2020年10月11日日曜日

兵庫県議会9月定例会でねりき議員が一般質問:検査体制強化・保健所増設などコロナ対策充実求める


日本共産党のねりき恵子県議は一日、兵庫県議会本会議で新型コロナ対策を取り上げて一般質問に立ちました。 

ねりき議員は検査体制の強化について質問。井戸敏三県知事は、「現時点でPCR検査一日千八百二十件の検査能力を確保。さらに一日二千五百件をめざす」と答弁。「膨大な検査を実施しても感染拡大防止に効果は薄い」との知事の認識に対し、ねりき議員は、「PCR検査は検体にウイルスがいるかどうかの判定は一〇〇%近い精度を持つ。検査を抑制し、肝心の感染力のある人を見逃して市中感染を広げていては本末転倒だ」と指摘。医療機関、介護施設などで陽性者が一人でも確認された場合は全員の検査、また感染者がいなくても定期的に全員検査を求めました。
健康福祉事務所(保健所)の体制強化と増設を求め、福祉部長は、「来年度の新規採用を増やすとともに今年中の前倒し採用をする」と答弁。
ねりき議員は、芦屋健康福祉事務所を宝塚健康福祉事務所の分室とする県方針について、芦屋市議会が「芦屋保健所の存続・拡充を求める」請願を全会一致で採択し県に意見書を提出しことを紹介し、分室化中止を要求。知事は「国の設置基準に従い統合する。ただ市民サービス低下を招かないよう対応を検討したい」と答弁。ねりき議員は「保健所設置基準が変わり全国の保健所が疲弊した。実態を把握し体制強化を」と訴えました。 

コロナ禍で苦境にたっている中小企業に対し、ねりき議員は、「生業を支えるためにも、日本経済活性化のためにも、コロナ禍の影響による営業への損失補償を国に求めるべきだ。県も準じた支援を」「消費税五%への減税を」と求めたのに対し、県当局は、融資制度ばかりを強調し、「営業損失への補償を国の責任として求めるのは困難」「社会保障の充実や幼児教育・保育無償化等を支える財源として安定的に確保する必要がある」としました。 

県教育委員会が教委が取り組んでいるアンケート調査には、小学校低学年の二割が「眠れない」と訴えるなど、深刻な状況。ねりき議員は、少人数学級とともに、スクールカウンセラーのさらなる増員など、子どもたちの心のケア拡充に取り組むことを求めました。教育長は、「国の来年度の方針において、少人数によるきめ細かな指導体制の計画的な整備などについて検討することが示され、県としても国に粘り強く要望していく」と答えました。 

最後に、ねりき議員は、大学での学びと学生生活への支援について質問。オンライン授業が続く中、不安とストレスを募らせている学生に対し、「学校が感染防止対策を行える予算をつけ、対面授業が再開できるよう国に求めよ」と要望。またアルバイトなどもできず、生活が困窮している学生に対し、国の学生支援緊急給付金の一律支給や授業料の半額免除などを求め、早期に大学学費を無償にするよう求めました。
県当局は、感染防止対策について、国に対し、国立・私立大学に運営費の支援やコロナ対策としての遠隔授業環境構築費財政支援を行うことを要望していると述べました。

(兵庫民報2020年10月11日付)