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2020年2月2日日曜日

今年こそ安倍改憲に決着を:新たな市民と野党の共同をめざす全県交流会議

憲法改悪ストップ兵庫県共同センターと兵庫県革新懇が共催で、「新たな市民と野党の共同をめざす全県交流会議」を一月二十五日、神戸市内で開きました。

高知の経験を聞く

高知県・戦争法廃止須崎の会の八木敬三郎事務局長が「高知における市民と野党の共同」をテーマに講演しました。


八木さんは高知の共闘について、国政選挙対策のにわか共闘ではなく、自衛隊基地建設反対や原発をなくし自然エネルギーを推進などでの共同を通じ平和運動の既存の枠を超えた共闘と市民運動が合流して発展し、恒常的運動団体と選挙をたたかう母体ができたと報告しました。
野党共闘でたたかった選挙について八木さんは、▽二〇一六年参院選高知・徳島選挙区では、徳島の弁護士・大西聡氏が出口調査で無党派層の六二%を獲得するなど善戦健闘▽一七年衆院選は高知二区で野党共同候補の広田一氏が共闘組織の支持層の九割を固め、無党派層の六割を獲得、保守層を崩し、二十一年ぶりに自民独占を破り勝利。一区でも松本顕治さんが善戦健闘した―などを報告しました。
三千万署名運動について南国市での共同の取り組みを紹介。返信用封筒付き署名用紙を全戸に配布し、訪問も行い三千三百七十一筆集めました。南国市は昨年の県議選で共産党候補が野党共闘で勝利、定数二で自民独占を破ったことも報告。
須崎市でスタンディング行動などを相談しながらすすめている共同の経験や高知県知事選についても報告しました。

取り組みを交流



津川知久憲法共同センター代表が「人の道に外れることをしても恥じることのない安倍政治にはもう終止符を打とう。地域から職場から新署名を広げ、私たちの手で新しい社会をつくろう」と情勢報告・問題提起をしたのを受けて交流しました。
―野党共闘を知らない地方議員もいるため資料を作って提供。戦争法廃止を訴え一月十九日に明石公園で百人を超す参加で集会・パレードを行った。地域課題では、JR新幹線車両基地・新駅問題について資料の全面公開と是非を市民が決めることを求めて運動する。(明石革新懇)
―神戸市が隊員募集のために若者の住民票データを自衛隊に提供しようとしていることを市民に知らせ、中止の要請をしよう。(須磨区九条の会)
―敬老パス署名といっしょに三千万署名にとりくんだ。四月から地域訪問行動も計画。(北区九条の会)
―署名数は三万八千人になった。神戸では成人式宣伝に日本会議も出てきたが、新婦人が圧倒した。三田ではシールボードで対話。切実な要求でつながった人が対話で安倍改憲反対に。(新婦人)
―行政区の革新懇だけでなく衆院一区の組織づくりを相談中。六甲病院の存続を求める署名が広がっているのであわせてとりくみたい。(灘区の会)
―地域で共闘がまだない。全国革新懇交流会も学んで、展望の学習・論議を考える。(淡路)
―中学校給食の運動にとりくみ十年。今年こそ十万署名でデリバリー方式からの変更を実現したい。革新懇を地域につくりたい。(兵庫区)
―西宮芦屋市民アクションも結成、さらに発展させたい。(西宮革新懇)
―市民アクション川西で、三千万署名・宣伝行動に取り組み、集会も開催してきた。新署名キックオフ集会を計画している。署名数も交流できるようにしたい。市民要求も話し合いながら共同を探求したい。(川西)
憲法共同センターのホームページに情報も集めて活用を。(事務局)


探究を呼びかけ

まとめ・閉会挨拶で、宮田静則兵庫革新懇事務局長は、「高知から学び、活発に交流し、市民の切実な要求実現の運動とむすんでいく大切さを実感した。これを政治を変える共同へ発展させることを探求しよう」と呼びかけました。また、「各地で安倍ピリオドの新署名のスタート集会も計画されている。自民も〝地域から改憲の気運〟と言っている。今年こそ選挙で決着つけるためにさらに頑張ろう。革新懇が呼びかけて二月八日に野党共同宣伝も行うので広げてほしい」と述べました。
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憲法改悪ストップ兵庫県共同センターは、交流会に先だって第十六回総会を開催、津川知久代表が、「毎年〝改憲阻止の歴史的時期〟と言ってきたが、文字どおり今年こそ安倍改憲をストップする年にしよう」と挨拶。安倍九条改憲NOの三千万署名が全県で約三十八万筆になったことが報告され、新しい署名を〝安倍ピリオド署名〟と名づけてとりくもうとの方針・体制などを確認しました。

