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2019年9月1日日曜日

日本共産党兵庫県文化後援会が研修会:自由に楽しみ・活動できる条件整備こそ――日本共産党の文化政策学び、取り組みを交流


文化活動の前進をめざして、日本共産党兵庫県文化後援会の研修会が八月二十五日、神戸で開催され、文化の各方面で活動する文化人らが多数参加しました。
研修会は始めに、日本共産党中央委員会学術文化委員会の土井洋彦責任者が講演し、後半は県下の各分野の文化運動の実情が報告されました。
会場には演劇や、うたごえはじめ各種文化行事の案内ポスターが掲示され、会報や出版物なども多数が展示され、活動の交流が図られました。
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土井氏の講演は、先の参院選挙の結果と教訓について詳しく報告し、市民と野党の共闘が前進するもとで、多数の文化芸能人との交流が深まり前進したことをリアルに報告しました。
文化政策面では、日本共産党の立場として、①国民が自由に文化を楽しめるようにする②芸術団体や芸術家・文化人は自由に活動できるように、条件を整備していく――その際、「arm's length(アームズ・レングス)の法則」(芸術と行政が一定の距離を保ち、援助を受けながら、しかも表現の自由と独立性を維持する)が大事であることを強調し、「表現の不自由展」をめぐる自治体や政治家の干渉、妨害は許せないと指摘しました。
また土井氏は文化を巡る環境の整備について、諸外国にくらべても国や自治体の取り組みが遅れていること、長時間労働と低賃金が文化の受容の障害になっていることなどを豊富な資料で解明し、文化の各分野での幅広い活動の発展が必要だと指摘しました。
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休憩後、党県委員会の小林明男常任委員が兵庫での参院選の結果について報告し、文化後援会の堤隆二事務局長が当面の文化後援会の活動について報告しました。秋の行事として、「しんぶん赤旗」に連載された小説『新・二都物語』の作者・芦辺拓氏を招いての講演を十一月十六日に開催、十二月には第十一回作品展が県立美術館分室・原田の森ギャラリーで開催します。これらの活動を通じて季刊ニュース『風を起す』の読者を増やし、後援会活動を広めていくことを提唱しました。
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討論では、はじめに庄本えつこ県議が発言、自らの文化活動への取り組みを紹介するとともに、「表現の不自由展」中止問題について絶対許されないことで、表現の自由を守るため、ともにたたかうことを表明しました。
兵庫県平和美術協会の西沢愼会長はこのほど逝去された安武ひろ子元参議員を忍び、絵画や短歌で多彩な才能を発揮され、文化後援会の発展にも尽力されたことを報告。その遺志継ぐことを誓って全員で黙禱をしました。
さらに、美術、うたごえ、演劇、文学などの諸団体の活動報告が続き、地域からは姫路と丹波の活動が報告され、それぞれの文化の分野で後援会活動の前進をいっそう強めることが確認されました。

(兵庫民報2019年9月1日付)

松元ヒロさん安倍政権を痛烈に風刺:笑い飛ばし元気に頑張ろう:9条の心ネットワーク・兵庫労連がソロライブ開催


時の政権を面白おかしく笑い飛ばし、憲法のすばらしさを軽妙な語り口で広めている芸人・松元ヒロさんのソロライブを、9条の心ネットワークと兵庫労連の共催で八月二十四日、神戸市勤労会館大ホールで開催しました。
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松元さんは陸上の選手だったと自己紹介しながら、話題は復興オリンピックや原発事故に。福島では汚染水がまだ出ているし、避難している人もまだ五万人いる中、どこが復興かと安倍政権を批判しました。
また、辺野古新基地建設についても言及し、海底のマヨネーズ状の地盤に七万本もの杭を打つ様子を自ら杭に扮し表現しながら、杭の長さが短いため強固な地盤まで届かず台風で流されると「杭が悔いを残す」とダジャレも連発。二~三兆円もの税金がつぎ込まれていることにみんな怒れと訴えました。
安倍首相が組閣の時、閣僚全員で取り組むことを「全員野球」と例えたことに触れ「ルールがわかっていない、みんなライト(右派)だ」とつっこみを入れ、会場は拍手喝采。
憲法に関しては、今の日本国憲法は英知を集めたもので、先の戦争を反省して決めたものと自身の憲法観を語り、憲法について語ってきたことを絵本にしたことを紹介し、「絵本を買って!」とストレートに訴えました。
最後は、一九八九年にルーマニアの独裁政治が倒れた時、独裁者が開いた集会で一人の男性が悩みながら声をあげたことがきっかけで革命が起きたことを例にあげ、声を上げようと訴えて締めくくり。
安倍政権を笑い飛ばし、明日から頑張ろうと元気が出るライブとなりました。
―土井直樹(兵庫労連事務局長)

