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2019年6月16日日曜日

安倍官邸と板野専務理事の返り咲き

メディアを考えるつどいで元NHK職員二人が内実を語る


「緊急集会! NHK を支配するのはだれか 安倍官邸とNHK人事の怪 板野氏の専務理事〝返り咲き〟と野望」と題する集会を「NHKとメディアを考える会(兵庫)」(共同代表=貫名初子・長尾粛正両氏)の主催で六月九日、神戸市内で開催。会場一杯の百五十人近くの会員等が詰め掛けて、元NHKの職員二人による白熱した講演に耳を傾けました。
最初に講演に立ったのは元プロデューサーの永田浩三武蔵大学教授で、永田さんは、実は問題となっている板野裕爾専務理事とは「同期入局」の友人であり、友人のマイナス面を紹介するのは心苦しいがと断りつつ、NHKの内部事情を語りました。板野氏は「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターを「降板」させた張本人で、局内では軽蔑・冷笑を浴びていたこと、安倍官邸にへつらう集団と板野氏の猟官運動が、板野氏の専務理事返り咲きの要因ではないかとの見方を示しました。
元ディレクターで、現在「ふくしま市市民連合」の共同代表でもある根本仁さんは、NHK在職時の組合(NHK労組「日放労」)の活動などを紹介する中で、特に一九八二年の春闘を取り上げ、このとき「労使協調路線」へと日放労が方針を大転換したことが、組合の闘う姿勢を失わせることになり、今日のNHKの失態を招いている、と厳しく批判しました。
集会の最後に、主催者から「活動報告と呼びかけ」を行い、その中で、NHK番組「ニュースウオッチ9」のモニター結果で、スポーツ番組が一番長かったとの報告を行うとともに、今後NHKに対して積極的に意見の発信を行うことを呼びかけ、NHKや民放各局の連絡先を記したシールを配布しました。
―浪本勝年(同会世話人)

(兵庫民報2019年6月16日付)

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