記事を検索

2019年8月11日日曜日

岩見武三氏再選―市川町長選挙:公正・公平で清潔な町政つらぬく


八月四日投開票の市川町長選挙で岩見武三町長が、二期目の再選を果たしました。岩見氏は全国でただ一人の共産党員町長です。
岩見町長は、町民の理解と協力のもとで、「住民の絆を大切に、元気で輝き誇れる〝いちかわ〟」の実現をめざし、「市川町総合計画」にもとづき四年前の公約実現をはかってきました。
東西二つの町立認定こども園と私立の屋形認定こども園が四月に開園し、幼児教育と保育の一体的な充実をはかったこと、小中学校の全普通教室にエアコン設置を完了し、大きくなった教科書サイズにあわせてすべての机・椅子を一新しました。小中学校入学生の体操服購入費、給食費の補助など教育費の負担軽減を開始するなど、一連の教育と子育て支援を前進させました。
また止まったままになっていた南部の生活排水処理事業の計画を思い切って見直し、十年で処理率九九%をめざして事業が開始されました。
四年前の公約をほぼすべて実現し、町民からは、「市川町は動き始めた」という暖かい励ましの声がありました。
岩見町長と「絆の会」は、「動き始めた市川町 さらに前へ」を合い言葉に、「岩見町長に、手がけた事業を実施させてください」と訴え、支持を広げました。
岩見町長は、「『市川町総合計画』は来年度から後期計画へ移行する大事な時期を迎えます。教育と子育て支援の充実、医療と介護、福祉の充実などとともに、大きな事業が続いていく時期を迎えるだけに、利権やしがらみに左右されることのない公正・公平で清潔な町政運営をつらぬいていきます」と決意を語っています。
*
開票結果(敬称略)
当 岩見武三(78)現
三千八百二十四票
(得票率五三・五〇%)
津田義和(66)新
三千三百二十四票
投票率六九・六七%、うち期日前四〇・六六%

(兵庫民報2019年8月11日付)

最低賃金いますぐ1000以上に:異議申し出20日まで:兵庫地方最低賃金審議会が899円を答申 

兵庫地方最低賃金審議会は八月五日、兵庫県内の最低賃金を十月一日から時給八百九十九円に改定する意見(答申)を兵庫労働局に提出しました。同労働局は改定額についての異議申し出を八月二十日まで受け付けています。最低賃金についての兵庫労連のこの間の取り組みを兵庫労連事務局次長の中村伸治さんに聞きました。


全労連・兵庫労連の最低賃金運動の要求は、主に下記三点です。
一、今すぐ最低賃金を千円以上に引き上げること、同時に中小企業支援の拡充を要請します。
二、審議会と専門部会の全面公開を求めます。
三、最低賃金審議会及び専門部会の労働者側委員、合計八名の委員の中に、非連合系推薦の委員を選任すること。
兵庫県内の議会に意見書採択を求める請願にも取り組んでいます。
三月から今年の地域最賃大幅引き上げを求める署名を開始し、労働組合員だけではなく労働者・婦人団体・中小企業の経営者にも広げ、七月二十九日には六千五十三筆を労働局に提出しています。
*
全国一律最賃制度を求める署名は通年で取り組んでいます。今年は自民党の中にも地域格差を無くす意見が出始め、全労連に説明を求めたということがおこりました。
今年は二年に一度の審議会の委員の改選があり、医療関係労働組合からと私学の教職員の労働組合から候補を推薦しましたが、落選。専門部会へも製造業関係の労働組合から候補を出しましたが、これも落選でした。
兵庫地方最低賃金審議会は、規則では原則公開とされていますが肝心な実質審議のところは非公開とされ審議の中身がわからないまま、最低賃金が決められています。