(兵庫民報2019年9月1日付)

神戸市が敬老パス・福祉パス制度「見直し」:改悪やめ、充実・拡充をと署名運動などとりくみ始まる


神戸市が、敬老パス・福祉パスの見直しを進めようとしています。
敬老パスは七十歳以上が小人料金で、福祉パスは障害者と介護者、母子世帯、戦傷病者、被爆者、中国残留邦人などが無料で市営地下鉄・バス、民間バスなどに乗車できる制度。福祉パスは一九六八年、敬老パスは七三年に「社会参加の促進と移動支援」を目的に生まれた制度です。これまでも当初無料だった敬老パスの半額負担導入(〇七年)、生活保護世帯を対象外に(一二年)などの改悪が行われてきましたが、日々の買い物、通院、通学、通勤・通所、余暇活動など、人と人とが交流することで社会からの孤立化を防ぎ、街の活性化や健康維持などに大きな役割を果たしています。
今回、神戸市は「長期的に維持し得るための制度のあり方を検討する」として七月十二日と八月十六日に「有識者会議」を開催しました。従来は市民の代表も委員になっていましたが、今回は大学教授など「有識者」のみ。「高齢者も障害者も高所得者がいる」「元気老人には必要なし」などの意見が出ています(別項・松本さんの傍聴記参照)。
これに対し、「私たちのねがい!集会」が八月二十六日に開かれ、敬老パス・福祉パス制度をよくする会が発足し、久元喜造市長にたいし「制度を維持し拡充を求める」要望署名運動などの取り組みが始まりました。

神戸市の敬老パス・福祉パス見直し「有識者」会議を傍聴して

松本勝雄(神戸の交通問題連絡会)

八月十六日、神戸市は敬老・福祉パス見直しに関する有識者会議(二回目)を行い私も傍聴しました。
この「有識者」会議は、敬老・福祉パスがICカード化され、民間バスから「市の負担金と実際の利用実績に大きな乖離、差額が発生、バス会社がこれ以上の負担に耐えられない、改善がない場合はこの制度への参画を見合せる」と要望され、検討を行うに関し、有識者の意見を求めるとしたものです。
この問題の論点は二回目の会議で八つほど挙げられていますが。
①限られた予算でどうするか~二〇一八年度のこの制度による交通事業者の収入は約五十四億円。内訳は利用者の負担約十九億円、神戸市の負担金三十五億円(この額は近年ずっと変化なし)です。
論議でもたびたび言われているが、「制度発足四十六年前にくらべ、高齢者も障がい者など福祉パス対象者も増えており、予算が限られているなかで制度を存続するには『制度を縮小』するか『負担をふやすか』で、負担を増やすのは『利用者負担を増やすか、市民全体の負担を増やすか』」との論議が行われている。
高齢者などの対象者が増えれば制度全体が危機になるのは当然ですが、このような場合市民の暮らしを守るために他の自治体が選択しているのは、開発型予算など他の事業費予算を回しているが、その選択は議論されていません。
②この制度が目的とした高齢者と、障がい者などの「社会参加の促進」と「移動支援」で果たしてきた役割は多くの方が認めておられました。
③一方、現時点に立って福祉制度としてのこの制度を「公共交通全般で見直す」「制度発足当時から高齢者の元気さや活動活発化、預金や持ち家などの生活の変化をふまえて、必要かどうか含めて検討」などの意見もありました。
特に気になったのは、「高齢者は貯金を二~三千万円持ち、持ち家率八〇%と『豊か』。一方非正規で働き貯蓄ゼロ、借家住まいの若い層は『貧困』。予算は豊かな高齢者から貧しい若い層のためにまわすのが『人口減少・地方消滅』の時代のやり方」と主張される方もおられました。先ごろの「年金問題」をどう受け止めておられるのかと考えるご意見。
④敬老パス制度と福祉パス制度を分けて考え、福祉パス制度は現状のままでよいとするのが大方の論議、ただ、高収入の方の問題や、母子世帯の利用目的レジャーや買い物への使用で意見が出て、通勤・通学などに誘導することや、父子世帯への支援も検討すべきなどの論議がありました。
⑤北区、西区は近郊路線が多く、例えば三宮~三田間や緑が丘間が百十円というのは「違和感がある」と、近郊路線の適用をやめようという意見が大半でした。しかしこれは、北区や西区の市中心部から離れたところの方は、「高い交通料金を負担して当然」というのは、市民に「交通権・移動する権利」を認める点からは慎重さが必要。かつてJR和歌山のローカル線の差別運賃の裁判が、「交通権」の論議の出発であったことや、神戸市と面積があまり変わらない京都府・京丹後市の平成合併後の市民の負担公平をめざした公共交通運賃「市内上限二百円」の制度を見習うことも必要では。
長らく市民のくらしを支えた敬老・福祉パスが危機に直面! しっかりとした取り組みが求められています。

