2020年3月15日日曜日

日本共産党兵庫県委員会が新型コロナ対策本部設置:地方議員とも連携し、住民の要望を国・自治体へ


日本共産党兵庫県委員会は、新型コロナウイルス対策本部(こむら潤本部長)を立ち上げ、医療、労働、業者、女性団体や教育分野から実態や要望を聞き取るとともに、県内の地方議員とも連携して、取り組みをすすめています。
本部長のこむら潤衆院近畿比例・兵庫八区予定候補(尼崎市議)は、尼崎市内の商店主やホテル関係者から聞き取りました。商店主らは「中国からの仕入れが四月いっぱい止まってたいへん」「商店街の人通りが少ない」、花屋の店主は「この時期は卒業式や入学式、入社式などがあったが、それがなくなり大変」など深刻な実態を語りました。商店街近くのホテルは「イベントの中止が続いている。高校野球も無観客になりそうで、稼ぎ時なのに困っている」と話しました。
県内の地方議員も、地区委員会や党支部とも協力して、住民の不安や要望を聞き取るとともに、行政に伝えたり、申し入れを行っています。引き続き、感染の危険を回避する工夫もしながら聞き取りを行います。
党県委員会の対策本部では、地方議員や地区委員会とも連携して、国と地方自治体にその都度、現場の実態を伝え、切実な要望の実現を要請することにしています。

(兵庫民報2020年3月15日付)

党淡路市委員会、党南あわじ市議団が各市長へ緊急申し入れ

党淡路市委員会と、かまづか聡市議は、新型コロナウイルス感染症対策で三月四日、淡路市に申し入れを行いました。淡路市からは門康彦市長が対応しました。


淡路市委員会の岡田教夫さん(党淡路地区委員長)や、かまづか市議は、兵庫県内で感染者が発生し、不安が広がる中、市民の不安解消と感染拡大を防ぐ緊急の対応が必要であると訴えました。
門康彦市長は、市民へ正確な情報を知らせることについて確約するとともに、要請項目について理解を示しました。確定申告業務の延長については、三市で相談して対処したいと述べました。
淡路市への申し入れ項目は、以下のとおり。
▽医療機関、介護施設、障がい者施設等の衛生用品の不足状況を調査し、マスクなどの不足は政府に供給の要請を急ぎ、市でできることは早急に対応すること。
▽新型コロナウイルス問題による市内の事業者への影響を調査し、必要な融資や助成対策をすること。
▽学童保育に行けない子どもを受け入れる場所・体制を整えること。
▽学童保育での受け入れ体制の充実と、指導員が労働強化にならないよう対応すること。
▽国などから要請、事務連絡があった場合は、地域の実情にあわせ柔軟に対応すること。
▽国税庁が、新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、確定申告の期間を一カ月延長と決定している。淡路市における確定申告業務も延長すること。
▽「帰国者・接触者相談センター」(洲本健康福祉事務所)を夜間も対応できるようにする等、相談体制の強化を求めること。
▽感染者の実態や、国や県の施策、市としての独自施策など、市民に正確な情報を知らせること。
*

日本共産党南あわじ市議団(蛭子智彦・吉田良子両市議)も三月六日、南あわじ市の守本憲弘市長に、新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急申し入れを行いました。

(兵庫民報2020年3月15日付)

加西市がコロナウイルス対策休校で休職の世帯に直接給付


加西市は、新型コロナウイルス感染症予防対策として小学校などが臨時休校、子どもの世話で休職を余儀なくされ所得が減少し、生活が困窮する世帯を支援するための条例案と必要な補正予算案を三月五日の市議会定例会に急遽提出し、即決されました。
この条例は今回の問題だけではなく、今後の台風や地震など災害による臨時休校にも対応する内容になっています。
非課税世帯であることや、ほかの公的支援をうけることができない世帯に対し、賃金相当額の給付金を支給するものです。一世帯あたりの上限額は、一日につき八千三百三十円、一回の臨時休業期間につき十万円。六日から窓口を設けて相談に応じています。
五日の定例会で日本共産党の井上芳弘議員は、「非正規労働者やフリーランスで働く人たちへの直接給付の意義は大きい」として、委員会審議の必要性を指摘しながら、賛成討論を行いました。

