2020年6月14日日曜日

「せめて学費免除を」「大学院生にも給付を」:新型コロナ:民青同盟が学生生活アンケート


民青同盟兵庫県委員会は新型コロナ学生生活実態調査アンケートに返信用封筒をつけて学生アパートに五百枚配布。回答が返送されてきています。

学業・大学生活

「学業や大学生活への影響、不安なことなど(オンライン授業、実習、留学、サークル・部活、友達ができるか不安など)」については――
「授業料を自分でも貯めて払っていたから、バイトもそうだし、学校に行けないのも困ります。せめて学費の免除をしてほしい」
「留学プログラムを夏に予定していたが、中止となり、いつ行けるか不安。留学は必修の一つなので、必ず行かなければならないが、就活などと重ならないか心配」
―などの声がありました。

経済・就職

「経済面への影響、その他、生活や将来への不安など(授業料の支払い、奨学金、一人暮らし、アルバイト、家族の経済状況、就職活動など)」では――
「アルバイトが長期休業になったため生活に不安がある。就職活動に大きな影響が出ているので非常に心配だ」
「実家は自営業を営んでいるのですが、コロナの影響で客足がぱったりと途絶え、収入がないどころか、支払いばかりで学費が支払えなくなってしまいました。生活も残り少ない貯金を切りくずして生活しています。アルバイトもコロナの影響で一切なくなり、現在収入源がありません」
―など深刻な実態も寄せられています。

政治・行政への要望

「政治への要望、政府や自治体、議員に伝えたいこと」は――
「勉学が忙しい大学院生等はもとからバイトをできる状況ではなく、奨学金等で生活している状況です。『バイトの収入が減った』『大学生、専門学生』だけではなく、大学院生も対象に入れたような給付金を用意していただけたら嬉しいです」
「責任という言葉を軽く扱わないでください」など痛烈な声も寄せられています。

外国人留学生から

外国人留学生からも返信があり「研究期間として一年間のビザで滞在している。ビザを延長したいがこれは留学生にとってはハードルが高い問題」「収入がなくてアルバイトを探しているがコロナウイルスの影響もありなかなか見つからない。日本での生活が厳しい状況になりつつある」など切実な声が寄せられています。
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民青同盟兵庫県委員会では引き続き実態を集め、行政に届けることを計画しています。
(上園隆=民青同盟兵庫県委員長)

(兵庫民報2020年6月14日付)

兵庫県が新型コロナ対策で6月補正予算案:PCR検査1500件/経営継続支援金上乗せなど:県民の声で前進 第2波に備え充実を

兵庫県は六月五日、新型コロナウイルス感染症対策に関わる六月補正予算案を発表しました。

検査・医療体制

PCR検査について、県は、五月二十一日の対処方針で一日あたり千件の処理能力を確保することをめざすとしていましたが、今回の発表では、現在一日あたり二百件の県健康科学研究所の検査能力を七百二十件引き上げ、全体で一日あたり千五百件の処理能力を確保するとしました。日本共産党県議団は検査処理能力の抜本的引き上げを、繰り返し申し入れてきました。
地域外来・検査センター(PCR検査センター)は、阪神・東播磨・淡路と保健所設置五市(神戸市、尼崎市、西宮市、明石市、姫路市)に設置するとしました。
また、新型コロナウイルス感染症患者を入院させる一般病院や、病棟ごとに入院病床を確保する重点医療機関に対する空床補償単価をこれまでの一床あたり三万六千三百五十円から、最大三十万一千円と大幅に引き上げました。

休業補償・支援金

休業要請事業者経営継続支援事業(中小企業最大百万円、個人事業主最大五十万円)について、県はこれまで緊急事態宣言の延長にともなう休業要請延長では新たな支援の追加は行わないとしていましたが、今回、休業要請期間延長の事業者には、最大三十万円の上乗せをするとしました。
外出自粛要請などにより売り上げが減少している飲食店や宿泊施設などによるテイクアウトや新商品開発などの新たな事業展開に対し十万円の補助を行う「がんばるお店・お宿応援事業」については、対象を二千件から五千件に拡充するとしました。
党県議団は、経営継続支援金について休業要請延長にともなう上乗せなどを求めており、今回の補正予算案で実った形になりました。しかし、経営継続支援金は五月末現在で、約一万五千件の申請に対し、わずか一割の千五百件の支給にとどまっています。大型スーパーや行楽施設の休業でテナントの飲食店などが休業を余儀なくされても、休業要請の対象ではないとして支援金が支給されないなど、依然、様々な線引きにより対象が狭められています。
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党県議団は、県民の声によって前進した施策を評価しつつ、六月議会では、第二波にそなえた、検査・医療体制のさらなる充実、休業等により減収を余儀なくされているすべての中小業者、個人事業主などへの十分な補償と迅速な支給、少人数授業など感染防止策をふまえた子どもの教育環境の改善などを求めていきます。

