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2019年12月8日日曜日

衆院小選挙区候補発表(第1次):8区・小村潤氏、9区・福原ゆかり氏

小村氏は近畿ブロック比例重複

比例・8区:こむら潤氏(左)と9区:福原ゆかり氏(右)

日本共産党兵庫県委員会は十二月二日、衆院小選挙区の兵庫八区(尼崎市)に現尼崎市議の、こむら潤氏(44)=新=を、兵庫九区(明石市、淡路市、洲本市、南あわじ市)に今春の県議選をたたかった福原ゆかり氏(32)=新=を擁立すると発表しました。
松田隆彦県委員長は、両候補がジェンダー平等、女性の地位向上にこたえる政治家であることを強調しました。さらに、野党共闘に向けた話し合いをすすめ、野党統一候補の実現、野党連合政権をめざし全力をあげる決意を表明しています。
*
同日、日本共産党中央委員会は衆院比例候補の第三次発表を行い、近畿ブロック(定数二十八)に小村氏の擁立を発表。近畿ブロック比例予定候補は、すでに発表済みの、こくた恵二(72)=現=、宮本たけし(59)=前=、清水ただし(51)=現=各氏に加え小村氏の四人となりました。

SNS

こむら純氏:
 Twitter https://twitter.com/junkomu56
 Facebook https://www.facebook.com/jun.komura.1

福原ゆかり氏:
 Twitter https://twitter.com/fukuchannopen

(兵庫民報2019年12月8日付)

弁護士政治連盟兵庫県支部と懇談:日本国憲法にもとづく政治など共感


日本共産党兵庫県委員会は十一月二十八日、日本弁護士政治連盟兵庫県支部と懇談しました。弁政連兵庫県支部からは、道上明支部長、林晃史理事らが出席、党県委員会からは、宮本たけし前衆院議員、松田隆彦県委員長、村上亮三書記長らが出席しました。
宮本前衆院議員から、森友、加計、「桜」と続く国政私物化、ウソと偽り、責任逃れの安倍政権を倒すために野党が政権構想を示し、市民と野党の共闘をさらに発展させたいと表明。中央段階で党首間をはじめ話し合いを進めているが、全国の各界の方々の率直な意見を伺いたいと述べました。
弁政連側の出席者から、弁政連はそれぞれの政治的立場は違うとしながら、宮本氏が、希望ある政治の柱として示した三点――①憲法にもとづき、立憲主義、民主主義、平和主義を回復する②格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治にきりかえる③多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く――について、共感が表明されました。
懇談では、立憲主義や三権分立の立場から政権への批判も出されるとともに、日本共産党がよびかけた消費税の減税・廃止を求めるたたかいや、野党政権などについて、率直な意見が交わされ、なごやかな懇談となりました。
また、弁政連からは、兵庫県弁護士会がとりくんでいる、消費者被害を防ぐための施策の推進や予算措置、国籍を問わず調停委員の任命を求めていることなどについての協力要請とともに、憲法の平和主義、立憲主義・民主主義回復の宣言や「共謀罪」法の廃止を求める会長声明など、さまざまな活動についての紹介もありました。

(兵庫民報2019年12月8日付)

パナソニック姫路工場生産終了:県補助金の返還を:日本共産党県議団が県に申し入れ


日本共産党兵庫県議団は十一月二十五日、井戸敏三兵庫県知事に対し、兵庫県が産業立地補助金で誘致したパナソニック液晶ディスプレイ(PLD)姫路工場での液晶パネル生産終了発表をうけ、補助金の返還などを求める申し入れを行いました。
パナソニックは、二〇二一年を目途に、液晶パネル事業から撤退、唯一生産を行っていた姫路工場は、二〇一九年から始まったリチウム電池生産事業は継続して行うと発表しました。
兵庫県は、二〇〇五年からパナソニックに対し、百六十五億四千万円を産業立地補助金としてつぎこみ、尼崎市に三工場、姫路市に一工場を誘致してきました。しかし尼崎の三工場は、三~七年で稼働中止し、補助金の一部は返還されたものの全体では、百三十一億二千万円の補助金がつぎこまれたままとなっています。
申し入れでは、各議員から「県が、県民の税金から多額の補助金を出し、誘致しながら、工場撤退、事業撤退が相次いでいる。県としての責任は大きい」などと訴え、非正規労働者も含めた労働者の雇用確保、地域経済の影響調査などとともに、補助金の全額返還を求めました。
県の担当者は、労働者の雇用について、「できるだけ雇用継続させられるよう企業に働きかける」としましたが、補助金の返還については、「今のところ、返還を求めることはしない」と回答しています。
金田峰生党国会議員団兵庫事務所長も同席しました。