このような状況のなか、三月・六月・七月には労働局賃金室への要請行動。七月三日と二十九日には労働局前で座り込み。七月二十三日にはデモを行いました。
*
中央最賃審議会で目安が出された直後の八月一日の審議会では大幅引き上げを求めて意見陳述を行いました。
今年の地域最低賃金改定の目安はA二十八円、B二十七円、C二十六円、D二十六円―となっています。このままでは、地域格差はさらに拡がります。地方最低賃金審議会で最賃の引き上げ額が審議されます。東京・神奈川はAランクで二十八円の引き上げとなっており、今年の改定で千円を超えます。全国平均は九百一円と発表されています。
*
兵庫県はBランクとされていますが、目安額に一円プラスした二十八円の引き上げで八百九十九円との答申が出ました。
全労連の調査で、必要生計費に地域差はなく全国どこでも千五百円必要と出ています。私たちは「今すぐ千円、その後千五百円を目指す」を求めます。全国の審議会が平均以下は恥ずかしいと認識し、平均以上の改定をめざすべきではないでしょうか? 全国一律に近づき地域格差の解消につながります。
*
私たちは引き続き、「八時間働けば生活できる賃金」をめざし運動を強めます。これから八月二十日までの異議申し出期間に入ります。兵庫労連としても異議申し出を行っていきます。次回の審議会は八月二十一日午前に行われますが、一部公開となる予定です。

(兵庫民報2019年8月11日付)

敬老・福祉パス制度改悪に反対!:利用者の声を聴け!――6団体が神戸市に申し入れ


七月三十日、神戸市に対して、「敬老優待乗車制度(敬老パス)・福祉乗車制度(福祉パス)に関わる緊急要望書」を、兵庫県生活と健康を守る連合会神戸市協議会、全日本年金者組合兵庫県本部神戸市協議会など六団体が連名で提出しました。
今回の緊急の申し入れは、六月十二日に、兵庫県バス協会が敬老・福祉パスの負担金にたいして緊急の要望書を提出したことを受け、神戸市が六月二十二日に有識者会議の設置を議会に諮り、七月十二日に一回目の有識者会議を実施したことについて、このままでは市民・利用者の声が反映されない中で敬老・福祉パスの制度が改悪されてしまうおそれがあり緊急の要請書提出と合わせて懇談の場を設定するよう求めたものです。
神戸市からは、二名の担当者が対応し、有識者会議の設置は「敬老・福祉パス」制度を残すために専門家の立場から意見を聞く場を設けただけで、有識者会議で制度の内容を決定するものではないと説明がありましたが、今年度中にも結論を出すことは認めました。
参加した各団体からは、利用者の声を反映させる場は必要であり、懇談の場を次回有識者会議までに設定するように強く申し入れを行いました。
*
十年前の制度改定では、「二十年安心の、制度を作る」としていたにもかかわらず、今回の制度改悪につながる「有識者会議」を設置したことは理解できません。また、民間バス五社に対しては七三%(敬老パス八七・三% 福祉パス四六・五%)の補償率があり、兵庫県バス協会が求めている一〇〇%補償には、六・五億円の差額しかなく、神戸市の予算規模からすれば現状の制度維持は可能なはずです。
他方、コミュニティー交通や神戸電鉄などの一部の鉄路については、地元住民から利用拡大の要望があり、制度の拡充が求められています。
神戸市は「市民の移動の自由」を確保するためにも公共交通政策を総合的に充実させることが必要であり、「敬老・福祉パス」の制度改悪は許されません。
*
要望書を提出した、六団体は八月二十六日(月)十四時から神戸市婦人会館五階「さくら」で緊急の市民集会を設定し、広く利用者の声を集めて神戸市に届けることを決めました。二回目の有識者会議は八月十六日に開催予定です。
―岡崎史典(神戸市民要求を実現する会)

(兵庫民報2019年8月11日付)

