記事を検索

2020年2月2日日曜日

現在につながる川崎・三菱大争議:治安維持法国賠同盟県本部が学ぶ集い


治安維持法国賠同盟県本部は、来年百周年となる神戸・川﨑・三菱大争議のNHK記録映像の上映と学ぶ集いを一月二十三日、神戸市内で開催しました。
三万人の労働者が新開地、三宮などで労組団交権承認を要求して行進した生々しい映像や、争議参加者の座談の映像などを視聴しました。
その後、田中隆夫同盟副会長が争議の経過を解説。要求は実現できなかったが、大正デモクラシーの中、日本で労働者が階級として現れたことにより、①五年後には、兵庫県で初めての日本共産党神戸支部が参加した労働者から生まれたこと、②政治を動かし、争議権、普通選挙権成立につながったこと、③神戸市の都市としての機能の確立―消費組合、公設市場、銭湯の整備など現在の労働者家族の成立につながったこと――など歴史を大きく進めたなどと語りました。
参加者からは、「整然とあれだけ多くの労働者の行進を見たのは初めてです。『工場管理』を宣言後、軍隊、警官の弾圧が始まるのには驚きました。その後も毅然として闘いぬいたことも、多くの労働者の生き方に感心しました」「現憲法に生きた闘いなど、労働運動からさらに視野を広く見ると、現在のことにつながり、学ぶことが多くありました」「先輩から、大争議があったことは聴いたが、直接大争議のことを学べたのは初めて」など、参加者は、初めて見、聞く大争議の経過と歴史的意義に驚き、引き続く、大争議学習会の二回目に期待の声が上がっています。(田中隆夫)

(兵庫民報2020年2月2日付)

日付順目次