸市は四月一日時点の待機児童数は十一人になったと発表。目標とした待機児童ゼロは達成できませんでした。
実際に希望しても保育所に入れない児童数は千二十七人と高い水準のままです。市は子どもの数はいずれ減ると、公立保育所を減らす一方、園庭もなく、二歳までしか入れない小規模保育園を安上がりの調整弁として整備してきました。
就学前まで預けられる認可保育所の増設をすすめてこそ、子育て世代も安心して働くことができます。
また保育士の待遇改善は必須です。市は「市内で保育士になれば六つのいいね」(給料がいい、家賃補助、奨学金補助など)を打ち出していますが、他分野との賃金格差は依然として大きく労働に見合った専門職としての給与が保障されるわけではありません。
今こそ本気になって保育士が生きがいをもって働ける賃金の引き上げが求められます。

(兵庫民報2021年10月10日付)15:30


日本共産党ねりき県議団長が一般質問:臨時医療施設の設置、医療体制の強化を:斎藤知事、30人学級「具体的に検討進める」の公約に反して先送り


日本共産党の、ねりき恵子県議団長は九月三十日、兵庫県議会本会議で日本共産党県議団を代表して一般質問にたちました。
ねりき議員は、臨時医療施設の設置など医療体制の強化について質問しました。
国が第六波に備え、臨時医療施設の設置など医療体制を見直し、具体策を自治体へ通知する動きで、新型コロナ対策の根拠法である新型インフルエンザ特措法には、感染症が蔓延し医療提供に支障がでれば、臨時の医療施設の設置を義務付けていることを指摘し、県が「新型インフルエンザ等対策行動計画」に臨時医療施設設置を定めながら、開設も準備もしていないのは問題だと追及しました。
地域医療構想については、県が急性期病床を昨年度も百二十床も削減してきたことを指摘し、「直ちに臨時医療施設を設置するとともに医療提供体制の強化を図ること、急性期病床削減計画を中止し、パンデミックを想定していない地域医療構想の撤回を」と答弁を求めました。
答弁に立った健康福祉部長は、「県では、軽症・無症状の方について、原則、宿泊療養施設で療養としており、これまでの取り組みを強化していく、臨時医療施設についても、一定の意義があることから、引き続き研究していく」と述べるにとどまり、地域医療構想については、「感染症にも考慮しつつ、粛々と進めていく」としました。

PCR等検査の拡充

ねりき議員は、新型コロナの感染の連鎖を止めるには、一人でも感染者が見つかった場合、即座に関係者全員にPCR検査を行うべきで、抗原定量検査の迅速キットなどを配布し、施設や家庭でも、検査ができる体制を整えることが必要と訴えました。
斎藤知事は、「第五波の感染急拡大で保健所業務が逼迫したことから、患者の命を守ることを最優先したため、一時的に疫学調査の重点化を図っていたが、今後、保健所業務の状況確認をした後に幅広く疫学調査を実施し、従来の体制に戻していく、定期的なPCR検査も国が行うモニタリング検査にも県が協力していく、抗原簡易キットも直接配布を実施し、有症状者が直ちに検査ができるように体制整備を進め、感染防止対策に取り組んでいく」と答えました。

保健所体制の強化

ねりき議員は、正規の保健師など職員の抜本的増員を行うとともに、芦屋保健所の廃止・分室化を中止し、体制強化を図ること、また、人口十万人に一か所程度の保健所設置など、保健所体制強化を行うべきと訴えました。芦屋保健所に対し、福祉部長は、「住民サービスが低下しないよう、配慮しつつ引き続き検討していく」と廃止・分室化は撤回しませんでした。

中小業者支援

ねりき議員は、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金についても質問。斎藤知事は、「飲食店の皆様の資金需要にも速やかに答えていきたい、県独自の支援制度は財源面からも難しい、月次支援金の要件緩和・持続化給付金、家賃支援給付金など、引き続き国に要請していく」と答えました。

子ども医療費無料化

ねりき議員は、兵庫県のどこに住んでいても、すべての子ども達が安心して医療にかかることができるよう、対象を高校三年生まで広げるとともに、ただちに所得制限をなくし、医療費無料化へ踏み切ることと迫りました。当局は、「国に対して、制度化を求めるとともに、持続的で安定的な制度を維持するよう努めていく」と答えました。

三十人学級の実現

ねりき議員は、先の知事選挙での斎藤知事の「三十人学級について具体的に検討を進めたい」と掲げられた公約に触れ、国待ちにせず、直ちに小学五・六年生、中学全学年での三十五人学級を実現するとともに、速やかに三十人以下学級の具体的検討に入ること、さらに、高校教育改革で高校生の三十人学級を検討することを求め、当局の決断を迫りました。
教育長は、「実施については、教員・教室の確保・財源など、多くの課題があり、基本的には国が制度化していくものと考えている」と述べ、斎藤知事も「難しい課題があり、引き続き国に要望していく」と答え、三十人学級実施は先送りにしました。

宝塚大橋の整備

最後に、ねりき議員は、現在行われている宝塚大橋の補修工事・耐震補強工事について質問。以前の宝塚大橋は、全国初の「ガーデンブリッジ」として建設され、手塚治虫作品のパネルがはめ込まれた趣のある歩道で、宝塚歌劇や花のみちへと続く、宝塚らしい景観だった。今年春から橋上の歩道工事が始まり、彫刻や花壇が撤去され、黒いアスファルト舗装の姿に。「これが工事の完成形なのか」と市民からの驚きの声が上がっていると述べました。県の責任で、阪神モダニズムの息づく宝塚の歴史と文化を活かした景観をと求め、県土整備部長は、「多様な意見がある中、専門家やデザインコンセプト、アンケートの結果を踏まえつつ、景観審議会で検討していきたい」と答えました。
〔三富智恵子〕

