2020年10月18日日曜日

本気の共闘で政権交代を:兵庫7区市民連合が「7の日宣伝」


九月に結成した「連合政権をめざす兵庫七区市民連合」はさっそく西宮と芦屋の市民に訴えていこうと毎月の「七の日宣伝」の取り組みを始めました。
十月七日は、JR芦屋駅北のラポルテ東館前に呼びかけ人や賛同者十六名が集まり、宣伝行動を行いました。
「市民と市民、市民と野党のつながりを広げ、野党連合政権を」「来る総選挙で政権交代を」「菅新政権は強権政権。学術会議人事の介入に抗議しよう」などと代わるがわる訴えながら、七区市民連合の「呼びかけ」を配布しました。
通りがかりの人々から「野党政権をぜひ実現してください」などの声がかかりました。

(兵庫民報2020年10月18日付)

日本共産党伊丹市委員会:個人の尊厳とジェンダーを学ぶ:多様性認め合う社会つくろう


日本共産党伊丹市委員会は十月十一日、あかたちかこさん(京都精華大学講師・思春期アドバイザー:写真右)を講師に「個人の尊厳とジェンダーを学ぶ」つどいを開催。四十九人が参加しました。
加柴優美党伊丹市副委員長(前市議)の司会で始まり、上原秀樹党市委員長(市議)が、あかたさんの「しんぶん赤旗」日曜版連載を紹介し、自己変革の立場で学習しようと挨拶。党県ジェンダー平等委員会責任者のこむら潤さん(衆院比例予定候補・尼崎市議:写真左)も挨拶し、ジェンダー指数が百二十一位と低いのは政治の問題、そんな政治を変えるため頑張ると決意を述べました。
あかたさんは講演で、ジェンダー平等の認識は、業者、労働者、研究者など、それぞれの立場で違うこともわかってきており、様々な人々とジェンダーについて話をしていくことが大事だと指摘しました。
「ジェンダー」をぴったりと言い換えられる日本語がなく、大学では「性別というシステムの話」と説明していること、「男女平等」という捉え方から、性別で人を差別するなということに変化、さらに「女性がしんどいところは男性もしんどい、女性が働きやすい職場は男性も働きやすい、みんなで多様性を認めて人間中心の社会をつくろう」という捉え方に発展していることを紹介しました。
また、日本共産党のジェンダーのポスターを初めてみて、それを掲げた日本共産党の果敢さがすごいと思って注目するようになったと述べ、共産党は昔から男女平等をかかげていたし、一番女性議員が多いし、勉強しようという人が多い、日本のジェンダー平等を引っ張っていくには日本共産党しかないと思うようになったと語りました。
*
あかたちかこさんの「だらだらしゃべろうジェンダーな日々」は「しんぶん赤旗」日曜版に連載中(年四回)。四月十二日付から始まり、二回目は七月十二日付、直近は三回目の十月十一日付掲載。次回は来年一月。

(兵庫民報2020年10月18日付)

明石東部の日本共産党後援会:レッド・パージを語るつどい:党を大きくしようとの思いあふれる


明石市東部の五つの日本共産党後援会の共催で「レッド・パージを語るつどい」を十月十一日、ウィズあかし(アスピア明石)で開き、六十人が参加しました。密を避けるため席をひとつ空けて座り、マイクは使う毎に消毒するなど、コロナ対策に配慮しながらの開催でした。
はじめに治安維持法犠牲者国賠同盟の創立五十周年記念映画『種まく人びと』を上映。次に衆院兵庫九区予定候補の福原ゆかりさんが「安倍政治を継承する菅政治を許さない。同じ九区から立候補する自民党現職に負けないようにがんばります。本気で政治を変えたい」と決意を表明しました。
記念講演は、「希望ある生活と青春を奪った七十年前のレッド・パージを振り返って」と題して、日本共産党中央委員会名誉役員の小西武雄さん(88)が、一九四九年~五十年に起こったレッド・パージの歴史と自らの体験を語りました。
ときに笑いを誘いながらの小西さんのお話に、参加者からは、「しんどい体験を明るく話されるのに感銘を受けた」、「いい企画をありがとう」、「レッド・パージは遠い昔話ではない」などの声が寄せられました。会場は「日本共産党を大きくしよう」の思いであふれました。
――濱口誉士(衣川後援会事務局長)

