2020年8月30日日曜日

安保法制廃止を!

神戸大丸前の三角州で横断幕を掲げて宣伝する人々


2015年9月19日に強行成立させられた安保法制(戦争法)の廃止を求めて毎月19日、全国各地で行われている「19日行動」、兵庫では8月も神戸・大丸前で行われました。 

(兵庫民報2020年8月30日付)

高砂市長が応じ「ヒバクシャ国際署名」県内全市長に

高砂市の都倉達殊市長が「ヒバクシャ国際署名」に署名しました。これで兵庫県下の全市長が署名。日本政府に核兵器禁止条約に批准させる力がいっそう大きくなりました。
高砂市では、二〇一七年二月に高砂市原爆被害者の会(千田征男会長)から提出された「ヒバクシャ国際署名」に協力を求める陳情が全会一致で趣旨採択されました。
私たちは、署名を広げることを目的に、あらゆる市民団体や個人に働きかけ、二〇一八年四月、「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる高砂の会」を結成し、市長、連合自治会への申し入れをはじめ各種のイベントに参加し署名を集める活動をしてきました。
二〇一八年六月には市議会で兵庫県内では初めて「核兵器禁止条約」に署名・批准を求める陳情に基づく意見書が全会一致で採択されました。しかし、当時の登幸人市長は、「核廃絶に向けて努力をしていくべきである」としながらも署名はせず、その後、県内の首長が次々と署名に応じるなか、高砂市長だけが署名していない現状が続いていました。
今年四月の市長選挙で都倉市長に交代。「ヒバクヒシャ国際署名」をすすめる高砂の会は新市長に署名に応じるようあらためて申し入れました。
都倉市長の署名は八月二十二日に高砂市原爆被害者の会に届きました。
――大塚よし子=「ヒバクシャ国際署名」をすすめる高砂の会

(兵庫民報2020年8月30日付)


「近畿訴訟完全勝利をめざすつどい」開く:ヒバクシャ訴訟が切り拓いたものと、今日の課題を明確に

ノーモアヒバクシャ近畿訴訟・傍聴記〈番外編〉
副島圀義

「ノーモアヒバクシャ近畿訴訟 完全勝利をめざすつどい」が八月二十二日、大阪市内で開かれました。
初めに世界大会起草委員長の冨田宏治さんが、ことしの世界大会をふりかえりながら「コロナ」のもとでの世界の変化を語りました。
「パンデミックは、生命の尊さ、大切さこそ最も優先されなければならず、連帯して取り組まねばならないことを明らかにした」「家族に看取られず埋葬もできない『死』。人類はコロナによって、そして核兵器によって、『人間として死ぬことができない』現実に直面した」「莫大な破壊力をもつ兵器による『安全保障』の愚かさは明白」等々、国連軍縮担当上級代表の中満泉さんの発言なども紹介して強調。核なき新しい世界への前進を呼びかけました。
ついで弁護団の西晃さんが、集団訴訟最初の勝利判決の特徴と、今日の法廷状況を分析した報告と行動の提起。
被爆者援護施策が国家補償の法的枠組みを確立していないなかで、個別的救済にとどまる限界をもっていること。まさにその点を突破しようとしたところに「集団訴訟」の意義があったこと。などを解明し、国家補償を求めるたたかいを核兵器廃絶への取り組みと連動させようと訴えました。
兵庫、大阪、京都の被爆者からの報告発言のあと、ノーモアヒバクシャ訴訟支援ネット・兵庫県原水協の梶本修史さんが、十七年前の「集団訴訟」の始まりの時期の取り組みに重ねて、「被爆者の病気と原爆のかかわりを否認しようとすることは、戦争に従わせ、核兵器を容認させることだ」と批判。引き続く運動を呼びかけて集会を締めくくりました。

(兵庫民報2020年8月30日付)


第25回尼崎平和のための戦争展:コロナ危機を乗り越え、守ろう!平和憲法を

展示に見入る参加者


第二十五回尼崎平和のための戦争展を八月二十一、二十二、二十三の三日間にわたり尼崎市中央北生涯学習プラザで開催しました。
この戦争展は、阪神・淡路大震災直後、各家庭に保管されていた戦時中の品々が散逸しかねない状況にたいし、それを借りて展示しようとの意図で始めたものです。

文書会議など工夫も重ねて準備

ことしはコロナ禍のもと集まるのが難しいため、実行委員会は「文書会議」で進め、最終打ち合わせだけ顔を合わせての会議となりました。文書会議では、役員承認、会場の確認、予算承認、上映映画の決定、チラシデザインの承認などの諸議題について議論し、約二カ月で大枠を決めました。今年のテーマは「コロナ危機を乗り越え、守ろう!平和憲法を」に決めました。
当日は消毒や体温測定の体制をとり、けっして感染源にならないようにとの強い思いでとりくみました。会場のスペースを空けるため、展示物を従来の三分の一に収めました。結果として、ゆったりとして見やすい展示になりました。

沖縄の若者たちの取り組みに学ぶ

上映した映画『私たちが生まれた島――OKINAWA2018』は、「基地に賛成の人も反対の人も反対の人も同じテーブルに着き、対話の道をさぐる」という翁長雄志知事の思想を受け継いだ若者たちの取り組みが描かれていました。
映画を観た参加者からは「戦争の悲惨さや戦争のことを学び行動する若い人に胸を打たれました。四度泣きました」(二十代)、「(映画では)高校生も平和について自分たちの考えを交流していて、若い人のたちの中で、沖縄の問題、平和のことを話し合えることが広がればいいなと思いました」(二十代)、「若い人の粘り強い運動が描かれていて、とても希望がもてる映画でした」(六十代)などの感想が寄せられています。
最終日の「戦争を語る会」では、原爆被害者の会の方が原爆投下時の広島の様子や家族のその後などについて語りました。また、沖縄の渡野喜屋事件(日本軍による住民虐殺事件)の時生後三カ月だった仲村元一さんは、母から聞いた事件のありさまを語りました。

もっと宣伝してほしい

全体の感想として「コロナ禍の中でよく開催してくださいました」「改めて平和がいいなと思いました」「自衛隊への名簿提出について、シール投票で〝賛成〟は〝ゼロ〟であった。国の常識と市民の常識との〝差〟を感じざるを得ません」「〝加害と被害〟の根源的な責任がどこにあったのかを明らかにすること(が必要)」「尼崎にも空襲の被害があったことを初めて知りました」「九条の会の展示も光っていたと思います」など多くの声が寄せられ、また来年に向かって進歩した取り組みをしようと、実行委員会は意欲を強めています。
――松岡宗治(実行委員会事務局長)

(兵庫民報2020年8月30日付)

核兵器禁止、コロナ対策、少人数学級、ジェンダー平等:こむら潤さんとともに兵庫県女性後援会が街頭宣伝

「子どもの学びとケア、安全のために」「PCR検査と医療の抜本的充実を」などの看板を並べ、マイクで訴えるこむらさんと女性後援会の人々


日本共産党兵庫県女性後援会は八月二十三日夕方、神戸・大丸前で、こむら潤衆院比例・兵庫八区予定候補(尼崎市議)=写真=を迎えて街頭宣伝を行いました。
冨士谷香恵子事務局長の司会で始まった街頭宣伝は、新婦人内後援会事務局長の由利美香さん、こむら潤予定候補へと続きました。
由利さんは、被爆七十五年の今年、核兵器禁止条約の批准国が四十四カ国になったことを紹介「あと六カ国で発効します。被爆国としてこの条約に参加する政府に変えましょう」と訴えました。
最後にマイクを握ったこむらさんは、「コロナ感染拡大が続くなか、安倍政権の姿勢は国民の願いにこたえていない」と厳しく批判し、日本共産党はPCR検査を抜本的に拡充し、医療現場への思い切った支援をと申し入れていることを紹介しました。
また、三人の子どもの母親として、市議会議員として活動するなか「少人数学級を子どもたちにプレゼントしよう」「憲法改悪許さず平和な日本を子どもたちに手渡そう」「一人ひとりが自分らしく生きられるジェンダー平等の社会を実現したい」と切実に感じていると述べ、そのために総選挙での日本共産党の躍進と野党共闘の前進を強く訴えました。
遠くからじっと聞いている人や、後援会員が手渡したビラを熱心に読む人、「しんぶん赤旗」宣伝紙を受け取ってくれる人がありました。

(兵庫民報2020年8月30日付)

宮本さん、『宮本プラン』持ち兵庫教組と懇談:少人数学級、今度こそ政治が決断して実現を

教員の声に耳を傾ける宮本たけし前衆院議員


八月十二日、宮本たけし日本共産党前衆議院議員(近畿比例・大阪五区予定候補)は、兵庫教組(全教・三上達夫委員長)の役員らと懇談しました。
宮本氏は『ポストコロナに子どもと学生に希望を届ける宮本プラン』を持って近畿各地で学校関係者と懇談をすすめています。プランは国会議員時代、文教関係に長年たずさわった経験を生かし、①教職員を思い切って増やし二十人程度の学級実現②学費半減―などを柱にしています。
宮本氏は――コロナ対策で国民には「三密」を避ける対策と言いながら、通常授業がはじまった教室はまさに「三密」。一方「思いやり予算」で作った米軍基地内の学校は八十平方メートルで十八人。日本の子どもたちにも少人数学級を。分散登校を通じて体験も広がり、少人数学級実現へ知事会も提言し、世論も運動も広がっている。今日会った校長先生が、分散登校の時は二十人以下の学級で、全員に目が届いて、不登校の子が通学するようになっていたとおっしゃるなど、少人数学級が切望されている。今度こそ政治が決断して実現させる時だ――と説明しました。
兵庫教組側からも、分散登校時は全員に目の届く教育ができたと実感が語られるとともに、少人数学級を今こそ実現したいとの思いが述べられました。これまで署名してくれなかった教員も、体験を通じ署名してくれるなど変化が広がっていることも報告されました。
「これまで、定数見直しでなく加配などごまかしてきた。塾まで少人数を売り物にしているのに一部に『多数の中でこそ切磋琢磨する』などと擁護する人もいるが間違いだ。世界の流れから孤立している」――など少人数学級で子どもたちに豊かな教育をと熱く懇談しました。
*
前川喜平氏や佐藤学氏など教育研究者有志が少人数学級を求める署名を呼びかけ、ネット署名もとりくまれています。少人数学級実現へ、組合や政党支持を越えて賛同が広がっています。日本共産党兵庫県委員会も署名用紙を印刷して活用を呼びかけています。

(兵庫民報2020年8月30日付)

こむらさん、きょうされん兵庫支部と懇談:障害者の命と職を守りがんばる現場を支える政治に

こむら潤衆院比例・八区予定候補(尼崎市議)は八月二十日、きょうされん兵庫支部と懇談し、要望を聞きました。
「きょうされん」は、共同作業所によって結成された全国組織で、障害のある人びとの豊かな地域生活を支える制度づくり、地域づくりをめざして取り組んでいます。
懇談では、「利用者、職員はもちろん、地域の安心のためにも、PCR検査を定期的に受けられるようにして欲しい」「障害者の家族が陽性の場合、家族は入院し、ヘルパーなどは利用できなくなるため、障害者は命の危機にさらされる。支援体制を確保して欲しい」などの要望をはじめ、コロナ禍で事業所の運営が困難に陥り、職を失ったり、工賃が大幅に減少したりしていること、事業所への報酬が日割り計算になっているため、自粛で報酬が入らず事業所の運営が一層苦しくなり、さらに前年の平均工賃で報酬単価を設定する制度が導入されたことで、「来年度の報酬は確実に下がるので、このままでは閉鎖する事業所が相次ぐ恐れがある」など、深刻な実態が出されました。
こむらさんは「自治体によって対応がバラバラというのではなく、国の責任で支援制度をしっかりやるべきです。がんばらないと潰れる、がんばっても補助金が出ないなどの制度矛盾でつぶされそうになるというのは、おかしな政治です。がんばっている現場を応援する政治に変えないと」と応じ、「九月からの尼崎市議会でとりあげるとともに、国にも要求します。ご一緒にがんばりましょう」と激励しました。

