2020年9月20日日曜日

衆院比例・小選挙区予定候補が元町駅頭で街頭演説


日本共産党衆院予定候補の清水ただし衆院議員(比例・大阪4区)、こむら潤さん(比例・兵庫8区)、福原ゆかりさん(兵庫9区)、太田清幸さん(兵庫11区)が九月十三日夕、 元町駅東口前で街頭演説を行いました。赤田かつのりさん(兵庫3区)のメッセージも司会のねりき恵子県議から紹介されました。
それぞれの弁士が「今、求められているのは安倍政権の『継承』ではなく『転換』です」など訴えました。中学生男女数人連れから送られた声援に清水さんが車上から「学費無料化など頑張るからね!」と応える場面もありました。
この街頭演説の録画はYouTubeの日本共産党兵庫県委員会チャンネルで見ることができます。 

福原さんの訴え 

太田さんの訴え 

赤田さんのメッセージ 

こむらさんの訴え 

清水さんの訴え 






(兵庫民報2020年9月20日付)

倉林明子副委員長招き日々の苦労など率直に:尼崎医療生協の党と有志後援会


尼崎医療生協の日本共産党と後援会は、九月十二日、日本共産党副委員長でジェンダー平等委員会責任者の倉林明子参議院議員を迎えたつどいを開催しました。
倉林議員から、安倍首相は体調を原因に辞任することになったが、敵基地攻撃能力に関し談話を発表するなど次期政権に求めて憲法蹂躙に固執していること、七年八カ月に及ぶ安倍政権のもとで社会保障は改悪に次ぐ改悪により、その脆弱さが今回のコロナ禍で明らかになったと訴えました。
長く続いた安倍政権だが良かった事もあり、それは市民と野党の共闘が大きく前進している事だとし、迫る解散・総選挙での野党の勝利、そのためにも共産党の議席を伸ばして欲しい、党に入って一緒に「安倍政治」を終わらせようと訴えがありました。
参加者からは、「日々業務の中、コロナの対応めぐって職員をまとめていくのに苦労している」「医療従事者へ慰労金支給で、病院や診療所で金額に差があることに疑問をもってしまう」「野党共闘の発展は嬉しい事だが、維新の会など一部の野党はどう見たらいいの」などの声がだされました。また、「党に入って欲しいと訴える中、忙しくてとても入党までは考えられない、応援はしているから、という人にどう働きかけたらいいか」などの質問があり、倉林議員は一つひとつ丁寧に応えました。
党委員会では、今回のつどいを準備するにあたり、後援会ニュース「私も応援しています」に登場してくれた五十人以上の職員個々に案内を配り、参加を呼びかけ、当日は十六人の参加がありました。
―日高誠(尼崎医療生協有志後援会)

(兵庫民報2020年9月20日付)

子育て、環境、漁業など様々な話題で福原ゆかりさんと:淡路・北淡支部がつどい


日本共産党淡路地区・北淡支部は九月十二日、党創立九十八周年記念講演会「ダイジェスト」を視聴し、福原ゆかりさん(党兵庫九区国政対策委員長)と語るつどいを、市内の喫茶店を借りて開きました。
「ダイジェスト」DVDを視聴した後、福原ゆかりさんから共産党との出会い、消費税への怒りや、奨学金を借りないと学生生活が暮せない日本の現状、ジェンダー平等への課題、野党共闘と日本共産党の躍進への決意を聞きました。
参加者からは、「子育て世代へのメッセージは」「『パソナ』の淡路進出をどう見たらいいのか」「狭い道路なので、観光客が来たら事故が起きないか心配」「漁業者への政策はあるのか」「プラスチックゴミを減らすにはどうしたらいいのか」「淡路では車がないと生活できない」など質問や要望が出されました。
福原ゆかりさんから最後に、「共産党を応援したいと思う方には、もう一歩ふみだしてほしい」と入党への呼びかけがありました。
―岡田教夫(党淡路地区副委員長)

(兵庫民報2020年9月20日付)