(兵庫民報2020年10月18日付)

コロナ禍、いのち守る保険調剤薬局〝減収補填・慰労金国に求める〟:民医連・保険医協会の申し入れに兵庫県が表明


新型コロナウイルス感染症対策で医療機関・介護施設などに支給される慰労金の対象に保険調剤薬局が含まれていない問題で、兵庫県健康福祉部の藪本訓弘部長(写真右)は十月二日、兵庫県民主医療機関連合会と兵庫県保険医協会の申入れに応えて「調剤薬局は感染リスクが低いとは思っていない」との認識を示し、保険調剤薬局の減収補填や職員への慰労金の予算を国に求めていく考えを明らかにしました。
申し入れでは、保険調剤薬局に対する財政支援と慰労金支給を求める知事宛申し入れ書をもとに、兵庫民医連の保険薬局代表者らと保険医協会の職員六名が県健康福祉部と懇談しました。
医療・介護関係者への慰労金について、井戸知事は国の方針と異なり一部を支給対象に含めない方針を示しましたが、批判が集中し、撤回しました。しかし、その後も県は、保険調剤薬局を「クラスター発生の恐れは低く、医療機関の従事者とは性質が異なる」とした国の考えに沿い、対象から外していました。
薬剤師で神戸医薬研究所の山口扶左子代表取締役(写真中央)は「長期投薬が増え、気になる患者が出ている。薬代も高くなり我慢する方も多い」と薬局から見えるコロナの影響を説明。また、保険調剤薬局は投薬窓口や訪問時などで感染リスクは低くない現状を訴えました。
日本薬剤師会の調査でも処方箋数が昨年五月同月比較で二三・七%減など、薬局経営は厳しく、いのちと健康を守る医療機関の確保として経済的補填を訴えました。
申し入れには、日本共産党のきだ結、ねりき恵子、いそみ恵子、庄本えつこ、入江次郎各県議も同席しました。
―堤匠(兵庫民医連)

(兵庫民報2020年10月18日付)

地方消費税収減――税収のあり方転換求めよ:県議会決算特別委員会で日本共産党・庄本議員が審査


兵庫県議会決算特別委員会で二〇一九年度決算審査が始まり、日本共産党の庄本えつこ議員が連日、審査を行っています。(十月十九日まで。二十日、二十一日は予備日)

財政状況


庄本議員は二〇一九年十月一日に一〇%への増税が強行された消費税について、当初予算で増税により見込んだ増収分と決算で確定した税収について聞き、当局は、「当初予算では、消費税増税と好況で輸入が伸び、貨物割増の予測のもと百億八百万円の増収を見込んだが、米中貿易摩擦により輸入が落ち込み、大都市圏の税収減により、決算清算後では、五億三千九百万円の減収となった」と答えました。
庄本議員は「地方消費税税収は、増税などで百億の増収を見込んだにもかかわらず、五億もの減収となっている。知事は消費税増税を推進してきたが、減収となっている責任は重い。消費税は、低所得者層に大きな負担となり、今後、コロナの影響が大きくなるもとで、さらに消費が落ち込み、税収も減る悪循環に陥っている。緊急経済対策として、消費税を五%に減税し、これまで引き下げてきた法人税率の引き上げや、高所得者層の所得税率引き上げなど、税収のあり方の転換を国に求めるべきだ」と主張しました。
井戸敏三知事が、コロナの影響で今年度、来年度の県税収入が千億円、二千億円落ち込む見込みがあるとして国の財政措置を求めながら、「県の行財政運営についても行財政構造改革時にも増して英知を結集し、全般にわたる必要な対策を検討する」と発言していることに対し、庄本議員は、「これまでの県行革が県民サービスを切り捨て、コロナでの健康保険事務所などの逼迫状況もつくってきた。県内中小企業、農業など基幹産業を支援し、子ども・高齢者などの福祉サービスを充実させるなどの福祉・暮らし支援を優先させる施策をすすめ、定着人口をふやし、税収を確保するなど税制運営の転換を行うべきだ」と迫りました。