(兵庫民報2019年9月1日付)

借り上げ住宅「被災者追い出し」裁判:次々大詰め―傍聴支援呼びかけ

8月26日のキャナルタウンウエストの4人の控訴審報告集会

神戸市と西宮市が借り上げ復興市営住宅の明け渡しを求め、入居している被災者を訴えた裁判が次々と大詰めを迎え、借上住宅弁護団や、ひょうご借り上げ住宅協議会はじめ支援者が、傍聴など支援を広く呼びかけています。
この問題でもっとも早く声をあげた神戸市兵庫区キャナルタウンウエストのTさんの控訴審(大阪高裁第十四民事部)の第一回期日が九月五日(木)十時開廷で行われます。Tさんの控訴審は双方の日程が合わず開催が遅れていましたが、この間、書面の提出・進行協議など法廷外の協議は進んでいます。五日はTさん本人が陳述し直接裁判官に訴えます。弁護団や支援者は多くの傍聴で励ましたいとしています。
翌六日(金)には東灘区のシティーコート住吉本町のTkさんの神戸地裁での期日が十三時三十分開廷(一〇一法廷)で開かれます。
西宮市の裁判(高裁第十民事部)の期日は未定です。
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控訴審で借上住宅弁護団は、関西大学法学部の水野吉章准教授の意見書をもとに、公営住宅法は、入居者が継続して住み続けるよう制度づくりをしており、借り上げ住宅も同様であることを主張していますが、神戸市は、条文に書いてあるから、という以上の反論をせず、議論を深めることを避けています。

(兵庫民報2019年9月1日付)

民青県委員会が共産党創立記念講演視聴会:政治変える本気度伝えたい


民青同盟兵庫県委員会は八月二十四日、日本共産党創立九十七周年記念講演の視聴会を開催しました(写真)。
参加した同盟員からは「史上二番目の低投票率は問題だと思っていた。こうした状況を打開する上で政治を変える本気度が伝わる発展が求められている、ここが一番大事だと思った」「そもそも投票に行っていない人たちに支持をどう広げるかが大事だと思った。そういう人たちに支持を広げるためには政権構想を打ち出して、その政権が本当に政治を変えられるという見通しを示していくことが大事だと思った」「共産党アレルギーが元々あるような人たちとも一緒にたたかって乗り越えていることがすごい」など感想を交流しました。
終了後、大学四回生の同盟員が日本共産党に入党しました。
―上園隆(民青県委員会)

(兵庫民報2019年9月1日付)