(兵庫民報2020年8月30日付)


PCR検査対象の大幅拡大など日本共産党明石市議団が市長に緊急要請

泉房穂市長に辻本達也市議と楠本美紀市議が要請書を手渡しました。


日本共産党明石市議団は八月十一日、明石市の泉房穂市長に対しPCR検査体制の充実・強化を求める緊急申し入れを行いました。市長は、その場で申し入れ書に目を通し「おっしゃることはごもっとも」と述べ、しっかり対応したいと応じました。
党市議団として新型コロナウイルス感染症対策で市長に申し入れを行うのは今回で八回目。これまで、子育て世帯への生活支援や中小事業者への支援のほか市民への積極的な情報発信など市民から寄せられた具体的な声を政策として市長に届けてきました。
明石市内の感染者は、いったんおさまっていたものの七月八日ごろから急激に増え始め四月から六月までの状況を大幅に超える勢いです。最近の動向は、感染者の多くが若い世代で、市外で感染した人たちが自宅に持ち帰り家族に広げているのが特徴です。そのため、無症状者と軽症者の早期発見と保護・隔離が必要です。
この度の申し入れでは、PCR検査の対象を大幅に拡大することや医療機関、介護施設、福祉施設、保育園、幼稚園、学校など集団感染によるリスクが高い施設に勤務する職員、出入り業者等への定期的なPCR検査を行うことなど「だれでも、いつでも、何度でも」検査を受けることができる仕組みづくりを進めるよう要請しています。
市長は、PCR検査の対象を広げることについて理解を示し「まずは、感染した場合の重症化リスクの高い高齢者から検査の規模を拡大したい」と述べるとともに、市独自で無症状者と軽症者の宿泊型療養施設の本格的実施に向けた準備に入りたいと応じました。
この他、今後の対応についても約三十分間にわたり率直な意見交換を行いました。
―辻本達也(明石市議)

(兵庫民報2020年8月30日付)

「神戸2025ビジョン」への市民意見の応募を(9月6日まで)

神戸・市民要求を実現する会 岡崎史典

神戸市は、「行財政改革方針2025」(神戸2025ビジョン)(素案)に対する市民意見募集を始めています、九月六日までなので皆さんの声を届けてください。
「神戸2025ビジョン」は、第五次神戸市基本計画の実施計画「神戸2020ビジョン」が最終年度を迎えることから、後継計画として神戸市が策定するものです。
「神戸2020ビジョン」では、年間一万二千人の出生数を維持し、東京圏への転出超過を解消するとし、「若者に選ばれる街」をめざしていました。しかし、いずれも達成できず、出生数の減少は続き、東京への転出超過は三千人弱へと増え「若者が離れていく街」になってしまいました。
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今回の「神戸2025ビジョン」はどうでしょう? 策定趣旨には次のように書かれています。「より大きな改革効果が期待できる事業を『選択と集中』の観点で抜本的に見直すことが必要である。……局室区が経営感覚を持ち、事業成果を最大化させることが必要である。そのためには、局室区の『自主経営』。……従来の事業や施策も聖域なく見直し、『やめる勇気』をもって選択していく」と、まるで民間企業のような文言が躍っています。
またICT(情報通信技術)の活用やIT(情報技術)化を進めることで職員の「働き方改革」を進めていくことを謳っています、目標として職員数の削減を進め将来的には現在の半分の人員でも行政機能を維持することとしています。
具体的には、二〇二五年までに職員数七百五十人削減、区役所来庁者四〇%削減、行政手続きをこれまでの七〇%にとどめるなど住民との接点を極力少なくしようとの姿が見えてきます。
「神戸2025ビジョン」では、国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計の数字を基に二〇六〇年に百十万人まで神戸市の人口が減少することを前提として計画が立てられています。
人口減少や高齢化率の増加などで市税収入が減少することを理由に住民サービスの切り捨てにつながる大きな問題を含んだ計画です。
*
神戸・市民要求を実現する会(実現する会)は、「中学卒業まで医療費無料化」や「中学給食の実現」「待機児童ゼロ」などの要求を掲げて、神戸市に実現するように求めてきました。今回の計画にたいしても、未来の神戸市の姿を語ることが重要です。
今回の計画では、「市民が活躍できる神戸市の姿が見えない」「人口の減少ペースを緩やかにする内容もない」「三宮などの都市部の計画を見直せば、市民サービスを削減せずに済むはず」など私たちの言葉で語りましょう。
コロナ禍の中で、過度な「選択と集中」を進めてきた神戸市の姿勢は批判され反省しなければならない、と市民は気づいています。
住民サービスや医療体制の充実に今こそ力をいれ、職員のマンパワーを市民の立場に立った行政施策に転換すれば地域の経済が持続的に循環できる神戸市にすることができるはずです。神戸市の明るい将来像を語れるような計画になるように市民の意見を届けましょう。
意見応募は神戸市のホームページで「神戸市 2025ビジョン 意見募集」で検索してフォームに記入するか、「〒650・8570(所番地の記入は不要)神戸市行財政局業務改革課」あてにお送りください。九月六日必着です。 





JAL争議支援兵庫連絡会第8回総会:争議解決へJALに決断迫る



JAL争議支援兵庫連絡会は第八回総会を八月十八日、神戸市勤労会館で開催し、二十五人が参加しました。
原告三人から現況の報告があり、早期の解決に向けて特別協議が行われてきたなか、組合・原告が「争議十年目を迎えない」として運動を強めてきたことで採用枠を会社側が提案して来たが、応募した全員が採用されなかったことなど、会社側の不誠実な対応が報告されました。
組合や原告は、このような不誠実な対応がされる中でも、本社前での宣伝行動を続け早期解決を行うようにJALに迫っています。
コロナ禍の中で、航空業界は大幅な赤字決算となっています。
しかし、JALは二〇一〇年の経営破綻以降、黒字経営を続けており内部留保を積み上げていますので、争議を解決する体力は十二分にあるはずです。
これまでの組合・原告の運動により、JALはコロナ過で経営の悪化する中でも社員向けに「雇用は守る」と発言するまで追い込んでいます。
あとは、争議を解決するようにJALが決断するだけです。
総会では、コロナ禍の中で、可能な取り組みを続け、解雇争議解決に向けて、JALに迫っていくこと、今年こそは原告の皆さんの笑顔が見れるよう、支援を続けていくことが確認されました。
――岡崎史典=同連絡会

(兵庫民報2020年8月30日付)

日本共産党兵庫県文化後援会が改定綱領の示した展望学ぶ研修会

研修会会場のようす


日本共産党兵庫県文化後援会は二〇二〇年研修会を八月二十三日、神戸市内で開催。森原公敏日本共産党中央委員会・国際委員会副責任者が「日本共産党改定綱領の示した展望に学ぶ」と題して講演しました。
森原氏は、改定綱領の開いた三つの視野として、①二十世紀に進行し、二十一世紀に生きた力を発揮している「世界の構造変化」の最大のものが植民地体制の崩壊と百を超える主権国家誕生にあること②資本主義と社会主義の比較論から解放され、本当の社会主義社会への展望をよりすっきりとした形で示せるようになったこと③発達した資本主義国での社会変革は社会主義・共産主義の大道の命題を堂々とおしだすことができるようになったことを志位和夫委員長の党大会結語から紹介しました。

世界の構造変化
世界の構造変化について森原氏は、今では国連で大国も小国も等しく一票であり、民族独立などが当たり前になっているが、植民地が残っていた七十五年前はそうでなく、インドネシア、ベトナム、ビルマ、インドと植民地の独立が広がり、これらアジアの独立国が呼びかけたバンドン会議を経て、一九六〇年に国連で、国々の平等、民族独立の権利が承認されたという経緯を紹介しました。
森原氏は、二十一世紀の希望ある流れとして、核兵器問題でもNPTの五か国核兵器体制から核兵器禁止条約への流れ、戦争と平和の問題でもASEANの国と国の戦争しない条約からASEANと大国の戦争しない体制へ、大国の核に依存する軍事同盟から平和の協力への流れ、ジェンダーなど国際的な人権保障の発展などを紹介しました。

社会主義社会への展望
資本主義の矛盾の深まりと社会主義の新たな復権が起こっていることについて森原氏は、自身の海外赴任体験もまじえて語りました。
アメリカでも普遍的医療保険、授業料無料、生活水準を維持できる賃金などが「社会主義」の理想としてあげられる事態になっており、その背景に、新自由主義路線のもとでの深刻な格差の広がり、地球規模での気候変動などがあると指摘しました。
綱領は単純に社会主義になれば解決すると書かずに、資本主義の中で社会保障充実を求めている人々、環境破壊に抗してたたかっている人々からも共感が得られるように工夫していることも強調しました。

中国についての規定
森原氏は、中国についての綱領上の規定について語り、この間の中国の行動に以前の党大会で警告してきた大国主義・覇権主義が顕著になり、人権侵害も深刻化していることは、社会主義の原則や理念と両立しないと批判し、「科学的社会主義をめざす新しい探求が開始」された国と判断する根拠はなくなったとして、該当部分を綱領から削除したと説明しました。
また、森原氏は、綱領で帝国主義規定もさらに明確化したことと、「発達した資本主義国での社会変革は社会主義・共産主義への大道」であることを鮮明にした綱領の魅力を大いに語っていこうと訴えました。

講演の後、堤隆二後援会事務局長が、総選挙勝利に向け日本共産党を大いに語ろうと今後の計画を報告。九月二十六日のジェンダー問題学習会・十一月の作品展の開催計画、季刊誌『風を起こす』の発行などを報告しました。
その後、各分野のとりくみも交流しました。「演劇は、会場定員の半分しか客を入れられないもとでの開催は大変」「演劇は施設使用料の減額が実現したが、映画は認められていない」「合唱は練習自体が三密となるため、対策を探求している」などの発言がありました。
小林明男共産党兵庫県常任委員も挨拶、段野太一会長の挨拶で閉会しました。

(兵庫民報2020年8月30日付)