(兵庫民報2020年6月14日付)

国の持続化給付金:神戸市が申請支援窓口:党市議団も「丁寧な対応」申し入れ

神戸市は、新型コロナで売り上げが半減するなどした事業者に国が支給する持続化給付金の申請サポート窓口を、市内十二カ所に開設しました。
持続化給付金(中小法人に上限二百万円、個人事業主に上限百万円)は、電子申請のみで、多くの事業者が「申請のしかたがよくわからない」などと困っていました。
市の申請サポート窓口は、各区役所など十二カ所。市内にはこれまで、経済産業省の窓口が二カ所あるだけでした。
申請サポート窓口は、予約制で、事業者が持参した必要書類、資料をもとに行政書士や市職員がその場で入力し、申請完成までサポートします。事業者はメールアドレスが必要です。
持続化給付金は、民主商工会や日本共産党議員、事務所にも中小業者から相談が多く寄せられています。党神戸市議団は、市長への申し入れで、持続化給付金申請の窓口を増やし、実態に寄り添う柔軟で丁寧な対応をするよう求めていました。

(兵庫民報2020年6月14日付)

深江日本共産党後援会、きだ県議・松本市議が「青空相談会」:街の人の声をしっかり議会へ:神戸・東灘


神戸市東灘区の深江日本共産党後援会と、きだ結兵庫県議・松本のり子神戸市議は六月六日、阪神深江駅前で「青空相談会」を開催しました。地域に案内ビラを配り、開始前には各種の応募・申請要領などを準備しました。十人が相談に訪れました。
外国人のシングルマザーは「先日、県営住宅の当選ハガキが来たが、失業中のため収入を書けない。収入を書かないと当選が無効にならないか」と相談。松本市議がその場で県営住宅の管理センターに連絡をして、「失業していても入居できる」と確認をとりました。
肢体不自由の障がい者は「作業所に週五日通っていたのが、コロナの関係で二日になり、収入が減ってしまった。いつ元に戻るのだろうか」と相談。きだ県議は「県の補正予算案で工賃が減少した就労継続支援B型事業所利用者への支援が予定されています」と紹介しました。
喫茶店の店主は「持続化給付金・休業要請支援金・家賃減額支援金程度では、やっていけない」と訴えました。きだ県議は「県議団、市議団とも、休業要請延長にともない引き続き支援を行うよう要望していたことが実現。県の六月の補正予算案に休業要請支援金の第二弾が盛り込まれています」と紹介しました。
相談を終えて、「これでがんばっていける」という声も聞かれました。
「青空相談会」に取り組んだ後援会会員は、街の人の不安や心配事などの声をしっかりと議会に届けていくために、「青空相談会」を続けていきたいと語っています。
(小谷正男=深江日本共産党後援会)

(兵庫民報2020年6月14日付)

