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2019年4月28日日曜日

米軍オスプレイ飛行訓練中止を:日本共産党県議団が知事に申し入れ


日本共産党兵庫県議団は四月二十二日、井戸敏三知事に対し「オスプレイの飛行訓練中止を求める」申し入れを行いました。一日にMV22オスプレイが大阪国際空港(伊丹空港)に緊急着陸、八日にはCV22オスプレイの三田上空通過が目撃されたことを受けてのものです。
県議らは――アメリカでは市街地で飛ぶのが禁止されているのに、日本では飛びたい放題。県内を勝手に飛び回られては県民の命が脅かされる。二〇一二年のオスプレイ配備の時には、党県議団などの要請ふまえ、知事名で防衛大臣に〝県民への影響がない対応をとるよう働きかけること〟を防衛大臣に要請しているが、今回、懸念した影響がでている。事態をふまえ、県として、厳しく国と米軍に抗議し、オスプレイ飛行中止と、移動は可能な限り水上とするという日米合同委員会合意の遵守を国に求め、県としても、飛行情報など事前につかみ、ホームページで周知する――など具体的な対応を求めました。
対応した企画県民部長は、知事も危険性は認識しているとし、「今日の訴えを知事にも伝え、対応を検討したい」と答えました。県議団として引き続き追及していきます。

(兵庫民報2019年4月28日付)

金田峰生「勝つまで負けないでがんばります」

連載エッセイ10

厳しい闘いだった統一地方選挙、衆議院補欠選挙でご支援頂き、ありがとうございました。あらためて御礼を申し上げます。
沖縄三区での屋良朝博氏圧勝を共に喜びたいと思います。
大阪12区の宮本たけし氏落選は悔しい結果ですが、本気の野党共闘へ向けての重要な経験となりました。
県内選挙結果も厳しいものがありますが、姫路市議選で一議席増を果たせ、宝塚市、西宮市、芦屋市、播磨町いずれでも新旧交代に成功したことは朗報です。
国民健康保険料大幅引き下げや、「医療費窓口負担無料化」「介護保険制度改善」などに共感が広がると共に、私たちの財源論に一定の理解と賛同が得られたことと相まって、「消費税増税」について政府内に動揺が広がり、増税中止の可能性が高まりました。
安倍政権による憲法改定阻止の闘いは、いよいよこれからが正念場です。
この間、伊丹空港へのオスプレイ緊急着陸、「忖度政治・国政私物化」、日米貿易交渉、原発促進の財界発言…と重大な問題が相次いで起こりました。どれも曖昧にさせてはならない問題です。
今度は参議院選挙。成功も失敗も教訓をしっかりと生かし、さらに気を引き締め、死力を尽くして勝利をめざします。
今回惜しくも落選となった候補者のみなさんの心中はいかばかりかと思います。私も胸に鉛を撃ち込まれたようなこころもちです。
けれどまた前を向いて歩きだそうとしている姿に、革命家の心意気を見る思いもしています。
私も、勝つまで負けないでがんばります。
(参院兵庫選挙区予定候補・日本共産党国会議員団兵庫事務所長)

(兵庫民報2019年4月28日付)

山下よしき「宮本さん、ありがとう」

連載エッセイ15

すばらしい友をもちました。衆院大阪12区補欠選挙に無所属で出馬し奮闘された宮本たけしさん。ともに青年運動に取り組んだ三十年来の仲間です。
よく知られるように、国会で森友事件を真っ先に取り上げ、徹底した調査と論戦で安倍首相を追い込み、籠池氏、佐川氏の証人喚問を実現したのが宮本さんです。その宮本さんが、衆議院議員の職を辞し退路を断って、そのうえ「共産党」の看板も外して無所属で出馬したココロはなにか。
ただただ、安倍政権を倒す本気の野党共闘をつくるため、日本の政治を変えるためでした。誰もやったことのない勇気ある決断です。
宮本さんの覚悟と行動にこたえ、出発式から「宮本さんを一人でたたかわせるな」と立憲民主、国民民主、社民、自由、共産と、すべての野党の代表が駆けつけ、日に日にその輪が広がりました。市民連合の呼びかけにこたえ、全国から千人を超えるボランティアが集まりました。
結果は残念でしたが、市民と野党の共闘は大きく動き始めました。渦が広がり始めました。三カ月後の参議院選挙に向けて、全国でさらに大きく渦を広げ、安倍政治を終わらせる基礎を築いてくれました。
前例のない挑戦を見事にたたかいぬかれた宮本さん。記者からの「笑顔ですがすがしい表情が印象的ですが、どうしてですか?」の問いに「野党共闘で希望ある政治をつくる。この決意には結果にかかわらず一点の迷いもなかった」。本当に誇らしい友です。
(党副委員長・日本共産党参院議員)