(兵庫民報2019年12月8日付)

全国有数の機能に正しい評価を県立リハビリテーション病院:日本共産党県議団が視察・懇談


日本共産党兵庫県議団は十一月二十九日、県立リハビリテーション中央病院を視察し、病院職員らと懇談を行いました。
同病院は、九月二十六日に厚生労働省が発表した「再編・統合の議論が必要」とされる四百二十四の公立・公的病院のひとつですが、リハビリテーションでは全国有数の機能を担っています。
全国から患者が集まり、最先端のロボット機器を用いたリハビリテーション、年間四百例ともいわれる人工関節置換術、充実した子どものリハビリテーション――など他の病院にはない特徴をもちます。
視察では、実際にリハビリテーションを行っている現場で、最新のロボット機器の説明などをうけました。
議員が「厚労省のリスト発表については、どのような受け止めでしょうか」と問うと、病院側は「厚労省が発表したリストは、急性期の五疾患五事業で評価されたものです。その基準だけであれば、うちの近くにもがんセンターや市民病院があるということになるかもしれないが、当院はリハビリテーションを中心に行っている病院。そこをちゃんと見てもらわないと実情に合わないのではないか。そこをきちんと見てほしかった」と話しました。
また「県への要望などは、ありませんか」との問いに、「昨年、リハビリ運営にかかわる地方財政単価が引き下げられ、その関係で一般会計からの繰り入れが減額されました。まだ、黒字を保っていますが、減額が続けられると経営に支障をきたすので、なんとかしてほしい」とこたえました。
党県議団は、視察・懇談の内容をふまえ、国や県への働きかけを強めていくとしています。

(兵庫民報2019年12月8日付)

グローバル気候マーチが神戸でも/ルミナリエ初日にはフォトアクション


「グローバル気候マーチ」が11月29日、神戸でもとりくまれ、子どもたちから青年、お年寄り、国籍も多様な人々が気候危機への対策を訴えました。呼びかけ人のひとり今井絵里菜さんが出発集会で、①COP25へ市民の声を行動で伝えること②気候危機の被害を受けるのは若者であり、上の世代も対策に動くよう訴えること③ブラック・フライデーなど浪費への対抗文化を広げること―などを訴え、メリケンパークから東遊園地までパレードしました。

また、12月6日には開会したルミナリエを背景にそれぞれの思いを書いた旗を掲げフォトアクションで世界へ発信しました。https://twitter.com/FFFKobe/status/1203268057616904192



(兵庫民報2019年12月8日付)

国は石炭火力の新設を止めて!:裁判日記(行政訴訟第5回):「被害起こさないでほしい」との原告の主張に国は応えず

原告 近藤秀子


行政訴訟第五回期日の十一月二十二日、小雨模様のなか大阪地方裁判所で行われました。今回も小さな法廷に五十人が傍聴に詰めかけました。
これまで国は、「あなた方は裁判する権利がない」と本案前の却下を主張し、中身の議論すら拒んでいました。
しかし、今回の国の主張は「あなた方に資格があるとして意見を言うなら、あなた方の主張には理由がないから棄却を求める」というものでした。国は、「経済産業大臣が環境アセスメントは適合していると言ったのは、アセス条例などにのっとったもので適法であり、法律が悪いと裁判で言ってもらっても困る」と主張しているのです。PM2・5にどのような対策をとるのか、温暖化対策をとるのか、どのように考えて対応するのかはひとえに経済産業大臣の胸三寸であり、経済産業大臣のすることに文句を言うなと言うのが国の主張です。
「このようなことでは困る。被害が起こらないようにしてもらいたい」との私たちの主張に対し、国の主張は「認否の対象ではないので、いいとも悪いとも言わない。判断する対象ではない。答える必要はない」ということのようです。裁判の入り口からやっと中身に入ったとはいえ、人権無視もはなはだしいのではないでしょうか。私たちは一歩も後には引けません。
*
報告会の中で、原告の一人で神戸大学生の今井絵里菜さんが「世界で若者が社会を動かしつつある」と題して報告し、世界の代表的な気候変動訴訟を紹介しました。
―スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんら十二カ国の少年少女十六人が九月に国連子どもの権利委員会に救済を申し立て。「気候危機は子どもたちの権利の危機だ」と訴え、アルゼンチン、ブラジル、ドイツ、フランス、トルコの五カ国に対し気候危機に関する法律や政策を見直し、最大限の努力をするよう要請しています。
―カナダでは十五人の子どもや若者たちが、カナダ政府の化石燃料資源優先政策は温暖化を加速し国民の権利を侵害しているとして政府を相手に十月提訴しました。
今井さんは、「若者、市民による抗議活動は世界で燃え盛り、今までたまりにたまっていた市民の不満が爆発。怒りや不満を行動で示して社会を変えていく方法もある。世界の若者の行動から勇気をもらい、今活動している」と報告し、気候マーチへの参加を訴えました。
私たちも若者の行動に勇気をもらい、行動で社会を変えるためにがんばり続けます。
次回期日は二〇二〇年二月十七日(月)十四時です。

