近畿オンライン演説会

3.20日本共産党近畿オンライン演説会:録画公開中



3月20日に行われた日本共産党近畿オンライン演説会の録画がYouTubeで公開されています。上の画像をクリックすると視聴できます。

2020年11月22日日曜日

清水ただし「オチない漫才と維新の会」:国会レポート(番外)


漫才のネタの最後には、「もうええわ!」「やめさせてもらうわ」などのポピュラーなツッコミが入ります。ネタを聞いてたお客さんも、オチがついたところで「ああ、ここで終わりやな」と、スッキリと笑えるのです。
スッキリいかないのが、米大統領選。未だにトランプ大統領は「オチてない」と負けを認めていません。分断と対立を持ち込むトランプ流の政治にノーの審判を下した米国民の民意を潔く受け止めるべきです。
往生際の悪さで引けを取らないのが維新の会です。吉村知事は「僅差だったので賛成派の考えも取り入れてほしい」と、大阪市の財源と権限を府に差し出させる「広域行政一元化条例」を提案すると言い出しました。住民投票は究極の民主主義だと言っていたはずではなかったか。「もうええわ!」という思いです。
「二重行政の解消が民意だということが分かった」と、都合よく解釈する松井市長にも「なんでやねん!」とツッコミたい。大阪市の二十四行政区を八つの総合区に再編統合するとの提案には、多くの市民が、「ええかげんにせい!」と叫んでいます。
住民投票の結果は大阪市を二十四区のまま、政令指定都市として存続させることでした。何が何でもカジノや巨大開発を進めるために、一人の指揮官がやりたい放題できる仕組みづくりにしがみつく維新の悪あがきに終止符を。
来たる総選挙では、日本共産党の前進と野党共闘の発展を広げ、維新政治をさらに追い詰めていくことが必要です。そして今度こそ維新の会に「やめさせてもらうわ」と言わせてオチをつけましょう。
(日本共産党衆院議員)

(兵庫民報Web版のみ掲載)

兵庫2区・宮野つるお事務所びらき:次の総選挙で政権交代を


衆院兵庫二区の宮野つるお事務所びらきが十一月十四日に行われました。約八十人が参加し、「次の総選挙で政権交代、野党連合政権を」「近畿比例四議席を絶対回復し、選挙区でも勝利しよう」と決意を新たにしました。
事務所びらきでは、こむら潤予定候補(近畿比例・兵庫八区重複)と宮野つるお予定候補(兵庫二区)が決意表明しました。
こむらさんは、学術会議人事介入問題や、自己責任押し付けの菅政権の実態に触れながら、「自助でなく、国民を守るのが政治の仕事」「十一年ぶりに近畿から女性国会議員を」などと訴えました。
宮野さんは「技師は技師でも武器は作らぬ。平和の技師よ。俺等の力で未来を築く」と出身校・名古屋工業大学の学生歌「おれは工大だよ」を紹介するとともに、民医連綱領が目標の一つに掲げる「人類の生命と健康を破壊する一切の戦争政策に反対し、核兵器をなくし、平和と環境を守ります」を実践する時だとし、「戦争する国づくりは許さない」と決意を語りました。
また、女性や業者、医師など、それぞれの立場から、政権交代と野党連合政権、党躍進、候補者への期待の挨拶、メッセージが寄せられました。大かわら鈴子神戸市議、兵庫・長田・北地区、西宮芦屋地区の両委員長も訴えました。
宮野つるお事務所は、神戸市長田区腕塚町二丁目一―二八の日本共産党兵庫・長田・北地区委員会の一階。兵庫二区は神戸市兵庫区・長田区・北区と西宮市北部(塩瀬、山口両支所管内)です。

(兵庫民報2020年11月22日付)

2021年度兵庫県予算編成に対し申し入れ:コロナ対策はじめ命と暮らし優先を:日本共産党兵庫県議団


日本共産党兵庫県議団は十一月十一日、二〇二一年度予算編成に対して井戸敏三兵庫県知事へ九分野七百四十項目にわたって申し入れました。
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冒頭、ねりき恵子団長は、「コロナ禍において厳しい財政状況とされるが、コロナ対策を含め、県民の命と暮らしを優先した予算編成を求める」と発言。きだ結政務調査会長は、「コロナ禍でぜい弱さが浮き彫りになった効率優先、自己責任のおしつけから、命と暮らしを守ることを最優先にした政策への転換」を求め、主要な要望について説明を行いました。
各議員からは、「コロナ以前に基本構想がつくられている県庁舎再整備計画は、コロナをふまえてゼロベースで見直すべき」「日本政府に正式発効される核兵器禁止条約への署名・批准を強く求めてほしい」「温室効果ガスの二〇五〇年実質ゼロ、二〇三〇年四五%削減を目標にし、具体的ロードマップを」「体罰が行われないようにするための体制の強化を」「県としてパートナーシップ制度を」「性暴力被害対策は、NPO法人性暴力被害者支援センターとの連携を」など要望を発言。「地元の県営住宅を廃止ではなく、建て替えてほしい」「武庫川水系の河川整備計画の実施を急いでほしい」など各県議の地元の声も届けました。
*
知事は、温室効果ガスの排出削減目標について、「二〇三〇年目標を三八%に上積みするのもたいへんなこと。中小企業にも計画を策定してもらい、チェックできるようにするなどの仕組みも検討している」としました。また日本政府に対する核兵器禁止条約の署名・批准については、「個人としては、核兵器禁止条約に賛成であるが、国の専権事項なので……」と口を濁しました。
県庁舎再整備計画について、井戸知事は「南海トラフ地震が今後起こることを考えると、一・二号館はもたないので、建て替えないといけない。ラグジュアリーホテルについては、『まちの象徴』として、あってもおかしくない」と、従来の立場をかえませんでした。

(兵庫民報2020年11月22日付)

民青兵庫県代表者会議:全国大会へ向けすべての班で仲間迎えよう

日本民主青年同盟兵庫県委員会は十一月末の民青全国大会へ向け第六十一回県代表者会議を八日に開催しました。
上園隆県委員長が報告を行い、コロナ禍のもと青年・学生の実態を集め県や野党に届けて改善を求めてきたこと、学生への食糧支援(フードバンク)を県内各地で取り組み温かい連帯の輪を広げてきたことなどを振り返り、県同盟が果たしてきたかけがえのない役割に確信をもち、大会目標の達成へ、すべての班で仲間を迎えようと呼びかけました。
全体討論では――
東播地域・A大学準備班担当の学生県委員は、「決議案討議でどんな班になりたいか話し合い、同盟員拡大二人の目標を決めて班プランをつくった。後輩に民青を紹介する」と班で仲間を迎えようとの思いを語りました。
東神戸地区・B大学班の班員の「アルバイト先で当たり前の権利である有給休暇をもらうために壮絶なバトルを繰り返した。高校生からの民青の活動が力になった。アルバイト全員に有給が出るようになった」との発言に参加者から驚きの声があがりました。
十月末に加盟したばかりの会社員(兵長北地区・毒がえる班)は「小さい頃から政治に興味はあったが学生時代は語る機会がなかった。海外の学生は政治を自分事として捉えていて、日本との差に危機感を抱いていた。派遣会社の正社員となって非正規雇用の不安定さに直面。政治のおかしさに気付いた。自身も長時間労働でサービス残業もしている。民青で労働基準法や核兵器禁止条約についても学んでいきたいと思う」と発言しました。
大企業の契約社員(尼崎地区・つかむこ班)は「職場でヒバクシャ署名を呼びかけると十人ほどが署名してくれた。社会について話す機会になっている。班に新しい仲間も加わり、民青新聞を中心に学んでいる。さらに仲間二人を迎えたいと相談。民青の活動で希望ある社会をつくりたい」と話しました。
尼崎地区の地区役員は班が主人公の活動を支えるとりくみを紹介。「悩みや課題を出し合える場。学習時間も取り、改定綱領も学んだりして毎回楽しみになっている」と報告しました。
―など自らの活動への確信や政治・社会を変えていきたい思いが次々語られ、全国大会に向けて目標を達成しようとの熱い決意が全体のものとなりました。
また、こむら潤衆院予定候補(比例・兵庫八区)が日本共産党を代表して挨拶し、激励しました。

(兵庫民報2020年11月22日付)


丹波市議選で日本共産党が得票数・率伸ばし現有2議席確保


丹波市議選は十一月十五日に投開票が行われ、日本共産党の西本嘉宏さん(73)、西脇秀隆さん(70)が当選し、現有二議席を確保しました。西本さんは五期目(春日町議から通算十期)、西脇さんは三期目。
日本共産党の得票合計は三千百八十二票、得票率九・三七%。前回より得票で二百十九票、得票率で一・三四ポイント伸ばしました。昨年の参院比例票比でも九百四十三票、一・五三ポイント前進しました。
定数二十に二十三人が立候補。投票率は六五・三五%。日本共産党以外の政党の得票率と当選者数は、自由民主党五・一一%(一)、公明党一二・四六%(二)、日本維新の会四・六九%(一)。
日本共産党は、八十億円の豪華庁舎建設より市民の生活支援をと訴え、ゴミ袋半額化、医療センターまでのデマンドタクシー直行便、高校卒業までの医療費無料化、国保税・介護保険料引き下げ、コロナ対策強化などを掲げ支持を広げました。

(兵庫民報2020年11月22日付)

兵庫における私学の無償化とは:シリーズ 憲法が輝く兵庫県政へ(9)

兵庫県私立学校教職員組合連合副委員長 永島徳顕

兵庫県における私学助成は、二〇〇〇年度の「行財政構造改革」により、生徒急増・急減期において講じた緊急的措置、激変緩和措置の見直しとして、学園運営の経費(教職員人件費を中心)に対する経常費補助(生徒一人当り単価)の削減が始まりました。
新行革・第二次・第三次・二〇一八年度までの最終二カ年の行革でも同様に削減され、一九九九年度の行革前の県独自の積み上げ分(県単分)は七万二千六十九円でしたが、行革終了の二〇一八年度においては三万四千二百六十四円にまでなりました。二〇二〇年度においては三万二千四百六十四円となり、県行革を経た二十年間で行革前の四五%となってしまいました。
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一方、生徒への直接助成である授業料軽減補助は、二〇一〇年度の「高等学校等就学支援金制度」の導入により、学費負担が一定程度軽減されましたが、二〇〇九年度まで約十二億円あった県予算は、制度の導入により約六億円に減額されました。
しかし、今年四月一日施行の国の「高等学校等就学支援金制度」の拡充は、年収五百九十万円未満世帯の私立高校に通う生徒の経済的負担を大きく減少させ、都道府県を問わず、実質的には授業料は無償になりました。
この国の制度拡充を受けて、県も「授業料軽減補助制度」を拡充(県予算約十億円)し、年収五百九十~七百三十万円未満世帯と年収七百三十~九百十万円未満世帯への新たな所得区分を設けました。