(兵庫民報2021年10月10日付)15:00

丹波市議会が「米価下落対策を求める」意見書を可決

丹波市議会は十月一日に開いた本会議で、「コロナ禍における米価下落対策を求める意見書」(下記)を賛成多数で可決し、国会と政府に送付しました。
意見書は、日本共産党議員団から他会派に呼びかけたもので、六会派中五会派が賛同し共同提案となり、日本共産党の西本嘉宏議員が本会議で提案しました。
提案理由の説明で、西本議員は、丹波市では、農協から農家に支払われる仮払金や買い取り価格が前年比で大幅に下落し、「二〇二一年産の三十キログラム(一袋)あたりの仮払金が、一等米で五千六百円となり昨年の六千五百円からみると九百円、約一五%も下落しています」と指摘。これは、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言により、主に外食産業やインバウンドなどでの需要が急激におち込み。コメ需要の減少傾向が続き、昨年に続き在庫が増え、国産米の米価が軒並み下落したもので、「生産者にとって死活的問題になっており、この事態を打開し、農家が安心して米作りに励めるようにすることは政治の重大な責任である」ことを強調しました。
〔西本嘉宏=丹波市議〕

コロナ禍における米価下落対策を求める意見書

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う国の緊急事態宣言の発令等により、国産米の需要は減少に歯止めがかからず過大な在庫が生じており、さらに販売不振と米価下落で生産農家は苦境に立たされている。
今年度においては、政府が進める減産以上に古米在庫が増加する見込みであり、すでに令和三年度産米の米価下落が始まっており、極めて深刻な状況である。この事態が続けば、今後丹波市内の生産農家の意欲の減退要因になりかねない。
その対策として、コロナ禍において、全国的に必要性が高まっている生活困窮者や学生などへの食糧支援の更なる強化など、従来の政策的枠組みにとらわれることなく、備蓄米を有効に活用すること等によって、新年度生産米は、適正価格となり効果的に生産農家を支援することが考えられる。
丹波市議会は、コロナ禍における米価下落に歯止めをかけ、需給環境の改善など国において、あらゆる手段を講じるよう強く要望する。
以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

(兵庫民報2021年10月10日付)14:30


三木市議会が日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書を全会一致で可決

三木市議会は九月二十八日、「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書」を全会一致で可決し、衆参両院議長、総理大臣、外務大臣あてに提出しました。
市内で平和活動をしている「ぴーすみき」が九月議会に請願を提出。それを全会一致で採択したのを受け、公明党以外の会派の代表者が提案者となり、各会派の副代表と一人会派議員が賛同者となって提案。公明党も賛成し全会一致で可決されました。
*
戦争法廃止三木共同センターでは、核兵器禁止条約に日本政府が署名することを求める請願を市議会に出そうと議論。同センターのメンバーが参加する「ピースみき」の世話人会でも相談したところ「ピースみき」として取り組むことになりました。「ピースみき」では小林愛子さんの被爆体験を聞く会を開くなど、署名活動をひろげながら九月議会に請願を提出しました。
〔大眉均=三木市議〕

(兵庫民報2021年10月10日付)14:00


兵庫県原水協世界大会決議学習・決議実践交流会議:歴史的なチャンスいかそう

兵庫県原水協は十月二日、「世界大会決議学習・決議実践交流会議」を行い、オンライン参加を含め二十七人が参加しました。核兵器禁止条約発効後はじめて行われた原水爆禁止世界大会の成果を学び、これからの運動に活かすために行われました。
*
冒頭、津川知久・筆頭代表理事は「発足する岸田新政権は、安倍・菅政治を継承し、核兵器禁止条約の参加拒否はじめ、国民の願いに背を向けるものだ」と批判。フィリピンの平和活動家マラヤ・ファブロス作詞の歌「Towards a Peaceful New World ―もう後戻りはしない―」が核兵器廃絶運動のテーマソングとなって広がっているように非核の世論で包囲しようと呼びかけました。
*
冨田宏治・世界大会起草委員長(関西学院大学教授)が、「核兵器禁止条約発効と今後の展望」と題して、今年の世界大会「主催者声明」に沿って講演しました。
コロナパンデミックに直面して世界の共同が広がり、「人間の尊厳・個人の尊厳」に目覚めさせ、「各国が平等な立場で協力する世界、国連憲章がめざす平和の秩序」へ変える動きが加速していることを解明しました。そして、「核兵器と人類は共存できない」と警告しつづける被爆者とともに、市民社会と諸国政府の共同が核兵器禁止条約を実現した経過を示し、「核抑止力」論の誤り、日本政府を禁止条約に参加させる運動、総選挙で政権交代させる意義を明らかにしました。
*
梶本修史事務局長が「行動提起」として――①世界大会参加者(約五百人)を軸に「世界大会の感想交流会・報告会」の計画、②「日本政府への要求署名」目標五十五万の追求。年内十万をめざす(現在、二万九千三十五筆)、③広範な団体に署名用紙を届ける活動、④全首長の署名(現在、十二市長一町長=川西市、宝塚市、三田市、尼崎市、芦屋市、明石市、加西市、宍粟市、赤穂市、丹波篠山市、丹波市、南あわじ市、猪名川町)、日本政府への意見書請願(県内九自治体)――などを提案。
報告を受けて、「署名をすすめる高砂の会で市内のコープ、商工会議所、漁協などに申し入れ活動。ある寺院で五千円の募金などの好反応」(加印原水協)、「平和首長会議が取り組む核兵器禁止条約の早期締結を求める署名がまとまって被爆者の会に届けられた」(芦屋市)、「広島の高校生が描いた原爆の絵展に大きな反響。楽しく、聞いてわかる・見てわかる宣伝の工夫をしたい」(垂水区)など、西宮市、姫路市、東灘区から活動報告がされました。
*
交流会議は、「原水協運動の長い歴史の中で、運動の中心課題(核兵器全面禁止・廃絶)が総選挙の結果で実現の展望を切り開くことになる初めての状況にある。市民と野党の共同、四野党の共通政策の合意、政権協力の合意など、活動の舞台は整い、〝絶好のチャンス〟を迎えている。総選挙、神戸市長選挙が確定する中で、地域原水協、団体、一人ひとり個人が、条件と可能性を活かし、原水協らしい〝選挙〟〝宣伝・対話〟を展開し、歴史的なチャンスを活かそう」と運動の推進を確認しました。
〔梶本修史=兵庫県原水協事務局長〕