(兵庫民報2020年2月2日付)

亀井洋示「徴兵制予備名簿提出」


(兵庫民報2020年2月2日付)

ジェンダー、障害、国籍、セクシュアル・マイノリティ……求められる多様な視点からの災害支援:「女性の視点から災害支援を考える」シンポに参加して

佐藤 結(日本共産党国会議員団兵庫事務所)

阪神・淡路大震災から二十五年の節目を迎えるにあたり、NPO法人ウィメンズネット・こうべ主催による「女性の視点から災害支援を考える―今後各地で予測される災害に向けて」と題したシンポジウムが一月十三日、神戸市内で開催されました。
同法人代表で、阪神・淡路大震災直後に女性支援ネットワークを立ち上げた正井礼子さんの他、災害下における女性や子どもの生活実態の調査・研究や支援に奔走した女性たちが登壇し、被災した女性たちの置かれた生々しい実態をうかがい知ることができました。
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阪神・淡路大震災と東日本大震災を比較すると、「女性に対する暴力」の認知が高まり、様々な支援組織が被災地に入るという状況が生まれているそうですが、避難所の運営が男性主体のために女性が声を上げられず、ニーズが把握されにくいという状況は変わっていません。
最もショッキングだったことは、避難所や避難先の親戚宅などで起こった性暴力の被害実態です。東日本大震災における調査によると、性暴力の被害を受けた場所は避難所が最も多く、その加害者の多くは避難所住民やリーダーです。加害者も同じ「被災者」であるということが、被害に遭った女性や未成年者が口をつぐむ要因となっています。
また、住宅再建等のための支援金や貸付制度は、通常世帯主の被災状況を基準にして世帯主に支給されるため、夫によるDVを受けて別居状態等にある女性はその対象外となり、たとえ世帯に支給された場合も経済的暴力を受けるなど、もともと経済的基盤の弱い女性や子どもが被災を機に困窮する実態は変わっていないという指摘がなされました。
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被害は平等ではない、災害時には、その社会の平常の姿がそのまま反映されるということです。さらに、ジェンダーだけではなく、障害者や外国籍、セクシュアル・マイノリティといった多様な視点から災害対策・支援を検討することが求められています。いまようやく、各地の女性たちの取り組みによって社会が変わりつつあると少し希望を抱きました。
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シンポジウムとパネルディスカッションのあと、スタンディング形式のフラワーデモが元町駅東口で行われました。次回デモは三月八日(日)午後に行われる予定です。

(兵庫民報2020年2月2日付)


当事者の声反映した仕組みづくりを:2019年度「災害と障害者のつどい」

河南 勝(兵庫障害者センター副理事長)


今年度の兵庫障害者センター主催の「災害と障害者」のつどいは、二部構成で開催しました。第一部は、東日本大震災のときの障害者とその支援者の物語「星に語りて」の映画会(一月十八日)で四十名の参加、二部は、講演とシンポジウム(二十六日)で六十名の参加でした。
映画は、「障害者が消えた」と表現して避難所にもどこにもいない実態、要支援者の名簿を公表させた取り組みや、避難所に行けない障害者・高齢者、原発からの避難できない人たちの問題、当事者の声を街づくりに反映させた陸前高田市の取り組みなど、物語の展開の中で明らかになりました。
今年は、阪神・淡路大震災から二十五年です。十五年のつどいで明らかにした六点の課題、①障害に応じた情報提供②所在を把握するための要支援者名簿の公表③誰もが安心して入れる避難所④災害時の医療⑤災害障害者の問題⑥生活再建のための公的支援―がどこまで進んだのかが具体的に問われています。
佛教大学講師の後藤至功さんの基調講演「いのちとくらしを守る避難・支援のあり方」やパネルディスカッションでは、福祉避難所、神戸市の基幹福祉避難所の事態や課題が明らかになりました。また、自治体調査の結果を見ると、全体に進んできているといえますが、二十五年経ってもここまでかという思いもあります。
具体的に研究や実践が進み、会場からの意見をふまえた具体的でリアルなやり取りが展開されました。合理的配慮を組み込んだ提言、当事者の声を反映した仕組みづくりや政策化がこれからの課題であることを学びました。