(兵庫民報2019年4月28日付)

原発をなくす尼崎の会第五回総会

原子力発電と石炭火力発電―二つのたたかい

同会事務局員 松岡宗治

原発をなくす尼崎の会は第五回総会を四月二十日、尼崎市女性センタートレピエで開きました。
今年の総会では、前半にお二人の方から報告をしていただきました。

◎原発さえなければ


お一人目は、宮城県からの避難者・伊藤貴子さん。伊藤さんは次のように語られました。
――夫の治療のためと原発からの避難のための二度も避難生活をすることになった。「避難」とは過酷であり、他の人にすがるしか生きていけないものということを実感した。
福島第一原発から八十キロメートルに実家があり、娘が原発爆発直後に鼻血を出した。その後すぐに、偶然三席がキャンセルになった飛行機で、巡り巡って伊丹空港に到着したら、「花が咲いている、助かったぁ」と思った。
また阪神・淡路大震災を経験されている方々の温かさを感じてきた。
半年後、夫のために取っていた介護休暇が切れて帰ったら、除染が全然進んでなく、集団訴訟を起こした。原発さえなければ自然災害だけですんでいるのに。
訴訟でお金が欲しいのではない、原発を止めること、そして被災者の生活や財産、再建の目途、職業などを守るための法整備をすることです。―
伊藤さんが原告として参加されている「原発賠償ひょうご訴訟」の次回の期日は五月十六日(木)午後二時から神戸地方裁判所一〇一号法廷で開かれます。同席された野田弁護士からも、「傍聴者の温かいご支援が力になります」と呼びかけがありました。

◎エネルギー政策の大転換を


お二人目は、石炭火力発電中止裁判原告の廣岡豊さん。廣岡さんは次のように語られました。
地球温暖化の原因がCO2であるにもかかわらず、安倍政権のエネルギー政策は「原発と石炭火力を主力電源」としている。今世紀末にCO2をゼロにするためには大きな転換が必要だ。
神戸製鋼の石炭火力発電所から一キロメートル以内に保育園や小中学校もある。そんな所に増設しようとしている。二〇一七年から公害調停を始めたが、神戸製鋼は調停手続きを無視する形で着工への手続きを行ったことから、昨年九月、建設・稼働などの差し止めを求め神戸製鋼所と関西電力に対する民事訴訟を神戸地裁に提訴。十一月には環境影響評価書の確定通知の取消し及びCO2排出規制を求め、国を相手に行政訴訟を大阪地裁に提起した。
民事訴訟の第三回期日は五月二十八日午後三時、神戸地裁一〇一号法廷で、行政訴訟の第三回期日は七月三日午後三時、大阪地裁二〇二号法廷で。ぜひ傍聴をお願いします。――と訴えました。
総会には三十数名が参加され、風評被害の実態や水素ガスについての質問、また事務局の提案に対して今後の宣伝活動のあり方など活発な意見が出されました。
また、この総会で一団体と個人二名の会員が増えました。

(兵庫民報2019年4月28日付)

神戸映サ5月例会『夜明けの祈り』

絶望のなか、灯り見いだし


人間は心と身体に生涯忘れられない痛みを負った時、何を支えにそれからの人生を生きていくのでしょうか?
映画『夜明けの祈り』第二次大戦後末期に起こったソ連兵によるポーランド修道女への性暴力事件を題材にしていますが、具体的な描写はありません。作品は史実を素に女性監督自身の視点で、突然の悲劇に遭った若き修道女たちのそれからと彼女たちを献身的に見守り、悩みながらも暗闇の中でひとすじの灯りとなるべく活動するフランス赤十字の若き女性医師マチルドを主人公にモノトーンと静寂、透明感を見る者に強く印象付けながら進んでいきます。
映画の中ではシスターマリアが信仰について自身の言葉で語る場面、戦時下の赤十字の役割、ポーランドとユダヤ人、修道院と地域との関係などわたしたちが知らない世界をこの作品は見せてくれます。また絶望の中から灯りを見いだし生きる力とする人間の強さも見せてくれる作品となっています。
―松本正憲(神戸映画サークル)

映画『夜明けの祈り』
2016年/フランス・ポーランド合作/115分、監督:アンヌ・フォンテーヌ/5月17日(金)①11時②14時③19時/5月18日(土)①11時②14時③18時/神戸アートビレッジセンターKAVCホール/一般当日1,700円(前売1,300円)、シニア・障がい者・大学生以下1,300円/☎078‐371‐8550、URL http://kobe-eisa.com/



(兵庫民報2019年4月28日付)

