2020年7月26日日曜日

一緒に政治を変えましょう:西宮革新懇が市民と野党の合同街頭宣伝


西宮革新懇は七月十八日、西宮高松ひなた緑地で、「ご一緒に政治を変えましょう! 憲法を生かした政治、野党連合政権を」めざす「市民と野党の合同街頭宣伝」を行い、約四十人が参加しました。
全日本年金者組合西宮支部長の小川嘉憲さん、新日本婦人の会西宮支部長の立垣満里さん、社会民主党兵庫県連合代表・宝塚市議の梶川みさおさん、日本共産党西宮市議のひぐち光冬さん、立憲民主党衆議院兵庫七区総支部長の安田真理さんが訴えました。
小川さんは、「GoToが、コロナを連れて旅をする」などの川柳で安倍政権を批判し、「今、市民と野党の共闘を発展させて安倍政権に代わる新しい政府をつくろう」と呼びかけました。
立垣さんは、「コロナ禍で医療、福祉、介護、教育、保育、経済などすべての面でこれまでの政治の在り方のおかしさが露呈。特に女性に困難と犠牲が押し付けられている。ジェンダー平等の社会の実現が必要です」と訴えました。
梶川さんは、「来る衆議院選挙で安倍政権を打倒するために市民と野党の共闘をさらに強くし、野党統一候補の勝利をめざし、まっとうな正直な市民が主役の政治を取り戻していかなければならない」と強調しました。
ひぐちさんは、「コロナを経験してこの政治を変えていかなければいけない。市民と野党が一致団結して、政治を変えていくことが必要です」と主張しました。
安田さんは、「経済最優先第一という社会の在り方を変えなければいけません。コロナ対策では自粛と補償はセットとし、確かな検査体制を構築し、感染拡大を抑え込んでいく。そんな当たり前の事が安倍政権ではできません。政治は変えられます。そのために市民と野党が共同して新しい政治を西宮からつくっていきましょう」と訴えました。
宣伝とあわせて、豪雨災害被災者救援募金も訴え、多くの方々から募金が寄せられました。
―樫村庸一(西宮革新懇)

(兵庫民報2020年7月26日付)

日本共産党支持の大波起こし:養父市議選も衆院選も宮本たけしさんが国会報告


日本共産党但馬地区委員会は七月十八日、養父市大屋町の「おおやホール」で、国政報告会を開催しました。
報告に立った宮本たけし前衆議院議員は冒頭、「この秋にも解散総選挙かと言われています。そうなると、養父市議会議員選挙とダブルになるか前後するか。いずれにせよ、日本共産党支持の大波を起こし、市議選も衆議院選挙も勝たせて下さい」と訴え。
衆議院選挙では、こむら潤さんが比例代表名簿に登載される予定です。宮本さんは、「こむらさんは尼崎の現職市議会議員です。市議のバッヂを外して、衆議院のバッヂも付けられないなどということはあってはなりません。こむらさんといっしょに、国会へ戻るのが私の使命です。どうか比例は日本共産党と政党名で押し上げて下さい」と呼びかけました。
コロナ禍での子どもたちの苦境を受けて提案した「宮本たけしプラン」の中身を中心に、国会論戦や日本共産党の提案を詳しく紹介し、「子どもたちが安心して学べ、希望が持てる社会をつくろう」と語りました。
会場からの「維新とはどういう政党か」「国会でも関西弁で質問して欲しい」「野党共闘はどうなっているか」などの質問にも丁寧に答えました。
宮本さんのユーモアを交えた語りは会場を沸かせ、「いい話を聞けた」「なんだか元気が出た」などの感想が寄せられました。
地元養父市の津崎和男市議は市議会報告で、「皆さんのお力で介護保険料の値上げ抑制や学校給食費の引き下げ、保育所の給食費無料化などを実現できた」「実施したアンケートで寄せられたご要望を実現するため、引き続き力を尽くし、夢がかなうまちづくりを進めたい」と決意を述べました。司会は竹浦昭男前市議議が務めました。

(兵庫民報2020年7月26日付)

衆院選候補者発表:3区=赤田氏、11区=太田氏

日本共産党兵庫県委員会は七月十七日、衆議院選挙小選挙区兵庫3区と11区の候補者を発表しました(敬称略)。
*

兵庫3区(神戸市須磨区、垂水区)


赤田勝紀(52)=新=
あかだ・かつのり:大阪教育大学大学院修士課程修了。前神戸市議(三期)。現在、党神戸西地区副委員長、県委員。

*

兵庫11区(姫路市〈旧家島町、旧夢前町、旧香寺町、旧安富町を除く〉)


太田清幸(65)=新=
おおた・きよゆき:兵庫県立姫路工業大学卒。元党西播地区委員長、元県委員。現在、党西播地区委員。

(兵庫民報2020年7月26日付)

こくた恵二「コロナ禍のなかで想う」

連載エッセイ4

神戸と京都は、パンの消費量一、二位を争うまちである。
ところで、私の住む京都は、もう一つ「日常の暮らしの中に和菓子がある」というまちでもある。祇園祭の宵山十六日には、この日一日限りの「行者餅」がある。菓子司の柏屋光貞さんの作。文化三年(一八〇六年)京の都に大疫病が流行した際に、当時の柏屋さんが、聖護院門跡の山伏として、奈良大峰山で修行中お告げを授かり、それをもとに祇園祭の「役行者山」にお供えとしてつくり、人々におすそ分けしたところ疫病から免れたという故事に従ってつくられたもので、無病息災の霊菓と言われる。
季節にいわれのある菓子を食べて先人を思いやり、季節を愛でる。これは私にとって慣わしの一つ。四月に桜餅、五月は柏餅、六月には「夏越の大祓い」で茅の輪をくぐり「水無月」を食し、土用の丑の日は「あんころ」を食す。秋はどの店の月見団子を所望しようか。「和菓子屋の回し者」と冷やかされるかもしれないが、私は存外真面目にその効用を信じている。
「土用の丑の日に鰻」との教え、夏になると鱧が食べたくなるのも、つくられたものかもしれない。しかし、四季折々、季節の節目を通じて、生活の変化とありように備えていくのもこれまた楽し。
経済効率最優先、公の私物化、「自己責任」の大流行り。新自由主義の下、ケアや医療などあらゆるところから「余裕」を失わせている。ここらで脱却し、菓子の風習も愛でる心の余裕も必要では。
(日本共産党衆院議員)

(兵庫民報2020年7月26日付)

「性別」という息苦しさ――ジェンダーとルッキズム:民青県委員会がオンライン学習会


民青同盟兵庫県委員会は7月12日、「「性別」、という息苦しさについて」と題して、ジェンダーとルッキズム(見た目差別)の問題についてのオンライン学習会を開催しました。講師は日本共産党中央委員会の岩崎明日香さん。

世界を変えつつある#MeTooの流れ

まず初めに、岩崎さんがスライドを使って「ルッキズム」には2300年前の古代ギリシャの時代からの歴史があること、その後、資本主義の発展とともに18世紀のヨーロッパで「観相学」が流行し、優生思想とも結びついて広がったことなど歴史的な経緯について紹介しました。
そして現代では「ミス・アメリカ」での水着審査の撤廃やJALやANAでハイヒール着用義務の撤廃が実現するなど「#MeToo」の流れが世界を変えつつあることや、さらに美容業界も画一的な「美」ではなく多様な個性を尊重する流れが広がりつつあることを紹介しました。

「社会になじむため必要?」

岩崎さんの話の後は、参加者で交流しました。
「中高生の時、周りの子たちがファッションとか化粧とかに興味を持ち出した時に自分は全く興味を持てなくて、その後、大学に入ってからも化粧をしなかったらバイト先の客から『なんで化粧してないの』と言われたり、友達からも『もっとおしゃれをしなさいよ』と言われたりした。社会になじむためにはそういうものが必要だという抑圧を受けているように思う」
「大学生になってからメイクや服装に気を使うようになって『大学生っぽくなったね』と言われた。以前の自分のことをこの人はどう見ていたのだろうかと違和感を持った。きっとその人は褒めているつもりだったけど、すでにそれが差別的な見方になっているとも思う。でも、それを気にしだすと何も言えなくなるとも思うので、複雑な問題だと思った」などの意見が出されました。

なりたい姿や品性を

それを受けて岩崎さんは、「世間が決めている美の基準から解放されて、本当の自分に似合っているものと出会ってから自己肯定感がすごく上がりました。スウェーデンでは相手を褒める時に『美人だね』とは絶対に言わなくて、『センスいいね』『似合っているね』と褒めるそうです。相手のなりたい姿や品性について言及する。同時にそれは相手との関係性も配慮しながらの言及になるので難しい問題でもあります」と話しました。

いじる人には考えるきっかけを
さらに参加者から「関西で育つと、吉本の影響があって見た目に対する「いじり」がひどい。言葉にできない「いじられ」の空気がいやだ」「上野千鶴子さんや田嶋陽子さんの著書の中で、ハイヒールが美しいという感覚そのものがマスコミによって喧伝されていると言われていた。自分はそうなのかなとも思うし、違うような気もするし、それはどう思うか」などの意見が出されました。
岩崎さんは「見た目に関しての「いじり」についてどう切り返すか、私にも難しい時が多い。アルテイシアさんが提唱してい「bot返し」*が参考になります。例えば『まだ独身なの?』と言われた時に『あ、あなたはそういうお考えなんですか?』と切り返す。すると相手も『今の発言は何かまずかったかも』と考えるようになる。あまりにもひどい時は、『それ、本当にハラスメントですからやめてください』と言うようにしています」と話しました。

美と差別は分けて考える

岩崎さんは、「#KuTooで問題にしてきたのは職場での差別的な扱いについての問題であり、ハイヒールそのものの問題とは分けて考えよう―というのが石川優実さんの考え。そうしたことを考える上で宮本百合子さんの「生活の中にある美について」**というエッセーが参考になります」として――
働き着の面白さは、働きそのものを遊戯化しポーズ化した連想からの思いつきによってもたらされるものではなくて、やはり真率に働きの目的と必要とに応えて材料の質も吟味された上、(中略)考案されて行くべきなのだろうと思う。(中略)美しいものもそれが一定の関係の下では醜いものと転化してゆく、その瞬間に対して敏感でありたいとも願うのである。
――という箇所を紹介しました。
(上園隆・民青県委員長)