いっしょに新しい日本を:日本共産党が業者のつどい:「国民の苦難軽減が立党の精神と聞き、鳥肌がたちました」と入党

清水ただし衆院議員(衆院比例予定候補)は九月十二日、芦屋市、神戸市灘区、同北区の業者後援会などの「つどい」に招かれ、ユーモアを交えながら、日本共産党について縦横に語りました。

神戸市灘区


灘区での「清水ただしさんと語り合う集い」では、「今年開業した中小業者が何回申し込んでも持続化給付金が支給されない。中小企業庁にも電話をいれたがどうにかならないか」と切実な要望が出されました。清水ただし衆院議員は、「実際に商売し、コロナの影響を受けているなら支給はできます。譲らないで、あきらめないで申請を続けてください」と激励しました。
「海外からのインバウンドがなくなるなかで、どう経済をまわしていくのか」という質問に清水議員は、「当面こうした状況が続く中で、消費税減税など内需をあたため、強い経済をつくることが必要」と詳しく経済政策の転換を訴えました。
また、集い終了後に、「清水さんの話は私の思いと一緒です」「国民の苦難軽減が立党の精神と聞き、鳥肌がたちました。人の役に立てるよう頑張りたい」と飲食店を営む女性が入党しました。
―味口としゆき(神戸市議)

芦屋市


清水ただし衆議院議員を迎え「芦屋業者のつどい」を開催しました。
清水議員は軽妙な話術で、国政の状況を報告し、総選挙についても争点は消費税増税の自公か減税を訴える野党連合かが問われると指摘。野党連合政権への展望を語りました。
業者からは、コロナ禍における支援についての切実な声や野党連合政権についての質問がありました。清水議員は、野党連合政権に日本共産党が入ることに大きな意味があると述べ、中小業者の要望を国に届けたいとの話に参加者から歓声があがりました。
清水議員は「日本共産党は世直しボランティアです。気軽に参加してください」と入党を呼びかけました。
―ひろせ久美子(芦屋市議)

神戸市北区


日本共産党北区業者後援会は「清水ただし衆議院議員を迎えてのつどい」を九月十二日に開催しました。
「コロナ禍で売り上げが四分の一になった。一回の給付金ではこの先が不安」「大学生の息子がオンライン授業になって、ずっと家にいるのに授業料は減免にならない」「一時のマスク不足などみていると国内で必要なものがつくれるようにならないといけない」「食料自給率が低くて心配」など政治や暮らしへの疑問・不安を出しあい、清水議員が応えました。
清水議員は、「安倍首相は辞任表明したが、安倍政治は終わっていない。業者が希望をもって仕事がつづけられる新しい政治に変えるためには総選挙で決着を」と強調。「そのためにも赤旗購読や入党していただき、ごいっしょに政治を変えましょう」と訴えました。
また、朝倉えつ子神戸市議は市政報告を行いました。
*
参加者から「政治の中身が良く分かった」「いっしょに頑張りたい」「希望がみえた」と感想がだされました。

(兵庫民報2020年9月20日付)

尼崎日本共産党後援会:総選挙・尼崎市議選勝利へこくた衆院議員招き総会


尼崎日本共産党後援会は第四十一回定期総会を九月十二日に開催しました。総会では、安倍首相の辞任から、解散・総選挙が遠くない時期に行われる緊迫した情勢のもと、尼崎で比例得票目標四万二千票以上を獲得し、こむら潤さんを含む近畿比例で四議席以上の勝利を勝ち取ること、さらに来年たたかわれる尼崎市議選での必勝をめざすことを意思統一しました。
こむら潤さんは――安倍政治の七年八カ月で「モリカケ」「桜を見る会」「公文書改竄」など政治の私物化で国民の命と暮らし、生業を壊してきた。こんな政治を国民が主人公の政治に切り替え、①ジェンダー平等の社会をつくる②子育てをする親として「学び、心のケア、安全」を保障する③文化・芸術を大切に守り・育てる国をつくる……の三つの目標を鮮明にして頑張ります――と訴えました。
こくた恵二衆院議員・党国対委員長は――「新しい激動の時代に入る」と志位委員長が述べているが、それは国民がコロナ危機を通じて、こんな政治でいいのか考え始めた。政治が命と暮らしに大きくかかわっていると実感したからです。保健所がなくなり、公立病院の統廃合で身近な病院がなくなる。儲けがあればいいとつぶしてきた。こんな新自由主義を続けさせていいのかが問われている。今度の選挙でも兵庫・尼崎の役割が大きい。これまで近畿ブロックの得票の伸びより兵庫・尼崎の伸びが大きく九六年に藤木洋子さん、九八年に大沢たつみさん、一四年に堀内照文さんを国会に送りだした。〝比例を軸に〟を貫き、なんとしても近畿でこむらさんを含め四議席を勝ちとろう――と訴えました。
総会では、尼崎市議六名と県議一名が決意表明、各後援会から活動報告があり、新会長に上山桂医師と役員を選出しました。