(兵庫民報2021年10月10日付)13:30


オペラシアターこんにゃく座:オペラ『イヌの仇討あるいは吉良の決断』:神戸演劇鑑賞会10月例会


原作は井上ひさしの戯曲「イヌの仇討」。この戯曲を基に、林光による唯一の井上ひさしオペラの舞台です。
オペラといえば、アリアのように、ゆったりとした音楽が舞台を埋めると想像しがちですが、この舞台にはそんな音楽シーンはない。十二人の歌役者と歌詞をもたない二人の登場人物(バイオリンとピアノ)のためのオペラです。
「イヌの仇討」はあの「忠臣蔵」を大石内蔵助たちの赤穂浪士側から描くのではなく、吉良側の物語として描いた作品です。そして、なぜ?吉良上野介は、赤穂浪士に狙われ、討たれなければならないのか。大石内蔵介は、なぜ?〝死〟を覚悟してまで執拗に吉良上野介を討つのか。なぜ?、なぜ?、の疑問が舞台全体を覆い、ラストにその答えが引き出されるまで緊張感が続く和製オペラを楽しみましょう。
幕があくと、そこは既に味噌蔵。炭部屋の壁を打ち抜き味噌蔵と繋いだもの。入り口はひとつ。明かり取りの高窓がひとつ。人の出入はできない小さな部屋。そこに吉良上野介と、彼の近習・清水一学、大須賀治部右衛門等と女中頭お三、おしの、お吟たちが息を潜めている。屋敷は既に赤穂浪士たちに取り囲まれている。上野介を探し、探している。しかし、上野介の存在は浪士たちになかなか見つけられない。
狭い部屋の中に閉じこめられた時間のなかで、上野介は、「なぜだ、なぜ、赤穂の家来どもに討たれねばならぬのだ。なぜだ。わしには討たれる理由などなにひとつない」。上野介は恐怖におののいていた。そして……
この物語は「異説・忠臣蔵」ではあるが史実の書き換えではない。あまりにも美談として語り継がれている「忠臣蔵」の真相は、と考えさせられる舞台で、面白くて、納得のゆく結末です。
〔小谷博子=神戸演劇観賞会〕
 

オペラシアターこんにゃく座『イヌの仇討あるいは吉良の決断』

原作=井上ひさし 台本・作曲=林光 演出=上村聡史 出演=大石哲史、山本伸子、岡原真弓 ほか/①10月22日(金)18時30分、②10月23日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金1,000円と月会費2カ月前納)、月会費3,500円(大学生2,000円、中高生500円)/Tel. 078-222-8651、Fax 078-222-8653 
http://kobeenkan.my.coocan.jp/

(兵庫民報2021年10月10日付)13:00

第1回「自灯明」モダンダンスステージ――灯(あかし)が明日に、そして未来につながりますように:藤田佳代舞踊研究所モダンダンス公演:

自灯明「灯」(ことし3月の創作実験劇場で上演/撮影:中野良彦さん)

藤田佳代舞踊研究所がモダンダンス公演・第一回「自灯明モダンダンスステージ」を十一月三日に開催します。
「自灯明(じとうみょう)」は、三、四歳のころから藤田佳代さんに師事、社会人・大学生になっても同研究所で習い続け、公演にも出演してきた梁河茜さん、平岡愛理さん、田中文菜さん、稲益夢子さん、菊原麻衣花さんの五人で結成。それぞれ学業、仕事を持ちながら、自ら振り付け、構成、出演をおこないます。
今回の旗揚げ公演にあたり、自灯明は次の「創作テキスト」を発表しました。
――災害やコロナウイルスなどにより不安を感じることが多くなりました。そこでこの世界を元気づけることや希望のようなものを残せないかと考えました。私たちにしかできない表現方法は踊ることです。私たち自身、創作を通してこの世の中について考え、向き合い、表現を模索して作舞してきました。そして、それは誰かに観て感じてもらうことに意味あると考えます。――
プログラムは、「nowhere」=どこにもない今。どこにもないわたし……/「VIBRANT」=真っ白から次第に染まりゆく、活気にあふれた鮮やかな心/「追憶」=遠のいているようで、振り返ればいつもそこにある「記憶」/「灯(あかし)」=世の中が目まぐるしく変化していく中、「灯」が明日に、そして未来につながりますように――の自灯明、あるいはそのメンバー作舞による四作に加え、藤田佳代さん作舞「拡がる――『伊丹三樹彦自選三百句』より」(ゲストにフラメンキスト・東仲一矩さん)。
コロナ対策のため客席数が通常の半分・二百席。十月末までに同研究所へメールまたはファクスで申し込みを。
 

第1回自灯明モダンダンスステージ

11月3日(水・祝)17時開場・17時30分開演、神戸ファッション美術館オルビスホール/前売り3,000円、当日3,500円/主催:藤田佳代舞踊研究所 Tel.&ampFax078-822-2066、メールは http://www2s.biglobe.ne.jp/~fkmds/index-g.htm 内のフォームで