神戸製鋼さん石炭火力発電所つくらないで――裁判日記(民事訴訟第4回):将来の子どもたちにより良い環境を(原告 近藤秀子)

八月二十日、民事裁判が行われた神戸地裁一〇一号法廷は、百名を超える傍聴人で満席でした。とりわけコープ自然派兵庫が親子企画として参加者を募集、五十名の方が申し込み、子どもたちが傍聴席で熱心に聞いていたことは特筆すべき点です。
裁判ではPM2・5と温暖化の問題を取り上げました。金﨑正行弁護士がPM2・5による健康被害について疫学調査に基き、呼吸器系や循環器系への影響について報告。PM2・5に係る環境基準については、被告神戸製鋼らは環境影響評価手続きにおいてPM2・5の調査・予測・評価をしていないか、公表していないことが問題であり、この点を公表すべきだと主張しました。淺岡美恵弁護士は地球温暖化と二酸化炭素について気温上昇との関係をわかりやすく述べました。
新設発電所からの二酸化炭素排出量は「六百九十二万トン」。世界の二酸化炭素排出量の五千分の一にも相当します。今後三十年以上にわたり排出して温暖化・気候変動を加速させ、その損失は甚大かつ継続的で住民にとっても客観的・現実的切迫性があり、住民らの受忍限度を超えています。石炭火力発電所の建設・稼働は差し止めるしかありません。


裁判終了後、石炭火力発電からの脱却を促す裁判を求める署名、四千五百三十二筆を裁判所に提出しました。裁判長がこの署名の重みをしっかりと受け止め、正しい判決が出ることを祈らずにはいられません。
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今日の裁判で子どもたちがどう感じたのか、少なくとも自分たちの健康に影響を及ぼすような石炭火力がこれから造られようとしていることを知ってもらえたのだろうか、私たち原告団は将来世代の子どもたちにより良い環境をつなぐためにたたかっていきます。

(兵庫民報2019年9月1日付)

芦屋平和委員会「第7回あつまれ!ひろがれ!平和のわ」:ストーリーテーリングで思い伝え講演で歴史を学ぶ

芦屋平和委員会(濱本美津子会長)主催、新日本婦人の会芦屋支部共催の「第七回あつまれ!広がれ!平和のわ」が八月二十五日に芦屋市民センターで開催されました。
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第一部では、広島で被爆した女性が、ある青年から「神は乗り越えられない試練は与えない」と言われた言葉を力にして苦難の中を生き抜き、時を経て青年と再会する物語「マーマレードスカイ」を、子育て中の新婦人会員がストーリーテーリングで演じ(写真上)、最後に子どもたちといっしょに「折り鶴」を合唱しました。
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第二部では「天皇、元号そして憲法」と題して、芦屋市在住で万葉集の研究家でもある兵庫県歴史教育者協議会会長の山内正英氏が講演しました。
万葉集に歌われる「大王」「大君」にも触れ天皇が歴史の中でどのように位置づけられてきたのか振り返り、元号のもつ意味と関係性について解説。「令和」が、これまでの漢書でなく国書である「万葉集」を典拠としたと説明されていることについて、「そもそも万葉集は中国などアジアとの文化交流から生まれたたもの」「改元によるリセット感を利用して森友問題など都合の悪いことは水に流そうというのが政権のねらい」と指摘し、「令和」の考案者とされる中西進氏が「日本国憲法第九条を変えてはならない」と力説していることも紹介して安倍政権による改憲の動きを批判しました。
最後に、万葉集にある天皇の軍卒として防人の任に着く勇ましい歌が利用された歴史があるが、その一方で同じ作者が、離れて暮らす妻を夜も昼も思う歌も残していることを紹介し、「改元についても利用されないように私たちがしっかりしないといけない」と結びました。
―平野貞雄(芦屋平和委員会事務局長・市議)

(兵庫民報2019年9月1日付)

