衆院近畿比例・兵庫八区予定候補 こむら潤さん
私は、総選挙に向けた二大目標、「市民と野党の共闘の発展」と、「日本共産党の躍進」を達成するために候補者としての決意を込めて発言します。
現在、尼崎市の一期目市議ですが、昨年十二月、総選挙へ挑戦する決意を固めました。
日本共産党躍進の〝種〟となって
市議団からも地域からも「小村さんが抜けたらどうする」との声もあるのですが、私は「腹の立つ安倍政権をほんまに倒す気があるなら、後ろ向きの構えでは政権交代どころか党の躍進もない」「地域の高齢化、世代的継承や党勢拡大に伸び悩み、くすぶっているところへ勢いと波を引き起こす起爆剤になりたい」「悩んだり逃げたりするよりもやってみようじゃないか!」―そんな気持ちで今回の決意にいたりました。
種をまかなければ花も咲かず、実もなりません。種はどこにある? 誰がまく? それなら私がその種となりましょう。
憲法いかす社会を子どもたちに
もう一つ、私が決意したわけがあります。憲法を守りいかすために力を尽くしたいと思ったことです。
私には子どもが三人おります。子どもたちに平和な日本を渡したい、ウソやごまかしだらけの今のひどい政治をこれ以上見せたくない。憲法がいきいきと本当にいかされた社会って一体どんなだろう? 私はそれを見てみたいし、子どもたちに引き継ぎたい。日本共産党ならそれができると思います。躍進を勝ち取って憲法を守り抜こうではありませんか。
市民と野党の共闘をひろげて
大会直前の十二日に、駅前公園で「桜を見る会」疑惑を忘れず、政治の私物化を許さない世論をひろげようと野党の地方議員らで呼びかけ「桜を見る会あまがさき」を開催しました。「功績功労のあった」市民の皆さん四百人を超える参加がありました。
呼びかけ人は私をはじめ、社民党市議、みどりの未来・尼崎の県議、立憲民主党弁護士、新社会党市議で、当日は寸劇チコちゃんならぬ『サクラちゃんに叱られる』、沖縄エイサーなどのステージパフォーマンスや出店でにぎわい、尼崎民主商工会は「消費税」、朝鮮学校オモニ会は「教育の無償化」、緑の党市議は「環境問題」など、おのおのに安倍政治への怒りを述べアピールを行いました。
総選挙に向けては、組織間での野党統一候補の話し合いは、まだこれからではありますが、野党会派の皆さんからもひじょうに温かい激励をいただいており、ぜひ統一候補となって共に頑張りたいと思っております。
若い世代が楽しく活動できるよう
党の躍進、強くて大きな党づくりへ、世代的継承、若い世代への党建設は喫緊の課題として取り組む必要があります。これまで尼崎では、私は世代的継承担当として青年学生の支援を行ってきました。若者のつどい「JCPサロン」を年二回、恒例イベントにして、地域からも対象者に声掛けしやすくするなど取り組んでいます。
深刻な〝絶滅危惧種〟なのは三十代・四十代・五十代です。私も四十四歳ですが、党の存在を絶やさないという使命を自覚して党員になったものの、正直楽しいかと言われたらよくわかりません。夫も同じくです。
世代的な感覚かと思っていましたが、七十代の先輩党員さんの言葉にハッとしました。「昔、二十代の頃は仲間がようけおって、みんなでワイワイ言うてデモしたり楽しかったんよ」。今、高齢になっても頑張れるのは、その頃の体験が活動を支えているんじゃないでしょうか。私たちもそんな楽しい党活動がしたい。第二決議案第四章(三)③を大いに歓迎いたします。
私や若手専従が、同世代の交流を求め、尼崎地区委員会では二十~四十代の交流会を予定、兵庫県委員会では大会明け二十二日に若手議員と若手専従党員の初の交流会を開く予定です。この世代が、それぞれの支部でぽつりぽつりとがんばっているだけでなく、同世代同士のつながりを温めあい、やがて党を引き継いでいくと同時に仲間を広げていく力になる、その第一歩になるよう交流会を成功させたいと思っています。
マンガ『マルクス&エンゲルス』
最後に、若い世代や新たなつながりの方に共産党を知ってもらう、おすすめのアイテムをご紹介しておきます。会場の書籍販売にも置いてありますが、マンガ『マルクス&エンゲルス』――しんぶん赤旗でもご紹介いただいた本ですが、これは尼崎の三人の党員が作り上げた本です。
共産党宣言を書いたマルクスの姿をなんとか広める方法はないか?――マンガをツールにして誰もが親しみやすいきっかけで共産党を見てもらおうという目的で作ったものです。
この漫画の作画を担当しているのが、実は私の娘です。十八歳の感覚で描いたフレッシュな表現になっています。小池書記局長にも称賛をいただきました。ぜひたくさんの方にお読みいただきたい、そして全国で新しい仲間を増やすために役立ててほしいと思います。
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私もみなさんと共に、比例「八百五十万、一五%以上」の獲得、そして小選挙区でも風穴開けるたたかいを頑張りぬく決意をもって、発言とさせていただきます。ありがとうございました。
衆院兵庫九区予定候補 福原ゆかりさん
初参加の党大会が、綱領一部改定や野党共闘が進む歴史的時期であることに、まずは大きな意味を感じました。
また、中国に対する綱領上の見直しやジェンダー平等で党自身の自己改革が示されたことなどで、全国の党員が前へ進む力になったことを討論で知り感動しました。活動の軸は綱領にある意味がわかりました。
私自身の自己改革のために、綱領を再度学習し直し力に変えていきたいと決意しました。
姫路市議 森ゆきこさん
私は初めての参加でした。世界情勢に即した綱領への改定と、野党連合政権の実現・新しい政治への展望を示すための決議案を練り上げる役割を果たす大会です。
初日に『野党共闘、違いを認めあいながら、一致点で団結すること』を呼び掛ける来賓六名、三党二会派とゲストの力強い挨拶は、すでに綱領改訂案と決議案の内容を歓迎するもので、残りの四日間を勢いづけるものでした。
発言者は八十八人。中国の覇権主義の動向を踏まえた綱領改定や、ジェンダー平等を歓迎し、多様性を認めることに正面から取り組む決意、労働者の現場の声、若者、青年たちの悩みを受け止める活動など、どの発言も勇気の湧くものでした。
初めての参加は、楽しかったの一言に尽きます。これから取り組むことを広げるのは大仕事ですが、共産党の綱領をまっすぐ語り、多様性を認め合う野党共闘の実現に踏み出せば、命と暮らしを守る国民のための政治を取り戻せると確信の持てる結語となりました。展望が示せる共産党は、やはり素晴らしいと思いました。
集い、宣伝、対話、訪問。やれることから取り組まなければと歩む下り坂は、勢いづきすぎて転ばないように気を付けて歩きました。送り出して下さり、ありがとうございました。
県青学部 伊木さちさん
学費や働き方、人権など青年の苦しみや願いに綱領がこたえるものになる、と綱領への認識が深まりました。
青年分野の発言で、青年の中にどんどん踏み込めば綱領が響きたくさん仲間を迎えているとありました。
その際、「どんな社会がいいのか」「学費が下がればどんな事がしたいか」など思いをよく聞くことが大切、その上で「一緒にやってみよう」と声を掛け、励まし仲間に迎えていました。
私の中で綱領路線は当たり前のものになっていますが、大きな力を持っているんだ!ということが参加しての一番の気づきです。
(兵庫民報2020年1月26日付)