(兵庫民報2021年10月10日付)12:30

みんぽう川柳〈九月〉「準備」

選 者 島村美津子

特 選

準備良し政権交代告げる秋
 尼崎市 大野幸雄

【評】助かる命も救えなかった無為無策のコロナ対策、留句にある様に次々に廃業に追い込まれていった現実、どれ一つとっても自公政治はもうごめんです。
新しい政権をつくりましょう。日本共産党は何よりも命を大切にします。
新しい日本をつくる四つのチャレンジを目指して老いたるものも貧しきものも生きていてよかったと心から思える世の中に、準備万端、揚句の告げる様にスカッとした秋を迎えたい。

入 選

準備良し選挙も虎もV目指せ
 神戸市 北河豊治

百年の計は逆転総選挙
 明石市 小西正剛

平和へと準備しっかり繋がって
 神戸市 兵頭和子

革新共闘準備すすめて幸せ運ぶ
 尼崎市 富田明美

準備なし医療破壊が進むだけ
 神戸市 長尾粛正

ワクチン接種準備不足か競馬場
 芦屋市 梶原嘉代子

毎日が転ばぬ先の準備です
 尼崎市 富田 断

まだいいか心の準備後まわし
 明石市 上河規江

あの世へは着のみ着のまま行くつもり
 明石市 上野景子

準備した旅はコロナに邪魔をされ
 神戸市 梶山洋枝

非常食薬メモ帳夜行燈
 芦屋市 松田良介

雨予報夕餉の準備ペダル踏む
 神戸市 玉山歳子

セーターに風を通す日秋近し
 尼崎市 中内眞佐子

「準備中」店頭の紙「廃業」に
 神戸市 塩谷凉子

みんぽう川柳募集

▽十月の題は「本番」、締め切りは十月二十二日(日付にご注意ください)▽十一月の題は「憩い」、締切は十一月二十六日▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記▽毎月第四金曜日必着。今月から土日配達や深夜の仕分けがなくなるなど、届くまでの日数が長くなっています。締切が迫っている場合に限りメール、ファクス可。ファクスの場合は、葉書大の枠の中に必要事項をすべて記入してください。

(兵庫民報2021年10月10日付)12:00

瀬戸恵子「ひなたぽっころりん」〈692〉


(兵庫民報2021年10月10日付)11:30

観感楽学


先日、自動車の自動運転について書かれた記事を読みました。自動運転とはドライバーが操作をしなくとも自動車が自力で目的地まで行くということです▼その夢物語のような話ですが、実現に向けて進んでいます。自動車の自動運転は0~5のレベルで六段階に区別しているそうです▼レベル0は自動運転技術のない車。レベル1~2は衝突被害軽減や車間距離を保ったり、車線の維持をするため、アクセルやブレーキ、ハンドル操作の支援をしますが、レベル1もレベル2も車がドライバーにとって代わるものではなく、あくまでも運転操作の主体はドライバーです▼レベル3でも高速道路などの限定された条件でのみ自動運転システムによる自動運転が可能となりますが、ドライバーは、いつでも運転に戻れる状態でないといけません▼レベル4でドライバーの介在の条件がもっと少なくなります。レベル5が「完全自動運転車」と呼ばれ、全ての条件でシステムが自動運転するものを指すそうです▼現状、売られている車はレベル3までです。パラリンピック選手村で自動運転バスが歩いてきた視力障害の選手に接触、怪我を負わせた例など課題は多い。レベル5となるとまだ時間がかかりそうです。完全自動運転が実現すると交通事故の大幅な低減という大きなメリットがあるそうです。温暖化ガス排出の削減対策も含めて新しい技術開発をメーカーさんには頑張って欲しいです。(ふ)

(兵庫民報2021年10月10日付)11:00

2021年10月3日日曜日

日本共産党兵庫県委員会オンライン演説会:比例はどこでも必勝区――こむらさんを兵庫から四人目の党女性国会議員に

視聴者に手をふり挨拶する予定候補のみなさん

日本共産党兵庫県委員会は九月二十六日、「いざ総選挙! オンライン演説会」を開催。

リモートで講演する小池晃書記局長

小池晃書記局長が質問に答える形でリモート講演し、「比例はどこでも必勝区。比例近畿ブロックで四議席を絶対に回復し、兵庫県四十六万票の獲得で、こむら潤候補を国会へ」「日本共産党の躍進と、市民と野党の共闘で政権交代を実現し、医療・介護を切り捨てる新自由主義の政治を終わらせよう」と訴えました。とくに、こむらさんについては、「安武ひろ子さん、藤木洋子さん、大沢たつみさんに続いて、兵庫から四人目の党女性国会議員を」と強調しました。
比例候補の清水ただし衆院議員、こむら潤さん(兵庫八区重複)、県内小選挙区候補の、宮野つるおさん(二区)、赤田かつのりさん(三区)、福原ゆかりさん(九区)、太田清幸さん(十一区)が県委員会大会議室からそれぞれ決意を語りました。
また、民青同盟の山本真理奈さん、未来の社会を考える仲間たちの久一千春さん、兵庫民医連の大澤芳清さんが日本共産党躍進への期待、共同してたたかう決意をビデオメッセージで語りました。
神戸市長選に立候補を表明している市民にあたたかい神戸をつくる会の岡崎ふみのりさんも挨拶しました。
開会に先立ち、まだ候補者が確定していない小選挙区からは、地方議員や後援会員らがそれぞれの地域の課題、要求、日本共産党躍進への決意を語りました。