国保税子ども均等割の全額免除も

また、加西市は、国民健康保険税の子ども均等割を全額免除とする国民健康保険税条例の改正案も提案しています。
対象者は三百六十六世帯・六百二十七人で、システム改修費と合わせて千六百八十二万五千円を計上しています。
井上議員は「委員会・本会議でも可決の見通しです。民商や年金者組合、社保協の皆さんの運動の成果です」と語っています。

(兵庫民報Web版)

観光客減、イベント中止、材料途絶……コロナウイルス感染症が中小業者を直撃:兵商連が聞き取りもとに県・神戸市などへ要請

兵庫県商工団体連合会(兵商連)は三月六日、消費税一〇%増税と新型コロナウイルス感染拡大の影響から中小業者の営業と暮らしを守ろうと、兵庫県知事と神戸市長へ緊急支援施策の創設・拡充を求めて要請を行い、日本共産党兵庫県議団、神戸市議団と懇談しました。
兵商連では県下の民主商工会(民商)会員から、新型コロナウイルスによる影響について聞き取り調査を実施しました――
「春節に向けて肉を仕入れていたが、観光客が来なくなり困っている」(飲食)
「イベント会場で露店営業をしているがイベントが中止に。いつ収束するかわからず生活が不安」(飲食イベント)
「オリンピックに向け新築ホテルから布団を受注したが、中国での製造が間に合わず国内の製造元をと考えているがコストが高くなる」(サービス)
「半導体の部品製造の下請けをしているが、船便がストップしているため仕事がなくなった」(鉄工)
「三月以降のイベントが組めず見通しが立たない、収入が無くても家賃や光熱費がかかる」(ライブBAR)
―など、観光・宿泊業関連のみならず、幅広い業種、業界に影響が及び、地域経済の深刻な状況が浮き彫りになりました。
要請では、①国の施策の対象になっていない中小業者・フリーランスに対して、固定費(店舗家賃、リース代、従業員給与など)の補助②緊急支援融資を無利子にし、保証料の全額を県、神戸市が持ち、借り換えや条件変更への対応③一斉休校の影響で、休業や納品キャンセルを受けた中小業者・フリーランスの損失補填④感染の影響が収束するまで国保料(税)の免除―の四項目を要請しました。
(畑田貴昭=兵商連)

(兵庫民報2020年3月15日付)


全受労がNHKに申し入れ:コロナ感染拡大防止へ訪問活動の一時中止と補償を

NHK受信料の契約・集金業務に従事する地域スタッフには民間委託法人で働くものと個人請負契約で働くものがいます。
今回のコロナウイルス感染拡大について、民間委託法人で働くものは、雇用調整助成金などの労働者保護法制の対象となりますが、個人請負型で働く地域スタッフは、対象になりません。
NHKは、先月二十日と二十五日の二回にわたって、「マスクを着用の上、訪問業務の継続」を行うように文書で指示を出しましたが、地域スタッフのなかから、自らが感染する恐怖と拡大要因になることを心配する声が上がっています。
地域スタッフの労働組合である全日本放送受信料労働組合(全受労)は、NHKにたいして先月二十一日に、感染拡大防止の観点から、訪問活動の一時中止を申し入れ、活動中止期間について補償を行うように求めました。
NHKは公共放送として「国民の生命と財産を守る」立場に立ち決断を迫りました、組合の活動中止要望には応えていませんが、先月二十九日には「緊急事態宣言」が発せられた北海道では、一部補償が実現しました。
全受労はNHKへの要望と合わせて、国・政府にも労働者と同等の補償を行うように申し入れています。
政府は、個人事業主やフリーランスへは事業資金の貸し付けで対応しようとしていますが、委託請負契約で働くものの実態は労働者と変わらず、自らの判断で働けるものではありません。政府は貸付ではなく、補償を行うべきです。
「雇用によらない」「雇用に類似する」、働き方は今後も増えてきます、本来ならば、雇用関係のもと労働者保護を明確にすべきですが、政府は「二〇三五年~未来の働き方~」の中で、「将来、委託請負での働き方が主流となる」としてこのような働き方を増やそうとしています。
政府に、不安定な働き方を拡大させるのではなく、八時間働けば豊かな暮らしができるように求めていくことが必要です。
(岡﨑史典=全受労)