大阪・京都との比較

経常費補助の県予算は減額される傾向です。また、授業料軽減補助はこれまでにない拡充がされましたが、その土台は国の制度拡充に大きく依拠したもので、兵庫県独自の施策も無償化への大きな動きとして評価するには、少し物足りないものです。


近隣の大阪や京都は、国の制度拡充よりも前に年収五百九十万円未満世帯への授業料無償化を実現し、加えて大阪では多子世帯への加算補助や、京都においては授業料以外の学費(施設設備費等)も補助対象にしています。
兵庫の私立高校の場合、二〇一九年度の学費は平均六十一万四千五百八十二円 (授業料四十万七千九百九十円、施設設備費二十万六千五百九十二円)となっており、入学金二十三万六千九百二十三円を加えた初年度納入金は八十五万一千五百五円です。
これは、全国で高い方から三番目の水準です。また、学費としては授業料が実質無償化された年収五百九十万円未満世帯でも二十万六千五百八十二円の保護者負担が残ります。
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兵庫私学助成をすすめる会は、ここ数年、保護者や生徒・教職員の声を直接県に届けるため、一言はがき運動を行っています。「子どもたちが平等に教育を受けられるように、是非とも私学助成予算の増額をお願い致します。『兵庫育ちで良かった』と子どもが思えるよう、早急な対策をお願いします」「すすめる私学があっても金銭的な問題で進学できない」「高校でお金がかかりすぎると自分の大学や兄弟の学費がなくなります」「コロナ禍で経済的に厳しくなった家庭もたくさんありますが、子どもたちの受ける教育はどんな状況下であれ、平等であってほしいです」など、同じ私立高校に通う生徒でありながら居住する場所によって学費負担が大きく違うことや、進学に関わって将来への不安や家族への心配などの声が寄せられています。
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兵庫県には、大阪府や京都府のように経常的な費用の施設設備費等も補助の対象となるように、補助対象拡大をはじめとした授業料軽減補助の拡充が求められています。

(兵庫民報2020年11月22日付)


神戸・市民要求を実現する会第10回総会:市民の命と暮らし、生業と雇用を守る要求集まる


神戸市に対して、市民の命と暮らしを守る要求を集め活動してきた、神戸・市民要求を実現する会(以下:実現する会)が第十回総会を十一月十二日に開催しました。
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二期目の久元市政は、三宮再開発に力を注ぎ、インバウンド効果を期待した大規模開発や、駅前に高層マンションや公共施設を集約しコンパクトなまちづくりをおしすすめてきました。
一方、二月には自衛隊に十八歳・二十二歳の個人情報を電子データとして「提供」する覚書を交わし、四月からは下水道料金を値上げ、十月には敬老・福祉パス制度を改悪するなど市民の声には耳を傾けず、負担を押し付けています。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外からの旅行者は途絶え、JR三ノ宮駅ビル計画も白紙に戻るなど大規模開発の破綻は明らかです。
いまこそ市民生活を守る政策が必要な時ですが、神戸市独自の政策はほとんど見られません。
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総会では、コロナ禍の中で三宮駅前開発などの大規模開発より市民生活を守るための政策が今こそ必要だとして、二〇二一年度予算要求や、加盟団体の連帯と市民の力の結集、「子育てアクション」・中学給食の自校調理方式実現・中学卒業までの医療費無料・待機児童ゼロなどの活動方針や神戸市との交渉、市民連続講座の開催、市民目線に立った要求を集めることなどの確認事項を決めました。
各団体からは、公共施設や市営住宅の建て替えによるアスベスト飛散の問題や、中学給食では近くの小学校であたたかい給食が調理される親子方式が実施されること、待機児童ゼロを実現するためにビルの地下に保育園が設けられていることなど、運動の前進や問題点が語られました。
総会には約二十名が参加し、来年の市長選に向けて「市民の目線に立った市政転換」を求め、活動報告、二〇二一年度方針、会計報告、新役員が拍手で確認されました。
〔岡崎史典=同会〕

(兵庫民報2020年11月22日付)

ジェンダーわたしの視点:大沢たつみ(元参院議員)「子どもを産み、育て、守りながら女性が働き続けられる職場・社会を」


看護学校を卒業して、国立兵庫療養所(現兵庫中央病院)に再就職して勤務場所の希望を尋ねられ、小児科以外でしたら何処でも結構ですと答えた私は、結婚して妊娠すると同時に、子どもばかりが目につくようになっていました。
当時、看護婦(現看護師)は、結婚すれば退職、まして妊娠して子どもが生まれれば当然退職。先輩で二人ほど働いておられましたが、働き続けられない職場環境でした。
圧倒的に女性の多い職場でなぜ……
看護師として働き続けたいのになぜ……
労働組合の婦人部長を(全医労・兵中支部)していた私は、まず「職場に保育所をつくろう」と仲間と共に立ち上がりました。療養所の官舎を借りての開設でした。
すでに全国に保育所運動は広がり、「ポストの数ほど保育所を」がスローガンになっていました。三田でも運動が広がり、市立の保育所も県の母子寮を改修して開設されました。
女性が子育てしながら働き続けられる社会を願っての大きな一歩でした。
*
そんな私に、三田の市議会議員になって頑張ってほしいと声がかかったのは、双子の子どもが生まれて一年もたっていない時でした。狭い四畳半に二段ベッドを置いて長女を含め三人を寝かせての決断でした。
依頼する方も、受ける方も、大変だったのですが、ひたすら前を見て歩んだように思います。
一九七一年の補欠選挙は次点でしたが、一九七二年に初当選。三十二歳でした。兵庫県下で女性の共産党議員は私を含めて八人になりました。
三田市は、二十四人の市議会議員の中で女性はただ一人。村々で区長をしてこられた偉そうな男性議員が、私を小娘扱いにして「おまえな……」とか、「雨が降ってきたから、オシメを入れに帰れ」とか、「女に何ができるか」など、ヒドイ議員もいました。
私は市民に選ばれた議員として、男性も女性も平等と考えていましたから、「今に見ておれ。市議会議員であり、女性であり、母親であり、すべての役割を果たしきるんだ」と弱さを見せずに頑張り抜いた議員活動でした。
▽学童保育所をつくろう
▽母と子の願いを市政に
▽台所の声を市政に
▽ゴミ集収を全市に
―女性の声をスローガンにしたポスターを街のあちこちに張り出し、要求実現のたたかいでした。
今思えば、そんなに頑張らなくてもよかったのではと思う時がありますが、次の世代の女性に良い社会を申し送りたい、子どもたちに良い社会環境を……と必死だったのでしょうね。
お母さんたちとともに、その時代に求められた女性のたたかいであり、任務だったと思っています。
*
十一月八日、2020NGO日本女性大会が開催され、「遅れている日本の女性の権利を、国際水準に」を求めて、行動目標が決議されましたが、長い歴史を経て女性の権利の向上が豊かな社会、希望ある社会をつくることを確信し、歩み続けたいと思います。

(兵庫民報2020年11月22日付)

「原爆症の後遺障害治療」が大きな課題に:ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記

副島圀義 

十一月十三日の大阪地裁。Sさんの事件の弁論です(前回の様子は九月二十日付の本欄で紹介しました)。
原爆症と認定された下咽頭がん自体は切除できたけれど、術後の嚥下障害や甲状腺機能低下症で闘病を続けている被爆者に対して「認定したのは下咽頭がんだけだ」という国の「論理」に司法がどう向かい合うのか?が問われています。

この日も裁判長は「論点、方向性を整理したい」と、かなり詳細な問題提起を原告(被爆者)、被告(国)双方にしました。
―下咽頭がんを認定した時点で後遺症は想定されていなかったのではないか?
―下咽頭がんの場合の嚥下障害や甲状腺機能低下症は「当然想定される後遺症」なのか?
―最初に認定した時の審査内容はどんなものだったか?
―証拠として提出された膨大な診療経過(記録)のなかには本事件に直接関わることも関わらないこともあるだろうから、それを分類・整理してみてはどうか?
―等々。

かつて国は原爆症認定に「総枠」を設定していました。しかし全国の被爆者による集団訴訟によってそのような「枠」が打ち破られ原爆症認定は増えました。
そうしたなかで、いったん原爆症と認定して医療特別手当を支給しても、その更新を「要医療性がなくなった」として打ち切る状況が出てきたわけです。来春には「更新手続きについての見直しをする」とも耳にしています。

報告集会では、弁護団と支援ネットの双方が「集団訴訟」「ノーモアヒバクシャ訴訟」などで認定をかちとった方々がいまどうされているのか、あらためて確かめないといけないな、と言われていました。
藤原精吾弁護団長は「本事件も、その根本として、国が被爆者にどう責任をとるのか、より広くは社会保障増進義務をどうとるのかが問われている。核兵器禁止条約に日本政府が背を向ける、ということは、その第六条のヒバクシャ援護義務に背を向ける、という意味をも持つ。この状況を変えるために引き続きがんばりましょう」としめくくりました。

(兵庫民報2020年11月22日付)


瀬戸恵子「ひなたぽっころりん」〈671〉


(兵庫民報2020年11月22日付)

