いま県内各地で日本共産党の国会議員らが「くらしに希望を」「政治をかえよう」と精力的に訴えています。大要を一、四面で紹介します(文責編集部)。
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訴える(左から)山下副委員長、林まさひと神戸市議候補、川村すすむ県議候補、森田たき子神戸市議候補(市議・県議候補は神戸市西区選挙区) |
安倍さんが狙っている九条改憲はあかん――その平和の願いを日本共産党に託してください。安倍さんは、憲法九条に自衛隊を書き込むと表明しました。その狙いはっきりしています。いま憲法九条に縛られている自衛隊を解き放って、海外で無制限に戦争できる自衛隊に変えることです。
安保法制=戦争法が四年前に強行されました。自衛隊がアメリカといっしょに海外にでられるようになりましたが、何をやってもいいのではないのです。どっこい九条は生きています。無制限の海外での武力行使はできないのです。安倍さんは、これを何とかしたいと思い、自衛隊を九条に書けば、九条二項は死文化するから、自由に戦争できるようになる――これがいちばんのねらいです。海外で戦争する日本になって、戦場に行くのはだれでしょう。安倍総理でも、自民党、公明党の国会議員でもありません。戦場に行くのは、日本の若者です。
今年になって安倍総理は、〝自衛隊募集に自治体が協力しないのはけしからん。だから憲法に自衛隊を書き込む〟と言い始めました。防衛大臣は、名簿など資料の提供を求めることができるとされているだけで、自治体に提出する義務はありませんと答弁。だから、自治体は、個人情報保護などの観点から対応しているのです。地方自治がありますから。
これを〝けしからん〟というのは、十八歳になった若者の情報を有無をいわさず、自治体から出させるというのが狙いではないのか――私の国会質問に安倍さんからは、これを否定する答えはありませんでした。私たちの子や孫が十八歳になれば、自動的に自衛隊に名簿が提出される。若者を海外の戦場にかりだすようなしかけをつくらせるわけにはいきません。どうか反戦・平和の党、日本共産党に平和の願いを託してください。憲法九条を守ろう、その願いを託してください。(三十一日)
(兵庫民報2019年4月7日付)