(兵庫民報2019年12月8日付)

総がかり行動11・27憲法集会:市民が手つなぎ立憲主義の土台を


兵庫県憲法共同センター、戦争をさせない千人委員会・ひょうご、九条の心ネットワークが共同する「戦争させない、九条壊すな!総がかり行動兵庫県実行委員会」が憲法集会を十一月二十七日、神戸市勤労会館で開き、三百人が参加しました。

早稲田大学法学学術院教授の水島朝穂氏が「危ない日本の憲法診断―立憲か、壊憲か―」と題して講演しました。
憲法九条へ自衛隊を書き込む安倍首相の「加憲」は「憲法改竄」と批判。改憲理由が不十分ならば憲法を変えなければよいのであって、「対案」は必要ないと強調し、市民が自然体で広く手をつなぎ、安倍政治を止め、立憲主義の土台を作り直そうと呼びかけました。

(兵庫民報2019年12月8日付)

さようなら原発1000人集会:危険で無責任な原発を許さない


第八回「さようなら原発1000人集会」が十二月一日、いたみホールで開かれました。
大飯原発運転差し止め判決を下した元福井地裁裁判長の樋口英明氏と福島原発告訴団団長の武藤類子氏が講演しました。
樋口氏は、福島原発事故は偶然が重なったことで首都圏まで避難区域となる最悪の事態を免れていたと指摘し、耐震基準の低さなどもあげ、原発の危険性を強く訴えました。

武藤氏は、東電幹部三人全員を無罪とした東京地裁判決を批判。福島の現状も報告しながら、普通の暮らしが奪われた悔しさを訴えました。

(兵庫民報2019年12月8日付)

過労死等防止対策推進シンポジウム:「命より大切な仕事はない」高橋まつりさんの母が強調


過労死等防止対策推進シンポジウム(厚労省主催)が十一月二十二日、神戸市内で開催されました。高橋幸美さんは、娘・まつりさん(電通)が自死するまでの実態を紹介し、会社が長時間労働などで命を奪うことは許されない、「命より大切な仕事はない」とし、労働法や労働組合が力になると指摘しました。

(兵庫民報2019年12月8日付)

東日本大震災救援ツアーに参加して(下):安心して暮らせる社会求め頑張ろう

黒田みち(川西市議)


水産物の安全性と漁業復興

翌十一月十八日は、福島県水産海洋研究センターで、放射能研究部の神山亨一部長から「福島県水産物の安全性と漁業の復興状況」について、丁寧な資料を使って説明を受けました。
相馬双葉地区の底引き網などの沿岸漁業が盛んな地域と、いわき地区のように沿岸漁業と沖合漁業が盛んな地域があるのが特徴です。震災・事故前は、水揚げ約三万九千トン・約百九億円。沿岸漁業は、水揚げで約六割ですが、高級魚が多いため金額では約八割に上っていたそうです。
震災・事故で、約八百二十三億円の被害を受けましたが、施設の復旧は進んでいるとのこと。しかし、漁獲量は一五・五%と低く、放射能汚染への風評被害是正への検査・取り組みを県が行う以上に、漁協が基準を厳しくするなど努力されています。検査結果では、九九・五%が「不検出」(検出下限価八ベクレル)となっています。
更なる風評対策が必要だと取り組んでおられますが、東電で保管されている放射性物質トリチウムを含む〝処理水〟を海洋放出することを経済産業省が推進しており、地元漁業関係者は更に風評被害がひどくなると反対しています。
また、漁業従事者は六割程度まで戻っているそうですが、後継者の問題、他所から水揚げされたものを使っているなどの課題も山積しています。
現場は、どうにかして元通りの漁業に戻したいと懸命な努力をされているにもかかわらず、まして当事者は反対されているにもかかわらず〝汚染水〟放出を強行するなんて絶対に許せません。