兵庫山河の会 〈十一月〉

水仙の花咲く土手の散歩道高さ競いて彼岸花咲く
 小林誉穂

櫂さばき一七〇〇年余を語りたり朱家角の古河游覧(中国の旅)
 石井敏子

晩秋の庭に咲き染む石蕗の静かに光をまとい輝く
 鵜尾和代

平日の二限目だけの運動会開会告げる子ら誇らしげ
 新井 幸

歌を詠み献立ひねる毎日に認知予防と捉えて生きる
 古谷さだよ

良心的学者六人外したり六氏そろって撤回告発
 岸本 守

忘れまじ絶たれし生命の輝きを出でて見上ぐる秋の曇天(無言館展)
 山下洋美

早朝の陽のひかりあび深呼吸身体の底から命わきたり
 加藤やゑ子

若き日の母に思いを巡らせる秋明菊の白き花咲く
 塩谷凉子

被爆者の悲願の一歩踏み出せリ世界は動く核なき世界へ
 西澤 愼

病院を民営化する行政に反対のビラまく霜月の朝
 山下 勇

オンラインに診療 教育かわりゆき機器になじまぬ我の行く先
 古賀悦子

核禁止条約批准拒む国ヒロシマ・ナガサキ霊鎮まらず
 大中 肇

(兵庫民報2020年11月22日付)


こくた恵二「時代の分水嶺を迎え」:連載エッセイ6


「自由はある日突然なくなるものではない。それは目立たない形で徐々に蝕まれ、気がついたときにはすべてが失われているような過程をたどります。わずか数十年前に経験したわれわれは、将来に向かって自由の制限につながるかもしれないどんな兆候に対しても、厳しく監視する必要があります」 
この言葉は、誰であろう。私が参列した内閣・自民党主催の「宮澤喜一元総理大臣合同葬」で配布された「宮澤氏の〝しおり〟」の一文だ。
菅政権による学術会議任命拒否問題は、「目立たない」どころか、これほどのあからさまな学問の自由、思想・信条、表現の自由に対する挑戦があるだろうか。
野党国対委員長会談では、「戦前の京大滝川事件、天皇機関説への弾圧に匹敵するもの」との認識で一致し、断固たたかうことを確認した。
思えば一九二八年三月十五日、日本共産党への大弾圧(後に、小林多喜二が小説「一九二八年三月十五日」を上梓)、一九二九年治安維持法の改悪に反対した山宣こと山本宣治労農党代議士の暗殺、一九三一年柳条湖事件いわゆる「満州事変」勃発、一九三三年小林多喜二の虐殺へと続く戦争への道だった。
この歴史の教訓、戦争への反省から、学問の自由を保障するために日本学術会議の政府からの独立性を決めた。何より「政府の行為によって再び戦争の惨禍を起こさないように」と憲法をつくった。
時代の分水嶺を迎えている。全体主義への道か、民主主義の道かが問われている。党の存在意義をかけたたたかいである。
(日本共産党衆院議員)

写真:せいぞろいした衆院比例近畿ブロック予定候補(左から)宮本たけし、こくた恵二、西田佐枝子、こむら潤、武山彩子、清水ただしの各氏

(兵庫民報2020年11月22日付)

神戸映画サークル協議会12月例会:『ハード・デイズ・ナイト』――ザ・ビートルズ――:モノクロ映像に焼き付けられた弾ける魅力&珠玉の楽曲


『ハード・デイズ・ナイト』(旧邦題『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』)は一九六四年公開以来、いまなお音楽映画の傑作として語られるザ・ビートルズの初主演映画で、昨年、初公開から五十五周年ということでリバイバル公開されました。
世界的な成功を手中に収める直前のハードな一昼夜のドラマ。アメリカで量産されていたミュージシャン映画のメロドラマ的なものでなくイギリス気質のコメディをと、ビートルズ本人が自身の風刺劇を演じる作品となりました。
テンポ良い演出で四人のキャラクターが鮮明に浮かび上がり、彼らの後を追いかけ、ツアーに同行するカメラ映像は、楽屋にお邪魔したような気分に。鏡やモニターが効果的に使われた室内シーン、地上のみならず上空からの大胆なカメラワークによる解放感あふれるカット、固定カメラでドタバタ感を出したサイレント映画的なシークエンスもあり、遊び心満載。
映画がコケた場合を考え低予算のモノクロ撮影となったそうですが、今や、演奏される楽曲の数々とともに、古典的な趣さえ楽しめる、色褪せない一編となっています。
ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ、スーツ姿の四人が仲良く奏で、歌い、弾ける。世界のアイドルの輝きの瞬間を見つめ、珠玉のビートルズ・ナンバーに浸りましょう。
〔木村百合=神戸映画サークル協議会〕

映画『ハード・デイズ・ナイト』(1964年イギリス/87分)

12月4日(金)①11時②14時③19時、5日(土)①11時②14時③18時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般(事前予約)1,300円 *参加日時を12月3日までにご予約ください。☎078‐371‐8550、Email kcc1950@kobe-eisa.com、URL http://kobe-eisa.com/

映画公式サイト:THE BEATLES - 映画『A HARD DAYS NIGHT』オフィシャルサイト (harddaysnight-movie.com)

(兵庫民報2020年11月22日付)

神戸演劇鑑賞会12月例会:こまつ座『私はだれでしょう』

なまの舞台をごいっしょに


この舞台は戦後のラジオ番組「尋ね人」の製作現場で「真実」と向き合うことから逃げなかった人々の誇り高き物語である。
一九四六(昭和二十一)年七月。日本放送協会の一室からラジオ番組「尋ね人」は始まった。
放送時間は十五分。戦争で離れ離れになった人々を捜す無数の〝声〟が全国に届けられ、いくつもの感動の場面を生んだ。
寄せられた原稿は、脚本班分室で(元アナウンサー川北京子を中心とした)三人の女性分室員によって整理された。
しかし、占領下の日本では放送を監督するCIE(民間情報教育局)の事前検閲を受けねばならなかった。だが三人はひたむきに制作に取り組んでいた。そこへ日系二世のフランク馬場がラジオ担当官として着任。
そんなある日、彼等の前に一人の男が現れた。自称・山田太郎と名乗り、「ラジオで私を捜してほしい」と。ここから、舞台は大きく動きはじめる。太郎の自分探しは二転三転する。そして……。
今年は戦後七十五年。時代は大きく変化した。経済優先、大量消費の目まぐるしく動く社会。疲れはてている人間たち。今一度、人間の在り方、日本の国の在り方を見つめ直しては、と、舞台から声が聞こえるようです。
〔小谷博子=神戸演劇鑑賞会〕

こまつ座『私はだれでしょう』

作=井上ひさし 演出=栗山民也 出演=朝海ひかる、吉田栄作、平埜生成ほか/①12月3日(木)18時30分、②12月4日(金)13時30分、③12月5日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金1,000円と月会費2カ月前納)、月会費3,500円(大学生2,000円、中高生1,000円)/Tel. 078‐222‐8651、Fax078‐222‐8653

(兵庫民報2020年11月22日付)

バザー、ツアー中止のお知らせ:東日本大震災救援バザー、ツアーにご協力いただいた皆さまへ

東日本大震災から十年を迎えようとしております。現地はまだまだ先の見えない状況が続いており、被災者の方々に少しでも寄り添う活動を続けたいと努力してまいりました。しかし、コロナの感染拡大防止を実行委員会で相談し、本当に残念ですが、三月のバザーも、秋のツアーも中止させていただくことにいたしました。
今まで長い間、ご協力いただいた皆さまに、こころから感謝いたします。お預かりしています物品など含めて、今後の救援方法を検討して、対応したいと思います。皆さまの周りのご協力いただいた方々にも、お断りとお礼をお伝えくださいますようお願いいたします。

呼びかけ人代表 大沢辰美
事務局担当 平松順子

(兵庫民報2020年11月22日付)


日本学術会議会員任命拒否は撤回を:市民デモと憲法共同センターが共同でデモ


日本学術会議会員任命拒否の撤回を求める市民デモが「こわすな憲法!いのちとくらし!市民デモHYOGO」と「憲法改悪ストップ!兵庫県共同センター」の共同で十一月十二日、神戸市内で行われました。約百八十人が、東遊園地から三宮センター街、元町まで「学問の自由を守れ」「学術会議推薦名簿を拒否するな」などコールを響かせ、市民に訴えました。
東遊園地での出発前集会では、神戸大学名誉教授の和田進さんがスピーチし、京都大学名誉教授で日本ジェンダー学会初代副会長の上杉孝實さん、神戸女学院大学准教授の景山佳代子さん、大学非常勤講師の小橋かおるさんのメッセージも紹介されました。
集会は、①菅首相は六名の任命拒否をただちに撤回し、法に基いて推薦通り任命を行うこと②政府は憲法で保障された学問の自由を守ること③日本学術会議は設立趣旨に基づき、政府から独立した機関として発展・充実すること―を求める決議を採択しました。

(兵庫民報2020年11月22日付)

観感楽学


日本学術会議任命拒否問題では、なじみのなかった団体も様々に抗議声明を出している。イタリア学会は「ときの権力が『何が正しく、何が間違っているかを決めている』点において、ガリレオ裁判とかわりない」と指摘。菅首相が拒否理由をころころ変えていることに対して上代文学会は「日本語の無力化・形骸化を深く憂慮します。頼むから日本語をこれ以上痛めつけないでいただきたい」▼おどろいたのは宗教法人・生長の家が一般紙に意見広告を出したこと。「科学的真理の探究を操作しようとする政治が、宗教的真理を尊重するなどと言うことはあり得ない」がその抗議理由。それぞれ自らの存在をかけた言葉を発している▼わたしはどうか。「十億円学術会議に出している」から政府が恣意的に任命拒否できるとしていることが許せない。それは公費を受けている者は、つまり国民すべてはときの政治に文句を言うなということに等しい。しかし公費とは政府の金ではなく国民の税金である▼わたしは自分も周囲のだれもが差別されることなく、お金の心配することなく個性を伸ばし発揮できる社会をのぞみ行動する。それを抑圧することは許さない。(T)

(兵庫民報2020年11月22日付)