[注]
* アルテイシアさんによる「bot返し」の提唱;
https://wotopi.jp/archives/101899
** 宮本百合子「生活の中にある美について」;
https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3194_10871.html

(兵庫民報2020年7月26日付)

雨の中休み:北播磨平和行進


七月十二日午前八時、加東市市役所駐車場にある「非核宣言都市」標柱前に集合しました。北播磨実行委員会による原水爆禁止国民平和行進です。
当日は、これまで降っていた雨の中休みで晴れていました。
参加してくれた仲間の皆さんが、それぞれ、のぼり、手作りプラカードを持ち寄って大変にぎやかでした。例年の様な行進はコロナ禍ではできません。三密を避けるよう、行進も縮小して開催しました。
集合してからの行進は、サイレント行進になりました。市役所まわりの歩道を一周して終了しました。いつものように、行進後に標柱の前で写真撮影をして散会しました。
――岸本高志(同実行委員)

(兵庫民報2020年7月26日付)

党創立記念日にスタンディング:宝塚安倉の支部と後援会


日本共産党党創立の日=七月十五日、党宝塚安倉支部と安倉地域後援会は、ねりき恵子県議とともに、スタンディングを尼宝線で行いました。PCR検査の拡充、「自粛と補償は一体で」「人種差別をなくそう」「検察庁法案の廃案を」―などの緊急課題と政策を表示した宣伝物で、通行者やドライバー、バスの乗客にアピールしました。車の中で手を振って応えるドライバーもいました。
―勝部昭義(安倉地域後援会事務局)

(兵庫民報2020年7月26日付)

借り上げ住宅からの被災者追い出し:大阪高裁判決の不当性――借上住宅弁護団が批判

神戸市が借り上げ公営住宅キャナルタウンウエストに住むTさんに明け渡しを迫っている事件について大阪高裁(小西義博裁判長)が六月十九日に言い渡した判決。その不当性を借上住宅弁護団の「『被災者追い出し裁判』入居者支援NEWS」七月号が批判しています。(判決と批判は同NEWSから、注と小見出しは兵庫民報編集部)

後からできた法で不利益を与える

判決 転借人に対し、借上公営住宅明渡しに伴う代替の公営住宅の提供を容易にする措置が講じられていることや新法適用によって転借人の経済的負担の軽減が図られていることを考慮すると、新法が適用された場合が借地借家法二十八条の適用(正当事由による保護)がある場合に比して、一般的に転借人に対し重大な不利益を与えていることになるとは必ずしもいえない。

注(1)入居者Tさん。(2)改正公営住宅法。

批判 入居時に保障されていた住み続ける権利(正当事由による保護)の変更と、その後、新法による応能応益家賃制度の導入は、次元の異なる問題です。

UR・神戸市の賃貸借契約が解消されれば、入居者の権利が消滅するのか

判決 原賃貸借契約の賃借人が原賃貸借契約の更新を望まずに、原賃貸借契約が期間満了によって終了する場合であるから、借地借家法二十八条の適用はなく、原賃貸借契約の更新拒絶に「正当事由」は何ら問題とならず、その結果、原賃貸借関係は終了し、転貸借契約も履行不能により終了するから、転貸借契約においても「正当事由」は問題にならないことになる。……サブリース契約のように原賃貸借契約の賃貸人と賃借人が共同事業をしている事例……では別異に解する余地があり得るが、借上げによる公営住宅の場合はそれには当たらない。

注(3)URから神戸市が住宅を借り上げる契約。(4)神戸市。(5)神戸市が借上住宅を入居者に貸す契約。サブリース。

批判 借上復興住宅はサブリース(転貸借)の仕組みを採用していますが、サブリースの事例について判断した最高裁判例(6)が適用されない理由は何も示されていません。

注(6)二〇〇二(平成十四)年三月二十八日判決。原賃貸借契約の賃借人による原賃貸借契約の更新拒絶によっても転貸借契約の入居者は占有権原を失わず、したがって建物所有者による明渡請求に対して対抗しうる―と判断。

市の都合を優先した「事前通知」の解釈

判決 法三十二条一項六号の趣旨は、賃貸人(建物所有者)が借上期間満了時に確実に建物の返還を受けられるようにすることによって、円滑な公営住宅の供給を図ろうとするもの……法二十五条二項所定の通知が法三十二条一項六号に基づく明渡請求の要件になると解すべき規定はない。……法二十五条二項所定の通知は、将来明渡しがあることの注意を喚起するものというべき。

注(7)事業主体は、公営住宅の借上げに係る契約が終了する場合には、当該公営住宅の賃貸人に代わって、入居者に借地借家法第三十四条第一項の通知をすることができる。(8)事業主体の長は、借上げに係る公営住宅の入居者を決定したときは、当該入居者に対し、当該公営住宅の借上げの期間の満了時に当該公営住宅を明け渡さなければならない旨を通知しなければならない。

批判 公営住宅法は住宅困窮者の住宅のセーフティネットであり、二十五条二項の通知は「注意喚起」制度だとはどの解説書にも記載されていません。
判決は、入居者の継続入居の権利よりも、オーナーへの建物返還という自治体の都合を優先するものになっています。

身体的および精神的な負担を軽視

判決 平成二十六年の初め頃……には、本件居室を明渡す必要があることを説明しており、控訴人の負担を軽減させるための準備期間を十分に設けていた……完全予約制の導入と移転期限の猶予、福祉との連携と見回りサービスの実施、移転料の支払いなど移転に伴う負担を少なくする対策……。

注(9)明渡し期限の二年前。(10)入居者Tさん。(11)移転先市営住宅を予約(複数)させ空室がでるまで最長五年間、退去を猶予する制度。

批判 十八年近く、居室での生活を続けてきた高齢者にとって、もはや転居が困難となったわずか二年前の通知では意味がありません。完全予約制は、必ず希望した住宅に入居できるわけでもなく、転居による健康への影響が生じていることも確認されています。
*
Tさんは最高裁への上告手続きを行いました。借上弁護団やひょうご借り上げ住宅協議会など支援団体は、引き続く支援を呼びかけています。

(兵庫民報2020年7月26日付)

ひなたぽっころりん〈663〉


(兵庫民報2020年7月26日付)

観感楽学


「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」エッ、日本国憲法前文にこんな文言があった? 後段は有名な長沼訴訟一審判決で福島裁判長が「平和的生存権」の根拠規定として示したものだから承知していたが問題はその前段▼「新型コロナの恐怖と医療・介護・教育・収入・文化・芸術…の欠乏から免れる」権利と読めるではないか。しかもどこかの大統領とはちがって「全世界の国民がひとしく」とうたっているのだ。おしいなあ。「この憲法のまねをしてはいかが」とその大統領に苦言を呈する総理であれば、世界で「名誉ある地位を占め」ることができるのに▼もちろん憲法制定時にコロナが意識されていたわけではない。調べると「恐怖から免れる」とは自由権のことで「欠乏から免れる」とは社会権のこと。平和的生存権もあわせその保障を宣言する箇所だったのだ▼井上ひさしは憲法学者・樋口陽一との共著『「日本国憲法」を読みなおす』のなかで「人類共同体のキーワード」が「日本国憲法の根本規範に含まれているとぼくは信じています」と語っているがまさにここだ。(T)

(兵庫民報2020年7月26日付)

2020年7月19日日曜日

兵庫県日本共産党後援会が総会:後援会と日本共産党が一体となって野党連合政権へ飛躍めざそう

左から森原健一会長、福原ゆかり兵庫9区予定候補、こむら潤比例近畿ブロック・兵庫8区予定候補、松田隆彦県委員長

兵庫県日本共産党後援会は七月十一日、長田区文化センターで第四十二回定期総会を開き、県下各地から百五人が参加し、総選挙で近畿ブロック比例では百八十万票四議席奪還、兵庫では比例四十六万票獲得(得票率一六%)で兵庫から国会議員をとの決意をかためました。
*
会長挨拶で森原健一会長は、すべての行政区単位での後援会作りをあらためて呼びかけるとともに、そのためにも中心となる「後援会ニュース」の発行といっそうの充実をめざし、コロナ禍のなかでもしっかり活動をと訴えました。
山下よしき日本共産党副委員長・参院議員が記念講演をしました。


今回の日本共産党綱領の一部改定について、中国の近年の状況を紹介しつつ、「社会主義をめざす国」との規定をなくしたことを報告しました。
あわせて、新自由主義が格差と貧困、民主主義の形骸化のみならず、自然環境破壊・地球温暖化による異常気象や新たなウイルス感染すらももたらしており、そのことに多くの国民が気づきはじめていると指摘。あらためて「野党連合政権」実現への期待が高まっており、そのためにも日本共産党と後援会が一体となって飛躍をめざそうと呼びかけました。
また、コロナ禍のなかで奮闘した兵庫県議団や、各地の議員団・議員の「困りごと相談」活動が国や行政を動かしてきたことに確信を持ち、支持率が急落している安倍首相に退陣要求を突き付けようと訴えました。
*
総会では、コロナ禍で度重なる開催延期を余儀なくされたなか、これからの課題について、あらためて各後援会の積極的な活動を促進し、後援会員を当面三十万人にしようと提起され、総選挙も取りざたされる中、それらに見合った活動を早急に作ろうとの意思を固めあいました。
討論では各後援会から、「自転車置き場の設置を実現させるなど身近な問題に取り組んできた力が、こむら候補の引き上げにもつながる」(尼崎)、「会長の話を聞いてニュース作りに着手し、後援会立ち上げに努力している」(丹波)、「あらためてあらゆる分野での女性の参画を決意している」(女性)、「こむら候補の必勝に向け、後援会活動をいっそう旺盛に展開する」(文化)などの活動交流がありました。また「秋にたたかわれる市議選の取り組みに支援を」(三田)との訴えもなされました。
総会は全体の活動方針を採択し、役員を選出。会長には森原健一氏を再任しました。
最後に全員でがんばろうを三唱し決意を固め合いました。