(兵庫民報2020年3月15日付)


「めっちゃヒマ!何とかして欲しい!」商店街から悲鳴が、こむらさんに:日本共産党国会議員団兵庫事務所だより  

状況を聞きに神戸・南京町を訪れる、こむらさん

「めっちゃヒマ!何とかして欲しい!」。神戸・元町で、こむら潤衆院近畿比例予定候補に声が寄せられます。
「人通りはそんなに減ったように見えへんけど、買い物客はおらへんよ」「外国人客もそうやけど、お年寄りとか地元のお客さんも出かけるのを控えてはるから。早く終息して欲しい」と顔を曇らせます。
姫路では、村原もりやす市議と金田峰生事務所長が商店を訪問。
姫路城近くの大通りに面した飲食店では、「二月は閑散期で、売り上げは落ちる時期だがこれ程までではなかった」「今日は外国人客が一人も来なかった。ここ数年なかったこと」と不安を隠しません。
ある飲食店は「一日二~三万円の売り上げ減です。消費税増税に次いでコロナで本当に厳しい。せめて借りやすく返しやすい小口融資を」と切迫した表情で訴えられました。
また、姫路市が二月二十三日に開催予定だったマラソン大会を中止すると発表したのは同月十九日。今年、連休になったこともあり、二泊分の予約がキャンセルになったケースが少なくありません。また、前日の「激励会」や、当日の「打ち上げ会」がキャンセルなど、他を断って団体客を受けた分、影響は深刻だといいます。
観光だけではなく、輸出入を伴う製造業の下請け業者も影響を受けています。
事務所は、国会議員団からの要請も受け引き続き、こむら氏を先頭に医療、経済、生活などへの影響について調査し、近畿ブロック事務所および他府県事務所とも連携し、必要な対応を行うことにしています。

(兵庫民報2020年3月15日付)


こんにちは♡こむら潤です!(1)「情熱の「赤」」

みなさん、こんにちは。こむら潤です。今号から連載エッセイを掲載させていただくことになりました。エッセイの執筆なんて初めてなので、とっても楽しみです。
私は高校、大学と美術系の進路に進み、ビジュアルデザイン(視覚情報伝達)を学びました。私たちは、無意識のうちに目で見た情報によって心理的に、または本能的に反応し、行動を起こしています。その中でも「色」「色彩」が及ぼす影響は面白いものがあります。この「色」をテーマに、エッセイを進めていこうと思います。
さて、記念すべき初回の色は、日本共産党の代名詞にも用いられてきた「赤」をご紹介しましょう。日本共産党の党旗は「赤旗」。京都市長選では「京都市役所に赤旗が立つことになってもいいのか」なんて言葉も飛び出しましたね。共産主義や社会主義のシンボルである赤旗は、もともと革命を象徴する旗が起源のようです。
赤は見た通り、血液の色であり、生命力や命、情熱を表す色です。また、赤色を見ると人は心拍数が上昇したり、興奮状態になります。
日本では「明るい」→「あかい」→「赤い」と変化してきたので、赤色は明るいと思っている方も多いですが、実は赤の明度(明るさの度合い)は低く、白黒コピーにすると濃いグレーになります。
印刷物は日光で他色より早く退色します。
看板やポスターなどで、情熱の「赤」を効果的に使いたいですね。

(兵庫民報2020年3月15日付)