企画県民部

庄本議員は、今年度改定が検討されているひょうご男女いきいきプラン2020・ひょうごアクション8(第三次兵庫県男女共同参画計画)について審査。県における女性管理職の比率について、「目標の一五%は達成したというが、もともとの国の目標は三〇%で、国連では、二〇三〇年までの男女の完全な平等「五〇%・五〇%」が提唱されている。女性の能力を十分に発揮するために早期に三〇%、二〇三〇年までに五〇%を掲げ、施策を整備すべきだ」と提起しました。
また、県内の自治体含め、全国でひろがるパートナーシップ制度を県としても導入すべきだと主張しました。

健康福祉部

庄本議員は、芦屋健康福祉事務所(保健所)を、阪神北県民局と阪神南県民センターの統合にともない廃止し、宝塚健康福祉事務所の分室とするとされていることについて「芦屋市議会が全会一致で存続すべきとの意見書を提出している。同市のコロナ感染者は人口十万人あたり九十二・二人と全県で一番多い。地理的条件を見ても、廃止・分室化ではなく健康福祉事務所として残すべきだ」と主張しました。
当局は「国の設置基準を大きく上回っており廃止方針は変わらない。しかし、地域住民の不安や要望も聞き、対面の感染症対策などの機能をどうするかについては慎重に検討したい」としました。
(次号へ続く)

(兵庫民報2020年10月18日付)

シリーズ 憲法が輝く兵庫県政へ(4):地域医療守るゆとりある体制を

日本共産党兵庫県議会議員 入江次郎 

新型コロナウイルスパンデミックの収束が未だ見えません。
県内の感染症病床は、二〇〇〇年には一種が二床、二種が四十六床、結核病床が八百三十一床でしたが、今年二〇二〇年には一種が四床、二種が五十床、結核病床が百五十床と、この二十年間で感染症病床全体では四分の一弱に削減されました。
本来、新型コロナウイルス感染者は感染症病床での療養となりますが、病床の不足から厚労省は、一般病床での患者受け入れを認めました。それでも兵庫県では四月十九日には、準備していた二百九十六床中二百八十八床が、重症者病床については四月二十二日に、三十七床中三十二床が埋まり、逼迫しました。
このため、地域の中核的医療機関で通常の外来診療、手術などに支障が生じ、県立加古川医療センターでは救急患者の受け入れを制限する事態もおきました。
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新型コロナウイルスパンデミック以前から、厚労省は地域医療構想の実現を都道府県に迫り、公立病院の統合再編を推進してきました。
兵庫県では二〇一八年度比で二〇二五年度までに五千九百三十三床の急性期病床を削減することなどを迫り、その具体化として二〇一九年七月、脳卒中、心筋梗塞、がん、など五疾病五事業の診療実績のない県下十六の公立公的病院を名指しし、二〇二〇年九月までに統合再編、もしくは病床機能転換の結論を出すよう医療機関及び地域医療調整会議に迫りました。
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しかし、新型コロナウイルスパンデミックのなか、中川俊男日本医師会副会長(現会長)は「地域医療構想では、新興感染症に対する医療提供体制の確保という視点が欠落していた」「平時にぎりぎりの医療提供体制ではダメだ」「新興感染症病床の候補として統合再編病院として名指しされた公立・公的医療機関の病床をそのまま空けておくのも一つの在り方だ」と地域医療構想の見直しを表明しました。また、統合再編病院として名指しされたいくつかの県内の医療機関では、感染者が増加する中で、帰国者接触者外来を設置し、陽性患者の入院病床を確保するなど公立公的病院としての役割を大いに発揮しました。
このような状況変化の中で、厚労省は二〇二〇年八月三十一日、「具体的対応方針の再検証等の期限について」と題し、「感染症への対応の視点も含めて……社会保障医療部会において議論を開始したところである。このため地域医療構想に関する取り組みの進め方について改めて整理のうえ示す」旨を、都道府県知事に通知しました。
新型コロナウイルスパンデミックを踏まえ、効率を最優先する地域医療構想の中止をあらためて求め、地域医療を守る運動を大きく広げることが必要です。
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国の悪政をさらに推進する県政から、住民の暮らし、福祉を守る県政へ転換しましょう。

(兵庫民報2020年10月18日付)