都市空間向上計画:鶴甲を愛する会が「出前トーク」:住民の道理ある生活に根ざした発言に心が揺さぶられた

日本共産党神戸市議 味口としゆき


神戸市灘区鶴甲会館での「出前トーク」に参加しました。
*
会場をあふれる六十五人の住民からは、神戸市が強行しようとする「都市空間向上計画」にたいする、本当に道理のある質問や意見が寄せられました。
「なぜ鉄道駅からの距離だけで、地域を決めるのか。大阪や名古屋は鉄道は網の目だが、神戸は鉄道は東西に、多くの地域はバス路線が発達している。この計画は神戸で育った人間が作ったのか。神戸の特性を踏まえない計画はやめるべきだ」
「人口減少を鶴甲では工夫次第で防げる。しかし『居住誘導区域外』というのは、ここに住んでほしくないという市のメッセージだ。人口減少社会への対応は必要だと思うが、どこに人口を張り付ける計画なのか、こんな便利な地域を指定すべきではない」
「『居住誘導区域外』に指定されても何も変わらないなんて、なぜ言えるのか。あなたは(市の担当者は)、同じ条件なら、『居住誘導区域』と『居住誘導区域外』とどちらの土地を買いますか。神戸市がやっているのは財産権の侵害です。多くの人間は三十五年、四十年ローンでここに家を構えたんです。それを一瞬で切り下げたんですよ。計画はやめるべきです」
市の担当者は、「同じ条件なら、『居住誘導区域』で買います」と素直に認めたが、住民の道理ある、そして生活に根差した発言には、心が揺さぶられました。
*
この「出前トーク」を成功させるために、鶴甲地域では「鶴甲を愛する会」が結成されました。この「会」のネーミングに示されているように、地域を愛し、地域に根差した思いを総結集し、この「計画」を撤回に追い込まなければなりません。

(兵庫民報2019年8月11日付)

市民に説明なしの神戸空港規制緩和に抗議


神戸空港は開港以来、発着枠上限は一日六十便、運用時間は午前七時から午後十時までとされてきましたが、五月の関西三空港懇談会(自治体・財界で構成)で、発着枠上限を八十便に増やし、運用時間も夜一時間延長する、「大阪万博」開催までに国際化を検討するとの「合意」がなされ、八月一日からスカイマーク社が増便しています。
こうした神戸空港の規制緩和に抗議する市民集会が八月一日昼休み、神戸市役所前で行われました。主催したのは神戸・市民要求を実現する会と市民目線で神戸市政を考える懇談会。
集会は、①関西国際空港と神戸空港は空域が重なり現在でも過密であり、増便により「空の安全性」が危惧され、運用時間延長で騒音公害が深刻になる、②規制緩和について市民には何の説明もなかった―と問題点を指摘し、強く抗議するとともに、市空港調整課との懇談を強く求める決議を採択し、市に提出しました。
朝には職員向けの宣伝も行いました。

(兵庫民報2019年8月11日付)

「日本共産党がんばれ」の声に応えて

日本共産党国会議員団兵庫事務所長 金田峰生


参議院議員選挙でお寄せ頂いたご厚情にあらためて心から感謝申し上げます。
なんとかご期待に応えたかったのですが、申し訳ない結果となったこと、お詫びします。
わが党の政策には大きな共感が寄せられました。特に年金問題は、正面から訴えたのはわが党だけでした。憲法問題も党首討論で志位委員長が、憲法審査会で議論することそのものが改憲につながることをズバリ指摘し、「憲法改定を議論するかしないか」ではなく「戦争する国にするのかしないかだ」と争点を正したのは重要です。
時給千五百円がスタンダードになってきました。学費問題は年代を超えた共感が寄せられました。学生から「共産党いいですね」「僕らの方を見てくれている政党だと感じた」と言われたことは、大変うれしく思っています。
今回も、これまで日本共産党を支持されなかった方々、あるいは政治に関心を向けておられなかった方々から支持が寄せられました。
挨拶に伺うと「安倍政治を正せるのはお宅しかいないことに変わりはない。これからもがんばって欲しい」「今回、良く踏みとどまった。ありがとう」といった声が寄せられます。「国民はバカだ。もう知らん」と言う方に、改憲勢力三分の二議席を阻止したこと、一人区で野党統一候補が二議席から十議席へ躍進したこと、わが党も比例で二〇一七年総選挙から押し返す一歩を築けたことなどを話すと、「展望が見えた。共産党はさすがだ。今回共産党に投票したことは私の誇りだ」と元気になられました。
改憲勢力三分の二議席を阻止したのは大きな成果です。同時に私達は自衛隊員の命を守らなければなりません。そのために安保法制(戦争法)と集団的自衛権行使容認閣議決定を廃止しなければなりません。
安倍政権の改憲策動も続くでしょうから、いささかもたたかいの手を緩めることはなりません。
政治の流れが本質のところでじわりと変わり始めました。これからがいよいよ大切です。