2020年11月15日日曜日

兵庫憲法集会(総がかり行動兵庫県実行委員会):共同のとりくみ各地で多様に


戦争させない、九条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会が「11・3兵庫憲法集会」を十一月三日、神戸市内で開きました。戦争法強行以来、五月三日に神戸東遊園地で集会・デモを行って来ました。しかし今年はコロナ禍で延期。感染防止で会場定員も半分となるなか、ネット配信も行い開催しました。
実行委員会は、民主団体や日本共産党も入った「憲法改悪ストップ兵庫県共同センター」と、自治労・兵教組などの「戦争させない1000人委員会」と九条の会でつくる「九条の心ネットワーク」で共同して取り組んできました。
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開会の前後にはゴスペル歌手の新井深絵さんのパワフルなミニコンサートも行いました。
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羽柴修弁護士が開会挨拶。憲法や立憲主義がかえりみられない暴走政治が安倍政権で続き、さらに継承の菅政権が誕生した。寓話『茶色の朝』も紹介し、ナチスが戦争への道を進んだ歴史を繰り返してはならない、声をあげていこうと訴えました。
桜井シュウ立憲民主党衆議院議員が来賓挨拶、国会報告と共同で自民・公明・維新の政治を打ち破ろうと連帯の挨拶を行いました。
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メインは「コロナ禍での憲法、平和、民主主義を問う」とのパネルディスカッション。パネラーは元文部科学省審議官の寺脇研さん、神戸学院大教授の上脇博之さん、弁護士の永井孝寿さん、コーディネーターは弁護士の津久井進さん。
寺脇さんは、「子どもの五人に一人が貧困と言われている。これを助けられない社会でいいのか。権限がない首相の声で一斉休校になり、子どもたちに大きな被害が出ている。自公政権のもとで法に基づく秩序が壊され、行政官僚も去っている。菅政権に対しては安倍政権以上に危機を感じる」と語りました。
永井さんは、緊急事態に権力を集中する議論について解説。コロナなど感染症対策の法律があっても検査体制など対処する準備がなければ、できないことを示したと、今回の政治の問題を指摘しました。
上脇さんは、官邸主導の政治が作られる中で、森友・加計、桜など一連の事件が起こっていると、自民党支配、官邸支配を強めている仕組みを解説。「この権力の集中は、戦争する国づくりにどうしても必要。いま自衛隊が敵基地攻撃能力の名前で攻める自衛隊に変質させられようとしている」と批判しました。
津久井さんの「それでは、何ができるか」との問いに、上脇さんは「森友・加計学園問題などの真相解明。反省のない政権を変えるには、野党が魅力ある政権合意をつくって選挙で変えることだ。可能性はある。自民・公明の多数議席は小選挙区制で取ったもの。棄権者は自民党投票者の倍もいる。この人たちが投票に行けば変わる」と語りました。寺脇さんは、「いつまでも少数者でいいのかが問われている」と激励し、大きな拍手が起こりました。
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集会は、「私たちには、未来の子どもたちに〝戦争のない世界と平和〟を手渡す責任があります。戦争の準備を進め、九条を壊そうとする菅内閣の退陣を要求します」という憲法アピールを確認して閉会しました。

(兵庫民報2020年11月15日付)

明石駅前で市民と野党の合同演説:共同のとりくみ各地で多様に


「市民と野党の合同演説」を十一月七日、明石駅前で行いました。立憲民主党、日本共産党、新社会党の三本ののぼりがはためき、六十五人が参加しました。
この宣伝行動は、永井俊作元明石市議(新社会党兵庫県本部副委員長、写真:のぼりの間の三人うち右)、新町みちよ元兵庫県議(日本共産党)の呼びかけで十月二十三日に開いた「市民と野党の共闘を考えるつどい」で話し合い、実現したものです。
立憲民主党からは当日の参加は難しいとされていましたが、中西レオ元明石市議(写真:のぼりの間の三人うち左)が駆けつけました。
中西さんは「共産党といっしょにやるのかと言われるが〝正しいことは正しい〟」と述べ、「ここまでは一緒に」と違いも明らかにしながら野党共闘を進める立場を明確に訴えました。
福原ゆかり日本共産党衆院兵庫九区予定候補(写真:のぼりの間の三人うち中央)は、コロナ禍の苦難解決の七つの提案を語り、「私、福原ゆかりを九区の野党統一候補に押し上げてください」と力強く訴えました。
永井俊作さん、総がかり行動明石の野村俊三さん、明石原水協の田中耕太郎さん、新日本婦人の会の藤浦享子さんがそれぞれ「野党連合政権をご一緒に」と訴え、ビラ二百枚も配布しきりました。
立ち止まって最後まで聞く人や「井戸知事の公用車はダメと言ってほしい」「障害者福祉をすすめてほしい」「消費税五%減税と同時に大金持ちや大企業へ増税を」など注文も寄せられ、野党連合政権への期待が感じられました。

(兵庫民報2020年11月15日付)

ポストコロナで講演会(市民アクション川西):共同のとりくみ各地で多様に


安倍改憲NO!全国市民アクション川西実行委員会は十一月八日、川西市商工会館で「ポストコロナを切り拓く政治へ」をテーマに講演会を開催しました。川西市議会の黒田美智議員(日本共産党)、谷正充議員(無所属)が司会し、桜井シュウ衆院議員(立憲民主党)、北上哲仁県議(ひょうご県民連合)が来賓として挨拶し、梶原やすひろ元衆院議員(立憲民主党)が紹介されました。
同志社大学の浜矩子教授からビデオメッセージがよせられ、大阪市廃止住民投票やアメリカ大統領選挙を通じて分断を乗り越える連帯が前進しているとして、菅政治による独裁と自助おしつけ政治から、ひとの痛みをわがこととして共感できる政治への転換がよびかけられました。
山下隆志市議(立憲民主党)の紹介のもとで登壇した神戸女学院大学の石川康宏教授は、コロナ禍の中で戦後最悪の経済危機、最貧困層の世界的急増などがあるとして、日本では自民党政治のもとで、感染症への対応はまとはずれで、株価の維持には全力をあげ、日本学術会議を攻撃し、市民には自己責任論を強要していると批判しました。
一方で北欧諸国では高い最低賃金、短い労働時間、医療も介護も無料、教育費無料で子ども手当も十分保障しており、こうした国では首相はじめ政治家は若く女性が多いことを紹介し、こうした政治は日本でも可能で選択肢はあると指摘。「市民と野党の力で政権交代、野党連合政権を実現しよう」と訴えました。
最後に、吉岡健次市議(日本共産党)が閉会挨拶を行いました。
〔今西清=市民アクション川西実行委員会事務局〕

(兵庫民報2020年11月15日付)

いいな9条!市民集会(宝塚議員有志の会):共同のとりくみ各地で多様に


宝塚九条の会・平和と民主主義を守る宝塚議員有志の会は、「いいな9条!11・7宝塚市民集会~子どもたちに残したい平和と憲法九条~」を七日、末広中央公園で開催し、百五十人が参加しました。
開会に先立ち、主催者を代表して宝塚九条の会世話人、関西学院大学法学部の長岡徹教授が基調報告を行いました。長岡教授は安倍政権から今なお続く強権政治を批判し、日本学術会議問題からみる菅政権の危険性について指摘しました。
集会には九条改憲に反対する政党代表が参加。新社会党芦屋総支部書記長の山口みさえ芦屋市議、緑の党兵庫県本部の松本なみほ共同代表、立憲民主党の桜井シュウ衆院議員、社民党県連合代表の梶川みさお宝塚市議、日本共産党の、ねりき恵子県議が挨拶しました。
ねりき県議は核兵器禁止条約署名国が五十カ国になり、兵庫県でも被爆者国際署名に知事をはじめ県下全ての市町長が署名したこと、県議会では「核兵器廃絶と世界の恒久平和を希求する兵庫県宣言」が全会派一致で採択されたことを報告。「日本学術会議の任命拒否や改憲を許さず、九条を守り、コロナ禍のもと命と暮らしを守るため、市民と野党の共闘を大きく広げましょう」と呼びかけました。
中川智子市長からは「世界に誇るべき平和憲法を未来に引き継いでいくことが私たちの使命。『子どもたちに残したい平和と九条』は多くの市民の願いであり、大切にされなければならない」と激励のメッセージが寄せられました。
山崎晴惠弁護士は法律家の立場から日本国憲法について解説し、「子どもたちのためにも九条は変えてはならない」と力強く訴えました。
議員有志の会を代表して北野聡子市議が二〇一三年の特定秘密保護法強行採決から始まった宝塚の野党共闘について報告。「毎月二回の宣伝行動を中心に、平和と民主主義を守るためにがんばっていく」と決意を表明。
宝塚九条の会の平塚淳次郎世話人は親交の深かった元米海兵隊員のアレン・ネルソンさんが「憲法九条こそ(平和への)世界最大の武器」と語ったことを紹介し、閉会挨拶を述べました。

〔田中こう=宝塚市議〕

(兵庫民報2020年11月15日付)

シリーズ 憲法が輝く兵庫県政へ(8):子どもたちの笑顔あふれる学校に、今こそ少人数学級の実現を!

