記事を検索

2020年3月22日日曜日

明石市議会が「気候非常事態宣言」採択へ:市民からの請願を受けとめ


明石市は三月議会で、地球温暖化による気象災害や環境破壊などに対し、行政が対策を講じることを市民らに伝える「気候非常事態宣言」が採決される見込みです。
*
これは昨年十二月議会に市民から提出された「気候非常事態宣言に関する決議を求める請願」によるものです。
日本共産党明石市議団は請願者から気候変動に関するレクチャーを受け、他会派の方にもレクチャーしていただくよう要請しました。
日本共産党のほか、フォーラム明石、未来明石、維新の会が紹介議員になり十二月十一日の生活文化常任委員会で全会一致で採択されました。同委員会では明石市側からも「気候非常事態宣言」を行う方向が示されました。
*
請願項目は
一、気候危機が迫っている実態を明石市民にひろくしらせる。
二、明石市の温室効果ガス排出「実質ゼロ」達成を目標とし、必要な推進策を立案・実行する。
三、各行政機関・関係諸団体・市民等と連携した取り組みを推進する。
生活文化常任委員会、本会議とも全会一致で請願が採択されました。
*
この請願採択を受け明石市は三月議会で「気候非常事態宣言案」を上程しました。
①地球温暖化に起因する気候変動の脅威や迫り来る危機を市民へ広く周知啓発します。
②温室効果ガス排出抑制に取り組み、二〇五〇年までに二酸化炭素排出量と吸収量の均衡をとる「実質ゼロ」を目指します。
③市民をはじめ行政機関や関係団体と連携し、ゴミの減量・再資源化や省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの利用拡大などを加速させるとともに、他の地方公共団体に「気候非常事態宣言」についての連携を広く呼びかけます。
*
三月四日の生活文化常任委員会では全会派一致で賛成でした。三月二十三日の本会議で採択される見通しです。
明石市は今後の取り組みとして、危機的状況の周知・啓発や家庭用燃料電池及び蓄電池設置にかかる助成事業等を実施するとしています。
(楠本美紀=明石市議)

(兵庫民報2020年3月22日付)

日付順目次