ジェンダーわたしの視点:選択的夫婦別姓早期導入を


日本共産党兵庫県委員会ジェンダー平等委員会 門屋史明 

ジェンダー平等ということで、私が最初に意識をしたのは、学生時代の科学的社会主義の古典の学習の中で、「社会の進歩は、美しき性の社会的地位を尺度として、正確にはかることができるものです」(マルクスからクーゲルマンへの手紙一八六八年十二月十二日)という文章にふれたことです。
それまで、女性の社会的地位というようなことをあまり考えてこなかったので、社会の在り方を考える一つの視点として衝撃をもってうけとめ、エンゲルスの『家族・私有財産・国家の起源』などにも触れるようになりました。
さらにその後、活動を通じて知り合った女性と結婚するというときに、あらためて私自身に、ジェンダー問題がつきつけられたと思います。パートナーからは、籍を入れない事実婚を希望したいと言われました。それは、結婚してもこれまでの姓を名乗って生きたいからということでした。
ある意味、普通のことだとは思いましたが、私の両親も、パートナーの両親もそれぞれ同じ姓となっていたし、周りを見ても姓が違うという夫婦も、まだそんなにいないなかで、両親などにもどう説明したらいいのかなど、悩んだりもしました。
しかしそのなかで、夫婦同姓を義務づけているのは日本しかないことや、日本では、結婚の際に、ほぼ女性が姓を変え、それにより仕事やさまざまな手続きなどの不利益をこうむることなどの弊害があることなども知り、夫婦同姓が当たり前ではないんだと思うようになりました。
結婚のさいに一番大事にしたのは、互いを尊重しあうということでした。そういう立場に立ち、事実婚にして、それぞれの姓のまま、生きていくという道を決断しました。
その後、生活上も――子どもも産まれ小学校に通っていますが――特段、困ることはありません。ただ、両親に心から理解されていたのかと言われれば、そうとも言い切れません。姓も含めてですが、息子のパートナーは、こうあるべきという固定観念が、見え隠れするときもあります。
日本の選択的夫婦別姓については、一九九六年に法制審議会が選択的夫婦別姓の導入を含む民法改正の答申をし、すでに二十四年がたつにもかかわらず、いまだに実現していません。しかし、各地方自治体からの請願などがひろがり、国会でも自民党も含めて選択的夫婦別姓の導入を求める声が高まり、最近では、担当大臣が、改定される男女共同参画基本計画に盛り込みたいと発言するなど、いよいよその機運が高まっています。
早期の実現を目指して、世論と運動をさらに広げるために力を尽くしていきます。

(兵庫民報2020年10月18日付)

宮本たけし「学術会議人事介入――本音を代弁した橋下徹氏」:連載「東奔西走」


菅義偉首相が日本学術会議の会員の選任にあたって、学術会議から推薦された名簿から六人を排除したことが大問題となっています。当事者が直ちに抗議の声を上げるとともに、学術会議は首相に「理由の説明」を求め、六人を速やかに任命するよう要請しました。
これは憲法に保障された学問の自由を脅かす大問題です。戦争法や共謀罪法、辺野古新基地建設などに批判的な立場の人を排除したのではないかと指摘されていますが、菅首相は「推薦された方をそのまま任命してきた前例を踏襲してよいのか考えてきた」などと、自らが主体的に任命除外に関わったことを認めました。ところがその理由については何も語らず「学問の自由とはまったく関係ない」などと繰り返すばかりです。
しかし、その首相の本音を代弁した人がいます。橋下徹氏は十月二日、自身のツイッターで学術会議に触れ、「このような団体が…たっぷりの税金を受けている大学において軍事研究を禁止する決定ができる根拠は何なのか」などと記しました。
つまり日本学術会議が大学等の軍事研究協力に批判的な立場をとっていることが気に入らないというわけです。しかし、大学等を軍事研究に引き込むための政治介入など断じて許されるわけがありません。
首相の母校・法政大学の田中優子総長は、この問題を「見過ごすことはできません」との抗議の姿勢を大学の公式サイトで示しました。船出早々、座礁しかけているのはまさに菅内閣の方です。
(日本共産党前衆院議員)

(兵庫民報Web版のみ)