ひなたぽっころりん〈639〉

(兵庫民報2019年4月28日付)

観感楽学

久しぶりに松本清張を読んだ。『天保図録』(文庫全五冊)という水野忠邦を中心とする「天保政治の実相を描く時代長編」というのが裏表紙の宣伝文句。内容のことはさておいて、驚いたのは文中に知らない単語が次々に出てくること。陰私・私曲・荷察・青楼……▼この小説は一九六二~六四年、週刊朝日に連載されたものが単行本となり文庫本として発刊された。当時の大人たちはこれらの言葉を容易に理解していたのかと思うとなぜかため息が出る▼単語のみならず、初めてお目にかかる言い回しもいくつか。その一つに「衆口、金をとかす」というのがあり、ため息ばかりついておられないので大漢和辞典で調べてみた。「衆心は城を成し、衆口は金をとかす」と中国・春秋時代の歴史書にすでに出てくる。人びとの心が一致すれば城のように堅固となり、無責任なうわさは金石=正しいことも破壊してしまうという意味▼せっかく大漢和辞典を引っ張ってきたのだからとおもい「令和」も調べる。中国で使われた字(男子元服後、実名にかえて通用させた名前)とあり、万葉集以前に活躍した中国人名の例も記載。なるほど、ため息で終わってはならない。(T)

(兵庫民報2019年4月28日付)

統一地方選挙の結果について

二〇一九年四月二十三日   日本共産党兵庫県委員会

二十一日投開票で行われた統一地方選挙後半戦で、日本共産党は九市二町で三十二人の候補者を擁立し、二十五議席を獲得しました。四月七日投開票の兵庫県議選・神戸市議選挙に続き、ご支援をいただいた「しんぶん赤旗」読者、後援会員のみなさん、日本共産党に期待を寄せていただいた市民のみなさん、全県の党支部と党員のみなさんのご尽力に心から敬意と感謝を申し上げます。
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統一地方選挙の前半・後半を通じて、日本共産党は、消費税増税中止、国保料引き下げ、憲法九条擁護と、福祉の増進をすすめる自治体への転換・前進を基調にすえた論戦をすすめました。この論戦は広く有権者の心をとらえ、日ごとに熱い期待が寄せられ、ついに政府与党内でも、消費税増税の延期を口にせざるを得ない状況を作り出しました。
宣伝戦・組織戦では、二〇一七年総選挙の得票を出発点に、「現有議席確保も容易ならざる情勢」のもと「絶対に共倒れをつくらない」ことを重視してたたかいました。
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兵庫県議選では、どの選挙区も大激戦のなか、現有五議席を守り抜いたことは重要な成果でした。一方、自民党は単独過半数に届きませんでした。尼崎、東灘、姫路で党候補が安倍自公政権の補完勢力である維新候補に競り勝ち、宝塚でも得票で上回って勝利したことも大きな意義がありました。
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神戸市議選では、東灘区で現有二議席を守りましたが、参院選をにらみ各党がしのぎをけずる大激戦の中で、中央区、北区、垂水区で競り負け、現有議席を確保できず三議席の後退となりました。街頭の反応は強かったものの、四年前に比べて対話・支持拡大が下回り、確実に得票に結びつけられないまま、得票を減らし議席を失う選挙区を生んだことは残念です。
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後半の市議・町議選挙でも、各選挙区で大接戦・大激戦が展開されました。その中でわが党は、姫路市で一議席増、宝塚市、芦屋市、三木市、小野市、相生市、播磨町で現有議席を確保、全体で五人の新人議員が誕生しました。伊丹市・西宮市では、ともに二人の現職が落選。明石市では現有二議席を確保するも新人は及ばず前回比で一議席減、太子町は議席空白となりました。
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多くの選挙区で共通して痛感させられているのは、自力の不足から必要な手立てを尽くせない状況があったことです。次のたたかいに向けて、本格的な世代的継承と党の自力づくりをすすめる決意です。今回の選挙結果について、今後、党内外のみなさんのご意見をいただきながら総括を深めます。
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後半戦と同時にたたかわれた衆院補欠選挙では、沖縄3区でオール沖縄の屋良朝博候補が自民党候補を打ち破って勝利し、大阪12区では宮本岳志候補が敗れたものの、市民と野党の共闘の今後の発展にとって大きな財産をつくるものになりました。
こうした成果も確信とし、目前に近づいた夏の参院選挙で、兵庫で比例四十六万票の獲得、選挙区で金田峰生国会議員団兵庫事務所長の勝利をかちとるために、新たな前進を開始することをお誓いし、引き続いてのみなさんのご協力とご奮闘をお願いいたします。

以上

(兵庫民報2019年4月23日付)


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