2020年6月28日日曜日

民青オンライン学習会:ポスト・コロナ社会:国民がたたかってこそ権利は勝ち取れる


民青兵庫県委員会は二十日、神戸女学院大学教授の石川康宏さんを講師に「コロナ後の日本は、どこへゆく?」オンライン学習会を開催し、十数人の青年が参加しました。
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講義で石川さんは、コロナ禍で浮かび上がる社会問題について、気候変動や学費、医療、社会保障など多面的に取り上げました。
特に学生に関わっては「フィンランドなど北欧は学費がゼロ円。だからコロナ禍で収入が減っても問題がない。日本では二割の学生が退学を考えるまでに追い詰められている」と、日本の高学費による問題の深刻さを指摘しました。
そうした困窮の下でこの状況を変えようと多くの市民が立ち上がり、その声を実現させようと奮闘する野党議員の存在も示しました。
講義の後半で石川さんは、世界的に幸福度や国民一人当たりのGDPが高いデンマークを例に新しい社会の展望について語りました。
週三十七時間労働で最賃千八百円、医療・介護・学費が無料、投票率八〇%以上など、先進的な例を紹介すると、参加者から「デンマークいいとこすぎ」との声もあがりました。
最後にマルクスの理論で考えてみようと史的唯物論・弁証法・未来社会論を展開し、「私たちがたたかってこそ権利は勝ち取れる。それは未来につながる」と締めくくりました。
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参加者からは「失業した人の社会復帰はどうなっていくのか」(労働者)、「デンマークの人は政治に対するモチベーションをどう維持しているの?」(労働者)などの質問や、「自分は将来親の介護を考えてお金を溜めないといけないという意識があるが、デンマークみたいになったら金銭面を心配せずに自分の将来を考えられると思った」(学生)、「友達は学校からWiFiを借りたが手数料は自己負担だった。学校の経営も大変になっているのかなと思った」(学生)など感想が出され、参加者一同大いに学ぶことができました。

(兵庫民報2020年6月28日付)