(兵庫民報2020年9月20日付)

養父市議選10月11日告示・18日投票:日本共産党が二議席回復へ全力


養父市議選(定数十六)は十月十一日告示・十八日投票で行われます。
日本共産党養父市委員会は現職の津崎和男氏と元職の竹浦昭男氏を立て、二議席回復を目指します。二氏の略歴は次のとおりです。
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津崎和男(61)=現=市議一期、総務文教常任委員。口大屋スポーツクラブ21会長。党但馬地区委員。大阪産業大学短期大学部卒。生活相談区域=大屋・養父地域。
竹浦昭男(73)=元=一九七九年八鹿町議初当選、以降同町議・養父市議を歴任。兵庫県農民連賛助会員。党地区常任委員。島根県立大田高校卒。生活相談区域=八鹿・関宮地域。

(兵庫民報2020年9月20日付)

丹波市議選11月8日告示・15日投票:日本共産党は現有議席確保めざす


丹波市議選(定数二十)は十一月八日告示・十五日投票で行われます。
日本共産党は、現有二議席確保をめざします。二氏の略歴は次のとおりです。
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西本嘉宏(73)=現=春日町議五期・市議四期、議会運営委員長。党県委員、丹波地区委員長。柏原高校卒。
西脇秀隆(70)=現=市議二期、民生産建常任委員、氷上多可衛生事務組合議会議長。党地区副委員長。金沢大学教育学部卒。

(兵庫民報2020年9月20日付)

シリーズ 憲法が輝く兵庫県政へ「平和を創造する兵庫県に」

兵庫県原水協事務局長 梶本修史

コロナパンデミックに対する国の対応の遅れが問題になる中で、自治体の独自の取り組みが注目を受けた。平和の問題も、国の専管事項ではなく、自治体が住民の平和と安全を守る独自の努力を行うことが求められる。日本政府が「戦争できる国づくり」を推し進めている状況だからこそ、地方自治の力を生かした平和と人権を守る地方政治が切望されている。

国の「戦争できる国づくり」を優先する兵庫県でいいのか

米軍輸送機オスプレイが大阪(伊丹)空港に緊急着陸する事故が起こった(二〇一九年四月一日)。同空港の周辺市は、事故情報が国から伝えられなかったことに抗議し、市街地に位置し、安全への配慮が特に求められる空港にもかかわらず、着陸を許可したことについても抗議文を提出した。しかし、事故原因、空港までの飛行ルートなどが明らかにされることもなく事故機は離陸した。事故軍用機がどういうルートで飛来したかは、住民の安全を考えるうえで重要問題だが、兵庫県はそれを問うこともしなかった。
その後も、三田市(一九年三月)、加古川市(二〇年六月二十九日に四回)でオスプレイの飛行が目撃されており、日常的に兵庫県上空を飛行していると思われる。
兵庫県ホームページには、防衛省近畿中部防衛局から提供された「オスプレイ飛行情報」を掲載しているが、「岩国を離陸し、横田に着陸予定との情報が入りましたのでお知らせいたします」という程度のもので、兵庫県上空を通過したのかどうか、どういうルートかは触れられておらず掲載の意味は小さい。しかも、今年になってオスプレイ飛行が活発化しているのに、昨年八月以降の更新もなく兵庫県が真剣に向き合っているとも思えない。
兵庫県は、県民の平和、安全よりも、国の防衛方針、安保政策を優先させる態度をとっていることが一番の問題だ。それは、兵庫県が管理する姫路港にアメリカの軍艦を三度(二千一年八月、三年十一月、六年八月)も入港させた中で示された。入港申請した米軍艦に対して、神戸市・神戸港と同様に「非核証明書」を求めるように声があがり、県知事自身も「核兵器に対する県民の不安を払拭するため」「県民の平和と安全を守る立場から」と「非核三原則に係る状況について」米側に回答を求めた。米国からまともな「回答」がなかったが、「現行の枠組み、米政府の基本的な考え方というものを前提に判断したい」「すくなくとも日米安保条約上の相互関係からすると特定の理由なしに拒否をする理由がない」(記者会見)と、入港を認めてしまった。兵庫県は、県民の平和、安全よりも、「米政府の基本的な考え方」「日米安保条約上の相互関係」を優先するという態度をとった。