(兵庫民報2020年7月19日付)

「すべての医療従事者、介護従事者に」:県民の声で慰労金支給を拡大――日本共産党県議団も申し入れ


日本共産党兵庫県議団は七月九日、井戸敏三兵庫県知事に対し、医療・介護従事者などへの慰労金支給事業の拡充を求める申し入れを行いました。
この問題で、六日、井戸県知事は、国が予定している医療従事者や介護・障害福祉従事者への慰労金支給(五万円から二十万円)について、記者会見での記者の質問に対し、「何もしていないのに、なんで慰労金を出すのか」と発言し、新型コロナ感染症に関与していない医療・介護・障害福祉の従事者へは支給しない考えを示しました。
この知事の発言に対し、県民から多くの抗議、批判の声があがり、団としても緊急に申し入れを行うこととしました。
申し入れでは、県に対し、国の方針通り、コロナに直接対応していないすべての医療機関に一律五万円の慰労金を支給すること、感染者がでていない介護・障害施設にも同様に慰労金を五万円支給すること、保育などほかの社会福祉施設でも感染リスクを抱えながら、要請にもとづき事業を続けてきているので慰労金を支給すること――などを要望しました。
「知事の発言を聞いて、ギリギリでがんばっておられた医療・介護従事者から、『やる気を失った』などの声もあがっている。発言は撤回し、謝罪すべき」「コロナに直接対応していない、どの医療機関も、個人防護具が不足し、感染リスクにより心身もすり減らしながら、がんばってきた。不要な線引きをせず、全従事者に慰労金を支給すべき」などと訴えました。
応対した県の担当者は、「県にもたくさんの意見が寄せられています。今日申し入れていただいたことは、担当課とともに、対策本部でも共有し、検討したい」と話しました。
*
その後、十三日の記者会見で井戸敏三県知事は、医療・介護・障害福祉施設の従事者への慰労金について、新型コロナに直接関与していない従事者を対象外とした自らの表明を、事実上変更し、何らかの感染防止対応をしたとするほとんどの関係施設の従事者を対象とする方針を示しました。井戸知事は「対象は約五十万人。ほとんどの方があたる」と説明しています。
この表明は、六日の知事発言に対する県民の怒りと、奮闘されているすべての医療従事者、介護従事者等に慰労金を支給すべきだとあがった声の結果です。
*
慰労金支給に関わる財政措置について、今後臨時県議会(七月二十七日予定)で議論されます。党県議団は、引き続きすべての医療・介護・障害等の従事者だけでなく、対象外となっている調剤薬局や感染者がでていない保育・学童などすべての社会福祉施設従事者への慰労金支給を求めていきます。

(兵庫民報2020年7月19日付)

兵庫革新懇が「特別講座」第1回:コロナ危機と日本の医療体制の課題を考える


兵庫革新懇は、三つの「特別講座」を企画。その第一回「コロナ危機と日本の医療体制の課題」を七月十一日、神戸健康共和会・東神戸病院の藤末衛医師を講師に開催しました。
藤末さんは、豊富な資料と現場の生々しい実情や民医連活動を踏まえながら――
危機的状況が起きた時は、普段の備えが問われ、普段の社会の在り方が問われる。過度に効率化を追求していくとリスク管理ができなくなることを、今回のコロナが明らかにした。
感染が蔓延化する中で、相談、診断、入院の流れがパンクし、特に、疑い症例の入院対応が困難になった。また、内視鏡検査や健康診断、日常診療がストップした。コロナ対策と地域医療双方が機能不全に陥った。
政府は、感染症病床削減、人口比で先進国の半分しかないICU病床、また病床を九〇%以上埋まらないと赤字になる診療報酬にしていった。政府は資材の備蓄の遅れや公衆衛生部門の予算削減など新興感染症パンデミック対策を軽視してきた。
今後の課題は、社会・経済・社会保障の在り方を変革する視点で①営利第一、効率追求の産業構造・政策の転換、②社会生活の転換、③「自助・自立」でない、人権としての社会保障構築が求められている。そして、これからの医療・介護の在り方として、総合診療が大事になっているし、必要な人には、必要なだけ支援をしていく(公正な保障)ように変えていかなければならない。
――と強調。また、多くの質問に丁寧に答えました。
参加者からは、「時宜にかなったタイムリーな企画でした。有難うございました」「第二波が来るまでに地域の声をもっと上げることが大事だということが印象に残りました」「突然のコロナ問題で噴出した社会や医療の矛盾と在り方についてよくわかった」などの感想が寄せられました。
――樫村庸一(兵庫革新懇)
*
第二回、第三回の講座は別記のとおりです。
兵庫革新懇「特別講座」

第2回:8月1日(土)13時30分~16時
テーマ:日韓問題の本質と真の友好をめざして
講 師:岩本賢治(京都橘大学教授)
会 場:あすてっぷKOBE セミナー室1

第3回:9月19日(土)13時30分~16時
テーマ:コロナ後の日本経済を考える
講 師:石川康宏(神戸女学院大学教授)
会 場:こうべまちづくり会館大ホール

資料代:1回700円
参加申し込み(事前申し込みが必要):
Tel. & Fax 078‐351‐2610
email con.hyougo@gmail.com

(兵庫民報2020年7月19日付)

新型コロナ:兵庫県内市・町の主な独自支援策――6月補正など追加分

新型コロナウイルス感染にかかわる県内市・町の主な独自支援策を本紙五月二十四日付、同三十一日付で掲載しました。その後の追加支援策を給付を中心にホームページ等から見てみました(実施期間が終了済のものは一部、除いています)。

〈神戸市〉
•看護大学、外国語大学、高専の授業料・入学金の減免拡充
•妊婦にタクシー利用料1万円を助成
•認可外保育施設の保育料(上限4万2千円/月、施設に8割補助)
•アーティストの動画配信等に上限10万円、施設等に上限75万円の補助

〈尼崎市〉
•仕事に影響を受けた人を非常勤職員に20人採用

〈三田市〉
•市内の一人暮らし大学生に3千円程度の食材セット配布

〈明石市〉
•前期分学費貸し付けの上限引き上げ(60万円→100万円)と納期限要件の撤廃
•3割おトク商品券(6千500円分を5千円で)
•高校入学予定者への給付型奨学金(上限30万円の入学準備支援金等)

〈加古川市〉
•就学援助、養護学校児童生徒の保護者に家庭学習支援一時金(最大2万円)

〈高砂市〉
•商工会議所のプレミアム商品券(6千円の商品券を5千円で)

〈三木市〉
•児童扶養手当の受給世帯に給付金3万円支給
•子育て世帯臨時特別給付金(国給付金対象外の世帯に児童1人当たり1万円)

〈小野市〉
•国の持続化給付金対象外の中小企業者に20万円、小規模事業者に10万円支給
•離職、内定取り消しの人に上限10万円(1カ月の平均賃金相当額)の生活支援給付金
•就学援助世帯に児童・生徒1人当たり3万円の特別支援金
•夏季期間における学校給食費の全額免除(7月21日~8月26日)

〈加東市〉
•国給付金対象外の高校生(現2年・3年生)のいる世帯に1人当たり1万円支給
•妊産婦に臨時特別給付金5万円を支給
•失業により社宅等を退去させられた住宅困窮者への市営住宅提供

〈姫路市〉
•ひとり親世帯に1万2千円相当の地場産品提供
•給付奨学金を受給する大学生に3万円の給付金
•休業要請等に協力した事業者に20万円の支援金(第2次)
•ホテル・旅館に客室数×3万円(上限100万円)の緊急支援給付金
•プレミアム40%付き飲食チケット、同20%付き商品券
•文化活動の実施が困難になった方に上限10万円の特別助成金

〈相生市〉
•市内宿泊施設利用の市民に助成(宿泊・大人・3千円等)
(三面に続く)

〈たつの市〉
•妊産婦に臨時特別給付金5万円を支給
•ふるさと応援グルメ券(1冊目は千円で、2冊目は5千円で6千500円の食事券)

〈宍粟市〉
•水道基本料金を4カ月間(7~10月)全額助成
•5千円で7千円の地域グルメ券、1万円で1万3千円のプレミアム商品券

〈豊岡市〉
•就学援助受給世帯に5万円(児童2人目以降3万円)
•店舗等の感染症予防向上経費の支援(上限5万円)
•30%プレミアム付き応援食事券
•家族等で市内宿泊施設に宿泊した市民に料金の50%補助

〈丹波篠山市〉
•水道料金の基本料金3カ月全額免除(7~9月)
•解雇・離職者等への市営住宅の提供(入居期間は原則1年以内)

〈丹波市〉
•農業者経営改善資金の保証料の全額補助
•まちの飲食店応援(2千円以上3店舗分レシートで3千円の商品券)
•4千円で5千円分のプレミアム商品券
•雇用調整助成金の申請業務助成(上限10万円)

〈南あわじ市〉
•国・県の支援制度対象外の事業者に10万円または5万円給付
•上限20%プレミアム付きの買物券・ポイントシール
•市内の飲食店や宿泊施設の利用額の最大50%を市民に還元

〈猪名川町〉
•内定取り消しや失職された人を会計年度任用職員に採用(21年3月末まで)
•農産物販売農家(猪名川野菜部会会員、認定農業者・認定新規就農者)に応援給付金2万円

〈稲美町〉
•水道料金の基本料金4か月分を免除(8~11月)

〈播磨町〉
•千円以上の買い物1回に500円クーポン

〈多可町〉
•水道料金の基本料金を6カ月間免除(8月請求分から)
•就学援助・ハートフル学業支援金(高校生)認定者に2万円支給

〈神河町〉
•1世帯当たり1万円の「元気回復」商品券交付
•大学生等に2万円の地域商品券交付

〈市川町〉
•雇用調整助成金の申請業務助成(上限10万円)
•1人1万円の商品券配布
•4月28日~来年3月31日生まれの新生児1人につき10万円支給

〈福崎町〉
•特別定額給付金給付基準日より後に生まれた新生児1人につき10万円の給付金
•0歳~大学生等のいる世帯に1人当たり2万円の給付金
•町内で単身生活する大学生等に2万円支給
•児童扶養手当受給世帯に子ども1人あたり3万円支給
•小中学生のいる準要保護世帯、認定こども園に通う子の保護者等に月5千円の給食費等無償化応援給付金を最大6カ月間支給