中央区革新懇第三十一回総会:決意あらたに:秋に結成35周年のつどい

総会後記念撮影する参加者

「安心して住み続けられるまちづくりめざして」「安倍九条改憲NO!改憲発議に反対する緊急署名を成功させよう」「市民と野党の共闘実現めざす」のスローガンを掲げ、中央区革新懇が八月二十二日、第三十一回総会を開きました。コロナ下、受付には消毒液を準備、座席も距離を置き、全員がマスク着用で行いました。
活動報告では「憲法九条守れ」(三の日)宣伝行動を二〇〇四年の秋から取り組み、二〇二〇年七月三日に連続二百回目(延べ参加者千八百六人)を迎えるなど、ねばり強い活動が続けられており、改憲発議は絶対にさせない決意を新たにしました。
二月に結成された中央区青年革新懇の活動紹介もあり、若い息吹が感じられましした。
バリアフリー化を求めて運動を続けてきた「三駅」でのエレベーター設置では阪急花隈駅・阪神西元町駅では既に稼働、阪急春日野道駅も二〇二三年に完成予定で、住民からの喜びの声が多数寄せられているとの報告がありました。
各分野・課題で八人から活発な発言があり、コロナ禍で「新自由主義」の破綻、安倍政権の本質が明らかになるなか、現場から深刻な実態が明らかにされました。また、ことし秋の〝三十五周年の集い〟に向けて、熱く決意が語られました。
「全国革新懇ニュース」の普及にも力を入れ、百部への挑戦が確認されました。
「三十五周年記念誌」発刊の準備が進められており、近隣のキリスト教会の牧師さんからの寄稿もあり、革新懇が地域で認知されている姿が浮かび上がりました。
次期世話人に十八人を選出し、二〇一九年のまとめ・二〇年の活動計画を全員で確認しました。
総会には兵庫革新懇から樫村庸一事務局長が激励の挨拶をしました。
――漁島国弘=神戸・中央区革新懇事務局長

(兵庫民報2020年8月30日付)

老朽原発うごかすな!大集会に連帯:9月11日神戸・大丸前「イレブン宣伝:原発をなくす兵庫の会



原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会(原発をなくす兵庫の会)は8月19日、会議を開きました。
関西電力が40年越えの高浜・美浜の老朽原発の再稼働を強行しようとしており、これに反対する集会が9月6日に「老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」(13時から大阪・靱公園、14時半からデモ)が予定されています。この集会の取り組みについて論議しました。コロナ禍のもと、県外での開催であることから、①集会告知はするが、参加割り当てはしないこと、②「イレブン宣伝」を兵庫県での同集会への連帯行動と位置づけ、9月11日18時から神戸・大丸前で宣伝することを決めました。
なお、9月6日の集会・デモはネット実況放送が行われます。IWJのエリアチャンネル1で13時から放映。URLは次のとおりです。
https://twitcasting.tv/iwj_areach1 

福島原発事故以来のとりくみで、原発なくす兵庫の会と反原発や環境保護グループのとも交流が広がり、連帯も広がっています。同会では、さらに運動や共同を発展させるために、連続学習会の開催とあわせて総会を開き規約改正も行う予定にしています。

(兵庫民報2020年8月30日付)


大門みきし「政敵といえども」

連載エッセイ53



先週、安倍首相が体調不良で病院の検査を受けました。またこの原稿を書いているとき(二十四日昼)に、再び病院に行ったというニュースが流れました。現時点で今後のことはわかりません。
数日前、一部の野党議員が「病気なら早くやめろ」などと発言したとき、わが党の市田忠義副委員長がツイッターで「なに党であれ、どんな政治的立場の人であれ、健康問題に関わってそれをあげつらったり揶揄することは厳に慎むべきだ」とたしなめました。さすが市田さんだと思いました。
二〇一三年三月頃、安倍首相は大腸の難病が完治せず(本人が公表)、予算委員会中もトイレに立つことが多くありました。ある日の理事会で当時の民主党理事が「総理がトイレに行く回数が多い。制限したい」と言い出しました。トイレを制限するなど人権侵害です。私が「そんなことを議題にすること自体、国会の権威に関わる」と強く反対したので、民主党理事は黙ってしまいました。あとから自民党の理事が「よく言ってくれた」とお礼に来ました。
五年前、私が二カ月入院したときは、麻生財務大臣が心配して、「大門さんの具合はどうだ」と同じ委員会の自民党議員に何度も聞いたそうです。復帰したときはとても喜んで、「恋の病だって」と冗談で迎えてくれました。自民党議員にその話をすると、「恋の病は麻生さんの方じゃないの」と言いました。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2020年8月30日付)

編注:このエッセイは安倍首相の辞意表明(8月28日)以前の25日に校了・印刷したものです。 

瀬戸恵子「ひなたぽっころりん」〈665〉

4コマまんが;(1)友達と山歩き。「涼しいね」。(2)セミの声があふれる林で、「あーリフレッシュ」。(3)草原で深呼吸。(4)山からおりると、まだ真夏だった。太陽がギラギラ。あせだく。「日陰もない」「カフェでも入ろうか」。

(兵庫民報2020年8月30日付)

観感楽学



先日、とあるスーパーに行き車を止め店内に向かおうとして他県ナンバーが目にとまった。いや、そのナンバープレートの上部に「兵庫県在住です」と記したステッカーを貼っていたから気づいたのだ。「県外ナンバー狩り」への自衛策とわかった。ネット上では「自粛警察」「マスク警察」などといった文言がハッシュタグをつけて飛び回っているとのことだが、「実物」を目の当たりにした驚きと重苦しい気分▼が、そのあと霊長類学者でゴリラ研究の世界的権威・山極寿一さんが新聞で語っていたことを思い出した。コロナ禍の現代社会をどう見るか。「最も懸念すべきは、この分断によって社会に共感力が失われることである。それは人間と類人猿を分ける最も大きな違いであり共感なき人間の社会はない」▼さらに続けていう。「今私たちに必要なのは、グローバルな地球と国の動きと私たち自身の身近な暮らしの双方で、人間にとって大切なことは何かということをじっくり考えることである」▼コロナ後は必ずやってくる。三密を避けながら共感を広げるもどかしさをたえず自覚し共有して進む、そんなコロナ時代の積み重ねのあとに必ずやってくる。(T)

(兵庫民報2020年8月30日付)

2020年8月23日日曜日

兵庫革新懇「市民と野党の政策意見交換会」:議論続け共闘の発展を

意見交換会会場のようす

兵庫革新懇が「市民と野党の政策意見交換会」を八月十日、神戸市内で開きました。市民連合と立憲野党の「十三項目政策合意」を基礎に、コロナ禍の向こうに何をめざしていくのかを話し合い、次の総選挙に向け、市民と野党の共闘の一層の発展をめざして企画されたものです。
冨田宏治関西学院大学教授がコーディネーターを務め、立憲民主党兵庫県連合代表・衆院議員の桜井シュウさん、国民民主党兵庫県総支部連合会副代表のふなかわ治郎さん、日本共産党衆院議員の清水ただしさん、社会民主党兵庫県連合代表・宝塚市議の梶川みさおさん、新社会党兵庫県本部委員長・神戸市議のあわはら富夫さん、緑の党兵庫県本部共同代表の松本なみほさんがそれぞれの党の政策などについて発言。会場の青年、業者、教師、医療に関わる市民からの発言も交え、意見交換をしました。
会場には市民七十人余りが参加し、YouTubeでの同時放送は六十数人が視聴しました。

問題提起と各党の発言

冨田さんは冒頭、コロナ禍で人々は何に目覚め・気づき、それによりコロナ後の社会はどうなっていくのかと問題提起しました。
コロナは、①命を守ることが最優先であること、②新自由主義が社会を脆弱にしていること、③自国中心主義、軍事力では安全保障が確保できないこと、④信頼感のない政府をもつ不幸―を人々に気づかせ、社会のあり方を根本的に変えるために市民と野党の共闘がますます大事になっていると指摘。「十三項目の政策合意」はコロナ後に求められていることを網羅しており、さらによりよいものへ具体化し、選挙で国民に問うていこうと呼びかけました。
*
桜井さんは、安倍政権の問題点を振り返った上で野党の課題について述べました。政権を取った後の社会像については、自己責任ではなく政治が責任をとる社会をめざしたいと語りました。
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ふなかわさんは、安倍政権のコロナ対策は「遅い・(規模が)小さい・わかりにくい」と批判し、国民が政治に関心を高めており、野党が一丸となって緊張感のある政治の実現へ政策を訴えるチャンス、国民第一の政治実現をと決意を語りました。
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清水さんは、これまでうそ・改竄を続けながら強行採決など数を頼みに押しとおしてきた安倍政権が、検察庁法改定案ではSNSなどで高まった国民世論で廃案を余儀なくされたことをあげ、声をあげれば悪政を止められることが市民に明らかになったことの重要性を強調しました。
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梶川さんは、コロナ対策、豪雨災害対策など課題が多数あり、臨時国会を開くべきだと主張。安倍政権は国政運営の能力を失っていると批判し、社民党は野党共闘の接着剤の役割を果たしたいと決意を表明しました。
*
あわはらさんは、命と暮らしを守る本当の政治として、平和、原発、失業・倒産の問題をあげ、共闘は一致できるところからやっていくことでますます力をつけていけると強調し、野党共闘の姿を国民に広く訴える必要性を説きました。
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松本さんは、気候危機に対する政策を提言していきたいと述べるとともに、自民・財界が「グリーンリカバリー」を掲げながら核融合や遺伝子組み換えなど大企業の利益を確保しようとするおそれがあると注意を喚起しました。

会場からの発言とまとめ

民青同盟の上園隆県委員長は、働き方、コロナに関する青年の実態調査の結果を紹介しました。(二面記事参照)
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兵商連の田中邦夫事務局次長は、中小業者へのコロナ被害支援策の問題点を述べるとともに、消費税五%引き下げ、地域循環型経済実現などの課題を提起。この間、業者の実態をもとに奮闘してきた野党が政権につくことへの期待を述べました。
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全教西宮教組の石本日和子委員長は、「子どもたちの意見も聞いてほしい」とまず訴えるとともに、消毒などますます多忙を極める教師の実態を紹介。分散登校などをつうじて良さがあらためて明らかになった少人数学級の実現をと訴えました。
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兵庫県保険医協会の西山裕康理事長は、医療機関は社会資本であり支援が必要だと強調。平均年齢六十歳の開業医はマスク、消毒液もこと欠くなか、「いきづまり倒産」より「あきらめ廃業」が広がっていることを報告しました。また、コロナによる受診抑制により、来年以降、例年より死亡者数が増えるおそれがあるとも述べました。

再度の政党からのは発言では少数政党に不利な現行選挙制度の問題点、共同宣伝など地域での日常的な共闘などについても語られました。

まとめで冨田さんは、まず一緒に議論することが大事であり、今回はその出発点となった、今後もZoomなどを利用して議論の機会をひろげていってはどうかと提起。野党は政権合意をし、政権選択の選挙にしようと呼びかけました。
録画はYouTubeの「兵庫革新懇」チャンネルで公開されています


(兵庫民報2020年8月23日付)

コロナの下、深刻さ増す:民青同盟兵庫県委員会が働き方・コロナで青年実態調査

民青同盟兵庫県委員会では、昨年十月から二〇二〇年二月まで働き方に関するアンケート調査に取り組み、三月以降は新型コロナに関する実態調査に取り組んできました。それぞれの実態調査から浮かび上がった深刻な実態を紹介します。