兵庫教職員組合書記長 永峰博義

「コロナ禍」のもと、感染症対策として実施された分散登校により、図らずも少人数学級が実現されました。
一学級が実際の半分の人数になり、一人ひとりの子どもに寄り添うことができました。「密を避ける」という物理的な要因はもちろん、子どもの学習の状況だけでなく、子どもが抱えている課題も含めて丸ごと受け止めることができました。普段は不登校の子どもたちも、分散登校の間は登校することができたという声は全国各地から届けられました。
ところが、分散登校は二週間で終わり、倍の子どもたちが狭い教室にひしめき合いました。学校で一番長い時間過ごしている教室が一番の「密」状態となってしまっています。
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兵庫県は現在、小学校四年生までは県の措置を含めて三十五人学級になっていますが、小学校五年生・六年生、そして中学校全学年は四十人学級です。
「小学校四年生まで三十人前後で五学級だったのに、五年生になったとたんに四十人の四学級になった」という事例は県下どの地域でも起こっています。
中学校一年生は各道府県独自の施策で少人数学級の措置がなされていますが、大阪府・熊本県・広島県・兵庫県の四府県のみが四十人学級のままです。
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私たちは三年前から兵庫県での少人数学級実現に向けた独自の要請署名にとりくみ、運動を広げています。
昨年度、兵庫県での小学五年生・六年生・中学一年生の三十五人学級の実現状態について、県教委学事課の資料をもとに調べてみました。
そのデータをもとに作成したグラフ(上図)を見ると、小学五・六年生は、郡部では実質三十五人以下の学級が多いことがわかりますが、都市部では三割から四割の児童は三十五人より多い学級に在籍しています。
一方、中学一年生では、阪神・播磨東・播磨西の三つの教育事務所管内では、人数比にして六割から七割の生徒が三十五人より多い学級に在籍しており、県下全体では、一万九千九百八人(六三%)もの生徒が三十五人より多い学級に在籍していることがわかりました。
とりわけ阪神教育事務所管内では、管内七十九校中四十九校、管内一万三千百十七人の生徒のうち九千三百七十七人、割合にして実に七一%の生徒が三十五人以上の学級に在籍しているという厳しい実態です。
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昨年の県教委交渉ではこの実態を示し、当面の措置として、現在、新学習システムの「少人数指導」として配置されている四百三十四人の常勤加配のうち百二十人程度を、「中一の三十五人学級の調査研究」に充てるよう提案し、一刻も早く中学校一年生の三十五人学級を実現するよう県教委に迫りました。
ところが、県教委は「提案は現行でも可能」としながらも、「それを実施すると県独自で行っている少人数による学習や兵庫型教科担任制等ができなくなり、新たな課題への対応が必要となることから、現時点では導入を考えていない」と最終回答をし、署名に寄せた多くの教職員や保護者の声を退けました。
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今年は、コロナの問題もあり、全国知事会・市町村長会・各種校長会等の代表だけでなく、自民党や公明党までもが少人数学級の実施を文科省に求めています。
私たちは、この「三十五人学級実現署名」を今年は県教委への要請署名という形ではなく、県議会への請願署名として取り組んでいます。教育委員会の判断ではなく、兵庫県としてこの課題にどういう姿勢をとるかが問われています。
署名に協力して下さる単位PTAも例年になく増えています。また、「自治会全戸に配布したい」と署名用紙の追加要望をされた自治会もありました。
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兵庫で学ぶ子どもたちのために、教職員・保護者・県民の切実な願いに背を向けず、国に対して、義務標準法の改正を要望するだけでなく、「県独自の措置として子どもたちに少人数学級をプレゼントします」というあたたかい兵庫県政の実現が切実に求められています。

(兵庫民報2020年11月15日付)

国は石炭火力の新設を止めて!――裁判日記(行政訴訟第9回):次世代が安心して住める街めざして原告に:原告・高田寿子さんが証言


神鋼が灘区灘浜で進めている石炭火力発電所の建設を認めた国の「確定通知書」の取り消しとパリ協定に整合する気候変動対策を求めた行政裁判の口頭弁論が十一月四日大阪地裁で開かれ、原告の高田寿子さんが証言しました。
高田さんは、「十二年前芦屋市から灘区に引っ越しきて、娘が発電所近くの幼稚園に通園するようになってから深刻なぜん息に罹った。〝コンコンが出るから幼稚園は行きたくない〟との子どもの声を紹介しながら、一度発作が起こると吐くまで咳が出続ける。横になって寝ると咳がひどいので座ったまま夜を明かすこともあった」と、ぜん息で大変苦しんだことを証言しました。また、「山手の小学校に通いだして落ち着いたが、完治はしていない」と大気汚染物質による健康被害増大の心配を訴えました。
気候変動に対しては、「近年豪雨、台風などによる大規模な災害によって、生命、財産の被害が続いている。二〇一八年七月には灘区でも土砂災害で大きな被害があった。私の住んでいる地域は二つの川に挟まれて、土砂災害警戒地域に指定されている。このまま気候変動が続き、災害が増加すると、自分の家も壊される可能性があり、恐怖を感じる」と証言し、気候変動防止に国が力を尽くすよう求めました。
また裁判で環境アセスメントが焦点になっていることに対しては、「〝娘の被害はPM2・5が原因かもしれない。こんな場所に発電所をつくって欲しくない〟と公聴会で意見を述べたことが反映されず、住民の意見でもない経産大臣の意見がアセスに反映され失望した」と批判しました。
最後に娘と二人で原告になった意義を、「次の世代、またその次の世代が安心して住める街を残すことだ」と証言し、「解決する(公害や気候災害を防ぐ)ためには、自分自身が声を上げる必要があるということを娘に理解してもらうために原告に加えた。娘はその意味を理解している」と証言しました。
〔廣岡豊=原告〕

(兵庫民報2020年11月15日付)

野党共闘・日本共産党躍進へ「しんぶん赤旗」の役割学ぶ:日本共産党兵庫県労働者後援会


日本共産党兵庫県労働者後援会は、JCJ(日本ジャーナリスト会議)大賞を受賞した「しんぶん赤旗」日曜版の笹川神由記者(写真)を迎えて十一月六日に学習会を開催しました。
安倍前首相の「桜を見る会」私物化をスクープした一連の報道について、SNSを利用した取材方法(オープンソース・インテリジェンス=OSINT)を紹介し、Twitterなどに公開されている情報から取材対象を絞っていき、その情報が正しいか現地に乗り込んで確認を取っていく様子や、このスクープ報道をきっかけに、国会で質問が行われ野党の追及本部に発展し、野党共闘へも影響を与えていること、新聞やテレビが、広告収入に頼る中で報道できない内容もタブーなく記事にできる「しんぶん赤旗」の強みなどが語られました。
会場からは、次々と質問がだされ、野党共闘のなかで「しんぶん赤旗」の情報が共有されていることや笹川記者が「しんぶん赤旗」記者になるきっかけなどが語られると参加者から感心する声が漏れていました。
学習会には、衆議院近畿ブロック比例候補のこむら潤さん、兵庫二区予定候補の宮野つるおさんが駆け付け、衆議院選挙に向けての決意が述べられました。こむら候補は、「新しい憲法のはなし」から基本的人権について書かれている部分を引用し「菅首相に読ませたい。憲法・基本的人権を守るために奮闘していきます」と決意を語りました。そのほか立候補が予定されている方からもメッセージが寄せられました。
会場には地域の方々も含め六十人が参加。最後に成山太志後援会長の団結ガンバローで締めくくり、とても盛り上がった学習会になりました。 


〔岡崎史典=同後援会〕

(兵庫民報2020年11月15日付)

国会議員団兵庫事務所だより:農林水産業 現場の声を国政に

農林水産省が、新型コロナの影響を受けた農家を支援する「高収益作物次期支援交付金」の要件を突然変更した件で、十月下旬に、農協幹部から話を伺いました。
要件変更については、近畿農政局長から説明と謝罪があったとのことですが、農家によっては、交付金を見込んで、既に投資をしており、大打撃となります。幹部は、「この影響で辞める農家も出るのではないか」と心配していました。
また、「昨年と今年の差を示す資料など、追加の申告書を作成しなければならない事務作業も、農家にとっては大きな負担です」と顔を曇らせました。
県担当課によると、兵庫県内からの申請は、二百二十八件で、総額約七千六百万円にのぼります。「農業はこれまでも過保護だと批判されていますので、ものが言いにくい。フォローをして欲しい」と苦しい思いも吐露されました。
日本共産党国会議員団はこの問題を取り上げ、政府に申し入れを行いました。その後、農水省から、変更前より交付額が減る農家に補填策を講じるとの発表がありました。
また、水産庁がTAC(漁獲可能量)設定魚種を増やす方針を示している問題で、漁協幹部に話を聞きました。
漁獲割当はかねてから、大臣許可漁船(大型船)に有利な配分がされ、沿岸漁民の経営が苦しい状況です。今回追加が予定されている「マダイ、ブリ、ニギスなどは、一本釣りをはじめとする沿岸漁業者への影響が大きく、現状に合った、きめ細かい対応が必要だ」などの意見が寄せられました。
現場当事者の声を国政に反映させるよう、がんばります。

(兵庫民報2020年11月15日付)


大門みきし「特等席から見た菅首相」:連載エッセイ56


十一月五日の参院予算委員会では小池晃書記局長の隣でパネル係をやりました。他党のパネル係は新人議員が多いのですが、わが党はベテラン議員もやります。私なんか「大門さんが横にいてくれると安心だから」などと言われると、喜んでやります。
パネル係の席は質問を傍聴する「特等席」です。自分が質問する時は答弁者を観察する余裕などありませんが、パネル係だと答弁者の細かい表情の変化まで読み取ることができます。
日本学術会議会員の任命拒否問題では、菅首相がまともに答えず、審議は十二回、三十分以上も中断しました。意味のない答弁を繰り返すうちに、菅首相の目がだんだんうつろになり、思考が停止したように表情が無くなっていくのがわかりました。少し心配になって、小池さんに「次に進めては」と声をかけると、小池さんも「そうだね」と応じました。
しかしそもそも自業自得です。菅首相は戦争に反対する学者の声が邪魔で仕方がない。だから学術会議を標的にして学問の自由へ介入を始めた。しかしそんな意図は公然とは言えない。言えないからごまかす。ごまかすから苦しくなる。不実という一点でも、菅首相は辞任に値します。
審議中断で小池さんの予定した質問が半分以上できなくなり、用意した七枚のパネルはすべて使わずに終わりました。パネル係として座っていてパネルを掲げなかったのは初めての経験。「大門さん、何のためにあそこにいたの」と、あとで皆に笑われました。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2020年11月15日付)