子どもたちを「軍事組織」に送っていいのか

安倍首相が、全国の自治体が自衛隊の隊員募集事務に非協力だと非難したことを契機に、兵庫県内でも積極的に協力する自治体が増加している。兵庫県の市町のほとんどは、住民基本台帳の「閲覧のみ」を認めているが、今年二月、神戸市長は防衛省自衛隊兵庫地方協力本部と「募集対象者情報の提供に関する覚書」を取りかわし、氏名、生年月日、性別、住所の「四情報」を電子データに加工し、自衛隊に「提供」した。西宮市、芦屋市、尼崎市でも電子データでの提供が行われるようになった。住民基本台帳法では、「閲覧」と「提供」を明確に区別し、市長が国の機関に「四情報」を「提供」することは認めていない。その上、個人情報保護条例に基づいて審議会に諮問されず「四情報」の「提供」を「覚書」のみで実施することは、プライバシー権の侵害にあたり憲法違反の重大な疑義がある。
兵庫県では、中学二年生を対象にした職業体験「トライやる・ウィーク」の受け入れ先に自衛隊が選ばれている。昨年だけでも、県内六十二校で二百五十九人の生徒が自衛隊で活動している
生徒たちは、十キロのリュックを背負っての歩行訓練、ヘルメット・迷彩服を着用して、顔にドーランを塗る「ドーラン大会」を行うなど軍事訓練そのものを体験させられている。自衛隊に対する賛否の問題ではなく、子どもたちが「軍事組織」に送り込まれていることの是非が問われる。

東アジア、日本海に接する兵庫県の役割ますます大きく

広島、長崎、沖縄は、平和を象徴する自治体として有名で、平和の発信で大きな役割を果たしている。兵庫県も、国内外に「平和を発信する県」となる条件が大きい。
憲法が輝く兵庫県政の会は、先の県知事選挙で、「平和にこだわる県政」を公約にかかげ、「非核・平和条例を制定し、『平和発信基地』となる」「多面的な自治体外交を展開して『非核北東アジア』づくりに貢献」などを提案した。
日本政府が「敵基地攻撃能力」を持とうとし、戦争が起きかねない緊張関係が増大する北東アジア、日本海に接する兵庫県の役割は、これまで以上に大きくなっている。
国連が「ミレニアム・フォーラム」(二〇〇〇年五月)の結論として、世界の政府が採用するように提言した非核「神戸方式」を四十五年も継続する神戸市も存在している。
兵庫県は、「北東アジア地域自治体連合」(六か国/中国・日本・モンゴル・韓国・北朝鮮・ロシアの七十八自治体が加盟)の活動に加わっている。一九九三年に発足した同連合は、「世界平和に寄与することを目的」とされている(兵庫県ホームページから)。
兵庫県は全国四十二番目の遅さながら二〇一七年に非核宣言を行った。兵庫県はじめ日本海側十六府県の非核宣言を実現し(青森県、新潟県が未宣言)、連合加盟自治体との共同で「非核の日本海」をつくることをリードする。「非核の日本海」は、核兵器禁止条約の内容を取りこみ、この海域への核兵器の持ち込み、核兵器積載艦の通行禁止などの措置をめざす。
今、米軍艦の寄港すらできなくしている非核「神戸方式」に着目して、韓国での実施めざす平和団体(釜山SPARK)と神戸市の平和団体との共同の努力がはじまった。釜山市議会で「非核釜山港条例」が提案されてもいる。
「北東アジア地域自治体連合」が、「全ての自治体の交流協力のネットワ-クを形成することにより、相互理解に即した信頼関係を構築」することを兵庫県が実行していくことで果たせる。