神戸:敬老・福祉パス制度をよくする会:4万3,496筆の署名を提出


敬老・福祉パス制度をよくする会は三月三日、神戸市会に請願陳述を行いました。よくする会以外に熟年者ユニオンなどから、請願一件、陳情三件が出されています。
よくする会の陳述は、神戸市の見直しについて三つの点で中止するように述べています。
一つ目は、「年間三万円の無料乗車券の廃止は低所得の高齢者に負担を押し付けるものである。神戸市は、若年層の低所得世帯との不公平を理由にしているが、ならば、若年層の低所得世帯にも制度を広げることが自治体としての責任ではないか」と問いただしました。
二つ目は、「距離別料金である近郊区の百十円上限を廃止し、小児料金を導入することは、これまでの神戸市が行ってきた都市開発の経緯を無視するものであり、住んでいるところによって住民サービスに違いが出ることは、市民に分断を持ち込むものだ」と批判しました。
三つ目は、「福祉乗車制度から母子家庭を除外することについて、神戸市自体も母子家庭が経済的に苦しい実態を認めながら、制度から除外することは福祉の後退であり弱者へのいじめでしかない」と指摘しました。
最後に、「今回の見直しは、民間バス会社からの緊急要望が発端であり、自治体からの運賃補助を増やさなければバス路線の維持が困難な事実が表面化したもので、公共交通への予算拡充は待ったなしの現状である」ことを示しました。
そのために、神戸市は「三宮、垂水、名谷、西神中央などの駅前再開発や市役所建て替えなど、予算の使い道を見直すこと」や「国に補助を求めること」など「市民に負担を押し付けるのではなく自治体としてできることをまずすべきだ」と訴えました。
陳述にあわせて二月末までに集まった請願署名を提出し、これまでの市長宛署名と合わせて四万三千四百九十六筆の署名を提出しました。
委員会は神戸市内で初めてのコロナウイルス感染者が発生したことを受けて中断延期されることになり請願採択は後日行われることになりました。
(岡崎史典=神戸市民要求を実現する会)

(兵庫民報2020年3月15日付)

姫路革新懇:タイ旅行で市議会欠席の井川議員の議員辞職求めて陳情

姫路革新懇の平田元秀代表世話人と播戸夏樹西播労連議長は二月二十五日、姫路市議会を訪れ、井川一善議員への辞職勧告決議を求める陳情書を議会事務局に提出しました。
井川一善議員は「病院受診」との虚偽の理由を届け出て昨年十二月二十日の市議会議会運営委員会を欠席し、内縁の妻らとのタイ旅行が明らかになり、年末にはテレビ、新聞などで大きく取り上げられ、姫路市の名誉と議会の信用を大きく傷つける事態となりました。
井川議員は、議員運営委員会委員、監査委員を辞任したものの、議員辞職は否定しています。しかし、井川議員が行った行為は、議員の品位と名誉を害し、市民の信頼を裏切ったものとして姫路市議会議員政治倫理条例三条四号に該当する非違行為にあたるものです。
姫路市議会の良識を示すためには、全会派が共同して、時期を逸することなく議員辞職勧告を行うように申し入れました。
(谷口善弘)

(兵庫民報2020年3月15日付)

伊丹でPAC‐3機動展開訓練:平和団体が抗議、中止を要求


陸上自衛隊中部方面隊伊丹駐屯地で三月五日、弾道ミサイルなどを迎撃する地対空誘導弾パトリオット3(PAC‐3)の機動展開訓練が行われました。この訓練は兵庫県内では初めて。
前日の四日、兵庫県平和委員会、原水爆禁止兵庫県協議会、安保破棄兵庫県実行委員会は、関西五府県の安保破棄実行委員会との連名で同訓練への抗議と中止を求めました。この行動には、梶本修史原水協事務局長、上原秀樹伊丹市会議員、後藤浩安保破棄実行委員会事務局長が参加しました。
陸上自衛隊中部方面隊を訪問した一行は、防衛大臣・河野太郎、中部方面隊総監・野沢真宛の「PAC‐3機動展開訓練」に抗議し、中止を求める申し入れ文書を読み上げて手渡しました。
その後、参加者各自が応対した担当者に「PAC‐3配備、訓練は国民の不安をあおり軍備増強に世論を導き日本国憲法を踏みにじるものであり、断じて認められない」 「配備、訓練地は当然のこととして他国からの攻撃目標になる危険性があるにもかかわらず、訓練計画を直前まで伊丹市民や兵庫県民に明らかにしなかったことは断じて許されない」と強く抗議しました。
(後藤浩=安保破棄兵庫県実行委員会)

(兵庫民報2020年3月15日付)

