二〇一九年七月二十三日 日本共産党兵庫県常任委員会
第二十五回参議院議員選挙にあたり、日本共産党と金田峰生選挙区候補にご支持を寄せられたみなさん、ともに奮闘していただいたすべてのみなさんに心から感謝申し上げます。
選挙の結果、日本共産党は比例代表選挙で四議席、選挙区選挙では東京、京都、埼玉で勝利し、七議席(改選比一減)を確保しました。三十二あるすべての一人区で野党が候補者を統一してたたかい十選挙区で勝利しました。自民・公明・維新などの改憲勢力が改憲発議に必要な三分の二議席を割ったことは市民と野党の共闘の大きな成果です。
兵庫県では比例代表選挙で十七万九千八百六十票を獲得。二〇一七年総選挙の比例票を百三十五票上回りました(得票率は〇・一一%増)。選挙区選挙では金田峰生候補が十六万六千百八十三票を獲得しましたが、議席には及ばず悔しい結果となりました。
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今回の選挙で日本共産党は、消費税に頼らない財源を示し、働き方、教育・子育て、社会保障を充実する提案、減らない安心の年金制度の実現を呼びかけました。また憲法九条改悪に反対し、ジェンダー平等社会の実現を訴えました。これらの政策には県下の多くの有権者のみなさんから共感が寄せられました。また県内でも、市民と野党の共闘を追求する中で、多くの新しい絆、新しい信頼関係が発展したことは、今後につながる大きな財産です。
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日本共産党兵庫県委員会は、選挙中にかかげた公約の実現にとりくむとともに、党内外のみなさんのご意見にも耳を傾け、今後の活動に生かしていきます。選挙戦の成果を確信に、悔しさをバネに、〝どんな情勢のもとでも前進できる力をもつ党〟〝共闘にとりくみながら、党躍進にとりくむという二重の責任を果たせる党〟をつくる仕事にとりくみます。次期総選挙に向けた新しい前進を切りひらくために全力をつくす決意です。
(兵庫民報2019年8月4日付)