(兵庫民報2021年10月3日付)18:00

亀井洋示「市民にやさしい市長を」


(兵庫民報2021年10月3日付)17:30

日本共産党兵庫県労働者後援会が学習決起集会:衆院選で自公政治を終わらせよう:岡崎ふみのりさんで神戸市政を転換

挨拶する岡崎ふみのりさん

日本共産党兵庫県労働者後援会は九月二十二日、総選挙・神戸市長選挙の勝利に向けて学習決起集会を神戸市内で開催しました。
後援会の成山太志会長は「メディアの自民党総裁選ばかりでいやになる。コロナで無策の自公政治は、衆院選で政権交代で政治を変えよう」「神戸市長選には兵庫労連の岡﨑ふみのりさんが決意した。神戸市政はコロナでも三宮の大規模開発に突っ走っている。岡崎さんで市政転換をしよう」と挨拶しました。
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講演は、こくた恵二衆議院議員・国対委員長。こくたさんは、菅首相の政権投げ出しは国民のたたかいと声が追い詰めたものだと強調。「総裁選で自民党の表紙を替えるだけに終わらせてはいけない。野党がコロナ対策を論議するための国会開会要求を拒否し続ける憲法無視の自公政権を終わらせよう」と呼びかけました。さらに、医療機関への支援を求める京都の病院院長らの連名訴えを紹介し、「今度の総選挙はコロナ禍のなか国民の命がかかった歴史的選挙だ」と意義を語りました。
総選挙で日本共産党がコロナとくらし・経済、環境、ジェンダー、平和の四つの大争点を明確にしてたたかかうと表明しました。
一方、維新については、「自民党の補完勢力としての本性も明確。安倍首相とかけあいで、『共産党が暴力革命の方針を持っている』と安倍首相に答弁させ、これが今回の『ひるおび』での攻撃の背景になっている」と報告しました。
しかし、その攻撃に対して野党が結束して民主主義破壊の攻撃と反撃している背景について、六年前の戦争法強行直後に共産党が連合政権を提案して以来の、選挙や国会での共同、市民と野党の共闘の六年間の発展を語り、「今年野党が共同で予算組み替えを提案。税金の使い方を変える提案をするところまできた」と振り返りながら、今回の市民連合と野党の合意の大きな意義を語りました。
今年の国政三補選、都議選での野党共闘の勝利、横浜市長選で野党が統一したら勝てることを示し、「だから反共攻撃も強まるだろう。分裂策動も労働分野ではある」と、職場でのたたかいの意義を強調しました。
こくたさんは、この政治を変えるためには、綱領に統一戦線を明記し、「二つの異常」を変える展望を持った共産党の躍進が絶対必要だと訴え、総選挙の主戦場は比例だと強調。職場のたたかいの意義を語り、後援会の奮闘を呼びかけました。
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市民にあたたかい神戸をつくる会の岡崎ふみのりさんが挨拶。神戸市民要求実現の運動や、子どもの医療費無料化、中学校給食、敬老パス守ってなどの署名数も示し、市民の声を聞かず、公約破る市長は代えないといけないと決意したと語りました。岡崎さんは、労働相談でも市民運動でもみなさんの声を届けることに徹して頑張ってきたこと、今すぐ実行できる公約も語り、決意表明しました。
北川事務局長が当面の宣伝行動などを提案。成山さんの音頭で団結ガンバローで閉会しました。
(小林明男)

(兵庫民報2021年10月3日付)17:00

秋の市議選・町議選:日本共産党の候補者

日本共産党兵庫県委員会サイトをごらんください。
https://www.jcp-hyogo.org/election-local

(兵庫民報2021年10月3日付)16:30


あったか神戸 岡崎ふみのりさん:〝すぐやる〟提言で「命を守ります!」


市民にあたたかい神戸をつくる会の岡崎ふみのりさんは、「〝すぐやる〟提言・命を守ります!」を掲げ「命とお金を天秤にかける冷たい市政はもう終わりに」と市内各地を駆け回って訴えています。その提言は三つ――
 

①病院病床と保健所を増やす すべての患者に必要な病床医療を提供します。政府の「原則自宅待機」では市民の命は守れません。行政区に保健所を復活させ、病院統廃合や病床削減をストップし、医療機関と従事者への支援をつよめます。
②雇用と営業をしっかり補償 コロナ禍で事業継続が困難となっている中小企業・自営業者への補償を強め、持続化給付金・家賃支援給付金の第二弾の実施を求めます。離職、減収となっている非正規労働者、ひとり親家庭、学生を支援します。
③少人数学級をただちに実施 学習の遅れと格差の拡大、子どもたちの心身のストレスには手厚い教育が必要です。教育予算と教員を抜本的に増やし、少人数学級で、学び、身体のケア、感染防止と安全を保障する学校をつくります。

