2020年2月2日日曜日

山下よしき「自民党席がざわつきはじめ…」連載エッセイ22

「消費税が『弱者から吸い上げ、大企業や富裕層を潤す』とのご指摘は当たりません」「『対米従属外交』とのご指摘はまったく当たりません」
代表質問(一月二十四日)で、私が、安倍政権が二度増税した消費税の本質、国連憲章違反を批判できない対米外交姿勢を指摘したことに対する安倍首相の答弁です。
志位委員長の代表質問(二十三日)にも「(『桜を見る会』は)組織的隠蔽とのご指摘は当たりません」「『米国のお先棒担ぎ』とのご指摘はまったく当たりません」と連発しましたが、安倍首相からこの決め台詞が出たときは「当たっている」ことが多いのです。
ところで、議場の反応がいつもと違ったのは対中外交のくだり。私は、日本共産党が、①中国による領海侵犯の激増・常態化に強く抗議し是正を求めていること、②香港での人権侵害、市民弾圧の即時中止を求めていることを紹介したうえで、十二月に訪中した安倍首相が二つの問題について首脳会談で一言も抗議しなかったことを批判しました。
自民党席がざわつき始め、やがて「その通り」のかけ声や拍手が起こり、「私、拍手してしまった」の声も。米国のみならず中国に対しても大国主義・覇権主義、人権侵害を厳しく批判するわが党の姿勢は、自民議員には驚きだったようです。
ただし、私たちの批判は、世界の平和と進歩という大義、日中両国民の真の友好という大義に立ち、節度をもって行います。自民議員の皆さん、そこは誤解なきように。
(日本共産党参院議員・党副委員長)

(兵庫民報2020年2月2日付)