(兵庫民報2020年2月2日付)

宝塚市などで広がる地域循環の取り組み:全国ご当地エネルギー協会の特別講演&セミナー

速水二郎(電力兵庫の会)

「いま、持続可能な地域の時代へ!」をテーマに地域主導型・市民参加型の五十団体が加盟する一般社団法人「全国ご当地エネルギー協会」主催の特別講演&セミナーが一月十五日、神戸市中央区のラッセホールで開催されました。先着順百五十人席があふれるほど関心高く、平日にもかかわらず中年の働き盛りの人々の参加が目立ちました。
主催者の佐藤彌右衛門・同協会代表理事(会津電力会長)は「福島県地産エネのおいしいところは東電や東北電力に奪われてきたが、いまどんどん住民が取り戻すときだとがんばっている」と挨拶しました。

日米政権の無策を批判

第一部は元経産省官僚の古賀茂明氏の講演で、テーマは「再生可能エネルギーで日本復活~関電原発還流マネーを通して考える~」でした。
古賀氏は、事態は既に気候変動から気候危機の段階に至っているにもかかわらず、安倍総理や小泉環境大臣が国連気候行動で何の役にも立てなかったと批判しました。
カリフォルニア山林火災が送電線老朽化を主因とされながら無策のトランプ政権に対する住民のたたかいなども紹介し、二十一世紀は農山漁村にエネルギー産業の柱を復活させる方向だと強調しました。
これからの〝先進国〟の条件は、①(企業より)人を大切にする国②自然環境を大切にする国③公正なルールが執行される国、そのためにも④再生可能エネルギーが基盤の国―だと提起しました。
関電腐敗問題では、根底に電気料金の総括原価方式があり、第三者委員会調査も三億円だけにしぼり政治家ルートを封印しようとしていると指摘。特に電気事業法第百五条の経産省の監査義務も放棄していることを強く批判しました。

北摂里山地域共生圏のとりくみ

第二部「持続可能な社会をめざす地域循環共生圏のつくり方」のセミナーでは公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)関西副センター長の前田利蔵氏のモデレートによるシンポジウムが行われました。宝塚市西谷地区を中心に西は三田市、東は猪名川町から川西市に広がる住民・農家と一緒に行政がしっかり結び進めている〝北摂里山地域共生圏〟の運動が全国的にも注目をあびていますが、その発展状況が討論されました。

宝塚すみれ発電の井上保子代表取締役が、非営利型株式会社として六つの太陽光発電所を稼働させていること、その四号機として西谷地区の市民農園にソーラーシェアリング(間隔を空けてソーラーパネルを配置し、下の農地で作物を栽培)を導入していることを紹介しました。

コープこうべの竹中久人執行役員は二〇一六年に電力小売り事業を開始し三~四万の顧客を得、電源構成もLNG火力発電七〇%、すみれ発電などの太陽光とバイオマスによるFIT電気三〇%で運用していると報告しました。

兵庫県農政環境部環境管理局の菅範昭局長は、これらの取り組みが二酸化炭素削減にもかなうとして種々のバックアップをしていることを具体的に報告しました。

宝塚市環境室地域エネルギー課の古南惠司課長は、二〇一四年に再生可能エネ推進の基本条例をつくり、「宝塚エネルギー2050ビジョン」で〝二〇五〇年までに家庭用の電力消費についての再生可能エネルギー自給率を五〇%にする〟などの目標を掲げた経過を説明。同市の三分の二の広さを占める西谷地区には乳牛が五百頭もいることからバイオガス事業への着手も表明しました。

神戸新聞論説委員の辻本一好氏も「エネルギーと環境の視点で地域や経営の課題をとらえ、新しいデザインを描く人材を育て、持続可能な地域をつくる」協議会を社内につくり、こうした北摂の地域共生圏などを後押ししたいと述べました。
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会場からの質疑も活発で、同協会事務総長で環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏のまとめは、「この北摂地域は猪名川・武庫川の源流から大人口が広がる阪神間が下流となる屈指の地域だけに、こうしたミクロ的取り組みを一つずつ成功させつつ、気候危機下のマクロ的大局観を常に共有することが大事」「二〇三〇年には太陽光などは石炭よりもはるかに価格は下がり、化石燃料市場二百兆円が崩壊過程に入る」と述べつつ、エネルギーは自分たちがつくるという夢が実現する時代へ来たことを確認しようと締めくくりました。