川重明石工場の派遣切り・雇い止めなど日本共産党が労働局と懇談:コロナ渦中、大企業に社会的責任果たさせよう

日本共産党兵庫県委員会は六月四日、兵庫労働局と懇談を行いました。新型コロナの影響のもと雇用を守る問題で事前に要請していたことへの回答を受けるとともに、同席した日本共産党川崎重工委員会から川重明石工場での派遣切り・雇い止めの問題について訴えました。
要請項目は、①コロナ感染拡大のもとで労働者の雇用を守り、大規模な派遣切り・雇い止めをさせないこと②雇用調整助成金の申請手続きを申請しやすく簡素化し支給を急いで行うことの二点。
今回の懇談で兵庫労働局は次の回答がありました。
―①この間、自粛要請を受けて休業が広がるなか派遣切り・中途解雇のおそれがあるとして、派遣元事業所、派遣受け入れ先事業所に対し、一方的解雇は違法であると法令遵守を説明する資料も作成し、啓発・指導を徹底してきた。個別企業へも働きかけを行ってきた。
―②雇用調整助成金の申請は急増、窓口・電話での問い合わせも増えている。三宮の専門窓口だけでなく県内全てのハローワークで対応し、郵送の申請もできるようにする。計画書を不要に、計算表も用意、簡素化しオンラインで申請も受けられるようにする。労働局の人員減の中でも対応に集中している。
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党川崎重工委員会は、労働者からの聞き取った明石工場の実態を次のように報告しました。
―会社関係者や派遣企業は「派遣切りではない、期限満了で終了するもので違法性はない」と言っている。しかし七年も継続して働いている方もおり、生産を担う貴重な労働者を雇用の調整弁のようにするのは問題だ。
―川崎重工の県内各事業所で調整すれば切らないでもやっていける。また、三年しばりの法改正のあと正社員化の試験とともに、正社員化を申し出なくていいように三年未満に工場内で移動させている。
―派遣労働者は、派遣企業が用意した宿舎に寝泊りしており、また、雇止めされた労働者は、川崎重工に変わる次の就業先が劣悪な労働条件でも受けざるを得ない。
こうした状況から日本共産党兵庫県委員会・川崎重工委員会は、大企業の社会的責任を果たさせるとりくみを労働局に求めました。
労働局側は、「リーマンショック後、派遣法は改正されているが、法違反がない限り、お願いしか言えない」と説明。
党側は、「働く人は正社員が当たり前、雇用を守るルールを確立する必要がある。引き続き大企業に社会的責任を果たさせていくため協力していきたい」と激励しました。

(兵庫民報2020年6月14日付)

日本共産党国会議員団兵庫事務所だより:但馬牛を守れ

畜産農家は、子牛を市に出す繁殖農家と、子牛を育てる肥育農家があります。繁殖と肥育の両方、あるいは販売まで手掛ける農家もあります。
高級和牛肉は八割が外食とインバウンド需要と言われます。中でも「神戸ビーフ」は海外向けの旅行誌などで紹介され、大人気となり、価格も上昇傾向になったそうです。
今年、新型コロナで外国人観光客がほぼゼロになり、高級肉が売れなくなりました。
また、これまで来ていた業者が市に来られなくなり、セリが低調になり、子牛価格が下落しました。
肥育農家には、「牛マルキン」(肉用牛肥育経営安定交付金制度)という、価格が下落した際に差額を補填する共済制度があります。但馬牛はこれまでほとんど「牛マルキン」の対象になりませんでした。それが今回は対象になったことも、事態の深刻さを示しています。
地元の日本共産党議員団は、自治体が牛を農家に貸し付けている場合の無利子・返済猶予を求め、実現させました。自治体は授精費用補助も行っています。
なお、現場では数年前から不安が出ていました。
一つは嗜好が変わってきていること。高級牛肉の価格が高騰し、客離れが進んでいるといった、消費者の動向です。
もうひとつは、「政治」です。農協の担当者は、中国経済が下降局面に入ったことと合わせ、安倍政権が日韓関係を悪化させたこと、TPPやFTAの合意で、外国産牛肉の輸入を増加させたことを挙げました。
実際、昨年の五月頃から和牛肉の消費が伸び悩み、十月の消費税増税前後から肉の価格が下落しはじめ、年末もその傾向が止まらなかったといいます。
関係者は、「コロナの影響も大きいが、輸出やインバウンドに傾注した今のやり方は考え直す必要がある」と話しています。

(兵庫民報2020年6月14日付)