(兵庫民報2020年9月20日付)



ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記:「原爆症の後遺障害治療」は「別の傷病」なのか?

副島圀義

九月六日は大阪地裁でSさんの事件。九日は高裁で高橋一有さんの事件。それぞれ二回目の弁論がありました。
ここでは主にSさんの事件についてレポートします。というのも、裁判長自身が「これは先例になるから」と、問題意識旺盛な姿勢を示していたからです。

原爆症と認定され「医療特別手当」を受けていたSさんに対して、五年後に大阪府が「認定疾病については要医療性がなくなった」ということで「特別手当」に格下げしたことをめぐって提訴されました。
認定疾病の治療に伴って十分ありうる後遺障害への治療が継続しているのに、「最初に認定した『疾病』を狭く限定するような法運用は適切なことなのか?」が争点になっています。
胎内被曝であったSさんは下咽頭がんになり「声を失いたくない」と放射線治療と化学治療、ごく限定的な切除の組み合わせで声帯を温存。難しい施術自体は成功したとのことですが部位が部位ですから、嚥下障害や甲状腺機能低下症での治療を継続中です。
このような場合、「最初に認定した疾病とは別の病気になった」という法運用がたいへん機械的なものであった、と判断すべきではないでしょうか?
そこには、今年二月の最高裁のような「経過観察は治療ではない」というような機械的判断の問題とも、異なる問題があります。
原告側は過去の司法判断も引きながら「認定疾病の治療に伴う通常の後遺障害の治療は認定疾病の治療の継続とみるべき」と主張します。
裁判長は被告側に対して「このようなケースについての事務手順はどうなっているか?」とも問うていました。

「原爆症認定はしても、できるだけ早く打ち切ってしまう」行政の在り方にもメスをいれる、あらたな課題が浮かび上がってきたといえそうです。

九日の高橋さんの控訴審で裁判所は、原告弁護団からの、真鍋医師を証人とする申請を却下しました。
これに対して弁護団は「やるべきことをやりつくす構えで臨む」との決意を披歴しました。
「日本の司法が、被爆の実相にきちんとむきあうようにしていくのも『国民の不断の努力』(憲法十二条)によるのだ」と、あらためてうけとめたことでした。

(兵庫民報2020年9月20日付)