(兵庫民報2020年2月2日付)



ひょうご教育のつどい2020in神戸:モノ・カネの世で考える子どもの幸せと「教師」という仕事


「ひょうご教育のつどい」―兵庫県教育研究集会―(実行委員会主催)を一月二十五日(全体会・神戸市勤労会館大ホール)、二十六日(分科会・神戸市立本山中学校)の二日にわたり行いました。
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全体会の文化行事として、兵庫県立神戸甲北高等学校のダンス部の高校生による若々しい演技で始まりました。
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「基調報告」では、この「ひょうご教育のつどい」で取り組んでほしいことが次のように提案されました。
―二〇一九年の参議院選挙では憲法改正派が三分の二の議席を割り込みましたが十八・十九歳の投票率が、三一・三%にまで下がってしまいました。今こそ主権者教育が求められています。
―アフガニスタンで長年にわたって支援活動を続けてこられた医師中村哲さんの理念は、日本国憲法九条そのものです。こうした理念を受け継いでいくことが大切です。
―今起こっている「安倍教育再生」は、憲法改正の動きと根が同じであることをおさえていく必要があります。
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記念講演では、教育研究者で高知県土佐町議会議員の鈴木大裕さんが、「モノ・カネの世で考える子どもの幸せと『教師』というしごと」と題して講演しました。
―アメリカの新自由主義教育改革では、教員格差と教育の「効率化」が拡大している。「ゼロ・トレランス方式」が進行して、低学力児や問題児を排除する傾向にある。日本でも①学校が塾化する(授業のマニュアル化とゼロ・トレランス)②「全国学力テスト」が増加する③教員不足をAIが埋める―というおそれがある。
―これに対し、「学力って何?」という疑問から考えていくべきである。これから必要なことは、①議論の枠組みを問うこと―社会における幸せや成功の価値観の多様性を認める②子どもの教育を通して社会をとうこと―「勝ち組」の先に幸せがあるのか?と考えてみる③子どもとの距離を埋めること―生徒と「固有名詞」で話すこと④学校を人を育てる場所に再構築すること―全ての子どもに「先生」を持たせたい⑤人の幸せをキーワードに教員と保護者がつながっていくこと。
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参加者からは、「教育もお金で買う時代といわれ、ニュースの数々と照らし合わせ、確かにそうだと深く感動した」「新しい発見の連続と、未来の日本の姿を突きつけられているような気持ちになりました。心当たりのあることが多すぎて、自分が認識している以上に日本の教育が今深刻な状態であることが分かりました」「今日の学びを仲間にも広げてムーブメントをおこしていきたい」などの感想が寄せられています。
(稲次寛=ひょうご教育のつどい実行委員会事務局長)

(兵庫民報2020年2月2日付)

日米地域協定抜本見直しの運動広げよう:安保破棄兵庫県実行委員会が新春学習会


安保破棄兵庫県実行委員会は一月二十四日、神戸市総合福祉センターで二〇二〇年新春学習会を開催。三十三人が参加しました。
この学習会は、沖縄県民の声を無視しての辺野古新基地建設の強行や、米国では市街地を決して飛ばないオスプレイが日本では人口密集地を低空で自由勝手に飛行することなどの法的根拠になっている「日米地位協定」を抜本的に見直す運動を県下で広げていくため、まず学習をとの呼びかけに応えて企画したものです。
講師の小泉親司・安保破棄中央実行委員会常任幹事は、A4判・十ページの関連資料を紹介しながら、日米安保条約改定六十年と自衛隊の中東派兵から話を切り出し、地位協定による米軍「特権」の内容を解説。全国知事会の「抜本的見直し」提言の意義と、改定を目指す運動の方向と展望を示しました。「非核『神戸方式』は地位協定に風穴をあけた」と指摘し、さらなる運動の発展を促すなど九十分間の講演を締めくくりました。
参加者からの「オスプレイの導入の目的は?」「学習と合わせてデモなどの行動も大切ではないか」などの質疑に丁寧に応答しました。
(後藤浩=安保破棄兵庫県実行委員会)