弁護士政治連盟兵庫県支部と懇談:日本共産党県委員会と清水衆院議員

日本共産党兵庫県委員会と清水ただし衆議院議員・比例候補は八日、日本弁護士政治連盟兵庫県支部(幸寺覚支部長)と懇談しました。
まず幸寺支部長が「弁護士会は政治活動ができないので、政治に関わる事は政治連盟が行っており、各党分け隔てなく要望・意見を申し上げている」と挨拶。これを受けて松田隆彦党県委員長は「わが党は次の選挙で政権交代を実現する決意をした。憲法破壊、法治主義否定の政治をこのまま続けさせる訳にはいかないという思いです」と挨拶。清水議員も「最初の質問は司法修習生への支援問題で、その後も日弁連とよく意見交換し、勉強させていただいた」と挨拶しました。
続いて弁政連から「新型コロナウイルス感染症流行下における災害法制の適用問題」「死刑制度問題」について要望や意見が出されました。
党側からは、党創立九十八周年記念講演パンフと、十月二日に政府へ提出した「新型コロナ危機から命とくらしを守り、経済を立て直すための緊急申し入れ」について説明しました。
意見交換では、弁政連から、「災害救助法の枠組みを参考に、例えばコロナ支援策についてよく整理し、生活支援などは権限を市町村に委ねることで、きめ細かくスムーズな支援ができる」と提起がありました。また、今後、中小・個人事業所の大量倒産の危険があることも指摘され、清水議員は「困っている人達に司法の救済の手を差し伸べることも大切なこと」「提案はしっかり受けとめ、国会で生かしたい」と述べました。
コロナ対策については、弁政連の提言と党の政策に共通点が多く、死刑制度問題についても問題意識が共有できました。

(兵庫民報2020年10月18日付)


芦屋で憲法問題の講演学習会:和田名誉教授――敵基地攻撃能力保有を批判


芦屋平和委員会や新日本婦人の会芦屋支部など九団体で構成する「戦争する国づくりストップ!芦屋連絡会」は十月三日、憲法問題での講演学習会を開催。兵庫県憲法会議代表幹事の和田進神戸大学名誉教授が「安倍退陣後の改憲問題の動向……『敵基地攻撃能力の保有』の浮上」をテーマに講演しました。
和田さんは、安倍首相の「敵基地攻撃能力保有」への異常な執着を継承した菅政権の危険性を指摘。その背景に「攻撃型兵器はもてない」としてきた一九七〇年代からの「専守防衛論」を逸脱する動きが二十一世紀になって自民党の中で進んできたことを紹介。「敵基地攻撃」とは「先制攻撃」にほかならないと批判し、莫大な予算が必要となるが、コロナ禍の下、国民の命と暮らしを守ることにこそ注ぐべきだと強調しました。
最後に「敵基地攻撃能力」の保有は「軍事的抑止のパラドックス」「安全保障のジレンマ」と呼ばれる果てしない軍拡競争の蟻地獄に落ち込んでしまうと「抑止力」論を批判し、平和の地域共同体を北東アジアにも構築する外交的努力が肝心であると締めくくりました。
参加者から質問や意見も熱心に出され、日本の軍需産業の利益追求との関係についての質問には「米国の軍事装備を買う約束を果たすことの方が大きい」との参加者の意見も出され、和田さんも「その点でも対米従属の深さを示している」と強調しました。
―平野貞雄(芦屋平和委員会)

(兵庫民報2020年10月18日付)

西宮で憲法を考えるつどい:西谷さん――真実を知り投票すれば変わる

「九条の会」西宮ネットワークは「憲法を考えるつどい」を十月十日、西宮市立勤労会館大ホールで開催しました。六月末開催予定でしたが新型コロナ禍により延期していたものです。
台風14号の影響が心配されましたが、阪神間のみならず、京都、明石からの人もあり、約六十名の参加者が集いました。
『コロナ禍から見える日本と世界~日本国憲法の生命力~』をテーマに「イラクの子どもを救う会」代表でジャーナリストの西谷文和さんが講演しました。
西谷さんは、次の総選挙で再び国民がだまされるのか、だましを見抜けるのかが大きな争点だと指摘。菅首相はメディアに対してアメとムチを駆使して虚構の人気をつくり上げようとしたものの、日本学術会議推薦会員任命拒否問題で本質が明らかになりつつあり、いま、有権者が真実を知り、新しい政治をつくる勢力に投票すれば政治は大きく変わると強調しました。
最後に、私たちの力は決して小さくなく、確信をもち、新たな段階に入った九条改憲をめぐる今後のたたかいに頑張っていこうと呼びかけました。
―上田隆(「九条の会」西宮ネットワーク事務局)

(兵庫民報2020年10月18日付)