兵庫労連第60回定期大会:コロナ禍のなか、今こそ労働組合――すべての労働者を視野に組織と要求前進させ未来拓こう


兵庫労連は第六十回定期大会を九月十二日、神戸で開催しました。コロナ禍で規模も縮小、時間も短縮するなど工夫して開きました。
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成山太志議長は開会挨拶で「コロナパンデミックで弱肉強食の〝新自由主義〟路線ではダメなことが誰の目にも明らかになった。兵庫労連は昨年結成三十年を迎えたが、結成以来一貫して規制緩和、社会保障改悪など新自由主義路線とたたかってきた。安倍首相は病気理由に退陣表明したが、あらゆる分野で行き詰まり、コロナ対策でも疑惑でも国民の世論と運動で追い詰められた退陣だ。次期首相と言われている菅氏は消費税増税を言い出した。コロナで労働相談も多く、今こそ労働組合が求められる時。組織拡大でも奮闘しよう」と訴えました。
土井直樹事務局長が運動方針を提起――「新型コロナウイルスを克服し、『安倍改憲』を阻止し、憲法がいきる社会を。雇用を守り、八時間働いて人間らしく暮らせる社会を。すべての労働者を視野に組織と要求を前進させ、未来を切り拓こう」と提案しました。
コロナ禍のなかで雇用と賃金守り、生活を守るたたかいを職場からおこすこと、最低賃金の大幅引き上げへ最低生計費調査を本格的にとりくむこと、総選挙、知事選・神戸市長選など政治を変えるたたかいをすすめること、組織拡大へとりくむこと―などを提案しました。
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討論では十三人が発言しました。
*コロナによる集会・行動の中止など制約の中で苦労。会議を再開し、たたかいを再開した。
*街頭宣伝も、配布でなくスタンディングにするなど工夫した。
*学校休校での非正規・給食調理員へ休業補償を求め、休校中も子どもたちの見守り登校のとりくみを続けた。
*今の学校は密。分散登校で少人数学級の必要性を実感し、少人数署名に共感が広がっている。
*組合結成や拡大でも、非正規や若い人の切実な要求・声を丁寧に聞くことからはじめ、相談に乗り、いっしょにたたかうことが大切。
*組合員獲得、裁判闘争、非正規の正社員化署名などの職場でのたたかいを報告。ストライキ・集会を開催し春闘賃上げをたたかった。
*問題が起こると、たたかった歴史が生きて、いざとなったら全労連組合に相談が持ち込まれている。
*地域労連の地方議会への全国一律最賃実現の意見書を求める陳述など、地域からの取り組み。
*兵庫労連のハラスメント調査を通じて労組のある職場でもハラスメントがある実態があきらかに。ハラスメントをなくそうととりくんでいる。
*コロナでの派遣切りもある、労組教育としても十九日上映の映画「時の行路」の活用を。
―など、各職場・地域での労働組合の役割とたたかいを交流しました。
*
大会提案議案の採択の後、特別宣言を採択、成山太志議長の音頭で「団結ガンバロー」で閉会しました。役員には、成山太志議長、土井直樹事務局長、事務局次長には岡崎史典氏、西村貴史氏らが選ばれました。

(兵庫民報2020年9月20日付)

こむら潤「危険、迷彩から癒やしの色へ」:こんにちは♡こむら潤です!(7)


工事現場などで〝危険!〟と書かれた看板は、何色でしょうか。たいてい黄と黒のストライプで表されています。鮮やかな黄色と最も対比の激しい黒と交互に並べることで、見る人に注意を喚起する効果があります。それよりも危険度が高く、禁止や緊急を表す色は赤。これらは太古以来、自然界からの教訓で、人間が共通して感じる「色の効果」です。赤は火や血液の色、黄色と黒のストライプは毒針を持つハチの体色です。
ハチだけでなく、毒を持つ生き物には、文字通り「毒々しい色」をもって自分は有毒だと敵に知らせる種がたくさんいます。驚いたことに、ハチではなく毒も持たないのに、ハチに体形も色も似せることで、敵に襲われないようにしている昆虫もいます。アブや蛾の仲間です。一体だれがどうやって、ハチが毒を持っていると知り、アブや蛾に擬態させたのでしょう。自然界はまだまだ謎がいっぱいです。
同じ黄と黒のストライプで危険な動物と言えば、トラです。しかし、トラのストライプは藪の中に体を溶け込ませ、目立たないようにするためだとか。動物園で歩くトラを見ていると派手な毛色としか思えませんが、森林や茂みでは立派な迷彩色なのですね。
さて、昨年から今年にかけての流行色は「アースカラー」―ベージュやカーキ、ブラウンなど落ち着いて穏やかな天然色です。母なる大地や海の色は、コロナ禍で不安な心を癒す効果があるのかもしれません。
(衆院近畿比例・兵庫8区予定候補)

(兵庫民報2020年9月20日付)