〈太子町〉
•水道基本料金の4カ月減免
•就学援助特別給付金を1人当たり2万円支給

〈佐用町〉
•ひとり親家庭への臨時給付金(児童扶養手当受給世帯等5万円、大学生等を持つ世帯20万円等)
•佐用日本語学校に通学する外国人学生に10万円給付
•中小企業の下水道料金を6カ月間減免
•10%プレミアム付き商品券

〈香美町〉
•水道料金の基本料金を4カ月分減免(6~9月)
•30%プレミアム付き利用券

〈新温泉町〉
•水道料金の基本料金を4カ月分減免(7~10月)
•1学期分(~8月31日)の学校給食を無償化

(兵庫民報2020年7月19日付)


困窮する大学生:自治体も独自支援策―新型コロナ

新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮する大学生への支援は、対象者が限定されている国の「支援緊急給付金」(十万円または二十万円)などがありますが、県内の自治体のなかには独自の支援策をもうけるところもあります。
兵庫県は県立大学、神戸市は看護大学、外国語大学、高専の入学金や授業料の減免を拡充。明石市は、上限百万円の前期分学費のための貸し付け制度をつくっています。
独自に大学生に給付金を支給する自治体も。市川町は、十六歳から二十五歳までで高校・大学・専門学校・予備校等に通う学生に二万円、福崎町は、町内で単身生活をする大学・短大・大学院・専修学校・予備校生に二万円を支給します。
姫路市は、給付奨学金を受給する大学生に三万円、西脇市は、家計が急変し、大学などへの進学が困難になる市在住・出身の奨学生に五万円を支給します。
養父市は、市出身の大学生等に二万円の給付金とコメなど養父市産品を、朝来市は、市出身の大学生等に四・五月分の家賃を半額補助(月上限二万円)します。
三田市は、市内の一人暮らしの大学生等に三千円程度の食材セットを配布。アルバイト先がない学生を任期付き市職員として採用しています。神河町は、大学生等に二万円の地域振興券を交付します。
佐用町は、ひとり親家庭への支援として大学生等を持つ世帯に二十万円の緊急支援金を支給します。

(兵庫民報2020年7月19日付)


大門みきし『づぼらや』の自己責任:「新世界のづぼらやで~♪づぼら連中集まって~フグフグフグ♪」という歌詞が今も耳に

連載エッセイ52

「新世界のづぼらやで~♪づぼら連中集まって~フグフグフグ♪」という歌詞が今も耳に残っています。私が子どもの頃、関西のテレビではひんぱんに流れていた大阪・新世界のフグ料理店『づぼらや』のCMソングです。
づぼらとは、だらしないという意味ですが、「あいつは、人は良いのだが、づぼらで困る」と使われるように、どこか憎めない人のことを表します。そんなづぼらな大人たちが昼間から集まって割安のフグ鍋をつついている姿を思い浮かべると、子ども心にもなんだか可笑しくて、自分も大人になったら『づぼらや』に行こうと心に決めたものでした。
その『づぼらや』が新型コロナウイルスの影響で経営が悪化し、今年九月で閉店すると聞きました。残念でたまらず、先日、『づぼらや』の名物、巨大なフグの張り子の看板を見に行きました。関係者によれば、「大勢で鍋を囲むスタイルは『密』を避けられず、再開の見通しが立たない」とのこと。けれど鍋を囲む「密」こそ庶民文化の象徴。持ちこたえて欲しかった。
自民党の中には「コロナ禍に耐えられない事業者はこの際つぶれても仕方がない」という自己責任論が根強くあります。この点は維新も同じ。しかし世界的な感染症が襲いかかっている時まで、国民は自己責任を問われなければならないのか。むしろ今問われるべきは政治の責任ではないのか。「自己責任なんて聞き飽きた」、風に震えるフグの張り子がそう叫んでいるように見えました。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2020年7月19日付)

コロナ禍、急いで少人数学級の実現を!:新婦人県本部が兵庫県教育委員会に要請

新日本婦人の会兵庫県本部事務局長 桜井文子


新日本婦人の会兵庫県本部は七月八日、緊急にとりくんだ「学校再開アンケート」百四十人分の声と資料を県教委に届け、懇談しました。
若い世代三人が「小学三年生から、毎日六時間授業は大変! 授業時間を短くしてほしい」、「猛暑の中、ランドセルの重い荷物や、マスクしての登校は、体にきつい」「課題が多くて、学校に行きたくないと言っている」など、切実な声を届け、「学校が一番、『密』対策が遅れている。少人数学級をすぐに実施を!」と強く要請しました。
授業の遅れを取り戻すため、行事をなくしての授業、詰め込みは、子どもの心身に大きな負担をかけてしまいます。二十人学級になれば、密にもならないし、丁寧に子どもたちに寄り添うことができ、子どもたちも教員も、安心して学校生活を営むことができます。
こうした私たちの願いに、県教委からは、「少人数学級が良いのは、よくわかっています」と共鳴するものの、それでも「三十五人学級」に固執しています。教員の加配については、今回、二百五十校の各校に補助指導員一人を加配措置、すべて非常勤講師ということです。「地域人材活用」で、無免許の人が、授業に携わることもすすめており、また、子どもの学習到達度を把握するために、九月に、学力テストと生活調査を実施することを決めていて、大きな違和感を覚えました。
県・国はもっと危機感を持って、いま何よりもコロナから子どもたちを守り、一人一人の子どもたちに行き届いた教育を保障する、そのために思いきった少人数学級実現と、大幅な教員増員、教育予算増額にとりくんでほしい!
「子どもたちに少人数学級をプレゼントしよう!」が合言葉になって、今、全国各地で「二十人規模の少人数学級」実現に、署名、運動が新たに始まっています。今回の県教委との懇談に、若い世代の当事者が、「声をあげることは大事、行って良かった!みんなに広げて伝えたい!」と、とても元気です。
これからも新婦人は、地域と力合わせ、ねばり強く声をあげていきます。

(兵庫民報2020年7月19日付)

亀井洋示「国際公約『一国二制度』を守れ」


(兵庫民報2020年7月19日付)

豪雨災害救援募金:JR六甲道駅前で、豪雨災害救援募金に取り組みました。


7月12日、JR六甲道駅前で、豪雨災害救援募金に取り組みました。
小さい子どもさんや、中学生のみなさんなど、たくさんのみなさんから、心のこもった募金が寄せられました。日本共産党として責任をもって届けます。
――味口俊之(日本共産党神戸市議)(Facebook記事から)

(兵庫民報2020年7月19日付)

日本共産党国会議員団兵庫事務所だより:太陽光発電、コロナ対策を国会議員に託して

新型コロナウイルス感染症が再び拡大し始めています。過度に怖がる必要はないものの、軽視も禁物です。あらためて警戒を強めたいと思います。
実は、東京で爆発的な拡大が起こっているため、七月十日に予定していた、政府申し入れと折衝が無期延期になってしまいました。今回は、太陽光発電事業計画に関わる申し入れと、コロナ対策に係る折衝、国会議員団との打ち合わせなどを考えていました。
太陽光発電事業計画に関わる申し入れというのは、直線距離で三十キロメートル以上離れた、別の地域にあるメガソーラーでも電線で繋げば一体の事業になるとか、住民の反対で一旦事業を断念した地所でも、事業計画認定は取り消されないため、他の事業者が計画を持ち込むたびに住民が繰り返し反対運動をしなければならないなど、おかしな仕組みがあるので、これを是正するよう求めるものです。
コロナ対策に係る件は、「四月二十七日時点で住民基本台帳に記載がある方はすべて特別定額給付金を支給すること」を申し入れる他、「みなし法人」でも経営実態がある事業者、外国法人でも日本で事業をしている事業者には、持続化給付金を支給するよう求める折衝、介護保険で、退院後等の後、週二日以上リハビリを行った場合に加算ができる期間を現行三カ月以内から予定回数が終了するまでに延長することなどの提案も予定していました。
申し入れ書は当局に提出し、持続化給付金問題は大門参院議員や清水衆院議員の事務所で対応してもらうことに、定額給付金と介護報酬の問題は倉林参院議員の事務所で対応してもらうことになりました。当事務所も引き続き取り組みます。

(兵庫民報2020年7月19日付)

神戸映画サークル協議会8月例会:『i―新聞記者ドキュメント―』:今、あなたが新聞に望むものは……


私たちが新聞に望むのは「事実報道」ではなくて「真実の報道」です。昨今の新聞を読み、私はそう感じています。
映画『i―新聞記者ドキュメント―』はドキュメンタリー映画監督・森達也が東京新聞の女性記者、望月衣塑子を主人公に彼女の新聞記者としての日常を追いかけた作品です。
望月さんは官房長官との記者会見のやり取りで全国に知られるようになりました。
彼女の質問は国民誰もが知りたい、新聞記事の外に隠された真実を問い質したいという当たり前のことなのですが、直球しか投げ込まない彼女の質問に官邸はまともに答えようとしない、その事は記者会見を見る側の国民にとっては不誠実に写ります。
この作品で扱われている事柄は国民の関心を広く集め、まだ解決していない事ばかりです。
日本の新聞発行部数は近年、大幅に減少し、若い世代では経済的理由?から新聞を読めない現実があります。
この作品から皆さんは何を感じるのでしょうか?
―松本正憲(神戸映画サークル協議会)

『i―新聞記者ドキュメント―』

8月7日(金)・8日(土)①11時②14時③16時30分④19時、神戸アートビレッジセンター/監督:森達也、製作:河村光庸、出演:望月衣塑子(東京新聞社会部記者)/日本/2019年/113分/会員1,100円(当日1,200円)、入会受付中/一般〈要事前予約〉1,300円/神戸映画サークル協議会 Tel. 078‐371‐8550(平日11時~18時30分)




(兵庫民報2020年7月19日付)