汚染土壌を農地に埋める案まで

その後、常磐道を北上。富岡・大熊・双葉・浪江・小高町を走りましたが、まだ帰還困難区域が残されています。「二・五マイクロシーベルト」の表示を横目で見ながら一路、宮城県塩釜港へと向かいました。
高速道路からは、太陽光パネルが張り巡らされている広大な田んぼ。黒いフレコンバッグが野積みされている場所が見えます。まだまだ終わりが見えない原発事故。しかし、この汚染土壌も農地に埋めようという案が出されています。
汚染水や汚染土は、見えなくなれば終わりではありません。私たちの子どもや孫、次代を担う人達に責任をもつ大人としての役割を果たすこと、原発ゼロができるように、今自分にできることを取り組もうと感じています。
ツアーでは、勉強会や懇談会、現地~本当に勉強になる企画を組んでいただいて感謝です。最後の夜の皆さんの感想でもありましたが、「ここに来て、見て、聴いて、次につなげていきたい」と。私もそのエネルギーを充電できました。

観光にも貢献


また、塩釜神社・青葉城跡・裏磐梯五色沼・喜多方などの観光。大きなお天気の崩れもなく、綺麗な紅葉を愛でながら、何度も大きな虹に出会うなど楽しく有意義な時間を過ごすことができました。バスを降りる度にお土産の袋が増え続け、ツアーの目的の一つ「地元にお金を落としてくる」こともできたのではないでしょうか。
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当初から、この救援ツアーやバザーに精力的に取り組んでくださった安武ひろ子さん(元参議院議員)が、今夏お亡くなりになり、誰もが寂しく感じているところですが、その志をしっかり受け継いで、「福島を忘れず、原発ゼロを目指す取り組み」を担っていきたいと思います。
誰もが、安心して暮らし続けることができる社会・国を求めて。今を生きる大人の責任として。共にがんばりましょう。

(兵庫民報2019年12月8日付)

『新日鉄広畑労働運動史』出版記念会:差別とたたかい勝ち取った和解

『新日鉄広畑労働運動史』出版記念会が十一月二十四日、姫路市内で開かれました。


「職場に憲法を生かす新日鉄の会」の河野興仁さんが開会挨拶――二〇〇五年十二月に大阪高裁で不当差別に対する勝利和解を勝ち取り、それまでの不当差別共闘会議を発展改組して職場と地域で一人ひとりが大切にされる職場と地域をつくるためにたたかってきた。
―〇五年にクボタで明らかになったアスベスト問題以後も、新日鉄は「指示通り対処している」といいながら労働者のアスベスト労災申請に協力していなかったのを改善させる運動にとりくんだ。
―新日鉄が兵庫県から安い工業用水を買い、従業員の生活用水に流用していた問題は入江県会議員が指摘し、年二千万円の水道水契約をさせた。防塵対策でも住民の声を集め改善させてきた――などを紹介するとともに、会社は和解後も共産党や民主的人物の排除を地域でも求めているなどの問題も残っていると指摘し、たたかいの必要性も訴えました。
吉田竜一弁護士は、十五年にわたる長い裁判闘争で会社にモノを言う共産党員への差別を認めさせ、画期的和解を勝ち取った経過を報告。
また、半世紀にわたるたたかいの交流がされ、参加した裁判原告家族や支援者らが和やかに懇談しました。
日本共産党からは、小林明男県常任委員、入江次郎県議、森由紀子姫路市議がたたかいへ敬意と連帯のスピーチをしました。

(兵庫民報2019年12月8日付)