小野市でオスプレイ目撃


2月11日17時30分ごろ小野市内で、加古川市方面(南)から加東市方面(北)に飛行するオスプレイが目撃されました。
自宅で目撃したAさんがとっさにカメラを取り出し数枚撮影。すぐに兵庫県庁のオスプレイ飛行情報担当課に写真をメールで送りましたが、3月9日現在、まだ県から飛行情報は発表されていません。
兵庫民報編集部はAさんの知人・板東聖悟三木市議を通じて写真の元データを入手し、低空飛行解析センターに解析を依頼。機影やレンズの焦点距離などから、水平飛行なら仰角49°、高度は約2850mと推定されました。
兵庫県内では昨年4月1日にオスプレイが大阪国際空港に緊急着陸、4月8日には三田市で目撃・撮影されています。
MV–22型オスプレイ配備にあたっての日米合同委員会合意(2012年)は「移動の際には、可能な限り水上を飛行する」とし、CV–22型もこれを遵守することが日米で確認されています。11日に小野市で目撃されたオスプレイはどちらの型か判明していませんが、いずれにしてもこの合意を逸脱するものです。

(兵庫民報2020年3月15日付)

非核「神戸方式」決議45周年記念集会:6月25日に延期

SPARKからの連帯メッセージ

非核「神戸方式」決議記念集会実行委員会(事務局=神戸港湾共闘会議、新婦人県本部、兵庫県原水協)は四日、三月十八日に予定していた四十五周年記念集会を六月二十五日に延期し成功をめざすことを決めました。
記念集会は、毎年、神戸市議会の決議採択日(三月十八日)に開催されてきましたが、今年は、新型コロナウイルス感染症の蔓延という事態の中で、開催は困難と判断せざるをえなくなりました。
*
しかし、安倍政権の「戦争する国」づくりの暴走が続く中で、非核「神戸方式」の存在の意義がますます大きなものとなっており、延期してでも開催することが欠かせないという結論になりました。
二月、「非核釜山港条例」の実現をめざす韓国の平和団体「平和と統一を開く人々」(SPARK)が、非核「神戸方式」を研究、調査する目的で代表団を神戸市に送り込んできました。SPARKは、神戸港での米軍基地撤去の闘い、朝鮮人の強制連行の実態、非核「神戸方式」の法的根拠や市民運動の役割など、神戸市の平和団体から熱心に学びました。そのうえで、非核神戸港と非核釜山港の市民レベルでの共同を築き、両国の米国との軍事同盟打破、非核・平和の東アジアづくりに役割を果たすために、第二回の交流を来年に釜山市で行うことなどを確認しています。SPARKからは、非核「神戸方式」決議四十五周年記念集会へ連帯のメッセージが届けられており、六月の記念集会の成功が期待されます。
*
実行委員会は、神戸市議会が「核兵器積載艦艇の神戸港入港拒否に関する決議」を採択した三月十八日には、神戸市民に非核「神戸方式」の意義をアピールするために街頭宣伝行動を行うことにしています(正午~十三時、神戸大丸前)。
(梶本修史=実行委員会)

非核「神戸方式」決議45周年記念集会

6月25日(木)18時30分(開場18時)、神戸市勤労会館7階大ホール/記念講演:吉田敏浩さん(ジャーナリスト)「米軍優位の日米地位協定と日米合同委員会の密約」/資料代1,000円/主催:実行委員会(事務局:神戸港湾共闘会議、新婦人兵庫県本部、兵庫県原水協)/問い合わせ Tel. 078‐341‐2818

(兵庫民報2020年3月15日付)

老朽原発うごかすな!大集会(5月17日午後・大阪市内):呼びかけ団体が日本共産党に要請


関西電力が福井県若狭湾にある「(運転年限)四十年を超える老朽原発」(高浜一、二号機、美浜三号機)の再稼働を目指していますが、それを許さない世論をいっそう広げようと「老朽原発うごかすな!大集会in大阪」が五月十七日午後に計画されています。
集会成功へ、呼びかけ団体から、若狭の原発を考える会の木原壯林氏、原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演氏、さよなら原発神戸アクションの高橋精巧氏、脱原発はりまアクションの菅野逸雄氏らが諸団体を訪問して協力を要請。三月六日には日本共産党兵庫県委員会を訪問して、松田隆彦県委員長、小林明男国民県民運動委員会事務局長と懇談し、原発ゼロへ向け大きく世論を広げるために同大集会を成功させることの重要さなどを語り合いました。

(兵庫民報2020年3月15日付)