福島原発事故を忘れない!――11日に各地で集会・宣伝

加 印

「福島原発事故を忘れない&老朽原発うごかすな!加古川集会」が十月十一日、JR加古川駅南広場を会場に、加印革新懇と脱原発はりまアクションの主催で行われ、約百人が参加しました。
福島原発事故避難者、若狭の原発を考える会からの報告、地元の各団体や日本共産党と立憲民主党からの発言、ギター演奏、歌などがあり、集会後は駅前をデモ行進して市民に脱原発・老朽原発動かすなと訴えました。 



神 戸

「原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」(原発なくす兵庫の会)は十月十一日昼、神戸大丸前で宣伝を行いました。
原発なくす会は毎月十一日、東電福島事故の風化を許さず、原発ゼロの行動を続けています。
この日は各弁士が「関西電力は、地元に四十年たてば廃炉にすると約束していた老朽原発を来年一月からさらに三基再稼働しようとしている。福島原発事故で約十年たっても約五万人も全国に散らばって避難しているなど、終わっていない」「関電は一月から三基の老朽原発の再稼働をすすめようとしているが、原発がなくても電気は足りている。賄賂発覚で原発が彼らの利権だったことも明らかになった。原発から撤退する政治をつくろう」などと訴えると、通りがかりに激励の声をかける人もあり、ビラも多くの人に受け取られました。 



(兵庫民報2020年10月18日付)





深刻さ増す相談内容:コロナ災害を乗り越えるいのちとくらしを守るなんでも電話相談会

十月十日、兵庫では三回目となる電話相談会を実施。今回も、自由法曹団の弁護士や、兵商連、兵生連、兵庫労連の役員らが相談に応じました。
相談件数は一番少なかったものの、県内から十九件寄せられ深刻な相談も受けました。感染拡大が収束しない状況で、自営業や労働者など多くの人の生活がますます困難になっていることが浮き彫りとなりました。
「国からの給付や貸付金はすでに届いたがそれも使い果たし他に何か利用できる制度はないか」との問い合わせもありました。また、「借金があり国保の減免や貸付金の相談のため役所に行きたいのだが」という相談者には日本共産党の市議会議員を紹介しました。
相談内容はより深刻なものになっています。政府や自治体の支援制度について周知するとともに、より一層の充実した制度が必要と感じた相談会となりました。
―土井直樹(なんでも相談会兵庫県実行委員会事務局・兵庫労連)

(兵庫民報2020年10月18日付)



「無罪を勝ち取る兵庫の会」総会:市民運動への大きな意義を強調


倉敷民商弾圧事件「禰屋裁判」無罪に向けて支援を強めようと、「無罪を勝ちとる兵庫の会」の第六回総会が十月七日開かれ、県内各地から三十二団体百八人が参加しました。 
この事件は、「暮らしと商売を守ろう」「平和と民主主義を守ろう」と運動している団体に対する不当な冤罪であり、自公政権による「戦争する国づくり」と一体となった弾圧事件です。
「禰屋裁判」は、二〇一八年一月の二審で一審判決の不当性が断罪され、審理は岡山地裁に差し戻されましたが、二年九カ月を経て、今だに裁判が開かれない異常な事態となっています。
この間、弁護団、裁判官、検察官の三者打ち合わせが十五回行われていますが、検察側が立証計画においても、証拠調べにおいても、そもそも起訴などあり得ない事案を、運動団体への弾圧ありきで起訴したことが明白になっています。
総会では、京都大学法科大学院の高山佳奈子教授が「近年の刑事制度の濫用と倉敷民商弾圧事件」と題して講演。「近年、犯罪件数が三分の一に激減する中で、公務員の定員削減にもかかわらず警察は人員が強化され、『仕事がない』状態となっている。これを背景に、従来、およそ犯罪とは考えられてこなかった事象が弾圧的摘発の対象となっている。大学教授の秘書が税務処理をして税理士法違反に問われることなどあり得ない。同様に、民商という会員制の互助的組織の行為が犯罪に問われるのはおかしい。税理士制度を害する危険はなく無罪を主張するべきである」と呼びかけました。
禰屋町子さんは「不当逮捕から六年八カ月。これまで私を支えてくれたのは、全国からの支援です。広島高裁の地裁差戻し判決後、地検には二十八回起訴取り下げの要請を、地裁には五十九回地検に起訴取り下げを求めよとの要請を行ってきました。この裁判には、運動団体の未来がかかっています。署名と支援募金に大きなご協力をお願いします」と支援を訴えました。
最後に、「共謀罪」の先取りと言われる、この弾圧事件の無罪を勝ちとることは、市民運動の今後にとって大きな意義を持つとして、「弾圧をはねのけ、『禰屋裁判』の無罪を勝ち取るまで奮闘しよう」との特別決議を採択。「無罪要請個人・団体署名」と、裁判支援の募金活動の強化を確認しました。
―田中邦夫(兵商連) 