神戸演劇鑑賞会12月例会:加藤健一事務所公演『パパ、I Love You!』—It Runs in the Family—

ヒューバート(清水明彦)とデーヴィッド(加藤健一)〔撮影:石川純〕

俳優・加藤健一は劇団を持たずに、加藤健一事務所を立ちあげ、自分で戯曲を選び、仲間をあつめて公演をやってきた。事務所設立四十年。彼自身の活動歴五十年になる。主に〝喜劇〟を中心に、上質な戯曲を毎回公演し、幅広い観客に演劇を広めている。
『パパ、I Love You!』はイギリスの喜劇で、爆笑、爆笑で、劇場が揺れるように感じる楽しさがある舞台。そして、イギリスの戯曲は、喜劇であれ、ミュージカルであれ、必ず物語が、しっかりこめられているのが特徴です。
舞台は病院の医師談話室。この部屋を十六人の登場人物達が、入れ替わり立ち替わり出入りする。その会話そのものが言葉遊びになっていて、まずおかしい。笑いの中に権力者をチクリと刺し、人間の欲から出てくるおろかしさを笑い飛ばしながら、最後に親子愛に、胸がジーンとする。ドタバタ喜劇です。
ロンドンにあるセント・アンドルーズ病院内の医師談話室。クリスマスの三日前。デーヴィッドは出世が約束された講演に向けての準備の最中だが、同僚のヒューバートが邪魔をしてきて、全く集中ができない。その上に、かつて秘密の関係を持った元ナースのジェーンが、とんでもないことを知らせにきた。決して、妻ローズには知られたくない。講演のスーピチの暗記、クリスマスの余興の準備、ナースの出現。あれもこれも重なり、講演の時間は迫る。デーヴィッドは困りはてて、口から出任せの嘘で逃げようとする。果たして……。
二〇一九年最後の例会を笑って、良きお正月を迎えましょう!
(小谷博子=神戸演劇鑑賞会)

加藤健一事務所公演『パパ、I Love You!』—It Runs in the Family—

作=レイ・クーニー、訳=小田島雄志・小田島恒志、演出=加藤健一、出演=加藤健一・清水明彦・日下由美ほか/①12月13日(金)18時30分②12月14日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金千円と月会費2カ月前納)、月会費3千5百円(大学生2千円、中高生千円)/Tel. 078‐222‐8651、Fax 078‐222‐8653

(兵庫民報2019年12月8日付)

神戸映画サークル協議会12月例会:『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』:息するように歌い奏でる、粋なキューバ音楽家たち


世界中にキューバ音楽の素晴らしさと老音楽家たちの粋を伝え愛された音楽ドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(一九九九)。全世界を席巻し、日本でも二〇〇〇年一月に公開されて大ヒット、音楽・映画にとどまらない社会現象を巻き起こしました。
あれから十八年。グループによるステージでの活動に終止符を打つと決めた現メンバーによるアディオス(さよなら)世界ツアーを収めたのが今作『~★アディオス』。前作同様、思わずステップを踏みたくなるようなリズムで、息するように歌い、奏でる彼ら。前作のおさらいも含めつつ、未収録のリハーサル風景や世界を駆け巡ったツアーの様子、バンド結成以前のメンバーたちのキャリア、さらにメンバーの死にも迫ります。
とくに、二〇一五年アメリカとの国交正常化に至る激動のキューバ史、歴史が刻み込まれたキューバ音楽、その歴史や文化を体現したかのようなメンバーたちの音楽人生を紐解いていく貴重な映像資料の数々に目を見張らされます。
若いメンバーを加えてのアディオス・ツアーは、さよならを言うためだけでなく、新しい世代に受け継ぐための旅。まだまだ現役で音楽を続けるオリジナルメンバーの健在ぶりが頼もしい。とりわけ八十六歳の歌姫オマーラ・ポルトゥオンドが赤いドレスをまとい、軽やかなステップでリズムに乗り、歌う姿がまぶしい。
ブエナ魂にブラボー! リズムにのって年越しを!
(木村百合=神戸映画サークル協議会)

『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』

2017年、イギリス、110分/12月20日(金)①11時②14時③19時、21日(土)①11時②14時、18時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般当日:1,700円(前売:1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下:1,300円/☎078‐371‐8550、 http://kobe-eisa.com/


(兵庫民報2019年12月8日付)