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟淡路支部を再建:戦前の歴史を再び繰り返さない


治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟淡路支部再建総会が八月二十五日、洲本市総合福祉会館で行われ、三十人が参加しました。
最初に淡路支部準備会を代表して片岡ただし洲本市議より、参議院選挙で国民の民意が示されたにも関わらず、憲法改正を狙っている安倍政権を批判し、歴史を再び繰り返さないためにも、戦前のたたかいの歴史を学び、後世に引き継ぐことが重要であるとして、淡路支部再建の意義を強調しました。
岡正信国賠同盟県本部会長は、昨年、南あわじ市議会で「国家賠償法の制定を求める請願」が採択される(採択は全国で三議会)など大きな役割を発揮し、自由民権運動と農民運動のたたかいで先駆的な役割を果たした淡路島で、淡路支部が事実上の結成総会となったことを歓迎しました。さらに、歴史的転換点となる今日、再び戦争の惨禍がおこらないようにするために国賠同盟の役割が大きくなり、淡路島での会員が増えていることを紹介し、新たな前進へのともに頑張ろうと呼びかけました。
その後、岡田教夫日本共産党淡路地区委員長や淡路労連代表から来賓の挨拶を受け、今年五月の講演会以来となる映画監督で南あわじ市出身、国賠同盟滋賀県会長の島田耕さんからは「(総会の成功を)本当にうれしい」「お互いに頑張りましょう」とお祝いの言葉を頂きました。
淡路支部再建総会に向けての報告が鎌塚俊子さんから、目的・規約と当面の活動方針が小澤正三さんから提案・承認され、交流が行われました。第二部では国賠同盟記念映画「種まく人びと」が上映されました。

(兵庫民報2019年9月1日付)

丹波市革新懇が総会:10月の全国交流会に50人以上、映画「カメジロー」にも感動


丹波市革新懇総会・映画会が八月二十四日、丹波市柏原自治会館で開催されました。地域で行事が重なり、参加者は例年よりやや少なく四十名でしたが、映画会には隣の丹波篠山市・多可町からも参加がありました。
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総会では、世話人からこの一年の経過報告・会計報告、活動方針・役員の提案がありました。特に活動方針については「革新懇の存在意義」「市民と野党の共闘」が世話人会で論議されたものです。革新懇は「三つの共同目標」で平和・民主・革新の日本を目指して活動することが強調されました。
また、十月十九・二十日に革新懇全国交流集会が神戸で開催されるので丹波から五十名以上参加しようとの提案でした。二人の方から意見があり、全員で活動方針・役員を承認しました。
第二部は映画会で、TBS長編ドキュメンタリー第二弾「米軍が最も恐れた男 その名はカメジロー」(百七分)が上映されました。第一弾の評判がよく、現在第三弾まで作られている話題のドキュメンタリーです。瀬長亀次郎さんの生涯を写真をまじえてたどるドキュメンタリーでした。沖縄人民党を結成し、米軍と不屈に戦い、今日の「オール沖縄」の取り組みの基礎を築いた人です。「不屈」の精神の持ち主で、沖縄県民に愛された人です。「すごいなあ」とみんな感動していました。
最後に沖縄「不屈館」のTシャツに着替えた代表世話人の小松忠重さんが閉会挨拶をして閉会しました。
―西脇秀隆(丹波市議)

(兵庫民報2019年9月1日付)

山下よしき「次は本気の政権構想を」

連載エッセイ18

「いま、志位委員長のたいへん説得力あるビデオを見せていただき、思わず入党届を書いてもいいのかなと思った」
八月十一日、日本共産党滋賀県委員会が主催した党創立九十七周年記念集会で、そう語って会場を沸かせたのは小坂淑子・社民党滋賀県連合代表です。
集会には、参院滋賀選挙区で自民現職を打ち破った嘉田由紀子さんをはじめ、立憲民主党、国民民主党、社民党の代表が参加してくれました。それだけでも驚きなのですが、野党三党の代表は、「共闘の四年間と野党連合政権への道」と題した志位委員長の講演を揃って視聴してくれたのです。
三氏は共通して「説得力があった」と感想を述べ、小坂さんは「野党連合政権の実現は近いと感じた。私たち一人一人が政権をつくる気持ちでがんばろう」と訴えてくれました。
八月十九日、総がかり行動実行員会の議員会館前行動。私は、参院選で力を合わせた市民と野党各党が、野党連合政権にむけた協議を開始しようと呼びかけました。
投票率が四八・八%と過去二番目に低かった参院選ですが、県ごとにみると、第一位山形(六〇・七%)、二位岩手、三位秋田、四位新潟、五位長野(五四・三%)と、トップ五はすべて野党統一候補が勝利した県でした。そのことを紹介すると千六百人の参加者から歓声が上がりました。
次の総選挙では、野党としての政権構想を示し、政治を変える本気度を伝えて、投票率大幅アップ、新しい政治への扉を開きたい。
(日本共産党参院議員・党副委員長)