写真:支援を訴える「倉敷・兵庫の会」会長の松山秀樹弁護士

(兵庫民報2020年10月18日付)

国民救援会兵庫県本部大会:再審法改正求める議会意見書採択など前進

日本国民救援会兵庫県本部は十月十日、神戸市の生田文化会館で第五十七回大会を開催しました。 
日本共産党県委員会の浜本信義さん、兵庫労連、治安維持法同盟など各界の来賓が「菅内閣の悪政を許さず、憲法を守るため、連帯してたたかおう」と挨拶しました。
議事では濱嶋隆昌事務局長が報告し、討議が行われました。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、代議員定数を半減した大会でしたが、多くの発言がありました。
八月に阪神芦屋駅前でPCR検査の促進を求める正当な宣伝活動をしていたところ警察に強制連行された当事者からは、関係者や国民救援会、自由法曹団の支援で早期終結したことの報告。強盗殺人の犯人とされ再審をめざす神戸質店事件の緒方秀彦さんの母、生存権裁判の原告、そのほか事件関係者から支援の訴えがあり、コロナ下で奮闘する県下各地の会員の奮闘が報告されました。
今大会の特徴は再審法改正に関心が集まったことです。近年、冤罪が社会的な問題になっているなか、再審手続きに関する法律の整備を求めて地方議会で意見書を採択する動きが広がっており、国民救援会も県内で議員への陳情、請願をとりくんでいます。
神戸市議会では九月二十四日、「再審法」改正についての審議促進を求める決議が全会一致で採択されましたが、全国的にも政令指定都市での採択ははじめてです。ロビー活動に参加した代議員は、「神戸市内九支部で共同して全議員に働きかけた。全区に支部をつくってきた運動と冤罪被害者の実状の訴えが実っていると思う」と発言しました。
大会は、近藤正博会長代行ほか新役員を選出し、改憲、安保法制を許さず、すべての事件勝利と二千三百名会員をめざす方針案を採択しました。
―濱嶋隆昌(同会事務局長)

(兵庫民報2020年10月18日付)



神戸演劇鑑賞会10月例会:人形劇団プーク「現代版・イソップ『約束…』」「うかうか三十、ちょろちょろ四十」


第一部「現代版・イソップ『約束…』」は、作家・田辺聖子の「私本・イソップ物語」から脚色した。三話構成で、主人公は、キツネ、狼、等で、動物が活躍する寓話劇になっている(写真上は熊)。
一話と二話は、生き抜くために、必死に格闘する動物の姿が、生々しく、動物か、人間か迷う楽しさがある。心に響いてくるのは、第三話で、まるで現代の社会を丸ごと映しているようで、身につまされる。情報化社会はどんどん進み、その中で取り残されて行く人間の姿を、ムジナ、月の輪熊が、大事な事ってなに、と語りかけてくる。
主人公の狼の台詞は関西弁で、ユーモアのある語りかけと諷刺の利いた会話はみごとです。
第二部は井上ひさし作「うかうか三十、ちょろちょろ四十」。東北のとある村へ足の悪い殿様がお忍びでやってくる。桜がひらひら舞い散るなか、殿様は美しい村娘ちかに一目惚れ。しかし、ちかには大工の権ずと暮らすと、はっきり断られる。殿様は心を病んでゆく。そして、九年後の春、そしてまた九年後の春、人の命は儚く変わってゆく。東北弁の豊かな美しさの中で、変化する人の命、逞しくもあり、ほのかに哀しい、物語です。
十月の舞台は二部構成で、等身大の人形を俳優が操り大人から子供まで楽しめる二作品です。田辺聖子、井上ひさしの競演で、人間を見つめる深い思いの中に込められた諷刺とユーモアが関西弁と東北弁で見事に浮き上がってくる。人形劇団プークの力演を楽しみたい舞台です。
尚、音楽は、ポルトガルギターとマンドリン奏者のマリオネットのおふたりが、花をそえます。
―小谷博子(神戸演劇鑑賞会) 