漫画『マルクス&エンゲルス』で伝えたかったこと:尼崎革新懇「秋の学習会」で著者が語り合う


尼崎革新懇は十一月八日、秋の学習会として対談「マルクス&エンゲルスとの出会い」を小田南生涯学習プラザで開催。漫画『マルクス&エンゲルス』の著者、野口美代子さん(シナリオ:写真右)と丸川楠美さん(漫画:写真左)の対談を聞きました。
田中祥晃・尼崎革新懇代表世話人が「二十代で『共産党宣言』を起草したマルクスとエンゲルスを語っていただく秋の学習会は意義あるもの」と主催者挨拶。義村玉朱元尼崎市議の司会で、野口さんと丸川さんが、この漫画をつくろうと思ったきっかけ、苦労したところ、読みどころ、今後の活動などについて語り合いました(対談の概要はこちらに)。
参加者も「二人の熱い気持ちが伝わってきた。自分がこれからどう生きていくかのいい機会だった」「難解なことを漫画にしたことは画期的だ。若い人が知るきっかけを作ったことは大きい」などの感想や、続巻について「マルクスとエンゲルスの二人が主張して解明したことを読者ならどう思われますか?と問いかけるようにしてほしい」などの期待が語られました。
三人の著者(野口さん、丸川さん、監修の円谷源さん)をひき会わせ、編集・制作にもかかわった、こむら潤さん(衆院比例・兵庫八区予定候補、尼崎市議)も参加。編集会議は細かいところまで詰めるので、毎回長時間に及んだこと、版元・高文研の社長も一緒に頑張っていたこと、二〇二〇年一月の日本共産党大会での発言の際、この本を紹介したら手持ちの本があっという間に売れたことなどを紹介。「本を売ることが目的でなく、若い人に広めることが大事」と述べました。
〔松岡宗治=同革新懇事務局〕
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漫画『マルクス&エンゲルス』Vol.1=二〇一九年六月、Vol.2=同年十月、発行=高文研、各六百五十円+税。




(兵庫民報2020年11月15日付)

「共産党が作品展を?」と高校生たちも鑑賞:文化後援会作品展


日本共産党兵庫県文化後援会は、恒例となっている「作品展」(第十二回目)を十一月四日から八日まで神戸市の兵庫県立美術館王子分室原田の森ギャラリー東館二階で開催しました。
作品出展者数は昨年より増え四十二人で作品総数は百一点。内訳は、絵画四十四作品、書(川柳)十六作品、写真三十一作品、書籍六作品、漫画三作品、オブジェ(彫刻)一作品でした。
安倍内閣が退陣し菅内閣が発足、総選挙含みの情勢のもと、また「コロナ禍」のなか、多忙な日々ではありましたが、創作活動の成果が持ち寄られ、鑑賞者に感銘を与えていました。
鑑賞者は、天候にも恵まれて東は大阪市、西は姫路市、北は豊岡市、朝来市と広範囲から約三百人が来場しました。
特筆すべきは、立ち寄った高校生や青年たち「日本共産党って、文化的な作品展をされるのですか」と声をあげていたことです。「私も、エンピツ一本で、こんな表情豊かな絵を描いてみたい」。「花をこんなに鮮やかな色で描かれることに驚いた」など新鮮な感想が寄せられました。
年配者からも、「コロナ禍の中で重い空気が軽くなり華やかな時間を過ごさせていただきました」「川柳の力作は、迫力があった」「レベルの高い作品が多く感動した」などの感想が寄せられています。
日本共産党の宮本たけし前衆院議員、こむら潤衆院比例予定候補も駆けつけて鑑賞(写真)。庄本えつこ県議や平野貞雄芦屋市議などの姿も見られました。
最終日には段野太一会長が出品者の協力にお礼を述べ、地の利を得て沢山の人に見ていただいたことに感謝、文化の分野でいっそう頑張っていきたいと締めくくりました。
〔下田大助=同後援会〕

(兵庫民報2020年11月15日付)

青春小説『大阪環状線』を作者とともに読み解こう:民主主義文学会神戸支部

草薙秀一『大阪環状線』は昨年、「しんぶん赤旗」で連載された小説です。
舞台は一九六〇年代前半のまだ戦争の傷跡が残っている大阪の生野区です。自分に自信が持てない主人公が友人やバイト先の大学生、教師から様々な影響を受け、苦しみながら自立への道を歩んでいく物語です。そこには人間の成長というテーマが貫かれており、山本有三「路傍の石」やロマン・ローラン「ジャン・クリストフ」のような、人間の変革はどうおこるかという近年稀な教養小説となっています、それはまた現代の格差と貧困に苦しむ青年像とも重なり、あらためて今の青年を考えるきっかけともなります。
本小説から様々な感想を出し、また直接著者の草薙さんから作品をつくる上で様々な興味深いエピソード、作品の作り方までお聞きして、作品を深めていきたいと思います。(二〇二〇年二月、新日本出版社刊)
ぜひ、ご参加ください。
〔相沢一郎=日本民主主義文学会神戸支部〕
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日時 十一月二十八日(土)十三時三十分~十六時三十分/会場 長田区文化センター(JR新長田駅、地下鉄新長田駅前)四階「さざんか」/主催 日本民主主義文学会神戸支部 ☎078・595・1072 

(兵庫民報2020年11月15日付)


▽以下は編集部による蛇足:

アマゾンでなくても本は買えます。できるだけ書店で購入しましょう。なお通販でも版元ドットコムには国内のネット書店へのリンクがたくさんあります。
版元ドットコムの同書紹介ページ:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784406064019

また、書店に在庫がなくなっている場合はこちらで探すと安心です。
日本の古本屋:https://www.kosho.or.jp/



こむら潤「ジェンダーのハードル走」:こんにちは♡こむら潤です!(9)


今年、長女が二十歳の誕生日を迎えました。私が母親になった記念日でもあります。はや二十年、やっと二十年……いろんな思いが駆け巡ります。
大学卒業後、私は高校の美術非常勤講師に任用されました。三回の出産・育児のたびに、非常勤講師は年度の区切りに退職、任用を繰り返しました。私には他の仕事と兼業できるスタイルがマッチしたのですが、収入や社会保障は限られます。深く考えず「世帯主の扶養範囲内でよい」と思っていました。
子育てのほとんどの期間、仕事をしながら保育園の父母の会会長や学校のPTA会長職を担ってきました。親として自分ができること、やりたいことを率先してやってきたつもりでしたが、ある時、夫に「ボランティア活動よりお金になる仕事をしてほしい」と言われたのが衝撃でした。
もっとも理解してくれていると思っていた夫が、PTA活動を不満に思っていたことにショックでしたが、夫も家計を支えるのに必死なのに、私だけが自由に仕事を選んでいると彼が感じていたこともわかりました。(その後、私も意地になりPTAを続けながら銀行の清掃員、フリーペーパー配達など増やし、六つの仕事をこなしました)
今、「ジェンダー」という視点でみれば、この二十年間はまさしくジェンダーのハードル走と言えます。それは私だけ特別にではなく、誰もが通るコース。これからの若者にとって「誰もが自分らしく輝ける社会」が当たり前になるように、政治を変えていきましょう。
(衆院近畿比例・兵庫8区予定候補)

(兵庫民報2020年11月15日付)

亀井洋示「崩壊 トランプタワー」


(兵庫民報2020年11月15日付)

観感楽学


一人で見る夢は、夢でしかないが、みんなで見る夢は現実となる――オノ・ヨーコさんが米紙に載せたイラク戦争に反対する意見広告。世論が結集されれば変えられるとの思いだ▼非核「神戸方式」記念集会アピールは、「闘えば要求を実現し、社会を変えることができることは、神戸港と六甲山から米軍基地を撤去させ四十五年間もアメリカの軍艦を入港できなくしてきた体験をもつ神戸市民の確信」だと言う▼記念集会へのフランスからのメッセージは、「皆さんの成功は市民に断固たる意志があれば政治的成果はかちとることができる」ことを示したと称えた▼核兵器廃絶は「夢物語」と言われ続けたが、被爆者が「ヒバクシャ国際署名」や被爆体験を世界に訴え、核兵器禁止条約に結実させた▼韓国釜山市の平和団体からのメッセージにはミュージカル『レ・ミゼラブル』の「民衆の歌」―戦う者の歌が聞こえるか? 鼓動があのドラムと響き合えば新たにあつい命が始まる――が添えられていた▼その釜山市で非核「神戸方式」につなげようとする条例が採択された。日韓の非核港湾の連帯が両国の共同、非核北東アジアの「夢」を現実のものにしようと思う。(K)

(兵庫民報2020年11月15日付)

2020年11月10日火曜日

漫画「マルクス&エンゲルス」で伝えたかったこと:尼崎革新懇「秋の学習会」で著者が語り合う


尼崎革新懇は11月8日、秋の学習会として対談「マルクス&エンゲルスとの出会い」を小田南生涯学習プラザで開催。漫画『マルクス&エンゲルス』の著者、野口美代子さん(シナリオ:写真右)と丸川楠美さん(漫画:写真左)の対談を聞きました。



○きっかけは?

野口さんは、2018年にマルクスとリンカーンに接点があったことを知り、周りの人に話したら「マルクスって誰?」という人が多く、ヨーロッパでは最も偉大な思想家としてダントツ1位なのに、日本ではこんなに知られていないのは、知らせないようにされて来たのではないかと思ったと言います。
神戸で映画『マルクス・エンゲルス』(ラウル・ヘッケ監督)を観て感動した野口さんは、「これを2019年の参議院選挙までに漫画にして若い人の中に広げたい」と、猛勉強して2018年の秋からシナリオづくりに取りかかりました。マルクスとエンゲルスの少年時代・青年時代のことも調べて、再会してから「共産党宣言」を書き上げるまでをシナリオにしました。2019年1月にシナリオを書き終え、尼崎の若い漫画家2人(丸川さんとこの本で監修を担当する円谷源さん)をこむら潤さんに紹介しもらい、なんどもなんども読み合わせをし、イメージを共有しながら修正をくり返しているうちに、丸川さんが「描きたい!」と意欲を見せ、驚異的な速さで漫画を描いて第1巻を2019年6月に出版することができました。

丸川さんは、『全国革新懇ニュース』2020年1月号での長浜悠さんとの対談で「こんなに知られてる人とのことを描いて怖くなかったか」と聞かれ、「マルクスのことを全然知らなかったからこそ」と答えていました。「でも自分で理解していなかったら読んだ人に伝わらないと思い、図書館で検索してマルクスに関する本を全部読みあさった」と明かしました。さらに「この本は、マルクスの人間部分を描いたマンガと思ってもらったらいい。マルクスのハチャメチャなところとエンゲルスの聡明なところを比べたら“メチャクチャ漫画やん”と」と語りました。

○苦労したところは?