働き方アンケート

働き方のアンケートには百五十八人が回答しました。
複数回答可で記入してもらったチェック欄では「将来が不安」がもっとも多く、その次に「給料が安い」「労働時間が長い」「奨学金」「ハラスメント」と続きます。
▽「将来が不安」という項目では「年金をもらうことができるのか」「現在の給料が安いから将来が不安」などの声が共通しています。
▽「給料が安い」という項目では保育士の声が多数寄せられており共通して「業界全体が安いのでもう少し上げて欲しい」と訴えています。保育士以外にも「残業時間が減らされているのに基本給が低い」「労働に見合った給料ではない」などの声も見られました。
▽「労働時間が長い」という項目では「手取りは十五万円で一日十八時間働くこともある」「十四時間労働の時もある」など異常な長時間労働の実態が多数寄せられています。
▽「有給休暇が取れない」という項目では「人手が足りておらず有給を取れるような状況ではない」という声が共通しています。
▽「奨学金」の項目では返済額も聞きました。返済は毎月一〜三万円となっています。「給料が安い」という項目でも基本給が安いことが明確になっていますが、その下で奨学金の返済が大きな負担になっていることがわかります。
▽「ハラスメント」の項目では「埋めるぞ」「しばいたろか」など言葉の暴力による人権侵害が蔓延していることが示されています。
あるフィットネスクラブで働いている青年からは、お客さんが年間で契約して途中で辞めた場合、残りのローンを社員が肩代わりさせられているという違法な実態も寄せられました。
元々深刻だった実態に、今回の新型コロナ危機が襲ってさらに追い込まれているということがわかりました。

コロナに関する実態調査

新型コロナウイルスに関する実態調査では、青年の中でも深刻な実態が広がっていることも明らかになりました。
▽美容師として働いている青年からは「美容室は給付金の対象外だったので営業しなければならず、お客さんは自粛しているので売り上げが激減して大変な影響を受けている。お店がつぶれてしまうのではと不安だ」という声が寄せられました。
▽私立中高一貫校の非常勤講師の青年は「自粛期間中は各家庭にオンライン授業に必要なタブレット端末の用意をお願いしたが、用意できない家庭も相当数いた。そうした生徒には学校から貸し出すことにしたが、学校側もお金がないので必要数を用意することができなかった」「自粛期間が明けてからは、生徒同士の人間関係がまだつくられていない様子で授業の反応が悪い」「教員を増やしたり私学に対しても助成を増やすなど、政府はもっと教育分野にお金を使って欲しい」と切実な実態を訴えました。
▽高校生からは「遅れた分の授業を取り戻すために授業の進行が早くて大変」などの声が寄せられました。
▽学生からは「バイトに入れず収入がなくなって困っている」という声が多数寄せられました。自粛期間が明けても、バイト求人に学生が殺到しておりなかなかすぐに採用されないという実態も寄せられています。バイトが決まった学生も「とにかくバイトに入れる時に入ろうと思って八月は二十六日間バイトを入れた。でもお給料日は九月だからそれまでに今の少ない所持金でどう過ごすか」と不安な思いが吐露されました。
オンライン授業になったことによって課題が増えて大変であること、特に一回生は友達をつくる機会がないまま過ごしており学生生活の相談ができる友人がいないとの声が寄せられています。
▽求める施策としては、学費そのものを値下げして欲しいという声や新型コロナ関連の給付金の拡充を求める声が相次いでいます。民青同盟県委員会はこの間、学生向けの食料配布活動に取り組んでいますが、食料をもらいに来て「口座にはもう数百円しか残っていない」と打ち明けた学生は、学生向けの給付金について「自分は対象外と思って申請しなかった」と話していました。
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民青同盟兵庫県委員会は引き続き切実な実態を集め、実態改善に向けて要請行動などに取り組んでいきます。

(兵庫民報2020年8月23日付)

民青同盟兵庫県委員会が:野党4党県連など訪問・懇談

民青同盟兵庫県委員会は国政野党四党の兵庫県連などを訪問。昨年十月から取り組んできた働き方の実態調査と今年三月から取り組んでいる新型コロナウイルスに関する実態調査の結果を紹介、八項目の要望書を提出して懇談しました。
立憲民主党は桜井シュウ・県連代表(衆院議員)、国民民主党は多田茂樹・県連事務局次長、日本共産党はこむら潤・衆院近畿比例・兵庫八区予定候補(尼崎市議)、社会民主党は大津留求・県連幹事長(伊丹市議会議員)とそれぞれ懇談しました。
いずれの党からも「寄せられた実態はどれも重い。真摯に受け止める」との表明があり、要望項目についても「その通り。実現のために頑張る」と回答。様々な課題で響き合う懇談となりました。
日本共産党のこむらさんからは「中高生や大学生の時期は、生活の中に友達が占める割合はとても大きい。それがその後の人生にとっての影響も大きく大事な要素。それがこのコロナ危機で作る機会が失われているのは非常に重大です。それぞれの実情も考えながら特別な措置が必要だと思います」「野党連合政権の実現に向けて、今日聞いた要望にこたえられるよう頑張ります」と表明がありました。
立憲民主党の桜井さんとの懇談には社民党の大津留さんも同席して、九十分に及ぶ懇談となりました。新自由主義的な政策の中で人々の間に分断がもちこまれていたこと、コロナ禍でそのやり方では社会がなりたたないことが明らかになったこと、野党の政権政策についてもすでに国会で野党合同で提出した法案などはたくさんあり、全体としてはかなり積み上がっていることなどについて語り合いました。
懇談を終えて上園隆県委員長は、「これらの懇談を通じて、市民と野党の共闘では、政策だけでなく、その社会観についても響き合う状況が生まれていると実感しました」と語っています。

(兵庫民報2020年8月23日付)


三田市議選必勝めざし:日本共産党と後援会が合同集会

声援にこたえる大門、木村、水元、長尾の各氏

三田市の日本共産党と後援会は八月八日、「三田市議選勝利をめざす党と後援会の合同集会」を開きました。
三田市議選は九月二十七日告示・十月四日投票で行われます。大沢辰美三田市後援会長・元参議院議員は「立候補説明会には定数二十二に対して三十七人が参加しました。多数激戦です。二人の新人を含む三人全員の勝利にはこれまでにない大きな取り組みが必要です。党市議団は他会派の議員が市長提案に何でも賛成するなか、市政を正す市議会をつくるためにも絶対必要です。三人の勝利で住みよい三田市をつくりましょう」と訴えました。
長尾あきのり市議、木村まさと・水元さゆみ両予定候補は、コロナ対策では議員団で八回市長に申し入れ、市独自の支援策などを実現したこと、「命のとりで」市民病院を守ることや子どもの医療費の無料化、外出支援策の充実などの実績や公約を訴え、決意を表明しました。
大門みきし参院議員は、日本共産党がコロナ対策で国民や様々な団体の声を聞き、具体的な制度を政策にしてきたことを紹介するとともに、十万円の特別給付金の実現は国民と野党が一緒になって声をあげた結果だと強調しました。
現在の国会の状況は安倍政権が追い込まれ、後継争いの動きもあるなか、安倍首相は改憲を目論んでおり、経済対策のセットで改憲のための解散に打って出ようとしており、九月末に行われる市議選は総選挙の前哨戦となる可能性もある――全国注目のたたかいだと指摘。特別月間で党を大きくして、選挙に勝利しようと訴えました。

(兵庫民報2020年8月23日付)

ジェンダー平等:日本共産党兵庫県委員会が学習会

学習会のようす

日本共産党兵庫県委員会は八月八日、「ジェンダー平等問題学習会」を行い、県内各地から三十三人が参加しました。
最初に、党県ジェンダー平等委員会責任者の、こむら潤さんが主催者挨拶。党中央委員会のジェンダー平等委員会事務局長の坂井希さんが「ジェンダー平等社会をめざし、学び、自己改革を」のテーマで講演しました。
坂井さんは、日本共産党が今年一月の第二十八回党大会で「ジェンダー平等」を党綱領に明記するまでの経緯、その背景にある国際的潮流の発展を世界の構造変化とのかかわりで、ジェンダー平等を求める運動の発展についての歴史的観点、「ジェンダー」とは何かという理論的観点、「党としてどういう姿勢でのぞむのか」という実践的観点―の三つの観点から詳しく解明しました。
交流では「コロナ禍でのジェンダー問題は?」「子どもの権利条約と女性差別撤廃条約の批准の日本の順位とジェンダーギャップ指数順位との矛盾は?」「ジェンダー問題で議会でできることは?」等々の質問に坂井さんが丁寧に答えたあと庄本えつこ県議、こむら潤さんから発言。
最後に県ジェンダー平等委員会事務局から「地区にジェンダー平等担当者を置き、こむらさんを囲んでのつどいを開きましょう。『しんぶん赤旗』を使って大いに語り、党の姿を知ってもらいましょう」と行動提起しました。

(兵庫民報2020年8月23日付)

原水爆禁止世界大会:オンラインの特性生かし全県でのべ500人が視聴

――梶本修史(兵庫県原水協事務局長) 

被爆七十五年の原水爆禁止世界大会は、「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を―人類と地球の未来のために」をテーマに、八月二日の国際会議はじめ広島大会、長崎大会、四つの特別集会(分科会)がオンラインで行われました。
兵庫県内でも四十五カ所以上で共同視聴会が行われました。尼崎市では六日、九日合わせて三十余人、西宮市二カ所で二十四人、垂水区三回三十五人。新婦人支部事務所や組合事務所、会員宅などでの数人の視聴会も三十カ所近くになりました。全県でのべ五百人以上が視聴したと思われます(八月十六日現在集計中)。

初参加者も多数「よく分かってよかった」

垂水区の試聴会で黙禱をささげる参加者(9日)

毎年の世界大会には、兵庫県から百五十人前後の代表が広島、長崎に送られますが、オンラインの特性が活かされ、これまでにない多くの人が世界大会の議論に参加しました。
初めて世界大会に参加した人も少なくなく、「初めての参加。世界大会がどんなことをしてるか知りたかった。良く分かってよかった」「初めて世界大会に参加した。勤務の関係でオンラインでないと参加できなかった」と歓迎する意見が多く寄せられました。
「サーロー節子さんの話に感動。世界各地の活動がわかってよかった」「被爆体験を伝えることが大切だと改めてわかった」など被爆証言を受けとめる意見、「核兵器情勢の緊迫、危機の拡大が良く分かった。しっかりと受け止めたい」「世界中でいろいろな困難を乗り越えて闘っている姿が見えて勇気がわいた」「国連の中満さんが、〝世界の若者と協力して数々の地球規模の問題の解決策を探す義務がある〟と訴え、〝国際社会として一丸となって立ち上がらなければなりません〟と呼びかけたことを正面から受けとめたい」などの感想が寄せられました。
*
世界大会は、「被爆体験の継承と普及」「沖縄連帯・外国軍事基地撤去」「ヒバクシャ・枯葉剤被害者との連帯」「非核・平和の北東アジアと運動の役割」の四つの特別集会が持たれ、兵庫県からも約七十人がそれぞれに参加しました。「北東アジア」問題では、兵庫県原水協の津川知久・筆頭代表理事が「非核神戸港・釜山港の取り組み」と題して特別報告。非核港湾づくりでの日韓市民運動の共同の努力、「非核日本海づくり」の構想などを提起し注目を受けました。