コロナ災害を乗り越える/いのちとくらしを守るなんでも電話相談会:緊急対応を望む声次つぎ


コロナの影響で生活や生業に不安を抱えている方が急増するなか、六月六日、全国一斉の「コロナ災害を乗り越える/いのちとくらしを守るなんでも電話相談会」が実施されました。
兵庫では県社保協、自由法曹団、生健会、兵商連、兵庫労連が実行委員会を結成し相談に臨みました。当日は弁護士や各団体の役員が相談員となり対応しました。
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午前中から電話が鳴り、フリーランスの方から持続化給付金の申請の仕方の質問や、労働者から休業補償をしてもらっているが六割だけなので十割もらいたいなど切実な相談が寄せられました。また、仕事が減ったという相談も複数あり、お金が足りない、ほかの仕事をしてもいいのかという相談もありました。中には、十万円の給付金を申請したがいつ頃支給されるのかという質問もあり、市民の生活が厳しい状況になっていることが改めて浮き彫りになりました。相談員はそれぞれ専門的知識をいかしアドバイスをしていました。
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国や行政は、給付金や融資など支援を行っていますがまだまだ足りず、本当に必要な人に届いていないのが現状です。相談を寄せられた方に「国の対応を評価しますか?」とアンケートを取りました。「評価する」という回答はなく、「評価しない」「どちらでもない」という答えばかりでした。国に望む施策を問うと、「困った人に早く支給してほしい」「失業者対策を」と緊急対応を望む声が聞こえてきました。安倍政権はこの声を聞く必要があります。
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八月、十月にも相談会を行う予定となっており、実行委員会は引き続き相談活動を通じて市民の切実な声を聞き、必要な支援を求めていきます。
(なんでも電話相談会兵庫県実行委員会事務局 土井直樹〈兵庫労連〉)

(兵庫民報2020年6月14日付)

亀井洋示「怪人トランペイ」


(兵庫民報2020年6月14日付)

アメリカ・中国の人権侵害許せない:民青県委員会がスタンディング


日本民主青年同盟兵庫県委員会は六月六日、神戸・元町駅前で「香港加油」「Black Lives Matter」などのプラカードを掲げ訴えました。

(兵庫民報2020年6月14日付)

「原発をやめ自然エネルギー発電へ」の語り部広げる連続講座⑩:四国電力・伊方原発三号機の差し止め判決の意義を学ぶ


原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会が主催する「原発や自然エネ問題」の第十回講座が六月四日、兵商連会館で行われました。今回は、二〇二〇年一月十七日に広島高裁が出した「地震と火山の両方の危険を強調した、住民側の全面勝訴」判決についての解説でした。
電力兵庫の会の速水二郎さんが講師を務め、まず、伊方原発は日本の他の原発と異なる点として、①太平洋・日本海とは違い大事故で瀬戸内海全体が汚染される危険性があること、②日本最大の断層である中央構造線上にあること、③十数年間に必ず発生する東南海地震エリアに近接していること、④最大のカルデラ火山の阿蘇山が近いこと、などの特徴を説明しました。
また「日本一細長い」とよばれる佐田岬半島の原発以遠には約三千八百人が住まい、内閣府が指示する緊急時避難方法では、なんと原発の前を通り七十キロメートルも離れた松山市へ自家用車で避難せよとされている問題点も指摘しました。
以上を前提に、広島高裁判決は、活断層について、(国がほとんど調査していない断層なので)四国電力が「十分な音波調査をした」と主張したのに対し、「音波調査では不十分」と指摘。火山噴火については、四国電力が想定する噴出量を大きく超える数十立方キロメートルが噴出すると断定。ただちに運転の停止を命じたと解説しました。
速水講師は、憲法が三権分立を定めているとはいえ最高裁判所の管理体制のもと、個々の裁判官が自分の自由な判断ができない状態にあるといわれる今日、こうした判決が出されたきっかけとして、二〇一四年五月二十一日福井地裁(樋口英明裁判長など三判事の合議)による大飯原発三、四号機運転差し止め判決の意義も語りました。
樋口判決は「安全のうちに生きる権利である人格権は憲法上の権利であり、これを超える価値は他にはない。原発の稼働は法的には電気を生み出す一手段である経済活動の自由に属し、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるべきだ」と明快に論じました。
とりわけ「多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題を並べて論じるような議論に加わったり、その議論で当否を判断するのは許されない」「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、(原発事故で)これを取り戻すことができなくなることが、国富の喪失であると当裁判所は考える」……つまり「お金の問題ではなく、命の問題だ」と明解に示しました。
今回の広島高裁による伊方三号機差し止め判決もこうした原発訴訟の新しい流れで、「もう原発はやめよう」の世論が圧倒している背景があることに確信を持とうと締めくくりました。
このあと参加者との質疑もあり、さらに福島原発の汚染水海洋放棄問題も互いに意見を出し合い理解を深めました。