野口さんは、シナリオづくり、特に第2巻のシナリオは様々な人に聞いたりして、修正やカットなどを繰り返し、何度も書き直したこと。また、本の価格をできるだけ安くするための出版社との交渉にも苦労したと語りました。

丸川さんは、カール・シャッパーという、野口さんのシナリオには出てこない人のことを知り、その人のことを図書館でさらに調べてシナリオに取り入れてもらったことをあげました。シャッパーは、知識人を敵対視していた労働者と知識人との架け橋になった人で正義者同盟に所属し、マルクスらの共産主義通信委員会と合併して共産主義者同盟を結成しました。

○うれしかったことは?

野口さんは、「清風堂(大阪)で平積みされていたこと。『しんぶん赤旗』の「背表紙」欄で評価されたこと。そして、常に協力者が現れて助けてくれることが大変ありがたい」と語りました。

丸川さんは、「自分の絵が紙の本になって書店に並んだことが一番うれしい」と言いました。

○特に読んでほしいところは?

丸川さんは、「第2巻を楽しく書いたところ。特に最後の、光に向かって「君たちが考えることをやめない限り」と歩いて行くところ。長い『共産党宣言』をぎゅっと凝縮したところ」をあげました。

○今後の活動は?

野口さんは、「第3巻で『資本論』ができるまでを作る。シナリオは8月に書き上げ、いま日々更新中。これから読み合わせをしながら漫画化していきます。また第1巻の英語版を作り、英語教材として使ってもらえるようしたい」と答えました。

丸川さんは、「このような古典を書いた人間が、どのような人間かを描こうと思ってきた。第3巻も『資本論』を書くのでは、“『資本論』を書いた人“を描くという気持ちで描いていきたい」と言います。さらに「今日の対談で、描こうという気持ちが膨らんだ。漫画としてお話として面白く、同時に、『資本論』を読みたくなるようなものにしたい」と抱負を語りました。

○著者どうしはお互いに……

それぞれがお互いをどう思っているのか:
丸川さんは野口さんを、「パワフルで感性豊か、アイデア豊富、行動力が半端なくて尊敬しかない。諦めないことの大切さをひしひしと感じた」と言います。

野口さんは丸川さんを、「素晴らしい感性と今時の若者の持つ表現力。自分が知らなくては伝わらないという努力をとことんする人」、さらに「丸川さんがいなかったらこの漫画はできなかった」とマルクスとエンゲルスの関係をまねて言いました。

〔松岡宗治=同革新懇事務局〕


漫画『マルクス&エンゲルス』
発行=高文研、各650円+税。

映画『マルクス・エンゲルス』
公式サイト  http://www.hark3.com/marx/



(兵庫民報2020年11月15日付掲載記事の補足)

2020年11月8日日曜日

自衛隊へ電子データで個人情報:平和委員会が全市町にアンケート

兵庫県平和委員会は兵庫県内の全四十一市町に対し、自衛隊・防衛省からの「自衛官募集対象者情報」提供依頼への対応についてのアンケートを実施。十一月二日現在、三十六自治体から回答がありました(概要は表)。
これを二〇一四年度の状況(二〇一五年に日本共産党姫路市議団が行った調査)と比べてみると、電子データでの提供を養父市、朝来市、洲本市、南あわじ市が止めた一方で、伊丹市、姫路市、淡路市は引き続き提供。昨年度から神戸市、尼崎市、芦屋市が電子データでの提供を始め、西宮市も提供。全県的にみて電子データで提供される人数が拡大しています。 


首長と「覚書」交わし電子データで取得

住民基本台帳法(以下:住基法)では二〇〇六年十一月一日から、法律の改正で閲覧制度が変更になり、だれでも閲覧を請求できるという「原則公開」であったものが、個人情報保護に十分留意した「原則非公開」に改められました。国・公共機関については「法令の定める事務の遂行のために閲覧する場合」は認められ、自衛隊は「閲覧」により住民情報を得ていました。
しかし、自衛官募集の業務などを行っている自衛隊兵庫地方協力本部は各首長と協定や覚書を交わすなどして電子データでの提供を受けています。
二〇一三年に協定を結んだ姫路市では日本共産党市議団が再三、議会で追及し、民主団体も協定の破棄を申し入れてきました。神戸市は、今年二月に久元喜造市長が「覚書」を交わし、電子データでの提供を始めました。
〔ここまで編集部〕

個人情報保護審議会に諮らず



「私たちの個人情報をわたさない 神戸市民の会」は十月二十一日、神戸市個人情報保護審議会事務局に対して審議会に諮るよう申し入れました。
同会は――
①個人情報保護条例(以下「本条例」)十一条一項に基づき、電子データの作成について、審議会において審議して、同項に基づき意見を明らかとすること
②仮に本条例十一条一項に基づき審議会として意見を述べるためには実施機関からの諮問が必要だと解するとしても、本方針の重大性に鑑みて本条例三十三条三項に基づき審議会として意見を述べること
③前各項において審議会が審議するに際しては、本方針が、憲法上も法律上も重大な疑義があり、プライバシー権をはじめとする市民の重大な権利を侵害するおそれがある点を考慮して、市民の個人情報保護の観点から審議会において専門的知見を踏まえて適正な意見を述べること
―の三点について個人情報保護審査会委員の意見を聞く機会を設けるよ求めました。
これに対し市の担当者は「市長の諮問がないので審議事項に当たらない」との回答を繰り返すことに終始しました。
同会は、今回の交渉をうけて、疑問点や矛盾点が現れたため、今後も神戸市への交渉を申し入れるなど行動を継続していくこととしました。
〔この項、岡崎史典=同会〕

(兵庫民報2020年11月8日付)




シリーズ 憲法が輝く兵庫県政へ(7):地域の学校を大切に 今すぐ少人数学級を

兵庫県高等学校教職員組合書記長 岡本匡史

十月十九日、県教育委員会は来年度の公立高等学校募集定員を発表しました。中学校卒業者数の減少に合わせて、前年度比千二百人(三十クラス)の減となっています。新型コロナウイルス感染症の影響もあって、少人数学級実施を求める声と動きが広がる中で、「一クラス四十人」という形で早々に発表したことは理解に苦しみます。
少人数学級をめぐる状況は、いま大きく動いています。元々、少人数学級の有効性は示されていましたが、五月までの休校から学校再開となった六月のはじめ、「密」を避けるための分散登校を経験したことで、学校では教職員も児童生徒も少人数学級の良さを改めて実感することとなりました。
少人数学級を求める声は、教職員や父母だけでなく多方面へ広がっています。七月には全国知事会・市長会・町村会の三団体が連名で、少人数学級の必要性を訴えてそのための教員の確保などを求める緊急提言を出しました。政府の「骨太方針」は「少人数指導によるきめ細かな指導体制」を検討するとし、来年度予算に対する文科省の概算要求では、予算額を明示しないという不十分な形ですが「学級編制の標準の引下げ」が書き込まれています。
一方で兵庫県は、少人数学級は「国の責任」と言うばかりで、県独自での少人数学級の前進には背を向けています。高校のみならず小五から中三も「四十人学級」のままで、中一で少人数学級をしていないのは兵庫県を含めて四府県のみです。
しかし、県内の自治体の思いは違います。高教組は今年も自治体キャラバンにとりくみ、首長や教育委員会と懇談をしました。そこでは、地域の高校を大切にするという思いを聞き、安易な統廃合をしないことと、少人数学級の実現、学級数の維持、教職員の確保などが重要であるという認識を共有しています。


施設・設備の面で考えれば、子どもの数が少なくなるのは少人数学級にしやすい条件ともなります。今年度の学級数を維持するだけで、少子化が進む地域の高校での三十五人学級は実現可能です。そのためにも、決算ベースで歳出総額に占める教育費の割合が二〇〇一年度と比べて四ポイントあまりも下がっている(表)のを回復させ、さらに引き上げることが必要です。感染症の影響で不十分な教育条件に気づかされた今、児童生徒にゆきとどいた教育を保障するために、高校統廃合ではなく二十人学級を展望しながら今すぐ三十五人学級を実施し、三十人学級を早期に実現することが、県政には求められます。

(兵庫民報2020年11月8日付)

がんばります! 日本共産党の新人議員:三田市議 水元サユミ

政治は生活と直結


この度、皆さんの押し上げで、国永紀子議員の議席を無事に引き継ぐことができ、三人全員当選する事ができました。第一関門突破! これからは「市民病院は今の場所にそのまま残して充実」「子ども医療費は中学卒業まで無料を復活」「地域に合った交通支援を」等の公約実現に向けて頑張っていきます。
議員の道につながったのは、今思えば、小学生の夏休みの宿題「戦争について話を聞く」がきっかけだったのかな? おばあちゃんが「気がついた時には戦争になってた」と言った事がとてもショックだったのを覚えています。母も「平和が一番だから」とよく言っていたし……。そして、安倍政権になってから「このままじゃ何だかアカンわ!」と強く思うようになって、活動するようになりました。平和でなければ安心して暮らしていけないですよね。平和が一番!
初議会では、今まで常に体を動かす仕事をしてきたので、椅子に座っていることに少し違和感が。ちょっと笑っちゃったのが、椅子が高いからか、足が床に着かなくて「あちゃ〜」ってなりました。
今、三田市政は国の政策に左右されています。病院の統廃合に学校の統廃合など然りです。市からはもっともらしく「このままでは財政が……」「医者の確保ができなくなるから……」「子どもにとって適正人数、適正規模が……」と説明されますが、市民にとってそれで良いのでしょうか? 私が直接聞いた皆さんの声は、しっかりと議会に届けていきます。

(兵庫民報2020年11月8日付)

がんばります! 日本共産党の新人議員:三田市議 木村雅人

市民要求実現に向け


私は兵庫県北部の農村で生まれ育ち高校卒業後に就職しましたが、どうしても大学に行きたい思いがあり夜間大学へ行きました。大学では真実や社会の矛盾を知ること、その矛盾を改善していくことの大切さを学び、教育への関心も持ち教師への道を目指した時期もありました。大学での勉強はその後の人生に大きな影響を与えました。
今年の三月で国土交通省近畿地方整備局を早期退職しましたが、これまで、職場の労働組合運動や大学での勉強、休日を利用した里山保全活動などを通じて社会におけるいろいろな矛盾を感じてきました。
四月から日本共産党で議員を目指す活動を開始し、この間、多くの皆様方に支えられ訪問活動や駅頭街頭宣伝を行ってきました。この度、定数二十二人に立候補三十七人という多数大激戦、日本共産党は三人のうち二人が新人という大変厳しい状況でしたが、多くの皆様方のご支援をいただき長谷川よしき元市議の議席を引き継ぐことができました。三議席を必ず守るという皆様の強い決意のもと、他都市からの応援やあらゆる力が総結集したたかった結果だと思います。今は感謝の念とともにご期待の大きさを感じています。
これからは、訴えて来た公約や市民要求の実現に向け、国政の「地方壊し」に対抗し、市民の命と暮らしをまもるため全力で取り組んで行きます。併せて、歴史ある三田市の日本共産党の更なる発展を目指します。よろしくお願いいたします。