「平和の波」行動も県内約40カ所で

JR姫路駅前でヒバクシャ国際署名をよびかける人々

世界大会と同時に、世界をつなぐ「平和の波」行動が県内四十カ所ほどで多彩に行われ、ヒバクシャ国際署名などがとりくまれました。
兵庫県原水協は六日、広島への原爆投下時間に合わせて元町商店街で宣伝・署名行動。兵庫労連、兵商連、民医連、共産党などから二十二人が参加しました。
芦屋市では六日、九日両日に二十二人参加で署名七十筆を集めました。西宮市でも甲子園球場前で二十二人も参加し四十九筆。サクランボ合唱団が駆け付け、盛り上げました。伊丹市では二十人参加で五十七筆を集めました。
灘区では約三十人が平和パレード。垂水区では垂水駅前で広島への原爆投下時間に合わせてスタンディング(十一名)を行い、十七人による街頭署名行動で六十一筆が寄せられました。
加印原水協は宝殿駅前で十九人参加のスタンディング。
淡路原水協は九日、二台の宣伝車で二コースに分かれ訴え、十三カ所でスタンディングを行い、のべ約四十人が参加しました。
新婦人は全県で世界大会の視聴を行うとともに、百六十九の寺院・教会に「平和の鐘」への協力を要請し、須磨寺はじめ四十四寺院・教会が協力を承諾してくれました。
川西市では打鍾と合わせて三十筆の署名も寄せられました。
姫路市では、龍門寺で長崎原爆投下時間に合わせ、元全日本仏教会会長の河野太通老師の指導で「平和の鐘」打鍾を行いました。
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世界大会視聴を通じて、「ヒバクシャ国際署名をもう一度職員全員に呼びかけて一人三筆集めるよう訴える」(東灘区)、「全職場で折り鶴を広島に届ける運動を繰り広げている。八月末に広島に届ける計画で、もう一度ヒバクシャ国際署名と結びつけてやりたい(これまで六百筆以上を集約)」(公務員職場)など新たな運動への決意も寄せられています。

(兵庫民報2020年8月23日付)

九条の会.ひがしなだ「戦争体験を語る会」:被爆者の訴え世界の世論動かす――「胎内被爆」の副島圀義さんが語る

副島圀義さんが体験を語っているようす

九条の会.ひがしなだは八月十日、東灘文化センターで「シリーズ私の戦争体験(その十五)」を開催し、兵庫被団協事務局次長の副島圀義さんが「何度も何度もの〝命拾い〟~『被爆者として生かされた』、と思いつつ」と題して講演。「生き方に共感した」など、多くの人々に感動を与えました。
一九四五年八月十九日、広島市生まれの副島圀義さんは、原爆投下の八月六日は母親の胎内に――「生まれる前からの被爆者」です。
母・まちさんは当日、避難していた京橋川の河原で産気づいたが、自己暗示と避難者同士の助け合いで何とか乗り切り、原爆でつぶれても燃えずに残っていた南千田町の自宅で自力出産。ヨードチンキを塗っただけのヘソの緒からバイ菌が入って圀義さんは高熱を発し、その上、台風にも襲われましたが、父・吉雄さんの復員にも救われ、京都から芦屋へと転居しました。
まちさんは「一円募金」で知られる先駆的な被爆者運動を始め、吉雄さんもまちさんを支えます。圀義さんも自然と平和運動に関わるようになりました。
圀義さんは、「自らを救い、私たちの経験を通して、人類の危機を救おう」「再び被爆者をつくるな」「核兵器禁止条約への賛同・批准を」と強調。「被爆者運動は、まだ終えるわけにはいきません。ご支援を」と結び、拍手に包まれました。

(兵庫民報2020年8月23日付)

激動する内外情勢下 安保破棄実行委員会の役割果たそう:安保破棄兵庫県実行委員会が幹事会

安保破棄兵庫県実行委員会の幹事会のようす

安保破棄兵庫県実行委員会は、八月十二日に神戸婦人会館で二〇二〇年度幹事会を行いました。当初六月に計画されていましたが、コロナ感染拡大の影響で二回延期されていました。会場は三密をさけるため定席が半分に制限されたもとでの開会になりました。
幹事会は、桂仲二郎会長の開会挨拶の後、議長に兵庫県平和委員会事務局次長の大森幹夫さんを選出しました。
議事日程に沿って、後藤浩事務局長が本年度の方針を提案。昨年度の活動をふりかえりコロナ渦中での国内外の激動する情勢下で安保破棄実行委員会としての役割をいかにして果たしていくべきかを報告しました。
報告を受けて、参加した九団体十二人全員が発言しました。
活動方針と合わせて提案された二〇一九年度決算と会計監査報告、二〇二〇年度予算と役員の提案を一括して拍手で承認されました。
――後藤浩(安保破棄兵庫県実行委員会)

(兵庫民報2020年8月23日付)

兵庫最賃審議会を傍聴して:答申決める審議会が初公開

兵庫労連議長 成山太志

最低賃金審議会の答申がわずか1円の引き上げにとどまったことに抗議して元町商店街東口で宣伝する筆者ら

今まで非公開であった兵庫地方最低賃金審議会の答申を決める審議会が今年は初めて公開されました。その審議は八月五日に行われ、私は傍聴者として立ち会いました。
審議会では冒頭に、実質的に最賃の引き上げ額を決定する専門部会での審議について報告がありました。それによると「労働者側委員の最初の引き上げ提案は十円、使用者側は凍結のゼロ円を主張、その後五回の審議を行い、五日午前の専門部会で労働者側は二円の引き上げを提案したが使用者側はゼロ円を主張し、公益委員が一円の引き上げを提案、しかし使用者側委員が反対し、多数決となり、一円の引き上げ案に対し労働者側委員三名と議長を除く公益委員二名が賛成、使用者側委員三名の反対で、五対三で専門部会としては一円の引き上げで時給九百円へと提案することになった」とのことでした。
専門部会の一円引き上げ提案を受けての審議会でも使用者側委員が引き上げゼロ円を主張したため、十五人の委員中、その日の出席委員十一人での多数決となり、労働者側委員四人と議長を除く公益委員三名が賛成、使用者側委員三名が反対し、七対三で九百円の答申が決まりました。
労働者側の最初の十円の提案は同じBランクの京都との格差解消、最終的な二円の提案は全国加重平均九百一円との差額解消が論拠とのことでした。
*
兵庫労連は、鳥取県では実現している審議会の全面公開を求めています。しかし兵庫県では第一回目の審議で労働者側・使用者側委員の基本的な主張が表明される場面は公開ですが、その後の具体的な引き上げ額についてやり取りは「自由な意見表明の妨げになるから」などという理由で、原則公開である審議会が毎年非公開にされています。
今年は労働者側委員提案の引き上げ額やその後のやり取りがわかった点では前進でした。しかし一円アップの時給九百円では、私たちが掲げる「今すぐ千円に、千五百円をめざす」とほど遠い答申であり、異議を申し立て意見陳述も行います。

(兵庫民報2020年8月23日付)

立て続けに鳴る電話機:なんでも電話相談会

兵庫県実行委員会事務局 土井直樹(兵庫労連) 

弁護士らが電話相談に応じました。

コロナに関するなんでも電話相談会(主催「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守るなんでも電話相談会」実行委員会)を八月八日に開催しました。全国各地で弁護士や行政書士、労働組合などの団体が協力して実施。兵庫では六月に続き、社保協、自由法曹団、兵商連、兵生連、兵庫労連が集まりました。
当日は十時から兵商連会館に電話五回線を引いて待機しました。午前には民放のテレビ局から取材を受け、昼のニュースに流れるなどマスコミも注目しました。夕方には別の放送局が大阪の会場を取材したニュースが流れ、相談の電話が立て続けに鳴りました。
感染拡大が続くなか、コロナに関する相談は多い状況です。兵庫県内からの相談は二十六件ありました。
「コロナで仕事が減少した。何か制度はないか」と切実な相談が複数寄せられ、緊急小口資金や持続化給付金などを相談員が丁寧に紹介しました。
「会社の売り上げが落ち、正社員から非正規になるかと会社から言われたがどうしたらいいか」という労働相談もありました。
「コロナに感染したらどうしたらいいのか心配だ」という感染に関する相談も多くあったことが特徴的でした。今、多くの人が、再び広まっている感染に大きな不安を抱いています。
政府や自治体は給付金や貸付制度などを拡充していると言いますが、まだまだ市民に知られていないこと、制度が活用されていないこと、感染した場合の対処方法などが多くの市民にいまだ広報できていないことが浮き彫りになった相談会でした。
この相談会は十月にも予定されています。相談を通じてコロナで困っている市民を支援しながら、問題点を浮かび上がらせ、引き続き国や行政に感染症対策の充実を求めていきます。

(兵庫民報2020年8月23日付)

清水ただし「真実見極める力を」

終戦の日(8月15日)、神戸大丸前で演説する清水ただし衆院議員とこむら潤衆院比例近畿・兵庫8区予定候補、松田隆彦日本共産党兵庫県委員長

国会レポート 

残暑お見舞い申し上げます。
近畿地方でも連日、四十度に迫るような猛暑日となっています。私は数年前から「日傘男子」として直射日光を遮るために、日傘を差して宣伝に立つようにしています。最初は少し気恥ずかしい気持ちもありましたが、これだけ強い日差しに照りつけられると命にかかわります。
日傘と同時に水筒も外出時の必需品です。こまめに水分補給しないと熱中症になりかねません。これまで、夕方以降は水分を我慢して、冷たいビールを飲むのを楽しみにしていたのですが、「そういうのが一番危ないねん」と妻から指摘されたのであらためました。
今年は、新型コロナウイルスともたたかわなくてはなりません。
大阪府の吉村洋文知事は、うがい薬のイソジンがあたかも新型コロナウイルスに効くかのような会見を開き、物議を醸しました。全国のドラッグストアからうがい薬がなくなり、本当に必要とする歯科医院等に届かないなどの弊害も生まれているようです。
感染拡大防止には、PCR検査を戦略的に拡大し、無症状の陽性者も含め、新型コロナ感染者を早期に発見・隔離・治療することが必要です。そのことが、基本疾患をお持ちの方や、免疫力の低い高齢者をコロナから守ることにつながります。
医学的根拠もなく、国民を惑わすのが維新流の手法であり、いわゆる大阪市廃止の「都構想」の欺瞞性がそのことを象徴的に表しています。
何が正しくて、何が間違った情報なのか、真実を見極める確かな力をひとり一人が身に着けることが求められていると思います。私たちの暮らしと日本の平和を守るため、あまり密にならない涼しい環境のもとで、楽しく学習と対話を広げていきましょう。
(日本共産党衆院議員)

(兵庫民報2020年8月23日付)

観感楽学


ウェビナー、オンライン会議、オンデマンド、Zoom、リモートなどの言葉が突然、身の周りにあふれだした。今年の原水爆禁止世界大会もすべてオンラインで行われた。実行委員会は「この世界大会を制限、縮小を余儀なくされたものとは考えず」、新しい条件と可能性をくみつくし「これまで以上に力強く、そして世界のより多くの人々に発信する」ことを強調した▼市民連合の中野晃一さんはコロナ禍の困難な中で「いかに新しいテクノロジーを我が物として新しい運動をつくるか」に挑戦することを訴えた。ICANのベアトリス・フィン事務局長もこれまでにない人々につながるため、「私たちは新しい地図をつくり、ソーシャルメディアとウェブサイトを使って」活動を広げようと呼びかけた▼国連の中満泉軍縮担当上級代表は「責任あるリーダーシップの重要な要素」として「若い人々に必要な知識とスキルを備えるだけでなく、創造力を引き出し、彼らとの関わりを深めることにあると確信している」と指摘した▼「新しいテクノロジー」を「やむを得ないこと」とするのではなく、それを使いこなして若者と一緒に前進する道を切りひらきましょう。(K)

