2020年8月2日日曜日

配管減肉や人身事故など頻発:「9・6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」に総結集を!

木原壯林(実行委員会)

福島原発事故から十年目になりましたが、避難者の多くが故郷を奪われたままです。事故収束は見えず、トリチウムなどの放射性物質を含む大量の汚染水が太平洋に流されようとしています。原発は、事故確率の高さ、事故被害の深刻さ、事故処理や使用済み核燃料処分の困難さなど、現在の科学技術で制御できる装置ではありません。
その原発が老朽化すれば、危険度が急増します。それは、高温、高圧の下で高放射線(とくに中性子)に長年さらされた原子炉の圧力容器や配管の脆化、腐食、減肉が進んでいるからです。また、老朽原発には、建設時には適当とされたが、現在の基準では不適当な部分が多数あるからです。例えば、地震の大きさを過小評価していた時代に作られた圧力容器などです。
それでも、関電は、運転開始後四十五年、四十四年、四十四年を超えた老朽原発・高浜一、二号機、美浜三号機の再稼動を画策し、全国の原発の六十年運転を先導しようとしています。
また、原子力規制委員会(規制委)は、二〇一六年六月および十一月、高浜原発一、二号機および美浜原発三号機の四十年超え運転を拙速審議によって認可しました。しかし、この認可以降に、関電の原発に関連して、蒸気発生器伝熱管の減肉などのトラブル、老朽原発再稼働準備工事中の死亡を含む人身事故、原発マネーに関わる不祥事が頻発しています。これらは、認可の過程では想定されなかったものです。原発の四十年超え運転が、人の命や尊厳、企業倫理をないがしろにして画策され、無責任な規制委がそれを認可していることを示します。
老朽原発運転の野望を打ち砕くために、一万人以上の結集を目指す「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」が、多様な団体、個人によって呼びかけられ、九百に近い団体、個人の賛同を得て、九月に開催されようとしています。総結集して「老朽原発うごかすな!」を大きなうねりにしましょう。


「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」9月6日(日)13時開会、14時30分からデモ。会場は、うつぼ公園(四ツ橋線・中央線の本町駅下車)

(兵庫民報2020年8月2日付)