(兵庫民報2020年6月14日付)

ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記

久しぶりの「当たり前の判決」

副島圀義

ここしばらく、国に忖度したような判決が続きましたが、六月三日の大阪地裁判決は、Nさんの訴えを認めました。

Nさんは長崎で四歳のときに爆心地から三・六キロメートルの屋外で被爆。翌日、翌々日、三菱兵器工場にいたおじさんを探すお母さんに連れられて爆心地近くに入ります。
乳がんを発症して原爆症認定を申請しますが、「国が積極的に認定する範囲とした三・五キロメートルを百メートル超えている」と却下されました。
爆心地近くに入ったことはご本人の原爆手帳には記載していたのに「家族の中には入市のことを書いていない人もあるから信用できない」などと国は言いがかりをつけ、裁判所も「入市の事実は認めがたい」と追随しています。
また「百メートルの差」による機械的な線引きへの直接的な批判もありません。

にもかかわらず、裁判所は――「被爆直後の粉塵などによって放射性物質を体内にとりこんだ可能性がある」「大やけどを負ったおじさんを一カ月にわたって自宅で看病したお母さんを手伝い、二次被ばくした可能性もある」「被ばく線量がどの程度かを認定することは困難であるが放射線起因性は否定できない」「加齢、肥満という危険因子があるとしてもその影響は決定的ではない」―として、原爆による発病と認めました。

国の賠償責任を認めなかったことも含め、問題の残る判決ではありますが、いわば「当たり前のことを認めた判決」だと言えそうです。
そもそも、多少ともヒロシマ・ナガサキを知っていれば、爆心地からの直線距離だけで放射線被ばくの影響を線引きすることなどできるはずがありません。当時の被ばく線量の推計がきちんとできるわけもありません。
この間、後退しかかった司法のあり方を改める転換点になってほしい判決、と受け止めた次第です。

(兵庫民報2020年6月14日付)

宮本たけし「東奔西走」:武富士とたたかった仲間・宇都宮さん


初めて『#大阪の共産党です!』(You Tubeの「JCP大阪チャンネル」)に出演しました。そこで語った参院議員時代の「武富士」追及話(25分35秒ごろから)が四万回を超えて再生されているとか。


そこへ宇都宮けんじさんが都知事選への出馬を表明されました。私と宇都宮弁護士は十七年前、ともに「武富士」とたたかった仲間でした。
「武富士」は暴利をむさぼり庶民を泣かせるとともに、その経営体質を批判する出版社やフリーライターに対して莫大な金額の名誉毀損訴訟を起こしました。このようなやり方を「スラップ訴訟」といいます。
二〇〇三年三月、私が入手した内部資料には、「武富士」が警察と癒着している事実が示されていました。この時の参院個人情報保護特別委員会における「武富士」追及は、まさに体を張った追及でしたが、追い詰められた政府は合計十四名の警察官に合計一千枚近いビール券が贈られていた事実を認め、三人の警察官を処分せざるをえなくなりました。
処分者まで出した警察は「武富士」に対する捜査を進め、その年の十二月、ついに盗聴容疑で武井会長が逮捕される事態となったのです。
裁判では有罪判決が確定していますから「名誉棄損」など成り立ちません。結末は「武富士」の側から裁判を取り下げ謝罪するという結果になりました。
(日本共産党前衆院議員)

(兵庫民報2020年6月14日付)

『北の果ての小さな村で』:遥か遠くに確かにある小さくて温かな場所での物語:神戸映画サークル協議会6月例会


『北の果ての小さな村で』は、世界で一番大きな島グリーンランドの約八十人が住む極寒の地の村を舞台にした物語です。
デンマークに生まれ育った二十九歳のアンダースは、小学校教師になるためにグリーンランドに旅立ちます。
一面雪と氷に覆われ、色とりどりの家が並ぶ小さな集落で彼は、すぐに生活面での不便に直面します。教師として、授業に集中できない子どもたちに苛立ち、家庭環境を心配します。
当初はなじめずにいたアンダースも徐々に村人たちに受け入れられ、彼らの価値観を理解するようになります。
猟師になることを夢見る教え子のアサーを伴って、村の男たちと犬ぞりで狩りに行くアンダース。
美しく厳しい自然の中での体験はアンダースの心を、開放していきます。
新型コロナウイルスの影響で閉塞感が覆う現在、この地球上に存在する圧倒的な自然の美しさ、のびやかに生きる人々の姿をスクリーンでご覧ください。
(宮下暢子=神戸映画サークル協議会)