(兵庫民報2020年8月23日付)

2020年8月9日日曜日

防疫目的で思い切った検査の拡充を:日本共産党兵庫県議団がコロナ対策で第8次知事申し入れ


日本共産党兵庫県議団は八月四日、新型コロナウイルス感染症対策に関わる第八次の知事申し入れを行いました。
▽PCR等検査については防疫目的で行うことが急務だとして―現在約五十カ所のセンターを五百カ所にし、「誰でも無料で何度でも」検査を受けられる体制を/感染震源地に特定された地域は、住民・事業所在勤者全体に検査を行うこと/各自治体、行政区、地域ごとに新規感染者数とともに検査数、陽性率などの情報を開示すること/陽性者を隔離・保護・治療する体制を緊急につくる。
▽八月一日発表の県の対処方針で接待を伴う飲食店利用のための移動などの自粛を要請していることについては、見合った補償を行うこと。
▽「保健所による食品衛生法上の指導を合わせた感染防止策を周知する」にあたり保健所職員など体制強化を図ること。
▽消費税五%への減税を国に強く求めること。
―などを要請しました。

(兵庫民報2020年8月9日付)

検査抜本拡充、芦屋保健所存続など:芦屋市議団が伊藤市長に要望


日本共産党芦屋市議会議員団は三日、新型コロナウイルス感染拡大防止などの緊急要望を伊藤舞芦屋市長に行いました。
兵庫県内での感染拡大がすすむ中、芦屋市は人口に占める感染者率が県下で突出しており、市民の不安が広がっています。「緊急要望」では①PCR検査の抜本的拡充、②少人数学級編成の実施、③芦屋保健所の存続、④避難所での感染防止対策、⑤市独自の支援策の拡充、⑥市の総合相談窓口設置―の六項目について、市の対策とともに国や県への要請を行うよう求めています。
要望書を受けとった伊藤市長は、「この状況がいつまで続くのかわからず、どれだけの財政投入ができるか判断が難しい」としながらも「しっかり受け止め検討させていただく」と答え、平野貞雄、ひろせ久美子、川島あゆみ各議員と懇談しました。
―平野貞雄(芦屋市議)

(兵庫民報2020年8月9日付)

コロナ禍のいまこそ抜本引き上げを:最賃引き上げ求め労働局前座り込み


兵庫労連・国民春闘共闘は八月二日、兵庫労働局前で最低賃金大幅引き上げを求める座り込み行動を四十人で行いました。中央最低賃金審議会答申を受け、兵庫県の最賃審議会が五日に開かれ答申を出すことになっており、それに先立って行われたものです。
*
成山太志兵庫労連議長がはじめに挨拶――中央最低賃金審議会は今年最低賃金引き上げのメドを示さなかった。雇用者側からは抑制の意見も出ている。しかし最低賃金は、コロナで深刻な不況のなかで、地域経済を活性化するものだ。大企業は社会的責任を果たすべき。アメリカやイギリスでもコロナのもとで最低賃金を引き上げている。一方安倍政権は、PCR検査や病院支援などコロナ対策は出し渋り、ちぐはぐなコロナ対応ばかり、さらにアメリカから戦闘機は爆買いするという異常。内閣支持率も急落している。最低賃金の大幅引き上げとともに安倍内閣も退陣に追い込もう――と訴えました。
「今すぐ千円、直ちに千五百円への最賃引き上げ」「全国一律最低賃金」を求める二千余筆の署名も兵庫労働局に提出し、要請をしました。
兵商連からも連帯挨拶があり、各参加地域労連から最賃署名のとりくみの報告、各産別労組から、最賃引き上げとともにコロナ禍のもとでのたたかいの報告や決意発言の交流も行われました。
最後に参加者全員で、「最賃を引き上げろ、いますぐ千円に」「中小企業支援を行え」などのシュプレヒコールを行いました。

(兵庫民報2020年8月9日付)

最賃引き上げ・中小企業支援強化・全国一律:日本共産党兵庫県委員会とこむら潤さんが労働局へ申し入れ


日本共産党兵庫県委員会と、こむら潤近畿比例予定候補は七月三十一日、兵庫労働局に、最低賃金抜本引き上げなど三項目を申し入れました。
申し入れ書は、小林明男党県労働部長(写真左)と金田峰生党国会議員団兵庫事務所長が持参しました。
金田氏が「中央審議会が〝現行水準維持が適当〟としたが、到底認められない。目安を示さなかったのは無責任ではあるが、地方が縛られずに最賃引き上げを答申するチャンスでもある」「雇用確保と賃上げを対立させ、二者択一させる議論は許されない」など、申し入れ趣旨と内容を説明。小林氏は、「コロナ禍でエッセンシャルワーカー(人々が日常生活を送る上で欠かせない仕事を担っている労働者)の少なくない方々が最低賃金だったという重大な状態が浮き彫りになった。再拡大あるいは第二波に備える意味でも、最賃引き上げは不可欠」と指摘しました。
申し入れ書を受け取った兵庫労働局労働基準部賃金室の青柳利雄室長は、「現行水準維持が適当というが、現行水準というのは何か。ゼロなのかプラス何円なのか。目安が示されなかったので、兵庫は兵庫の実情を踏まえて、答申を出していただくことになるだろう」などと応じました。
*
申し入れ項目は次の通り。
1、兵庫県の二〇二〇年度最低賃金を千円に引き上げ、可及的速やかに千五百円をめざすこと。
2、最低賃金引き上げには、中小企業支援策の抜本的強化が不可欠であり、中小企業の賃上げ支援予算を七千億円程度に増額し、社会保険料の事業主負担分を減免するなどの施策を行うよう、関係機関にも働きかけること。
3、全国一律最低賃金制の確立に努力すること。

(兵庫民報2020年8月9日付)

清水ただし衆院議員県内23民商と懇談:コロナ禍のもと厳しい経営実態:ただちに臨時国会開かせ対応を

日本共産党の清水ただし衆院議員が近畿各地の単位民商を訪問し、新型コロナウイルスによる中小企業への影響と国に対する要望・意見に耳を傾けています。
兵庫県内では、七月三日に神戸東部と尼崎、伊丹の六民商を訪問(記事は十二日付)したのに続き、二十九日には神戸西部、東播、西播、但馬で五カ所・十二民商、三十日に北播、三田、宝塚の三カ所・五民商を訪問。県内三十民商のうち二十三民商と懇談しました。
懇談に同席した地方議員と自治体の独自支援策についても交流しました。

「消費税下げ、購買力上げて」:三田民商での懇談


三田民商での懇談は三十日に行われました。
はじめに林正之会長が挨拶の中で、一年後どうなっているのか、先の見通しに不安を感じていると述べました。
その後、清水ただし衆院議員が国会報告。当初、直接補償に消極的だった政府に対し、国民世論と野党の追求で補償や支援が拡充してきたことを報告しました。
民商側からは「この先のコロナ対策がどう進むのか分からない」「商売を再開したのにまたお客が来なくなるのでは?」「昨年の消費税増税もあって八月、九月までもつのか?」と不安の声があることが紹介されました。
懇談の中では、まず「消費税を下げて購買力を上げてほしい」との声が出ました。給付申請の複雑さについては、「最低これがあれば申請できるというものを示してほしい」「相談がなくても申請できるようにしてほしい」と要望も出されました。
清水議員は七百十三人の国会議員のうち二百二十一人が消費税減税を訴えていること、申請方法も声をあげて改善させてきているが、もっと簡素化することやネットが使えない人でも申請できるようにしていきたいと応えました。
また、清水議員は「これまでもはざまにあるフリーランスは除外されていたが、声を上げることで改善されてきた。国会でも地方自治体でも取り上げ、改善要求を出していきましょう」と励まし、力をつくす決意を述べました。
国会議員が民商へ足を運び、直接懇談をしたことで、参加者は新型コロナの苦境に立ち向かっていく決意を新たにしました。
*
この懇談には、日本共産党の長尾あきのり市議と、木村まさと、水元さゆみの両三田市議選予定候補も同席しました。
――長尾あきのり(三田市議)

税務署の強権的な調査の例も:但馬民商での懇談

但馬民商との懇談は二十九日、同民商事務所会議室で行われ、民商役員、事務局員、会員など八人が参加しました。
日本共産党の清水ただし衆院議員が国会報告を行い、参加した民商会員らからは、「持続化給付金がオンライン申請のみで、高齢者などは申請しづらい」などの状況が語られました。
「消費税で大変なのに、輸出企業の戻し税制度はおかしい」「昨年夏、税務署員が突然来て事務所、居間、寝室まで書類を漁り持ち帰った。何度も申請して書類はやっと返ってきたが、強権的で怒りが収まらない」など痛切な声も寄せられました。
この懇談には村岡峰男豊岡市議も同席しました。
―村岡峰男(日本共産党但馬地区委員長・豊岡市議)

(兵庫民報2020年8月9日付)

兵庫革新懇「市民と野党の政策意見交換会」:8月10日13時30分開会:ネット放送も


兵庫革新懇が「ともに支え合う社会を」「市民と野党の共闘で新しい政権をつくろう!」をスローガンに、「市民と野党の政策意見交換会」を八月十日(月・祝)十三時三十分、神戸市立婦人会館五階「さくら」で行います。
市民連合と立憲野党の「十三項目政策合意」をベースに、コロナ禍の向こうに何をめざしていくのかを話し合い、市民と野党の共闘の一層の発展をめざし企画されたものです。
冒頭発言・コーディネーターは関西学院大学法学部教授の冨田宏治さん、政党からは、▽立憲民主党兵庫県連合代表・衆院議員の桜井シュウさん、▽国民民主党兵庫県総支部連合会副代表のふなかわ治郎さん、▽日本共産党衆院議員の清水ただしさん、▽社会民主党兵庫県連合代表・宝塚市議の梶川みさおさん、▽新社会党兵庫県本部委員長・神戸市議のあわはら富夫さん、▽緑の党兵庫県本部共同代表の松本なみほさんが出席します。
この集会はインターネット(YouTube)で実況放送されます。 



(兵庫民報2020年8月9日付)

宮本たけし「東奔西走」:「GoToトラベル」や「住民投票」やってる場合?