大麦栽培について――いまこそ農業を続けられる政治を

日本共産党三木市議 大まゆ均

大麦の生粉を販売している業者さんから三木市でつくった大麦で粉をつくりたいので麦を栽培してほしいといわれました。
二〇一五年十二月に種をまき、できたのは短い麦で収穫はゼロ、二年目から栽培方法を研究してそれなりに獲れるようになりました。
業者さんは粉にするだけでなく、麦茶や麦みそに加工して販売されています。栽培している二条大麦は「ミハルゴールド」いうビール麦なのでビールはできないかと検討。昨年から本格的なビールをつくろうと明石の麦酒工房で三木クラフトビール「ハル」が誕生しました。
昨年秋、六条裸麦のもち麦「ダイシモチ」の種を分けていただき、自宅近くの八アールの田んぼを借りて栽培しました。コメの減反で長年なにも栽培されていなかったのですが、二百十キログラムの収穫ができました。
もち麦は、水に溶ける「水溶性食物繊維(βグルカン)」が豊富にふくまれているので美容・ダイエットにいいとマスコミで話題になっています。
私は、山田錦を約一ヘクタール栽培していますが、酒の消費が減り、そのうえコロナ禍でさらに酒米の需要の落ち込みで日本一の酒米山田錦も売れ残っています。来年からはどうなるのかと心配されています。大麦栽培で村おこしができないかと模索しています。
他の市町では米の転作として麦の栽培が行われていますが、三木市では自家用以外の麦栽培はありません。麦の自給率は小麦一二%、大麦・裸麦は九%(二〇一六年)となっています。
農家の高齢化で耕作されない田んぼが増えています。近所で私より若い人が山田錦の栽培をやめました。日本で一番高く売れる米でも採算が取れないというのです。このままでは農業を維持することができなくなってしまいます。何とかしなくてはという思いで頑張っていますが、一人の力では難しい。コロナで自然や農業が見直されている時だからこそ農産物の価格補償と農業の所得補償ができる政治が求められています。

(兵庫民報2020年7月19日付)

兵庫山河の会 〈七月〉

何事も背丈のままに切り替へてゆかねばならぬ加齢を負ふは
 石井敏子

ガザニアの黄色の花が目に染みて立ち話するひとことふたこと
 大中 肇

田植え終え親族一同集い来て飲めや歌えの早苗饗楽し
 鵜尾和代

台湾のライチ味わい盛唐の玄宗の故事梨園をおもう
 山下 勇

半夏生の葉裏に二羽の揚羽蝶しずかに命つなぎておりぬ
 塩谷凉子

全国の平和行進怯まずにコロナ禍の中核廃絶を!
 西澤 愼

つばくらめ空の果てまで昇るなら伝えてほしき言の葉のあり
 山下洋美

ドクダミの白きを挿したガラス瓶世界のコロナ終息祈る
 古谷さだよ

経済とコロナ禍はかる天秤を政治家達がもてあそびおり
 古賀悦子

稲田風コロナ退治の風となれウオーキングの道爽やかな朝
 岸本 守

早朝と夕方二時間かけ除菌教師の過労ここに極まる
 新井 幸

(兵庫民報2020年7月19日付)

こんにちは♡こむら潤です!(5):「はだいろ」と「うすだいだい」


子どもの頃、クレパスや絵の具をつかって絵を描いた記憶は誰にもありますよね。十二色セットに入っていた「はだいろ」が、いつしか「うすだいだい」に改名していたことにお気づきでしょうか。
モンゴロイド系の人が大多数だった時代から、国際化が進み多様な人々が日本社会で暮らす時代となりました。「はだいろ」という名称は、肌の色を限定してしまうため不適切だということになったのですね。二〇〇〇年頃から変わっていったようです。
(余談ですが、今の子どもたちは「だいだい」という柑橘果実を知っているのでしょうか? メーカーによっては「うすだいだい」ではなく「うすオレンジ」「ペールオレンジ」とも。)
ちょうどその頃の印象深い体験があります。子どもが小学校に入学し、初めての参観日。「自分の顔を描きましょう」という授業で、担任の先生が「皆さん、それでは『うすだいだい』のクレパスを持って、お顔を描きましょう」と言ったのです。教室の後ろで観ていた私はちょっとびっくりしました。先生は、なぜ「うすだいだい」を指定したのでしょう? 授業の効率を考えての事かもしれませんが、これではわざわざ改名した意味がありません。〝みんな違ってみんないい〟自分だけの「はだいろ」を、子どもたちに考えてもらいたかったな、と今でもずっと心に残っています。
「私の肌の色も好きだし、あなたの肌の色も素敵」とハグし合える世界にしたいですね。
(衆院近畿比例・兵庫8区予定候補)

(兵庫民報2020年7月19日付)

観感楽学


国民平和大行進が通過する地域や参加団体などがペナント(細長いリボン)に記名し、被爆地に届けるように託す。ペナントは元来、軍艦の標示、競技の受賞に使われるなど「闘い」のイメージに結びついている。しかし、「平和のペナント」の新しい性格が平和行進で築かれてきた▼ペナントは旗竿などの先端に吊るされリレーされてくる。行進中の雨風にさらされるので兵庫県に来る頃には記名がにじみ、ボロボロに。そのためか兵庫県では毎年数本の扱いだが、全国から集まった数千本のペナントは原水爆禁止世界大会会場に飾られてきた▼コロナ禍でオンライン世界大会となり代表を送り出す活動がなくなった。被爆七十五年の思いを被爆地になんとか届けたい。平和行進に合わせて川西市長、芦屋市長などが次々と提出。行進参加者もどんどん応じだした▼尼崎医生協が七十本の注文で驚かせ、神戸九十五本、姫路五十六本が続き、新婦人も百五十本近く。数十本注文する団体、地域が続き、今年は例年の百倍以上の七百本を越えた▼八月の広島の日に全国から例年の倍以上の一万二千本が集められ原爆ドームを取り囲む。コロナ危機を乗り越え世界大会の成功を後押しする。(K)

(兵庫民報2020年7月19日付)

2020年7月12日日曜日

国民平和大行進・太平洋コース兵庫入り:コロナ禍乗り越え核兵器のない平和で公正な世界を


コロナ禍を乗り越え、核兵器のない平和で公正な世界をつくりましょう――と訴え8月の広島・長崎をめざす「2020年 国民平和大行進」、その太平洋コースが7月7日、川西市役所前で大阪府実行委員会から兵庫県実行委員会へ引き継がれ、16日、JR寒河駅での岡山県実行委員会への引き継ぎまで県内を行進します。ことしは新型コロナウイルス感染症防止のため、例年とは異なり、限定した地域のみ行進をおこない、主な駅前などではスタンディングで訴えます。

(兵庫民報2020年7月12日付)

清水ただし衆院議員が民商と懇談:持続化給付金の申請審査への不満の声とともに日本共産党の役割に期待の声も


日本共産党の清水ただし衆院議員が七月三日、新型コロナウイルス感染症の中小業者への影響を聞くため、兵庫県内の六つの民主商工会を訪問して懇談しました。
清水議員は、「持続化給付金」の問題点として、①五〇%ダウンしないと対象にならない、②オンライン申請しかできないことを挙げるとともに、この間の国会論戦で、提出書類の簡素化がすすみ、フリーランスなどへの適用も認めさせたことを報告しました。
以下、業者からの声をうち三つの民商で同席した市議の報告で紹介します。
*
灘民商では業者から「税理士のハンコがないと申請が跳ねられる。要項に書いてないものをなぜ求めるのか?」など「持続化給付金」の審査が電通を通して外注されているもとで、機械的な対応や、国会での大臣答弁をも踏まえないものになっていることが告発されました。同時に、「清水さんの質問以降、格段に申請が通るようになった。それまでは(支給が遅れている)大阪の特別定額給付金並みだった」との声も出されました。
また、「わざわざ僕らのところまで足を運んでくれる国会議員なんておらんで」の声があがっていました。
(味口としゆき神戸市議)
*
神戸民商でも業者から「長年商売している高齢者の方はとてもオンライン申請はできない。紙の申請も受け付けて欲しい」「税金の仕組みも知らない電通の下請けが審査しているから困る」などの要望・意見が出されました。
また、みなし法人や、形だけ法人登記を外国にした法人が申請さえできないなど個別の相談も出されました。
(林まさひと神戸市議)
*
神戸北民商(写真上)では、「四月、五月は売り上げが半減以下。まだまだお客は戻ってない」「貿易関連なのに船の出入りがない。持続化給付金がなければ自分はどうなっていたか」など切実な声と、「清水さんが国会で頑張ってくれたから、早く給付金が届いた。ありがとう!」という激励もありました。
(朝倉えつ子神戸市議)

(兵庫民報2020年7月12日付)

購読広げた神戸西地区の経験:「各地のたたかい、運動がわかる」と「兵庫民報」を独自普及


日本共産党神戸西地区の戸田晃機関紙部長は六月二十八日、「『兵庫民報』の読者が減っており、発行ができなくなりかねない現状にある。魅力ある『兵庫民報』をこれ以上後退させてはいけない」と購読のお願い電話を集中して行いました。
「『兵庫民報』は、〝兵庫県内の取り組みの元気な姿、県内各地で広がる運動を伝え、たたかいを励まし、なくてはならない週刊新聞〟と好評です。月ぎめ定価三百円・一部八十円。ぜひ購読してください」と、地元で要求運動している活動家に次々と声をかけて一気に三人の民報読者を増やしました。
*
また、つつじ支部の支部長さんのAさんは、戸田さんの訴えを正面から受け止め、未購読となっていた支部の党員に「兵庫民報」ならではの〝魅力の紙面〟を紹介して購読を呼びかけ読者になってもらっています。
西区の桜が丘支部担当地区委員のkさんは、支部長に呼びかけると二名の対象者に率直に購読を呼びかけ読者になってもらいました。
翌二十九日にも西区の上池支部では支部員三人が購読しました。
*
奮闘した結果、神戸西地区は六月度、「しんぶん赤旗」日刊紙と日曜版とともに「兵庫民報」も増勢となりました。