(兵庫民報2020年2月2日付)

日本共産党は日本と世界の希望をどう語ったか:兵庫県の平和・国際友好団体が新春のつどい


兵庫県平和・友好団体合同新春のつどいを一月二十二日、神戸市内でひらきました。
アジアはじめ世界が激動の時代―アジアと世界の平和・共同の流れを強め、非核・非同盟、平和で公正な世界に向かって役割を果たすことのできる日本と兵庫県をつくるために、兵庫県の平和委員会、安保破棄実行委員会、日本中国友好協会、日本ベトナム友好協会、アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会、原水爆禁止兵庫県協議会が毎年行っているもので、各団体の会員など四十人以上が参加しました。
津川知久・兵庫県原水協筆頭代表理事の開会の挨拶に続いて、日本共産党兵庫県委員会の村上亮三書記長が「日本共産党は日本と世界の希望をどう語ったか」と題し、「話題提供」を行いました。
村上氏は、自らも出席した共産党大会が、現在の日本と世界が直面している危機、課題を明らかにし、解決方向を提起したことを大会での議論を紹介しながら示しました。特に、核兵器問題、気候変動問題、ジェンダー問題の新しい動きを紹介し、平和運動、国際友好運動の前進方向を提起しました。
出席者中の最高齢・八十六歳で平和行進県内通し行進を続ける岡本勇さん(兵庫県いしずえ会)の音頭で乾杯した後、主催諸団体からの活動紹介、今年のたたかいの決意が示されました。
「西宮市や伊丹市で平和委員会が結成・再建され会員を増やしている」(平和委員会)、「外国人労働者問題の解決めざす新しい組織をたちあげた」(日ベト友好協会)、「中国政府の誤った態度への批判を友好運動の中でも重視する」(日中友好協会)、「新しくアメリカ問題で講座を開始する」(AALA連帯委員会)、「辺野古の埋め立て反対の意見書運動に取り組んでいる」(安保破棄実行委員会)、「ニューヨークの世界大会に五十人以上が参加する」(原水協)などの活動が報告され、交流しました。
途中、姫路市年金者組合の見満豪書記長のアコーディオンで平和の歌などを合唱しました。
(梶本修史=兵庫県原水協事務局長)

(兵庫民報2020年2月2日付)

現在につながる川崎・三菱大争議:治安維持法国賠同盟県本部が学ぶ集い


治安維持法国賠同盟県本部は、来年百周年となる神戸・川﨑・三菱大争議のNHK記録映像の上映と学ぶ集いを一月二十三日、神戸市内で開催しました。
三万人の労働者が新開地、三宮などで労組団交権承認を要求して行進した生々しい映像や、争議参加者の座談の映像などを視聴しました。
その後、田中隆夫同盟副会長が争議の経過を解説。要求は実現できなかったが、大正デモクラシーの中、日本で労働者が階級として現れたことにより、①五年後には、兵庫県で初めての日本共産党神戸支部が参加した労働者から生まれたこと、②政治を動かし、争議権、普通選挙権成立につながったこと、③神戸市の都市としての機能の確立―消費組合、公設市場、銭湯の整備など現在の労働者家族の成立につながったこと――など歴史を大きく進めたなどと語りました。
参加者からは、「整然とあれだけ多くの労働者の行進を見たのは初めてです。『工場管理』を宣言後、軍隊、警官の弾圧が始まるのには驚きました。その後も毅然として闘いぬいたことも、多くの労働者の生き方に感心しました」「現憲法に生きた闘いなど、労働運動からさらに視野を広く見ると、現在のことにつながり、学ぶことが多くありました」「先輩から、大争議があったことは聴いたが、直接大争議のことを学べたのは初めて」など、参加者は、初めて見、聞く大争議の経過と歴史的意義に驚き、引き続く、大争議学習会の二回目に期待の声が上がっています。(田中隆夫)

(兵庫民報2020年2月2日付)