(兵庫民報2021年10月3日付)16:00

『2021版私たちの暮らしと神戸市政』刊行記念:兵庫県自治体問題研究所が学習会


兵庫県自治体問題研究所は二十日、神戸市内で、『2021年版 私たちの暮らしと神戸市政』刊行記念の「神戸市政を考える学習会」を開催。三十五人が参加しました。
同冊子の執筆協力者のうち、三名が報告しました。
池田清・元神戸松蔭女子学院大学教授(写真)は、神戸市の都市経営を検証。従来の神戸市都市経営は――大企業の活力を優先し、大型インフラ整備などによる経済成長を追求してきた、「開発利益」が市民の福祉に還元されず基金として貯め込まれた――と批判。そうではなく、一人ひとりの市民の活力、生活を重視することによって、雇用や所得も生まれ、市民の豊かさにつながる、既成事実や現状の追認ではなく、対話し、学び合うための場を数多く持つことが必要と強調しました。
山本じゅんじ・神戸市会議員は、久元市政の実態と問題点を明らかにする報告。コロナ対策でも国と一体になっての病床削減、社会的検査への消極的な姿勢、民間丸投げによるワクチン接種混乱発生を指摘。また、国の方針に追随した「行革」により、職員の大幅削減、公共施設の削減・民間化、行政の関与の縮小など新自由主義路線を推進する一方、三宮周辺整備など大規模開発を聖域化する開発主義があると指摘しました。
前田竜成・兵庫民医連常任理事は、神戸市のコロナ政策を振り返りました。地域保健法(一九九八年)により市内九カ所の保健所が一カ所になり(その他は保健センターに)、保健所機能が破綻した、保健所を元の体制に戻し、保健師も増員することが不可欠と指摘。医療でも病床の不足、マンパワーの不足が明らかになり、入院できない患者が増え、亡くなる例も発生したと説明。神戸市の政策は総じて国の指示の範囲であり、独自の施策が少なかったとしました。
参加者からは質問とともに、神戸市内の医療体制の脆弱さ、神戸市政を変えていく市民の運動のあり方などについて、活発な意見が交わされました。
〔岡田裕行=兵庫県自治体問題研究所事務局長〕
 
『2021年版 私たちの暮らしと神戸市政』の問い合わせは同研究所まで。頒価800円。Tel. 078-331-8911 hyogojitiken@sunny.ocn.ne.jp

(兵庫民報2021年10月3日付)15:30

兵庫の地学散歩……大地を科学する:第四回 六甲山地の生い立ちを語る歴史階段

觜本 格(かがく教育研究所)


百万年前の平野――芦屋奥池面


芦屋から六甲山地を横断して有馬温泉に抜ける芦有ドライブウェイ。車は芦屋川に沿って、何度もヘアピンカーブを繰り返しながら、急傾斜の山道を登る。芦屋川の侵食力の大きさを物語る急崖には花こう岩が露出した岩場が各所で見られる。左へ行けば芦屋ゴルフ場、右は有馬・宝塚の分岐点を右に行ってしばらくすると一気に風景が変わる。広い敷地の豪邸や別荘が立ち並ぶ住宅地である。標高が五百㍍~五百五十㍍の平坦面が広がっている。この平坦面は「芦屋奥池面」と呼ばれている。芦屋市の水源となっている奥池貯水池があり、奥池町と奥池南町の住宅地、芦屋ゴルフ場がある。
甲山のある北山面は標高二百㍍前後で百万年前に海に覆われた場所だった。ではそれより三百㍍以上も高い芦屋奥池面はいつできたのだろう。この場所でも大阪層群が分布している。正確な年代は不明だが、大阪層群中部亜層群と上部亜層群にあたる地層で百万年よりも新しい地層と推定される。ここは百万年前には海は入ってこなかったが、池や湖のある平野部だった。芦屋奥池面は六甲山地の真ん中を貫く五助橋断層で北側を区切られている。
芦有ドライブウェイを進むと六百五十四㍍地点に東六甲展望台がある。ここからは芦屋奥池面のようすがよくわかる。北山面も大阪平野から生駒山までの眺望を見ることができる。さらに車は六甲山頂へと向かう。

山頂付近の隆起準平原


六甲山地の最高峰は六甲山九百三十一㍍である。その西に観光施設や山荘の立ち並ぶ六甲山町がある。起伏はあるが、なだらかな平坦面を利用して六甲山ゴルフ場や六甲牧場、高山植物園、人工スキー場などがつくられていて、市民や観光客に親しまれている。六甲山地を縦断するように走る六甲ドライブウェイはこの平坦面を走っている。標高八百㍍前後にあるこの平坦面を「六甲山頂面」と呼んでいる。
山頂は山地が隆起して高くなる過程で削られていく場所だから、平らな面がここで形成されたはずはない。六甲山地が隆起を始めていなかった二百万年より前に、海に近い位置に広がっていたであろう「準平原」(丘陵)が持ち上げられたと考えられる。隆起量が侵食量を上回り、山が成長して谷は深く切れ込むことになるが、準平原はほとんどその地形を残して山頂付近に残った。「隆起準平原」と呼ばれている。六甲山地の隆起の激しさと新しさを物語っている。

六甲の階段状地形をつくった断層活動


六甲山地はいくつかの起伏の小さな平坦面とその間をつなぐ急斜面の組み合わせによって階段状になっていることが分かる。八百㍍級の六甲山頂面、五百㍍級の芦屋奥池面、二百㍍級の北山面がある。さらに百㍍級の上ヶ原面がある。そして現在の川原や海岸に近い沖積平野を含めて、五段の階段である。高い面ほど古い歴史を持っている。六甲山地の形成の歴史を記録している。
それぞれの階段の登り口には断層が走っている。甲陽断層・芦屋断層・五助橋断層などだ。どの断層も地形や地質にその活動を明瞭に残している活断層である。これらの活断層が動くことによって、六甲山地は高くなってきた。北山面や芦屋奥池面の地層の年代から考えると、百万年前から六甲山地は隆起を始めたと考えるのが妥当だろう。
百万年で約千㍍の山地に成長したのだから、一年で一㍉㍍の動きとなる。六甲山地は毎年一㍉㍍ずつ高くなっているのだろうか。
断層が動くと地震が起こる。そして山は高くなる。大きな圧縮力でひずみ、ストレスをためた岩盤が耐え切れなくなって破壊される。それが地震であり、破壊されたところが断層である。六甲山地はふだんは「耐えている」が、耐え切れなくなったら断層が動いて高くなる。大雑把に言えば、千年に一度、千回の地震を起こして約千㍍の山地になってきたのが六甲山地だといえる。兵庫県南部地震はそのような六甲変動の一コマだった。