(兵庫民報2020年7月12日付)

悪質な事業者を姫路市が刑事告発:不法な産廃最終処分場への市民の不安に応え日本共産党市議団の奮闘が行政動かす

入江次郎(元姫路市議・現県議)

姫路市は七月三日、同市打越にある宮ヶ谷産業廃棄物最終処分場を管理運営している成臨興業株式会社(代表・岩田孝成)を、許可容量を超過した産業廃棄物を撤去することなど指示した行政命令に従わないため刑事告発しました。この事案について姫路市議時代から取り組んできた日本共産党の入江次郎兵庫県議が語ります。

早くから議会で取り上げて

日本共産党姫路市議団は市民の声をもとに早くから宮ヶ谷最終処分場での許可容量超過や不法投棄について市議会で取り上げてきました。
二〇一三年には、市の同社への立ち入り検査記録簿を情報公開請求し、同社が埋め立て許可区域外への不当な埋め立てを二〇〇六年ごろから行っている事実を市が把握していたことを同年九月議会の論戦で明らかにしました。
再三にわたる党市議団の指摘によって、姫路市はようやく二〇一四年六月、成臨興業に対し、許可を受けた埋め立て容量を十万六千五十八立方メートル超過していた宮ヶ谷最終処分場の容量を(許可埋め立て容量である)五十五万六千五百九十五立方メートルに改善することと、(許可容量を超過して埋め立てられていたなどの)一万八千五百三十九立方メートルの産業廃棄物を撤去し適正に処理することを命じる改善命令を出しました。
しかし、同社が撤去した廃棄物はわずか三十九立方メートルであり、二〇一九年二月二十八日以降、搬出は行われておらず、またことし一月三十一日付けで文書指導を発したものの、改善命令で指示した廃棄物撤去が見込まれないとして、市は刑事告発に踏み切りました。

違法状態にある宮ヶ谷産廃処分場に太陽光パネルを設置?

なお、成臨興業は「宮ヶ谷産業廃棄物最終処分場に太陽光パネルを設置し、その売電費用で廃棄物撤去費用を捻出したい」と、兵庫県と姫路市に届け出しています。社会道義的にも、市民感情的にも容認できるものではありません。

不当な訴訟に屈せず


不法投棄については、二〇一二年八月、日本共産党は市民から寄せられた、不法投棄の現場を捉えた動画映像を公表。姫路市に対し速やかに行政処分を発令し、刑事告発するよう求めましたが市は応じませんでした。
そのため、同社が宮ヶ谷最終処分場へ①搬入不可品目を大量に受け入れ埋め立てたこと、②姫路市の立ち入り検査を前に、搬入不可品目を掘り返し、処分場内の別の場所に隠蔽したこと――などについて市民が刑事告発し、代理人弁護士と党市議団が記者会見でその内容を公表しました。
これに対し、成臨興業は、「刑事告発した内容を公表した日本共産党姫路市議団ニュース(写真上)と入江次郎ブログは事実無根であり名誉毀損にあたる」として、損害賠償を求める訴えを起こしました。
党市議団は、審理の過程で揺るがぬ証拠を次々と裁判所に提出し、その結果、原告である同社は敗訴を恐れ結審前に自ら損害賠償請求を取り下げ、市議団の事実上完全勝利で裁判は終結しました。

立党の精神を発揮し、住民の暮らし・環境守り全力

成臨興業の悪質で不誠実な対応はいうまでもありませんが、姫路市の対応の遅れが不正規模を拡大させてきたことも重大です。
この問題とは別に、現在姫路市内では「廃棄物ではなく有価物だ」と言って廃棄物か有価物かわからない物を山積みしている事案も発生しています。姫路市は成臨興業・宮ヶ谷処分場の教訓をいかし、この事案に対しも不正が拡大する前に速やかな行政処分と刑事告発をすべきです。
二〇〇七年頃から成臨興業が新たな大規模産業廃棄物最終処分場建設計画を進めていた姫路市夢前町では、住民が集めた十五万筆を上回る建設反対署名や、市議団が同社の不法投棄事案を次々と議会で暴露したことによって、事実上計画中止に追い込みました。引き続き、住民の苦難軽減という日本共産党の立党の精神を大いに発揮し、住民の暮らし・環境を守るため全力で頑張ります!

(兵庫民報2020年7月12日付)

憲法改憲許すな「3の日」行動〝連続200回〟:記念すべき日を迎え、中央区革新懇が決意新た


二〇〇四年九月から毎月(三日)、雨の日も風の日も酷暑も雪の降る日も正月三日も、一回も欠かさず続けてきた中央区革新懇「憲法改憲許すな『三の日』行動」。延べで千八百六人が参加して署名四千七百九十四筆を集め、七月三日に二百回目を迎えました。
この日は、二十二人が雨のなか元気に「平和な未来のために、みんなで憲法九条を守ろう」「改憲による時代逆行は許さない」「安倍改憲よりもコロナ対策を」のノボリ、一文字など目に見える工夫もして訴えました。
憲法共同センターの司会・進行で、兵庫革新懇、医療関係、税理士、婦人、青年、共産党がリレートークで一時間近くアピールしました。
中央区労働組合、平和友好団体、港革新懇などからの参加もあり、街に「改憲NO」の声を響かせました。
三宮ダイエー前で雨除けの場所を少し提供していただき大変助かりました。
*
中央区革新懇はこの秋に「結成三十五周年記念の集い」を企画し、記念誌の発行も準備中です。
また、二〇一四年から取り組んで来た阪急花隈駅・阪神西元町駅のエレベーター設置の運動も実り、稼働が始まり住民から大変喜ばれています。
(漁島国弘=神戸・中央区革新懇事務局長)

(兵庫民報2020年7月12日付)

神戸製鋼さん石炭火力発電所つくらないで――裁判日記(民事訴訟第7回):温暖化被害を拡大する石炭火力発電

原告 近藤秀子

六月三十日、コロナで延び延びになっていた神鋼石炭火力民事訴訟第七回期日が開かれました。コロナ対策のため傍聴席が大幅に減らされ、定員の三分の一程度の傍聴席をめぐり抽選が行われました。
*
法廷では和田重太弁護士から「地球温暖化被害」についてプレゼンテーションがあったものの被告は沈黙。三十分ほどで裁判は終わり、報告会へと移動、今日の内容について弁護団から詳しく報告がありました。
池田直樹弁護士から、和田弁護士が法廷で行ったプレゼンテーションについてわかりやすい解説がありました。
*
神戸製鋼の主張は「地球温暖化の被害というのは、将来あるかもしれないという不確実な被害であり、例えば私が明日交通事故にあうかもしれないと言った時に、隣にある車を運転するなと言えるのか、そういう危険に対して差し止めができるのか、そういう意味では地球温暖化と言うのは非常に因果関係が遠い、だから差し止めはできない」というものです。
*
原告としては、「石炭火力を続ければ必ずそれが確実に被害につながる」ということをはっきり主張しなければなりません。
そしてその被害の集団の中に私たち原告が入っている、もちろん神戸製鋼が出したものだけになるのではなく、神戸製鋼が出したものが被害の拡大に大きく寄与しているんだということを明らかにする書面を原告・弁護団は提出しています。
いつか起こるかもしれないと言う不安ではなく今や地球温暖化・気候変動の被害というのは日々大きくなっていることは確実です。今年の梅雨や台風の激烈な雨による被害が事実を物語っています。
*
しかし、神戸製鋼は「そのような見解があることは重々承知しております。我々は政府の見解に従って適切な対応をしている」と反論しています。
*
折しも七月三日、梶山弘志経済産業大臣は、石炭火力発電の段階的削減に向けた具体的方針を検討することを発表、しかし古い石炭火力発電所を新しい石炭火力発電所に作り変えるというのでは、「やっている感」を出しているにすぎません。今こそ石炭火力からの撤退を表明するのが政府の責務です。

(兵庫民報2020年7月12日付)


最賃闘争スタート


「2020最賃闘争」が始まっています。7月1日には兵庫労連などが神戸駅南クリスタルタワーの兵庫労働局前で座り込み行動を行い「最賃上げろ、全国一律に、今すぐ1000円・1500円めざそう」「コロナ禍だからこそ中小企業に対する手厚い支援で大幅な最賃引き上げを」と訴えました。

(兵庫民報2020年7月12日付)

石炭火力の新設禁止が最重要の政策課題である:神戸の石炭火力発電を考える会が声明

経産省の石炭火力発電の段階的削減方針に対し、神戸の石炭火力発電所を考える会は七月六日、「石炭火力の新設禁止が最重要の政策課題である」とする声明を発表しました。

声明要旨は次のとおりです。

【要旨】
・経済産業大臣は、7月3日、石炭火力発電の段階的削減に向けた具体的方針を検討することを発表しました。
当会は、これが、電力の脱炭素化に向けた施策の第1歩となることを期待します。
・兵庫県にも、低効率の石炭火力発電所が数か所あります。これらを速やかに廃止するべきです。
・経済産業大臣の方針は、古い石炭火力発電所による発電量を2030年度までに9割程度削減する一方、「高効率の」石炭火力発電所については、維持・拡充するというもので問題があります。「高効率」といっても、火力発電所のなかで、発電電力量あたり、最も多くの大気汚染物質、CO2の排出があります。「高効率」石炭火力を維持・拡充したのでは、累積的なCO2排出量がかえって増加することになりかねません。世界がパリ協定のもとで脱炭素・脱石炭に向かおうという時期に、先進国である日本が、今後数十年にわたり石炭火力発電所を稼働させることを容認するもので、許されるものではありません。
・神戸や横須賀では、石炭火力発電所の新増設計画に対する訴訟が提起されています。この訴訟では、住民らがCO2や大気汚染物質の排出という点で問題がある石炭火力を、敢えて選択したことの違法性を訴え、追及しています。発電事業者は、直ちに石炭火力発電所の新設計画を撤回するべきです。

全文は同会のホームページに掲載されています。
声明への直リンクは:
https://kobesekitan.jimdo.com/press-release2020-7-6/



(兵庫民報2020年7月12日付)