映画『北の果ての小さな村で』(2017年フランス/94分)

6月19日(金)・20日(土)①11時②14時③16時30分④19時/神戸アートビレッジセンター KAVCホール(定員54名)/一般1,300円/★コロナ対策のため今回は電話予約が必要です。参加日時を6月18日までにご連絡ください/☎078‐371‐8550、URL http://kobe-eisa.com/



(兵庫民報2020年6月14日付)

みんぽう川柳〈五月〉「晴れ」選者 島村美津子

特 選

五月晴れ全国一斉ひきこもり
 神戸市 伊藤マツ子

【評】ああこれぞ川柳、くる日もくる日もマスクしてじっとうずくまっていた身には思わず声を出して笑ってしまいました。本来なら悲壮感さえ漂う場面なのに。
次の俊智さんも特選にしたい句です。どれ程汗や涙を流したことか、コロナに一生に一度の夢を奪われた球児の悔しさが、いえ球児だけではない、すべての人に共通する人生にも似て思いやられます。

入 選

晴れの日は悔しい夢の甲子園
 神戸市 川上俊智

晴れてくれコロナにけむる此の地球
 神戸市 山本尚代

コロナ禍でお出かけ日和恨めしい
 神戸市 宇山英樹

コロナ禍で晴れた五月が唱えない
 神戸市 北河豊治

五月晴コロナでこもる口惜しさ
 尼崎市 中内眞佐子

コロナ三密ラインで繋ぐさつき晴れ
 芦屋市 梶原嘉代子

天気晴れどこへも行けずコロナうつ
 姫路市 冨士初美

晴れる日を信じマスクをゆずり合う
 神戸市 玉山歳子

詰め将棋解けてその時晴れあがり
 芦屋市 松田良介

後手々々で晴れ間が見えぬ安倍コロナ
 神戸市 長尾粛正

晴れ望む人類の文明追いつかず
 神戸市 山本信行

雨靴干し青空見つめ深呼吸
 神戸市 小林尚子

コロナ去りアベ去りやっと晴れる空
 神戸市 梶山洋枝

晴れた日は曇天よりも尚寂し
 神戸市 松尾美恵子

みんぽう川柳募集

▽六月の題は「川」、締め切りは六月二十六日▽七月の題は「七夕」、締め切りは七月二十四日▽毎月第四金曜日必着、火曜日には投函してください▽一人二句まで。葉書、メール、Fax(葉書大の枠を書き、その中に)に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、編集部まで。

(兵庫民報2020年6月14日付)


観感楽学

新型コロナウイルスの影響で倒産した企業が六月までに全国で約二百社に上ったとのニュース▼法的手続きをとって倒産した企業は百社以上、これから法的整理の準備に入った会社も全国で百社以上あると書かれていました。有名アパレル会社も民事再生法の適用を申請したとありました。業種別では、ホテルや旅館などが最も多いそうです▼状況は違いますが三十年前の「バブル崩壊」を思い出しました。そのころ私はシステム開発の仕事をしていました。崩壊する数年前の賞与は毎回、数十万円アップ、営業をしなくても仕事の依頼で溢れていました▼ところが崩壊すると仕事がなくなるのは早かった。倒産という言葉もたくさん聞きました。私がおこなっていたシステム開発も中止となり、動作しない未完成で納品しました▼この新型コロナウイルスの影響による経済の打撃はバブル崩壊やリーマンショック以上との話です。「緊急事態宣言は解除されたが、企業の資金繰りの厳しさは当面、続く」とも書かれていました。崩れ去るのは早いです▼国や自治体は、倒産を回避し国民の生活を守るために、もっと支援施策に力を入れないと大変なことになりそうです。(ふ)

(兵庫民報2020年6月14日付)