コロナ感染の再拡大は、東京でも大阪でも過去最多を更新し、不安が広がっています。
政府が、感染拡大抑止のための実効ある方策を取らず、逆に「GoToトラベル」など感染拡大の危険を広げかねない施策を進めていることにも怒りが広がっています。また大阪府や大阪市も、何ら科学的根拠のある対策を打ち出さないばかりか、いまだに大阪市を廃止する「住民投票」の十一月実施に躍起になっていることも重大です。
もはや一刻の猶予もなりません。今が正念場。現在の感染急拡大を抑止するには、PCR等検査を文字通り大規模に実施し、陽性者を隔離・保護するとりくみを行う以外にありません。
日本共産党の志位委員長は七月二十八日、安倍首相に対して「エピセンター」と呼ばれる感染の震源地を明確にし、その地域の住民、事業所の在勤者の全体に対して、PCR等検査を実施することや、地域ごとの感染状態がどうなっているのかの情報を住民に開示すること。そして、検査によって明らかになった陽性者を、隔離・保護・治療する体制を、緊急につくりあげることを申し入れました。
日本のPCR検査の人口比での実施数は、世界で百五十九位と異常な遅れにあります。自治体、大学、研究機関、民間の検査会社など、あらゆる検査能力を総動員すべきです。
そして、このような時に、安倍政権は国会を開こうともせず、市長や知事は「住民投票」にうつつを抜かしていることこそ最大の問題ではないでしょうか。
(日本共産党前衆院議員)

(兵庫民報2020年8月9日付)

豪雨災害の被災者支援募金

日本共産党兵庫県女性後援会


日本共産党兵庫県女性後援会は七月二十九日十二時十五分から十三時まで、神戸大丸前で豪雨災害救援募金にとりくみました。
各地域の女性後援会から十八人が参加、冨士谷香恵子女性後援会事務局長の司会で、庄本えつこ県議、朝倉えつ子神戸市議、新婦人県本部内後援会の由利美香さん、平松順子県常任委員が訴えました。
豪雨災害での被災地の現状を紹介し、救援募金への協力を訴えるとともに、救援本部を立ち上げ、被災地を訪問し、声を聞いて政府と自治体に声を届ける被災者に寄り添う日本共産党の活動を紹介しました。さらに新型コロナウイルス感染者が増え続ける中で、日本共産党が「PCR等検査を大規模に実施し、陽性者を隔離・保護する取り組みを」と政府に申し入れをしたことを報告しました。
昼休みで通りかかった会社員や買い物客らが募金に応じ、一万千七百四十五円が寄せられました

日本共産党「2020年豪雨災害救援募金」

ご送金は郵便振替で;
口座番号 00170‐9‐140321
加入者氏名 日本共産党災害募金係
*通信欄に「2020年豪雨災害救援募金」と必ずご記入を。手数料はご負担願います。

救援・復興兵庫県民会議

阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議は七月三十一日昼、神戸・元町商店街東口で豪雨災害の被災者支援募金を呼びかけました。
各団体から十五人が参加。「コロナで現地には行けませんが、二十五年前の阪神・淡路大震災を体験した神戸から、豪雨災害の被災者に募金を届けましょう」などと訴えました。
梅雨明けの強い日差しのなか、「少額ですが」などと通行人らが募金。四十五分間に一万六千九百二十六円が寄せられました。

(兵庫民報2020年8月9日付)

原水爆禁止世界大会:兵庫県内でもオンライン視聴:討論目の当たりに、運動へ決意あらた

被爆七十五年の原水爆禁止世界大会が八月二日から、「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を―人類と地球の未来のために」をテーマにはじまりました。今年の世界大会は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対応してオンラインで行われました。
兵庫県では、八月二日の国際会議を、高教組会館や新婦人須磨支部事務所、民青同盟会館、共産党県委員会事務所などでの集団視聴を含め約七十人が世界の報告を熱心に聞き入りました。
冒頭、サーロー節子さん(カナダ在住・ノーベル平和賞受賞)、児玉三智子さん(日本被団協事務局次長)の被爆体験が語られ、視聴会参加者から「強い感動を受けた」「勇気がわく話だった」などの感想が寄せられました。
*
国際会議は、「世界の平和運動代表」と「アジア・太平洋」の二つのセッションで報告が行われました。米英ロシア、韓国・ベトナム・インドと日本の平和団体代表は共通して、「人類の生存を脅かす脅威」=コロナ・パンデミックに加え核兵器使用の危険、気候変動、貧困などの深刻な事態を告発しました。インド・パキスタン・中国の対立の危険、ロシアのバルト海地域の原発・核廃棄物問題、ベトナムの枯葉剤被害など普段、情報が少ない問題の報告が注目を集めました。
日本原水協の代表は、コロナ禍のもとで、核兵器や軍事優先ではなく、気候、医療、福祉など「人間の命と安全を守れ」の声が高まり、国民の世論と行動によって国の政治を変えることに希望が持てることを示しました。
*
国際会議では「軍事力による国家の『安全保障』から、国民一人ひとりの命と安全、そして尊厳を最優先する政策への転換を」「各国が平等な立場で協力する世界、国連憲章がめざす平和の秩序を」「日本政府がすみやかに核兵器禁止条約に参加するとともに、『核兵器のない世界』をめざす世界的流れの先頭に立つ」などが提起されました。
さらに、「被爆者、核実験被害者の証言や原爆パネル展をはじめ、核兵器使用の非人道的な結末を世界各国で普及する活動を強化」「すべての国に核兵器禁止条約に参加し、核兵器の完全廃絶にむけた行動を開始することを求める。とりわけ核保有国や『核の傘』に依存する国々では、条約参加を政府に求める運動を強化する」「第七十五回国連総会(二〇二〇年九月~)と軍縮審議、次回NPT再検討会議などを節目に、核兵器のない世界の実現をめざして、国連、核兵器の廃絶を求める各国政府と市民社会との共同を発展させる」などの行動を呼びかける「主催者の声明」が発表されました。
*
世界大会は初めてという視聴会参加者も「世界の人々核兵器について真剣に討論している姿を目の当たりにして感動しました。少しでも運動の前進に役立ちたい」と感想を述べていました。
*
八月六日世界大会・広島デー、九日世界大会・長崎デー、さらに、「被爆体験の継承」「沖縄連帯・基地撤去」「ヒバクシャ・枯葉剤被害者との連帯」「非核・平和の北東アジア」の四つの「特別集会」が行われます。「北東アジア」問題では、兵庫県原水協の津川知久・筆頭代表理事が、非核神戸港と非核釜山港の共同・連帯活動について特別報告を行います。
―梶本修史(兵庫県原水協)

(兵庫民報2020年8月9日付)

関電さん原発やめて姫路支店前抗議行動が毎週続けられ、7月31日に400回目。


参加者は「500回目はぜったいやりたくない」、1日も早く関西電力が原子力発電をやめてほしい、関電社員もいっしょに声をあげてほしいと呼びかけました。姫路駅前でもスピーチ・歌・パフォーマンスなどで脱原発を広く市民に訴えました。9月6日13時から大阪・うつぼ公園での「老朽原発うごかすな!大集会」の案内や福島県の子どもたちの保養キャンプへの募金も行いました。日本共産党の太田清幸さん(衆院11区予定候補)も参加しました。

(兵庫民報2020年8月9日付)

日本共産党国会議員団兵庫事務所だより:相談がなかったら改善されないままになっていたかも

『兵庫民報』五月三十一日付の「日本共産党国会議員団事務所だより/コロナ対策は世界の協力・連帯で」で紹介した、海外在住のAさんの話を覚えておられるでしょうか。
書類に日付が記入されていなかった(年金事務所に聞くと、よくある話だそうです)ので、年金機構が書類再送の連絡を郵送したけれど、新型コロナ感染拡大によるロックダウンのため、郵便が着かなかった件です。
三十一日付の記事は、交渉の結果、「原本でないと受け付けられない」という年金機構が、「画像」をプリントアウトしたものでも受け付けると態度を軟化させたこと。ただし「支給は八月になる」という話だったところまででした。
その後、大門みきし参議院議員の事務所を通じて、厚生労働省および日本年金機構と交渉し、支給日は七月に早まりました。Aさんも「それならなんとかなる」ということで、それでも一カ月半、ジリジリしながら待ちました。
支給日になりましたが、まだ入金は確認できません。二日程たって、ようやく「入金が確認できた」と連絡がありました。前回支給から五カ月になります。いや~長かった。ホッとしました。
Aさんからは、「かなり長く感じました。ご心配おかけしました。しかし、私は送金予定を機構からいただいた時点で、確実だとは考えていました。最良の相談者、機関を選択したと確信していました。正直、これで不可能だとすれば、もう頼れるところはないと考えていました。そしてそれが間違いではなかったことがあらためて証明されたと思います。ありがとうございました」とメールをいただきました。
日本年金機構は六月十日付で、書類提出期限を延期し、その間は年金支給を継続する旨を発表していました。
相談がなかったら改善されないまま多くの方が苦境に陥っていたかもしれません。声を寄せて下さったことに、感謝しています。

(兵庫民報2020年8月9日付)


日中友好協会加古川支部:中国歴史講座を再開

日中友好協会加古川支部主催で中国歴史講座新シリーズ第九回「中国外交史のなかの日本『唐代後期』」の学習講演会を七月二十五日、東播磨生活創造センターかこむで開催し、三十人が参加しました。
当初二月二十九日に予定していた第九回がコロナ禍で延期し、ようやくの再開。来村多加史さんの自作テキストを使っての講演に参加者は熱心に集中、質問も時間オーバーになるほどでした。 


来村さんは、前回講義で学んだ六六三年の白村江の戦いを振り返りながら、七・八世紀の東アジアの情勢を『新唐書』「渤海伝」の原文を読み解き、統一新羅が治める朝鮮半島と日本、渤海国(現吉林省)と唐王朝について地図も活用して解りやすく解説しました。
また渤海国の使者(遣日使)の様子を『続日本記』の記述と、渤海と日本海を渡る海上ルートと海流との関係図で解説。二百年間に三十五回も渤海使が来日、日本から渤海へも使者が派遣されており、「唐の文化は遣唐使が伝えた」と言われるが、渤海使や遣渤海使が伝えた情報や文化も見逃せないと力説しました。
参加者からのアンケートでは、「資料に基づいて非常に解りやすい、注釈が丁寧で知識が深まりました」「解りやすくおもしろいのですぐ時間が経ってしまいます」などの感想が寄せられました。
―前田清(日中友好協会)

(兵庫民報2020年8月9日付)

こんにちは♡こむら潤です!:互いの鮮やかさはそのままに


なつかしい絵本のお話です。レオ・レオーニ作『あおくんときいろちゃん』はカラフルなちぎり絵で表現されています。登場する「あおくん」は青い小さな丸、「きいろちゃん」は黄色い小さな丸。顔も手足もなくシンプルですが、白地に絶妙に配置された抽象的な色の丸が端的な物語文によって生命を帯び、見る者はのびのびと自由にその光景を想像する、ハイクオリティーな芸術作品であり、ロングセラー絵本です。
ストーリーは、仲良しのあおくんときいろちゃんが、遊ぶうちに重なり合うと緑の丸になってしまい、互いの家族に「うちの子じゃない」と言われて悲しくて泣いたら、あおときいろの涙がいっぱいこぼれ、涙はあおくんときいろちゃんに戻って家族同士も仲良しになるハッピーエンドのお話です。
青+黄=緑。色遊びの面白さのように見えて、実は人と人の交わりを描いているのだとわかります。子どもが他者とかかわりをもつ中で、変化が生まれる。しかし傷ついて涙を流せば、本来の自分の姿に立ち返る。人は、こうして様々な交わりを繰り返して、自分の「色」を構築していくのでしょう。
あおくんときいろちゃんは、重なり合って緑になりましたが、西洋の印象派の画家たちは、絵具を混ぜ合わせずに、鮮やかな色を点や線で交互に敷き詰めることで、鑑賞者の視覚の中で混色を創り出しました。互いの鮮やかさはそのままに、結集して絵を惹き立てる。野党共闘も是非そうありたいですね。
(衆院近畿比例・兵庫8区予定候補)

『あおくんときいろちゃん』

レオ・レオーニ作
藤田圭雄訳
至光社、1967年 
40p., 21cm×21cm 
本体1,200円 
ウェブストア→http://www.ehon-artbook.com/books/search.php?product_id=164

(兵庫民報2020年8月9日付)