大門みきし「ジェンダー平等で経済も発展」

連載エッセイ48


三月六日の参院本会議でジェンダー平等と経済の問題をとりあげました。
私がジェンダー問題に関心を深めたのは、昨年秋に『女性のいない民主主義』(前田健太郎・岩波新書)を読んでからでした。ジェンダーの視点から見直すと、いままでの政治や民主主義は男性支配、優位のもとでつくられた女性「不在」のものだったという分析に衝撃をうけました。目のうろこが落ちる思いがしました。そんなことも気づかないで、これまで民主主義を議論していた自分が恥ずかしくなりました。
男性支配は政治の分野だけではありません。経済における男性優位、男女格差は著しい。
しかし時代は変わりつつあります。欧米の先進国では「男女格差をなくしたほうが企業の競争力も向上し、経済も成長する」という主張が広がっています。多様性の尊重こそが今後の経済を推進する力になるからです。いまや男女格差は人権の問題であるだけでなく、経済にもマイナスです。
ところが日本のジェンダーギャップ(男女格差)指数は、百五十三カ国中百二十一位という有り様です。六日の本会議では、男女格差をなくす努力をしないと、日本の経済も企業も競争に勝つどころか世界から取り残されると指摘しました。与党席からも「いい質問だ」と声があがり、ジェンダー平等をほとんど理解していないであろう麻生太郎・財務大臣まで顔をあげてうなずいていました。これからもジェンダー問題と経済の問題を取り上げていきたいと思います。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2020年3月15日付)

書評:清水義之『LIFE WITH CINEMA3』

評者 平野喜一郎


題名は「映画と共に生きる」と訳すとよくわかる。著者の清水義之さんは神戸・新開地の近くで生まれ育ち、子どもの頃から映画の楽しさを知った。高校時代の映画研究会で活躍し、その後も毎週作品を観つづけ、今まで観た映画は四千本以上だろう。『LIFE WITH CINEMA』は清水さん六十七歳の二〇〇六年に出版。七十一歳で〝2〟を出し、八十歳になった清水さんがまとめたのが今回の〝3〟である。

〝3〟は冒頭におかれた「ハリウッド・レッド・パージ物語 人間の良心と信念をかけて」が中心である。
まず、レッド・パージにかかわる作品、『マジェストリック』『真実の瞬間』『スパルタカス』『真昼の決闘』『猿の惑星』『ジュリア』『ライム・ライト』が論じられた後、良心と信念を賭け闘った映画人について語られる。
レッド・パージ(赤狩り)は一九四七年から五三年までアメリカ下院非米活動委員会によってひきおこされた。後に大統領になった俳優組合委員長レーガンは非米委員会の手先だった。魔女狩りともいうべき謀略であり、多くの映画人が投獄され、映画界から追放された。チャップリンもアメリカから追われた。
だが、このような狂気の時代に抗して勇敢に闘った人々がいた。先頭に立って闘ったドルトン・トランボは偽名で『ローマの休日』(監督=ウイリアム・ワイラー)や『スパルタカス』(プロデューサー兼主演=カーク・ダグラス)の脚本を書いた。ワイラーやダグラスはトランボに脚本を書かせることで彼に仕事を保障した。
他にも犠牲者を支えた監督や俳優がいた。監督のジョン・ヒューストン、ビリー・ワイルダー、俳優のハンフリー・ボガートとローレン・バコール夫妻、キャサリン・ヘップバーン、マリリン・モンローらである。
あのゲイリー・クーパーも消極的ではあったが犠牲者を支持した。その思いは『真昼の決闘』によくあらわれている。この映画の監督は非米活動委員会に召喚され、途中で辞任させられたカール・フォアマンであり、そのあとをついで映画を完成させたのはフレッド・ジンネマンである。
こういう歴史が、当事者の俳優や監督の書いた資料を踏まえて記述されている。

このようなハリウッドの歴史を著者・清水さんに教えた人は映画評論家・山田和夫さんである。清水さんは山田さんから、なによりも「映画は世界に開く窓 映画は時代を映す鏡」という観点を学んだ。
清水さんのレッド・パージへの関心は、会社からのアカ攻撃という組合分裂攻撃と闘った経験と重なる。彼にとって良心と生き方が問われる闘いを支えたものは映画であった。「闘ってこそ人間だ!」というメッセージをなによりもアメリカ映画から学んだからである。
本書で述べられたアメリカ映画の歴史は現代の分裂したアメリカの出発点である。なぜトランプが大統領なのか、なぜ社会主義者のサンダースが民主党の有力候補なのか、七十年前のレッド・パージとそれに対する闘いからも理解できる。