(兵庫民報2019年8月11日付)

九条の会. ひがしなだ「戦争体験を語る会」で柴田悦子さん「戦争は市民生活の隅々まで多くの犠牲を強いる」


九条の会. ひがしなだは八月四日、東灘区民センターで戦争体験を語る会を開催しました。
シリーズ第十四回目となった今回の語り部は、大阪市大名誉教授の柴田悦子さん。柴田さんは「戦争中、『たてもの疎開』で家を壊す」のテーマで、食糧難と痛苦の学徒動員の体験を語り、「二度とあの時代はお断り」「あの愚かな戦争は、二度と繰り返してはならない」と、繰り返し強調しました。
一九二八(昭和三)年、武庫郡住吉村(今の神戸市東灘区住吉宮町)で生まれ、育った柴田さんは、兵庫県立第二高女(今の夢野台高校)四年生から、和田岬にあった鐘紡の紡織工場へ学徒動員。代表三人で工場長に「食事についてお願いに行ったことで、特高警察が家庭まで調べに来た」「無理な工場労働や栄養不良で、多くの友人が病気になり、命を縮めた」と振り返り、鐘紡の焼失後は兵庫県庁で建物疎開の書類づくりに明け暮れたが、延焼を防ぐために家屋を壊す空き地づくりも「絨毯爆撃の前には、全くナンセンスだった」ことなどをあげ、「戦争は市民生活の隅々まで多くの犠牲を強いる」と強調しました。
終戦で嬉しかったのは、「遠慮なく電気をつけられて夜が明るくなった」「枕元に靴を置かずに寝られるようになった」ことや「新憲法の男女平等で、大学に行けた感動」なども、大きな変化として強調しました。
また、質問に答えて、安倍政権のキナ臭い動きについても、戦前の治安維持法を例に、「おかしな動きには敏感に対処し、市民の力で芽のうちに摘まないと」と、警鐘を鳴らしました。

(兵庫民報2019年8月11日付)

関電さん原発やめて金曜行動姫路で350回

関西電力姫路支社前と姫路駅前で行われている「関電さん原発やめて金曜行動」が七月二十六日に三百五十回目となりました。神戸や明石、大阪、滋賀など各地で原発をなくす取り組みをしている人々も駆けつけ励ましました。


関電前では、一人ひとりがスピーチし、「原発ではなく、新しい電力を広げ、技術力を生かしてほしい」など、職員に訴えました。


姫路駅前では、スピーチに加え、詩の朗読、歌、バイオリン演奏、漫才、舞踊パフォーマンスなど多彩な表現で市民に脱原発を呼びかけました。

(兵庫民報2019年8月11日付)

障害者のくらしの場を考える


第二十七回障害者の明日を語り合うつどいが七月二十八日、神戸市障害者福祉センターで開かれました。
採択されて六年目となる「障害者権利条約」では「すべての障害者が他の者と平等の選択の機会をもって地域社会で生活する平等の権利をもつ」と定めています。しかし、高齢障害者の介護の厳しい実態や、親が生きているうちに障害者が自立できる暮らしの場への要求があります。今回のつどいでは中内福成障全協会長が障害者施策の動向などについて講演し、シンポジウムでグループホーム・ショートステイの運営・新設の取り組みや障害当事者の生活実態などが報告・交流されました。

(兵庫民報2019年8月11日付)