運動続け兵庫県教育共闘が30年:「校門圧死事件」の教訓いかし人間らしく学び成長できる教育条件を


三十年前の七月六日、兵庫県立神戸高塚高校(神戸市西区)で女生徒が校門で圧死した事件を覚えていますか。「西の兵庫」として全国に名をはせた管理教育の引き起こした悲劇でした。(写真上はことし7月6日、校門前で行われた追悼のつどい)

このままでは子どもたちを守れないと立ち上がった様々な団体で「兵庫の教育をよくする県民会議」(兵庫教育共闘)が結成されました。7・6校門前集会とそれに先立つ駅前での街頭宣伝(写真下)、県、県教委、県議会への申し入れ活動、県教委との懇談会、季刊『自由の風』の発行、独自の学習会が今も続けられています。
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ことしはコロナ禍で集まることすら困難でしたが、毎月、事務局会議を開き、総会を準備してきました。例年とは異なり、総会後の学習会は取りやめ、参加団体の代表による総会を七月三日、高教組会館で開催。一年間の活動を振り返り、二〇二〇年の方針を決めました。
教育をめぐる情勢について、▽新型コロナウイルス感染拡大をめぐり、一斉休校をはじめとして、様々な課題が持ち上がり、教組を中心に県教委との交渉、要望書の提出が多々取り組まれたこと、▽三カ月にわたる休校後、「自然学校」「トライやるウィーク」「わくわくオーケストラ」など県一律の行事を例年どおり行うのか大きな問題であること、▽三十五人や四十人の学級では「三密」を避けることが不可能であること―が報告されました。
参加団体からの発言では、新婦人から二十人学級を望む要望書をめぐる県議会各会派の反応や再開後の学校の様子が語られ、人権連からは「部落差別解消法」をめぐって県内で条例制定が進んでいることの問題点が報告されました。
今年の方針として、「7・6高塚高校校門圧死事件」の教訓を生かした教育行政をめざし、人間らしく学び成長できる豊かな教育条件と、教育ネットワークを広げるとりくみ、機関紙『自由の風』を広げるとりくみを確認して、総会を終えました。
(中村治子=教育共闘事務局・県母親大会連絡会)

(兵庫民報2020年7月12日付)

市民主役のすみよい川西をつくる会:SDGsを考える集い「つくる責任、つかう責任」


「市民主役のすみよい川西をつくる会」(代表・知名定光)は七月二日、市内でSDGs(エス・ディー・ジーズ)を考える集いを開催しました。今回のテーマは「つくる責任、つかう責任」。集いは二回目です。
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「SDGs」は「持続可能な開発目標」の頭文字をとったもので、二〇三〇年までに達成を目指す貧困や差別、飢餓のない平和と公正な社会を目指す十七の目標のことです。二〇一五年の国連総会で百九十三カ国の全会一致で採択されました。日本では新日本婦人の会など団体や市民、自治体、企業はじめ社会全体が取り組んでいます。
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川西で行われた集いでは、日本共産党の黒田美智市議が川西のゴミ問題から考えるとして、市民参加でゴミ減量が進む一方で、巨大なゴミ処理工場を建設したために生まれている維持費の負担増という矛盾を問題提起しました。
立憲民主党の山下隆志市議は、元ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカの国連での演説動画を紹介し、本当の豊かさとは地球上の全ての人々が人間らしく生きていける社会のことで、一握りの際限のない欲求の追求が八十億人全体の危機を生み出していると告発しました。
参加者の自由討論では、新型コロナウイルスが問いかけた社会のあり方、新自由主義に変わる新しい社会を作り出していく、政府と自治体の責任や市民の役割などが深められました。
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「市民主役のすみよい川西をつくる会」は次の企画として、八月二十八日にパレット川西で「ジェンダー平等」をテーマに、川西市男女共同参画センター所長の講演を予定しています。
(今西清=市民主役のすみよい川西をつくる会)

(兵庫民報2020年7月12日付)

学生新歓もオンラインで:民青兵庫県委員会

民青同盟兵庫県委員会は六月二十七日、オンライン学生新歓(新入生歓迎行事)を開催しました。同盟外の学生も参加し、コロナ禍のもとでの学生生活について交流しました。
最初に自己紹介をすると一人暮らしの学生が多く、出身地も多様で「加西市には世界一大きい地球儀がある」「桂浜水族館がテレビで最近紹介されていた」などそれぞれの故郷自慢の交流から始まりました。
話題は学生生活での困っていることなどにすすみ「バイトに入れなくなった際の休業補償が自分は出たけど、出ない人もいる」「政府の対応が全てにおいて遅すぎる」など実態が語られました。
さらに話題は政府のコロナ対応に関して発展し、「対応が遅いといえば、日本政府は感染症対策も遅れている」「SARSの時の教訓を生かした台湾とそうじゃない日本の差が大きく出ている」「母親が総合病院で働いているが、病院の赤字が深刻だと話していた」など様々な思いを語り合いました。
(上園隆=民青兵庫県委員長)

(兵庫民報2020年7月12日付)

芦屋市役所ロビーで「原爆の絵画展」


芦屋市役所北館展示ロビーで「高校生が描いたヒロシマ 原爆の絵画展――聞き、描く。共に、描く。」を七月一日から十日まで開催しました。
芦屋市原爆被害者の会(千葉孝子会長)と原水爆禁止芦屋協議会(笠間順子筆頭代表理事)の共催で、昨年に続き二回目ですが、昨年とは異なる三十四枚の絵を広島平和記念資料館から借り受けて展示しています。
絵を見た市民からは「戦争の悲惨さ、原爆の残酷さが、実体験したかのように伝わる」(30代)「驚きました。証言された方、描かれた高校生の方々の思いはどれほどのものであったろうかと」(40代)「写真よりリアルで訴えるものがあり伝わる」(70代)などの感想が寄せられています。
(平野貞雄=芦屋原水協事務局長)

(兵庫民報2020年7月12日付)

西宮市に「火垂るの墓」記念碑が完成:清太・節子そして野坂昭如が過ごした防空壕近く


六月七日午後、西宮市の震災記念碑公園の一画で「火垂るの墓」記念碑の除幕式が行われました。新型コロナウイルス感染防止のため規模を縮小して開催されましたが実行委員会の人たち、地元住民、マスコミなど約百人が参加しました。


「火垂るの墓」記念碑建碑実行委員会の土屋純男代表が碑建立に至った経緯を報告しました。
「一九六七年に野坂昭如さんの体験を題材とした短編小説『火垂るの墓』が発表され、一九八八年にアニメ映画が制作されました。一九九五年の阪神・淡路大震災後このあたりは空地で、そこに野坂昭如さんが居たことを知り、野坂少年が過ごした防空壕の場所などを調べることになりました。その過程でこの戦争体験を何としても後世に伝えたいという願いが湧いてきました。二〇一七年三月に実行委員会をつくり戦後七十五年の二〇二〇年建立をめざし、昨年七月から寄付金募集を始め、この地に記念碑を完成させることができました、誠に感無量です」と挨拶し、関係者により除幕されました。
記念碑建立の寄付金は五月二十五日までに、千四百四十の団体・個人から、目標を上回る約七百九十万円集まりました。日中友好協会西宮支部をはじめ、兵庫県連も募金に協力しました。
西宮市に戦争の不条理を伝える記念碑が建立され、芦屋市には一九七三年七月に日中戦争の反省の上に建立された「日中友好平和の塔」があり、ともに戦争の悲惨さを後世に伝え、平和を願う碑が新たに阪神間にできたことの意義は大きい。
(上田雅美=日中友好協会兵庫県連)

(兵庫民報2020年7月12日付)

宮本たけし「東奔西走」:子どもと学生に希望届ける宮本プラン


このほど「コロナ後の教育」を展望して、「子どもと学生に希望を届ける宮本たけしプラン」を作成・発表することにいたしました。
中身は一クラス二十人程度の「少人数学級」の推進と「大学の学費半減」という二つのテーマです。
この間「緊急事態宣言」の解除を受けて学校園が再開されてきましたが再開にあたっては一クラスを二つに分け「分散登校」が行われてきました。これは「三密」を避けようと思えば少人数学級が一番良いことを示しています。
少人数分散登校は「安全確保」のために最も有効であるだけではなく、六月十九日に開催された大阪府教育委員会議では大阪府から「分散登校中は不登校の児童生徒数が減った」ことが報告され、子どもたちからも「こんなに先生と話ができたのは初めて」との声も上がっています。「宮本プラン」では財源も示しつつ、「コロナ」を機会に思い切って二十人程度の少人数学級に踏み出すことを呼びかけました。
大学の高学費のもとで学生の五人に一人が「中退を検討した」という衝撃的な調査結果も出されました。
日本は世界でも非常識な高学費の国であり、私が要求して二〇一二年九月に初めて日本政府が受け入れた国際人権規約の「学費無償化」条項にも反する状況です。
「宮本プラン」は今こそ大学学費の半減に踏み出し、さらには無償化に向かうことを呼びかけています。コロナ禍のもとで苦しむ子どもや学生に、今こそ希望ある学校と未来をプレゼントしようではありませんか。
(日本共産党前衆院議員)

(兵庫民報2020年7月12日付)

みんぽう川柳〈六月〉「川」:五月雨よコロナも連れて流れてよ(明石市 川路政行)

選者 島村美津子

特 選

五月雨よコロナも連れて流れてよ
 明石市 川路政行

【評】「五月雨をあつめて早し最上川」芭蕉の名句がぱっと浮かび上がってきました。
五月雨が急流となってコロナを流し去ってくれたらどんなにいいだろう。アベノミクスやマスクをしない大統領もいて、いいようのない危機感におそわれている現代、揚句のように、私たち庶民は生きていくことにささやかな希望をつなぐ。