後半は、「DVD 名作映画の旅」や「昭和の銀幕を飾った女優達」、「私の選んだベストテン」など淀川さん譲りの楽しい読物である。淀川長治の感性・プラス・山田和夫の分析が著者の精神である。映画を楽しみたい人、映画から学びたい人必見の好著である。

(兵庫民報2020年3月15日付)

ひなたぽっころりん〈656〉



(兵庫民報2020年3月15日付)

みんぽう川柳〈二月〉「にげる」

選者 島村美津子

特 選

穂高岳「落」の叫びに身を屈む
 神戸市 宇山英樹

【評】雪崩とか落石とかであろう危険を知らせるとっさの叫び声、山のことはよく知らない私にもひしひしと臨場感を伴って伝わってくる。
題「にげる」の言葉を直接入れないで表現するのは難しいですが、この句は具象を詠むことの大切さを教えてくれる川柳になりました。
今回は当然逃げるウソつきアベさんでしたが、そのほか美恵子さんの死ぬまで忘れることのない「はよ逃げえー」の句に泣いて、まるでおとぎ話のような美江さんの明るくかしこのばあちゃんにほっと温もりを覚えました。

入 選

「はよ逃げえー」悲痛の叫び二十五年
 神戸市 松尾美恵子

地震速報にげる間もなく揺れが来る
 神戸市 奥藤 勲

クルーズ船コロナウイルスにげ場なし
 芦屋市 梶原嘉代子

世界から早くにげてよコロナ菌
 明石市 川路政行

逃げ道のひとつやふたつ持っている
 尼崎市 中内眞佐子

増税や逃げ足早い年金日
 神戸市 玉山歳子

鏡の中老いからにげる工夫する
 尼崎市 富田明美

明日こそ思えどときは逃げていく
 明石市 上河規江

病名を付けてこいつも逃げ口上
 神戸市 塩谷凉子

長命は逃げを打つことウソ平気
 神戸市 長尾粛正

嘘という衣裳纏って逃げまくる
 神戸市 長沼幸正

今度こそ逃がしはしない共闘で
 神戸市 梶山洋枝

空襲に逃げたかくれた幼き日
 神戸市 山本尚代

ばあちゃんがうまい逃げ道おしえるよ
 大阪市 高橋美江

みんぽう川柳募集

▽三月の題は「桜」、締め切りは三月二十七日▽四月の題は「駅前」、締め切りは四月二十四日▽毎月第四金曜日必着(火曜日には投函してください)▽一人二句まで。葉書、メール、Fax(葉書大の枠を書き、その中に)に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、編集部まで。

(兵庫民報2020年3月15日付)


観感楽学


非核「神戸方式」―毎年、神戸市議会決議の日に記念集会が行われてきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で三カ月延期された。ビキニデー集会の中止に続き被爆七十五年の原水爆禁止運動には大きな痛手だ▼被爆五十年で非核「神戸方式」二十周年だった二十五年前は阪神・淡路大震災にみまわれた。記念集会の会場が被災し、使えなくなり、ヨット・パレードなどの記念行事も中止された。何とか開催された記念集会には世界二十四カ国から九十六通もの連帯メッセージが届いた▼大災害にもかかわらず人口過半数をめざす核兵器廃絶署名は新宮町、高砂市、明石市、須磨区、播磨町と次々に達成。世界大会には広島二百五十七人・長崎百六人も参加▼フランスの核実験強行への抗議街頭署名は一時間で昼に七百四十九筆、夕刻に三百六十八筆も集められた。タヒチでの抗議集会に続いて国連要請代表団に五人も派遣。運動の困難を乗り越えた大奮闘だった▼今年もまた、延期された非核「神戸方式」四十五周年記念集会の成功、「ヒバクシャ国際署名」の前進、「世界大会inニューヨーク」へ五十人を超える代表派遣などで困難を乗り越えていくだろう。(K)

(兵庫民報2020年3月15日付)