地下に隠れていた断層

一九九五年兵庫県南部地震以降、神戸と阪神間の市街地の地下の地層が詳しく調べられた。今まで分からなかったことや不確かだったことが明らかになってきた。その一つが平野の地下に大断層が隠れていたことである。地表の地形には表れないが、地下で基盤岩である花こう岩が大きく変位し、その上に重なる大阪層群の地層がたわむように曲がっている。西宮断層、岡本断層、王子断層、大倉山断層、和田岬断層、大阪湾断層など今まで知られていなかった断層(伏在活断層)の存在が明らかになった。それらの断層の変位が数百㍍にもなることも分かった。六甲山地の歴史階段はもう三段ほど増えた。
(元神戸市立中学校理科教員・元神戸親和女子大学教授)
芦屋から奥池・六甲山頂へのルート
六甲山地の階段地形(藤田和夫・佐野正人〔2000〕を参考に改変)

(兵庫民報2021年10月3日付)14:30

兵庫革新懇「市民街頭トーク」:あなたの投票で政治は変わります! 選挙に行きましょう!


兵庫革新懇は、市民の願い実現・いのちを守る政治の実現へ、目前の総選挙で政権交代・野党連合政権を何としても。そのためにも、選挙に行って政治を変えよう!と「市民街頭トーク」に取り組みました。
兵庫区在住の井村ひろ子さん、兵庫労連議長の成山太志さん、県原水協事務局長の梶本修史さん、県保険医協会副理事長の川西敏雄さん、新婦人県本部常任委員の垣本ちさとさん、民主青年同盟県委員長の上園隆さん、弁護士(自由法曹団県支部長)の佐伯雄三さんがそれぞれの立場から訴え、最後に、県革新懇から代表世話人の津川知久さんが、訴えを行いました。
各氏は、「安倍・菅自公政治を終わらせなければ、いのち・暮らしが危ない」「市民連合と四野党の共通政策の合意は画期的だ。歓迎する。実現のために政権交代を」「医療崩壊は、国の医療政策の問題だ。総選挙で声をあげていきましょう」「市民と野党がしっかり共闘して政権交代を」「声をあげれば政治は必ず変わります。選挙に行って政治を変えましょう」などと訴え、通行している方々から注目されました。
〔樫村庸一=兵庫革新懇〕

(兵庫民報2021年10月3日付)14:00

女性の登用への県民の期待や知事自身の公約に反する:日本共産党が副知事人事案に反対


九月兵庫県議会が九月二十一日に開会。斎藤元彦兵庫県知事は、補正予算案、決算議案等とともに、副知事候補者の同意人事案について説明。産業労働部長等を歴任した県幹部の登用を提案しました。
日本共産党兵庫県会議員団は副知事人事案に対し、「女性の登用をという、県民の期待や斎藤知事自身の公約に反する」とし反対。きだ結議員が討論を行いました。
きだ議員は、「現在、国際社会では、二〇一五年の国連・婦人の地位委員会で、日本も合意した『二〇三〇年までに指導的立場の半分を女性に』という目標への取り組みが各国に求められている」「しかし兵庫県は男女いきいきプラン2025、それに基づく『第七次男女共同参画兵庫県率先行動計画』(ひょうごアクション8)において、本庁部局長相当職への女性登用目標が一〇%にとどまるなど、女性幹部登用の目標が低すぎる」と指摘。
きだ議員は、「先の知事選挙で斎藤知事も掲げた『女性副知事』登用という公約は、大きな期待と共感をもって受け止められていた。今回、女性の副知事を任命しなかったことは、各メディアが『方針転換』と報じているように明確な公約違反。新型コロナウイルス対策をすすめるにあたって、女性の政策決定過程への参加は不可欠であり、女性副知事の果たす役割は大きい」と強調しました。
採択の結果、賛成多数により、片山安孝氏が、副知事に選任されました。
〔門屋史明〕

(兵庫民報2021年10月3日付)13:30

ジェンダーわたしの視点「社会的につくられた不合理 変えるため一歩踏み出そう」新日本婦人の会神戸北支部 斎藤伸子


わたしは労働基準法弟三十二条で「週の労働時間は四十八時間、一日八時間を超えてはならない」とされた時代に福祉労働者になったが、当時は聖職と言われて、九時間労働、夜勤業務など長時間労働を強いられた。抗議したり労働組合をつくろうものならクビと言われ、その日のうちに荷物をまとめ家に帰された。
「利用者の処遇について施設長に文句を言った」というだけでクビを言い渡されたことをきっかけに、仲間五人と個人加盟の労働組合をつくり、団体交渉を行い「白紙撤回」させたが、その後の施設長からの嫌がらせにより主任保母は職場を去り、施設は主任保母制度を廃止した。
女性には「結婚適齢期」を強要、男女の賃金格差など当然と、どれだけ働いても賃金の差は縮まらず、生理休暇を取ろうものなら「だから女は困るんだ」と言われ続けた。西宮や神戸の少ない福祉施設において、施設長の嫌がらせや職員の賃金搾取、気に入らない職員のクビ切り、労働組合つぶしが横行し、施設利用者への暴力事件も起きた。書き出せばキリがないほど働く者への理不尽な差別が次々に起きた。
そんな中でわたしは結婚し、共働きに。二人の子どもを赤ちゃんホームや保育所に預け、夫や実家の母、労働組合の仲間、親友のあたたかい協力で子育てしながら働いた。定年まで働き続けようと決意してがんばっていたが、両足の変形膝関節炎と狭窄症を併発。立つのも歩くのも困難になり、職場を去った。
わたしが職場を去ったあとは、正規職員は男性のみ。女性は全員非正規化し、長時間労働とサービス残業を押し付けられた。施設長のあからさまなハラスメントにより、非正規で働き続けていた女性たちも全員職場を去った。
現在、わたしは地域の新婦人の会の常任として活動を続けており、女性の相談を受けることが多い。障害児を育てているお母さんから、自宅近くに保育所はあるが障害児は受けないという相談が。早速、日本共産党の議員に連絡し、入所することができた。経済的に困っているお母さんは次女が保育所に入所できず待機児童となっていたので、ともに保育課へ訴えて入所できた。この二人のお母さんに共通する悩みは、子育てしながら働かなければならないのに、「わたしには力がない」と自信をなくしていること。DV被害を原因とするストレス障害で、安定剤が手放せないなどの問題も増えてきているように思う。
神戸市は、コロナ禍の子どもの貧困に対応するとして、企業からの食品、備蓄米などを無償提供するフードバンクの取り組みを各区の子ども食堂に委託し、動き出したが、取り組みは一年間限定。子どもたちの貧困の実態にどれだけ迫れるだろうか。
子ども食堂のオーナーより、新婦人へのボランティアの依頼があり協力することになった。品物が入荷した翌日は六十五人の利用があり、口コミなどでも増えている。利用者には、夫からのDVを受け離婚はしたが、先の見通しもなく経済的に困難を抱えているお母さんもおられる。
コロナ禍で、特に若い女性の自殺が多くなっている。女性はあらゆるジェンダー問題を抱えて生きている。人権が全く保障されず、評価もされない中で問題をあと回しにしたり、恥じたり、目をそらせばどんどん歪んでくる。当事者である女性たちの訴えが問題を解いていくきっかけであり、わたしたちも寄り添い、ともに解決することが必要だと思う。
社会的につくられた不合理な問題を変えるために、一歩足を踏み出しましょう。