みんぽう川柳〈七月〉「七夕」

選者 島村美津子 

特 選

七夕にまた巡り会い原水禁
 神戸市 亀井洋示

【評】生きて今年も巡りあえた七夕さん。下の句「原水禁」に作者の万感の思いが集約されている。あまりにも遅きに失した「黒い雨」の被爆者たちの問題にしてもこの国の偽政者たちは人間ではないのか。被爆者の声に耳をかたむけてほしい。そして広島、長崎の原爆資料館を目をあけて見てほしい。平和への思いをいっそう強くさせられる。
余分なものを削ぎ落とした秀句が生まれました。

入 選

星祭り愛と平和がふさわしい
 神戸市 長尾粛正

願い事溢れて重い笹の花
 神戸市 宇山英樹

短冊に安倍よコロナよ去れと書く
 神戸市 山下洋美

力込め「アベ退陣」の短冊を
 尼崎市 大野幸雄

一夜でも織女牽牛ディスタンス
 神戸市 長沼幸正

三密で会えぬふたりか天の川
 尼崎市 中内眞佐子

会いたいねあなたと私七夕で
 姫路市 冨士初美

リハビリで七夕短冊ビール乞う
 芦屋市 松田良介

織姫もエアータッチのデートです
 神戸市 玉山歳子

七夕に氾濫せぬか天の川
 神戸市 山下 勇

七夕や生命の起源探る旅
 神戸市 高馬士郎

コロナで知る地球はひとつ天の川
 神戸市 小林尚子

地球はいや織りひめの声きこえそう
 神戸市 松尾美恵子

けん牛も織女もほしいボランティア
 明石市 小西正剛

みんぽう川柳募集

▽八月の題は「ファクス」、締め切りは八月二十八日▽九月の題は「おやつ」、締め切りは九月二十五日▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、編集部まで▽毎月第四金曜日必着。火曜日には投函してください。締め切りが迫っている場合はメール、ファクス(葉書大の枠を書き、その中に必要事項を記入。切りそろえますので枠外には何も書かないでください)でもけっこうです。

(兵庫民報2020年8月9日付)

劇団前進座『東海道四谷怪談』お岩の生き方に重きをおいて:神戸演劇鑑賞会8月例会:“生”の舞台をごいっしょに



新型コロナウイルス禍で、四月と六月の例会が来年に順延になりました。この間、映像で舞台を沢山観ました。しかし、舞台はやはり〝生〟には勝てないと、つくづくおもった。
その〝生〟の舞台がこの八月に戻ってきます。前進座の『東海道四谷怪談』で鶴屋南北の最高傑作として広く知られている作品です。
時は江戸時代後期。赤穂浪士の討ち入りから百年。忠臣蔵を題材とする芝居が多く作られていた。この舞台も背景に忠臣蔵がある。台詞の所どころに、忠臣蔵をおもわせる言葉がでてくる。
物語は、主な話としてお岩と民谷伊右衛門の世界(武士の世界)とお袖、佐藤与茂七、直助権兵衛(庶民の世界)で構成されている。
「髪梳き」や「戸板返し」の有名な場面はさらっと描き、お岩の生き方に重きを置いているのが、前進座の四谷怪談の舞台です。 
お岩は、夫伊右衛門に毒を飲まされ、見るに耐えられない顔になり、やがて殺害される。幽霊になりなお、伊右衛門を慕う女の哀れさ。お袖たち庶民の壮絶な生きざま。河原崎國太郎の四役を早変わりなど、見所満載の〝生〟の舞台を堪能しましょう。
―小谷博子(神戸演劇鑑賞会)

劇団前進座『東海道四谷怪談』

作=鶴屋南北、台本=小野文隆、演出進行=中橋耕史、出演=河原崎國太郎、藤川矢之輔、嵐芳三郎ほか/①8月18日(火)18時30分、②8月19日(水)13時30分/神戸文化ホール大ホール/会員制(入会時に入会金千円と月会費2カ月前納)、月会費3千5百円(大学生2千円、中高生千円)/Tel. 078‐222‐8651、Fax078‐222‐8653

(兵庫民報2020年8月9日付)

ひなたぽっころりん〈664〉

説明を追加

(兵庫民報2020年8月9日付)

観感楽学

「ハーバード大学公衆衛生大学院の研究チームの発表による予測では、新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かっても、以前のような世界には戻らない可能性がある」「うつさない・うつらないための新しい生活様式を取り入れる必要があり、新型コロナウイルスと共存することを考えなければならない」という記事を読みました▼新しい生活様式に「テレワーク・リモートワーク」という在宅勤務があるのかと思います。そして、よく耳にするようになったのがパソコンやスマートフォンをインターネットにつなげ遠隔地の人と会議をするWeb会議です▼大人数の会議には向いていない、インターネット環境や通信状況で動作が左右されるというデメリットもありますが、実際に集まる会議がまだ難しく、テレワークを続けている会社があることからWeb会議は続くのではないでしょうか。「オンラインだと伝わりにくい。直接会って話しがしたい」という人も多いでしょうが、新型コロナウイルスの感染者が再び増加し、まだどうなるか分からない状況が続いています。少しでも状況を良くするために新しいものを取り入れ慣れることも必要ではないでしょうか。(ふ)

(兵庫民報2020年8月9日付)

2020年8月2日日曜日

野党6党せいぞろい:連帯兵庫みなせん:市民と野党の共同アピール集会


「安倍即時退陣」「国会ひらけ」「未来に希望持てる国を再建しよう」――連帯兵庫みなせんが総選挙へ向け、野党六党へ呼びかけ、「市民と野党の共同アピール集会」を七月二十日、神戸・三宮センター街東口で開催しました。
立憲民主党県連代表の桜井周衆院議員(六区)、日本共産党中央委員の宮本たけし前衆院議員(比例近畿・大阪5区重複)、国民民主党県連代表の向山好一県議、社民党県連代表の梶川美佐男宝塚市議、新社会党県本部委員長の栗原富夫神戸市議、緑の党県本部運営委員の丸尾牧県議、連帯兵庫みなせん代表委員・事務局長の松本誠氏、県内の小選挙区予定候補者が訴えました。

(兵庫民報2020年8月2日付)

住吉駅前で共同宣伝:市民アクション東灘


七月二十四日、市民アクション東灘はJR住吉駅での「安倍改憲NO!全国緊急署名」の街頭宣伝を実施しました。
*
コロナ禍によって中断していた街頭宣伝は六月に再開しましたが、解散・総選挙の動きが流動化するなか、各野党にも呼びかけ「市民と野党の共同アクション」と位置づけて実施しました。当初JR住吉駅南口での予定でしたが雨天のため急遽改札前で行いました。
日本共産党のきだ結県議と松本のり子神戸市議、緑の党の松本なみほ共同代表らが駆けつけ、社会民主党の梶川美佐男県連代表(宝塚市議)もメッセージを寄せました。
*
きださんは「コロナ禍で人々の暮らしは追い詰められています。PCR検査の拡大と生活保障を優先すべきです」と訴え、松本なみほさんは「地球の温暖化が新型コロナを誘発しました。神戸製鋼の石炭火力発電建設は中止させましょう」と主張しました。
梶川さんからのメッセージには、「政治を私物化する安倍政権は即刻退陣を」とありました。
*
市民デモHYOGOの片岡秀夫さんなどチラシを見て初めて参加した方もいて、総勢十八人で東灘から「野党と市民の共闘」「安倍内閣は即刻退陣を」と訴えました。
―藤丸徹(同共同アクション)

(兵庫民報2020年8月2日付)

内田樹氏が講演:長田共同アクション


市民と野党の長田共同アクションが「内田樹講演会」を七月二十三日、長田区文化センターで開きました。二月の「浜矩子講演会」に続き、今年二回目の講演会です。
百六十人を超える参加者があり、コロナ後の世界と日本の行方に大きな関心が寄せられていることが示されました。
*
内田氏はまず、新型コロナウイルスの世界的感染拡大によって何が明らかになったのかを指摘しました。
この半世紀、世界でも日本でも、選択と集中、生産性や効率重視という新自由主義的発想で経済が運営され、「ジャストインタイムシステム(在庫ゼロが理想)」というビジネスモデルが「貯める事は無駄」という考えの下、感染症を楽観視し、医療備蓄が乏しい状況に陥らせていたと分析。
アメリカでは「感染者が一千万人まで拡大し、死者は五十万人になる可能性がある」という予測の背景には二千七百五十万人とも言われている無保険者の存在があると内田氏は指摘しました。
一方、日本の現状については「責任者が責任を取れない、取ろうとしない破滅的局面では」と述べました。
質疑応答では、「市民と野党の共闘はこれからどうなるのか」という質問に対し、内田氏は「今ほど野党共闘が大事なときはない」と答えました。
*
内田氏は現在の中国の状況について、「ワクチン開発によって一層の覇権拡大が進むのでは」と指摘。EUもアメリカも自国の感染拡大防止に必死で中国の横暴に対し十分な制裁が加えられていないと分析しました。
アメリカの国際的なプレゼンス(存在感)が低下し、中国がワクチン開発を後ろ盾に覇権拡大を進める思惑の中で「日本のこれからが試される」と指摘しました。
*
講演会の後日、内田氏から次のメールが同共同アクションに寄せられました。「感染拡大している中で、あれだけ多数の方が集まってくださって、これからの世界の展望をみなさんが知りたがっていることがよく分かりました」。
―岡民雄(同共同アクション事務局)

(兵庫民報2020年8月2日付)

兵庫県コロナ対策第3次補正予算:積極的な検査戦略と慰労金拡充を:日本共産党のいそみ県議が質疑

七月二十七日、新型コロナウイルス感染症対策に関わる第三次補正予算案を審議する兵庫県議会臨時議会が行われ、日本共産党兵庫県議団を代表し、いそみ恵子議員が質疑にたちました。
*

いそみ議員は、新型コロナウイルス感染患者が二十六日に一日あたり最高の四十九人となるなど感染が拡大していることを指摘。検査体制について、▽これまでの濃厚接触者にとどまらず、病院や施設、学校などで一人でも感染者が確認された場合、すべての関係者に検査を行うこと、▽市中感染地域を特定し、その地域住民すべてと地域の医療・介護、障害福祉施設、教育関係者などすべての検査を行う―など感染拡大防止のための積極的な検査戦略の実施を求めました。
答弁で井戸敏三知事は、「この間、症状のない濃厚接触者すべてを検査対象にするなどの拡充をしてきた」としましたが、市中感染地域での住民や医療・介護施設等でのこぞっての検査については、「慎重な検討が必要だ」としました。
*
慰労金の支給について、いそみ議員は、井戸敏三知事の「何もしていないのに、なんで慰労金をだすのか」という記者会見での発言について批判しつつ、現在も対象になっていない▽調剤薬局やあんま、はり、灸、マッサージ師など医療関係従事者、▽コロナ患者が発生していない保育・放課後児童クラブなども含めた、すべての社会福祉施設従事者―への拡充を求めました。
答弁で健康福祉部長は、「保育所、放課後児童クラブ等児童福祉施設に慰労金を支給するのは、全国一律の制度であるべきと認識しており、まずは国に要望していく。調剤薬局、マッサージ等の施設については、国の対象外になっており、県として対象拡大の検討は考えていない」としました。
*
党県議団は、感染第二波ともいえる状況が続くなか、感染防止対策のためのPCR検査体制の拡充、暮らし、営業への十分な補償などを引き続き求めていきます。

(兵庫民報2020年8月2日付)