人権侵害の冤罪:倉敷民商弾圧事件を市民に知らせよう:無罪勝ち取る兵庫の会が県下17カ所で一斉宣伝


人権侵害の冤罪事件を市民に広く知らせ、無罪を勝ちとろうと、「倉敷民商弾圧事件・無罪を勝ちとる兵庫の会」は、一月二十二日に五回目となる全県一斉宣伝を県下十七カ所で取り組み、四十団体百二十七人が参加しました。
神戸・元町大丸前の宣伝では、「会」会長の松山秀樹弁護士らが「この事件は、憲法に基づく、納税者の自主申告権に対する攻撃であり、消費税増税や社会保障の改悪など『税金の集め方、使い方』を見直そうと運動している団体に対する不当な弾圧です。また、日本を海外で戦争する国にしようとしている安倍政権が、軍拡財源として消費税を流用しようとしていることと表裏一体の関係にあります。ご支援をお願いします」と訴えました。
各地からは「車を止めてビラを受け取りにくる人。立ち止まってビラを読み『こんな事件知りませんでした』とびっくりする方も」「高知から来たという女子学生は、『昨日テレビで冤罪の番組を観ました。これも冤罪なのですか』と言って署名をしてくれた」「十分位じっとビラを読んで、署名してくれた若い男性がいた」などの報告が寄せられました。
(田中邦夫=兵商連)

(兵庫民報2020年2月2日付)

山下よしき「自民党席がざわつきはじめ…」連載エッセイ22

「消費税が『弱者から吸い上げ、大企業や富裕層を潤す』とのご指摘は当たりません」「『対米従属外交』とのご指摘はまったく当たりません」
代表質問(一月二十四日)で、私が、安倍政権が二度増税した消費税の本質、国連憲章違反を批判できない対米外交姿勢を指摘したことに対する安倍首相の答弁です。
志位委員長の代表質問(二十三日)にも「(『桜を見る会』は)組織的隠蔽とのご指摘は当たりません」「『米国のお先棒担ぎ』とのご指摘はまったく当たりません」と連発しましたが、安倍首相からこの決め台詞が出たときは「当たっている」ことが多いのです。
ところで、議場の反応がいつもと違ったのは対中外交のくだり。私は、日本共産党が、①中国による領海侵犯の激増・常態化に強く抗議し是正を求めていること、②香港での人権侵害、市民弾圧の即時中止を求めていることを紹介したうえで、十二月に訪中した安倍首相が二つの問題について首脳会談で一言も抗議しなかったことを批判しました。
自民党席がざわつき始め、やがて「その通り」のかけ声や拍手が起こり、「私、拍手してしまった」の声も。米国のみならず中国に対しても大国主義・覇権主義、人権侵害を厳しく批判するわが党の姿勢は、自民議員には驚きだったようです。
ただし、私たちの批判は、世界の平和と進歩という大義、日中両国民の真の友好という大義に立ち、節度をもって行います。自民議員の皆さん、そこは誤解なきように。
(日本共産党参院議員・党副委員長)

(兵庫民報2020年2月2日付)

ひなたぽっころりん〈654〉

(兵庫民報2020年2月2日付)

観感楽学

私の祖母は明治九年生まれ、亡くなってすでに五十年余が過ぎるが大の相撲好きだった▼祖母が相撲ファンになったのは、近所に住む親戚を訪ねてやってきた相撲取りの姿を見てからで「世の中にこんな大きな男がいるのか」と腰を抜かすほど驚き、以来、この相撲取りの出世を見たいと応援するようになった▼凛々しい顔立ちに太い眉毛ともみあげが見事な力士の名は「米川文敏」といい、祖母は「米やん」と呼んでいた。力士は順調に出世し十両になり新聞に小さく名前が出るまでになった。そしてついに幕内力士になった時、祖母は竈で飯炊きをしながらラジオの実況を聞き、勝った勝ったと喜び「米やんは必ず出世する」と自分の子のように自慢した。この時、祖母はすでに八十歳近くなっていた▼米やんはさらに出世し、名前を「朝潮太郎」に変え、ついに大関・横綱へと昇りつめた。栃錦と若乃花が人気を二分していた時代だが、我が家では「朝やん」と呼んで家族みんなで応援していた。相撲でも野球でも、スポーツは自分ができなくても見たり聞いたりして楽しみこころを躍らせる▼ところで今場所、大相撲は、誰も予想しなかった幕尻の力士「徳勝龍」が優勝した。百八十キロを超える巨漢が土俵上で顔をくしゃくしゃにして泣く姿にもらい泣きしそうになった。思えば戦中、力士も野球選手も戦地に向かい命を落とした。こうしてスポーツを楽しめるのも平和なればこそだとしみじみ思う。(D)

(兵庫民報2020年2月2日付)