民青同盟兵庫県委員会は新型コロナ学生生活実態調査アンケートに返信用封筒をつけて学生アパートに五百枚配布。回答が返送されてきています。
学業・大学生活
「学業や大学生活への影響、不安なことなど(オンライン授業、実習、留学、サークル・部活、友達ができるか不安など)」については――「授業料を自分でも貯めて払っていたから、バイトもそうだし、学校に行けないのも困ります。せめて学費の免除をしてほしい」
「留学プログラムを夏に予定していたが、中止となり、いつ行けるか不安。留学は必修の一つなので、必ず行かなければならないが、就活などと重ならないか心配」
―などの声がありました。
経済・就職
「経済面への影響、その他、生活や将来への不安など(授業料の支払い、奨学金、一人暮らし、アルバイト、家族の経済状況、就職活動など)」では――「アルバイトが長期休業になったため生活に不安がある。就職活動に大きな影響が出ているので非常に心配だ」
「実家は自営業を営んでいるのですが、コロナの影響で客足がぱったりと途絶え、収入がないどころか、支払いばかりで学費が支払えなくなってしまいました。生活も残り少ない貯金を切りくずして生活しています。アルバイトもコロナの影響で一切なくなり、現在収入源がありません」
―など深刻な実態も寄せられています。
政治・行政への要望
「政治への要望、政府や自治体、議員に伝えたいこと」は――「勉学が忙しい大学院生等はもとからバイトをできる状況ではなく、奨学金等で生活している状況です。『バイトの収入が減った』『大学生、専門学生』だけではなく、大学院生も対象に入れたような給付金を用意していただけたら嬉しいです」
「責任という言葉を軽く扱わないでください」など痛烈な声も寄せられています。
外国人留学生から
外国人留学生からも返信があり「研究期間として一年間のビザで滞在している。ビザを延長したいがこれは留学生にとってはハードルが高い問題」「収入がなくてアルバイトを探しているがコロナウイルスの影響もありなかなか見つからない。日本での生活が厳しい状況になりつつある」など切実な声が寄せられています。*
民青同盟兵庫県委員会では引き続き実態を集め、行政に届けることを計画しています。
(上園隆=民青同盟兵庫県委員長)
(兵庫民報2020年6月14日付)