大門みきし「総理も共犯だ」


連載エッセイ45

お年寄りを中心に被害者約七千人、被害総額二千億円といわれる悪徳マルチ商法のジャパンライフの会長が二〇一五年の「桜を見る会」に招待されていました。しかも招待者番号の区分から「総理ワク」によって招待された疑いが濃厚です。
十一月二十九日の参院地方消費者特別委員会で私は、ジャパンライフがなぜ長期にわたり悪徳商法を続けられたのか、安倍首相の招待状がどういう役割を果たしたのか、消費者庁の内部資料をもとに具体的に指摘しました。
実は消費者庁は二〇一四年五月の段階ではジャパンライフに厳格な立ち入り調査を行う方針でした。しかし七月になって、急きょ方針を転換、行政指導という軽い対応で済ませてしまったのです。内部資料にはその理由を「政治的背景を懸念したから」と書かれています。政治家や官僚の関与が、ジャパンライフの悪徳商法を延命させ、その後、何千人もの被害者を生み出したのです。
そのときに最大限活用されたのがわざわざジャパンライフ会長に出した「桜を見る会」招待状でした。野党の被害者へのヒヤリングでもほぼ全員が、安倍総理の写真と招待状を乗せた宣伝チラシやスライドを見て、ジャパンライフを信用してお金を預けたと証言しています。
首相の責任で出した招待状が悪徳商法の被害を拡大する役割を果たしたのは紛れもない事実です。まさに共犯者と言われても仕方ない。いくら言い逃れをしようとも、被害者への責任は免れることはできません。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2019年12月8日付)

みんぽう川柳〈十一月〉「ペン」選者 島村美津子

特 選

ソロバンパチパチ台帳に書いた付ペン
 芦屋市 梶原嘉代子

【評】ここに詠まれている光景は遠い昔だったような、いやほんのこの間までだったような気もするし。
青いインク壺に付け替えたペン先をひたし、多すぎてもぽたりとインクを落としてしまうし、少なすぎてもすぐにかすれて加減がむつかしかった。
具体的に描かれた揚句はこうして仕事をしていた時代のあったことを教えてくれる川柳の魅力のひとつなのかもしれない。

入 選

パソコンにペン字と辞書をうばわれる
 神戸市 下田和男

ペンだこがたまにはペンを持てと言う
 神戸市 長沼幸正

ペンだこもなくし八十路の楽な旅
 神戸市 片山正信

通信教育続かなかったペン習字
 明石市 豊田智恵子

家計簿はどのペン使っても赤字
 明石市 上野景子

赤ペンのため息積もる家計簿や
 神戸市 玉山歳子

日記帳あるのにペンはそっぽ向く
 明石市 小西正剛

日記帳が語り始めるペン持てば
 神戸市 田原菊代

孫の手紙慣れないペンでお元気ですか
 神戸市 伊藤マツ子

小さき虫 秋夜ペン先横切って
 尼崎市 中内眞佐子

声をあげ政治を変えるペンの重さよ
 尼崎市 富田明美

戦争は口もふさがれペンも折る
 明石市 川路政行

剣よりも強いはず なぜペンを折る
 神戸市 長尾粛正

分断させぬペンよ正義の盾となれ
 神戸市 松尾美恵子

みんぽう川柳募集

▽十二月の題は「映画」、締め切りは十二月二十七日▽一月の題は「はじめる」、締め切りは一月二十四日(三十一日ではありません)▽毎月第四金曜日必着(お早めに投函を)▽一人二句まで。葉書、メール、Fax(葉書大の枠を書き、その中に)に作品二句と氏名・年齢・住所・電話番号を明記し、編集部まで。

(兵庫民報2019年12月8日付)

ひなたぽっころりん〈650〉


(兵庫民報2019年12月8日付)

観感楽学

先日、ある企業が子会社を売却するという記事を読みました。赤字続きでどうすることもできず、その事業からは撤退することになったそうです。今後は「IoTなどの技術を活用した企業向けのビジネスに力を入れていく」と書かれていました。数年まえからこの「IoT」という言葉をよく聞くようになったと思い少し調べてみました▼「IoT」は「Internet of Things」の頭文字をとって略したもので「アイ・オー・ティー」と読みIT業界で二〇〇〇年頃から使われだしたそうです▼直訳すると「モノのインターネット」という感じだそうですが「身の回りのあらゆるモノをインターネットにつなげる仕組み」のことだそうです。インターネットと言うとパソコンやスマホだけがつなげて利用するようなイメージがありますが、それ以外のモノもつなげて情報のやり取りをしようということです▼例えば椅子といったインターネットとつなげても意味がないような家具をつなぐことによって得られた情報が、今までは考えられなかったビジネスへと発展する可能性があるそうです。そのため多くの企業が研究に力を入れています。ただ家庭内の様々なモノがつながったとするとプライバシーをどう保護するかが課題と言われています。(ふ)

(兵庫民報2019年12月8日付)

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