人形劇団プーク「現代版・イソップ『約束…』」「うかうか三十、ちょろちょろ四十」

第1部「現代版・イソップ『約束…』」原作=田辺聖子、脚色・演出=井上幸子/第2部「うかうか三十、ちょろちょろ四十」作=井上ひさし、演出=井上幸子/出演=岡本和彦、大橋友子、滝本妃呂美ほか/①10月23日(金)18時30分、②10月24日(土)11時、③同日16時/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金1,000円と月会費2カ月前納)、月会費3,500円(大学生2,000円、中高生1,000円)/Tel. 078‐222‐8651、Fax078‐222‐8653

神戸演劇鑑賞会:
http://kobeenkan.my.coocan.jp/
人形劇団プーク:
https://puk.jp/

(兵庫民報2020年10月18日付)

大門みきし「さよならミョンソン」

連載エッセイ55


私の初恋の人はミョンソンという名前の美しくて聡明な在日コリアンの女の子でした。京都の小学校の五年生の時、道で自転車を直してあげたのがきっかけで仲良くなり、ミョンソンの家にもよく遊びに行きました。こわいハラボジ(おじいさん)がおられて、「なんでおまえらは朝鮮の子をいじめる。日本人の祖先は大陸から渡ってきた。元をただせば、みな兄弟やないか」と毎回、説教されました。オモニ(お母さん)は美味しい玉子雑炊を作ってくれる優しい方でした。
その後ミョンソンは朝鮮中学校に進み、私と会ってくれなくなりました。
それからほぼ半世紀後。二〇一五年の大阪都構想の住民投票の際、住吉区で地元の方々と反対の宣伝活動をしている姿をフェイスブックに投稿したら、ミョンソンからメッセージが届きました。「大門君、お久しぶりです。今は大阪の生野区で、娘と孫と暮らしています。都構想反対です。大阪市にはとてもお世話になったんです」と。また私のカジノ追及の国会中継を見て、「カジノはいやです。大門君の正義感は小学生の時と少しも変わらへん。だから共産党なんやね」とメッセージをくれました。
いつか会いたいと思っていたのですが、先日、京都の友人から今年の春に病気で亡くなったと聞きました。会っておけばよかった。なぜ中学生になったら離れていったのか、大阪市にお世話になった話も聞きたかった。色んな苦労があったんやね。さよならミョンソン、安らかに。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2020年10月18日付)

観感楽学:「波よひろがれ」―非核「神戸方式」のテーマソングだ。


「波よひろがれ」―非核「神戸方式」のテーマソングだ。三十年前、詩人の小森香子さんを神戸に招き神戸港などを案内。神戸は山と海が近接する美しい街、米軍基地撤去の市民のたたかい、函館や呉など全国に、さらにニュージーランドなど世界に広がろうとしていることなどを説明した▼小森さんは、一番=「緑連なる六甲の山」「青く広がる神戸の港」、二番=「たゆまぬ平和の署名 国中の声集め」、三番=「七つの海に平和の波を」「世界に広がれ 核のない港」と、神戸→日本→世界と広がる歌に仕上げられた▼きたがわてつさんが曲をつけた。「私の作品の中で美しいメロディーのベスト3に入る」と語るほどの出来映えだ。神戸市議会決議全文にも曲をつけた。「日本国憲法前文」を歌いヒットさせたことに続く感動の作品だ▼四十五周年記念集会では入場者制限するなどコロナ感染症対応で、いつものように全員合唱でのエンディングとはいかず、兵庫県各地の「うたごえ」と〝てっちゃん〟とのコラボが映像で流される。集会には海外からのメッセージ映像も紹介される。「広がる願い 寄せ返す叫び」で、平和に背を向ける菅新内閣を追いつめよう。(K) 

「波よひろがれ」
歌詞と楽譜:
http://bunbun.boo.jp/okera/nano/nami_hirogare.htm 
42周年記念集会(2017年)エンディング:

きたがわてつさんプロフィール(センタープロ):
http://www.centerpro.co.jp/artist/kitagawa-tetsu

(兵庫民報2020年10月18日付)