(兵庫民報2020年11月8日付)

ジェンダーわたしの視点:暮らし・平和・自由・民主主義の発展と一体


日本共産党兵庫3区 国政対策委員長 赤田かつのり

日本共産党は昨年六月に、「個人の尊厳とジェンダー平等のために――差別や分断をなくし、誰もが自分らしく生きられる社会へ」を発表しました。女性に対する暴力について、性暴力被害者への支援対策の抜本的強化、刑法の性犯罪既定の抜本改正などを求めています。これらは焦眉の課題です。
私も性暴力被害者からの体験を聞いてきました。加害者から受けた地獄のような記憶を消し去ることは容易でなく、つらく苦しいその後の人生を背負わされます。家族の幸せまで奪うことにもなり、加害者の罪は計り知れないと思います。
杉田水脈衆議院議員による日本軍「慰安婦」問題研究への誹謗中傷、「女性はいくらでもうそをつけますから」なる数々の暴言、それに対して議員辞職もヘイトスピーチへの謝罪や撤回も求めない自民党の対応を絶対に許してはなりません。
*
私は、川田忠明『市民とジェンダーの核軍縮』(新日本出版社、二〇二〇年九月)を読みました。日本軍国主義による侵略戦争を含め、世界は武力紛争のもとで、凄惨かつ広範囲な性暴力により、多数の犠牲者を生む歴史を経験してきました。性暴力は決して偶然発生したものではなく、それ自体が戦争の手段や戦術であり組織的犯罪だということを学びました。そして、核軍縮、国際平和の進歩・発展に、女性が参加し発言をすることでより良い結果を出してきているという歴史的事実を学びました。平和にとってジェンダーの観点は欠かせません。
*
ところで私はある集まりで、「(個人の尊厳やジェンダー平等といった)理念よりも、生活をなんとかしてください」と言われたことがあります。深刻な不況で生活が追いつめられている様子でした。またある日の夕方、須磨区で街頭宣伝中に若い男性から、「私は今日の民主主義は女性のおかげだと思います。ジェンダー平等社会実現のために共産党と赤田さんに期待をしています」と握手を求められたこともありました。
暮らしの向上・平和・自由・民主主義の発展とジェンダー平等の実現は一体不可分です。

(兵庫民報2020年11月8日付)



神戸医療生協有志後援会が「つどい」:医療・介護守れの声あげ、いっしょにたたかいましょう――倉林明子参院議員が呼びかけ


神戸医療生協有志後援会が十月三十一日、倉林明子参院議員(党副委員長・ジェンダー平等委員会責任者)を迎えて集いを行い、二十名の医療従事者が参加しました。
京都民医連看護師出身の倉林議員はまず、「コロナ禍のなか、昼夜たがわずコロナをはじめ住民のいのちを守る取り組みをされているみなさんに敬意を表します」と挨拶。安倍・菅自公政権がまともな対策を行わず、医療・看護・介護・福祉の脆弱性が浮き彫りになっていること、今度の総選挙で新しい政治=野党連合政権をつくること、そのためにも比例での日本共産党の躍進と兵庫二区では国交大臣を打ち破って宮野つるおさんを国会に送ることが大事だと強調しました。
いのちを守る最前線の病院・診療所の経営が全国どこでもコロナ禍で大変になっていること、医療や介護現場は人材不足のうえ、病床削減や診療報酬が引き下げられ大変な状態にあることをあげ、「みなさんも〝医療・介護を守れ〟と声をあげていっしょにたたかってください」と呼びかけました。
「野党連合政権は何をするのか」まさにこのことが問われていると倉林議員は述べ、保育や学校現場では分散登校等で試された少人数の手厚い体制が子どもたちを豊かに育てること、大学学費の半額や消費税減税、感染拡大を防ぐためにPCR検査の拡大や安全・安心の医療・介護をよくすることなど、野党連合政権が行うことはいっぱいあると訴えました。
参加者からは、「インフルエンザワクチン接種の申し込みが殺到。ワクチンそのものが不足している」「医療の中でも(調剤)薬局には何も支援がない」「介護ではケアマネジャーやヘルパーさんのなり手がない」などの発言がありました。
倉林議員は、「みなさんの医療現場、介護現場で起こっていること、困っていることは全国どこでも起こっていること。直接、倉林室に送ってください。国会で取り上げて解決していきます」と答え、「そのためにも今度の総選挙で政権をとる。いっしょに頑張りましょう」と締めくくりました。
〔森本真=神戸市議〕

(兵庫民報2020年11月8日付)

コロナ禍にある現在こそ平和求め、つながりを:非核の政府を求める兵庫の会が学習会


非核の政府を求める兵庫の会は十月三十一日、「海外と日本の平和博物館ネットワークを通して、非核の世界を」と題した市民学習会を開催しました。
講師は、平和のための博物館国際ネットワーク(INMP)理事で、立命館大学国際平和ミュージアム専門委員の山根和代さん。コロナ禍にある現在こそ、世界の人々が平和を求めてつながり、協力する必要があるのではないかとして、海外における反核平和運動の歴史や日本の反原発運動、世界にある平和のための博物館の取り組みをはじめ、現在、山根さんが理事を務める平和のための博物館国際ネットワークのオンライン会議について報告しました。
また、コロナによって余儀なくされたオンライン会議が、時差の問題はあるが、これまで会議に参加できなかった地域からの参加も可能にしたことをあげ、コロナが収束して自由に移動ができるようになっても、オンラインのよさを活用したハイブリッドな会議運営が必要だとも述べました。

(兵庫民報2020年11月8日付)

神戸製鋼さん石炭火力発電所つくらないで――裁判日記(民事訴訟第8回):温暖化被害を拡大する石炭火力発電

原告 近藤秀子


十月二十日午後、第八回期日が神戸地裁の大法廷で行われました。コロナ対策のため、傍聴は抽選です。たくさんの方が傍聴券を求めて並び、遅くきた方は法廷に入れず、まだまだコロナ感染が収まっていない事を実感しました。
法廷では原告弁護団からPM2・5及び温暖化による被害と因果関係についてプレゼンテーションがありました。これに対する反論は無く、公判は終了し、報告会会場へ移動しました。
初めに與語信也弁護士が、神鋼火力発電所が排出するPM2・5の拡散と影響について解説。年間五十人死ななくてもいい人が死ぬ、病気に罹らなくてもいい人が病気になる、この事実をどうみるか、自分がその中に含まれるかも知れないと言う恐れについて、差し止めとの関係でどう評価するかが問われていると述べました。
和田弁護士は「共同不法行為」について説明。「有害物質を出す会社がたくさんあり、一つの会社では病気にならないのではないか、一つひとつの会社には責任が無いのではないかというが、実際に被害を受けている人がいて、有害物質を出しているのだから差し止めはできる」という主張をしていると解説しました。
ミニ勉強会では、環境大臣意見書に経産省が横やりを入れた問題について杉田峻介弁護士が経過報告をしました。
弁護団・原告団と神戸の石炭火力発電を考える会が、経産大臣勧告の決裁文書について経産省に公文書開示請求を行ったところ、環境省の適切な意見が、アセスの過程で経産省の圧力で事実上、握り潰されたというゆがんだ構造が明らかになりました。
なぜそこまでして神鋼石炭火力発電増設を推し進めるのか、初めて知る事実に私たちは驚きと怒りが湧きましたが、一方でこの真相にたどり着いた原告弁護団には、感謝の気持ちでいっぱいです。
*
次回期日は十二月八日十一時開廷。神戸地裁です。ぜひ傍聴にお越し下さい。

(兵庫民報2020年11月8日付)

瀬戸恵子「ひなたぽっころりん」〈670〉



(兵庫民報2020年11月8日付)

神戸映画サークル協議会11月例会『テルアビブ・オン・ファイア』――コメディタッチで描くパレスチナ問題


十一月例会『テルアビブ・オン・ファイア』は中東パレスチナとイスラエルを舞台にしてコメディタッチで今のパレスチナ問題を描いた作品です。 
映画は劇中劇という形でドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」を中心に進んでいきます。ドラマは第三次中東戦争(一九六七年)の少し前を設定。イスラエル将校の戦争情報を得る為にパレスチナの女スパイが暗躍するという話です。
第一次世界大戦中にヨーロッパ列強の密約により、パレスチナの土地はユダヤ人にも分け与えるという物語が作られました。そしてイギリス委任統治、国連のパレスチナ分割決議を経て、かつてはパレスチナ人の土地であった場所は今はヨルダン川西岸地区、ガザ地区のわずか八%になっています。
二〇一四年イスラエル総選挙時、時の首相ネタニヤフはこう言いました。「イスラエルにアラブ人は住んでもいいがこの国はすべての国民のためのものではない。ユダヤ人のための国だ」と。
映画はドラマの形をとりながら、占領、入植というイスラエル側の正義と大国の思惑に左右されるパレスチナ人の正義という二つの正義を観客に示しています。
二〇一九年六月イスラエルにても公開。
〔松本正憲=神戸映画サークル協議会〕 


『テルアビブ・オン・ファイア』

(2018年/ルクセンブルク・フランス・イスラエル・ベルギー合作/97分)
11月19日(木)・20日(金)、両日とも①11時②14時③19時、神戸アートビレッジセンター2階KAVCホール/一般:事前予約1,300円(当日1,700円)、シニア・障がい者・大学生以下:予約・当日とも1,300円、会員:1,100円(当日1,200円)/神戸映画サークル協議会 Tel. 078-371-8550、Email kcc1950@kobe-eisa.com

(兵庫民報2020年11月8日付)