(兵庫民報2019年9月1日付)

神戸映画サークル協議会9月例会『30年後の同窓会』:取り返せない過去、そのせつなさ、でも、笑いもある――


『さらば冬のかもめ』(一九七三年)をご存知ですか。アメリカンニューシネマの佳作です。この作品の原作者がダリル・ポニックサン。九月例会『30年後の同窓会』では、監督との共同脚本もしています。本作には『さらば冬のかもめ』を思い起こさせるものがありますので、ファンの方にとっては見逃せない作品です。
監督はリチャード・リンクレイター。『6才のボクが、大人になるまで。』で、同じ俳優を使って家族の移り変わりを十二年間にわたって描くという、普通では考えられない作品で国際映画祭にて監督賞など、数々の賞を受賞しています。
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ベトナム戦争に従軍して同じ釜の飯を食った三人の仲間が、三十年の歳月を経て再会を果たし、イラク戦争で死亡した親友の息子の遺体を連れ帰る旅にでます。といっても戦場での「ある事件」のわだかまりや音信不通であった三人の旅では、当然のことながらはじめはギクシャクしたものがあります。でも、道中で語り合う中でお互いに次第に打ち解けていきます。
三十年間の空白を埋める旅なので、三人での会話によるやりとりが、自然でリアルな流れになることを追求するために脚本も何度も書き直しながら作品作りをしたと、監督は語っています。
―岡風呂賢(神戸映画サークル協議会)

映画『30年後の同窓会』

2017年アメリカ/125分/9月20日(金)①11時②14時③19時、21日(土)①11時②14時③18時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般当日1,700円(前売1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下1,300円/Tel. 078‐371‐8550、URL http://kobe-eisa.com/
映画公式サイト: http://30years-dousoukai.jp/

(兵庫民報2019年9月1日付)

亀井洋示「破顔一勝」―埼玉知事選


(兵庫民報2019年9月1日付)

観感楽学

戦争が終結して七十四年、今年も暑い夏が過ぎようとしている。そんな折、戦争終結後の天皇と宮内庁トップとの会話を記録した「拝謁記」が報道された。NHKはこの会話記録をドキュメンタリー風にアレンジして放映。新聞各紙もこの内容に沿って報道した。この「拝謁記」は、まだ全文が公開されているわけではないが、天皇の「戦争責任」とともに「戦後責任」をめぐる問題が改めてクローズアップされている▼NHKの番組では、天皇が戦後七年の独立記念日の声明に「反省」という言葉を入れたいと熱望したが、吉田茂首相の反対で実現しなかった―とのフレーズが強調され、昭和天皇が戦争責任を感じているかのように扱われていた▼しかし沖縄では、「沖縄タイムズ」と「琉球新報」がこの「拝謁記」の中の別の発言に焦点を当て一面トップで報じた。それは、「基地の問題でもそれぞれの立場により論ずれば、一応、尤もと思う理由もあるが、全体のためにこれがいいとわかれば一部の犠牲はやむを得ぬと考える」「誰かがどこかで不利を忍び、犠牲を払わねばならぬ」という発言だ。天皇の政治発言が許されない新憲法下で、米軍による基地固定化を天皇の名で容認したこの発言は沖縄県民ならずとも許しがたい▼天皇はいったい何を「反省」しようとしたのか、戦争責任と共に「戦後責任」についても問わねばならないと思う。(D)

(兵庫民報2019年9月1日付)

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