入 選

川上も川下もないコロナ菌
 神戸市 山本尚代

自粛でも隣の県まで川流れ
 神戸市 梶山洋枝

黒川、河井 汚れきったかアベノカワ
 尼崎市 大野幸雄

川のよに「自粛と補償」切れ目なく
 神戸市 川上俊智

心身を硬直させて川下り
 明石市 生田律子

川向う何かいいことありそうな
 神戸市 塩谷凉子

イムジン川初めて聴いた時想う
 神戸市 長沼幸正

水澄みて蛍火淡く舞い戻り
 神戸市 宇山英樹

遠い日の母の目に似た川明かり
 神戸市 長尾粛正

久々の清掃ハイク芦屋川
 神戸市 北河豊治

思い出す、ふるさとの川魚取り
 姫路市 冨士初美

芋煮会できる河原を羨望す
 神戸市 伊藤マツ子

大雨を一気吐き出す泥の水
 明石市 小西正剛

暴れ川今年の無事を祈ります
 明石市 豊田智恵子

みんぽう川柳募集

▽七月の題は「七夕」、締め切りは七月二十四日▽八月の題は「ファクス」▽一人二句まで。葉書に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、編集部まで▽毎月第四金曜日必着。火曜日には投函してください。締め切りが迫っている場合はメール、ファクス(葉書大の枠を書き、その中に必要事項を記入)でもけっこうです。

(兵庫民報2020年7月12日付)


ひなたぽっころりん〈662〉


(兵庫民報2020年7月12日付)

観感楽学:先日、日本のスーパーコンピュータ「京」の後継機として「富岳」が開発されたという記事を読みました。その「富岳」ですが、


先日、日本のスーパーコンピュータ「京」の後継機として「富岳」が開発されたという記事を読みました。その「富岳」ですが、いろいろな評価部門があるなか四部門同時に一位を獲得するという高評価をたたき出したそうです▼以前、私もソフト会社に勤めていたこともあり、同僚でスパコンの開発に携わっていたものがおり大変な思いで開発をしていたと聞いた覚えがあります。そもそも、これらのスパコンの開発は国策として進められ、日本の大手企業三社が開発に参加していましたが、いまは一社だけだと思います▼いろいろな問題もあったスパコン開発ですが、神戸のポートアイランドにある施設で「京」を撤去したあとに設置され、二〇二一年にも運用が始まり、大学などの研究機関が模擬実験、人工知能といった新分野などの研究で活用するそうです▼スーパーコンピュータは、膨大な情報を超高速で計算することができるため、大規模災害の再現や、新薬の開発で人体にどのような影響があるかなど実際にできないことをコンピュータ上に再現し、人の目でみることができるようにします。あらゆる研究開発に絶対に必要なものになっているそうです▼既に、南海トラフ地震での被害状況などはスパコンで予測情報を得ていると聞きます。コロナなどに対する新薬の開発など、人のためになるものにどんどん活用してもらいたいものです。(ふ)

(兵庫民報2020年7月12日付)

2020年7月5日日曜日

日本共産党兵庫県委員会が国会報告会:市民の運動と野党の結束で大きく動いた政治


日本共産党兵庫県委員会は六月二十七日、神戸市勤労会館で国会報告会を行い、清水ただし衆院議員(近畿比例予定候補)が報告を行いました。

主催者挨拶にたった衆院比例近畿ブロック・兵庫八区予定候補のこむら潤さんは、この間、尼崎市議、党兵庫県新型コロナウイルス問題対策本部長として国民の困りごと解決、願い実現のために日々奮闘するなか、コロナ対策でも政治の私物化に対する批判でも、国民世論と野党の奮闘で政治が動いていることを実感し、憲法を守り生かし、誰もが輝ける社会を実現する決意を表明しました。


*
清水衆院議員は自作のスライドを映しながら、国会・国政の状況を生き生きと報告しました。
安倍政権が先の国会で成立したコロナ対策第二次補正予算に十兆円もの予備費を盛り込んだことについて、アベノマスク配布も予備費だったこともあげ、巨額の予算の使い方を政府に一任することは国会軽視、財政民主主義を踏みにじるものだと強く批判しました。河井克行前法相・案里参院議員夫妻の選挙買収や、桜を見る会、カジノ汚職などの疑惑についても安倍政権の姿勢を批判しました。
イージスアショア配備計画については、そもそもハワイ・グアムの防衛、米軍とともに行う戦争のための兵器であると指摘。技術的な困難を理由に中止するなら、辺野古新基地建設も中止すべきだと述べました。
憲法については、一昨年から五回の国会を通じて、安倍政権がねらう改憲への流れを阻止してきたことを報告。
カジノ問題については、米国企業が横浜進出を撤回するなど、コロナ感染症防止で世界的にはカジノ産業に逆風となっているなか、推進しようとしている維新の姿勢を批判しました。
新型コロナウイルス問題については、第二波感染拡大に備え、検査・医療体制の抜本的充実、中小企業支援の拡充を強調。新自由主義からルールある経済社会への転換を訴えました。
とりわけ、市民の世論と運動と、野党の結束したたたかいが政治を大きく動かしたことが、今国会の何よりの特徴だったことを強調しました。
*
参加者からは――▽定額給付金の案内に点字表記がなく、外出自粛でヘルパーが利用できなかったこともあり、申請できなかった視覚障害者がいる、▽自宅の一室を使って仕事をしているフリーランスは家賃補助の対象になるか、▽学童保育には狭い施設で過密が避けられない、▽少人数学級実現のために使う空き教室にはまだエアコンがついておらず、補助金が必要、▽オンライン申請が増えるが、行政書士などが代理で行うための制度整備が必要――などさまざまな報告、要望、意見などが出されました。

(兵庫民報2020年7月5日付)

いのちとくらしを守る尼崎の会:コロナ禍乗り切るなんでも相談会:切実な相談があいつぐ


新型コロナ感染が広がるなか、全国の弁護士や市民団体でつくる「いのちとくらしを守るなんでも相談会実行委員会」が四月に行った™電話相談に、五千件を超える相談が寄せられました。
尼崎でも力を合わせて、この窮状を乗り切ろうと尼崎医療生協、労連、民商、生健会、借地借家人組合、共産党で、「コロナ災害を乗り越える、いのちとくらしを守る尼崎の会」を結成し、相談活動を始めました。
五月に行った三回の「なんでも相談会」には「仕事がなくなり保険料が払えない」「外出自粛で娘が引きこもり困っている」「十万円の給付金はいつもらえるのか」「国の持続化給付金の申請の仕方がわからない」「コロナ自粛なのに自分の有給休暇で休まされた」などの相談が相次ぎました。
六月二十七日の「なんでも相談会」は尼崎教育会館を会場にして開きました。
―会社の業績は悪化していないのに、コロナを理由に賃下げを求められている女性には労組役員が話を聞き、一人で加入できる労働組合を紹介しました。
―ある店主から「家主が変わり立ち退きを迫られている」との訴えがあり、借地借家人組合の役員が応対しました。
―高齢者からは「コロナに感染していないか心配で検査を受けたいが、陽性と言われたら怖い」などの相談が寄せられました。
この相談会に日本共産党から庄本えつこ県議、徳田稔・松沢千鶴市議が参加しました。
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次回の相談会は七月二十五日に尼崎民商事務所で開きます。
(徳田稔=尼崎市議)

(兵庫民報2020年7月5日付)

神戸市議会 日本共産党が一般質問:不要不急の事業見直し、コロナ対策に集中を

神戸市議会が六月二十六日に閉会しました。同日開催の本会議において、日本共産党神戸市会議員団の森本真議員と、朝倉えつ子議員が、一般質問を行いました。
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森本真議員は、新型コロナウイルス感染拡大の第二波、第三波の発生に備え、ワクチンができるまで市民や事業者が長期間にわたって新しい生活様式を続け、感染拡大を防止する取り組みに全力をあげるためにも、神戸市のこれまで様々な施策・計画について精査し、不要不急の事業などの中止や変更を行うべきと指摘しました。
人口集中や呼び込み型の都心・三宮再整備や駅前再開発、インバウンド頼みの観光・経済政策の典型としての須磨水族館の再整備民営化など、具体例を挙げ、いまこそ立ち止まって事業の見直し、コロナ対策に集中すべきだと迫りました。
久元喜造市長らは「三宮再整備についてはコロナの状況の変化を踏まえながら進めたい」「立ち止まらず進めていくことが必要だ」「長きにわたって神戸が発展するために玄関口の三宮の再整備は大事だ」などと答弁しました。
森本議員は、いまはコロナ対策に集中すべきで、総事業費七千四百四十億円(神戸市負担千五百七十億円)の三宮巨大再開発を、このまま推進することは、市民が求めておらず、いま困っている市民や事業者へのコロナ禍の補償を優先すべきだと求めました。
森本議員は、このほか、子どもたちへの感染拡大防止と心のケア、学習の遅れに対する手厚い援助をするためにも少人数学級を推進することや、あらたな感染拡大に備えながら、積極的疫学調査を行っていくためにも、各区の公衆衛生医師の配置と保健師大幅増員を行うなど保健所体制を抜本的に再構築することを求めました。
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朝倉えつ子議員は、コロナ禍のなかでの子どもの貧困を防ぐ対策と支援について質問しました。神戸市の就学援助の申請者は毎年二万人を超え、コロナ禍における収入激減世帯などからの追加申請者数は五月二十一日までに約二百世帯も増えています。
あるひとり親家庭のお母さんからは、今回四月以降の緊急事態宣言以降、自宅待機や時間短縮を職場から求められ、「極端に収入がなくなった」「仕事がなくなった」という声も届いています。
国の第二次補正予算では、ひとり親世帯への五万円、二子以降三万円加算の給付などが実施されましたが、朝倉議員は、神戸市としてさらに継続や上乗せした支援を求めました。
寺﨑秀俊副市長は「国の給付金に加え、感染症の影響により,離職を余儀なくされたひとり親家庭を対象に神戸市としての職員採用(六カ月間・会計年度職員)や無料の資格取得講座や就学準備金の支給などを行っている」などと答えました。
このほか、朝倉議員は、自衛隊への十八歳の名簿のデータ提供を中止することや、北区の済生会兵庫県病院と三田市民病院は、コロナの患者受け入れに備えて、発熱外来や患者受け入れの体制も整え、それぞれに大事な役割を果たしたとして、両病院の強引な統合をやめるよう神戸市として進言する立場で尽力すべきだと求めました。

(兵庫民報2020年7月5日付)