(兵庫民報2021年10月3日付)13:00

『気候危機を打開する日本共産党の2030戦略』――解説講演会リポート

速水二郎


九月一日に発表された『気候危機を打開する日本共産党の2030戦略』の解説講演会が九月二十二日オンラインで開かれました。
講演と解説は笠井亮衆議院議員、発表後全国から寄せられた質問・意見にも答える充実した二時間でした。
IPCC第六次報告は「様々な温暖化の原因について精密に検討した結果として人間が引き起こしたことが明白となった」と述べ、次は「政治が仕事をする番だ」と危機感・切迫感をうったえました。これを受けて国連も「人類共通の死活的任務」と強調しています。
笠井議員は、まず未来の天気予報による災害日本をリアルに説明、これに対し各国がどのような対策かを解説、その上で菅政権の無責任政策の姿を厳しく批判しました。
これに対する日本共産党の「2030戦略」を〝必ずやりきるべき目標〟として提言したと述べ、日本国内の多くの環境団体の提案とも共同できる内容と強調、特に二〇三〇年五〇~六〇%削減は「外国に比べバブル崩壊後、省エネで大変立ち後れているので、逆に達成が可能な国だ」としました。この点では現状で発電所や鉄鋼・化学産業による排出量が六割を超えているので、二〇三〇年までに五割削減させる必要があるとし、日本の大企業などもRE100などに参加も急増していること、再生可能エネの潜在量が極めて大きいことなど具体的に説明しました。
電力業界などの抵抗に関しても、化石燃料関係や原発関係者へのきちんとした雇用転換政策等についても、既に十数年前から取り組んでいるEU各国で推進されてきた具体的な姿も引用して説明しました。
各地からの質問に答える形で「FITは大手と市民参加とを区別させること」「自然破壊や地域外資本による乱開発は禁止させること」「蓄電池のためのレアメタル不足は世界ルールをつくらせること」「九電等がやっている原発優先・太陽光制限の制度をやめさせること」「森林破壊や農業崩壊を止め、食料自給率をたかめること、公共交通の維持などとも共通の推進であること」「自治体のゼロエミッションの充実強化」「再生可能エネ産業による雇用増大で経済を大きく発展させる」「何よりも十数社で独占してきたエネ産業経営者達が〝カーボンニュートラル〟にどう対応するのか明示させること」「この点で英国の財界と懇談したが〝乗り越えないと先がない〟と明言したこと」等々、極めて明快に解説しました。
最後に笠井議員は「ノルウェー総選挙は終わり、いまドイツ総選挙が行われているが、いずれも地球温暖化防止対策が争点だ、いま日本の総選挙も実質的に始まっているが、この2030戦略を実行できる政権の実現へ全力をつくそう」と訴えました。

(兵庫民報2021年10月3日付)12:30

観感楽学


経済開発機構(OECD)加盟国の平均賃金比較によると、一九九〇年、日本の平均賃金は三万六千八百七十九ドルで十二位、フランス、イギリスより上位だったが、二〇一八年、全世界の賃金が上昇する中で、日本はわずか+百六ドル、この間、+一万三百九十ドル上昇した韓国よりも下位の二十二位に後退している▼ところで、二十年前、五日間の短いツアーだったが、夫婦で上海や北京などを現地ガイドの青年に案内してもらった。その時、路地裏に残っている古ぼけた民家に目がとまり「写真撮っていい?」と青年に聞いた。彼は「いいですけど、あまりきれいなところではないので……」と困惑しながら、「中国も早く日本のように綺麗になりたいです」「だから中国の若者はいま必死に勉強してます」と答えた。私は慌ててカメラを引っ込めた▼当時彼らは、日本は豊かな国だと思っていたし、私たちも、日本は、世界の経済大国だと思いこまされてきた▼しかし、中国はこの十年の間に、日本をしのぐ経済大国になり、韓国も平均賃金を一万ドル以上上昇させて一気に日本を上回ってきた。自公政治の悪政のもとでいつの間にか国民の暮らしが破壊されている。この現実を転換するのは一人一人が投票所に向い選挙で政治を変えるしかない。(D)

(兵庫民報2021年10月3日付)11:30