大門みきし「夏の読書はこれ」

連載エッセイ42


「お盆休みにゆっくり読書でも」とお考えの方も多いのではないでしょうか。でも、どんな本を読んだらいいか迷いますね。
十九世紀のドイツの哲学者ショーペンハウエルは「良書を読むための条件は悪書を読まぬことである」という名言を残しましたが、よく考えてみると、当たり前のことを言っているだけです。そこでズバリ、この夏おすすめの「良書」を三冊紹介します。
一冊目は、清水ただし衆院議員と作家の適菜収氏の共著『日本共産党政権奪取の条件』(KKベストセラーズ)です。共産主義から時事問題に至るまで、適菜氏の突っ込みが鋭く、果敢に答える清水さんとの討論がスリリング。わが党の綱領が面白く学べます。清水さんの勉強量に脱帽。
二冊目は、しつこいようですが、拙著『カジノミクス』(新日本出版社)。ロイター通信でも世界に紹介され、いまや入手困難といわれていますが、どういうわけか近畿には在庫がたくさんあるようです。
そして三冊目は、辰巳孝太郎さんの『直及勝負』(清風堂書店)。若き政治家の激戦の記録です。とても清々しい。大阪ではすでに読まれた方も多いかもしれませんが、まだの方や全国の方にぜひ読んで頂きたい。
私もあらためて読みながら、孝太郎さんがどれだけ現場の声を大事にしてきたか、どれだけ国民にとってかけがえのない存在だったか、痛いほど感じました。いつまでも寂しがってばかりいられない。孝太郎さんの国会復帰のために全力を尽くす決意です。
(日本共産党参院議員)

(兵庫民報2019年8月11日付)

劇団昴『アルジャーノンに花束を』:神戸演劇鑑賞会8月例会


作者・ダニエル・キイス(一九二七~二〇一四年)がSF小説として一九五九年に発表。たちまちベストセラーになった。SFの手法を取りながら、登場人物の心象風景を鮮やかに浮き上がらせ、フィクションを感じさせない作品。時代を貫く普遍的なテーマが奥底に流れ、その時代、時代に生きている人達の心に届く作品です。劇団昴では、一九九〇年の初演から四百回のステージに迫る上演回数を記録。二〇一七年にキャストを一新し、今回はこれまでの公演で一番若いチャーリイ・ゴードン(町屋圭祐)を迎えての舞台になります。
主人公チャーリイは並の知能を持っていない。けれど、お人好しで、心優しい。パン屋で働いている。時には失敗も犯しながらみんなに好かれている。ある日、大学の偉い先生から〝頭をよくしてくれる話〟が持ち込まれた。そのテストの日、彼は一匹のネズミ〝アルジャーノン〟と迷路のゲームの末、負けてしまう。チャーリイは、アルジャーノンのようになりたいと懇願し、人類初の実験台に選ばれる。手術の結果、チャーリイは天才に生まれ変わった。そして…。
舞台は、登場人物に照明を素速く当て変えて、人物の動きにスーピド感を出し、場面転換を図るなど工夫。そして、舞台全体を包む人間に対する〝愛〟に溢れている。感動の舞台です。
―小谷博子

劇団昴公演 『アルジャーノンに花束を』

原作=ダニエル・キイス 脚色・演出=菊池准(演劇企画JOKO)、出演=町屋圭祐、宮本充、金子由之、槙野萌美ほか/①8月30日(金)18時30分②8月31日(土)13時30分/神戸文化ホール中ホール/会員制(入会時に入会金1,000円と月会費2カ月前納)、月会費3,500円(大学生2,000円、中高生1,000円)/Tel. 078‐222‐8651、Fax078‐222‐8653

(兵庫民報2019年8月11日付)

みんぽう川柳〈七月〉「雲」

選者 島村美津子

特 選

年金よ老後を守る雲の峰
 神戸市 片山正信

【評】「減らない年金へ」共産党のお話に耳を傾けてみましょう、減り続ける年金に不安を募らせるとき「雲の峰」が希望のように湧き上がって来ます。
アベさんやアソウさんたちは、次の年金までどうして食いつなごうかと必死の人々の苦しみを微塵も分かってはいない、いや分かろうともしない、二千万問題も、私たちの積立金が大企業やお金持ちにばかりまわされていることも。
揚句に限らず今回は「雲」をうまく使われています、特選にしたい句がいっぱいです。