大門みきし「今度こそ新自由主義からの転換を」:連載エッセイ54


菅義偉さんは、私が対峙する九人目の首相です。ただ、一人目の森喜朗さんは、クリントン米大統領(当時)に「ハウ・アー・ユー(お元気ですか)?」と言うのを間違えて「フー・アー・ユー(あんた誰)?」と言ってしまうような人で、対決する前に自滅しました。
二人目の小泉純一郎さんからが本格的な論戦相手でした。彼は弱肉強食の新自由主義(構造改革)を一気に押し進めました。当時、新自由主義と正面から対決した政党は日本共産党だけでした。
小泉さんの跡をついだ安倍晋三さんは病気で辞任。そのあと福田康夫さん、麻生太郎さんと首相が代わりましたが、新自由主義がもたらした貧困と格差の拡大を放置し、とうとう自民党は民主党に政権を奪われました。しかし民主党政権(鳩山、菅、野田首相)も、新自由主義的政策を堅持したうえに消費税増税に道筋をつけるなど、国民の期待を裏切りました。
政権を奪還した安倍晋三さんは株価引き上げの「アベノミクス」で国民に幻想を振りまきながら、雇用の流動化、社会保障削減などさらに新自由主義を徹底しました。そしてまた「自助」を第一に掲げ新自由主義を継続しようとする菅政権が誕生します。
しかしコロナ禍をうけて新自由主義にたいする国民の批判が強まり、立憲民主党も新自由主義批判の立場を明確にしました。総選挙にむけて市民と野党の共同をさらに広げるなら、今度こそ新自由主義からの転換は可能だと思います。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2020年9月20日付)

兵庫山河の会〈九月〉

百歳を目指して生きる母なれば娘を気遣い施設で笑顔
 加藤やゑ子

炎天下虫網もちて走る子ら日本の未来に希望をみたり
 山下 勇

あと六つ批准国が増えていく希望に輝く核廃絶を
 西澤 愼

十年かけ老いて死ぬるを教えしや母なき夏の木槿の白よ
 山下洋美

置き配というシステムに慣れていき今や欠かせぬ生活のすべ
 新井 幸

コロナ禍に自粛自粛と耳にタコおかげで苦なく粛の字書けり
 岸本 守

外壁にしがみつきたる空蝉の背なに小さき割れ目の残る
 塩谷凉子

コロナ余暇読書にあてむ予てから心にとめゐむ亡夫の蔵書を
 石井敏子

バスからの見慣れた街も旅のよう塀からのぞく木槿の白さ
 古谷さだよ

万全を期して開いた研修会講師のはなしは輝く未来
 大中 肇

ひまわりの小さいながら凜と咲き我が家の庭を明るく照らす
 鵜尾和代

為政者の資質品性あらわにし新型コロナは世界をかける
 古賀悦子

(兵庫民報2020年9月20日付)


亀井洋示「モリ・カケ・サクラ――アベソンタク号 勝ち馬にのる」



(兵庫民報2020年9月20日付)

観感楽学


元海員組合役員の藤丸徹さんが驚くべき体験を報告されている(本紙九月十三日付)。米領事らが労組を訪問し、米軍艦の神戸港寄港、非核「神戸方式」廃止を打診してきたという▼米国の神戸港への干渉が始まったのは一九九九年十一月。駐日米国大使が来阪、大阪府と兵庫県の地方議員を集め、「米艦の神戸港寄港が願い」と露骨に圧力を加えた。以後、米海軍長官、第七艦隊司令などから同様の圧力がつづく▼米大使が十六社の米企業代表を引き連れ神戸港を視察。「米軍艦が入港できないことで反米的ととられビジネス面でマイナス」と震災後に苦闘する神戸経済界、神戸市に、企業進出をエサに米軍艦寄港を迫る卑劣な圧力も▼関西在住の報道各社代表をわざわざ伊丹空港から北海道沖で演習中の空母に運び、第七艦隊司令、在大阪・神戸総領事が同艦上で記者会見を行い寄港要求▼米総領事が神戸港の労働状況の視察名目で神戸港湾、海員組合、連合兵庫を訪問し、「艦船入港に反対すると反米的ととられる」と圧力発言▼手を変え品を変えの自治体の措置への外国からの干渉。きっぱり反対した藤丸さんのように神戸市、神戸市民も毅然とした意思表示を。(K)

(兵庫民報2020年9月20日付)