入 選

改憲ノー雲の返しが吹く叫び
 神戸市 長尾粛正

容赦なく地面を叩く積乱雲
 神戸市 長沼幸正

改憲の黒雲ふきとばす風あらた
 尼崎市 富田明美

雨雲を突き破り差す陽の光
 明石市 大西照美

二千万円竜巻き起こる日本中
 神戸市 山本尚代

二千万我の人生雲の上
 明石市 川路政行

隠れる雲さがしていますウソがばれ
 神戸市 小林尚子

ひこうき雲くっきり急ぐお洗濯
 神戸市 玉山歳子

優しかった母さん今は雲の上
 神戸市 藤田幸子

風任せ雲の如くに生きるまい
 神戸市 梶山洋枝

入道雲背泳ぎの目に飛び込んで
 神戸市 塩谷凉子

明日は晴れ被災の街のあかね雲
 尼崎市 中内眞佐子

暗雲の中に一矢を又一矢
 神戸市 松尾美恵子

白い雲父母といた日の青田あり
 神戸市 田原菊代

(兵庫民報2019年8月11日付)

亀井洋示「家計直撃」


兵庫民報2019年8月11日付)

観感楽学

日本政府が輸出管理の手続きを簡略化する優遇措置の対象国、いわゆる「ホワイト国」から韓国を除外することを決定したとニュースで聞きました▼もう十年以上前、日本のメーカーが開発したあるシステムを韓国の企業向けに改造する仕事がありました。私はメーカーの人たちと厳しいスケジュールのなか作業を終わらせ韓国へ出荷しました。メーカーの方からは短期間に高品質な製品を納品できたと高評価をもらう嬉しいプロジェクトでした▼ところが、数年後にその韓国の企業はそのシステムの完全複製版を造り販売していたということを聞きました。「裁判になるだろう」と聞きましたが、後味の悪い思い出です▼しかし、別のプロジェクトで数人の韓国人との仕事で韓国への印象が変わりました。日本語も流暢で感じの良い人たちでした。いろいろと話をして一緒に仕事をすると何ら問題もなく、むしろ楽しかった思い出となっています。日本政府にも韓国政府と冷静な話し合いで解決をお願いしたいと思います▼ただ、当時、その一人に「日本に来る前は軍隊にいた」「韓国では男子はみんな軍隊に一度は入る徴兵です」とサラッと言われたことが衝撃でした。(ふ)

(兵庫民報2019年8月11日付)

東灘憲法共同センター第五回総会&記念講演会:未来を見据え、若い人とともに


八月三日、東灘憲法共同センターは第五回総会を開催しました。総会に先立ち「憲法改定を許さない運動は正念場」と題して、神戸女学院大学教授の石川康広さんによる記念講演も行われました。
石川さんは、今回の参院選を振り返って、自民・公明・維新だけでは改憲発議はできなくなったこと、自公は大幅に得票数を減らしていることなどに注目、同時に野党共闘の成果を詳しく解明し、野党と市民の共闘の具体例を紹介しました。
二〇一六年の参院選から始まった野党共闘の経緯を振り返る中で、ジグザグはあっても着実に前進している事実を振り返りながら、今後の方向性として、①安倍暴走政治を打ち破る土台は三千万署名であること②様々な要求実現の運動と結びつけること③総選挙を展望し野党連合を地域から作ること④秋の臨時国会で憲法審査会を動かさないたたかいが重要であること―などを訴えました。
そのためにも広範な無党派層、とりわけ若い世代へのアプローチの重要性を強調しました。
若い世代に「社会は変えられる」という展望を示すうえで、国連幸福度ランキングで三年連続第一位のデンマークの現状を紹介。デンマークでは教育費、医療費が全額無料、最低賃金も日本のほぼ二倍、貧困率も世界最低レベルにあることなど、「地球の裏側で現実に存在している国」を取り上げ知らせ、とりわけ若い世代に対しては、SNSによる情報の共有・拡散が有効であることを力説しました。

(兵庫民報2019年8月11日付)

日付順目次